JPH05263723A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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JPH05263723A
JPH05263723A JP9197492A JP9197492A JPH05263723A JP H05263723 A JPH05263723 A JP H05263723A JP 9197492 A JP9197492 A JP 9197492A JP 9197492 A JP9197492 A JP 9197492A JP H05263723 A JPH05263723 A JP H05263723A
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JP
Japan
Prior art keywords
fuel
plunger
hole
control valve
injection rate
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Application number
JP9197492A
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English (en)
Inventor
Hisashi Nakamura
久 中村
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】噴射率の低減量を自由に設定できるようにす
る。 【構成】プランジャ7に、燃料加圧室8に連なるリーク
ポート21及び環状溝22を形成する。バレル4及び取
付ブロック1に、ポンプ室2に連なるリーク通路41を
形成する。環状溝22とバレル4のリーク孔23とを、
プランジャ7の往動途中で対向して連通するように配置
する。リーク通路41の途中に制御弁28を設ける。制
御弁28の弁体31は電歪アクチュエータ30によって
リフトされ、そのリフト量は電歪アクチュエータ30に
印加する電圧の大きさを変えることによって制御可能に
なっている。弁体31のリフト量を変えることによっ
て、そこを流れる燃料に対する流通抵抗を変えることが
でき、噴射率の低減量を変えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は噴射率可変タイプの燃
料噴射ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射ポンプには、騒音対策や排気ガ
ス対策等を目的として、噴射率を可変にしたものや、特
開昭63−208630号公報に開示するようにパイロ
ット噴射を行うようにしたもの等が案出されている。こ
のうち、本出願人は噴射率可変タイプの燃料噴射ポンプ
について、平成3年1月28日に特願平3−25034
号として特許出願をしている。
【0003】上記噴射率可変タイプの燃料噴射ポンプで
は、プランジャの往動途中において加圧室の圧力を低下
せしめることができるように加圧室と低圧室とをリーク
通路によって接続し、このリーク通路を電磁開閉弁によ
って開閉可能にしており、電磁開閉弁を開けた時の噴射
率が閉じた時よりも低くなるようになっている。この電
磁開閉弁の開閉は予め運転条件等によって設定されるも
ので、コントロールユニットがマップに基づいてこの運
転条件等を判断し、電磁開閉弁を全開にするか全閉にす
るかという二者択一的な制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、噴射率の低
減の程度(低減量)は上記リーク通路に設けた絞りのサイ
ズや電磁開閉弁のサイズ等によって決定される。したが
って、上記絞りのサイズ等は、各運転条件における噴射
率の低減量をトータルバランス的に考えて設定せざるを
得ない。しかしながら、このようにトータルバランスを
考慮して絞りのサイズ等を設定した場合には、ある運転
条件においては噴射率の低減量が最適であっても、他の
運転条件においては噴射率の低減量が若干大き過ぎたり
小さ過ぎたりたりすることがあり、全ての運転条件にお
いて最適な噴射率を得ることが難しかった。この発明は
