JPH05265186A - 自己整合された位相シフトマスク及びその製造方法 - Google Patents

自己整合された位相シフトマスク及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05265186A
JPH05265186A JP34443992A JP34443992A JPH05265186A JP H05265186 A JPH05265186 A JP H05265186A JP 34443992 A JP34443992 A JP 34443992A JP 34443992 A JP34443992 A JP 34443992A JP H05265186 A JPH05265186 A JP H05265186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase shift
mask
opaque
spacer
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34443992A
Other languages
English (en)
Inventor
Malcolm A Young
マルコム・エイ・ヤング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH05265186A publication Critical patent/JPH05265186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/29Rim PSM or outrigger PSM; Preparation thereof

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不透明マスク・パターンの縁部に隣接した位
相シフト材料の自己整合スペーサを備えた位相シフトマ
スク、ならびにこれを作成する方法を開示する。 【構成】 本発明の方法はパターン化された不透明層1
3を有する透明マスク基板11上に適切な位相シフト材
料のブランケット層を付着し、次いで、位相シフト層を
不透明層13と基板11をエッチ・ストップとして使用
して、反応性イオン・エッチング(RIE)チェンバ内
で異方性ブランケット・エッチングする。エッチング
後、残っている位相シフト材料はほぼ1/4円筒形のス
ペーサ・パターン15を形成する。スペーサ・パターン
は不透明マスク・パターン13の縁部に自己整合され
る。位相シフト材料の厚さ及び屈折率は、完成したマス
クにおいて、効果的であることが実証された位相シフト
の範囲である0.67πラジアン(120゜)ないしπ
ラジアン(180゜)の位相シフトをもたらすようなも
のが選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チップの製造に使
用されるフォトリソグラフィ・マスクに関する。詳細に
いえば、本発明は自己整合された位相シフトマスク及び
これを作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトレジストでカバーされた基板、た
とえばシリコン・ウェハ上に希望するリソグラフィ・パ
ターンを露光するために、透過マスクが広く使用されて
いる。各種のエッチング、蒸着または埋込み法が通常、
パターン化された基板に考えられている。露光されない
フォトレジストの領域に対応する放射線に対して不透明
な材料により、基板の一部が選択的に覆われている露光
放射線に対して透明な基板材料で、透過マスクは構成さ
れている。可視光線及び紫外線領域の放射線に対して
は、石英の基板とクロムのコーティングが周知の選択物
となっている。
【0003】最新のサブミクロン・フォトリソグラフィ
において、露光システムは通常、短波長の紫外線及び高
開口率縮小レンズ系とともに透過マスクを使用して、画
像解像度を最大のものとしている。しかしながら、隣接
する透明領域の間の不透明なマスキング材料の境界にお
ける回折効果によって、未露光のままとしておこうとし
ているレジストの領域に光が広がることとなる。この効
果はフォトレジストの望ましくない横方向の露出を生じ
ることによって画像のコントラストを低下させ、したが
って、露光システムの解像度及び公差制御能力を限定す
る。
【0004】Marc Levensonは「Improving Resolution
in Photo Lithography with aPhase-Shifting Mask」,
IEEE Trans. on Electronic Devices, Vol. ED-29,Dec.
