JPH05262805A - 周期的にテーパーの付いたsbrタイプのコポリマーを連続的に製造するための方法 - Google Patents

周期的にテーパーの付いたsbrタイプのコポリマーを連続的に製造するための方法

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JPH05262805A
JPH05262805A JP5032399A JP3239993A JPH05262805A JP H05262805 A JPH05262805 A JP H05262805A JP 5032399 A JP5032399 A JP 5032399A JP 3239993 A JP3239993 A JP 3239993A JP H05262805 A JPH05262805 A JP H05262805A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 反応容器中に a.溶媒中の共役ジエンモノマーから成る第一流れ、 b.溶媒中のビニル芳香族モノマーから成る第二流れ、 c.触媒的に効果的な量のアニオン開始剤、及び d.100gのモノマーあたり0〜400ミリモルのラ
ンダム化改質剤 を連続的に注入することから成る、共役ジエン及びビニ
ル芳香族反応性モノマーの重合によって生成されるテー
パー付きのコポリマーの製造のための連続的な方法であ
って、重合の過程の間、反応容器中に仕込まれる全モノ
マー重量のジエンモノマーの重量%が(100−X)%
であり、式中X%は反応容器中に仕込まれるビニル芳香
族モノマーの重量%を表し、そしてここでX%は約0〜
15%の最小仕込みと約35〜100%の最大仕込みと
の間を周期的に変動する方法。 【効果】 本発明の方法は、連鎖長さに沿って連続的に
変化する、好ましくは増加または減少するビニル芳香族
含量及び連続的に変化するまたは安定な1,2−ミクロ
構造(ビニル含量)を有する連続的にテーパーの付いた
コポリマーを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般的には、特定のTgを示
さない周期的にテーパーの付いたゴム状SBRタイプの
コポリマーの混合体を連続的に製造するための方法に、
そしてこのようにして製造されるコポリマー組成物に関
する。
【0002】
【発明の背景】インディアナのインディアナポリスで1
984年5月8〜11日に開催されたACSゴム部会の
春のミーティングに提出された論文中で、Dr.K.
H.Nordsiekは、理想的なタイアトレッドゴム
の開発のためのモデル研究を議論した。タイアトレッド
のために要求された理想的なゴムは、無定形ゴムの特性
を決定するための有用な物理的基準と考えられる特徴的
なガラス転移温度、Tgによる記述ができない。その代
わりに、理想的なゴムは、変動するTg値を有する多数
の異なるブロック構造体の和を代表する。
【0003】アニオン開始剤の存在下での1,3−ブタ
ジエンとスチレンモノマーとのバッチ重合は、これらの
モノマーの反応性における差による少しのテーパーを有
するブロックコポリマーを生成させる。しかしながら、
殆どポリブタジエンブロック及び殆どポリスチレンブロ
ックの両方の生成に伴う2つの鋭いガラス転移温度がま
だ存在する。
【0004】アニオン開始剤及び改質剤の存在下での
1,3−ブタジエンとスチレンモノマーとのバッチ重合
もまた、重合温度が断熱的に上がることを許される時に
は、ブタジエン区分の1,2−ミクロ構造でのテーパー
に導く。しかしながら、スチレン分布はかなり均一であ
り、そしてブタジエンミクロ構造テーパーは、多くの要
因例えば温度の全体の変化、△T;初期及び最高反応温
度;並びに各々の温度で達成される重合度に依存する。
これらのポリマーに関しては明確なTgが存在する。そ
れ故、連続的方法においてテーパー付けを正確に制御し
そしてタイアトレッドとしての使用のために要求される
理想的なゴムを製造することが望ましい。それ故、本発
明の目的は、連続的にテーパーの付いた構造を持ちそし
て特定のTg値を持たないスチレン - ブタジエンタイプ
のコポリマーの製造のための連続的方法を提供すること
である。
【0005】
【発明の要約】溶媒中でアニオン開始剤及び改質剤の存
在下でジエンモノマー及びビニル芳香族モノマーを連続
的に共重合するための方法が提供される。改質剤対開始
剤の比を方法を通じて調節または維持しながら、ビニル
芳香族モノマー対ジエンモノマーの比を連続的に調節す
ることによって、その連鎖長さに沿って連続的に変化す
る、好ましくは増加または減少するビニル芳香族含量及
