JPH05267023A - 熱可塑性樹脂−配合抵抗体及びその製造法 - Google Patents

熱可塑性樹脂−配合抵抗体及びその製造法

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JPH05267023A
JPH05267023A JP4344566A JP34456692A JPH05267023A JP H05267023 A JPH05267023 A JP H05267023A JP 4344566 A JP4344566 A JP 4344566A JP 34456692 A JP34456692 A JP 34456692A JP H05267023 A JPH05267023 A JP H05267023A
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resistance
resistor
rod
mixture
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Robert Fielding Aycock
フィールディング アイコック ロバート
Stanley Bowlin
ボーリン スタンレイ
Gilbert Lee Marshall
リー マーシャル ギルバート
Max Markvicka
マークビッカ マックス
Paul Robert Strandin
ロバート ストランディン ポール
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Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭素配合抵抗体のすべての利点を有し、且つ
低コストで製造する。 【構成】 a.熱可塑性樹脂、アセチレンブラック及び
他のカーボンブラックからなる混合物の生産をするため
に粒状材料を混合する段階; b.前記混合物を塑性変形が可能になるまで加熱する段
階; c.高温抵抗ロッドを形成するためにダイの開口を通っ
て加熱混合物を押出す段階; d.抵抗ロッドを冷却する段階;及び e.所定の抵抗を有する本体を形成するために断片に抵
抗ロッドを切断する段階とからなる抵抗体本体の製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は実質的に電圧を下げ得る
抵抗体及びこのような抵抗体の製造法に関する。特に、
本発明は、熱可塑性樹脂−配合本体を有するリード化抵
抗体及びこのような抵抗体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】最も一般的に使用される抵抗体は炭素−
配合抵抗体である。これは硬く、広範な抵抗値にて容易
に使用でき、実質的に電圧を下げ得、約5%の抵抗トレ
ランスに製造できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その一
般性にもかかわらず、炭素−配合抵抗体は若干の欠点を
有している。 a.同一抵抗値を有する炭素−配合抵抗体を繰り返し製
造するのが困難であり、これは、製造に際し多くの変数
を含むからである。製造工程においては、規定温度に加
熱された所定の内部寸法のフェノール樹脂ケースに炭素
とケイ素粒子の所定の混合物を圧縮するために正確な圧
力が適用されることを要する。その後、ケーシングをシ
ールし、炭素−ケイ素混合物中に所定の深さになるま
で、加熱リードをケーシングの対向両端から押し入れ
る。抵抗が製造されるとき、又は抵抗体が製造される組
立ラインに関係なく、圧力、混合物、寸法、温度、深さ
が一定に保たれる場合にのみ同一抵抗値が得られる。
【0004】b.炭素−配合抵抗体の抵抗値は、ベーキ
ングにより硬化しない限り、最適安定点に達するまで使
用につれて実質的に減少する。必要なベーキング時間及
び温度は炭素−ケイ素混合物中の湿気量につれて変わ
り、正確に決定するのは困難である。硬化後でさえ、抵
抗体を高湿度環境にさらす場合は、水分子に対して透過
性があるフェノール樹脂ケーシングを通して湿気が再吸
収される。
【0005】c.ベーキング工程は抵抗体リードのはん
