JPH05261320A - 薬液噴霧容器 - Google Patents

薬液噴霧容器

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Publication number
JPH05261320A
JPH05261320A JP4060705A JP6070592A JPH05261320A JP H05261320 A JPH05261320 A JP H05261320A JP 4060705 A JP4060705 A JP 4060705A JP 6070592 A JP6070592 A JP 6070592A JP H05261320 A JPH05261320 A JP H05261320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
container
spray
chemical liquid
medicinal liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4060705A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Arai
一郎 荒井
Koji Hirota
剛治 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Kagaku KK
Original Assignee
Shinko Kagaku KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Kagaku KK filed Critical Shinko Kagaku KK
Priority to JP4060705A priority Critical patent/JPH05261320A/ja
Publication of JPH05261320A publication Critical patent/JPH05261320A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/026Membranes separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気による薬液Lの汚染を防止し、薬液Lの
全量を有効に使い切ることができるようにする。 【構成】 容器本体10の下部に可撓性の貯留室12を
設け、薬液Lを収納する。また、貯留室12の上部に
は、噴霧ポンプ30を装着し、貯留室12は、外筒20
によって保護する。噴霧ポンプ30を操作すると、薬液
Lは外部にスプレ状に噴出するが、このとき、貯留室1
2は大気圧によって押し潰されるから、貯留室12の内
部に外気が浸入するおそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば点鼻用や咽
喉塗布用などの薬液をスプレ状に噴霧するための薬液噴
霧容器に関し、殊に、薬液の汚染防止を考慮した薬液噴
霧容器に関する。
【0002】
【従来の技術】患部に薬液をスプレ状に噴霧するための
薬液噴霧容器が知られている。
【0003】このものは、薬液を収納する容器の口部
に、噴霧ノズルを有する噴霧ポンプを装着したものであ
って、噴霧ポンプを操作すると、薬液は、容器内に垂下
した吸引パイプを介して噴霧ポンプに吸引され、噴霧ノ
ズルからスプレ状に外部に噴出させることができる。な
お、このときの噴霧ポンプは、手指によって操作可能な
極く小形のポンプが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、薬液を収納する容器は、外気と連通している必
要があり、薬液の使用とともに、外気が容器内に流入す
る必要があるから、外気中の雑菌等によって薬液が汚染
されてしまうおそれがあるという問題が避けられなかっ
た。容器を完全に密閉してしまえば、薬液に大気圧が作
用しなくなり、噴霧ポンプを作動させても、薬液を吸引
することができなくなってしまうからである。
【0005】また、容器内の薬液は、吸引パイプを介し
て吸引するから、これを完全に吸引させることが難し
く、容器内に吸引不能に残留する無駄な薬液が少なくな
いという問題もあった。殊に最近の点鼻薬等は、薬効成
分の濃度が高く、高粘度の高価薬が多いから、残留薬液
量が多いことは、極めて不経済であり、大きな問題であ
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、容器本体の下部に可撓性の貯留室を設
けることにより、薬液が外気中の雑菌等によって汚染さ
れるおそれがなく、しかも、無駄な残留薬液量を極少に
することができる薬液噴霧容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、薬液を収納するための可撓性の
貯留室を下部に有する容器本体と、容器本体と連結して
貯留室を保護する外筒と、容器本体に装着する噴霧ポン
プとを備え、貯留室は、噴霧ポンプを装着することによ
って密閉され、外筒には、エア流通孔を設けることをそ
の要旨とする。
【0008】なお、貯留室は、容器本体と一体成形し、
または、別体に成形した袋状の容器であってもよく、ま
た、後者の場合には、連結アダプダを介して容器本体に