び連続的に変化するまたは安定な1,2−ミクロ構造
(ビニル含量)を有する連続的にテーパーの付いたコポ
リマーが製造される。このようにして製造されるコポリ
マーは、連鎖長さに沿って変動する柔軟性を有し、そし
てこのようにして製造されるすべてのコポリマーは、小
さなエネルギー吸収の多重ガラス転移温度を示す、即ち
規定できるガラス転移温度を示さないことによって特徴
付けられる。
【0006】
【好ましい実施態様の詳細な説明】本発明の方法は、以
下の計量された流れを撹拌された反応器中に連続的に仕
込む:(1)溶媒中のジエン、好ましくはヘキサン中の
1,3−ブタジエン;(2)溶媒中のビニル芳香族モノ
マー、好ましくはヘキサン中のスチレン;(3)必要に
応じた溶媒流れ、好ましくはヘキサン;(4)アニオン
開始剤、好ましくはヘキサン中のn−ブチルリチウム;
及び(5)改質剤/溶媒ブレンド、好ましくはヘキサン
中のOOPS。好ましくは、アニオン開始剤及び改質剤
/溶媒流れは、反応器中への仕込みに先立って合わせら
れる。その代わりに、溶媒流れを反応物とは独立に仕込
むこともできる。
【0007】反応性モノマー、溶媒、アニオン開始剤及
び改質剤は、2以上、好ましくは3以上の流れによって
反応器中に仕込むことができる。何らかの早過ぎるライ
ン内反応を防止するために、アニオン開始剤及び改質剤
をモノマー供給流れから分離した1または2の供給流れ
中に添加することが望ましい。
【0008】本発明に従って製造されるテーパー付きの
コポリマーは、共役ジエンモノマー及びビニル置換芳香
族モノマーの共重合によって製造される。本発明のテー
パー付きのコポリマーの製造において用いることができ
る重合可能な1,3−ジエンモノマーは、1分子あたり
4〜12(両端を含む)の炭素原子を含む1以上の1,
3−共役ジエンである。例としてのモノマーは、1,3
−ブタジエン;イソプレン;2,3−ジメチル−1,3
−ブタジエン;1,3−ペンタジエン(ピペリレン);
2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン;3−メ
チル−1,3−ペンタジエン;1,3−ヘキサジエン;
2−メチル−1,3−ヘキサジエン;3−ブチル−1,
3−オクタジエン等を含む。ジアルキル−1,3−ブタ
ジエンの中では、アルキル基が1〜3の炭素原子を含む
ことが好ましい。本発明の方法における使用のための好
ましい1,3−ジエンモノマーは1,3−ブタジエンで
ある。共役ジエンは、ある瞬間の全モノマー供給の0〜
100重量%の範囲の量、好ましくは周期的に変動する
量で適切な希釈剤中で連続的に反応器中に仕込まれる。
【0009】上で記述した共役ジエンに加えて、1以上
の共重合可能なモノマー例えばビニル置換芳香族モノマ
ー、本明細書中では以後ビニル芳香族モノマーの、ある
瞬間の全モノマー供給の0〜100重量%の範囲の逆に
変動する量が、適切な希釈剤中で重合反応器中に連続的
に計り込まれる。本発明でのテーパー付きのコポリマー
の製造における使用のための適切な共重合可能なモノマ
ーの例は、スチレン;α−メチルスチレン;1−ビニル
ナフタレン;2−ビニルナフタレン;1−α−メチルビ
ニル−ナフタレン;2−α−メチルビニルナフタレン;
及びこれらの混合物並びに、合わせた炭化水素中の炭素
原子の全数が一般的に12より大きくないそれらのアル
キル、シクロアルキル、アリール、アルクアリール及び
アラルキル誘導体を含む。これらの後者の化合物の例
は、4−メチルスチレン;ビニルトルエン;3,5−ジ
エチルスチレン;2−エチル−4−ベンジルスチレン;
4−フェニルスチレン;4−p−トリルスチレン;及び
4,5−ジメチル−1−ビニルナフタレンを含む。時
折、モノ−ビニル芳香族モノマーに加えて、ジ−及びト
リ−ビニル芳香族モノマーが小量で使用される。好まし
いビニル芳香族モノマーはスチレンである。
【0010】これらのモノマーは、適切な不活性有機希
釈剤中で反応容器中に連続的に仕込まれる。多くの適切
な不活性希釈剤が、当該技術において知られている。好
ましい希釈剤は、一般にはアルカン及びシクロ−アルカ
ンを含む。適切な希釈剤は、エタン、プロパン、イソ−
及びn−ブタン、イソ−及びn−ペンタン、イソ−及び
n−ヘキサン、イソ−及びn−ヘプタン、イソ−及びn
−オクタン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘ
キサン、シクロヘプタン並びにシクロオクタンを含むが
これらに限定されない。好ましい希釈剤は、イソ−及び
n−ヘキサンである。これらの希釈剤は、単独でまたは
混合してのどちらかで用いることができる。希釈剤中の