だ付け適性を減じ、ケーシングの両端中に押し入れる前
に、錫鉛はんだで被覆される。というのは、ベーキング
が続く限り、錫がはんだから出るためである。炭素−配
合抵抗体は欠点を有しているにもかかわらず、利点のす
べてを有する他のタイプの低コスト抵抗体は利用されて
いない。
【0006】本発明の目的は、炭素−配合抵抗体のすべ
ての利点を有し、欠点のない、低コスト抵抗体を提供す
ることを目的とする。特に、正確に予想される抵抗値を
有し、製造されるとき又は組立ラインにかかわらず、製
造時又は使用時における温度又は湿度につれ実質的に変
わることのない抵抗値を有し、製造工程中に損なわれた
はんだ付け適性を有するリードを有する抵抗体を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、抵抗体
本体は所定の断面積のロッドからなり、これは熱可塑性
樹脂、アセチレンブラック、及び他のカーボンブラック
からなる同時押出混合物から形成される。炭素材料に対
する熱可塑性樹脂の比により本体の抵抗率が決まる。カ
ーボンブラックに対するアセチレンブラックの比により
抵抗体本体の熱抵抗率が決まる。これらの2種のブラッ
クの量を適性に選択することにより、一方のブラックの
正抵抗率は他方のブラックの負抵抗率により補償され
る。このように温度につれて実質的に変わることのない
抵抗率を有する抵抗体本体を製造することができる。
【0008】好ましい実施態様において、本発明の抵抗
体本体は、抵抗体本体の総重量に基づいて計算するとア
セチレンブラック3〜12重量%と他のカーボンブラッ
ク1〜5重量%を含む。より好ましい実施態様において
本発明の抵抗体中のアセチレンブラックと他のカーボン
ブラックの重量比は2.5:1〜3.5:1である。好
ましい実施態様によると、抵抗率は温度につれて変わら
ないか顕著な変化はない。
【0009】本発明の抵抗体本体の好ましい製造法は、
所定の抵抗率をもたらす比率の上記材料の粒子ファーム
を混合することを含む。その後、この混合物を、塑性的
に変形可能なまで加熱し、樹脂中にくまなく炭素材料の
分散を確実にし、混合物の成形を容易にする。熱い混合
物をダイの開口を介して押し出し、熱い抵抗ロッドを形
成し、その後、冷却して硬化し、断片に切断して抵抗体
本体を形成する。ここで、「ロッド」の言葉は固体物に
限定されず、又管状のような他の押出形状も含む。
【0010】本発明の抵抗体は熱可塑性−炭素本体から
なり、所定の溶融温度を有するはんだ材料を適用する電
気リードで端部処理される。本体ははんだ材料より高い
溶融温度を有しており、導電性、溶接材料の第1及び第
2ターミナルの相当する面に融合する第1及び第2面を
有している。電気リードの第1及び第2リードはそれぞ
れターミナル溶接され、電気絶縁材料は本体及び第1及
び第2ターミナルをカプセルに含む。好ましくは、抵抗
体本体は上記形状と配合を有するが、ターミナルの構造
は、他の形状及び熱可塑性−炭素配合を有する抵抗体本
体に関しても有利に使用できる。
【0011】本発明の抵抗体本体を端部処理する好まし
い方法は以下の段階を含む。 a.本体の各々第1及び第2面に導電性、溶接性材料の
第1及び第2ターミナルを融合する段階、 b.本体の抵抗率が所定の温度安定性に達するまで本体
を加熱する段階、 c.ターミナルの各々に前記電気リードの第1及び第2
リードを溶接する段階 d.電気的絶縁材料中に本体と第1及び第2ターミナル
をカプセル化する段階。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施態様及び図面に基づいて
説明する。図1は本発明の抵抗ロッドを製造する装置の
第1の好ましい実施態様を示す。装置は熱い抵抗ロッド
を形成する押出機10、抵抗ロッドを冷却する冷却浴1
2、ロッドの直径を同時操作的に規制する張力コントロ
ーラ13と引取装置14、及びロッドの抵抗率を測定す
る抵抗−測定装置16を含む。図中の破線は破線の端の
矢印により示される方向に流れる電気信号を示す。
【0013】この典型的な実施態様において、押出機1
0は、8つの別個の部分(図示1〜8)及び駆動モータ
20を有するエクストルーダ、メルトポンプ9、成形ダ
