JPH05263736A - シフトインターロック装置 - Google Patents

シフトインターロック装置

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Publication number
JPH05263736A
JPH05263736A JP4297346A JP29734692A JPH05263736A JP H05263736 A JPH05263736 A JP H05263736A JP 4297346 A JP4297346 A JP 4297346A JP 29734692 A JP29734692 A JP 29734692A JP H05263736 A JPH05263736 A JP H05263736A
Authority
JP
Japan
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plunger
housing
interlock device
cam member
starter
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Pending
Application number
JP4297346A
Other languages
English (en)
Inventor
David F Haman
デイビッド、エフ、ハマン
Chester G Dubois
チェスター、ジー、デュバ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05263736A publication Critical patent/JPH05263736A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N3/00Other muscle-operated starting apparatus
    • F02N3/02Other muscle-operated starting apparatus having pull-cords

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 作業が簡単で、製造が安価で、信頼性が高
く、エンジン保守時分解容易な船舶機関用のシフトイン
ターロック装置を提供する。 【構成】 変速ギヤが接の時機関の始動を防止するシフ
トインターロック装置で、スタータハウジング42に固
定されたサブハウジング48と、スタータプーリの回転
を許容する後退位置、及びスタータプーリの回転を防ぐ
伸張位置の間で往復直線移動のプランジャ100を自在
にサブハウジング内に取り付け、伸張位置へ向かって付
勢するブランジャと、付勢力に打ち勝ってプランジャを
後退させる中立位置、及びプランジャの伸張を可能とす
る少なくとも1つのドライブギヤ位置の間で旋回するカ
ム部材116をサブハンジング内に配設する。又、変速
機のシフトレバー及びカム部材に連結され、カム部材を
選択的に位置決めして、変速機のシフトレバーが前進ま
たは後進セット位置にあるときにプランジャを伸張させ
る操作リンクを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に内燃機関用のス
タータ機構に適用されるシフトインターロック装置に関
し、特に船舶での使用向けに設計された、逆転式変速機
を有した内燃機関用のスタータ機構に適用されるシフト
インターロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船外型船舶用発動機(モータ)で
は、変速機のギヤが入っている状態でも、エンジン(機
関)の始動動作を開始できるようになっているものがあ
る。運転員および乗船者の安全を含むいくつかの理由か
ら、この特徴は望ましくない。そこで、変速機のギヤが
入っているときには、エンジンの始動を防止するための
機構が各種考えられてきた。
【0003】こうした従来技術のスタータインターロッ
ク機構は、Burmerister らの米国特許第 3,866,591号、
DuBois の米国特許第 4,167,929号、および Slattery
の米国特許第 4,534,739号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる従来の装
