JPH05260482A - 衛星放送受信装置 - Google Patents
衛星放送受信装置Info
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- JPH05260482A JPH05260482A JP5337392A JP5337392A JPH05260482A JP H05260482 A JPH05260482 A JP H05260482A JP 5337392 A JP5337392 A JP 5337392A JP 5337392 A JP5337392 A JP 5337392A JP H05260482 A JPH05260482 A JP H05260482A
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- signal processing
- intermediate frequency
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1中間周波信号処理回路と映像、音声処理
回路を一体化し、妨害がなく小型の衛星放送受信装置の
提供を目的とする。 【構成】 選局、復調処理を行なう中間周波信号処理回
路部53,54,55,56と、復調された信号から映
像信号と音声信号とを得る映像、音声処理回路部57
と、それらを電磁的に遮蔽するシールドケース52とを
備え、電源供給線および入出力信号線58を映像、音声
処理回路部57に取りつけ、両者をシールドケースの中
仕切りシールド板70によって区切り分離した構成を有
する。
回路を一体化し、妨害がなく小型の衛星放送受信装置の
提供を目的とする。 【構成】 選局、復調処理を行なう中間周波信号処理回
路部53,54,55,56と、復調された信号から映
像信号と音声信号とを得る映像、音声処理回路部57
と、それらを電磁的に遮蔽するシールドケース52とを
備え、電源供給線および入出力信号線58を映像、音声
処理回路部57に取りつけ、両者をシールドケースの中
仕切りシールド板70によって区切り分離した構成を有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信衛星によるテレビ
信号の配信や放送および衛星放送の受信装置に関する。
信号の配信や放送および衛星放送の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送衛星から放射される12GHz帯の電
波をパラボラアンテナで収束した後に、低雑音コンバー
タによって、1GHz帯の第1中間周波数に周波数変換
し、同軸ケーブルを介して屋内の衛星放送受信機に信号
を入力すると、衛星放送(Broadcasting by Satellit
e)を受信することができる。衛星放送受信機では、数
チャネルの信号のなかから、1チャネルを選局した後に
FM復調をして映像信号と音声信号を得る。そして映像
信号と音声信号を処理する回路に伝送される。近年、衛
星放送受信機はTV受信機にBS受信部として内蔵され
ることが一般化されつつある。
波をパラボラアンテナで収束した後に、低雑音コンバー
タによって、1GHz帯の第1中間周波数に周波数変換
し、同軸ケーブルを介して屋内の衛星放送受信機に信号
を入力すると、衛星放送(Broadcasting by Satellit
e)を受信することができる。衛星放送受信機では、数
チャネルの信号のなかから、1チャネルを選局した後に
FM復調をして映像信号と音声信号を得る。そして映像
信号と音声信号を処理する回路に伝送される。近年、衛
星放送受信機はTV受信機にBS受信部として内蔵され
ることが一般化されつつある。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来例につい
て説明する。図4は、CS放送またはBS受信部のブロ
ック図である。図4において、30はBSまたは、CS
放送の第1中間周波信号の入力端子、31は高周波増幅
部、32は混合部、33は第2中間周波増幅部、34は
局部発振部、35はFM復調部、36は高周波信号を取
り扱う中間周波信号処理回路、37は復調されたベース
バンド信号を取り扱う映像、音声信号処理回路、38は
4.5MHzのLPF、39はデエンファシス部、40は
エネルギー拡散信号除去部、41は映像増幅部、42は
5.73MHzのBPF、43は4相DPSK復調部、4
4はPCM復調部、45は映像出力端子、46は音声出
力端子である。
て説明する。図4は、CS放送またはBS受信部のブロ
