JPH0526996U - パンタグラフ式ジヤツキ - Google Patents
パンタグラフ式ジヤツキInfo
- Publication number
- JPH0526996U JPH0526996U JP6510691U JP6510691U JPH0526996U JP H0526996 U JPH0526996 U JP H0526996U JP 6510691 U JP6510691 U JP 6510691U JP 6510691 U JP6510691 U JP 6510691U JP H0526996 U JPH0526996 U JP H0526996U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- connecting pins
- lower arms
- insertion hole
- base member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パンタグラフ式ジャッキにおいて、ジャッキ
の操作性や組付作業性を低下させたり重量を大幅に増大
させたりすることなく、偏荷重に起因するイコライザの
噛合歯の噛合ずれを防止する。 【構成】 一対の連結ピン18,20まわりの回動可能
にベース部材12に連結されるロアアーム22,24の
内側において、軸心が平行な一対の嵌合部64,66を
有する拘束部材62を連結ピン18,20に跨がって配
設してその連結ピン18,20を嵌合部64,66内に
挿通させ、それら連結ピン18,20の平行度を規制す
ることにより、ジャッキに偏荷重が作用した場合におい
ても、イコライザ56,58の噛合歯54の噛合ずれの
原因となる連結ピン18,20の変位を阻止するように
した。
の操作性や組付作業性を低下させたり重量を大幅に増大
させたりすることなく、偏荷重に起因するイコライザの
噛合歯の噛合ずれを防止する。 【構成】 一対の連結ピン18,20まわりの回動可能
にベース部材12に連結されるロアアーム22,24の
内側において、軸心が平行な一対の嵌合部64,66を
有する拘束部材62を連結ピン18,20に跨がって配
設してその連結ピン18,20を嵌合部64,66内に
挿通させ、それら連結ピン18,20の平行度を規制す
ることにより、ジャッキに偏荷重が作用した場合におい
ても、イコライザ56,58の噛合歯54の噛合ずれの
原因となる連結ピン18,20の変位を阻止するように
した。
Description
【0001】
本考案はパンタグラフ式ジャッキに係り、特に、互いに噛み合わされた噛合歯 から成るイコライザ機構を備えて荷受マウントを略垂直に昇降させる形式のパン タグラフ式ジャッキの改良に関するものである。
【0002】
車両等を一時的に持ち上げる簡易手段としてパンタグラフ式ジャッキがある。 その一種に、(a)互いに平行な一対の縦壁を有するとともに、その一対の縦壁 に同心にそれぞれ形成された一組の第1挿通孔を、各々の軸心が水平且つ互いに 平行となる位置に二組備えたべース部材と、(b)一対の側壁を有して略コの字 型の横断面形状を成すとともに、一端部においてその一対の側壁に同心にそれぞ れ形成された一組の第2挿通孔をそれぞれ備えた一対のロアアームと、(c)そ の一対のロアアームの前記一端部がそれぞれ前記ベース部材の一対の縦壁間に位 置させられ、且つ前記第2挿通孔の軸心と前記第1挿通孔の軸心とが一致させら れた状態で、それら第1挿通孔および第2挿通孔内に挿し通されることにより、 上記ベース部材にその一対のロアアームの一端部をそれぞれ回動可能に連結する 一対の連結ピンと、(d)前記一対のロアアームの他端部にそれぞれ一端部が回 動可能に連結されるとともに他端部が荷受マウントに回動可能にそれぞれ連結さ れた一対のアッパアームと、(e)前記ロアアームおよびアッパアームの一対の 連結部に跨がって配設されたねじ軸と、(f)前記一対のロアアームの一端部に おいて前記第2挿通孔の軸心を中心とする円弧に沿ってそれぞれ設けられた噛合 歯から成り、その噛合歯の噛合いにより上記一対のロアアームを均等に回動させ るイコライザ機構とを含んで構成され、前記ねじ軸が回動操作されることにより 前記一対の連結部を接近離間させて前記荷受マウントを略垂直に昇降させる形式 のパンタグラフ式ジャッキがあり、例えば車両携帯用のジャッキとして従来から 広く用いられている。
【0003】
かかる形式のパンタグラフ式ジャッキを用いて、例えばタイヤ交換を行うなど のために自動車を片側から持ち上げる場合、車体は反対側の車輪接地点を中心と する円弧軌跡を描こうとするため、荷受マウントには垂直荷重だけでなく車体側 に向かう水平荷重も加えられる。このため、ジャッキの設置方向によって変化す る不特定な偏荷重がアーム部材やベース部材に作用し、特にロアアームとベース 部材とを連結している一対の連結ピンが第1挿通孔および第2挿通孔を介して比 較的大きな力でこじられる。このような力の作用により、ベース部材が変形して 一対の連結ピンが相互にねじれの位置に位置する状態に変位させられ、これに起 因してイコライザ機構の噛合歯が噛合ずれを起こすことがあり、その噛合歯や連 結ピンまわりの各部に損傷をきたすという問題があった。