イ18、供給材料入口ホッパー22、重量計量供給装置
24及び26、及びコントロールパネル28を含む。2
つの重量計量供給装置は別々に制御可能な供給速度を有
し、抵抗ロッド30を製造するために使用する粒子材料
の各々の成分を入口ホッパーに供給する。
【0014】エクストルーダは1対の逆転かみ合いスク
リューを含むバレルからなり、これは部分1〜8を通っ
て伸長する。部分1は供給部分であり、これは、ホッパ
ー22からエクストルーダへの粒子材料の供給を容易に
するために水冷される。部分2〜8は運搬及び混合部分
でありこれはエクストルーダを通る間に混合物が溶融す
るように電気的に加熱される。これらの部分の後方の1
つ(例えば部分7)を、溶融体中にトラップされている
湿気及び気体を逃すためにベントし、これにより溶融体
は脱蔵される。メルトポンプ9は、これも加熱されるの
だが、成形ダイ18を通る溶融体を付勢する均一な圧力
を供給する。部分2〜8及びメルトポンプ9の温度はコ
ントロールパネル28で離れて制御される(図が複雑に
なるのを避けるために、コントロールパネルをエクスト
ルーダ及びメルトポンプとを結ぶ温度制御信号ラインは
図示せず)。
【0015】成形ダイ18、冷却浴12、張力コントロ
ーラ13及び引取装置14は同時操作により、図1の装
置によって製造される押出抵抗ロッド30の直径を規制
する。成形ダイ18は、メルトポンプ9により付勢され
た押出物の断面形状及び直径を決める。円形断面に関し
て、ダイから出る押出物は典型的に、ロッドの最終的な
直径より10〜20%大きい直径を有する。この最終的
な直径は引取装置14により達成され、制御された速度
にて冷却浴12を通る押出物を引くための連続した対立
ローラ対を使う。冷却浴は押出物の温度を徐々に下げ、
軟い変形可能な状態から硬い状態に変える。
【0016】張力コントローラ13は、冷却浴を出る硬
いロッドの反対側に配置されるビーム送信機及びビーム
受信機(共に図示せず)を有するレーザマイクロメータ
を含む。レーザマイクロメータはロッドの直径を光学的
に測定し、測定値に対応した信号をコントロールパネル
28に送る。コントロールパネルは測定値を設定表示直
径と比較するコンパレータを含み、引取装置14に可変
出力信号を送り、引取装置のローラが成形ダイ18から
の押出物を引く速度を制御する。出力信号は、ダイ18
を出るロッドの直径に要求されるのに相当する時間遅延
され、張力コントローラ13のレーザマイクロメータ部
分に移動する。測定されたロッドの直径が表示直径より
大きい場合はローラの回転速度を挙げて冷却浴中で硬化
されるロッドの直径を減ずる。逆に、測定されたロッド
の直径が表示直径より小さい場合はローラの回転速度を
下げて冷却浴中で硬化されるロッドの直径を大きくす
る。
【0017】抵抗測定装置16、コントロールパネル2
8、重量計量供給装置24,26及びエクストルーダ駆
動モータ20は同時的に操作して装置により製造された
ロッド30の抵抗率を規制する。主に、この抵抗率は、
重量計量供給装置から、押出機の部分1に受け入れられ
た粒子物質の配合により決定される。抵抗率に影響する
他の要因はメルトポンプ圧力及び押出物の性質に影響す
る他のすべての要因である。供給装置24は熱可塑性樹
脂の粒子を含み、一方供給装置26はアセチレンブラッ
ク及び他のカーボンブラックの粒子混合物を含む。これ
らの3つの材料を押出機に供給するための配置は選択的
に用いられ得る。例えば各材料について別々の供給装置
を用いてもよい。
【0018】供給入口ホッパー22に各々の材料を供給
装置が運ぶ相対速度は抵抗測定装置16と関連してコン
トロールパネル28により決定される。これらの供給速
度は、抵抗測定装置16により所望の抵抗率が測定され
るまで手動でコントロールパネルにて調節される。この
装置は、定められた離隔距離にてロッドに押し付ける離
れた電気的接触32間の抵抗を決定することによりロッ
ド30の抵抗率を電気的に測定する。装置16は、製造
されたロッドの抵抗率における変化を示す入力信号をコ
ントロールパネル28に送る。抵抗率が所望の大きさを
超える場合は、炭素材料を供給する重量計量供給装置の
供給速度をコントロールパネルにて上げる。逆に、抵抗
率が所望の大きさを下まわる場合は、同様の供給装置の
