JPH0525999Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525999Y2 JPH0525999Y2 JP1986081613U JP8161386U JPH0525999Y2 JP H0525999 Y2 JPH0525999 Y2 JP H0525999Y2 JP 1986081613 U JP1986081613 U JP 1986081613U JP 8161386 U JP8161386 U JP 8161386U JP H0525999 Y2 JPH0525999 Y2 JP H0525999Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- counter
- rotating
- blades
- gear device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は船舶の二重反転プロペラ式推進装置に
関する。
関する。
船舶の推進性能を向上させるための二重反転プ
ロペラのアイデアは古いがその投資効果への不安
から一般船舶への適用は未だ実現されていない。
しかし最近の模型実験結果によれば、二重反転プ
ロペラによる推進性能の向上、省エネルギー効果
は大きく、その投資効果が有望である事が明らか
になつた反面、従来の二重反転プロペラでは翼
数、回転数ともほぼ同じであり、両軸間の油膜の
形成または、反転歯車装置の簡素化に問題が残つ
ている。そこで、回転数を異ならせることが考え
られるが、この場合種々の周波数を持つ多数の成
分が存在する事が把握されており、防振対策に注
意する必要のある事が示されている。
ロペラのアイデアは古いがその投資効果への不安
から一般船舶への適用は未だ実現されていない。
しかし最近の模型実験結果によれば、二重反転プ
ロペラによる推進性能の向上、省エネルギー効果
は大きく、その投資効果が有望である事が明らか
になつた反面、従来の二重反転プロペラでは翼
数、回転数ともほぼ同じであり、両軸間の油膜の
形成または、反転歯車装置の簡素化に問題が残つ
ている。そこで、回転数を異ならせることが考え
られるが、この場合種々の周波数を持つ多数の成
分が存在する事が把握されており、防振対策に注
意する必要のある事が示されている。
具体的には次の様になる。
すなわち、二重反転プロペラの起振力の主要成
分は、前方のプロペラおよび後方のプロペラの翼
数と回転数とが同一の場合はあまり問題ないが、
前方のプロペラおよび後方のプロペラの翼数また
はおよび回転数が異なる二重反転プロペラの起振
力の主要成分の周波数は、前方のプロペラの翼数
と回転数をZF，NF後方のプロペラの翼数と回転
数をZA，NAとすると、プロペラ起振力の主要成
分の周波数は、次の様になつている。
分は、前方のプロペラおよび後方のプロペラの翼
数と回転数とが同一の場合はあまり問題ないが、
前方のプロペラおよび後方のプロペラの翼数また
はおよび回転数が異なる二重反転プロペラの起振
力の主要成分の周波数は、前方のプロペラの翼数
と回転数をZF，NF後方のプロペラの翼数と回転
数をZA，NAとすると、プロペラ起振力の主要成
分の周波数は、次の様になつている。
前方プロペラの成分：nZFNF（ｎ＝１，２，３）
後方プロペラの成分：nZANA（ｎ＝１，２，３）
＊ 参考文献：中西正治他、Ａ Study or
Performance of Contrarotating
Propellers，西部造船会々報第70号
昭60−８
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した様に二重反転プロペラの起振力の主要
成分は前方翼の発生する次数のものと後方翼の発
生する次数のものがあつて共振回避すべき周波数
が数多く存在し、共振回避設計をするに当り多く
の問題点をもつていた。
成分は前方翼の発生する次数のものと後方翼の発
生する次数のものがあつて共振回避すべき周波数
が数多く存在し、共振回避設計をするに当り多く
の問題点をもつていた。
本考案は、上記問題点を解消せんがためのもの
であり、前方プロペラと後方プロペラの相対取付
位相を調整することにより次数の等しい起振力同
志を相殺させる二重反転プロペラ式推進装置を提
供することを目的とする。
であり、前方プロペラと後方プロペラの相対取付
位相を調整することにより次数の等しい起振力同
志を相殺させる二重反転プロペラ式推進装置を提
供することを目的とする。
このため、本考案の二重反転プロペラ式推進装
置は、船舶の主機関によつて駆動される二重反転
歯車装置と、同歯車装置によつて相互に逆転する
回転数の異なる二重反転軸系と、同軸系に結合し
て相互に逆転する翼数の異なる二重反転プロペラ
とからなる二重反転プロペラ式推進装置におい
て、一方のプロペラ回転数とプロペラ翼数との積
が、他方のプロペラ回転数とプロペラ翼数との積
の２倍以上の整数倍に設定された事を特徴として
いる。
置は、船舶の主機関によつて駆動される二重反転
歯車装置と、同歯車装置によつて相互に逆転する
回転数の異なる二重反転軸系と、同軸系に結合し
て相互に逆転する翼数の異なる二重反転プロペラ
とからなる二重反転プロペラ式推進装置におい
て、一方のプロペラ回転数とプロペラ翼数との積
が、他方のプロペラ回転数とプロペラ翼数との積
の２倍以上の整数倍に設定された事を特徴として
いる。
上記構成により後方プロペラの翼数と回転数と
の積を、前方プロペラの翼数と回転数との積の整
数倍に設定した場合を式で表せば、ZANA＝mZF
NF（ｍ＝２，３，……）となりこの時それぞれの
プロペラの主要な起振周波数成分は前方はnZF
NF、また後方はnZANA＝nmZFNF（ｎ＝１，２，
３）となり結局共振回避すべき主成分はZFNFの
