JPH05264746A - 掛時計用指針 - Google Patents
掛時計用指針Info
- Publication number
- JPH05264746A JPH05264746A JP6244292A JP6244292A JPH05264746A JP H05264746 A JPH05264746 A JP H05264746A JP 6244292 A JP6244292 A JP 6244292A JP 6244292 A JP6244292 A JP 6244292A JP H05264746 A JPH05264746 A JP H05264746A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indicator
- pointer
- reflected
- light
- fluorescent
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】時計機構内部に照明器具を用いることなく外来
光により表示輝度を高めることができる時計用指針を提
供する。 【構成】１１は指針の断面を示す。蛍光物質１４を混入
した透明樹脂により、指針１１の裏面に多数条の反射面
１３を形成したものであるから、この指針１１の表面
（上面）より外光が入射されると、この入光は指針１１
内の蛍光物質１４による反射により蛍光となり、指針１
１内を反射しながら、その蛍光は反射面１３に反射され
て、指針１１の表側へ放射される。指針１１が、外光を
受けることにより、該指針１１内の蛍光物質１４による
蛍光を生じ、さらにこの指針１１の裏面に形成されてい
る複数条の反射面１３により反射されて、指針１１の表
面方向に放射されるために、この指針１１の表面が高輝
度で反射表示される。
光により表示輝度を高めることができる時計用指針を提
供する。 【構成】１１は指針の断面を示す。蛍光物質１４を混入
した透明樹脂により、指針１１の裏面に多数条の反射面
１３を形成したものであるから、この指針１１の表面
（上面）より外光が入射されると、この入光は指針１１
内の蛍光物質１４による反射により蛍光となり、指針１
１内を反射しながら、その蛍光は反射面１３に反射され
て、指針１１の表側へ放射される。指針１１が、外光を
受けることにより、該指針１１内の蛍光物質１４による
蛍光を生じ、さらにこの指針１１の裏面に形成されてい
る複数条の反射面１３により反射されて、指針１１の表
面方向に放射されるために、この指針１１の表面が高輝
度で反射表示される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に駅建物、プラット
ホーム等の天井に吊設使用する掛時計の指針構造に関す
るものである。
ホーム等の天井に吊設使用する掛時計の指針構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば駅構内のプラットホーム等におい
て吊設されている一般的な掛時計は、昼夜問わず、その
時計表示を見ることができるように、例えば図１に示す
ように、その時計文字板１を透過光可能な板材で構成す
ると共に、その文字板１の裏側には、上記文字板を透過
照明せしめるための照明器具２を設備して、昼間におい
ては、上記文字板と指針３による時計表示つまり時刻
は、外光からの反射光で目視し、また夜間にあっては、
時計内部に設備されている照明器具を点灯させ、この照
明器具２からの照明で文字板を透過照明せしめて時刻を
認識することができるようになっているものである。
て吊設されている一般的な掛時計は、昼夜問わず、その
時計表示を見ることができるように、例えば図１に示す
ように、その時計文字板１を透過光可能な板材で構成す
ると共に、その文字板１の裏側には、上記文字板を透過
照明せしめるための照明器具２を設備して、昼間におい
ては、上記文字板と指針３による時計表示つまり時刻
は、外光からの反射光で目視し、また夜間にあっては、
時計内部に設備されている照明器具を点灯させ、この照
明器具２からの照明で文字板を透過照明せしめて時刻を
認識することができるようになっているものである。
【０００３】なお４は時計ムーブメント、５は表示板１
及び指針３の前方に位置されている透明なる時計カバー
を示す。
及び指針３の前方に位置されている透明なる時計カバー
を示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
構造の掛時計にあっては、夜間時において、上記文字板
１及び指針３を透過照明せしめるための照明器具を時計
内に設備しなければならないことから、時計本体が大型
化されてしまうことは勿論のこと、この照明器具を動作
せしめるための給電設備が必要となって、設備費が嵩む
という問題点があった。さらに上記時計の長期使用によ
って照明球の切れが生じて、その都度、新たな照明球と
交換しなければならず、交換作業の手間と煩わしさを生
じるという問題点があった。
構造の掛時計にあっては、夜間時において、上記文字板