1982において、隣接する開口の明暗境界に位相シフト
外れや破壊干渉を作り出すことによって、パターン画像
解像度及び公差制御を改善するための位相シフトマスク
(位相シフトずれを利用したマスク)を初めて提唱し
た。位相シフトマスクは透明材料を通過する光の透過が
以下の関係にしたがって一時的な位相シフトを示すとい
う現象を利用している。
【0005】Δφ=2π(n−1)d/λ
【0006】ただし、Δφはラジアンで表した位相シフ
ト、nは透過材料の屈折率、dはメートルで表した材料
の厚さ、λはメートルで表した露光放射線の波長であ
る。適切な厚さ及び屈折率の2種類のマスク透過材料を
使用して、明暗境界に180゜の位相シフトを与え、信
号のコントラストを改善することができる。
【0007】最初の概念を応用し、改善したいくつかの
位相シフトマスクが提案または実証されている。これら
のマスクはすべて、選択された領域に付加または置換さ
れた透過層を使用して、位相シフトを行うものである。
しかしながら、従来技術のマスクは位相シフトパターン
の自己整合の位置付けをもたらさないため、第2のマス
ク・パターニングシーケンスを必要とする。これらの方
法の多くは既存のマスクの工業プロセスに大幅な変更を
必要とするものである。さらに、リソグラフィ・マスク
の製造にともなう主な問題点は、欠陥の修理及び検査で
あり、これを避けることはできない。位相シフト技法の
多くは新しい材料を使用するものであって、そのための
検査及び修理技法は存在していない。
【0008】本発明は位相シフトマスクを改善するもの
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、自己整合位相シフトマスクを提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、単一のリソグラフィ
・ステップで位相シフトマスクを製造することである。
【0011】本発明の他の目的は、リソグラフィ・マス
クの製造のための既存のプロセスと互換性のあるプロセ
スによって位相シフトマスクを製造することである。
【0012】本発明の他の目的は、従来の検査及び修理
技法を位相シフトマスクに使用できるようにすることで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は不透明なマスク・パターンの縁部に隣接した位相シフ
ト材料の自己整合スペーサを備えた位相シフトマスクに
よって達成される。本発明の方法はパターン化された不
透明層を有する透明マスク基板上に、適切な位相シフト
材料のブランケット層を付着させ、その後、ブランケッ
ト・エッチング工程によってスペーサを作成する。
【0014】好ましい実施例において、マスクは通常の
検査及び修理手順を使用して製造されたパターン化クロ
ム層によって覆われた石英基板で構成されている。次い
で、位相シフト材料のコンフォーマル層をブランケット
付着する。位相シフト材料の厚さ及び屈折率は完成した
マスクにおいて、有効であることが実証されている範囲
である0.67(2/3)πラジアン(120゜)ない
しπラジアン(180゜)の位相シフトをもたらすもの
が選択される。次いで、化学的イオン・エッチング(R
IE)チェンバ内でエッチ・ストップとしてクロム及び
石英を使用して、位相シフト層を異方的にブランケット
・エッチングする。エッチング後、残余の位相シフト材
料は、断面形状が円筒のほぼ1/4であるスペーサ・パ
ターンを形成する。この形状のために、露光放射線の最
大位相シフトはクロム層パターンの垂直縁部で生じる。
スペーサ・パターンは不透明なマスク・パターンの縁部
に自己整合される。スペーサが不透明層の縁部に接触し
ている好ましい実施例において、スペーサは不透明材料
とほぼ同じ厚さであり、縁部から不透明層の厚さにほぼ
等しい距離において厚さゼロまで減少する。ブランケッ
ト・エッチングは透明フィールド領域内、及び不透明領
域の上部に残っているすべての位相シフト材料を除去す
る。それ故、必要なフォトリソグラフィ・プロセスは不
透明マスク領域の作成に付随したものだけとなり、位相
シフトスペーサには何も必要ないため、自己整合が可能
となる。本発明の他の実施例においては、他のスペーサ
形状が可能である。
【0015】
【実施例】図1に、完成した位相シフトマスクの一部の
断面図を示す。透明層11はパターン化された不透明層
13及び自己整合位相シフトスペーサ15の基板として
働く。透明層11は通常は半導体ウェハであるフォトレ
ジストで覆われた基板(図示せず)を露光するために使
用される放射線の波長を透過するものが選択される。可
視光及び紫外線の波長に対しては、溶融石英が好ましい
透明基板11であり、これは業界で広く使用されてい
る。溶融シリカはもう一つの基板で、これは光学マスク
の設計に一般に使用されている。基板の選択は基板材料
が透明領域ですぐれた光透過性を発揮しなければならな
い波長スペクトルに基づく。石英基板は通常厚さが4な
いし10ミリメートルの範囲で使用される。
【0016】不透明マスク材料13は露光放射線を吸収
または反射し、したがって、フォトレジストの対応する
