JPH0525988A - 立型シールド工法用のシールド機 - Google Patents

立型シールド工法用のシールド機

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Publication number
JPH0525988A
JPH0525988A JP18426291A JP18426291A JPH0525988A JP H0525988 A JPH0525988 A JP H0525988A JP 18426291 A JP18426291 A JP 18426291A JP 18426291 A JP18426291 A JP 18426291A JP H0525988 A JPH0525988 A JP H0525988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gravel
center shaft
face plate
shaft
partition wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP18426291A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Asai
勝稔 浅井
Takehiko Osawa
武彦 大沢
Hiroshi Iwamoto
宏 岩本
Yoshibumi Fujii
義文 藤井
Taizo Uchida
泰三 内田
Hiroshi Sakurai
洋 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Takenaka Doboku Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Takenaka Doboku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Takenaka Doboku Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP18426291A priority Critical patent/JPH0525988A/ja
Publication of JPH0525988A publication Critical patent/JPH0525988A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 口径が3m〜7m位で、深さは100m前後
に及ぶ大深度立坑を構築する立型シールド工法に使用さ
れるシールド機を提供する。 【構成】 シールド本体1の略中心線に沿ってセンター
シャフト2が回転自在に配置され、該センターシャフト
2の先端部であって隔壁(バルクヘッド)3で仕切られ
た加圧チャンバー4の前部の面板5の部位にカッタース
ポーク6が半径方向に取付けられている。前記センター
シャフト2は切羽側に開口2aを有する管状構造とさ
れ、その中空部が排土管に接続され、前記加圧チャンバ
ー4に送水パイプ7が接続されている。 【効果】 本発明に係る立型シールド工法用のシールド
機によれば、口径が3〜7m位で深さ100m前後に及
ぶ大深度立坑の構築を、安全に、経済的に、合理的に進
めることができ、大深度地下の開発に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、口径が3m〜7m位
で、深さは100m前後に及ぶ大深度立坑を構築する立
型シールド工法に使用される立型シールド機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立坑を構築する技術は、深度と平
面寸法(口径)の大きさに応じて種々ある。まず口径が
1〜2mで深さ50m位までの立坑の構築は、リバース
工法が有効である。口径が5m位まで大きくなり、深さ
が50m位までなら、ベノト工法、PCウエル工法が有
効である。
【0003】口径が5m以上で、深さが50m以深の立
坑は、地中連続璧による構築工法が有効である。
【0004】
【本発明が解快しようとする課題】上述のリバース工法
は、孔壁の安定を安定液(泥水)にのみ頼るため、砂礫
層を貫通して立坑を施工することが困難である。しか
し、我国の大都市圏が位置している扇状地やデルタ地帯
における大深度立坑の施工は、多くの場合砂礫層を貫通
することになるので問題である。
【0005】ベノト工法やPCウエル工法及びニューマ
チックケーソン工法による50m以上の大深度の施工
は、周辺地盤とケーシングとの摩擦力の影響により効率
が悪く困難である。また仮に、施工が可能になっても、
工期や工費の面で合理的と云えない。従って、本発明の
目的は、口径が3〜7m程度で、地下100m前後に及
ぶ大深度立坑を立型シールド工法によって安全に、能率
的に、精度良く構築するための立型シールド機を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するための手段として、この発明に係る立型シー
ルド工法用のシールド機は、図面に実施例を示したとお
り、シールド本体1の略中心線に沿ってセンターシャフ
ト2が回転自在に配置され、該センターシャフト2の先
端部であって隔壁(バルクヘッド)3で仕切られた加圧
チャンバー4の前部の面板5の部位にカッタースポーク
6が半径方向に取付けられている。前記センターシャフ