ック図である。図4において、30はBSまたは、CS
放送の第1中間周波信号の入力端子、31は高周波増幅
部、32は混合部、33は第2中間周波増幅部、34は
局部発振部、35はFM復調部、36は高周波信号を取
り扱う中間周波信号処理回路、37は復調されたベース
バンド信号を取り扱う映像、音声信号処理回路、38は
4.5MHzのLPF、39はデエンファシス部、40は
エネルギー拡散信号除去部、41は映像増幅部、42は
5.73MHzのBPF、43は4相DPSK復調部、4
4はPCM復調部、45は映像出力端子、46は音声出
力端子である。
【0004】上記各構成要素の関係と動作を説明する
と、BSアンテナおよびCS放送アンテナによって受信
された信号はコンバータによって第1中間周波数帯の信
号に変換され、BS受信部の第1中間周波数信号の入力
端子30へ同軸ケーブルによって伝送される。BS受信
部の第1中間周波数信号の入力端子30へ伝送された信
号は、高周波増幅部31で増幅され、局部発振部34に
よって発振された信号と混合部32によって、周波数変
換され、FM復調部35によって映像信号、音声信号に
変換される。映像信号、音声信号に変換された信号は、
映像、音声処理回路37へ伝送される。映像信号処理部
では、FM復調部35から送られてくる信号を4.5M
HzのLPF38を通して音声PCM副搬送波信号を取り
除き、映像信号のみを分離する。デエンファシス部39
では、送信側で高い周波数成分がエンファシスされた映
像信号を逆の特性で処理することによって、元の信号に
戻している。またエネルギー拡散信号除去部40では、
送信部で加えられた15Hzの成分を取り除き、元の映像
信号を再生している。音声処理部では、FM復調部35
からの信号を5.73MHzのBPF42を通すことによ
って、まず音声PCM副搬送波信号のみを取り出す。次
に、4相DPSK復調部43では、PCM符号列の信号
をデスクランブルおよびデインタリーブして、元の符号
列に戻すとともに、誤り訂正、Aモード時の10→14
ビットのビット伸長などを行なう。また中に設けられた
D/Aコンバータで、PCMビットストリームの音声信
号を元のアナログ信号に戻す。図5は従来例におけるB
S受信装置の一例を示すものである。図5において、1
4はシールドケース、16は中間周波信号処理回路36
のユニットと映像、音声信号処理回路37のユニット
と、そして、他の回路との接続をするためのプリント基
板、17は映像、音声信号処理回路37のユニットであ
る。18は映像、音声信号処理回路37のユニット17
をプリント基板16に接続するためのピンである。19
は中間周波信号処理回路36のユニットをプリント基板
16に接続し、そして、外部回路との接続をするための
ピン、20は中間周波信号処理回路36のユニットであ
る。
と、BSアンテナおよびCS放送アンテナによって受信
された信号はコンバータによって第1中間周波数帯の信
号に変換され、BS受信部の第1中間周波数信号の入力
端子30へ同軸ケーブルによって伝送される。BS受信
部の第1中間周波数信号の入力端子30へ伝送された信
号は、高周波増幅部31で増幅され、局部発振部34に
よって発振された信号と混合部32によって、周波数変
換され、FM復調部35によって映像信号、音声信号に
変換される。映像信号、音声信号に変換された信号は、
映像、音声処理回路37へ伝送される。映像信号処理部
では、FM復調部35から送られてくる信号を4.5M
HzのLPF38を通して音声PCM副搬送波信号を取り
除き、映像信号のみを分離する。デエンファシス部39
では、送信側で高い周波数成分がエンファシスされた映
像信号を逆の特性で処理することによって、元の信号に
戻している。またエネルギー拡散信号除去部40では、
送信部で加えられた15Hzの成分を取り除き、元の映像
信号を再生している。音声処理部では、FM復調部35
からの信号を5.73MHzのBPF42を通すことによ
って、まず音声PCM副搬送波信号のみを取り出す。次
に、4相DPSK復調部43では、PCM符号列の信号
をデスクランブルおよびデインタリーブして、元の符号
列に戻すとともに、誤り訂正、Aモード時の10→14
ビットのビット伸長などを行なう。また中に設けられた
D/Aコンバータで、PCMビットストリームの音声信
号を元のアナログ信号に戻す。図5は従来例におけるB
S受信装置の一例を示すものである。図5において、1
4はシールドケース、16は中間周波信号処理回路36
のユニットと映像、音声信号処理回路37のユニット
と、そして、他の回路との接続をするためのプリント基
板、17は映像、音声信号処理回路37のユニットであ