【0004】 これに対し、パイプ状のカラーや板状のスペーサを介挿してロアアームの側壁 とベース部材の縦壁とを密着させることにより、ベース部材を補強する対策が考 えられているが、そうするためには連結ピンのカシメを強固にする必要があり、 結果的にアーム部材の回動抵抗の増大を招いてジャッキの操作性が低下するとと もに、ジャッキの組付作業性が悪くなるなどの不都合があった。また、ベース部 材の板厚を厚くして高強度とすることも考えられるが、その場合にはジャッキ重 量が大幅に増大して好ましくないのである。
【0005】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 ジャッキの操作性や組付作業性を低下させたり重量を大幅に増大させたりするこ となく効果的に噛合歯の噛合ずれを防止することにある。
【0006】
かかる目的を達成するため、本考案の要旨とするところは、前記(a)ベース 部材と、(b)一対のロアアームと、(c)一対の連結ピンと、(d)一対のア ッパアームと、(e)ねじ軸と、(f)イコライザ機構とを含んで構成され、前 記ねじ軸が回動操作されることにより前記一対の連結部を接近離間させて前記荷 受マウントを略垂直に昇降させる形式のパンタグラフ式ジャッキであって、(g )軸心が互いに平行な略円筒状を成して前記一対の連結ピンをそれぞれ貫通させ る一対の嵌合部を備え、前記一対のロアアームの一対の側壁の内側において上記 一対の連結ピンに跨がって配設され、それら一対の連結ピンの平行度を規制する 拘束部材を有することにある。
【0007】
上記パンタグラフ式ジャッキにおいては、ベース部材に連結されている一対の ロアアームの一対の側壁の内側において拘束部材が一対の連結ピンに跨がって配 設されることにより、軸心が互いに平行な略円筒状を成すその拘束部材の一対の 嵌合部内を上記一対の連結ピンがそれぞれ貫通した状態とされる。このため、ロ アアームにより一対の連結ピンをこじるように大きな力が作用させられても、そ れら一対の連結ピンの平行度が上記拘束部材によって規制され、それらが互いに ねじれの位置の関係に変位することが阻止される。
【0008】 これにより、イコライザ機構の噛合歯の噛合ずれが回避され、噛合歯や連結ピ ンまわりの各部における損傷が防止される。この場合に、上記拘束部材は一対の 連結ピンの相対的な位置関係を規制するものであるため、この拘束部材をロアア ームの側壁に密着させたり、ロアアームの側壁とベース部材の縦壁とを密着させ たりする必要がなく、ジャッキの操作性や組付作業性が損なわれることがない。 また、拘束部材は一対の連結ピンの位置ずれを制限するだけの機能を備えていれ ばよく、ベース部材の板厚を全体的に厚くする場合に比較してジャッキを軽量に 構成することが可能である。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図3は本考案の一実施例である車両携帯用のパンタグラフ式ジャッキ10の使 用状態における斜視図である。図において、ベース部材12の互いに平行な一対 の縦壁14および16には、一対の連結ピン18および20を介して一端側がそ れぞれ連結された左右一対のロアアーム22および24がそれぞれ連結ピン18 ,20まわりの回動可能に配設されている。それら一対のロアアーム22および 24の他端側(図中上側)には左右一対のアッパアーム26および28の一端側 がピン30および32を介してそれぞれ連結されており、それらアッパアーム2 6,28の他端側(図中上側)には車載マウント34が連結ピン36および38 により回動可能に配設されている。これにより、上記4本のアームが伸縮可能な 菱形連鎖を形成している。ロアアーム22,24およびアッパアーム26,28 は略コの字型の横断面形状を有するようプレス加工等により曲げ成形されており 、アームとしての必要な強度が確保されている。ロアアーム24とアッパアーム 28との連結部には、ねじ軸40と相対回転可能且つ軸方向の移動不能に嵌合す るブロック42が上記ピン32によって回動可能に支持されている一方、ロアア ーム22とアッパアーム26との連結部には、ねじ軸40の雄ねじ部44と螺合 するナット46が上記ピン30によって回動可能に支持されている。したがって 、ねじ軸40のブロック42側の端末に設けられた係合部48に図示しない操作 部材が係合されてねじ軸40が回転操作されると、ブロック42とナット46と が接近離間されられ、荷受マウントに相当する車載マウント34が略垂直に昇降 させられる。
【0011】 次にパンタグラフ式ジャッキ10の下部および上部における各部材間の連結状 態を詳しく説明する。