ト2は切羽側に開口2aを有する管状構造とされ、その
中空部2bが排土管に接続されていること、及び前記加
圧チャンバー4に送水パイプ7が接続されていることを
特徴とする。
【0007】本発明のシールド機は、センターシャフト
2のうち隔壁3より背後側の部分8に礫取出口9とゲー
トバルブ10、11より成る礫取込み機構が設けられて
いること、及び、面板5とカッタースポーク6とは分離
可能に構成され、カッタースポーク6は拡径、縮径が可
能な構造とされ、面板5は先側に凸の半球形状で支持壁
12により補強されていること、もそれぞれ特徴とす
る。
【0008】
【作用】駆動装置によってセンターシャフト2を回転
し、カッタースポーク6及び面板5を回転して切羽での
回転掘削が行なわれる。送水パイプ7を通じて供給する
清水(又は泥水)により加圧チャンバー4内を地下水圧
と同程度に加圧して切羽での掘削が行なわれる。掘削土
はセンターシャフト2の先端開口2aから吸い込まれ、
排土管を通じて水の循環流により搬出される。立型シー
ルド工法による大深度立坑の構築において不可避の礫層
地盤の掘削に際し、粗礫によりセンターシャフト2の中
空部2a内で詰まりを発生した場合は、本管の2個のゲ
ートバルブ10を全閉にして排土流の流れを止め、礫取
出口9のゲートバルブ11を全開にして粗礫を取り出し
詰まりを解消する。
【0009】立坑の構築が目標の深度まで進み、同立坑
の底を構築するに際しては、カッタースポーク6を縮径
させ、面板5から分離させて隔壁3の直下近傍の位置ま
で引き上げ、加圧チャンバー4内に前記カッタースポー
ク6の位置より下方レベルまで水中コンクリートを打設
し、面板5及び支持壁12を埋め殺しとし、これらを補
強材とする強固な底版コンクリートを構築できる。他
方、カッタースポーク6及びその他のシールド機の主要
装備類は回収することが可能である。
【0010】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図示のシールド機は、隔壁(バルクヘッド)3より先端
側のカッター部を含む加圧チャンバー4内を、地下水圧
と同等以上の水圧に保持する密閉加圧型の構成とされて
いる。給水パイプ7は隔壁3を貫通して加圧チャンバー
4に連通されている。カッター部は、図2A,Bに示し
たように、センターシャフト2の先端に拡径、縮径が可
能な構造のカッタースポーク6を取り付けたセンターシ
ャフト型として構成されている。センターシャット2
は、図示を省略した公知の駆動装置で回転される。面板
5は、前記カッタースポーク6と分離可能な構造(カッ
タースポーク6が出入り可能なスリットを有する構造)
とされ、回収に際してカッタースポーク6は隔壁3の直
下近傍の位置まで引き上げ得るようになっている(図2
Aの2点鎖線参照)。面板5は半球形の凸状に構成され
(図2A)、半径方向に配置した数本の支持壁12によ
って内側を補剛されている。従って、この面板5及び支
持壁12が底版コンクリート中に埋め殺され補強材とし
て働く際には力学的に有利である。
【0011】前記センターシャフト2には管材が使用さ
れ、その中空部2bが排土管に接続され、カッター部で
掘削した土砂や礫類は排土管を通じて水流と共に運搬し
地上等へ排出する構成とされている。隔壁3より上方の
作業員が立入る背後側の大気空間の部分8の領城には、
センターシャフト2の中空部2bが礫層地盤の掘削にお
いて粗礫による詰まりを生じた場合の対策のため、まず
中空部2bを仕切るゲートバルブ10が前後2ケ所に設
置され、これらのゲートバルブ10、10の中間部分に
礫取出口9が横向きに形成され、その開口部を仕切るゲ
ートバルブ11が設置されている。つまり、粗礫により
中空部2bが詰まった場合は、まず2ヶのゲートバルブ
10、10を全閉として水流を止め、次にゲートバルブ
11を開いて中空部2b内に詰まった粗礫を背後側の部
分8内へ取り出して詰まりを解消する。その後再びゲー
トバルブ11を全閉とし、本管のゲートバルブ10、1
0を全開として水流を再開させるのである。
【0012】上記構成のシールド機による立坑の掘削
は、シールド本体1の通過部分に組立てられるセグメン
トに反力をとったシールドジャッキの推進力と、清水掘
削とにより垂直下向きに掘進することによって行なわれ
る。垂直下向きの掘削では地盤の崩壊の心配がないか
ら、格別泥水掘削とする必要がないからである。従っ
て、掘削段階では、給水パイプ7を通じて給水機構から
加圧チャンバー4内へ清水を供給しながら掘削を進め
る。こうしたシールド機による掘削の状況は、図1に示
したように、隔壁3の背後側から加圧チャンバー内に挿
入された圧力型内視カメラ13により、加圧チャンバー
4内を目視で監視しつつ清水掘削の施工及び砂礫層の掘
削を効果的に実施することができる。
【0013】シールド機の掘削が所望の深度まで進み、
立坑の底を構築する段階では、まずカッタースポーク6
を縮径させ、面板5から分離させて隔壁3の直下近傍の
位置まで引き下げる。そして、加圧チャンバー4内の前
記カッタースポーク6より以下のレベルまで、清水と置
換しながら水中コンクリートを打設し、面板5及び支持
壁12を埋め殺して底版コンクリートを構築する。この
底版コンクリートは下向きに凸の半球形状の面板5及び
支持壁12を補強材とした鉄骨コンクリート造となるの
で、大深度の巨大な地下水圧にも耐え得る。