る。18は映像、音声信号処理回路37のユニット17
をプリント基板16に接続するためのピンである。19
は中間周波信号処理回路36のユニットをプリント基板
16に接続し、そして、外部回路との接続をするための
ピン、20は中間周波信号処理回路36のユニットであ
る。
【0005】上記各構成要素の関係と動作を説明する
と、中間周波信号処理回路のユニット20は選局、復調
機能を果たす高周波ユニットであり、映像、音声信号処
理回路のユニット17は映像、音声のベースバンド信号
処理を行なう。中間周波信号処理回路のユニット20と
映像、音声信号処理回路のユニット17とは取り扱う周
波数帯が異なるため中間周波信号処理回路のユニット2
0に映像、音声信号処理回路17のクロックの高調波が
妨害を与えるのを防ぐため別々のユニットとして構成す
るのが普通であった。そのため全体的に大きくなり、ま
た、映像、音声信号処理回路のユニット17のクロック
の高調波妨害がTVアンテナへ入力するのを防ぐため中
間周波信号処理回路のユニット20と映像、音声信号処
理回路のユニット17全体を覆うようなシールドケース
14が必要になってくる。また中間周波信号処理回路の
ユニット20は外部からの高周波妨害を受けやすいので
中間周波信号処理回路のユニット20から出ている出力
ピン19は貫通コンデンサ等を用いて厳重にバイパスす
る必要がある。
と、中間周波信号処理回路のユニット20は選局、復調
機能を果たす高周波ユニットであり、映像、音声信号処
理回路のユニット17は映像、音声のベースバンド信号
処理を行なう。中間周波信号処理回路のユニット20と
映像、音声信号処理回路のユニット17とは取り扱う周
波数帯が異なるため中間周波信号処理回路のユニット2
0に映像、音声信号処理回路17のクロックの高調波が
妨害を与えるのを防ぐため別々のユニットとして構成す
るのが普通であった。そのため全体的に大きくなり、ま
た、映像、音声信号処理回路のユニット17のクロック
の高調波妨害がTVアンテナへ入力するのを防ぐため中
間周波信号処理回路のユニット20と映像、音声信号処
理回路のユニット17全体を覆うようなシールドケース
14が必要になってくる。また中間周波信号処理回路の
ユニット20は外部からの高周波妨害を受けやすいので
中間周波信号処理回路のユニット20から出ている出力
ピン19は貫通コンデンサ等を用いて厳重にバイパスす
る必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、中間周
波信号処理回路のユニットと映像、音声処理回路のユニ
ットと別々のユニットとしての構成となるため大きくな
り、また映像、音声処理回路のクロック妨害がTVアン
テナへ入力するのを防ぐため中間周波信号処理回路のユ
ニットと映像、音声処理回路のユニットとを覆うような
シールドケースが必要になってくる。また高周波妨害か
ら防ぐために中間周波信号処理回路のユニットから出て
いる出力ピンは貫通コンデンサ等を用いて厳重にバイパ
スする必要がある。
波信号処理回路のユニットと映像、音声処理回路のユニ
ットと別々のユニットとしての構成となるため大きくな
り、また映像、音声処理回路のクロック妨害がTVアン
テナへ入力するのを防ぐため中間周波信号処理回路のユ
ニットと映像、音声処理回路のユニットとを覆うような
シールドケースが必要になってくる。また高周波妨害か
ら防ぐために中間周波信号処理回路のユニットから出て
いる出力ピンは貫通コンデンサ等を用いて厳重にバイパ
スする必要がある。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、衛星
放送受信部において本来一つの受信機能ブロックである
第1中間周波信号処理回路と映像、音声処理回路を一体
化し、妨害が生じない小型の衛星放送受信装置の提供を
目的としている。
放送受信部において本来一つの受信機能ブロックである
第1中間周波信号処理回路と映像、音声処理回路を一体
化し、妨害が生じない小型の衛星放送受信装置の提供を
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の衛星放送受信装置は、衛星放送の第1中間周
波信号を入力して選局および復調処理を行なう中間周波
信号処理回路部と、FM復調された信号を入力して、映
像・音声のベースバンド信号処理を行なって映像信号と
音声信号とを得る映像、音声処理回路部と、それらを電
磁的に遮蔽するシールドケースとを備え、中間周波信号
処理回路部と映像、音声処理回路部とを一枚のプリント
基板上に隣接して配置するとともに、電源供給線および