置は、実用化してみると、生産コスト、組立易さ、およ
び/又は信頼性の点で充分でないことが見いだされてい
る。
【0005】別の同様な従来の機構では、エンジンの危
険な始動を防ぐため、ケーブル操作式のロックアウト装
置を用いている。しかしこの装置では、修理のためスタ
ータハウジングを取り外さなければならないとき、ロッ
クアウト装置がケーブルによってエンジンに取り付けま
まの状態になってしまう。つまり、ロックアウト装置を
エンジンから容易に取り外せず、修理作業の妨害にな
る。
【0006】従来のシフトインターロック装置の更なる
欠点は、スタータハウジングをエンジンに装着した後、
ロックアウト装置をスタータハウジングに組み付けなけ
ればならないことである。これは特に大量生産の場合、
複雑で面倒な組立手順をもたらす。
【0007】このため、作業が簡単で、製造が安価であ
り、信頼性が高く、しかもエンジンの保守時に分解が容
易な船舶機関用のシフトインターロック装置が要求され
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明によ
れば、変速機が前進または後進いずれかの状態にあると
き、エンジンの始動が防止されるような船外型船舶発動
機用シフトインターロック装置が提供される。
【0009】基本的な構成として、本装置は、往復移動
するプランジャを含む。変速機のギヤが入っていると
き、プランジャが伸張してスタータプーリと係合し、ス
タータプーリの回転を阻止することによって、エンジン
の始動を防ぐ。変速機が中立状態に切り換えられると、
プランジャが後退し、スタータプーリの自由な移動およ
びエンジンの始動を可能とする。プランジャは変速機の
シフトレバーにより、バネ付勢式のカムとカムフォロア
機構を介して作動される。
【0010】すなわち本発明は、変速機のギヤが入って
いるとき船外型船舶発動機におけるエンジンの始動を防
止するシフトインターロック装置で、船外発動機がスタ
ータハウジング、このハウジングによって取り囲まれた
スタータプーリ、および中立セット位置、後進セット位
置および前進セット位置を有する変速機のシフトレバー
を備えたシフトインターロック装置を提供する。
【0011】本装置は、スタータハウジングに固定され
たサブハウジング、およびスタータプーリの回転を許容
する後退位置とプランジャがスタータプーリと係合して
スタータプーリの回転を防ぐ伸張位置との間で往復直線
移動自在にサブハウジング内に取り付けられたプランジ
ャを具備する。複数の離間したタブがスタータプーリの
周縁から垂下し、プランジャがこれらタブ間のスペース
内へと伸張する。
【0012】プランジャは、前記伸張位置へ向かって付
勢されている。カム部材がサブハンジング内に配設さ
れ、カム部材が前記付勢力に打ち勝ってプランジャを後
退させる中立位置とカム部材がプランジャの伸張を可能
とする少なくとも1つのドライブギヤ位置との間で旋回
する。さらに操作リンクが変速機のシフトレバーとカム
部材とに連結され、変速機のシフトレバーが前進または
後進セット位置にあるときプランジャを選択的に伸張さ
せる。
【0013】
【作用】したがって、変速機が前進または後進状態のい
ずれかにあるとき、変速機のシフトレバーの移動によ
り、操作リンクが作動されてカム部材を解除し、プラン
ジャがスタータプーリのタブ間へと伸張するのを可能と
する。プランジャがタブの1つとぶつかる位置にスター
タプーリがある場合、プランジャが次に隣接するタブ間
のスペース内へと伸張するのに充分なだけ、スタータプ
ーリの回転が許容される。これによってスタータプーリ
の移動が阻止され、エンジンの始動が防がれる。変速機
が中立状態にあるときは、操作リンクがカム部材をプラ
ンジャに係合させ、前記付勢力に打ち勝つことによって
ブランジャをスタータプーリから離脱するように後退せ
しめ、エンジンに始動を可能とする。
【0014】
【実施例】図1および図2を参照すれば、船外発動機が
全体を10で示してあり、内燃機関(エンジン)14
(隠れた状態なので点線で示す)を取り囲んだカウル
(覆い)アセンブリ12を具備する。排気ハウジング1
6がエンジン14から垂直下方に延び、その下端18が
ギヤケースハウジング20に取り付けられている。スク
リュー22がギヤケースハウジング20の下方後部に設
けられ、周知のように水中で船を推進する。操舵ハンド
ルアセンブリ24が、船外発動機10の前端26に配備