モノマーの濃度は、5〜60重量%またはそれ以上の範
囲を取ることができ、そして一般的には経済及び反応条
件を制御するそしてポリマー溶液を取り扱う能力に依存
する。
【0011】ジエンモノマーとビニル芳香族モノマーと
の共重合において有用であるとして当該技術において知
られている任意のアニオン開始剤を、本発明の方法にお
いて用いることができる。適切な有機リチウム触媒は、
式R(Li)x[式中、Rは1つのR基あたり1〜2
0、好ましくは2〜8の炭素原子のヒドロカルビル基を
表し、そしてxは1〜4の整数である]を有するリチウ
ム化合物を含む。典型的なR基は、脂肪族基及び脂環式
基、例えばアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル
アルキル、アルキルシクロアルキル、アリール及びアル
キルアリール基を含む。上の式における置換のためのR
基の特定の例は、第一、第二及び第三基例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、t−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−
ヘキシル、n−オクチル、n−デシル、シクロペンチル
メチル、シクロヘキシル−エチル、シクロペンチル−エ
チル、メチルシクロペンチルエチル、シクロペンチル、
ジメチルシクロペンチル、エチルシクロペンチル、メチ
ルシクロヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、エチルシ
クロヘキシル、イソプロピルシクロヘキシル等を含む。
【0012】その他の適切なリチウム触媒の特定の例
は、p−トリルリチウム、4−フェニルブチル−リチウ
ム、4−ブチルシクロヘキシルリチウム、4−シクロヘ
キシルブチル−リチウム、リチウムジアルキルアミン、
リチウムジアルキルホスフィン、リチウムアルキルアリ
ールホスフィン、リチウムジアリールホスフィン等を含
む。
【0013】その他の適切なアニオン開始剤は、アルカ
リ金属トリヒドロカルビルマグネシアート、好ましくは
構造式:
【0014】
【化1】 MR123Mg [式中、Mは、Li、NaまたはKであり、そして
1、R2、R3は、C2〜C14の炭化水素オルガノ基から
成る群から独立に選ばれる]によって表されるリチウ
ム、ナトリウムまたはカリウムトリヒドロカルビルマグ
ネシアート化合物を含む。これらのC2〜C14オルガノ
基は、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロア
ルケニル−アルキル、アリール−アルキル、アリール−
シクロアルキル、シクロアルキルアリール、またはエチ
レン性不飽和オルガノ基例えばビニル、アリル及びプロ
ペニルで良い。本発明において用いることができる好ま
しいオルガノ基、R1、R2及びR3は、n−ヘキシル、
n−ブチル、s−ブチル、2−エチルヘキシル及びn−
オクチルである。
【0015】本発明における使用のための好ましいMR
123Mg化合物は、ナトリウムトリ−n−ヘキシル
マグネシアート、ナトリウムトリブチルマグネシアー
ト、ナトリウムジブチルヘキシルマグネシアート、及び
ナトリウムブチルオクチル−2−エチルヘキシルマグネ
シアートを含む。異なるナトリウムまたはカリウムトリ
ヒドロカルビルマグネシアートの混合物も、アニオン開
始システムにおいて用いることができる。アルカリ金属
トリヒドロカルビルマグネシアートの使用は、ブタジエ
ンが寄与する単位中で一定のビニル含量、典型的には1
2%〜30%を維持しながら、1,3−ブタジエンタイ
プのモノマーとの共重合の間、スチレンをランダム化す
るのに役に立つ。
【0016】リチウムベースの及びマグネシアートのア
ニオン開始剤の混合物もまた用いることができる。本発
明における使用のための好ましい触媒は、n−ブチルリ
チウム及びナトリウムn−ブチル−n−オクチル−2−
エチル−ヘキシルマグネシアート及びこれらの混合物で
ある。
【0017】アニオン開始剤は、本発明のテーパー付き
のブロックコポリマーの製造において用いられるモノマ
ーの重量に対するアニオン開始剤のミリモルの比で、反
応器中にその時仕込まれている全モノマーの100gあ
たり0.20〜20.0ミリモルのアニオン開始剤の範
囲の触媒的に効果的な量で連続的に反応器中に仕込まれ
る。
【0018】1,2−ミクロ構造制御剤またはランダム
化改質剤は、好ましくは、ジエンモノマー寄与単位中の
1,2−ミクロ構造を制御するためにそしてゴム状相中
にジエンモノマーと共に組み込まれるビニル芳香族モノ
マー、例えばスチレンの量をランダム化するために使用