入出力信号線を映像、音声処理回路部にのみ取りつけ、
両者をシールドケースの中仕切りによって区切り分離し
た構成を有する。
に本発明の衛星放送受信装置は、衛星放送の第1中間周
波信号を入力して選局および復調処理を行なう中間周波
信号処理回路部と、FM復調された信号を入力して、映
像・音声のベースバンド信号処理を行なって映像信号と
音声信号とを得る映像、音声処理回路部と、それらを電
磁的に遮蔽するシールドケースとを備え、中間周波信号
処理回路部と映像、音声処理回路部とを一枚のプリント
基板上に隣接して配置するとともに、電源供給線および
入出力信号線を映像、音声処理回路部にのみ取りつけ、
両者をシールドケースの中仕切りによって区切り分離し
た構成を有する。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成における中間周波信号処
理回路部において、衛星放送の第1中間周波信号を入力
して選局及び復調処理を行ない、検波出力信号を出力
し、映像、音声処理回路部において検波出力信号を入力
して、映像・音声のベースバンド信号処理を行なって映
像信号と音声信号とを得る。
理回路部において、衛星放送の第1中間周波信号を入力
して選局及び復調処理を行ない、検波出力信号を出力
し、映像、音声処理回路部において検波出力信号を入力
して、映像・音声のベースバンド信号処理を行なって映
像信号と音声信号とを得る。
【0010】このように一枚のプリント基板で中間周波
信号処理回路と映像、音声処理回路を構成しているため
小型化を図ることができ、また、中間周波信号処理回路
からではなく映像、音声処理回路を備えたプリント基板
から外部回路との接続のためのインタフェースのピンが
出ているので、高周波妨害を受けにくく貫通コンデンサ
を省略することができる。また、中間周波信号処理回路
と映像、音声処理回路を構成しているユニット全体をシ
ールドケースで覆う構成であるため、映像、音声処理回
路内のクロックの高周波妨害がTVのアンテナに入力す
ることもない。
信号処理回路と映像、音声処理回路を構成しているため
小型化を図ることができ、また、中間周波信号処理回路
からではなく映像、音声処理回路を備えたプリント基板
から外部回路との接続のためのインタフェースのピンが
出ているので、高周波妨害を受けにくく貫通コンデンサ
を省略することができる。また、中間周波信号処理回路
と映像、音声処理回路を構成しているユニット全体をシ
ールドケースで覆う構成であるため、映像、音声処理回
路内のクロックの高周波妨害がTVのアンテナに入力す
ることもない。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例につい
て図を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実
施例における衛星放送受信装置の外観図である。図1に
おいて、1はCS放送またはBSの第1中間周波数信号
の入力端子、2は衛星放送受信装置から外部の回路への
インタフェースのためのピン、3は衛星放送受信装置か
ら外部の回路へのインタフェースのためのユニットプリ
ント基板、4は衛星放送受信装置である。図2は、衛星
放送受信装置4の内部構造を示す斜視図である。図2に
おいて、51はCS放送またはBSの第1中間周波数信
号の入力端子、52はシールドケース、53は第1中間
周波数信号の増幅回路、54は選局回路、55は第2中
間周波数信号の増幅回路、56はFM復調部、57は映
像、音声信号処理回路、58は衛星放送受信装置から外
部の回路へのインタフェースのためのピン、70は映
像、音声信号処理回路と他の回路との間のシールド板で
ある。
て図を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実
施例における衛星放送受信装置の外観図である。図1に
おいて、1はCS放送またはBSの第1中間周波数信号
の入力端子、2は衛星放送受信装置から外部の回路への
インタフェースのためのピン、3は衛星放送受信装置か
ら外部の回路へのインタフェースのためのユニットプリ
ント基板、4は衛星放送受信装置である。図2は、衛星
放送受信装置4の内部構造を示す斜視図である。図2に
おいて、51はCS放送またはBSの第1中間周波数信
号の入力端子、52はシールドケース、53は第1中間
周波数信号の増幅回路、54は選局回路、55は第2中
間周波数信号の増幅回路、56はFM復調部、57は映
像、音声信号処理回路、58は衛星放送受信装置から外
部の回路へのインタフェースのためのピン、70は映