装着することができる。
【0009】
【作用】かかる構成によるときは、容器本体は、下部の
貯留室に薬液を注入した後、噴霧ポンプを装着すること
により密閉することができ、したがって、薬液は、外気
から完全に遮断された状態におくことができる。なお、
外筒は、貯留室が不用意に押し潰されることがないよう
に、貯留室を保護し、また、外筒に設けるエア流通孔
は、それを介して外気が流通することにより、貯留室の
周囲に対し、常時、大気圧を作用させることができる。
そこで、噴霧ポンプを操作すれば、貯留室内の薬液を噴
霧することができ、このとき、可撓性の貯留室は、薬液
が減少するに従って収縮するから、薬液は、残留薬液量
が極少になるように、そのほぼ全量を有効に使用するこ
とができる。
【0010】貯留室が容器本体と一体成形された袋状の
容器であるときは、容器本体と噴霧ポンプとの接続部分
以外に接続個所がないから、噴霧ポンプを装着するのみ
で、貯留室を簡単に密閉することができる。
【0011】また、貯留室が、容器本体と別体に成形さ
れた袋状の容器であるときは、容器本体の形状が単純に
なり、容器本体の成形が簡単である。さらに、連結アダ
プタを使用するときは、連結アダプタと貯留室とを一体
に組み立てた後、連結アダプタを介して貯留室を容器本
体に装着することができるから、全体の組立て作業が一
層容易である。
【0012】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0013】薬液噴霧容器は、貯留室12を有する容器
本体10と、容器本体10に連結する外筒20と、容器
本体10に装着する噴霧ポンプ30とを備えてなる(図
1)。
【0014】容器本体10は、外周に雄ねじ11aを形
成した中空円筒状の口部11と、口部11の下方に形成
する袋状の貯留室12と、口部11と貯留室12との間
に形成する短いスカート状の取付部13とを一体成形し
てなる。なお、貯留室12は、底部12aと、口部11
に連続する絞り部12bとを除く全体が肉薄に形成され
ており、大気圧によって容易に潰れるように、十分な可
撓性を有するものとする。
【0015】外筒20は、筒状の本体部21に底部22
を設けてなる有底容器状に形成されており、本体部21
の上端縁を容器本体10の取付部13の下端縁に嵌合さ
せることにより、容器本体10と一体に連結されてい
る。なお、容器本体10と外筒20とは、超音波接着等
により、一体に接着してもよい。外筒20の底部22に
は、エア流通孔22aが形成されている。
【0016】噴霧ポンプ30は、容器本体10の口部1
1に螺着可能なケース31に、ポンプ本体32を収納し
てなる。
【0017】ケース31は、内面に雌ねじ31aを有
し、雌ねじ31aに雄ねじ11aをねじ込むことによ
り、パッキン33を介し、容器本体10の口部11に対
して気密に取り付け、貯留室12を密閉することができ
る。なお、このとき、ポンプ本体32の下部は、貯留室
12の絞り部12bに適合するものとし、また、このよ
うにして貯留室12に挿入されるポンプ本体32の下端
部には、短い吸引パイプ32aが下向きに開口されてい
る。
【0018】ポンプ本体32の上部には、ピストンロッ
ド32bが突出しており、ピストンロッド32bは、下
端部両側に、指を掛けるための鍔34a、34aを突設
する操作部34に連結され、操作部34を介し、上下に
操作し得るものとする。なお、操作部34には、鍔34
a、34aの下方に筒部34bが形成されており、筒部
34bは、ケース31の上部に形成するガイド筒31b
内に押し込むことができる。ピストンロッド32bに
は、その軸方向に図示しない薬液注出孔が貫通されてい
るものとし、ピストンロッド32bの先端は、図示しな
い噴霧チップを介し、操作部34の先端に開口している
ものとする。また、ポンプ本体32には、逆止弁とばね
とが内蔵されている。
【0019】ポンプ本体32は、操作部34の鍔34
a、34aと外筒20の底部22とを手指で挾むように
して、ピストンロッド32bを図1の矢印K方向に押し
下げ、ばねによって図1に図示する状態に戻るときに、
吸引パイプ32aを介して貯留室12内の薬液Lを吸引
することができる。また、ピストンロッド32bを図1
の矢印K方向に押し下げるときに、吸引した薬液Lを操
作部34の先端の噴霧チップからスプレ状に噴出させる
ことができる。なお、操作部34は、筒部34bの下端
がケース31のガイド筒31bの底部に当接するまで押
し下げることができる(図1の二点鎖線)。
【0020】このようにして、操作部34を反復操作す
ると、貯留室12内の薬液Lは、次第に消費され、その
残留量が減少するが、このとき、貯留室12は、大気圧
によって押し潰されるから、薬液Lの液面は、常に十分
高く維持することができ、最終的に、貯留室12がほぼ
完全に潰れ、薬液Lの残留量が極少になるまで、薬液L
を使い切ることができる。なお、このとき、ポンプ本体
32には、逆止弁が内蔵されているから、ポンプ本体3
2を介し、外気が貯留室12に侵入するおそれはない。
【0021】以上の説明において、エア流通孔22a
は、外筒20の内部に外気を導入し、大気圧により貯留
室12を押し潰すためのものである。そこで、エア流通
孔22aは、外筒20の底部22のみならず、容器本体
10を含む他のいずれの個所に設けてもよく、また、そ