される。適切な改質剤は、テトラメチルエチレンジアミ
ン(TMEDA)、オリゴマー状オキソラニルプロパン
(OOPS)、2,2−ビス−(4−メチルジオキサ
ン)(BMD)、テトラヒドロフラン(THF)、ビス
テトラヒドロフリルプロパン等を含むがこれらに限定さ
れない。1以上のランダム化改質剤を使用することがで
きる。反応器中に連続的に計り込まれるモノマーの重量
に対する改質剤の量は、モノマー仕込みの各々のサイク
ルの間に、反応器中にその時仕込まれているモノマーの
100gあたり0ほど低い最小から400ミリモルほど
多い最大まで、好ましくは0.01〜300.0ミリモ
ルの改質剤の範囲で変動して良い。改質剤の仕込みが増
すにつれて、ジエンモノマー寄与単位中の1,2−ミク
ロ構造の%が増す。反応器中へのモノマー供給の重量に
対する改質剤の比は、その時重合されているテーパー付
きのコポリマーの1,2−ミクロ構造を増すまたは減ら
すために連続的に調節することができる。
【0019】本発明の方法は、連続的供給方法としてア
ニオン重合のための連続的重合反応器中で実施される。
反応物はそれらの添加に際して殆ど直ちに使用される尽
くすので、いつでも反応容器中には最小の未反応反応物
しか存在しない。
【0020】反応物の連続的な供給の開始に先立って、
標準的な予備仕込み技術によって、反応容器に約100
°F〜200°Fでヘキサンを予備仕込みする。典型的
な反応容器の予備仕込みは、反応器を満たす量での溶媒
の仕込みを含む。
【0021】すべての反応物の流量はそれらが反応容器
中に流れ込む時に別々に計量され、そしてすべての流量
及び監視がコンピューターによって制御されることは本
発明の意図の内部にある。重合方法が進むにつれて、テ
ーパー付きのコポリマーが、溶媒セメント、好ましくは
ヘキサンセメントとして反応器から取り出される。
【0022】反応器中の重合が発熱的であるので、この
反応は、150°F〜350°F、好ましくは200°
F〜300°Fで0.3〜6.0時間、好ましくは約
0.5〜1.0時間の反応器中の滞留時間で実施するこ
とができる。
【0023】反応器中への全モノマー仕込みは実質的に
一定の量であるので、テーパー付けは、ジエン及びビニ
ル芳香族モノマーの仕込み量の比を変えることによって
制御される。反応滞留時間での各々のサイクルの間に、
全体のモノマー仕込み中のビニル芳香族モノマーの重量
%は、その時の全反応器モノマー仕込みの約0〜15重
量%の最小仕込み範囲中の最小量から約30〜100重
量%の最大仕込み範囲の最大量へとどんどん増加し、そ
して次に初期の最小仕込み範囲へと戻る。全体のモノマ
ー仕込み中の対応するジエンモノマーの重量%は、サイ
クルの間に、全体のモノマー仕込みの100〜85重量
%の範囲の初期仕込みから0〜70重量%の範囲の最小
仕込みへと逆にどんどん変化し、そして最大仕込みへと
戻る。
【0024】ジエンの仕込み量は、ビニル芳香族モノマ
ーの増加する仕込みが全モノマー仕込みの30〜100
重量%の最大仕込み量と等しくなるまで連続的に減少す
るので、どんどん高くなるビニル芳香族モノマー寄与の
単位を含むテーパー付きのブロックが製造される。反応
のこの時点で、ビニル芳香族モノマー仕込みの重量%は
連続的に減らされ、一方ジエンモノマーの重量%は対応
して増される。本発明の目的のためには、モノマー仕込
みは、時間の特定の点で反応器中に流れ込むモノマーの
量として定義される。かくして、X%が、反応器中へ連
続的に仕込まれる全モノマー仕込みのビニル芳香族モノ
マー(本明細書中では以後スチレンとして議論する)の
重量%での量を表す場合には、(100−X)%は、ス
チレン -ブタジエンブロックコポリマーの生成において
反応器中へ連続的に仕込まれるジエンモノマー(本明細
書中では以後ブタジエンとして議論する)仕込みの重量
%での量を表す。
【0025】本発明の好ましい実施態様においては、X
%の値は、(0〜15)%の最小仕込みから次第に(3
5〜100)%の最大仕込みまでそして次に、周期的に
ほぼ同じ増加の変化を繰り返す前に、次第に(0〜1
5)%の最小仕込みへと減少して変化する。反応器仕込
み中のブタジエン対スチレンの重量比を連続的に変える
ことによって、本発明の方法は、変化するテーパー付き
のスチレン - ブタジエンブロックコポリマーの混合物
を連続的に製造し、その結果テーパー付きのスチレン -
ブタジエンブロックコポリマーの最後の回収される混
合物は、変動するTg値を有しそして理想的なゴムトレ
ッド組成物として適切である。反応器中の滞留時間は種
々の反応条件によって影響され得るけれども、1つの完
全なモノマー仕込みサイクルは20〜80分、好ましく
