JPH052591Y2 - - Google Patents

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JPH052591Y2
JPH052591Y2 JP12580484U JP12580484U JPH052591Y2 JP H052591 Y2 JPH052591 Y2 JP H052591Y2 JP 12580484 U JP12580484 U JP 12580484U JP 12580484 U JP12580484 U JP 12580484U JP H052591 Y2 JPH052591 Y2 JP H052591Y2
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JP
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core
lead wires
lead wire
wax
candle
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JP12580484U
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JPS6143657U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、常温で液状か又は常温で固体であ
るが点火温度以下で液化する燃焼物質及びこの燃
焼物質を毛細管現象などにより燃焼部まで導くた
めの芯から成る燃焼装置に関し、特に点火、消灯
にともない電気的なスイツチング機能を果たすこ
とができる燃焼装置に関する。
目 的 この考案の目的は、ロウソクやアルコールラン
プ等の燃焼体を用いて、その燃焼体の点灯状態と
消灯状態を電気的に検出できるようにすることで
あり、更に、高価なセンサーなどを用いずに安価
で使い易い点灯スイツチを実現することである。
更にまた、従来のその類の燃焼体、例えばロウ
ソクやアルコールランプと比較して、点灯機能
上、外観上、使用上の差異が生じない製品を提供
することである。
従来の燃焼体の例としては、ロウソク、アルコ
ールランプ等があるがこれらは点灯に伴うスイツ
チング機能を有していない。
そのため、着火の検出機能や着火に伴う電気的
付加機能を動作させることにより、雰囲気を演出
したり、着火時間を計測することは不可能であつ
た。
電気的な照明技術が未発達である場合には、ロ
ウソクの本来の機能は照明に求められた。しか
し、今日では、祭事、祈りなどの場での習慣とし
て利用される事が多く、その機能は場の雰囲気の
演出に求められるものである。
仮に、光や熱のセンサーにより炎を検出する機
能をもたせたとしても、ロウソクの外部に付属品
が構成されては、ロウソクの従来のイメージや外
観が異なり、雰囲気を演出するという今日的な要
求を損なうことになる。このような従来の欠点に
鑑み、この考案はこのような燃焼体の芯の中に、
少なくとも一対の導電性のリード線を配すること
により、外観は従来の燃焼装置と変わることなく
かつ、点火と消灯に伴う電気的スイツチング機能
を有する燃焼装置を安価に実現するものである。
構 成 以下、図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図であり、従
来のロウソクに適用した例である。1は常温で固
体のロウであり、たとえば獣脂、ステアリン、鯨
油、みつろう、パラフイン、ウルシやハゼの実等
からとられるロウ、ワツクスロウなどにより構成
される。2は太さ0.5〜1mm程度の芯であり、
綿、羊毛等、点火により燃焼して炭化する可燃性
繊維を何本もより合わせ、ロウにしみこまませた
ものである。3は炎の熱により、1の上部が溶け
て液化したものである。1は固体であるので、溶
けたロウ3の容器の役割を果たしている。3の周
辺部の方が芯に近い部分より中低温なので溶けに
くく、したがつて1の上部が皿上の容器となつて
いる。4及び5は太さが0.01mm〜0.1mm程度の
2本で一対をなす導電性のリード線であり、カー
ボン繊維、銅、鉄等で芯2の内部又は周辺部に芯
の長さ方向に沿つて互いに非接触に配置する。
リード線は芯2より断面積の小さいものであれ
ば良く円筒状に限らず板状やリボン状でも良い
が、芯が燃焼して消耗するのに合わせて熱分解す
るように太さを設定するとさらによい。この場合
燃焼装置の炎の温度、発生する熱量、使用するリ
ード線の材質等の条件に合わせて適当な太さを設
定する必要がある。
本実施例では、4及び5のリード線はそれぞれ
1本のリード線で構成されているが、複数本で構