１及び指針３を透過照明せしめるための照明器具を時計
内に設備しなければならないことから、時計本体が大型
化されてしまうことは勿論のこと、この照明器具を動作
せしめるための給電設備が必要となって、設備費が嵩む
という問題点があった。さらに上記時計の長期使用によ
って照明球の切れが生じて、その都度、新たな照明球と
交換しなければならず、交換作業の手間と煩わしさを生
じるという問題点があった。
【０００５】さらに従来の時計にあっては、夕暮れ時等
において外来光が不足しているにもかかわらず内部照明
の点灯が遅れているようなときは、時刻表示の確認がし
ずらいという問題点があった。
において外来光が不足しているにもかかわらず内部照明
の点灯が遅れているようなときは、時刻表示の確認がし
ずらいという問題点があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、特に時刻表示を行な
う指針を、外来光によって充分な輝度を発生しうる構造
となして、時計機構内部に照明器具を用いることなく外
来光により表示輝度を高めることができる時計用指針を
提供することにある。
問題点に着目してなされたもので、特に時刻表示を行な
う指針を、外来光によって充分な輝度を発生しうる構造
となして、時計機構内部に照明器具を用いることなく外
来光により表示輝度を高めることができる時計用指針を
提供することにある。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明するが、本発明にあっては、指針の構造に特長
を有し、その他の時計構成部材すなわち時計ムーブメン
ト、文字板、透明カバー等の構成部材は、従来例のもの
をそのまま使用することができる。
細に説明するが、本発明にあっては、指針の構造に特長
を有し、その他の時計構成部材すなわち時計ムーブメン
ト、文字板、透明カバー等の構成部材は、従来例のもの
をそのまま使用することができる。
【０００８】すなわち図２及び図３に示される指針１１
の形状は平板形状であって、その指針１１の裏面には、
その裏面幅方向に所望間隔で隔設される複数条の断面Ｖ
字状の溝１２が指針軸方向全長に亘って形成されてお
り、このＶ字溝１２を形成する対の溝面が反射面１３に
形成されているものである。その指針１１の材質は透明
である例えばアクリル、ポリカボネート、スチロール、
塩化ビニール等の樹脂に、有色又は無色の蛍光染料又は
蛍光顔料である蛍光物質１４を混合せしめた透明又は着
色透明材である。なお１５は指針軸への取付孔を示す。
の形状は平板形状であって、その指針１１の裏面には、
その裏面幅方向に所望間隔で隔設される複数条の断面Ｖ
字状の溝１２が指針軸方向全長に亘って形成されてお
り、このＶ字溝１２を形成する対の溝面が反射面１３に
形成されているものである。その指針１１の材質は透明
である例えばアクリル、ポリカボネート、スチロール、
塩化ビニール等の樹脂に、有色又は無色の蛍光染料又は
蛍光顔料である蛍光物質１４を混合せしめた透明又は着
色透明材である。なお１５は指針軸への取付孔を示す。
【０００９】このように本実施例の指針構造は、蛍光物
質１４を混入した透明樹脂により、その指針１１の裏面
に多数条の反射面１３を形成したものであるから、この
指針１１の表面（上面）より外光が入射されると、この
入光は指針１１内の蛍光物質１４による反射により蛍光
となり、指針１１内を反射しながら、その蛍光は反射面
１３に反射されて、指針１１の表側へ放射される。
質１４を混入した透明樹脂により、その指針１１の裏面
に多数条の反射面１３を形成したものであるから、この
指針１１の表面（上面）より外光が入射されると、この
入光は指針１１内の蛍光物質１４による反射により蛍光
となり、指針１１内を反射しながら、その蛍光は反射面
１３に反射されて、指針１１の表側へ放射される。
【００１０】従って本実施例の指針１１構造によれば、
その指針１１が、外光を受けることにより、該指針１１
内の蛍光物質１４による蛍光を生じ、さらにこの指針１
１の裏面に形成されている複数条の反射面１３により反
射されて、指針１１の表面方向に放射されるために、こ
の指針１１の表面が高輝度で反射表示されるものであ
る。
その指針１１が、外光を受けることにより、該指針１１
内の蛍光物質１４による蛍光を生じ、さらにこの指針１
１の裏面に形成されている複数条の反射面１３により反
射されて、指針１１の表面方向に放射されるために、こ
の指針１１の表面が高輝度で反射表示されるものであ
る。
【００１１】従ってこの指針構造によれば、その裏面に
形成した複数条の反射面１３の作用により、照明手段を
設備することなく、高輝度を発する指針を得ることがで
きるので、例えばこの指針を用いる掛時計にあっては、
設備費の削減、電気的エネルギーの省力化等による経済
性が高められる。また上記複数の反射面１３は、指針１
１の軸方向（長手方向）全長に亘って形成していること
から、指針１１の全長が高輝度表示されるものである。
形成した複数条の反射面１３の作用により、照明手段を