【0012】 図1は、ベース部材12とロアアーム22および24との連結部を示しており 、連結ピン18,20と直角な断面図である。また、図2は、連結ピン18の軸 心と平行な断面図である。前記一対の縦壁14および16には、連結ピン18お よび20を挿し通すための同心の2つの挿通孔50が2組設けられており、ピン 位置に対応する2組の軸心j,kが水平且つ互いに平行となるように位置してい る。その一対の縦壁14および16の内側には、ロアアーム22および24の一 対の側壁22a,22bおよび24a,24bが位置させられており、それら側 壁22a,22bおよび24a,24bにそれぞれ同心に設けられた挿通孔52 が、上記縦壁14および16の挿通孔50と軸心が一致させられた状態で、前記 連結ピン18,20が挿し通されているのである。本実施例では、挿通孔50が 第1挿通孔に相当し、挿通孔52が第2挿通孔に相当する。
【0013】 側壁22a,22bおよび24a,24bの内側には、ロアアーム22および 24と同様に略コの字型の横断面形状を有するとともに上記挿通孔52の軸心を 中心とする円弧に沿って複数の噛合歯54を備えた一対のロアイコライザ56お よび58が配設されている。これら一対のロアイコライザ56,58は、ロアア ーム22,24と背部および側壁部を互いに密着させた状態で連結ピン18,2 0により一体化されており、組立状態において双方の噛合歯54が互いに噛み合 わされている。この噛合いにより、一対のロアアーム22および24の回動角度 を左右均等にするイコライザ機構としての機能が得られるようになっている。な お、ロアイコライザ56,58には、連結ピン18,20を貫通させる貫通孔6 0が、前記挿通孔52と同心に設けられている。
【0014】 そして、ロアイコライザ56および58の内側には、前記一対の連結ピン18 および20に跨がって拘束部材62が配設されている。拘束部材62は、その斜 視図を図4に示すように、軸心が互いに平行な円筒状を成して連結ピン18,2 0をそれぞれ貫通させる一対の嵌合部64および66を備えており、それら嵌合 部64,66が中間部68により相対移動不能に連結された状態に一体に形成さ れている。嵌合部64および66のそれぞれの内周面70および72は、連結ピ ン18および20の外径と略等しい内径を有しており、組立状態においてそれら 連結ピン18,20の平行度を規制する機能を備えている。このため、車載マウ ント34に加えられる水平方向の荷重に起因して不特定な偏荷重がロアアーム2 2,24やベース部材12に作用し、ベース部材12が変形して連結ピン18, 20が図5に示すように相互にねじれの位置に位置する状態に変位させられよう とする場合においても、拘束部材62によりそのような変位が阻止され、ロアイ コライザ56,58の噛合歯54の正常な噛合いが確保されるようになっている 。かかる拘束部材62は、例えばアルミニウム等の金属材料を押出し加工により 所定の断面形状に成形した後、一定の長さに切断する方法などにより製造される 。
【0015】 なお、拘束部材62は連結ピン18,20の軸方向において連結ピン18,2 0のかしめによる挾圧力を受け止めて全体的な剛性を高めようとするものではな いため、拘束部材62はロアイコライザ56,58を介してロアアーム22,2 4の側壁22a,22b,24a,24bに密着させられていない。また、それ ら側壁22a,22b,24a,24bとベース部材12の縦壁14,16との 間には図示しない僅かな隙間が設けられている。このため、ロアアーム22,2 4のベース部材12に対する回動抵抗が殆ど生じないとともに、これらの部材の 組付作業が容易に行われ得る。
【0016】 また、上記したように拘束部材62によって連結ピン18,20の平行度が規 制されるため、ベース部材12自体に変形を防ぐ剛性を持たせる必要がなく、ベ ース部材12をはじめとする構成要素が比較的軽量に構成されている。
【0017】 一方、図6は、アッパアーム26および28と車載マウント34との連結部を 示し、連結ピン36,38と直角な断面図である。また、図7は、連結ピン38 の軸心と平行な断面図である。略鞍型形状を成す車載マウント34には、連結ピ ン36および38を挿し通すための同心の2つの挿通孔74が2組設けられてお り、ピン位置に対応する2組の軸心m,nが水平且つ互いに平行となるように位 置している。その車載マウント34の内側には、アッパアーム26および28の 一対の側壁26a,26bおよび28a,28bが位置させられており、それら 側壁26a,26bおよび28a,28bにそれぞれ同心に設けられた挿通孔7 6が、上記車載マウント34の挿通孔74と軸心が一致させられた状態で、前記 連結ピン36,38が挿し通されている。なお、車載マウント34には、垂直な 軸まわりの回転可能に係合ブラケット78が取り付けられている。