されている。
【0015】操舵ハンドルアセンブリ24は、操舵アー
ムまたはブラケット28、舵柄ハンドル30、軸方向に
回転可能なグリップ部32、および停止スイッチアセン
ブリ34を含む。船尾ブラケットアセンブリ36が船外
発動機10の旋回移動を可能とし、周知のごとく、船尾
に対する船外発動機10の取付点となる。
【0016】エンジン14は、その上端38にスタータ
機構40を備えている。スタータ機構40は、ほぼディ
スク状で、船外発動機10へ固定するための少なくとも
2つ、好ましくは3つの取付脚44を有したスタータハ
ウジング42と、該スタータハウジング42の半径方向
に延びたスタータロープアクセス構成体46およびサブ
ハウジング48とを含む。サブハウジング48は、スタ
ータハウジング42と一体状であるのが好ましい。好ま
しい実施例において、スタータハウジング42とサブハ
ウジング48は、高強度のプラスチックから単一体とし
て型成形されるが、その他従来通りの形状および素材の
使用も考えられる。
【0017】スタータ機構40には、円形状で平らなス
タータプーリ51と係合するリコイルバネ50も含まれ
ている。リコイルバネ50は、当該分野で周知のごと
く、平リボン状バネ受けの縁に沿ってラセン状に巻かれ
ている。リコイルバネ50の外側端52がスタータハウ
ジング42に嵌合されフック止めされている。リコイル
バネ50の内側端53は、スタータプーリ51のハブ5
4と係合するように形成されている。スタータプーリ5
1は、エンジン14のフライホイール55と係合し、こ
れを軸回転させるように構成配置されている。当該分野
で周知のごとく、ロックナット56がフライホイール5
5をエンジン14のクランク軸(図示せず)に固定す
る。スタータプーリ51は、その周囲に沿い且つ互いに
離間して配置された複数の垂下タブ57を備えている。
【0018】スタータロープアクセス構成体46は、中
心孔58を有し、そこにバネクリップ62によって固定
されたグロメット60を備えている。グロメット60
は、中心孔58と係合するように円筒状に形成された第
1端64を有し、この第1端64は、バネクリップ62
を受け入れるように寸法決めされた環状溝65を含む。
グロメット60の第2端66は、スタータロープハンド
ル70のテーパ状端68を収容するように寸法決めされ
た矩形状を成している。スタータロープ72は、当該分
野で周知のごとく、スタータハウジング42内のプーリ
(図示せず)の周囲に配されてスタータプーリ51を回
動させると共に、グロメット60を通過してスタータロ
ープハンドル70内へと延び、該ハンドルのポケット7
6内に保持されるようにその自由端74が結ばれてい
る。キャップ78がポケット76内に挿入されてスター
タロープ72の結び目端74をハンドル70内にロック
し、エンジン14の始動時においてハンドル70を引っ
張ったときに発生する力に耐えられ易いようにしてあ
る。
【0019】変速機のシフトレバー80が図2に部分的
に示してあり、その一端82にリンク84が設けられ、
このリンク84に、鉛直方向に延在する操作リンク88
の一端66が連結されている。変速機のシフトレバー8
0は、前進、後進および中立の各セット位置またはセッ
ト位置間を、矢印89で示した方向に回転するよう動作
可能である。操作リンク88の他端、つまり上端90
(隠れた状態なので点線で示す)は、約90゜の角度で
折り曲げられ、上述したサブハウジング48と動作係合
している。
【0020】次に図3乃至図6を参照すれば、サブハウ
ジング48が本発明のシフトインターロック装置を取り
囲んでいることから、サブハウジング48とその内部が
詳しく示してある。全体を92で示したシフトインター
ロック装置は、基本的に変速機のシフトレバー80が前
進または後進いずれかのセット位置にあるとき、つまり
ギヤが入っているとき、スタータプーリ51の回転を防
ぐ機能を果たす。
【0021】サブハウジング48は、基本的に少なくと
も1本のバー96(図2に最も明瞭に示してある)によ
ってそれぞれの一端が接合され、互いに平行となる態様
で離間した一対の側壁94で構成されている。側壁94
は、バー96の反対側でスタータハウジング42と一体
状に接合されている。サブハウジング48は、一般に頂
部と底部が開放され、移動路(トラック)98を画成し
ている。好ましい実施例において、各側壁94は、水平
軸に沿った断面がわずかにテーパ状を成し、バー96側
