JPH0526885Y2 - - Google Patents

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JPH0526885Y2
JPH0526885Y2 JP1988040745U JP4074588U JPH0526885Y2 JP H0526885 Y2 JPH0526885 Y2 JP H0526885Y2 JP 1988040745 U JP1988040745 U JP 1988040745U JP 4074588 U JP4074588 U JP 4074588U JP H0526885 Y2 JPH0526885 Y2 JP H0526885Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高所に於いて所定の作業を行うマニピ
ユレータに必要とする工具、部品等を効率良く提
供できる工具箱を設けたマニピユレータ装備の高
所作業車に関するものである。
〔従来技術〕
従来の高所作業、例えば電力会社等が実施して
いる電線取り付け、電線の引き込み作業或いはト
ランス等の取り付け、交換作業等は高所作業車の
ブーム先端に装備したバケツトに作業員が搭乗し
て行つているのが一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、現在に於ける電力供給事情はコンピユ
ータ設備で代表されるように電力を利用する多く
の諸設備は停電が許されないものである。
従つて、上記の高所作業も活線状態下でもつて
行わなければならず、そのためバケツトに搭乗し
て行う高所作業は非常に危険である。
そこで、上記の問題を解消する手段として前記
バケツトにマニピユレータ等を装備した高所作業
車〔例えば特開昭61−11895号公報参照〕が開発
されているが、係る高所作業車は前記バケツトに
搭乗する作業員が装備したマニピユレータを操作
(遠隔操縦)して所定の作業を行うものであるか
ら、係るマニピユレータ装備の高所作業車も前述
したバケツトに搭乗した作業員が直接所定の活線
作業を行う場合に較べ、殊更に高圧作業域の危険
から解放されるとは言えない、バケツトが活線近
傍に位置するために危険は残る。
また、従来もブームの先端にマニピユレータの
みを装備し、該マニピユレータを地上に居る作業
員がマニピユレータを遠隔操作する方式の高所作
業車も開発されてはいるが、こうした方式のマニ
ピユレータは、前述の後方にバケツトを装備し、
該バケツトに作業員が搭乗して前方に位置するマ
ニピユレータを操作して高所作業を実施するもの
に比べて、高圧活線の間近に作業員が居ないこと
により、感電等の危険性は無いが、マニピユレー
タのグリツプに高所作業に応じた工具を装着する
場合、工具を交換する度毎にマニピユレータを地
面近くに下降させ、グリツプに所望の工具を装着
しなければ成らなかつた。従つて、マニピユレー
タに対する工具の着脱作業が非常に煩雑であり、
極めて作業効率が悪い等の問題を有していた。
〔考案の目的及び課題を解決するための手段〕
本考案は、前記した問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところはマニピユレー
タの近傍に工具箱を装備することによりマニピユ
レータを高所に上げた状態で工具を受け渡し可能
な高所作業車を提供することにあり、そのため
に、ブームの先端にベースを設け、このベースに
マニピユレータを装備した高所作業車において、
前記ベースに水平方向旋回可能に取り付けられた
アームと、このアームの先端部に取り付けた工具
箱と、前記マニピユレータ及びアームを移動して
マニピユレータにより工具箱の部材を出し入れさ
せる遠隔操作機構とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
上記のようにマニピユレータに併設して、水平
方向旋回可能な工具箱を装備した構成を採用した
ので、高所に位置するマニピユレータに対して必
要とする工具を迅速に提供することが可能にな
る。また、マニピユレータに装着する工具等の部
材の移送距離が短縮でき、作業効率の向上と、遠
隔操作により部材の受け渡し、活線作業の安全性
が向上する。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案に係るマニピユレ
ータ装備の高所作業車の一実施例を説明する。
第1図において、1は本考案に係るマニピユレ
ータ装備の高所作業車を示したものである。
2は車両キヤビンであり、該車両キヤビン2は
車体3の前方に設けられている。4は車体3の長
手方向に沿つて配設されたサブフレームであり、
該サブフレーム4の後部上方にはターンテーブル
5が立設される。6はターンテーブル5に基端を
枢支したブームであり、該ブーム6の先端にはベ
ース9が取り付けられ、このベース9にマニピユ
レータ7が装備される。
第2図a及びbは、上記マニピユレータ装備部
の斜視図であつて、前記マニピユレータ7の構造
は、ベース9に対して旋回可能に取り付けられた
肩部Aと、上腕部Bと、前腕部Cと、手(グリツ
プ)Dで構成されている。前記肩部Aと上腕部B