【0018】 側壁26a,26bおよび28a,28bの内側には、アッパアーム26およ び28と同様に略コの字型の横断面形状を有するとともに上記挿通孔76の軸心 を中心とする円弧に沿って複数の噛合歯80を備えた一対のアッパイコライザ8 2および84が配設されている。これら一対のアッパイコライザ82,84は、 アッパアーム26,28と背部および側壁部を互いに密着させた状態で連結ピン 36,38により一体化されており、組立状態において双方の噛合歯80が互い に噛み合わされている。この噛合いにより、一対のアッパアーム26および28 の回動角度を左右均等にし、前記ロアイコライザ56,58のイコライザ機能と 相俟って、車載マウント34を一定の姿勢に維持したまま昇降させるのである。 なお、連結ピン36および38の挿し通される部分の直径は、前記連結ピン18 および20のそれと等しい。また、アッパイコライザ82,84には、連結ピン 36,38を貫通させる貫通孔86が、前記挿通孔76と同心に設けられている 。
【0019】 そして、アッパイコライザ82および84の内側には、前記一対の連結ピン3 6および38に跨がって拘束部材88が配設されている。拘束部材88は、軸心 が互いに平行な円筒状を成して連結ピン36,38をそれぞれ貫通させる一対の 嵌合部90および92を備えており、それら嵌合部90,92が中間部94によ り相対移動不能に連結された状態に一体に形成されている。この拘束部材88は 、前記拘束部材62と比較して軸方向の長さ寸法がやや短いという点のみ異なっ ている。嵌合部90および92のそれぞれの内周面96および98は、連結ピン 36および38の外径と略等しい内径を有しており、組立状態においてそれら連 結ピン36,38の平行度を規制する機能を備えている。これにより、拘束部材 88は、拘束部材62の場合と同様に、車載マウント34に加えられる水平方向 の荷重に起因して各部に不特定な偏荷重が作用した場合における連結ピン36, 38の変位を阻止し、アッパイコライザ82,84の噛合歯80の正常な噛合い を確保するようになっている。
【0020】 このように、本実施例のパンタグラフ式ジャッキ10においては、ベース部材 12に連結されている一対のロアアーム22,24の内側において拘束部材62 が一対の連結ピン18,20に跨がって配設され、拘束部材62の一対の嵌合部 64,66内を連結ピン18,20がそれぞれ貫通させられているため、ロアア ーム22,24により連結ピン18,20をこじるような力が作用させられても 、それら連結ピン18,20の平行度が拘束部材62によって規制され、それら が互いにねじれの位置の関係に変位することが阻止される。これにより、ロアイ コライザ56,58の噛合歯54の噛合ずれが回避され、噛合歯54や連結ピン 18,20まわりの各部における損傷が防止される。この場合に、拘束部材62 は一対の連結ピン18,20の相対的な位置関係を規制するものであるため、こ の拘束部材62をロアアーム22および24の側壁22a,22bおよび24a ,24bに密着させたり、側壁22a,22bおよび24a,24bとベース部 材12の縦壁14および16とを密着させたりする必要がなく、パンタグラフ式 ジャッキ10の操作性や組付作業性が損なわれることがない。また、拘束部材6 2は一対の連結ピン18,20の位置ずれを制限するだけの機能を備えていれば よく、ベース部材12の板厚を全体的に厚くする場合に比較してパンタグラフ式 ジャッキ10を軽量に構成することが可能である。
【0021】 また、車載マウント34に連結されている一対のアッパアーム26,28の内 側においても拘束部材88が一対の連結ピン36,38に跨がって配設されてい ることから、連結ピン36,38の平行度が拘束部材88によって規制され、ア ッパイコライザ82,84の噛合歯80の噛合ずれが回避される。これにより、 パンタグラフ式ジャッキ10の操作性および寿命が一層向上する利点がある。
【0022】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態 様で実施することもできる。
【0023】 たとえば、前述の実施例における拘束部材62,88に替えて、図8乃至図1 0に示す拘束部材などが用いられても良い。図8の拘束部材100は、上下に分 割された状態にプレス成形された2枚の半割体102がスポット溶接等により接 合されたものである。図9の拘束部材104は、1枚の板材を曲げ加工して略円 筒状の一対の嵌合部106,108と中間部110とが構成されたものである。 図10の拘束部材112は、管材から形成された一対の嵌合部114,116と 板材から形成された中間部118とが溶接されたものである。
【0024】 また、前述の実施例においては、車載マウント34に連結されている一対のア ッパアーム26,28の内側において拘束部材88が一対の連結ピン36,38 に跨がって配設されていたが、アッパイコライザ82,84を設けることなく1 本の連結ピンにてアッパアーム26,28および車載マウント34が連結されて いる場合は勿論、アッパイコライザ82,84を有する前記実施例と同様のパン タグラフ式ジャッキであっても、拘束部材88を省略することが可能である。