領域の露光を防止するものを選択する。クロムが光学及
び紫外線マスクに対する業界標準である。クロムはマス
クの製造に使用される基板、石英、及びプロセスとの互
換性、ならびに電子ビーム後方散乱などのその他の特性
に基づく吸収材として使用される。クロムは典型的な不
透明吸収材であるが、本発明は他の不透明材料にも適合
できるものである。不透明材料が位相シフト材料のブラ
ンケット・エッチ・バックに対してエッチ・ストップを
もたらすことが好ましい。クロム層13の典型的な厚さ
は0.1マイクロメートルであるが、本発明の教示に適
応するには、透明基板11及びスペーサ15それぞれの
屈折率によってはもっと厚いものであってもかまわな
い。
【0017】好ましい実施例において、スペーサ15は
断面が円筒の1/4の形状であり、ほぼクロム層の厚さ
と同じ厚さ及び幅となっている。位相シフトスペーサに
適切な数種類の材料及びそれぞれの屈折率のリストを表
1に挙げる。この表は広範囲のものではないが、望まし
い位相シフト材料は露光放射線の波長において透過性が
すぐれたものでなければならない。さらに、位相シフト
材料はクロム層の厚さが業界標準である0.1マイクロ
メートルから大幅に厚くならないように、2.0ないし
3.0の範囲の屈折率を有しているのが最適である。
【表1】
【0018】0.1マイクロメートルという業界標準の
クロム厚を維持しながら、180゜の位相シフトを達成
するには、背景となる等式により、g線の放射線に対し
約3.2の屈折率を有する材料が必要である。
【0019】g線の放射線に対し0.1マイクロメート
ルの厚さを維持しながら、120゜の位相シフトを達成
するには、同じ等式を参照して、約2.5の屈折率を有
する材料が必要である。これは表1の材料がすべてクロ
ムを厚くすることを必要とすることを意味する。
【0020】現在実施されている露光放射線に対する典
型的な波長は0.436−0.365マイクロメートル
という紫外線域のものである。将来は、もっと短い波長
が使用されると考えられる。スペーサ15の材料として
窒化シリコンを使用した場合、0.12ないし0.2マ
イクロメートルの範囲の厚さが上記の紫外線域に対し1
20゜ないし180゜の位相シフトを生じることとな
る。それ故、シリコンを使用すると、クロムは同じ範囲
であるが、業界標準よりも若干厚いものとなろう。
【0021】スペーサ材料としての窒化シリコンに対す
るg線(波長0.436ミクロン)及びi線(波長0.
365ミクロン)の露光放射線に関し一連の計算を行っ
たところ、表2に示す結果が得られた。
【表2】
【0022】上記から、以下の結論を出すことができ
る。a)位相シフトが120゜のg線の場合、標準的な
クロムを超えてさらに必要な厚さは約33%であるが、
180゜の位相シフトでは厚さは約2倍になる。b)位
相シフトが120゜のi線の場合、標準的なクロムより
余計に必要な厚さは18%にすぎないが、180゜の位
相シフトでは75%の厚さの増加が必要となる。c)業
界で使用される波長の現在及び将来にi線になる傾向が
あることが認識されるので、クロム・マスク吸収材の厚
さの18−75%の増加が必要となろう。
【0023】図2はスペーサに沿ったさまざまな点にお
ける図1の理想化された位相シフトスペーサによって生
じる位相シフトを示す。スペーサはクロム−スペーサの
界面において、180゜の位相シフトを生じる充分な厚
さであり、かつ断面が完全な1/4円筒となっている。
図示のように、位相シフトは180゜から0゜まで連続
的に変化する。位相シフトが180゜から0゜まで徐々
に変化すれば、明領域と暗領域の間の強度分布が改善さ
れる。それ故、本発明は従来技術の単一ステップの位相
シフト装置よりも明確に改善されたものとなる。
【0024】図1の位相シフトマスクを製造するプロセ
ス・ステップを、図3ないし図7を参照して説明する。
図3において、不透明材料の層13が透明基板11に付
着されている。クロム・マスキング層の付着には通常蒸
着が使用され、その後、レジストのコーティング及びパ
ターン化が行われる。下地のクロム−石英マスクの製造
プロセスは、当分野で周知のものである。本発明の目的
の1つは、従来の業界標準のものとできるだけ互換性の
あるプロセスによって、位相シフトマスクを製造するこ
とである。好ましい実施例において、不透明層13の厚
さは完成したマスクのスペーサの希望する厚さと等しく
なる。次いで、パターン化されたフォトレジスト層17
が、通常は従来の電子ビーム・リソグラフィ技法を使用
して形成される。不透明材料をエッチングした後、周知
の検査及び修理手順を実行する。残っているレジスト層
17を剥離し、周知の光学マスクである図4に示す構造
をもたらす。
【0025】不透明マスク(層)13が図4に示すよう
に形成された後、位相シフト材料15のコンフォーマル
付着が、図5に示すように行われる。コーティングをで
きるだけコンフォーマルなものとし、エッチング中のス
ペーサの形成を単純化し、基板及び不透明マスクの除去
を最小限とすることが好ましい、低圧化学蒸着(LPC
VD)、プラズマ強化化学蒸着(PECVD)、常圧化
学蒸着(APCVD)及びスパッタリングなどの周知の
付着技法を、位相シフト材料に応じた付着に使用するこ
とができる。好ましい実施例においては、位相シフト材
料を少なくとも最終的なスペーサの厚さと同程度の厚さ
にする必要がある。窒化シリコン蒸着は通常、シラン
(SiH4)とアンモニア(NH3)の混合物の高温低圧
熱分解によって作成される非結晶性フィルムとなり、化
学量論的にほぼ理想的なコンフォーマル・コーティング
を達成する。このプロセスを、必要に応じ、プラズマで
強化することもできる。
【0026】次に、異方性エッチングを図6の矢印で示
すRIE反応器中で行う。当分野で周知のように、異方
性エッチングは主として垂直方向にエッチングを行い、
水平方向のアンダカットをほとんどあるいはまったく生
じない。エッチング・プロセスがスペーサ材料15に対
して選択性が高く、透明基板(層)11及び不透明材料
(層)13を比較的未エッチングのままにしておくこと
が好ましい。窒化シリコンに対するブランケット・エッ
チングは通常、反応性イオン・エッチング(RIE)モ
ードで作動するプラズマ・エッチング装置内で10%の
水素(H2)を混合した四塩化炭素(CF4)によって低
圧(50ミリトル未満)で行われ、エッチング・バイア
スが最小限の異方性(垂直)エッチング結果をもたら
す。図7に示すスペーサのサイズに比較して大面積なク
ロム13及び石英11は、エッチング・プロセスに対す
るきわめて明確な終点をもたらす。しかしながら、位相
シフト材料15と基板11に対するエッチング・プロセ
スの選択性が高くない場合、厚さが数百ナノメートルし
かないスペーサ材料に比較して、基板がきわめて厚いの
で、若干のオーバエッチは容易に吸収される。不透明パ
ターン13の縁部に隣接したスペーサ材料の厚さが石英
11及びクロム13の大きな区域よりも大きい場合、ス
ペーサ15はエッチング終点におかれたままとなる。
【0027】他のスペーサの形状及びサイズが、本発明
には含まれている。本明細書の説明から、これらの形状
はすべて断面がほぼ1/4円筒形であるとみなされる。
たとえば、図8及び図9には、本発明の第2実施例が示
されている。図8において、位相シフト材料15の薄い
層がクロム13及び石英11の上に付着されている。位
相シフト材料のエッチング後、図9に示すように形成さ
れるスペーサ15はその高さよりもはるかに薄いものと
なる。スペーサは薄い方が、密充填領域では有利であ
る。また、高さの変動、したがって、露光放射線によっ
てこうむる位相シフトの変動は、スペーサの幅における
ものよりも少なくなる。
【0028】実際には、位相シフト材料15、位相シフ
ト材料の付着厚及び不透明マスク材料13の厚さを適切
に選択することにより、好ましいといえないにしても、
エッチ・ギャップを排除することができる。スペーサ材
料15のコーティングがコンフォーマルである場合、不
透明材料に直接隣接する領域は不透明なパターンから若
干離れたところにあるフィールド領域よりも高くなる。
露光放射線はすべてある程度位相シフトされるものであ
るが、材料の厚さを調節し、スペーサ領域を貫通する露
光放射線が、フィールド領域の位相シフト材料15の薄
い部分を通過する露光放射線から0.67πないしπラ
ジアンの範囲で位相シフトされるようにすることができ
る。しかしながら、フィールド領域における減衰のた
め、エッチング・ステップを行って、余分な位相シフト
材料15を除去することが好ましい。
【0029】図10に、図7に示すスペーサ15のオー
バエッチの効果を示す。スペーサは不透明マスク13よ
りも薄いが、それでも位相シフトを達成するには必要な
厚さである。表2に示したようにクロムの厚さを調節す
るのではなく、オーバエッチが希望する位相シフトのた
めの高さを変更する代わりにスペーサの高さを調整する
他の方法となっている。
【0030】図11に、本発明のさらに他の実施例を示
す。位相シフト材料の薄層がアンダーエッチにより、透
明基板の透明領域11及び不透明マスキング領域13上
に残されている。不透明領域13上の位相シフト材料1
5は、露光放射線がこれらの領域で吸収ないし反射され
るので、なんの効果ももたらさない。上述のように、透
明フィールド領域の位相シフト材料はレジストに対する
露光エネルギーを削減するので、望ましいものではな
い。しかしながら、厚いスペーサ領域による位相シフト
及び薄層による位相シフトとが120゜ないし180゜
の位相シフト外れである限り、本発明は効果がある。
【0031】本発明の位相シフトマスクは半導体ウェハ
の製造以外にも使用できる。X線リソグラフィにおいて
は、「親」光学マスクを使用して、「子」X線マスクを
製造する。本発明を使用することにより、X線リソグラ
フィで可能な解像度を向上させることができる。本発明
は従来の光学マスクを自己整合位相シフトマスクに変換
し、したがって最小限のコストの増加で解像度を改善で
きる簡単な手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による完成した位相シフトマスクの断面
図である。
【図2】位相シフトと、位相シフトスペーサに沿って正
規化された位置のグラフである。
【図3】本発明のマスクを製造するためのプロセス・ス
テップの断面図である。
【図4】本発明のマスクを製造するためのプロセス・ス
テップの断面図である。
【図5】本発明のマスクを製造するためのプロセス・ス
テップの断面図である。
【図6】本発明のマスクを製造するためのプロセス・ス
テップの断面図である。
【図7】本発明のマスクを製造するためのプロセス・ス
テップの断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の断面図である。
【図9】本発明の第2実施例の断面図である。
【図10】本発明の第3実施例の断面図である。
【図11】本発明の第4実施例の断面図である。
【符号の説明】
11 透明層 13 不透明層 15 自己整合位相シフトスペーサ 17 フォトレジスト層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己整合位相シフトマスクを製造する方法
    であって、 露光放射線に対して透明な基板の水平表面の選択された
    領域上に、前記露光放射線に対して不透明な材料の、水
    平表面及び垂直縁部を有するパターンを設ける工程と、 前記不透明パターンの垂直縁部並びに水平表面及び前記
    透明基板の水平表面上に位相シフト材料を付着すること
    によって、前記不透明パターンの垂直縁部に位相シフト
    材料のスペーサを形成する工程とを有し、 前記スペーサの厚さは、前記スペーサを通過する前記露
    光放射線が前記マスクの他の領域を通過する前記露光放
    射線に対して位相シフトずれを生じさせるようなもので
    ある、前記方法。
  2. 【請求項2】露光放射線に対して透明な基板の水平表面
    の選択された領域上に、水平表面及び垂直縁部を有する
    ようにパターニングされた、前記露光放射線に対する不
    透明材料からなる光学リソグラフィ・マスクを自己整合
    位相シフトマスクに変換する方法であって、 前記不透明パターンの垂直縁部並びに水平表面及び前記
    透明基板の水平表面上に位相シフト材料を付着すること
    によって、前記不透明パターンの垂直縁部に位相シフト
    材料のスペーサを形成する工程を有し、 前記スペーサの厚さは、前記スペーサを通過する前記露
    光放射線が前記マスクの他の領域を通過する前記露光放
    射線に対して位相シフトずれを生じさせるようなもので
    ある、前記方法。
  3. 【請求項3】前記スペーサの厚さが、前記垂直縁部と隣
    接する部分において、2/3π乃至πラジアンの範囲の
    前記位相シフトずれを生じさせるようなものである、請
    求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記スペーサ形成工程が、さらに前記位相
    シフト材料を前記不透明パターン及び前記透明基板の水
    平表面から実質的に除去するように該位相シフト材料を
    エッチングする工程を含む、請求項1、2又は3記載の
    方法。
  5. 【請求項5】前記垂直縁部におけるスペーサの厚さが、
    前記不透明パターンの厚さとほぼ等しいことを特徴とす
    る、請求項1、2又は3記載の方法。
  6. 【請求項6】前記スペーサの断面形状が、前記不透明パ
    ターンの垂直縁部に隣接した部分で最大の厚さを有する
    1/4円筒形であり、前記露光放射線の最大位相シフト
    が前記不透明パターンの垂直縁部に隣接した部分で生じ
    る、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】前記透明基板が石英であり、前記不透明材
    料がクロムである、請求項1、2又は3記載の方法。
  8. 【請求項8】自己整合位相シフトマスクであって、 露光放射線に対して透明であり、水平表面を有する基板
    と、 前記透明基板の選択された領域に前記露光放射線に対し
    て不透明な材料の、垂直縁部及び水平表面を有するパタ
    ーンと、前記不透明パターンの垂直縁部及び前記透明基
    板の水平表面上に形成される位 相シフト材料のスペーサの自己整合パターンであって、
    前記スペーサの厚さは、前記スペーサを通過する前記露
    光放射線が前記マスクの他の領域を通過する前記露光放
    射線に対して位相シフトずれを生じさせるようなもので
    ある、スペーサパターンと、 を有する、前記マスク。
  9. 【請求項9】前記スペーサの厚さが、前記垂直縁部と隣
    接する部分において、2/3π乃至πラジアンの範囲の
    前記位相シフトずれを生じさせるようなものである、請
    求項8記載のマスク。
  10. 【請求項10】前記位相シフト材料が、前記不透明パタ
    ーン及び前記透明基板の水平表面から実質的除去され
    る、請求項8又は9記載のマスク。
  11. 【請求項11】前記垂直縁部におけるスペーサの厚さ
    が、前記不透明パターンの厚さとほぼ等しいことを特徴
    とする請求項8又は9記載のマスク。
  12. 【請求項12】前記スペーサの断面形状が、前記不透明
    パターンの垂直縁部に隣接した部分で最大の厚さを有す
    る1/4円筒形であり、前記露光放射線の再々位相シフ
    トが前記不透明パターンの垂直縁部に隣接した部分で生
    じる、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】前記透明基板が石英であり、前記不透明
    材料がクロムである、請求項8又は9記載のマスク。
JP34443992A 1992-01-13 1992-12-24 自己整合された位相シフトマスク及びその製造方法 Pending JPH05265186A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US821385 1986-01-21
US07/821,385 US5382483A (en) 1992-01-13 1992-01-13 Self-aligned phase-shifting mask

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05265186A true JPH05265186A (ja) 1993-10-15

Family

ID=25233252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34443992A Pending JPH05265186A (ja) 1992-01-13 1992-12-24 自己整合された位相シフトマスク及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5382483A (ja)
EP (1) EP0551621A1 (ja)
JP (1) JPH05265186A (ja)
BR (1) BR9205013A (ja)
CA (1) CA2082869A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07209851A (ja) * 1993-12-23 1995-08-11 Internatl Business Mach Corp <Ibm> リソグラフィ露光マスクおよびその製造方法
JPH08114909A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Nec Corp 位相シフトマスク及び位相差測定方法
JP2006292840A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Advanced Lcd Technologies Development Center Co Ltd 露光方法及びハーフトーン型位相シフトマスク

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0138297B1 (ko) * 1994-02-07 1998-06-01 김광호 포토 마스크 및 그 제조 방법
KR0135149B1 (ko) * 1994-06-21 1998-04-25 문정환 위상반전 마스크의 제조방법
US5538833A (en) * 1994-08-03 1996-07-23 International Business Machines Corporation High resolution phase edge lithography without the need for a trim mask
US5591549A (en) * 1994-09-16 1997-01-07 United Microelectronics Corporation Self aligning fabrication method for sub-resolution phase shift mask
US5766829A (en) * 1995-05-30 1998-06-16 Micron Technology, Inc. Method of phase shift lithography
US5582939A (en) * 1995-07-10 1996-12-10 Micron Technology, Inc. Method for fabricating and using defect-free phase shifting masks
US6066555A (en) 1995-12-22 2000-05-23 Cypress Semiconductor Corporation Method for eliminating lateral spacer erosion on enclosed contact topographies during RF sputter cleaning
US5955222A (en) * 1996-12-03 1999-09-21 International Business Machines Corporation Method of making a rim-type phase-shift mask and mask manufactured thereby
US5792578A (en) * 1997-01-13 1998-08-11 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Method of forming multiple layer attenuating phase shifting masks
TW324074B (en) * 1997-02-14 1998-01-01 United Microelectronics Corp Manufacturing method of phase shifting mask
KR100546269B1 (ko) * 1998-03-03 2006-04-21 삼성전자주식회사 하프톤 위상반전마스크 및 그 제조방법
US6163367A (en) * 1998-07-16 2000-12-19 International Business Machines Corporation Apparatus and method for in-situ adjustment of light transmission in a photolithography process
US6203941B1 (en) 1998-12-18 2001-03-20 Eveready Battery Company, Inc. Formed in situ separator for a battery
KR20020017847A (ko) * 2000-08-31 2002-03-07 박종섭 위상반전마스크의 형성방법
US6716362B1 (en) 2000-10-24 2004-04-06 International Business Machines Corporation Method for thin film laser reflectance correlation for substrate etch endpoint
US6544696B2 (en) 2000-12-01 2003-04-08 Unaxis Usa Inc. Embedded attenuated phase shift mask and method of making embedded attenuated phase shift mask
TWI423432B (zh) * 2008-09-12 2014-01-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 間隔片陣列及其製作方法
US20190025694A1 (en) * 2016-03-31 2019-01-24 Intel Corporation High resolution photomask or reticle and its method of fabrication

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1548401A (ja) * 1967-08-16 1968-12-06
US3742229A (en) * 1972-06-29 1973-06-26 Massachusetts Inst Technology Soft x-ray mask alignment system
GB2066487B (en) * 1979-12-18 1983-11-23 Philips Electronic Associated Alignment of exposure masks
US4707218A (en) * 1986-10-28 1987-11-17 International Business Machines Corporation Lithographic image size reduction
US4885231A (en) * 1988-05-06 1989-12-05 Bell Communications Research, Inc. Phase-shifted gratings by selective image reversal of photoresist
JP2710967B2 (ja) * 1988-11-22 1998-02-10 株式会社日立製作所 集積回路装置の製造方法
JP2735589B2 (ja) * 1988-12-06 1998-04-02 富士通株式会社 回折格子の製造方法
JPH02211450A (ja) * 1989-02-10 1990-08-22 Fujitsu Ltd 位相シフトマスクおよびその製造方法
JPH02247647A (ja) * 1989-03-20 1990-10-03 Fujitsu Ltd 位相シフトマスクの製造方法
JPH02287542A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Fujitsu Ltd 位相シフトマスク
KR0163437B1 (ko) * 1990-01-12 1999-02-01 오가 노리오 위상시프트마스크 및 그 제조방법