設備することなく、高輝度を発する指針を得ることがで
きるので、例えばこの指針を用いる掛時計にあっては、
設備費の削減、電気的エネルギーの省力化等による経済
性が高められる。また上記複数の反射面１３は、指針１
１の軸方向（長手方向）全長に亘って形成していること
から、指針１１の全長が高輝度表示されるものである。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明は、蛍光物質１４を
混入した透明樹脂により板状指針を形成し、その板状指
針の裏面に、その裏面幅方向に所望間隔で隔設される複
数条の断面Ｖ字状溝１２を、指針軸方向全長に亘って形
成せしめた指針であるから、これによれば、その裏面に
形成した複数条の反射面１３の作用により、照明手段を
設備することなく、高輝度を発する指針を得ることがで
きるので、例えばこの指針を用いる掛時計にあっては、
設備費の削減、電気的エネルギーの省力化等による経済
性が高められる。また上記複数の反射面１３は、指針１
１の軸方向（長手方向）全長に亘って形成していること
から、指針１１の全長が高輝度表示されるという効果が
得られる。
混入した透明樹脂により板状指針を形成し、その板状指
針の裏面に、その裏面幅方向に所望間隔で隔設される複
数条の断面Ｖ字状溝１２を、指針軸方向全長に亘って形
成せしめた指針であるから、これによれば、その裏面に
形成した複数条の反射面１３の作用により、照明手段を
設備することなく、高輝度を発する指針を得ることがで
きるので、例えばこの指針を用いる掛時計にあっては、
設備費の削減、電気的エネルギーの省力化等による経済
性が高められる。また上記複数の反射面１３は、指針１
１の軸方向（長手方向）全長に亘って形成していること
から、指針１１の全長が高輝度表示されるという効果が
得られる。
【図１】従来例の時計説明図。
【図２】本発明実施例の指針斜視図。
【図３】本発明実施例の指針導光作用説明図。
１１…指針 １２…Ｖ字状溝 １３…反射面 １４…蛍光物質 １５…取付孔
Claims (1)
- 【請求項１】 蛍光物質（１４）を混入した透明樹脂に
より板状指針を形成し、その板状指針の裏面に、その裏
面幅方向に所望間隔で隔設される複数条の断面Ｖ字状溝
（１２）を、指針軸方向全長に亘って形成せしめたこと
を特徴とする掛時計用指針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244292A JPH05264746A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 掛時計用指針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244292A JPH05264746A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 掛時計用指針 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05264746A true JPH05264746A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13200330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6244292A Pending JPH05264746A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 掛時計用指針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05264746A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018040698A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | カシオ計算機株式会社 | 指針、指針表示装置及び時計 |
| JP2021067702A (ja) * | 2021-02-03 | 2021-04-30 | カシオ計算機株式会社 | 指針の製造方法及び時計の製造方法 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP6244292A patent/JPH05264746A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018040698A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | カシオ計算機株式会社 | 指針、指針表示装置及び時計 |
| JP2021067702A (ja) * | 2021-02-03 | 2021-04-30 | カシオ計算機株式会社 | 指針の製造方法及び時計の製造方法 |
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