JPH0526792U - 自走式サーフボードのスロツトルレバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライダーが持続して乗れ、両手または片手で
操作可能な操作性の高い自走式サーフボードのスロット
ルレバーを提供しようとするものである。 【構成】 自走式サーフボード１２の原動機の出力を制
御するスロットルレバー４で、前後方向に直列する二箇
所の握り穴１０，１１を設け握り部２，３を二箇所形成
し、握り部２，３後方のみ開口した中空体とするレバー
カバー１と、握り穴１０，１１と同一の握り穴を二箇所
有しレバー部を二箇所形成するスロットルレバー４と、
スロットルレバー４前端とピストンとが連動可能な油圧
シリンダ８と、スロットルレバー４前端と油圧シリンダ
８間のコイルばね７とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自走式サーフボードに搭載している原動機の出力を制御するスロ ットルレバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の考案は、図２に示すように、一箇所の握り穴２８を有するレバ ーカバー２１は握り部２２後方のみ開口した中空体とし、レバーカバー２１内部 にレバーカバー２１の握り穴２８と対応して握り穴を一箇所有しレバー部２４を 一箇所形成するスロットルレバー２３を取付ける。

【０００３】 スロットルレバー２３前端は、油圧アクセルホース２７に連結する油圧シリン ダ２６のピストンと連動可能に取付けており、スロットルレバー２３前端と油圧 シリンダ２６間にコイルばね２５を介在させ、スロットルレバー２３のレバー部 ２４を握り部２２後方から前後方向に伸縮自在に出入りさせ、レバーカバー２１ の握り穴２８に片手を入れて、コイルばね２５の弾性力によって保持されたスロ ットルレバー２３のレバー部２４を握力で押付け、コイルばね２５を圧縮させな がら油圧シリンダ２６のピストンを押して作動させ、油圧アクセルホース２７を 通じて自走式サーフボードの原動機へ供給する燃料油量の調節を行い、自走式サ ーフボードの走行速度の制御を行っているものが知られている。

【０００４】 ライダーは、通常、自走式サーフボード上に体を横向きにして斜に構えて乗り 、片手はフリーにし、もう片一方の手でスロットルレバー２３を操作していた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、レバーカバーには握り穴を片手分の一箇所しか設 けていないので、走行中常に片手でレバーカバーを把持していなければならず、 ライダーが持続して乗るには疲れやすく、もう片一方の手で操作するときは、持 ち換える必要があり、操作性が悪いという問題点を有していた。

【０００６】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、ライダーが疲れにくく持続して乗れ、両手または 片手でも操作できる操作性の高い自走式サーフボードのスロットルレバーを提供 しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、この考案は、自走式サーフボードに搭載している 原動機の出力を制御するスロットルレバーにおいて、前後方向に直列する二箇所 の握り穴を設けて握り部を二箇所形成し、かつ、各握り部後方のみ開口した中空 体とするレバーカバーと、該レバーカバー内部に取付け、かつ、該レバーカバー の該握り穴の各々と対応する握り穴を二箇所有しレバー部を二箇所形成するスロ ットルレバーと、該スロットルレバー前端をピストンと連動可能に該レバーカバ ー内部に取付ける油圧シリンダと、該スロットルレバー前端と該油圧シリンダ間 に介在させるコイルばねとから構成され、レバー部を握力で押付けて自走式サー フボードの走行速度を両手または片手で制御してなるものである。

【０００８】

【作用】

前後方向に直列する握り穴を二箇所有するレバーカバーは、自走式サーフボー ド上に体を横向きにして乗るライダーの前方に差出す手の位置の前後差に対応で き、また、両手でライダーの体を自走式サーフボード上に支持可能とする。

【０００９】 二箇所のレバー部を有するスロットルレバーは、両手または片手による自走式 サーフボードの走行速度の制御を可能にする。

【００１０】

【実施例】

実施例について、図面を用いて説明すると、図１に示すように、自走式サーフ ボード１２に搭載している原動機の出力を制御するスロットルレバー４において 、レバーカバー１に前後方向に直列する二箇所の握り穴１０，１１を設けて握り 部２，３を二箇所形成し、レバーカバー１は握り部２，３後方のみ開口した中空 体とする。

【００１１】 スロットルレバー４は握り穴１０，１１の各々と対応する握り穴を有し、レバ ー部５，６を二箇所形成しており、レバーカバー１内部に取付ける。

【００１２】 スロットルレバー４前端を油圧アクセルホース９と連結する油圧シリンダ８の ピストンと連動可能に取付けると共に、スロットルレバー４前端と油圧シリンダ ８間にコイルばね７を介在させ、スロットルレバー４のレバー部５，６をレバー カバー１の握り部２，３後方から前後方向に伸縮自在に出入りさせる。

【００１３】 この実施例において、自走式サーフボード１２の走行速度を制御するとき、レ バーカバー１の握り穴１０，１１に両手または片手を入れて、コイルばね７の弾 性力によって保持されたスロットルレバー４のレバー部５，６を握力で押付け、 コイルばね７を圧縮させながら油圧シリンダ８のピストンを押して作動させ、油 圧アクセルホース９を通じて自走式サーフボード１２の原動機へ供給する燃料油 量の調節を行い、原動機の出力を制御する。

【００１４】 ライダーは、図３に示すように、自走式サーフボード１２上に体を横向きにし て斜に構えて乗り、片手はフリーにし、もう片一方の手でスロットルレバー４を 操作する。

【００１５】

【考案の効果】

この考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 レバーカバーに前後方向に直列する握り穴を二箇所設けているので、自走式サ ーフボード上に体を横向きにして乗るライダーの手の位置の前後差に対応でき、 自然な姿勢で自走式サーフボード上に乗れ、また、両手でライダーの体を自走式 サーフボード上に支持でき、ライダーは疲れることなく持続して乗ることができ 、更に、スロットルレバーは二箇所のレバー部を形成しているので、両手または 片手による自走式サーフボードの走行速度を制御できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る実施例の側面図を略示したもの
である。

【図２】従来のスロットルレバーの側面図を略示したも
のである。

【図３】この考案に係る実施例を装備する自走式サーフ
ボードの全体図を略示したものである。

【符号の説明】

１ レバーカバー ２ 握り部 ３ 握り部 ４ スロットルレバー ５ レバー部 ６ レバー部 ７ コイルばね ８ 油圧シリンダ ９ 油圧アクセルホース １０ 握り穴 １１ 握り穴 １２ 自走式サーフボード

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自走式サーフボードに搭載している原動
   機の出力を制御するスロットルレバーにおいて、レバー
   カバーには前後方向に直列する二箇所の握り穴を設けて
   握り部を二箇所形成し、かつ、レバーカバーは各握り部
   後方のみ開口した中空体とし、該レバーカバー内部には
   レバーカバーの各握り穴と対応して握り穴を二箇所有し
   レバー部を二箇所形成するスロットルレバーを取付け、
   該スロットルレバー前端を油圧アクセルホースと連結す
   る油圧シリンダのピストンと連動可能に取付けると共
   に、該スロットルレバー前端と該油圧シリンダ間にコイ
   ルばねを介在させ、該スロットルレバーのレバー部を該
   レバーカバーの握り部後方から前後方向に伸縮自在に出
   入りさせ、レバー部を握力で押付けて自走式サーフボー
   ドの走行速度を両手または片手で制御することを特徴と
   する自走式サーフボードのスロットルレバー。