【0014】前記底版コンクリートの養生が完成した後
には、隔壁3を解体し、カッタースポーク6その他のシ
ールド機の主要装備類を回収する。そして、必要に応じ
て、シールドスキンプレートの内側に二次履工を施工す
ることになる。
【0015】
【本発明が奏する効果】本発明に係る立型シールド工法
用のシールド機によれば、口径が3〜7m位で深さ10
0m前後に及ぶ大深度立坑の構築を、安全に、経済的
に、合理的に進めることができ、大深度地下の開発に寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールド機の主要部構造を簡単化
して示した垂直断面図である。
【図2】A、Bはシールド機の模式化した断面図と底面
図である。
【符号の説明】
1 シールド機 2 センターシャフト 3 隔壁 4 加圧チャンバー 5 面板 6 カッタースポーク 2a 開口 2b 中空部 7 送水パイプ 9 礫取出口 10、11 ゲートバルブ 12 支持壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 宏 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 藤井 義文 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 内田 泰三 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 桜井 洋 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド本体の略中心線上にセンターシ
    ャフトが回転自在に配置され、該センターシャフトの先
    端部であって隔壁で仕切られた加圧チャンバーの前部の
    面板の部位にカッタースポークが半径方向に取付けられ
    ており、前記センターシャフトは切羽側に開口を有する
    管状構造とされ、その中空部が排土管に接続されている
    こと、及び前記加圧チャンバーに送水パイプが接続され
    ていることを特徴とする、立型シールド工法用のシール
    ド機。
  2. 【請求項2】 センターシャフトのうち隔壁より背後側
    の部分に礫取出口とゲートバルブより成る礫取込み機構
    が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載し
    た立型シールド工法用のシールド機。
  3. 【請求項3】 面板とカッタースポークとは分離可能に
    構成され、カッタースポークは拡径、縮径が可能な構造
    とされ、面板は先側に凸の半球形状で支持壁により補強
    されていることを特徴とする、請求項1に記載した立型
    シールド工法用のシールド機。
JP18426291A 1991-07-24 1991-07-24 立型シールド工法用のシールド機 Pending JPH0525988A (ja)

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JP18426291A JPH0525988A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 立型シールド工法用のシールド機

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JP18426291A JPH0525988A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 立型シールド工法用のシールド機

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JPH0525988A true JPH0525988A (ja) 1993-02-02

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ID=16150241

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JP18426291A Pending JPH0525988A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 立型シールド工法用のシールド機

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JP (1) JPH0525988A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733173B1 (ko) * 2004-02-02 2007-06-27 세이코 엡슨 가부시키가이샤 인쇄 장치, 기록 헤드 클리닝 방법 및 기록 헤드 클리닝프로그램을 기록한 기록 매체
US7683511B2 (en) 2003-03-25 2010-03-23 Nissan Motor Co., Ltd. Power converter and related method
JP2013231334A (ja) * 2012-05-02 2013-11-14 Giken Seisakusho Co Ltd 施工補助装置及び管体埋設方法

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