は40〜50分の時間で反応器中へ仕込まれることが望
ましい。このモノマー仕込みサイクルは、特定のモノマ
ー供給量が始まりそして次に最小または最大供給量に戻
るのにかかる時間として定義される。本方法は連続的で
あるので、2〜1,000,000の繰り返されたモノ
マー仕込みサイクルを用いるテーパー付きのコポリマー
を製造するためにそれを利用することができる。
【0026】本方法は、反応器中へのビニル芳香族モノ
マー対ジエンモノマーの供給比を常に変えるが、一方反
応器中への改質剤対開始剤の供給比は、一定に維持され
るかまたは重合の過程の間、また周期的に調節されるか
のどちらかである。重合温度、流量、周期的に変化する
改質剤濃度、及び周期的に変化するビニル芳香族モノマ
ー供給対ジエンモノマーの比の組み合わせは、結果とし
てランダムなテーパーの付いたスチレン - ブタジエン
コポリマーをもたらす。
【0027】主鎖に沿ってジエン寄与の単位中の増加す
る1,2−ミクロ構造の%を与えるために、反応器中へ
の改質剤対アニオン開始剤の供給比は、各々のモノマー
供給サイクルの間に、好ましくはアニオン開始剤の1モ
ルあたり0〜5モルのキレート化改質剤及びアニオン開
始剤の1モルあたり0〜400モルの非キレート化改質
剤の範囲のモル比でどんどん増加そして減少させること
ができる。
【0028】プロセス条件例えば重合反応の初期及び最
高温度は、1,3−ジエンコポリマーまたはポリマーの
最後の1,2−ミクロ構造含量に独立に影響を与える可
能性がある。これらの条件は、約15〜40%の最後の
所望の平均1,2−ミクロ構造含量を与えるために各々
のモノマー反応システムに関して制御することができ
る。1,3−ジエンモノマー寄与の単位中の20〜35
%の平均1,2−ミクロ構造を有するポリマー及びコポ
リマーを製造することが望ましい。本発明の方法に従っ
て製造されるコポリマーの1,2−ミクロ構造は、反応
が進むにつれて増加するそして減少する反応媒体中に存
在する改質剤の濃度のために、成長する連鎖に沿って
(スチレン含量が増加するにつれて)、好ましくは連続
的に次第に増加する。コポリマーの主鎖区分に沿う1,
2−ミクロ構造の%は、主鎖に沿って約10%から約9
0%へと増加して良い。好ましくは、1,2−ミクロ構
造は、ポリマー連鎖長の低い側即ち最初の30%の部分
では10%から30%平均へとそして連鎖長の高い側即
ち最後の30%の部分では約30%から70%へと次第
に増加する。ポリマーの連鎖長の最初の30%の部分中
の平均の1,2−ミクロ構造は、ポリマーの連鎖長の最
後の30%の部分中の平均の1,2−ミクロ構造よりも
好ましくは少なくとも15〜20%低い。1,2−ミク
ロ構造はまた、改質剤対アニオン開始剤モル比を0/1
〜400/1の設定値で維持することによって一定にす
ることもできる。
【0029】本発明において使用される時には1,2−
ミクロ構造という術語は、共役ジエンモノマー単位に関
して成長するポリマー連鎖の付加の方式を実際に指す。
1,2−付加または1,4−付加のどちらかが起こり得
る。簡単のために、ビニル含量または1,2−ミクロ構
造という術語は、共役ジエンの1,2−付加から生じる
ミクロ構造を記述するために用いられる。
【0030】本発明の全体のブロックコポリマーは、構
造式:
【0031】
【化2】 B1/S1−B2/S2...Bn/Sn...B2/S2−B1/S1 [式中、n=10〜2500である]によって表すこと
ができる。この式は、反応器中の1つの全体のモノマー
仕込みサイクルの間に生成されるテーパー付きのスチレ
ン - ブタジエンブロックコポリマーの理想的なモデル
を表す。B/Sはブタジエン(B) - スチレン(S)
ブロックコポリマーを表し、そしてB1/S1は0〜15
重量%のスチレン及び100〜85重量%のブタジエン
を含んで生成される初期ブロックを表す。各々のブロッ
ク中のスチレンの%は%S1<%S2<%Snのように次
第に増加し、そしてBn/Snのブロックは30〜100
重量%のスチレン及び70〜0重量%のブタジエンを含
み、即ち%Sn=30〜100%、%Bn=70〜0%、
そして%Bn+%Sn=全モノマー供給の100%であ
る。
【0032】ポリマーのテーパー率は、共重合反応の間
のある段階での転化率及びスチレン含量を測定すること
によって計算される。連鎖中の2つの点でのスチレン含
量の差が計算され、そしてテーパー率は以下の式: テーパー率=(連鎖中の2つの点でのスチレン含量の
差)/(全体の連鎖の重量に対する連鎖の部分の重量の
%) によって与えられる。テーパー付きのスチレン - ブタ
ジエンコポリマーの構造は、計算されたテーパー率によ