成してもよい。また、一対に限らず複数対で構成
してもよい。6,7,8は芯の先端部であり、着
火させるために、また点灯状態を維持するために
1の上部から突き出してある。6は、溶けたロウ
から突き出しており、溶けたロウが芯の毛細管現
象により、上の方へ導かれている部分である。6
の部分のロウはまだ着火できるに充分な温度では
ないため点火されない部分である。7は、ごく少
量のロウが、炎の熱により充分に熱せられるため
着火する部分である。7の近傍は、溶けたロウが
炎の熱のためにロウの蒸気に分解される部分であ
り、また空気中の酸素と反応して燃焼をはじめる
部分である。9は、燃焼が行われている部分であ
る。8は、芯が燃焼して炭素や灰となつている部
分であり、綿などから成る芯が炭化しているため
黒く見える部分である。10は、リード線5と4
が接続されて、発音機能や表示機能を生じさせる
電気的機能体である。
第1図において、芯の先端部がマツチなどによ
り点火されると、芯の先端部のロウが溶け、更
に、熱のためロウが液化し、酸素と反応して燃焼
を始める。一旦、点火が行われればその後は自動
的に毛細管現象により、とけたロウが芯を伝わつ
て7の部分にまで上昇し点火点へ供給され続け
る。リード線4と5は芯の先端部8まで達してい
るが、8から先の先端部では熱のためリード線が
分解されるようにその素材と太さを設定しておく
と良い。8は芯が炭化されているため、電気的に
良導体である炭素が、4と5のリード線を電気的
に導通状態にしている部分である。
このように、燃焼時には8の部分は導電体とな
つており4と5のリード線からなるスイツチはオ
ン状態となる。
炎を消した時にはロウソクから立つロウのにお
いがするものであるが、これは消化直後に液化し
たロウが8の部分にまで浸透していることを示
し、この為8の部分には電気的不良導体であるロ
ウが存在し、4と5のリード線は互いに電気的に
絶縁状態となつている。さらに時間が経過する
と、8の部分に浸透した溶けたロウは固化し、完
全に絶縁状態となる。
以上の説明により、本考案に基づくロウソク
が、ロウソクの点火と消灯にともない、リード線
5と4の電気的導通及び絶縁の機能を果たすこと
がわかる。
次に、他の例としてアルコールランプを考えて
みる。
第1図の3に相当するものが燃料としてのアル
コールであり、その中に芯2の一部または大部分
が浸してあると考えれば良い。リード線は同様に
して芯の中心に構成する。ロウソクと同様の原理
により、点灯と消灯にともなうスイツチング機能
を果たすものである。
以上、のようにして、点火によりオン状態に、
消灯によりオフ状態となる本考案のスイツチング
機能を有する燃焼装置を提供することができる。
この燃焼装置の外観は従来の製品と異なることな
く、したがつて製品イメージも従来と変わること
はない。また、製造方法も従来の品物とほぼ同じ
であり、経済的にも効果が大きい。
ロウソクに今日求められる機能は、照明という
よりもむしろロウソクを使用する場の雰囲気の演
出機能である。今日のように、エレクトロニクス
の進歩した状態では、ロウソクに電気的機能を付
加することにより、その演出機能を更に向上する
ことが可能である。例えばロウソクへの点灯によ
り発音機能を作動させたり、光による表示機能を
作動させることにより、雰囲気を一層盛り上げる
ことができる。
次に本考案のリード線についてさらに詳細に説
明する。
第2図は本考案のリード線の太さの設定の説明
図である。
A−1は太過ぎるリード線11を用いた場合であ
り、この場合A−2に示すように、芯2が燃焼し
て短くなつてもリード線が熱分解せず残つてしま
う。B−1は適当な太さのリード線12を用いた
場合であり、この場合はB−2に示すようにリー
ド線12が芯2と同じ速度で分解される。C−1
は細過ぎるリード線を用いた場合であり、この場
合はC−2に示すように芯2が燃焼すると、芯が
短くなるより速くリード線13が熱分解して、リ
ード線13が芯の炭化部分8に達しなくなつてし
まう。
したがつてリード線が太過ぎる場合には、リー
ド線が燃え残り、そのため消化時に燃え残つたリ
ード線同志がからまつてオン状態となる不都合が
生じる。またリード線が細過ぎる場合には点灯時
にリード線が芯の炭化部分に達しなくなり、点灯
してもリード線同志が電気的に非導通状態のまま
になつてしまい、機能不良となることもある。
したがつて、リード線の太さは芯2の先端部分
8の温度とリード線の熱分解温度とを合わせる形
で設定する。
具体的には、芯2の先端部分8の温度は使用す
る燃料等によつて異なるので、先端部分8の温度
を測定して、それに合わせてリード線の素材と太
さ又は断面積を設定する。
次に、本考案のリード線の他の実施例を説明す