上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、噴射率を可変にでき、しかも
その可変量を所望に設定することができる燃料噴射ポン
プを提供しようとするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述目的を達
成するためになされたもので、その要旨は、シリンダ孔
にプランジャが往復動自在に設けられ、このプランジャ
の復動時に上記シリンダ孔に連通する燃料加圧室に燃料
を導入し、プランジャの往動時に上記燃料加圧室の燃料
を加圧する燃料噴射ポンプにおいて、上記プランジャに
は、一端がプランジャの外周面に開口し他端が上記燃料
加圧室に連通するリークポートが形成され、上記シリン
ダ孔の内周面には低圧室に連なるリーク通路の一端が開
口しており、上記リークポートのプランジャの外周面に
おける開口とリーク通路のシリンダ孔の内周面における
開口とがプランジャの往動途中で連通するようにされ、
而して、上記リーク通路には、電歪アクチュエータによ
って弁体がリフトされるリフト量制御可能な制御弁が設
けられていることを特徴とする燃料噴射ポンプにある。
【0006】
【作用】制御弁が開いた状態でプランジャの往動途中に
リークポートとリーク通路とが連通すると、燃料加圧室
内で加圧された燃料の一部が低圧室へ流出する。その結
果、燃料加圧室内の圧力が比較的低圧になり、これに対
応して噴射率が低くなる。一方、制御弁が閉じた状態で
は、燃料加圧室内の燃料が低圧室へ流出しないので、燃
料が高圧に加圧され、噴射率も高くなる。
【0007】又、上記制御弁は、電歪アクチュエータに
印加する電圧の大きさを変えることによって弁体のリフ
ト量を変えることができ、その結果、流通面積の大きさ
を変えることができる。したがって、開弁時の弁体のリ
フト量を変えることによって噴射率の低減量を変えるこ
とができ、各運転条件に最適な噴射率にすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1の図面に基
づいて説明する。図1はこの発明に係る分配型燃料噴射
ポンプの要部断面図であり、ポンプハウジング(図示せ
ず)には取付ブロック1が固定されている。この取付ブ
ロック1よりも図中左側の部分はポンプハウジング内部
のポンプ室(低圧室)2になっており、ここには燃料が充
満している。取付ブロック1の中央部には、ポンプ室2
に臨む内面から外面に貫通する貫通孔3が形成されてお
り、貫通孔3のポンプ室2側にバレル4が挿入固定さ
れ、外面側に蓋体5がバレル4に突き当てられた状態で
螺合固定されている。
【0009】上記バレル4の中央部には、貫通孔3と同
心のシリンダ孔6が形成されており、シリンダ孔6には
プランジャ7が軸線方向へ往復動自在に且つ回転自在に
挿入されている。このプランジャ7と蓋体5によって区
画されるシリンダ孔6の内部が燃料加圧室8にされてい
る。尚、蓋体5には燃料加圧室8に臨んで開口するねじ
孔9が設けられており、このねじ孔9に螺合された調節
ボルト10を進退調節することによって燃料加圧室8の
内部容積を適宜調節することができるようになってい
る。
【0010】上記プランジャ7の左端部にはカムディス
ク(図示せず)が一体的に設けられている。周知のよう
に、このカムディスクは、ローラホルダ(図示せず)に押
圧接触せしめられるとともに、エンジンに連なる駆動軸
(図示せず)によって回転駆動せしめられるようになって
いる。したがって、カムディスクは回転駆動されると往
復動することとなり、これによってプランジャ7が回転
往復動せしめられるようになっている。
【0011】又、プランジャ7の右端部外周面にはエン
ジンの気筒数と同数のインレットスリット11が周方向
等間隔に形成されている。各インレットスリット11
は、バレル4に形成されたインレットポート12に対し
プランジャ7の復動時(図中左方向への移動時)にその回
転に伴って順次対向するように配置されている。尚、イ
ンレットポート12は取付ブロック1に形成された吸入
通路13を介してポンプ室2に接続されており、吸入通
路13はマグネットバルブ14によって開閉されるよう
になっている。
【0012】プランジャ7の中間部外周面にはアウトレ
ットスリット15が一つ形成されている。アウトレット
スリット15は縦孔16及び横孔17を介して燃料加圧