で相対的に細くなっている。
【0022】プランジャ100が、サブハウジング48
の移動路98内で直線的に往復移動するように構成およ
び配置されている。プランジャ100は、相互に離間し
て平行する関係に配設された一対の側壁102を含む。
両側壁102は、各一端側で接合されて筒状端部104
を形成し、この筒状端部104がスタータハウジング4
2の開口106に対して出入りするように寸法決めされ
ている。また、両側壁102は、筒状端部104と反対
側でカム状端部108と称されるカム形状部を有した端
壁によって接合されている。
【0023】カムピボットピン110がサブハウジング
48内を横切って配置され、該サブハウジングの各側壁
94に設けられた突起部開口112内に挿入されてい
る。プランジャ100の各側壁102は、細長くほぼ水
平向きで、ピボットピン110が通過するスロット11
4を有し、プランジャ100が移動路98内をピボット
ピン110で邪魔されることなく直線状に往復移動する
のを可能としている。
【0024】カム部材116がプランジャ100の両側
壁102間のサブハウジング48内で、ピボットピン1
10の周囲に旋回自在に配設されている。カム部材11
6の一端には、ピボットピン110と係合するピボット
孔118が設けられており、この一端をピボット端11
9と称する。カム部材116の反対端は、水平軸に沿っ
てテーパ形状120に形成され、このテーパ形状120
がプランジャ100のカム状端部108に追従するよう
に設計されている。したがって、カム部材116のこの
テーパ形状部をカムフォロア端121と称する。
【0025】またカム部材116は、カムフォロア端1
21に隣接した孔122を含み、この孔122に前記操
作リンク88の曲がった他端90が解除可能に挿入され
ている。したがって、操作リンク88が上下に移動する
につれ、カム部材116のカムフォロア端121も同様
に移動する。
【0026】サブハウジング48から鉛直下方に延びた
壁123が、操作中、操作リンク88の他端90がカム
部材116から外れるのを防止している。但し、本装置
92の利点の1つは、保守目的などのためスタータハウ
ジング42をエンジン14から取り外す必要があると
き、操作リンク88をカム部材116から簡単に取り外
せることにある。
【0027】プランジャ100には、その筒状端部10
4を伸張位置(図3および図4に想像線で示す)へと付
勢する付勢力が作用している。好ましい実施例におい
て、この付勢力は、筒状端部104とカム部材116の
ピボット端119との間に位置したコイル状バネ124
によって与えられる。バネ124の一端は、プランジャ
の側壁102によって画成された肩126に対して着座
している。また、バネ124は、バネ支持体128によ
って所定位置に保持されている。代替実施例では、上記
以外の付勢構成を用いることも考えられる。
【0028】バネ支持体128は、バネ124を貫くと
共にプランジャ100の中空筒状端部104内へと挿入
された円筒状シャフト130を有する。ばね支持体12
8は、筒状端部104内に配置されたシャフト130の
端部と反対側で軸方向に平らなヘッド132を有し、好
ましい実施例では、このヘッド132がシャフト130
と一体状に接合され、T字状断面を形成する。ヘッド1
32は、カム部材116のビボット端119と接触す
る。
【0029】動作時、図4を参照すれば、変速機のシフ
トレバー80が後進セット位置にあるとき操作リンク8
8は、サブハウジング48から上方に移動し(想像線1
34で示す)、また変速機のシフトレバー80が前進セ
ット位置にあるとき操作リンク88は、サブハウジング
48から下方に移動する(想像線136で示す)。例え
ば保守目的のため、操作リンク88をサブハウジング4
8から取り外したいときは、操作リンクを想像線138
で示した操作リンク解除位置へ移動させればよい。この
解除位置では、操作リンク88の曲がった他端90を、
カム部材116の孔122から容易に引き出すことがで
きる。
【0030】操作リンク88の中立占位位置が、実線1
40で示してある。変速機のシフトレバー80を中立セ
ット位置へと操作することによって得られるこの位置で
は、その変速機のシフトレバー80の動きがリンク84
を介して操作リンク88、さらにカム部材116のカム
フォロア端121へと伝達され、カムフォロア端121