って確認することができる。本方法によって製造される
コポリマー連鎖の混合物は約0.30〜1.70の平均
テーパー率及び10%未満のスチレンブロック率%(分
離されたブロックスチレンポリマー重量x100/全コ
ポリマー重量)を含むことが好ましい。
【0033】種々のブロックコポリマーの大きな混合物
が本発明の連続的な方法に従って製造されることが更に
理解される。種々のブロックポリマーは、初期ブロック
及び末端ブロック区分として B1/S1...Bn/Sn...B1/S1...Bn
n...B1/S1...等 に沿って間欠的に任意のブロック長さ区分を有すること
ができる。かくして、連鎖長さに沿ったテーパー付きの
ブロック中のスチレン含量は、増加だけ、減少だけ、増
加し次に減少、減少し次に増加、減少し次に増加し次に
減少、増加し次に減少し次に増加する等することができ
る。
【0034】好ましい実施態様においては、全体のブロ
ックコポリマーの(B/S)テーパー付きのブロック区
分は、好ましくは、ポリマー連鎖長に沿って平均で15
〜40%、好ましくは20〜25%の1,2−ミクロ構
造を含む。もう一つの好ましい実施態様においては、コ
ポリマー連鎖に沿った平均1,2−ミクロ構造は、好ま
しくは、(B/S)テーパー付きのコポリマーの連鎖長
の最初の30%部分、中間の40%部分及び最後の30
%部分として同定される3つの区分の各々の間で少なく
とも10%変化する。
【0035】本方法に従うと種々のテーパー付きのブロ
ックが連続的に製造されるので、本発明の方法に従って
製造されたコポリマー中にはテーパー付きのブロックコ
ポリマーの大きな混合物が存在する。連続的に製造され
たテーパー付きのコポリマーは、幅広いガラス転移温度
または一連の非常に小さなそして良く定義されないガラ
ス転移温度を有する。好ましい実施態様においては、ジ
エンモノマーは1,3−ブタジエンでありそしてビニル
芳香族モノマーはスチレンである。本発明に従って製造
されたコポリマーは、50,000〜550,000、
好ましくは100,000〜350,000の分子量を
有し、そして平均で20〜50重量%のビニル芳香族モ
ノマー寄与の単位及び80〜50%のジエン寄与の単位
を有する。
【0036】ビニル芳香族モノマー、好ましくはスチレ
ンの反応器中への連続的な仕込みはまた、増加するまた
は減少する仕込まれた量で維持することができる。これ
によって、増加するまたは減少するスチレン含量または
その他のビニル芳香族モノマー寄与の含量を有するテー
パー付きのブロックコポリマーを製造し、一方前に規定
された手順に従って1,2−ミクロ構造を必要に応じて
テーパー付けすることができる。かくして、本発明の方
法は、(1)続いて起きるブロック生成あたりテーパー
付きのビニル芳香族モノマー含量とテーパー付きの1,
2−ミクロ構造との両方、(2)続いて起きるブロック
生成あたりテーパー付きの1,2−ミクロ構造及び増加
し次に減少するビニル芳香族モノマー含量、(3)続い
て起きるブロック生成あたりテーパー付きのビニル芳香
族モノマー含量及び一定の1,2−ミクロ構造、並びに
(4)続いて起きるブロック生成あたりテーパー付きの
ビニル芳香族モノマー含量及び増加し次に減少する1,
2−ミクロ構造含量を有するテーパー付きのコポリマー
を製造するために利用することができる。
【0037】述べたように、ジエンモノマー、ビニル芳
香族モノマー及び改質剤及び開始剤は、別々の供給流れ
を経由して重合反応器中に添加される。モノマーの比は
反応の過程にわたって周期的に変えられ、一方改質剤の
レベルは周期的に変えられるかまたは維持されて良い。
改質剤レベルの上昇は、ビニル含量の増加をもたらしそ
してまたビニルモノマーのコポリマーへのランダムな添
加を促進するのを助ける。
【0038】本発明に従って製造されたコポリマー及び
ポリマーは、タイアトレッド並びにその他の成形された
ゴム商品の製造において有用である。
【0039】
【実施例】以下の実施例は、例示の目的のためだけに提
示されそして限定する意味合いで考えられてはならな
い。特記しない限りすべての%は重量による。
【0040】実施例1 本発明の連続的な供給方法に従ってテーパー付きのスチ
レン - ブタジエンコポリマーを製造する。5ガロンの
反応器に容量までヘキサンを予備仕込みする。以下の濃
度を有する5つの供給流れを反応器の底中に供給した:
(1)ヘキサン中の25.2%のスチレン、(2)ヘキ
サン中の24.65%の1,3−ブタジエン、(3)ヘ
キサン中の0.143mM/ccのn−BuLi、
(4)ヘキサン中の0.30mM/ccのOOPS、及
び(5)追加のヘキサン。