室8に連通している。一方、上記バレル4にはエンジン
の気筒数と同数のアウトレットポート18が形成されて
いる。各アウトレットポート18の一端はシリンダ孔6
の内周面に開口しており、この各開口部はシリンダ孔6
の周方向等間隔に配置されている。そして、プランジャ
7の往動時には、いずれかのアウトレットポート18が
アウトレットスリット15と対向するようになってい
る。各アウトレットポート18の他端はデリバリバルブ
(図示せず)を介して燃料噴射ノズル(図示せず)に接続さ
れている。
【0013】プランジャ7においてポンプ室2に吐出し
た端部にはカットオフポート19が形成されている。カ
ットオフポート19の一端はプランジャ7の外周面に開
口し、他端は横孔17を介して燃料加圧室8に連通して
いる。又、プランジャ7の上記端部外側には、カットオ
フポート19を遮蔽するコントロールスリーブ20が相
対回転自在に且つ相対往復動自在に装着されている。
【0014】上述構成において、プランジャ7が往動
(図中右方向への移動)すると、燃料加圧室8内の燃料が
加圧される。加圧された燃料は、横孔17、縦孔16、
及びアウトレットスリット15を通っていずれかのアウ
トレットポート18に圧送され、更にそこから燃料噴射
ノズルに圧送されて、エンジンの燃焼室に噴射される。
そして、プランジャ7の往動途中に、カットオフポート
19がコントロールスリーブ20から抜け出してポンプ
室2に露出すると、加圧された燃料はカットオフポート
19からポンプ室2に流出するようになり、これによっ
て燃料噴射が終了する。
【0015】尚、周知のように、燃料噴射量は、コント
ロールスリーブ20を図中右方向へ移動させると増大
し、左方向へ移動させると減少する。コントロールスリ
ーブ20の位置は、ガバナ(図示せず)によりエンジンの
回転数及び負荷に応じて適宜に調節されるようになって
いる。
【0016】一方、プランジャ7が復動すると、ポンプ
室2内の燃料が吸入通路13、インレットポート12、
及びいずれかのインレットスリット11を通って燃料加
圧室8内に吸引導入される。
【0017】以上の構成については従来の分配型燃料噴
射ポンプと同様であるが、この分配型燃料噴射ポンプの
場合は更に次のような構成を有している。即ち、プラン
ジャ7の中間部でインレットスリット11とアウトレッ
トスリット15との間にリークポート21が形成されて
いる。このリークポート21の一端は横孔17を介して
燃料加圧室8に連通しており、他端はプランジャ7の外
周面に形成された環状溝22に連なっている。尚、リー
クポート21については、シリンダ孔6の内周面と対向
するプランジャ7の外周面に開口させる限り、この実施
例と異なる部位に形成してもよい。
【0018】又、バレル4には、その外周面からシリン
ダ孔6の内周面に貫通するリーク孔23が形成されてい
る。このリーク孔23は、燃料に対する流通抵抗が殆ど
無視できる程度に小さくなるよう、比較的大きな直径を
有するストレートな孔とされている。このリーク孔23
のシリンダ孔6の内周面における開口は、プランジャ7
の往動途中において環状溝22と対向するように配置さ
れている。又、リーク孔23が開口するバレル4の外周
面には凹部24が形成されている。
【0019】ここで、プランジャ7が往動を開始してか
らリーク孔23と環状溝22とが対向し始めるまでのプ
ランジャ7の往動距離をL1とし、カットオフポート1
9がコントロールスリーブ20から露出するまでのプラ
ンジャ7の往動距離、換言すれば噴射率がピークに達す
るときの往動距離をL2とすると、 0<L1<L2 に定められる。通常、往動距離L1は、噴射率がピーク
時の噴射率の半分になるときの往動距離とされ、この実
施例では、L1≒L2/2に設定しているが、この割合に
限られるものではない。
【0020】尚、噴射率がピークに達するまでのプラン
ジャ7の往動距離L1は、コントロールスリーブ20の
位置、換言すればエンジンの回転数及び負荷によって変
化する。したがって、往動距離L1はいずれの回転数ま
たは負荷を対象とするかによって適宜決定することとな
るが、この実施例では中速回転時を対象としてL1を決
定している。
【0021】取付ブロック1の図中上端部には、その上
端面から下方に向かって順に、弁取付孔25、収納孔2