がプランジャ100のカム状端部108に当接しながら
移動する。この作用によって図4に示すようにプランジ
ャ100は、右方に引っ張られ、バネ124の付勢力に
打ち勝つと同時に、スタータプーリ51から離反する。
したがって、プランジャ100の筒状端部104は、ス
タータプーリ51から離脱し、スタータハウジング42
の開口106を通って後退する。この結果、スタータプ
ーリ51は、回動可能となり、エンジン14が始動可能
となる。さらに、後退位置ではバネ124が緊張状態に
あり、操作リンク88が前進または後進どちらかのセッ
ト位置136、134へシフトされるとその緊張状態が
解除される。
【0031】操作リンク88(および変速機のシフトレ
バー80)が後進または前進どちらかのセット位置13
4、136にあるとき、カム部材116のカムフォロア
端121は、プランジャ100のカム状端部108から
離脱する。この離脱によってバネ124の緊張状態が解
除され、プランジャ100の筒状端部104がスタータ
ハウジング42の開口106を通って前進する。そし
て、プランジャ100の筒状端部104は、スタータプ
ーリ51と係合し、好ましくは隣接するタブ57間のス
ペース内にロックされる。プランジャ100がタブの1
つと部分的に、あるいは正面からぶつかった場合、スタ
ータプーリ51は、プランジャ100が隣接するタブ5
7間へと入り込むまで制限された範囲で回転可能であ
る。したがってエンジン14の始動は、プランジャ10
0がスタータプーリ51との係合状態から後退するまで
阻止される。上記の動作中、バネ支持体128は、ほぼ
静止したままで、筒状端部104がその上を往復摺動す
る。
【0032】以上本発明のシフトインターロック装置の
特定実施例を図示し説明したが、特許請求の範囲に記載
された広義の発明の範囲を逸脱することなく、種々の変
形および変更をなし得ることは当業者にとって明かであ
ろう。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明のシフトインタ
ーロック装置は、安価に製造でき、比較的少ない可動部
分を有し、組立が容易且つ効率的である。また本発明の
シフトインターロック装置は、保守が必要なとき、スタ
ータハウジングをエンジンから容易に取り外し可能とす
る。同じ理由から、本シフトインターロック装置は、ス
タータハウジングをエンジンへ取り付ける前に、スター
タハウジングへ組み付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシフトインターロック装置を組み入れ
可能な船外発動機の側面図。
【図2】本発明のシフトインターロック装置を使用し得
る、船外発動機スタータアセンブリの前方分解斜視図。
【図3】図2中の3−3線に沿ってほぼ矢印方向を見
た、本発明のシフトインターロック装置の断面図。
【図4】図3中の4−4線に沿ってほぼ矢印方向を見
た、一部を想像線で示す断面図。
【図5】図4中の5−5線に沿ってほぼ矢印方向を見た
断面図。
【図6】図4中の6−6線に沿ってほぼ矢印方向を見た
断面図。
【符号の説明】
10…船外発動機 14…エンジン(内燃機関) 40…スタータ機構 42…スタータハウジング 48…サブハウジング 51…スタータプーリ 57…垂下タブ 80…変速機のシフトレバー 88…リンク手段(操作リンク) 92…シフトインターロック装置 98…プランジャ用移動路 100…プランジャ 102…プランジャ側壁 104…プランジャ筒状端部 106…サブハウジング開口 108…プランジャカム状端部 110…ピボットピン 114…スロット 116…カム部材 119…カム部材ピボット端 121…カム部材カムフォロア端 122…カム部材孔 124、128…付勢手段(124…コイル状バネ、1
28…バネ支持体) 134、136、140…後進、前進、中立セット位置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、スタータハウジングと、こ
    のハウジングによって取り囲まれたスタータプーリと、
    中立セット位置、後進セット位置および前進セット位置
    を有する変速機のシフトレバーとを備えた船外発動機用
    のシフトインターロック装置において、 前記スタータハウジングに固定されたサブハウジング
    と、 前記スタータプーリの回転を許容する後退位置、および