【0025】 また、前述の実施例においては、一対のロアアーム22,24と一対のロアイ コライザ56,58とがそれぞれ別体に構成され、噛合歯54の円弧中心を挿通 孔52の軸心に一致させた状態でそれらが一体的に組み付けられていたが、これ に替えて、ロアアームの一端部に噛合歯を一体に形成したものが用いられても差 支えない。このことはアッパアーム26,28とアッパイコライザ82,84に ついても同様である。
【0026】 また、前述の実施例は、係合ブラケット78を有する車載マウント34を備え た車両昇降用のパンタグラフ式ジャッキの場合であったが、他の荷受マウントを 備えて重量物を昇降させるパンタグラフ式ジャッキの場合にも本考案が適用され 得ることは勿論のことである。
【0027】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図1】図3のパンタグラフ式ジャッキの下部における
連結状態を説明する図であり、連結ピンと直角な断面図
である。
連結状態を説明する図であり、連結ピンと直角な断面図
である。
【図2】図3のパンタグラフ式ジャッキの下部における
連結状態を説明する図であり、連結ピンと平行な断面図
である。
連結状態を説明する図であり、連結ピンと平行な断面図
である。
【図3】本考案の一実施例であるパンタグラフ式ジャッ
キの使用状態を示す斜視図である。
キの使用状態を示す斜視図である。
【図4】図3の実施例における拘束部材の斜視図であ
る。
る。
【図5】図3の実施例における一対の連結ピンがねじれ
の位置に変位した状態を想定して示す図である。
の位置に変位した状態を想定して示す図である。
【図6】図3のパンタグラフ式ジャッキの上部における
連結状態を説明する図であり、連結ピンと直角な断面図
である。
連結状態を説明する図であり、連結ピンと直角な断面図
である。
【図7】図3のパンタグラフ式ジャッキの上部における
連結状態を説明する図であり、連結ピンと平行な断面図
である。
連結状態を説明する図であり、連結ピンと平行な断面図
である。
【図8】本考案のパンタグラフ式ジャッキにおける拘束
部材の他の態様を示す斜視図である。
部材の他の態様を示す斜視図である。
【図9】本考案のパンタグラフ式ジャッキにおける拘束
部材の他の態様を示す斜視図である。
部材の他の態様を示す斜視図である。
【図10】本考案のパンタグラフ式ジャッキにおける拘
束部材の他の態様を示す斜視図である。
束部材の他の態様を示す斜視図である。
10:パンタグラフ式ジャッキ 12:ベース部材 14,16:縦壁 18,20:連結ピン 22,24:ロアアーム 22a,22b,24a,24b:側壁 26,28:アッパアーム 34:車載マウント(荷受マウント) 40:ねじ軸 50:挿通孔(第1挿通孔) 52:挿通孔(第2挿通孔) 54:噛合歯 56,58:ロアイコライザ(イコライザ機構) 62,100,104,112:拘束部材 64,66,106,108,114,116:嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに平行な一対の縦壁を有するととも
に、該一対の縦壁に同心にそれぞれ形成された一組の第
1挿通孔を、各々の軸心が水平且つ互いに平行となる位
置に二組備えたべース部材と、 一対の側壁を有して略コの字型の横断面形状を成すとと
もに、一端部において該一対の側壁に同心にそれぞれ形
成された一組の第2挿通孔をそれぞれ備えた一対のロア
アームと、 該一対のロアアームの前記一端部がそれぞれ前記ベース
部材の一対の縦壁間に位置させられ、且つ前記第2挿通
孔の軸心と前記第1挿通孔の軸心とが一致させられた状
態で、該第1挿通孔および第2挿通孔内に挿し通される
ことにより、該ベース部材に該一対のロアアームの一端
部をそれぞれ回動可能に連結する一対の連結ピンと、 前記一対のロアアームの他端部にそれぞれ一端部が回動
可能に連結されるとともに他端部が荷受マウントに回動
可能にそれぞれ連結された一対のアッパアームと、 前記ロアアームとアッパアームとの一対の連結部に跨が
って配設されたねじ軸と、 前記一対のロアアームの一端部において前記第2挿通孔
の軸心を中心とする円弧に沿ってそれぞれ設けられた噛
合歯から成り、該噛合歯の噛合いにより該一対のロアア
ームを均等に回動させるイコライザ機構とを含んで構成
され、前記ねじ軸が回動操作されることにより前記一対
の連結部を接近離間させて前記荷受マウントを略垂直に
昇降させる形式のパンタグラフ式ジャッキであって、 軸心が互いに平行な略円筒状を成して前記一対の連結ピ
ンをそれぞれ貫通させる一対の嵌合部を備え、前記一対
のロアアームの一対の側壁の内側において該一対の連結
ピンに跨がって配設され、該一対の連結ピンの平行度を