6、及び凹部24に連通する連通孔27が互いに同心に
形成されている。
【0022】上記弁取付孔25には制御弁28が固定さ
れている。制御弁28は、弁取付孔25に螺合固定され
たホルダ部29と、ホルダ部29に取り付けられた電歪
アクチュエータ30と、電歪アクチュエータ30の先部
に取り付けられた弁体31、とを主要構成としている。
【0023】電歪アクチュエータ30は、円板状の電歪
素子を電極板と交互に積層して構成されたもので、電歪
素子に電圧を加えると伸びたり縮んだりする性質を利用
してアクチュエータとしたものであることは、周知のと
おりである。この電歪アクチュエータ30は応答性が極
めてよいことでも知られている。又、電歪素子の伸縮量
は印加された電圧の大きさによって変わる。
【0024】上記制御弁28はこの電歪アクチュエータ
30を弁体31のリフト機構としたものであり、電歪ア
クチュエータ30に印加する電圧の大きさを変えること
によって、弁体31のリフト量を変えることができるよ
うになっている。尚、この実施例においては、印加電圧
の大きさと電歪素子の歪み量(伸縮量)とがほぼ一次関数
の変化域となる部分を、電歪アクチュエータ30の制御
域として用いている。又、この実施例における電歪アク
チュエータ30は、一枚の厚さが0.5mmの電歪素子を50
枚積層して構成されており、500Vの電圧を印加したとき
に電歪素子1枚につき1μm伸長し、50枚で50μm伸長す
る特性を有するものが使用されている。
【0025】一方、収納孔26の底面には連通孔27よ
り大きな中心孔を有するガスケット32を介して座板3
3が配置されている。この座板33の中央部には、オリ
フィス34が形成されている。このオリフィス34が開
口する座板33の上端面中央部には突出部35が形成さ
れている。又、収納孔26には円筒状のスリーブ36が
螺合されており、このスリーブ36によって座板33が
収納孔26の底面に押圧固定されている。
【0026】上記スリーブ36の内側に制御弁28の弁
体31が図中上下方向へ摺動可能に挿入されている。弁
体31の下端面中央部には突出部37が形成されてお
り、弁体31の最大リフト時にこの突出部37が座板3
3の突出部35に突き当たり、オリフィス34を塞い
で、制御弁28が閉状態となるようにされている。そし
て、この閉状態のときよりも電歪アクチュエータ30に
対する印加電圧を小さくすると、弁体31のリフト量が
小さくなって、弁体31の突出部37が座板33の突出
部35から離間し、制御弁28が開状態となるようにさ
れている。尚、弁体31の外周面の中間部には、弁体3
1の外周面とスリーブ36の内周面との間をシールする
シールリング38が装着されている。
【0027】弁体31の突出部37が座板33の突出部
35に突き当たった状態においては、弁体31と座板3
3との間の外周部に隙間が形成される。この隙間と対向
するスリーブ36の下端部には、切り欠き39が形成さ
れている。切り欠き39は、取付ブロック1に形成され
た孔40を介してポンプ室2に連通している。したがっ
て、制御弁28が開状態の場合には、リーク孔23及び
凹部24が、連通孔27、オリフィス34、弁体31と
座板33との間の隙間、切り欠き39、及び孔40を介
してポンプ室2に連通する。これから明らかなように、
この実施例においては、上記リーク孔23から孔40ま
での流路によってリーク通路41が構成されている。
【0028】上述構成の分配型燃料噴射ポンプにおいて
は、プランジャ7が往動を開始すると燃料加圧室8内の
燃料が加圧されて噴射される。この場合、プランジャ7
の往動当初は環状溝22とリーク孔23とが離間し、リ
ークポート21とリーク孔23との間が遮断されている
ので、その時の噴射率は制御弁28が開弁状態と閉弁状
態とで同一である。しかしながら、プランジャ7の往動
途中において環状溝22とリーク孔23とが対向しリー
クポート21とリーク孔23とが連通した後において
は、制御弁28の開閉状態で噴射率が異なる。
【0029】即ち、制御弁28を閉じている場合には、
リーク通路41が遮断されているので、環状溝22とリ
ーク孔23とが対向してリークポート21とリーク孔2
3とが連通した後においても、噴射率はプランジャ7の
往動に伴って上昇する。したがって、高噴射率が得られ
る。