供給速度を下げる。供給装置26から抵抗測定装置16
へ移動する炭素材料に要求される時間に等価な期間遅延
されて上記の上げ下げがなされる。押出機駆動モータ2
0及びメルトポンプ9の速度は手動で上限下限間でコン
トロールパネルにて制御される。
【0019】押出機スクリューの上限を超えると熱可塑
性樹脂の分野を起こすのに十分な熱を発生する。押出機
スクリューの下限を下まわると炭素と熱可塑性成分の均
一な混合ができない。溶融ポンプの速度は、ホッパー2
2に粒子物質が受け入れられる速度に適合して調整され
る。
【0020】押出された抵抗ロッド30は図1の装置に
より作られる。各々の場合に、重量計量供給装置24は
シリカ及び重合体樹脂の混合物を含む。重合体材料の例
としては、液晶重合体、ポリエーテルケトン、ポリエー
テルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン及びポリ
フェニレンスルフィドである。しかしながら、液晶重合
体は回路部品に抵抗体をはんだ付けする間に最良にヒー
トトレランスを示すので、液晶重合体が好ましい。重量
計量供給装置26はアセチレンブラック及び他のカーボ
ンブラックの混合物を含み、更に1又はそれ以上の無機
フィラー材料を含む。好ましいフィラー材料の例はシリ
カ、アルミナ及びタルクである。加熱押出機部分2〜8
及びメルトポンプ9の温度は重合体の融点より上であ
り、重合体が分解する温度より低かった。典型的な液晶
重合体では、これらの温度は約290〜330℃であっ
た。
【0021】特別な例では、供給装置24及び26は上
記材料の混合物を含み、26.67重量%のシリカ、芳
香族共重合体からなる66.67重量%の液晶重合体
(商品名Vectra, Hoechst Celanese) 1.66重量%の
カーボンブラック、及び5.00重量%のアセチレンブ
ラックの混合物に供給装置22中でなる供給速度にて操
作される。図1の装置により製造される長さ0.270
インチ、直径0.10インチの抵抗ロッドは46200
オームの測定された抵抗(一端から他端まで)を有す
る。
【0022】図2及び図3は、本発明の抵抗ロッドを製
造する装置の第2の好ましい実施態様を示す。図2の装
置は種々の抵抗率のペレットのバッチを作るのに使用さ
れる。図3の装置はペレットから種々の抵抗率のロッド
を作るのに使用される。
【0023】図2の装置は軟かい抵抗材料である押出物
を製造する押出機34及び押出物を硬いペレットに形成
するペレタイザー36を含む。この実施態様において、
押出機は溶融ポンプ9、形成ダイ18及び制御パネル2
8がないことを除いて、実質的に図1の押出機と同じで
ある。溶融ポンプは必要ない、というのは、押出機それ
自体のスクリューは充分な圧力生じ、フランジを付した
連結パイプ38を介して軟かい押出物をペレタイザー3
6に運ぶからである。ペレタイザーは、軟かい押出物を
切って小さい円筒形状にし、水流れ冷却し、乾燥し、収
集される出口開口に運ぶことにより、小さい抵抗ペレッ
ト40を形成する。
【0024】図2の装置により製造されたペレット40
の抵抗率は重量計量供給装置24,26からエクストル
ーダ34の部分1に受け入れられる粒子物の配合により
主に決定される。抵抗率に影響を与える他の要因はエク
ストルーダによる圧力及び押出物の性質に影響を与える
他のすべての要因である。種々の抵抗率のペレットのバ
ッチは、供給装置の供給速度及び/又は供給装置26の
2種の炭素材料の相対量を、部分的に調整することによ
り得られる。別々の供給装置が各々種々の粒子材料を供
給する場合は供給速度の調整のみが必要である。ペレッ
トの各々のバッチの抵抗率は供給装置26の供給速度を
調節することにより及び種々のバッチ中の個々のペレッ
トの抵抗率を測定することにより実験的に決定される。
【0025】図3の装置は押出機42、冷却浴12、張
力コントローラ13及び引取装置14を含む。又、破線
は線の端の矢印が示す方向に電気信号が流れることを示
す。この実施態様において、押出機42は4つの別個の
部分(A〜E)及びエクトスルーダ駆動モータ44を有
するエクストルーダ、溶融ポンプE、形成ダイ18、供