【0041】この重合方法の所望の条件は、(1)25
重量%のコポリマー中の平均スチレンレベル、(2)
0.50のOOPS改質剤/Liの比、(3)150,
000の平均分子量、及び(4)46分の反応器中の平
均滞留時間であった。
【0042】反応器中への仕込みの流量は以下のようで
あった:
【0043】
【表1】流れ cc/HR cc/Min GMS/HR LBS/HR スチレン/ヘキサン 7131 118.8 4710 10.4 ブタジエン/ヘキサン 21887 364.8 14456 31.9 ヘキサン 10192 169.9 6726 14.8 n-BuLi 295.2 4.92 194.8 0.43 不純物に関するn-BuLi 73.8 1.23 OOPS 703.5 11.72 464.3 1.02 合計 40282.5 671.4 26551.1 58.55 触媒及び改質剤供給流れの流量は一定に保ったが、モノ
マー供給流れの流量は図1中に示すように毎秒調節し
た。46分のサイクルにおいてモノマーの流量をコンピ
ューター制御した。1,3−ブタジエンモノマーの最大
流れを、スチレンモノマーの最小流れに対応して46分
ごとに反応器に添加した。1,3−ブタジエンモノマー
の流れを23分サイクルの中で漸次減らし、一方スチレ
ンモノマーの流量を対応してその最大まで増した。各々
のモノマー供給サイクルの残りの23分においては、
1,3−ブタジエンモノマー供給を最大流量まで漸次増
し、一方スチレンモノマー供給量を対応して減らした。
次に、供給サイクルを図1中に示すように繰り返した。
【0044】1,3−ブタジエンの流れライン中の破裂
したディスクが93分に所望の1,3−ブタジエンモノ
マー流量を一時的に減らしたことが認められる。
【0045】反応器から連続的に回収されたテーパー付
きのブロックコポリマー生成物は水によって不活性化さ
れた回収された触媒を有していたが、酸化防止剤が添加
され、そしてコポリマーが乾燥されそして回収された。
【0046】回収されたテーパー付きのブロックコポリ
マーは、図2中に示すようにDSC(示差走査熱量計)
で幅広いTgを示した。回収されたコポリマーは以下の
特性を示した: 100℃でのML−4=67 Mn=106,000 MW=460,000 Mw/Mn=4.4 %スチレン含量=23.5%、ブロックスチレン無しで
(10以上の単位) %1,2−ミクロ構造=28.6% 本発明の方法に従って製造されたブロックコポリマーの
共通の相当点は、これらのブロックコポリマーがテーパ
ー付きでありそして幅広いTgまたは一連の小さなTg
有し、かくして鋭く規定されたガラス転移温度を欠いて
いることである。図2中に示すように、図1中に示すモ
ノマー流量に従って実施例1中で製造されたテーパー付
きのブロックコポリマーに関しては良く規定されないガ
ラス転移温度だけが認め得る。
【0047】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0048】1)反応容器中に a.溶媒中の共役ジエンモノマーから成る第一流れ、 b.溶媒中のビニル芳香族モノマーから成る第二流れ、 c.触媒的に効果的な量のアニオン開始剤、及び d.100gのモノマーあたり0〜400ミリモルのラ
ンダム化改質剤 を連続的に注入することから成る、共役ジエン及びビニ
ル芳香族反応性モノマーの重合によって生成されるテー
パー付きのコポリマーの製造のための連続的な方法であ
って、重合の過程の間、反応容器中に仕込まれる全モノ
マー重量のジエンモノマーの重量%が(100−X)%
であり、式中X%は反応容器中に仕込まれるビニル芳香
族モノマーの重量%を表し、そしてここでX%は約0〜
15%の最小仕込みと約35〜100%の最大仕込みと
の間を周期的に変動する方法。
【0049】2)共役ジエンモノマーが1,3−ブタジ
エンである、上記1に記載の方法。 3)ビニル芳香族モノマーがスチレンである、上記1に
記載の方法。
【0050】4)溶媒がヘキサンから成る、上記1に記
載の方法。
【0051】5)テーパー付きのコポリマーのテーパー
付きの構造が、繰り返しサイクルの間にジエンモノマー
の100〜0重量%及びビニル芳香族モノマーの0〜1
00重量%の限度の間で所定のやり方で量を変動させる
ことによって制御され、そして各々のサイクルは1滞留
時間よりも長くない、上記1に記載の方法。
【0052】6)溶媒と接触している反応ゾーン中の0
〜100重量%のビニル芳香族モノマー及び100〜0
重量%の共役ジエンモノマーから成る全モノマー仕込み
量の実質的に一定の重量%並びに重合条件下のアニオン
開始剤並びに0.3〜6.0時間の滞留時間を有する連