の大きさ、形状等も、任意に定めてよいものである。
【0022】
【他の実施例】貯留室12は、容器本体10と別体に成
形し、偏平な可撓性の袋状の容器とすることができる
(図2、図3)。
【0023】容器本体10は、絞り部12bに代えて、
ネック部14を口部11の下方に連続的に形成し、貯留
室12は、ネック部14に対し、熱シール等により、気
密に取り付けるものとする。偏平な袋状の貯留室12
は、ほぼ平面状に押し潰すことができるから、残留薬液
量を一層少なくすることができる。
【0024】また、袋状の貯留室12は、連結アダプタ
15を介し、容器本体10のネック部14に装着するこ
とができる(図4)。ネック部14の外周には、連結ア
ダプタ15と嵌合して、これを固定するための環状凸部
14aが形成されており、連結アダプタ15は、あらか
じめ熱シール等により、貯留室12と一体に気密に組み
立てた後、ネック部15に気密に装着するものとする。
なお、ネック部14と連結アダプタ15との接合部は、
必要に応じ、適当な接着剤等を併用してもよい。
【0025】以上の説明において、外筒20は、貯留室
12を保護するものであるから、所定量の薬液Lを収納
して膨脹した貯留室12を内部に収納することができる
限り、その外形は、有底円筒状以外の任意の形状にする
ことができる。
【0026】また、貯留室12内に挿入する吸引パイプ
32aは、一般に極く短いもので足りる。噴霧ポンプ3
0は、使用に際し、これを繰返し操作することによって
貯留室12内のエアを放出し、貯留室12を押し潰すこ
とにより、薬液Lの液面を十分に高くすることができる
からである。なお、吸引パイプ32aは、ポンプ本体3
2と一体に形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、薬液を収納する貯留室を密閉された可撓性にするこ
とによって、貯留室は、薬液が消費されるに従って大気
圧によって押し潰されるから、外気が貯留室に侵入して
薬液を汚染させるおそれが全くなく、また、最終的に、
残留薬液量が極少になるまで、薬液を有効に使い切るこ
とができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成図
【図2】 他の実施例を示す要部構成図
【図3】 図2のX−X線矢視断面図
【図4】 別の実施例を示す要部構成図
【符号の説明】 L…薬液 10…容器本体 12…貯留室 15…連結アダプタ 20…外筒 22a…エア流通孔 30…噴霧ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を収納するための可撓性の貯留室を
    下部に有する容器本体と、該容器本体と連結して前記貯
    留室を保護する外筒と、前記容器本体に装着する噴霧ポ
    ンプとを備えてなり、前記貯留室は、前記噴霧ポンプを
    装着することによって密閉され、前記外筒には、エア流
    通孔を設けることを特徴とする薬液噴霧容器。
  2. 【請求項2】 前記貯留室は、前記容器本体と一体成形
    された袋状の容器であることを特徴とする請求項1記載
    の薬液噴霧容器。
  3. 【請求項3】 前記貯留室は、前記容器本体と別体の袋
    状の容器であり、前記容器本体に対して気密に装着する
    ことを特徴とする請求項1記載の薬液噴霧容器。
  4. 【請求項4】 前期貯留室は、連結アダプタを介して前
    記容器本体に装着することを特徴とする請求項3記載の
    薬液噴霧容器。
JP4060705A 1992-03-17 1992-03-17 薬液噴霧容器 Pending JPH05261320A (ja)

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JP4060705A JPH05261320A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 薬液噴霧容器

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JP4060705A Pending JPH05261320A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 薬液噴霧容器

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JP (1) JPH05261320A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131816A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体噴出容器
JP2012250768A (ja) * 2011-05-10 2012-12-20 Shinko Chemical Co Ltd 噴霧容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131816A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体噴出容器
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