【0030】一方、制御弁28を開けている場合には、
リークポート21とリーク孔23とが連通すると、燃料
加圧室8内の燃料がリーク通路41を通ってポンプ室2
に流出する。ただし、燃料の流出量はオリフィス34、
及び弁体31と座板33との間の隙間によって制限され
ているので、その流出によって燃料噴射が終了すること
はなく、プランジャ7の往動に伴って燃料噴射が続行さ
れる。しかし、燃料の流出により、プランジャ7の往動
に伴う燃料加圧室8内の圧力上昇が抑えられ、その結
果、燃料の噴射率は制御弁28を閉じている場合に比べ
て低くなる。
【0031】しかも、この分配型燃料噴射ポンプにおい
ては、制御弁28の電歪アクチュエータ30に印加する
電圧の大きさを変えることによって弁体31のリフト量
を変えることができ、これによって、弁体31と座板3
3との間の流路開口面積を変えることができる。その結
果、弁体31と座板33との間を流通する燃料に対する
流通抵抗を変えることができるので、上記噴射率の低減
量を所望に設定することができる。
【0032】したがって、予め実験等によって、各運転
条件毎に噴射率の最適低減量を求め、これに対応する弁
体31のリフト量、即ち電歪アクチュエータ30に対す
る印加電圧を求めておき、これをコンピュータにプログ
ラミングしておいて、コントロールユニットがマップに
基づいて制御弁28の開閉、及び開弁時のリフト量を制
御するようにすると、個々の運転条件に応じた最適な噴
射率を得ることができるようになる。これによって、エ
ンジン性能をより高めることができるとともに、エミッ
ションを低減することができる。尚、この噴射率制御を
行うにあたっては、噴射率を変えたことによって噴射量
に変動が生じないように、コントロールスリーブの位置
制御を同時に行ってこれをカバーする。
【0033】この発明は上述実施例に制約されず種々の
態様が採用可能である。例えば、上記実施例ではポンプ
室を低圧室として使用しているが、ポンプ室とは別に、
例えば取付ブロックとバレルとの間に独立した低圧室を
設けるようにしてもよい。又、上記実施例はこの発明を
分配型燃料噴射ポンプに適用したものであるが、この発
明は列型燃料噴射ポンプ等他のタイプの燃料噴射ポンプ
にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、燃料加圧室と低圧室とをリーク通路を介して接続
し、このリーク通路に、電歪アクチュエータによって弁
体のリフト量が制御可能な制御弁を設けたことによっ
て、噴射率の低減量を変えることができ、その結果、個
々の運転条件に最適な噴射率を得ることができるという
優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る燃料噴射ポンプの一実施例にお
ける要部断面図である。
【符号の説明】
2 ポンプ室(低圧室) 6 シリンダ孔 7 プランジャ 8 燃料加圧室 21 リークポート 22 環状溝 28 制御弁 30 電歪アクチュエータ 31 弁体 41 リーク通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ孔にプランジャが往復動自在に
    設けられ、このプランジャの復動時に上記シリンダ孔に
    連通する燃料加圧室に燃料を導入し、プランジャの往動
    時に上記燃料加圧室の燃料を加圧する燃料噴射ポンプに
    おいて、上記プランジャには、一端がプランジャの外周
    面に開口し他端が上記燃料加圧室に連通するリークポー
    トが形成され、上記シリンダ孔の内周面には低圧室に連
    なるリーク通路の一端が開口しており、上記リークポー
    トのプランジャの外周面における開口とリーク通路のシ
    リンダ孔の内周面における開口とがプランジャの往動途
    中で連通するようにされ、而して、上記リーク通路に
    は、電歪アクチュエータによって弁体がリフトされるリ
    フト量制御可能な制御弁が設けられていることを特徴と
    する燃料噴射ポンプ。
JP9197492A 1992-03-18 1992-03-18 燃料噴射ポンプ Pending JPH05263723A (ja)

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