給入口ホッパー22、及びコントロールポンプ26を含
む。30又はより小さい参照符号を有する図3のすべて
の要素は同じ符号を有する図1の要素と実質的に同一で
ある。
【0026】エクストルーダは単一スクリューを含むバ
レルからなり、部分A〜Dに延設される。スクリューは
3つの連続した部分を有し、ホッパー22から受け入れ
られる抵抗ペレットを混合し運ぶ供給部分、ペレットを
集めて溶融を促進する圧縮部分、及びメルトポンプEに
供給される溶融物の量、安定性、均質性を制御する溶融
部分を含む。
【0027】エスクトルーダの部分Aは、実質的にスク
リューの供給部分に関連しているが、ホッパー22から
エクストルーダにペレットの供給を容易にするために水
冷される。部分B〜Dは電気的に加熱されて、エクスト
ルーダを通過する際に、ペレット混合物の溶融を行う。
【0028】形成ダイ18、冷却浴12、張力コントロ
ーラ13及び引取装置14は、図1を参照して記載され
ているが、ロッド30の直径を調節するために同時的に
操作する。ロッドの抵抗率を、ホッパー22に堆積した
種々の抵抗率のペレットの相対的量により決定する。エ
クストルーダ駆動モータ44及びメルトポンプEの速度
を手動でコントロールパネルにて制御可能である。メル
トポンプの典型的な速度は生産性を最大にすべく設定さ
れ、モータ44の速度はメルトポンプの入口と出口間の
圧力差を一定に保つべく調節される。
【0029】エクストルーダは駆動モータ44、部分A
〜D、及び部分的に且つ遠隔的に制御可能なこれらの部
分のための加熱部材を含む。押出された抵抗ロッド30
は、図2の装置により製造された抵抗ペレットから図3
の装置により製造される。各々の場合において、重量計
量供給装置24はシリカ及び重合体樹脂の混合物を含
む。重合体材料の例としては液晶重合体ポリエーテルケ
トン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスル
フォン及びポリフェニレンスルフィドであり液晶重合体
が好ましい。重量計量供給装置26はカーボンアセチレ
ンブラック及び他のカーボンブラックの混合物を含み、
更に1又はそれ以上の多量フィラー材料を含む。好まし
いフィラー材料の例はシリカ、アルミナ及びタルクであ
る。図2の加熱したエクストルーダ部分2〜8の温度は
重合体の溶融温度より上であり、重合体の分解温度より
下であった。これらの温度は典型的な液晶重合体に対し
ては約280〜300℃の範囲であった。又図3の加熱
したエクストルーダ部分A〜D及び溶融ポンプEの温度
は重合体の融点より上であり、重合体の分解温度より下
であった。これらの温度は典型的な液晶重合体に対して
は約295〜300℃の範囲であった。
【0030】特別な例では、供給装置24及び26(図
2)は上記材料の混合物を含み、7.0重量%のシリ
カ、82.5重量%の液晶重合体、芳香族ポリエステル
に基づく2.6重量%のカーボンブラック(より一般に
は1〜5%)及び7.9重量%のアセチレンブラック
(より一般には4〜12%)の混合物を供給装置22中
で生じる供給速度で操作した。上記混合物から作られた
ペレットから図3の装置により製造された長さ0.27
0インチ、直径0.10インチの円形の抵抗ロッドは1
000オームの抵抗を測定された(一端から他端)。こ
の抵抗は温度につれて、変化しなかった又は実質的に変
化しなかった。
【0031】図4〜図9は押出された抵抗ロッド30か
ら切断された熱可塑性−炭素抵抗本体45を端部処理し
てカプセル化することによって抵抗体を作る方法を説明
する。好ましくはこの本体は標準化した長さに切断さ
れ、抵抗体の各バッチの抵抗を相応する抵抗率のロッド
から本体を切断することにより決定される。選択的に、
ある抵抗率のロッドは異なる長さの本体に切断して異な
る抵抗を有する抵抗体を形成してもよい。別の選択とし
ては、標準化した長さをすべての抵抗に対して適用した
場合であっても、切断された抵抗体の長さは所望の表示
範囲内に調整され、規定トレランス内に抵抗をもたらす
ことができる。
【0032】以下の文字入りの段落では図4〜9で説明
した方法工程を記述しており、段落の文字は図番号と一
致している。
【0033】4.焼結した鉄磁性の材料の多孔性金属デ