規制する拘束部材を有することを特徴とするパンタグラ
フ式ジャッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6510691U JP2519478Y2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | パンタグラフ式ジャッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6510691U JP2519478Y2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | パンタグラフ式ジャッキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526996U true JPH0526996U (ja) | 1993-04-06 |
JP2519478Y2 JP2519478Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=13277317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6510691U Expired - Fee Related JP2519478Y2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | パンタグラフ式ジャッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519478Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP6510691U patent/JP2519478Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2519478Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5647683A (en) | Axle and tube yoke attachment | |
US7320645B2 (en) | Universal joint assembly for an automotive driveline system | |
US20020165031A1 (en) | Steering column shaft assembly having trunion pin retention features | |
US6311996B1 (en) | Suspension arm | |
US5529286A (en) | Jack | |
JP3725778B2 (ja) | 鋼管の継手構造 | |
CN104454956A (zh) | 作业车辆底盘铰接接头 | |
US5975497A (en) | Multipiece trunnion for a scissor type jack | |
JP6966628B2 (ja) | 動力伝達装置およびその製造方法 | |
JPS6196237A (ja) | 自動車補機駆動用電動機速度減速装置 | |
JPH0526996U (ja) | パンタグラフ式ジヤツキ | |
KR101726979B1 (ko) | 유니버설 조인트를 위한 조인트 요크 및 유니버설 조인트 | |
JPS60252590A (ja) | クレ−ン本体とブ−ムとの連結構造 | |
US11598416B2 (en) | Interlocking device for a transmission | |
JPH0420873Y2 (ja) | ||
JP4909148B2 (ja) | ブーム取付アダプタ | |
JPH1037973A (ja) | 自在継手の接続構造 | |
CN210461591U (zh) | 一种差速器总成 | |
US6016597A (en) | Apparatus and method for retaining bearing cups on a universal joint during lubrication | |
US5692732A (en) | Tubular D-shaped trunnion | |
EP1632419B1 (en) | Joint section between shaft and universal joint yoke | |
WO2012055207A1 (zh) | 用于整体式车桥的支撑轴及其制造方法 | |
JP4962236B2 (ja) | レバーの連結構造 | |
JP4647485B2 (ja) | トルクアーム式リヤサスペンション | |
JP2661365B2 (ja) | スペーサを用いた連結部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |