JPH0526509Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、光を利用して被測定対象の温度等
の性状を測定する光フアイバを利用した光学的測
定装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、光フアイバを利用した放射温度計のよう
な光学的測定装置は、第２図のような構成であ
る。被測定対象１からの測定光は、集光レンズ２
０を先端に有する集光部２で集光され、この集光
部２の他端のコネクタ受２１にコネクタ３１によ
り着脱可能に接続する光フアイバ３を介して検出
部４に導かれ、被測定対象１の温度等が測定され
る。なお光フアイバ３はそのコネクタ３２を検出
部４のコネクタ受４１に着脱可能に接続する。

そして、このような測定装置において、被測定
対象１の測定位置を知ろうとする場合、検出部４
に代えてレーザのような光源５のコネクタ受５１
に光を光フアイバ３のコウネクタ３２を接続し、
光源５の光を光フアイバ３、集光部２を介して被
測定対象１に投光し、その光スポツトの位置で測
定部位を確認していた。

［この考案が解決しようとする問題点］ このような装置では、被測対象１の測定位置の
確認に、レーザ等の光源５を必要とするので、そ
れだけ高価になり、視野確認の作業が煩雑となる
問題点があつた。

この考案の目的は、以上の点に鑑み、集光部に
接眼装置（フアインダ）を設けるようにし、視野
確認を容易に可能とした光学的測定装置を提供す
ることである。

［問題点を解決するための手段］ この考案は、被測定対象からの光を集光部で集
光し、この集光部に着脱可能に接続する光フアイ
バで検出部に導き被測定対象の性状を測定する装
置において、光フアイアに代えて集光部に着脱可
能に接眼装置を設けるようにした光学的測定装置
である。

［実施例］ 第１図は、この考案の一実施例を示し、第２図
と同一符号は同等の構成要素を示す。

図において、被測定対象１の測定光は、集光レ
ンズ２０を先端に有する集光部２で集光される。
測定時、この集光部２に接続する第２図のような
光フアイバ３、検出部４に代えて、接眼レンズ６
０を有する接眼装置６を集光部２の他端のコネク
タ部２１に着脱可能に接続する。集光部の他端の
コネクタ受２１の外周と、これに接続する接眼装
置６の内周はネジ部とされ、接眼装置６を回転さ
せることで着脱する。

このように、集光部２に接眼装置６を装着した
状態で、人間の眼７を近づけ、被測定対象１をの
ぞくと、被測定対象１の測定視野が拡大されて観
測され、測定位置が目視で容易に確認できる。

この接眼装置６による被測定対象１の測定位置
の確認は、測定前、あるいは、必要時に行えばよ
い。その後第２図のように光フイアバ３、検出部
４を接続し、測定状態として、被測定対象１の確
認位置での温度等の性状を測定する。

［考案の効果］ 以上述べたように、この考案は、光フアイバに
代え集光部に接眼装置を着脱可能に設けるように
したので、被測定対象の測定位置の確認作業を容
易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す構成説明
図、第２図は、従来例を示す説明図である。 １…被測定対象、２…集光部、３…光フアイ
バ、４…検出部、５…光源、６…接眼装置、２
１，４１，５１…コネクタ受、３１，３２…コネ
クタ、２０…集光レンズ、６０…接眼レンズ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被測定対象からの光を集光する集光部と、この
   集光部にその一端が着脱可能に接続する光フアイ
   バと、この光フアイバの他端に接続し光フアイバ
   で導かれた光を検出し被測定対象の性状を測定す
   るための検出部と、前記集光部に着脱可能に接続
   する接眼装置とを備え、光フアイバ及び検出部と
   接眼装置とが集光部に対して互換性を有し着脱可
   能な構成とされたことを特徴とする光学的測定装
   置。