像、音声信号処理回路と他の回路との間のシールド板で
ある。
【0012】上記構成要素よりなる衛星放送受信装置に
ついて、以下各構成要素の関係と動作を説明する。
ついて、以下各構成要素の関係と動作を説明する。
【0013】CS放送またはBSの第1中間周波信号の
入力端子51には、アンテナで受信された衛星からの1
2GHz帯の電波をダウンコンバータにて1GHz帯に周波
数変換し、同軸ケーブルで屋内に導かれたCS放送また
はBSの第1中間周波信号が印加される。CS放送また
はBSの第1中間周波信号は、1GHz帯の第1中間周波
信号処理回路53へ伝送され、選局回路54において4
00MHz帯に周波数変換される。400MHz帯に周波数
変換された信号は、第2中間周波信号処理回路55で増
幅され、FM復調部56において検波出力信号に変換さ
れる。検波出力信号に変換された信号は、映像、音声信
号処理回路57へ伝送され処理される。映像信号処理部
では、FM復調部56から送られてくる信号を4.5M
HzのLPFを通して音声PCM副搬送波信号を取り除
き、映像信号のみを分離する。デエンファシス部では、
送信側で高い周波数成分がエンファシスされた映像信号
を逆の特性で処理し、元の信号に戻している。また、エ
ネルギー拡散信号除去部では、送信部で加えられた15
Hzの成分を取り除き、元の映像信号を再生している。音
声処理部では、FM復調部56からの信号を5.73M
HzのBPFを通して、まず音声PCM副搬送波信号のみ
を取り出す。次に、4相DPSK復調部では、PCM符
号列の信号をデスクランブルおよびデインタリーブし
て、元の符号列に戻すとともに、誤り訂正、Aモード時
の10→14ビットのビット伸長などを行なう。また中
に設けられたD/Aコンバータで、PCMビットストリ
ームの音声信号を元のアナログ信号に戻す。
入力端子51には、アンテナで受信された衛星からの1
2GHz帯の電波をダウンコンバータにて1GHz帯に周波
数変換し、同軸ケーブルで屋内に導かれたCS放送また
はBSの第1中間周波信号が印加される。CS放送また
はBSの第1中間周波信号は、1GHz帯の第1中間周波
信号処理回路53へ伝送され、選局回路54において4
00MHz帯に周波数変換される。400MHz帯に周波数
変換された信号は、第2中間周波信号処理回路55で増
幅され、FM復調部56において検波出力信号に変換さ
れる。検波出力信号に変換された信号は、映像、音声信
号処理回路57へ伝送され処理される。映像信号処理部
では、FM復調部56から送られてくる信号を4.5M
HzのLPFを通して音声PCM副搬送波信号を取り除
き、映像信号のみを分離する。デエンファシス部では、
送信側で高い周波数成分がエンファシスされた映像信号
を逆の特性で処理し、元の信号に戻している。また、エ
ネルギー拡散信号除去部では、送信部で加えられた15
Hzの成分を取り除き、元の映像信号を再生している。音
声処理部では、FM復調部56からの信号を5.73M
HzのBPFを通して、まず音声PCM副搬送波信号のみ
を取り出す。次に、4相DPSK復調部では、PCM符
号列の信号をデスクランブルおよびデインタリーブし
て、元の符号列に戻すとともに、誤り訂正、Aモード時
の10→14ビットのビット伸長などを行なう。また中
に設けられたD/Aコンバータで、PCMビットストリ
ームの音声信号を元のアナログ信号に戻す。
【0014】図に示すようにブロック53,54,5
5,56,57はシールドケースで仕切られており各ブ
ロック間において妨害を与えにくく、受けにくい構造に
している。そして、このように一枚のプリント基板で中
間周波信号処理回路と映像、音声信号処理回路を構成し
ているため小型化を図ることができる。また、直接中間
周波信号処理回路からピンが出ていないため高周波妨害
を受けにくい構造であり貫通コンデンサも必要としなく
なる。またプリント基板の上半分が中間周波信号処理回
路で下半分が映像、音声信号処理回路という構成である
ため横方向のサイズを小さくすることができる。また、
中間周波信号処理回路と映像、音声信号処理回路のユニ
ットがシールドケース52で覆われているため映像、音
声信号処理回路のクロックの高調波の妨害がTVアンテ
ナに入力することもなく中間周波信号処理回路と映像、
音声信号処理回路全体を覆うようなシールドケースは不
要となる。
5,56,57はシールドケースで仕切られており各ブ
ロック間において妨害を与えにくく、受けにくい構造に
している。そして、このように一枚のプリント基板で中
間周波信号処理回路と映像、音声信号処理回路を構成し
ているため小型化を図ることができる。また、直接中間