の基端間は第1の関節部Eで連結され、上腕部B
は肩部Aに対して垂直面内で揺動できるように構
成されている。また、前記上腕部Bの先端と前腕
部Cの基端間は第2の関節部Fで連結され、前腕
部Cは上腕部Bに対して垂直面内で揺動できるよ
うに構成されている。
また、前腕部Cの先端には工具を把持する手D
が装着されている。
そして、このマニピユレータ7は、第2図cに
示したように前腕部Cの先端に設けられた手(グ
リツプ)Dは、内蔵したモータ(図では省略)に
より水平面内で旋回できるように構成され、かつ
手(グリツプ)Dの先端には種々の工具Gを着脱
するための工具ロツク部H「本実施例ではエアー
によりロツク部が開閉し着脱できる方式の工具G
(例えば、インパクトレンチ、皮剥き機、圧着工
具等)」が設けられている。
前記マニピユレータ7の肩部Aは、前述したブ
ーム6の先端に下端を回動可能に立設した旋回軸
8の上端に配設した搭載ベース9の前端下面左右
に設けられ、肩部Aを含め第1の関節部E、第2
の関節部F、前腕部Cに内蔵された伸縮シリンダ
ー、手(グリツプ)Dに内蔵したモータの作動、
伸縮シリンダーの伸縮作動及び工具ロツク部Hの
開閉作動等は、サブフレーム4の片側側部に設け
た操作用キヤビン10内に設けた操作レバーの操
作により遠隔操作できるように構成されている。
ところで、操作レバーは、例えば本実施例では、
操作用キヤビン10内に装備したコントローラ
(遠隔操作機構)、即ち「肩部Aに内蔵したモー
タ、第1の関節部E、第2の関節部Fに設けたモ
ータ、前腕部Cに内蔵された伸縮シリンダー及び
手(グリツプ)Dに内蔵したモータ等の作動油圧
乃至作動エアー等をコントロールする手段」に設
けられたものである。
尚、前記マニピユレータ7の高所に於ける作動
の監視は搭載ベース9に装備したモニターカメラ
でなされ、該モニターカメラ(図では省略)でキ
ヤツチした信号は、前記操作用キヤビン10内に
装備したモニターT.V(図では省略)に送られ、
該モニターT・Vにて映し出され、このモニター
T・Vの映像を見て操作レバーを操作して所定の
高所作業がなされるように成つている。
また、前記マニピユレータ7を取り付けた搭載
ベース9の左右側部には、基端「この部分にはモ
ータ(図では省略)が内蔵されている。」を基端
軸11を介して搭載ベース9に枢支し、先端「こ
の部分にはモータ(図では省略)が内蔵されてい
る。」に先端軸12(揺動手段)を介して水平面
内で前後に遠隔操作自在な一対のアームJが設け
られ、該一対のアームJの前記先端軸12には工
具箱13a,13bが装備されている。
ところで、前記左右の工具箱13a,13b
は、第2図a及びbに開示した如く、箱の側面は
開放され、内部は上下複数段に仕切られ、各段の
収容部Xには各工具Gが収納されている。つまり
前記工具箱13a,13bを前方に揺動させてマ
ニピユレータ7の前方に位置させた後、マニピユ
レータ7の先端に設けた手(グリツプ)Dに工具
Gが容易に装着できるように収納されている。ま
た、前記工具箱13a,13bを装備した左右の
アームJは前記マニピユレータ7の手(グリツ
プ)Dが移動する範囲の作動範囲内、即ち、前記
マニピユレータ7により内部に収納した工具Gを
取り出し易い位置(搭載ベースの左右斜め前方位
置)と、マニピユレータ7の作動時にマニピユレ
ータ7と干渉しない位置(搭載ベース9の後方位
置)との間で移動できるように構成されている。
また、前記マニピユレータ7の手(グリツプ)
Dに装着される工具Gが、例えば油圧乃至エアー
等を動力原として作動するインパクトレンチ等の
場合は、手(グリツプ)Dで工具Gをロツクする
時、同時に手(グリツプ)Dに設けた油圧乃至エ
アー等の供給端子(図では省略)と工具G側に設
けた受給端子(図では省略)が接続され、工具G
に所定の作動油乃至作動エアーが供給されるよう
に構成され、工具Gの作動も前記マニピユレータ
7の各部の作動と同様に前記操作用キヤビン10
内に装備したモニターT.Vにて映し出され、この
モニターT・Vの映像を見て操作できるように構
成されている。
以下、上記の実施例に基づいて本考案に係るマ
ニピユレータ装備の高所作業車の作用を説明す
る。
即ち、本考案に係るマニピユレータ装備の高所
作業車1で高所作業を行う場合は、高所作業を実
施する場所の近くに高所作業車1を停止させ、タ
ーンテーブル5を旋回させ、かつブーム6を所定
の長さに伸長させ、ブーム6の先端に架装したマ
ニピユレータ7を高所作業がし易い位置に配置す
る。しかる後、搭載ベース9の左右側部に設けた
アームJを水平面内で揺動させて両アームJの先
端に装備した工具箱13a,13bを前記マニピ
ユレータ7の作動範囲内、つまり前記マニピユレ
ータ7の先端に設けた手(グリツプ)Dを工具箱
13a,13bの各収納部Xの内部に収納した工
具Gを取り出し易い位置(搭載ベース9の左右斜
め前方位置)に移動させる。次に、モニターカメ
ラでマニピユレータ7及び工具箱13a,13b
の位置関係を的確に捉え、この状態をモニター
T・Vにて映し出し、モニターT・Vの映像を見
ながら操作レバーを操作してマニピユレータ7の