る。第3図と第4図はスイツチング特性をさらに
確実にし、芯の製造を容易にするための実施例で
あり、17と18及び19と20はそれぞれ一対
のリード線を構成している。一対のリード線を中
心部及び中心部をとり囲む円周状に配置すること
により17と18又は19と20の絶縁性を高め
ることができ、スイツチング特性を確実にするも
のである。
17又は18はそれぞれ複数本のリード線から
成つており、17同志、18同志は接触し電気的
に導通してもよいが、17と18は非接触、非導
通とする。
製造過程では、17又は19の周囲に絶縁部を
介して17又は20を巻きつけて構成すると良
い。これらの実施例によると、芯の途中でリード
線が誤つて接触し導通することがほとんどなく、
歩留まりが向上する。
第5図はリード線21を板状にした実施例であ
る。この方法によるとリード線と芯の炭化部分と
の接触状態が改善されるので、スイツチングの信
頼性が向上する。
第6図はリード線の表面に絶縁層を形成した実
施例である。22は円柱状のリード線対、24は
板状のリード線対、23及び25はリード線の表
面に形成された絶縁層である。絶縁層はたとえば
エナメルやポリウレタンなどで形成されている。
このように、あらかじめリード線表面に絶縁層を
形成することにより、芯の製造を容易にすること
ができる。
すなわち、製造途中で線どうしが接触しても導
電表面は接触していない為、電気的には絶縁が保
たれ、芯の歩留まりが向上する。
効 果 以上のように、本考案によれば、点灯と消灯に
対応して、電気的なスイツチング機能を果たす燃
焼体を安価に、かつ、従来の製品イメージを変え
ることなく実現できる。
したがつて、この燃焼体の消灯、点灯にともな
うスイツチング機能を利用して各種電子機器を作
動させることにより、その場の雰囲気を盛り上げ
る演出効果を高める装置を提供することができ
る。
具体的には、ロウソクの点灯により、発音機能
が作動したり、表示機能が作動し、消灯とともに
それらの機能が停止するとようなシステムが安価
で且つ、信頼性の高いものとして供給できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は本
考案のリード線の太さ設定の説明図、第3図、第
4図、第5図、第6図は本考案の芯の実施例を示
す図。 1……固体のロウ、2……芯、3……液化した
ロウ、4,5……リード線、9……炎。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常温または点火温度以下の加熱状態で液状の燃
    焼物質と、綿、羊毛等の燃焼して炭化する繊維で
    形成された芯と、銅、鉄、カーボン繊維等の導電
    性物質で形成された少なくとも2本のリード線と
    からなり、この2本のリード線を前記芯の内部又
    は周辺部に芯の長さ方向に沿つて互いに導電表面
    を非接触に配置し、芯の一部または大部分を前記
    燃焼物質の中に配置したスイツチング機能を有す
    る燃焼装置。
JP12580484U 1984-08-17 1984-08-17 スイッチング機能を有する燃焼装置 Granted JPS6143657U (ja)

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JP12580484U JPS6143657U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 スイッチング機能を有する燃焼装置

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JP12580484U JPS6143657U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 スイッチング機能を有する燃焼装置

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JPS6143657U JPS6143657U (ja) 1986-03-22
JPH052591Y2 true JPH052591Y2 (ja) 1993-01-22

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JP12580484U Granted JPS6143657U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 スイッチング機能を有する燃焼装置

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