周波信号処理回路からピンが出ていないため高周波妨害
を受けにくい構造であり貫通コンデンサも必要としなく
なる。またプリント基板の上半分が中間周波信号処理回
路で下半分が映像、音声信号処理回路という構成である
ため横方向のサイズを小さくすることができる。また、
中間周波信号処理回路と映像、音声信号処理回路のユニ
ットがシールドケース52で覆われているため映像、音
声信号処理回路のクロックの高調波の妨害がTVアンテ
ナに入力することもなく中間周波信号処理回路と映像、
音声信号処理回路全体を覆うようなシールドケースは不
要となる。
【0015】このように本第1の実施例では、プリント
基板の上半分が中間周波信号処理回路で下半分が映像、
音声信号処理回路という構成にし、中間周波信号処理回
路と映像、音声信号処理回路との受け渡しの信号ライン
は境界線上に配置し、両者の回路間を一枚のシールド板
70で仕切るという構成にしてあるので、映像、音声信
号処理回路のクロック妨害が中間周波信号処理回路に与
える影響は極めて小さい。
基板の上半分が中間周波信号処理回路で下半分が映像、
音声信号処理回路という構成にし、中間周波信号処理回
路と映像、音声信号処理回路との受け渡しの信号ライン
は境界線上に配置し、両者の回路間を一枚のシールド板
70で仕切るという構成にしてあるので、映像、音声信
号処理回路のクロック妨害が中間周波信号処理回路に与
える影響は極めて小さい。
【0016】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施
例の衛星放送受信装置の内部構造を示す斜視図である。
59はCS放送またはBSの第1中間周波数信号の第1
の入力端子、60はCS放送またはBSの第1中間周波
数信号の第2の入力端子、61はシールドケース、62
は第1の第1中間周波数信号の増幅回路、68は第2の
第1中間周波数信号の増幅回路、63は選局回路、64
は第2中間周波数信号の増幅回路、65はFM復調部、
66は映像、音声信号処理回路、67は衛星放送受信装
置から外部の回路へのインタフェースのためのピンであ
る。
例の衛星放送受信装置の内部構造を示す斜視図である。
59はCS放送またはBSの第1中間周波数信号の第1
の入力端子、60はCS放送またはBSの第1中間周波
数信号の第2の入力端子、61はシールドケース、62
は第1の第1中間周波数信号の増幅回路、68は第2の
第1中間周波数信号の増幅回路、63は選局回路、64
は第2中間周波数信号の増幅回路、65はFM復調部、
66は映像、音声信号処理回路、67は衛星放送受信装
置から外部の回路へのインタフェースのためのピンであ
る。
【0017】上記構成要素の関係と動作を説明すると、
CS放送またはBSの第1中間周波数信号の入力端子5
9,60には、アンテナで受信された衛星からの12G
Hz帯の電波をダウンコンバータによって1GHz帯に周波
数変換し、同軸ケーブルで屋内に導かれたCS放送また
はBSの第1中間周波数信号が印加される。CS放送ま
たはBSの第1中間周波数信号の入力端子59,60に
入力された信号は、1GHz帯の第1中間周波信号処理回
路62,68へ伝送され、選局回路63において400
MHz帯に周波数変換される。400MHz帯に周波数変換
された信号は、第2中間周波信号処理回路64で処理さ
れ、FM復調部65において検波出力信号に変換され
る。検波出力信号に変換された信号は、映像、音声信号
処理回路66へ伝送され処理される。映像信号処理部で
は、LPFを通して音声PCM副搬送波信号を取り除
き、映像信号のみを分離する。デエンファシス部では、
送信側で高い周波数成分がエンファシスされた映像信号
を逆の特性で処理し、元の信号に戻している。また、エ
ネルギー拡散信号除去部では、送信部で加えられた15
Hzの成分を取り除き、元の映像信号を再生している。音
声処理部では、FM復調部65からの信号を5.73M
HzのBPFを通して、まず音声PCM副搬送波信号のみ
を取り出す。次に、4相DPSK復調部では、PCM符
号列の信号をデスクランブルおよびデインタリーブし
て、元の符号列に戻すとともに、誤り訂正、Aモード時
の10→14ビットのビット伸長などを行なう。また中
に設けられたD/Aコンバータで、PCMビットストリ
ームの音声信号を元のアナログ信号に戻す。
CS放送またはBSの第1中間周波数信号の入力端子5
9,60には、アンテナで受信された衛星からの12G
Hz帯の電波をダウンコンバータによって1GHz帯に周波
数変換し、同軸ケーブルで屋内に導かれたCS放送また
はBSの第1中間周波数信号が印加される。CS放送ま
