JPH0526454Y2 - - Google Patents

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JPH0526454Y2
JPH0526454Y2 JP1988075713U JP7571388U JPH0526454Y2 JP H0526454 Y2 JPH0526454 Y2 JP H0526454Y2 JP 1988075713 U JP1988075713 U JP 1988075713U JP 7571388 U JP7571388 U JP 7571388U JP H0526454 Y2 JPH0526454 Y2 JP H0526454Y2
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bag
agent
inner bag
chemical
chemical agent
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、混合することによつて吸熱反応を起
こす化学剤(以下、化学剤A、化学剤Bという)
を利用した冷却袋に関する。
〔従来の技術〕
従来の化学反応を利用した冷却袋10は第4図
に示すように、内袋11に水を入れ、外袋12に
外内袋11と硝安あるいは尿素等の化学剤13を
収納し、内袋11を破ることによつて化学剤13
を水に溶解しこれによつて吸熱反応を起こさせ、
全体の温度を下げるようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、内袋11を破ると内部の水が化
学剤と急速に反応するので、最初の温度は低いが
その持続時間が短いという問題点があつた。
そして、前記化学反応を利用した冷却袋が事故
等によつて内袋が破れて化学剤が反応を完了した
場合に外部から判断できず、そのまま出荷し、結
果として不良品を販売することがあるという問題
点があった。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、保冷持続時間が比較的長く、使用済み状態を
外部から判断できる化学反応を利用した冷却袋を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的に沿う請求項1記載の化学反応を利用
した冷却袋は、化学剤Aを収納した内袋を化学剤
Bと共に外袋中に密封収納し、内袋を破ることに
よつて化学剤Aと化学剤Bとを吸熱反応させ、全
体の温度を下げる化学反応を利用した冷却袋にお
いて、前記内袋に1軸延伸プラスチツクフイルム
を使用すると共に、前記内袋中に発色剤を混入
し、外袋の一部に内部の着色状況が見える透明部
を設けて構成されている。
また、請求項2記載の化学反応を利用した冷却
袋は、化学剤Aを収納した内袋を化学剤Bと共に
外袋中に密封収納し、内袋を破ることによつて化
学剤Aと化学剤Bとを吸熱反応させ、全体の温度
を下げる化学反応を利用した冷却袋において、前
記化学剤Aまたは化学剤Bを硝安とし、他方の全
部または一部に水を吸収させた高吸水性樹脂とす
ると共に、前記内袋中に発色剤を混入し、外袋の
一部に内部の着色状況が見える透明部を設けて構
成されている。
〔作用〕
請求項1記載の化学反応を利用した冷却袋にお
いては、内袋に1軸延伸プラスチツクフイルムを
使用しているので、内袋を急速な力を加えて破裂
させるのではなくて、折ることによつて内袋を破
りこれによつて徐々に内袋の化学剤Aを化学剤B
と反応させることができる。
請求項2記載の化学反応を利用した冷却袋にお
いては、硝安と対になる化学剤の一部または全部
に水を吸収した高吸水性樹脂を使用しているの
で、硝安と水との反応が徐々に起こり、これによ
つて保冷時間が長くなる。
また、請求項1または2記載の化学反応を利用
した冷却袋においては、粒または粉状の化学剤が
収納された内袋に発色剤が混入しているので、内
袋を破ることによつて外袋中に発色剤が分散ある
いは拡散し、しかも外袋の一部に内部の着色状況
が見える透明部を設けているので、これによつて
使用状況を目測できる。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を
具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に
供する。
ここに、第1図は本考案の実施例に係る化学反
応を利用した冷却袋の一部切欠き平面図、第2図
は同断面図、第3図は本考案に係る化学反応を利
用した冷却袋の使用状況を説明する為の温度グラ
フである。
第1図に示すように、本考案の実施例に係る化
学反応を利用した冷却袋15は、内部に化学剤A
となる硝安が収納された内袋16と、この内袋1
6及び炭酸ナトリウム10水塩を収納する外袋17
とからなつている。以下、これらについて詳しく
説明する。
前記内袋16は1軸延伸ポリエチレンあるいは
1軸延伸ポリプロピレン等の1軸延伸プラスチツ
クフイルムからなつて、内部には80〜120g程度
の硝安(NH4NO3)及び、発色剤の一例である
少量の食紅(食用赤色1号、2号、食用青色1号
等)とが収納されている。
前記外袋17は比較的強度を有する柔軟性のあ
るプラスチツク(例、ポリエチレンとナイロンを
ラミネートしたもの)シートからなつて、通常の
衝撃あるいは摩擦によつては袋が破れないように
なつて、この外袋17には密封された前記内袋1
6と150〜250g程度の前記炭酸ナトリウム10水塩
が収納されている。
そして、前記外袋17の一部には第1図に示す
ように透明部18が設けられ、内部の着色状況を
判断できるようになつている。
従つて、前記化学反応を利用した冷却袋15を
使用する場合には、外袋17を曲げることによつ
て内部の1軸延伸プラスチツクフイルムからなる
内袋16を折り曲げて破り、内部の硝安と炭酸ナ
トリウム10水塩とを反応させる。
第3図にこの時の温度降下状況を示すが、図中