作業姿勢を決定し、工具箱13a,13bの内の
収納部Xに収納された目的の工具Gに手(グリツ
プ)Dを挿入して手(グリツプ)Dに工具Gを装
着し、所定の作業に入る。
ところで、前記工具箱13a,13bを装備し
た左右のアームJは前記マニピユレータ7の手
(グリツプ)Dが移動する範囲の作動範囲内、即
ち、前記マニピユレータ7の作動時にマニピユレ
ータ7と干渉しない位置(搭載ベース9の後方位
置)との間で移動できるので、前記マニピユレー
タ7を操作用キヤビン10内に装備したモニター
T.Vで追いつつ操作し、同時に前記工具箱13a
及び13bをも前記マニピユレータ7に接近させ
て、工具箱13a及び13bに予め準備した工具
Gを着脱するものであるから、高圧活線作業であ
つても迅速に、しかも極めて安全に行うことがで
きる。
又、上記の工具箱13a及び13bは回動自在
に装備したものであるから、作業終了後における
格納も第3図に示す如く、邪魔にならない位置に
回動してコンパクトに格納することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上詳細に説明した如く、ブームの
先端にベースを設け、このベースにマニピユレー
タを装備した高所作業車において、前記ベースに
水平方向旋回可能に取り付けられたアームと、こ
のアームの先端部に取り付けた工具箱と、前記マ
ニピユレータ及びアームを移動してマニピユレー
タにより工具箱の部材を出し入れさせる遠隔操作
機構とを備たので、マニピユレータに対して必要
とする工具を迅速に提供することが可能になり、
また、マニピユレータに併設して、水平方向旋回
可能な工具箱を装備したので、マニピユレータに
装着する工具等の部材の移送距離が短縮でき、作
業効率の向上と、遠隔操作により部材の受け渡
し、活線作業の安全性が向上する等種々の優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマニピユレータ装備の高
所作業車の一例を示す側面図、第2図a,bは工
具箱の動作を説明するための説明図、第2図cは
グリツプに対する工具の着脱状態を示す側面図、
第3図は工具箱を格納した高所作業車の様子を示
す平面図である。 1……高所作業車、2……車輛キヤビン、3…
…車体、4……サブフレーム、5……ターンテー
ブル、6……ブーム、7……マニピユレータ、8
……旋回軸、9……搭載ベース、10……操作用
キヤビン、11……基端軸、12……先端軸、1
3a,13b……工具箱、A……肩部、B……上
腕部、C……前腕部、D……手(グリツプ)、E
……第1の関節部、F……第2の関節部、G……
工具、H……工具ロツク部、J……アーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブームの先端にベースを設け、このベースに
    マニピユレータを装備した高所作業車におい
    て、前記ベースに水平方向旋回可能に取り付け
    られたアームと、このアームの先端部に取り付
    けた工具箱と、前記マニピユレータ及びアーム
    を移動してマニピユレータにより工具箱の部材
    を出し入れさせる遠隔操作機構とを備えたこと
    を特徴とするマニピユレータ装備の高所作業
    車。 (2) 前記ベースには一対のマニピユレータを併設
    し、上記一対のマニピユレータを挟んでアーム
    をそれぞれ設けたことを特徴とするマニピユレ
    ータ装備の高所作業車。
JP1988040745U 1988-03-28 1988-03-28 Expired - Lifetime JPH0526885Y2 (ja)

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JP1988040745U JPH0526885Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JPH01143220U JPH01143220U (ja) 1989-10-02
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028704A (ja) * 1983-07-28 1985-02-13 古河電気工業株式会社 配電工事用ロボツト
JPS62268312A (ja) * 1986-05-10 1987-11-20 住友電気工業株式会社 配電工事用ロボツト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028704A (ja) * 1983-07-28 1985-02-13 古河電気工業株式会社 配電工事用ロボツト
JPS62268312A (ja) * 1986-05-10 1987-11-20 住友電気工業株式会社 配電工事用ロボツト

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JPH01143220U (ja) 1989-10-02

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