続的な共重合方法において、テーパー付きのブロックコ
ポリマーのガラス転移温度が、繰り返しサイクルの間、
所定の変動する量で反応器中へのモノマーの流量を変動
させることによって、明確に規定できるガラス転移温度
を持たないように制御され、そしてモノマーの流量が、
最小から最大へまたは最大から最小へ各々のサイクルの
間に所定のやり方で反対に変動し、そしてこれらのサイ
クルが、何分〜1滞留時間を変動する各々のサイクル長
さと長さにおいて実質的に等しく、そしてこの間、テー
パー付きのブロックコポリマーを反応ゾーンから連続的
に取り出す方法。
【0053】7)ビニル芳香族モノマー供給量が、各々
のサイクルの間に、全モノマー仕込みの0〜15重量%
の最小から全モノマー仕込みの30〜100重量%の最
大へそして戻って最小へ変動する、上記6に記載の方
法。
【0054】8)全モノマー供給の残りの重量%が共役
ジエンモノマーから成る、上記7に記載の方法。
【0055】9)1ミリモルのアニオン開始剤あたり0
〜400ミリモルの限度の間で所定のやり方で変動する
量で1,2−ミクロ構造改質剤を導入することによって
テーパー付きのコポリマーの1,2−ミクロ構造を制御
するステップを付加的に含む、上記6に記載の方法。
【0056】10)上記6に記載の方法に従って製造さ
れるテーパー付きのコポリマー。
【0057】11)15〜50重量%の平均スチレン含
量を有するテーパー付きのブロックスチレン - ブタジ
エンコポリマーの混合体から成るエラストマー組成物で
あって、該混合体が、特定のガラス転移温度を持たずそ
して50,000〜550,000の平均分子量を持つ
エラストマー組成物。
【0058】12)該スチレン - ブタジエンコポリマ
ーが約0.30〜1.70の平均テーパー率を持つ、上
記11に記載のエラストマー組成物。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1中に示されたようにテーパー付きのブ
ロックコポリマーの製造における周期的なモノマー流量
対時間を図式的に示す。
【図2】実施例1において製造されたテーパー付きのブ
ロックコポリマーのTgを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器中に a.溶媒中の共役ジエンモノマーから成る第一流れ、 b.溶媒中のビニル芳香族モノマーから成る第二流れ、 c.触媒的に効果的な量のアニオン開始剤、及び d.100gのモノマーあたり0〜400ミリモルのラ
    ンダム化改質剤 を連続的に注入することから成る、共役ジエン及びビニ
    ル芳香族反応性モノマーの重合によって生成されるテー
    パー付きのコポリマーの製造のための連続的な方法であ
    って、重合の過程の間、反応容器中に仕込まれる全モノ
    マー重量のジエンモノマーの重量%が(100−X)%
    であり、式中X%は反応容器中に仕込まれるビニル芳香
    族モノマーの重量%を表し、そしてここでX%は約0〜
    15%の最小仕込みと約35〜100%の最大仕込みと
    の間を周期的に変動する方法。
  2. 【請求項2】 溶媒と接触している反応ゾーン中の0〜
    100重量%のビニル芳香族モノマー及び100〜0重
    量%の共役ジエンモノマーから成る全モノマー仕込み量
    の実質的に一定の重量%並びに重合条件下のアニオン開
    始剤並びに0.3〜6.0時間の滞留時間を有する連続
    的な共重合方法において、テーパー付きのブロックコポ
    リマーのガラス転移温度が、繰り返しサイクルの間、所
    定の変動する量で反応器中へのモノマーの流量を変動さ
    せることによって、明確に規定できるガラス転移温度を
    持たないように制御され、そしてモノマーの流量が、最
    小から最大へまたは最大から最小へ各々のサイクルの間
    に所定のやり方で反対に変動し、そしてこれらのサイク
    ルが、何分〜1滞留時間を変動する各々のサイクル長さ
    と長さにおいて実質的に等しく、そしてこの間、テーパ
    ー付きのブロックコポリマーを反応ゾーンから連続的に
    取り出す方法。
  3. 【請求項3】 15〜50重量%の平均スチレン含量を
    有するテーパー付きのブロックスチレン - ブタジエン
    コポリマーの混合体から成るエラストマー組成物であっ
    て、該混合体が、特定のガラス転移温度を持たずそして
    50,000〜550,000の平均分子量を持つエラ
    ストマー組成物。
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