ィスクを抵抗本体45の第1端に接触して配置し、抵抗
体の第1ターミナルに付着させる。このディスクは、ニ
ッケルのような粉末の電気的に導電性材料から従来の焼
結技術により形成され、これは溶接可能で且つ本体に比
べて小さい抵抗を有する。このディスクは曲がらない充
分な厚さを有し、続いて付着させるリードのはんだ付け
の間ヒートシンクとして機能し、リードの溶接に耐える
(例えば0.040インチ)。ディスクは、抵抗本体の
直接に相応した直径の実質的に有する。
【0034】5.これら両要素はコイル50によって作
られたRF電磁場を通されて抵抗本体45はディスク4
6の第1端に対してゆるく保持されるコイル中の電流
は、場によってディスク中に引き起こされるうず流を生
じる大きさに調節され、本体の溶融温度をわずかに超え
る温度にディスクを加熱して、ディスクを本体に融合す
る。この温度は使用された熱可塑性樹脂材料と共に変化
するが、例示した材料に対しては、溶融温度は約280
℃である。
【0035】6.工程a及びbを本体45の第2端につ
いて繰り返して、抵抗体の第2ターミナルとしての第2
ディスク48の接着を行う。第1端の再加熱を防ぐため
に、第2端を、物体のX−X縦軸に対して横方向にある
コイル50中に通す。選択的に、ディスク46,48は
コイルを軸方向に通すことによって1工程で本体の両端
に連続して溶かすことができる。
【0036】7.4〜6の工程において形成された多量
の抵抗体の小組立品はオーブン52中で、抵抗本体部分
45が縮んで安定な寸法になるまで焼かれ、この寸法は
この方法の最終生成品である抵抗体の使用中は実質的に
変化しない。抵抗本体を焼く典型的な温度及び時間は3
00℃で16〜32時間である。
【0037】8.第1及び第2電気リード56及び58
は抵抗体の反対側にそれぞれ第1及び第2端46及び4
8に溶接されて保持される。溶接は、一時的に、第1タ
ーミナル/リード56/46及び第2ターミナル/リー
ド58/48に連結される第1及び第2電源60及び6
2の方法により達成される。電源はリードがターミナル
に接触している接点にて融合するに充分な熱を発生する
電流パルスを各々生じる。パルスにより発生した熱は部
分的であり、非常に短期間なので、ターミナル46,4
8に隣接した熱可塑性本体材料にさえ溶融又は軟化をも
たらさない。連続して使用される典型的な電流パルスは
実質的に、4〜6ミリセカンドの期間及び600〜80
0アンペアの振幅を有する方形波パルスである。
【0038】9.抵抗本体及びターミナルは電気的に絶
縁された、耐湿性材料(例えばエポキシ)中に図示のコ
ーティング方法のような方法によりカプセル化される。
この方法では、各端部処理した抵抗本体45は連続的に
エポキシ材料66でコートされる回転輪64を横にまわ
ることによりコートされる。コーティングは加熱領域中
で(例えばヒートランプ下で)硬化されることにより硬
化される。得られたカプセル化した抵抗体は図10中で
説明される。選択的に使用可能なカプセル化方法はトラ
ンスファー成形法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の好ましい実施態様の抵抗体本体
を製造する装置の模式図である。
【図2】本発明の第2の好ましい実施態様の抵抗体本体
を製造する集合装置の模式図である。
【図3】本発明の第2の好ましい実施態様の抵抗体本体
を製造する集合装置の模式図である。
【図4】熱可塑性−炭素抵抗体本体から抵抗体を製造す
る段階の模式図である。
【図5】熱可塑性−炭素抵抗体本体から抵抗体を製造す
る段階の模式図である。
【図6】熱可塑性−炭素抵抗体本体から抵抗体を製造す
る段階の模式図である。
【図7】熱可塑性−炭素抵抗体本体から抵抗体を製造す
る段階の模式図である。
【図8】熱可塑性−炭素抵抗体本体から抵抗体を製造す
る段階の模式図である。
【図9】熱可塑性−炭素抵抗体本体から抵抗体を製造す
る段階の模式図である。
【図10】図4〜図8の段階で製造された抵抗体の模式
図である。
【符号の説明】