整数倍成分となり、回避設計が容易になる。
の積を、前方プロペラの翼数と回転数との積の整
数倍に設定した場合を式で表せば、ZANA＝mZF
NF（ｍ＝２，３，……）となりこの時それぞれの
プロペラの主要な起振周波数成分は前方はnZF
NF、また後方はnZANA＝nmZFNF（ｎ＝１，２，
３）となり結局共振回避すべき主成分はZFNFの
整数倍成分となり、回避設計が容易になる。
第１図は、本考案の二重反転プロペラ式推進装
置の一実施例であり構成要素と配置を示す配置図
である。
置の一実施例であり構成要素と配置を示す配置図
である。
船舶の主機関１に駆動される主軸２に結合して
二重反転歯車装置３を設ける。二重反転歯車装置
３は相互に逆転する外軸４ａ内軸４ｂからなる回
転数の異なる二重反転軸系４を駆動する様に設置
されている。
二重反転歯車装置３を設ける。二重反転歯車装置
３は相互に逆転する外軸４ａ内軸４ｂからなる回
転数の異なる二重反転軸系４を駆動する様に設置
されている。
二重反転軸系４の後端には外軸４ａに結合され
た前方プロペラ５ａと内軸４ｂに結合された後方
プロペラ５ｂからなる翼数の異なる二重反転プロ
ペラ５が設けられている。
た前方プロペラ５ａと内軸４ｂに結合された後方
プロペラ５ｂからなる翼数の異なる二重反転プロ
ペラ５が設けられている。
更に二重反転歯車装置内の歯車系（図示しな
い）では、外軸４ａと内軸４ｂとの回転数比が前
方プロペラ５ａと後方プロペラ５ｂとのそれぞれ
の翼数に応じて(1)式を満足する様に設定される。
い）では、外軸４ａと内軸４ｂとの回転数比が前
方プロペラ５ａと後方プロペラ５ｂとのそれぞれ
の翼数に応じて(1)式を満足する様に設定される。
ZA・NA＝ｍ・ZF・NF（ｍ＝２，３……）
……(1) 尚、ZF・NF＝m′・ZA・NA（m′＝２，３……）
でもよい。
……(1) 尚、ZF・NF＝m′・ZA・NA（m′＝２，３……）
でもよい。
上述のごとく、ｍは２倍以上の整数である。
前述した様に前方プロペラの翼数ZFと回転数
NF、後方プロペラの翼数ZAと回転数NAがZANA
＝mZFNFを満足するのでプロペラ起振力の主要
次数の個数が半減し共振回避設計が容易になる。
NF、後方プロペラの翼数ZAと回転数NAがZANA
＝mZFNFを満足するのでプロペラ起振力の主要
次数の個数が半減し共振回避設計が容易になる。
また前方プロペラと後方プロペラの相対取付位
相を調整すれば次数の等しい起振力同志を相殺さ
せる事が可能となる。
相を調整すれば次数の等しい起振力同志を相殺さ
せる事が可能となる。
第１図は本考案の二重反転プロペラ式推進装置
の一実施例であり、構成要素と配置を示す配置図
である。 １……主機関、３……二重反転歯車装置、４…
…二重反転軸系、５……二重反転プロペラ。
の一実施例であり、構成要素と配置を示す配置図
である。 １……主機関、３……二重反転歯車装置、４…
…二重反転軸系、５……二重反転プロペラ。
Claims (1)
- 船舶の主機関によつて駆動される二重反転歯車
装置と、同歯車装置によつて相互に逆転する回転
数の異なる二重反転軸系と、同軸系に結合して相
互に逆転する翼数の異なる二重反転プロペラとか
らなる二重反転プロペラ式推進装置において、一
方のプロペラ回転数とプロペラ翼数との積が、他
方のプロペラ回転数とプロペラ翼数との積の２倍
以上の整数倍に設定された事を特徴とする二重反
転プロペラ式推進装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986081613U JPH0525999Y2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986081613U JPH0525999Y2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62191599U JPS62191599U (ja) | 1987-12-05 |
| JPH0525999Y2 true JPH0525999Y2 (ja) | 1993-06-30 |
Family
ID=30933509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986081613U Expired - Lifetime JPH0525999Y2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525999Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5996092A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-02 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | ２重反転プロペラ装置 |
-
1986
- 1986-05-29 JP JP1986081613U patent/JPH0525999Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5996092A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-02 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | ２重反転プロペラ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62191599U (ja) | 1987-12-05 |
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