たはBSの第1中間周波数信号の入力端子59,60に
入力された信号は、1GHz帯の第1中間周波信号処理回
路62,68へ伝送され、選局回路63において400
MHz帯に周波数変換される。400MHz帯に周波数変換
された信号は、第2中間周波信号処理回路64で処理さ
れ、FM復調部65において検波出力信号に変換され
る。検波出力信号に変換された信号は、映像、音声信号
処理回路66へ伝送され処理される。映像信号処理部で
は、LPFを通して音声PCM副搬送波信号を取り除
き、映像信号のみを分離する。デエンファシス部では、
送信側で高い周波数成分がエンファシスされた映像信号
を逆の特性で処理し、元の信号に戻している。また、エ
ネルギー拡散信号除去部では、送信部で加えられた15
Hzの成分を取り除き、元の映像信号を再生している。音
声処理部では、FM復調部65からの信号を5.73M
HzのBPFを通して、まず音声PCM副搬送波信号のみ
を取り出す。次に、4相DPSK復調部では、PCM符
号列の信号をデスクランブルおよびデインタリーブし
て、元の符号列に戻すとともに、誤り訂正、Aモード時
の10→14ビットのビット伸長などを行なう。また中
に設けられたD/Aコンバータで、PCMビットストリ
ームの音声信号を元のアナログ信号に戻す。
【0018】図に示すようにブロック62,63,6
4,65,66、そして68はシールドケースで仕切ら
れており各ブロック間において妨害を与えにくく、受け
にくい構造にしている。そして、このように一枚のプリ
ント基板で中間周波信号処理回路と映像、音声信号処理
回路を構成しているため小型化を図ることができ、直接
中間周波信号処理回路からピンが出ていないため貫通コ
ンデンサも必要としなくなる。また、中間周波信号処理
回路と映像、音声信号処理回路のユニットがシールドケ
ース61で覆われているため映像、音声信号処理回路の
クロックの高調波の妨害がTVアンテナに入力すること
もなく中間周波信号処理回路と映像、音声信号処理回路
全体を覆うようなシールドケースは不要となる。
4,65,66、そして68はシールドケースで仕切ら
れており各ブロック間において妨害を与えにくく、受け
にくい構造にしている。そして、このように一枚のプリ
ント基板で中間周波信号処理回路と映像、音声信号処理
回路を構成しているため小型化を図ることができ、直接
中間周波信号処理回路からピンが出ていないため貫通コ
ンデンサも必要としなくなる。また、中間周波信号処理
回路と映像、音声信号処理回路のユニットがシールドケ
ース61で覆われているため映像、音声信号処理回路の
クロックの高調波の妨害がTVアンテナに入力すること
もなく中間周波信号処理回路と映像、音声信号処理回路
全体を覆うようなシールドケースは不要となる。
【0019】このように本第2の実施例では、プリント
基板の左半分が中間周波信号処理回路で右半分が映像、
音声信号処理回路という構成であるため縦方向のサイズ
を小さくすることができる。そして、プリント基板の左
半分が中間周波信号処理回路で右半分が映像、音声信号
処理回路という構成にし、中間周波信号処理回路と映
像、音声信号処理回路との受け渡しの信号ラインは境界
線上に配置し、両者の回路間を一枚のシールド板70で
仕切るという構成にしてあるので、映像、音声信号処理
回路のクロック妨害が中間周波信号処理回路に与える影
響は極めて小さい。
基板の左半分が中間周波信号処理回路で右半分が映像、
音声信号処理回路という構成であるため縦方向のサイズ
を小さくすることができる。そして、プリント基板の左
半分が中間周波信号処理回路で右半分が映像、音声信号
処理回路という構成にし、中間周波信号処理回路と映
像、音声信号処理回路との受け渡しの信号ラインは境界
線上に配置し、両者の回路間を一枚のシールド板70で
仕切るという構成にしてあるので、映像、音声信号処理
回路のクロック妨害が中間周波信号処理回路に与える影
響は極めて小さい。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、一枚のプリント基板で中間周波信号処理回路
と映像、音声処理回路を構成しているため小型化を図る
ことができ、中間周波信号処理回路からではなく映像、
音声処理回路を備えたプリント基板から外部回路との接
続のためのインタフェースのピンが出ているので、高周
波妨害を受けにくく、貫通コンデンサを省略することが
でき、また、中間周波信号処理回路と映像、音声処理回
路を構成しているユニット全体をシールドケースで覆う
構成であるため、映像、音声処理回路内のクロックの高
周波妨害がTVのアンテナに入力することもない衛星放