    前記スタータプーリと係合して該スタータプーリの回転
    を防ぐ伸張位置の間で往復直線移動自在に前記サブハウ
    ジング内に取り付けられたプランジャと、 前記プランジャを前記伸張位置へ向かって付勢する付勢
    手段と、 前記付勢力に打ち勝って前記プランジャを後退させる中
    立位置、および前記プランジャの伸張を可能とする少な
    くとも1つのドライブギヤ位置の間で旋回するように、
    前記プランジャと動作係合する状態で前記サブハンジン
    グ内に配設されたカム部材と、 前記シフトレバーおよび前記カム部材に連結され、前記
    カム部材を選択的に位置決めして、前記シフトレバーが
    前進または後進セット位置にあるときには前記プランジ
    ャを伸張させ、該伸張時、前記プランジャが前記スター
    タプーリと係合して前記エンジンの始動を阻止するよう
    になすリンク手段とを具備したことを特徴とするシフト
    インターロック装置。
  2. 【請求項2】 前記カム部材と旋回自在に係合するよう
    前記サブハウジング内を横切って取り付けられたピボッ
    トピンをさらに具備したことを特徴とする請求項1記載
    のシフトインターロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ピボットピンが通過し、前記ピボッ
    トピンに対する前記プランジャの往復摺動移動を許容す
    る少なくとも1つのスロットを前記プランジャが有する
    ことを特徴とする請求項2記載のシフトインターロック
    装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段がコイル状バネを含むこと
    を特徴とする請求項1記載のシフトインターロック装
    置。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段が更に、前記サブハウジン
    グ内に配置され、前記コイル状バネの位置を前記プラン
    ジャおよび前記カム部材の間に維持するバネ支持体を含
    むことを特徴とする請求項4記載のシフトインターロッ
    ク装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1つのドライブギヤ位置
    が前進ギヤ位置と後進ギヤ位置とを含んでいることを特
    徴とする請求項1記載のシフトインターロック装置。
  7. 【請求項7】 前記カム部材の中立位置が前記シフトレ
    バーの中立セット位置に対応することを特徴とする請求
    項6記載のシフトインターロック装置。
  8. 【請求項8】 前記カム部材が前記中立位置から上方に
    旋回して、前記シフトレバーの後進セット位置に対応し
    た前記後進ギヤ位置を達成し、また前記カム部材が前記
    中立位置から下方に旋回して、前記シフトレバーの前進
    セット位置に対応した前記前進ギヤ位置を達成すること
    を特徴とする請求項7記載のシフトインターロック装
    置。
  9. 【請求項9】 前記プランジャが伸張したとき前記プラ
    ンジャと係合可能なように位置された複数の離間する垂
    下タブを、前記スタータプーリが有することを特徴とす
    る請求項1記載のシフトインターロック装置。
  10. 【請求項10】 前記リンク手段が前記カム部材から不
    用意に離脱するのを防ぐ防護手段を更に含むことを特徴
    とする請求項1記載のシフトインターロック装置。
  11. 【請求項11】 前記防護手段が前記サブハウジングか
    ら垂下する壁を含むことを特徴とする請求項10記載の
    シフトインターロック装置。
  12. 【請求項12】 前記スタータハウジングと連通し、前
    記プランジャが前記伸張位置にあるとき該プランジャの
    端部を受け入れるように寸法決めされた開口を、前記サ
    ブハウジングが含むことを特徴とする請求項1記載のシ
    フトインターロック装置。
  13. 【請求項13】 変速機のギヤが入っているとき船外発
    動機の始動を防止するシフトインターロック装置で、前
    記船外発動機がエンジンと、スタータハウジングと、該
    ハウジングによって取り囲まれたスタータプーリと、中
    立セット位置、後進セット位置および前進セット位置を