9 メルトポンプ 10 押出機 12 冷却浴 13 張力コントローラ 14 引取装置 16 抵抗−測定装置 18 形成ダイ 20 駆動モータ 22 供給材料入口ホッパー 24,26 重量計量供給装置 28 コントロールパネル 30 抵抗ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンレイ ボーリン アメリカ合衆国 キテサス州 76086 ウ ェザーフォード ストーンリッジ 11 (72)発明者 ギルバート リー マーシャル アメリカ合衆国 キテサス州 76067 ミ ネラル ウェルズ エスイー トゥエンテ ィフォース ストリート 2200 (72)発明者 マックス マークビッカ アメリカ合衆国 キテサス州 76067 ミ ネラル ウェルズ エヌダブリュー セブ ンス ストリート 615 (72)発明者 ポール ロバート ストランディン アメリカ合衆国 キテサス州 76082 ボ ックス 224 スプリングタウン ルート 3

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂、アセチレンブラック、及
    び他のカーボンブラックからなる同時押出混合物から形
    成された所定の断面積を有するロッドからなることを特
    徴とする抵抗体本体。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂は液晶ポリマーを含む
    請求項1記載の抵抗体本体。
  3. 【請求項3】 a.熱可塑性樹脂、アセチレンブラック
    及び他のカーボンブラックからなる混合物の生産をする
    ために粒状材料を混合する段階; b.前記混合物を塑性変形が可能になるまで加熱する段
    階; c.高温抵抗、ロッドを形成するためにダイの開口を通
    って加熱混合物を押出す段階; d.抵抗ロッドを冷却する段階;及び e.所定の抵抗を有する本体を形成するために断片に抵
    抗ロッドを切断する段階とからなる抵抗体本体の製造
    法。
  4. 【請求項4】 前記粒状材料が、既知の抵抗率を有する
    第1及び第2押出物を含み、且つ前記材料が、所定の抵
    抗を有する前記本体の生産するために所定の比で混合さ
    れる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2材料の各々が熱可塑性
    樹脂、アセチレンブラック及び他のカーボンブラックを
    含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 所定の融解温度を有するはんだ材料を適
    用できる電気リードを含む抵抗体であり、 a.前記所定の融解温度より高い融解温度を有し、第1
    及び第2面を有する請求項1又は2記載の抵抗体本体。 b.本体の両面のうち各1面に各々溶合した面を有し、
    導電性、溶接性材料からなる第1及び第2ターミナル c.前記ターミナルのうちの各々のターミナルに溶接し
    た前記電気リードのうち第1及び第2リード d.本体と第1及び第2ターミナルをカプセル化する電
    気的絶縁材料 を更に含むことを特徴とする抵抗体。
  7. 【請求項7】 はんだ材料を適用できる電気リードを有
    する熱可塑性樹脂−炭素抵抗本体の端部処理方法であ
    り、 a.本体の各々第1及び第2面に導電性、溶接性材料の
    第1及び第2ターミナルを融合する段階、 b.本体の抵抗率が所定の安定性に達するまで本体を加
    熱する段階、 c.ターミナルの各々に前記電気リードの第1及び第2
    リードを溶接する段階 からなる方法。
  8. 【請求項8】 電気的絶縁材料中に本体と第1及び第2
    ターミナルをカプセル化する段階を更に含む請求項7記
    載の方法。
JP4344566A 1991-12-27 1992-12-24 熱可塑性樹脂−配合抵抗体及びその製造法 Pending JPH05267023A (ja)

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EP0549060A2 (en) 1993-06-30
TW221514B (ja) 1994-03-01
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