αは前記化学反応を利用した冷却袋15を、図中
βは前記従来例に係る化学反応を利用した冷却袋
10を使用した場合を示す。
図に示すように、前記実施例に係る化学反応を
利用した冷却袋15の方が最初の温度降下は少な
いが、その保持期間は長時間に渡ることになる。
ここで、内袋を複数の連結した袋体によつて構
成し、これらを適当な時間をおいて徐々に破砕す
ることによつて更に、その温度降下特性を変える
ことができる。
また、前記実施例においては、硝安が融解する
水剤として炭酸ナトリウム10水塩を使用したが、
例えばこの水剤として水を含浸させた高吸水性樹
脂(粉状、粒状、小綿状にしたもの)を使用する
ことも可能であり、これによつて更に反応時間を
制御することも可能である。
なお、前記実施例においては、内袋16中の硝
安が炭酸ナトリウム10水塩と反応すると、内部の
発色剤が外袋17に設けられている透明部18か
ら見えることになり、これによつて使用済みであ
るか否かの判断ができる。なお、ここで内袋を非
透明袋としておくことによつて確実に使用状況を
判断することができる。
〔考案の効果〕
請求項1及び2記載の化学反応を利用した冷却
袋においては、内袋に発色剤が混入され、外袋の
一部に内部着色状況が見える透明部が設けられて
いるので、外部から使用状況を目視することがで
き、これによつて、使用済の化学反応を利用した
冷却袋を出荷、販売しなくて済むという利点があ
る。
そして、特に請求項1記載の化学反応を利用し
た冷却袋においては、内袋に1軸延伸プラスチツ
クフイルムを使用しているので、内袋を曲げるこ
とによつて破ることができる。
更に、請求項2記載の化学反応を利用した冷却
袋においては、硝安と対になる化学剤の一部また
は全部に水を吸収した高吸水性樹脂を使用してい
るので、硝安と水との反応が徐々に起こり、これ
によつて保冷時間が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る化学反応を利用
した冷却袋の一部切欠き平面図、第2図は同断面
図、第3図は本考案に係る化学反応を利用した冷
却袋の使用状況を説明する為の温度グラフ、第4
図は従来例に係る化学反応を利用した冷却袋の一
部切欠き平面図である。 符号の説明、15……化学反応を利用した冷却
袋、16……内袋、17……外袋、18……透明
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 化学剤Aを収納した内袋を化学剤Bと共に外
    袋中に密封収納し、内袋を破ることによつて化
    学剤Aと化学剤Bとを吸熱反応させ、全体の温
    度を下げる化学反応を利用した冷却袋におい
    て、 前記内袋に1軸延伸プラスチツクフイルムを
    使用すると共に、 前記内袋中に発色剤を混入し、外袋の一部に
    内部の着色状況が見える透明部を設けたことを
    特徴とする化学反応を利用した冷却袋。 (2) 化学剤Aを収納した内袋を化学剤Bと共に外
    袋中に密封収納し、内袋を破ることによつて化
    学剤Aと化学剤Bとを吸熱反応させ、全体の温
    度を下げる化学反応を利用した冷却袋におい
    て、 前記化学剤Aまたは化学剤Bを硝安とし、他
    方の全部または一部に水を吸収させた高吸水性
    樹脂とすると共に、 前記内袋中に発色剤を混入し、外袋の一部に
    内部の着色状況が見える透明部を設けたことを
    特徴とする化学反応を利用した冷却袋。
JP1988075713U 1988-06-06 1988-06-06 Expired - Lifetime JPH0526454Y2 (ja)

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JP1988075713U JPH0526454Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06

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JP1988075713U JPH0526454Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06

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Publication Number Publication Date
JPH01178571U JPH01178571U (ja) 1989-12-21
JPH0526454Y2 true JPH0526454Y2 (ja) 1993-07-05

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ID=31300771

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JP1988075713U Expired - Lifetime JPH0526454Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4873296A (ja) * 1971-12-24 1973-10-03
JPS5949476A (ja) * 1982-09-11 1984-03-22 株式会社ユ−シン 冷却パツク

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53119068U (ja) * 1977-03-01 1978-09-21

Patent Citations (2)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPH01178571U (ja) 1989-12-21

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