JP2566048B2 (ja) * 1990-04-19 1996-12-25 シャープ株式会社 光露光用マスク及びその製造方法
JPH0440455A (ja) * 1990-06-06 1992-02-10 Sony Corp 位相シフトマスクの製造方法
JP2965655B2 (ja) * 1990-10-08 1999-10-18 松下電器産業株式会社 パターン形成方法
JPH04269750A (ja) * 1990-12-05 1992-09-25 American Teleph & Telegr Co <Att> 離隔特徴をフォトレジスト層に印刷する方法
KR940005606B1 (ko) * 1991-05-09 1994-06-21 금성일렉트론 주식회사 측벽 식각을 이용한 위상 반전 마스크 제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07209851A (ja) * 1993-12-23 1995-08-11 Internatl Business Mach Corp <Ibm> リソグラフィ露光マスクおよびその製造方法
JPH08114909A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Nec Corp 位相シフトマスク及び位相差測定方法
JP2006292840A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Advanced Lcd Technologies Development Center Co Ltd 露光方法及びハーフトーン型位相シフトマスク

Also Published As

Publication number Publication date
US5382483A (en) 1995-01-17
CA2082869A1 (en) 1993-07-14
EP0551621A1 (en) 1993-07-21
BR9205013A (pt) 1993-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05265186A (ja) 自己整合された位相シフトマスク及びその製造方法
US5286581A (en) Phase-shift mask and method for making
US5881125A (en) Attenuated phase-shifted reticle using sub-resolution pattern
JPH07209851A (ja) リソグラフィ露光マスクおよびその製造方法
JPH043412A (ja) 光露光用マスク及びその製造方法
US5536606A (en) Method for making self-aligned rim phase shifting masks for sub-micron lithography
US5851704A (en) Method and apparatus for the fabrication of semiconductor photomask
US5268244A (en) Self-aligned phase shifter formation
US5495959A (en) Method of making substractive rim phase shifting masks
US6183915B1 (en) Method of forming a phase shifting reticle
US5591549A (en) Self aligning fabrication method for sub-resolution phase shift mask
KR100207473B1 (ko) 위상반전마스크의 제작방법
JP3110855B2 (ja) 投影露光用基板の製造方法とこの基板を用いたパターン形成方法
KR100520154B1 (ko) 반도체 소자의 위상 반전 마스크 제조방법
JP2005181721A (ja) ハーフトーン位相シフトマスク
US6348288B1 (en) Resolution enhancement method for deep quarter micron technology
JP4099836B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク用ブランク及びその製造方法及びハーフトーン型位相シフトマスク
KR960011468B1 (ko) 위상 반전 마스크의 제조 방법
KR100190088B1 (ko) 위상반전 마스크의 제조방법
JPH04258955A (ja) 位相シフトマスクの製造方法
KR100249725B1 (ko) 위상쉬프트포토마스크
JPH05281702A (ja) 位相シフトマスクの製造方法
JPH0588353A (ja) 露光マスクの製造方法
KR0154017B1 (ko) 미세 패턴 형성 방법
KR940008360B1 (ko) 렌즈형 마스크의 제조방법