送受信装置を提供できる。
によれば、一枚のプリント基板で中間周波信号処理回路
と映像、音声処理回路を構成しているため小型化を図る
ことができ、中間周波信号処理回路からではなく映像、
音声処理回路を備えたプリント基板から外部回路との接
続のためのインタフェースのピンが出ているので、高周
波妨害を受けにくく、貫通コンデンサを省略することが
でき、また、中間周波信号処理回路と映像、音声処理回
路を構成しているユニット全体をシールドケースで覆う
構成であるため、映像、音声処理回路内のクロックの高
周波妨害がTVのアンテナに入力することもない衛星放
送受信装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例における衛星放送受信装置の
外観斜視図
外観斜視図
【図2】本発明の第1の実施例の衛星放送受信装置の内
部構造を示す斜視図
部構造を示す斜視図
【図3】本発明の第2の実施例の衛星放送受信装置の内
部構造を示す斜視図
部構造を示す斜視図
【図4】CS放送またはBS受信部のブロック図
【図5】従来のBS受信装置の一例を示す斜視図
52 シールドケース 53 第1中間周波数信号の増幅回路 54 選局回路 55 第2中間周波数信号の増幅回路 56 FM復調部 57 映像、音声信号処理回路 58 ピン 70 シールド板
Claims (1)
- 【請求項1】一枚のプリント基板上に中間周波信号処理
回路と映像、音声信号処理回路を備え、前記中間周波信
号処理回路と映像、音声信号処理回路とは一枚のシール
ド板で区切られており、前記映像、音声信号処理回路を
備えたプリント基板から外部回路と接続するためのイン
タフェースのピンを出し、前記中間周波信号処理回路と
前記映像、音声信号処理回路を区切るための境界線上に
前記中間周波信号処理回路と前記映像、音声信号処理回
路との受け渡しのラインを有する衛星放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5337392A JPH05260482A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 衛星放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5337392A JPH05260482A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 衛星放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05260482A true JPH05260482A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12941017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5337392A Pending JPH05260482A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 衛星放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05260482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0766418A2 (en) * | 1995-09-26 | 1997-04-02 | SHARP Corporation | Digital satellite broadcasting receiver |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP5337392A patent/JPH05260482A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0766418A2 (en) * | 1995-09-26 | 1997-04-02 | SHARP Corporation | Digital satellite broadcasting receiver |
EP0766418A3 (en) * | 1995-09-26 | 2001-07-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Digital satellite broadcasting receiver |
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