    有する変速機のシフトレバーとを備えたものにおいて、 前記スタータハウジングと一体状のサブハウジングと、 前記スタータプーリの回転を許容する後退位置、および
    前記スタータプーリと係合して該スタータプーリの回転
    を防ぐ伸張位置の間で往復直線移動自在に前記サブハウ
    ジング内に取り付けられ、筒状端部およびカム状端部を
    有したプランジャと、 前記プランジャを前記伸張位置へ向かって付勢する付勢
    手段と、 前記プランジャの前記カム状端部と係合するカムフォロ
    ア端および該カムフォロア端と反対側のピボット端を有
    し、前記付勢力に打ち勝って前記プランジャを後退させ
    る中立位置、および前記プランジャの伸張を可能とする
    少なくとも1つのドライブギヤ位置の間で旋回するよう
    に前記サブハンジング内に配設されたカム部材と、 前記シフトレバーおよび前記カム部材に連結され、該シ
    フトレバーが前進または後進セット位置にあるときに
    は、前記プランジャの前記筒状端部を前記スタータハウ
    ジングの開口内へと選択的に伸張させて前記スタータプ
    ーリと係合せしめ、該スタータプーリとの係合により、
    伸張したプランジャが前記エンジンの始動を阻止するよ
    うになす操作リンクとを具備したことを特徴とするシフ
    トインターロック装置。
  14. 【請求項14】 前記サブハウジングが前記プランジャ
    用の移動路を画成することを特徴とする請求項13記載
    のシフトインターロック装置。
  15. 【請求項15】 前記プランジャが相互に離間した平行
    する関係の一対の側壁を含み、該側壁の各一端が前記筒
    状端部に連結され、該側壁の各他端が前記カム状端部に
    連結されたことを特徴とする請求項13記載のシフトイ
    ンターロック装置。
  16. 【請求項16】 前記カム部材の前記ピボット端と旋回
    自在に係合するよう前記サブハウジング内を横切って取
    り付けられたピボットピンをさらに具備したことを特徴
    とする請求項15記載のシフトインターロック装置。
  17. 【請求項17】 前記ピボットピンが通過し、前記ピボ
    ットピンに対する前記プランジャの往復摺動移動を許容
    する少なくとも1つのスロットを、前記プランジャの各
    側壁が有することを特徴とする請求項16記載のシフト
    インターロック装置。
  18. 【請求項18】 前記付勢手段がコイル状バネと、前記
    サブハウジング内に配置され、前記コイル状バネの位置
    を前記プランジャおよび前記カム部材の間に維持するバ
    ネ支持体とを含むことを特徴とする請求項13記載のシ
    フトインターロック装置。
  19. 【請求項19】 前記カム部材が更に、前記カムフォロ
    ア端に隣接し且つ前記操作リンクの端部を受け入れるよ
    うに形成された孔を含むことを特徴とする請求項13記
    載のシフトインターロック装置。
  20. 【請求項20】 前記シフトレバーが中立セット位置に
    あるとき、前記カム部材が前記プランジャの前記カム状
    端部と係合して前記筒状端部を後退させ、前記シフトレ
    バーが前進セット位置または後進セット位置のいずれか
    にあるとき、前記カム部材が前記ピボットピンを中心に
    旋回して前記カムフォロア端を前記カム状端部から離脱
    させ、前記付勢手段によって前記プランジャを前記スタ
    ータハウジングの開口内へ伸張させて前記スタータプー
    リと係合せしめるように、前記操作リンクが前記カム部
    材に連結されていることを特徴とする請求項19記載の
    シフトインターロック装置。
JP4297346A 1991-11-06 1992-11-06 シフトインターロック装置 Pending JPH05263736A (ja)

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US07/788,507 US5256091A (en) 1991-11-06 1991-11-06 Shift interlock system
US07/788507 1991-11-06

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