JPH0525847U - 周波数分配器 - Google Patents
周波数分配器Info
- Publication number
- JPH0525847U JPH0525847U JP082385U JP8238591U JPH0525847U JP H0525847 U JPH0525847 U JP H0525847U JP 082385 U JP082385 U JP 082385U JP 8238591 U JP8238591 U JP 8238591U JP H0525847 U JPH0525847 U JP H0525847U
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- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1本のアンテナ接続で高周波増幅回路を内蔵
して多バンド受信及び同一バンド・デュアル受信を可能
にする。 【構成】 多バンド受信用フイルタ回路2,11と、受信
モード設定によって切換設定する信号切換回路3,12
と、この信号切換回路を介して接続される高周波増幅回
路5,14と、この高周波増幅回路の出力信号を分割する
ディバイダ6,15とを備えて構成したチャンネル周波数
分配器を複数チャンネル設けて構成した。
して多バンド受信及び同一バンド・デュアル受信を可能
にする。 【構成】 多バンド受信用フイルタ回路2,11と、受信
モード設定によって切換設定する信号切換回路3,12
と、この信号切換回路を介して接続される高周波増幅回
路5,14と、この高周波増幅回路の出力信号を分割する
ディバイダ6,15とを備えて構成したチャンネル周波数
分配器を複数チャンネル設けて構成した。
Description
【0001】
この考案は無線機の周波数分配器に係り、特に多バンド受信及び同一バンド・ デュアル受信を行うのに好適な周波数分配器に関する。
【0002】
従来より、無線機の多バンド受信及び同一バンド・デュアル受信とを可能にし た無線機は図3及び図4に示したブロック図のものが多く提供されていた。図に おいて、30は無線機であり、この無線機30は多バンド受信のための複数のアンテ ナ端子を有し(図3では2個の第1及び第2のアンテナ端子31,32 を有し)、こ の第1及び第2のアンテナ端子31,32 は第1及び第2のアンテナ50,51 に接続さ れている。
【0003】 34は無線機30の送受信切換回路であり、無線機30の送受信設定モードによって 切り換え動作し、無線機30が受信モードに設定されている場合、受信信号は第1 及び第2の同調回路35,36 で同調選択されて多チャンネル受信回路37で多バンド 受信することができる。一方、無線機30が送信モードに設定されている場合、送 信回路40からの送信信号が送受信切換回路34を介して第1のアンテナ50又は第2 のアンテナ51から送信される。
【0004】 この様に、2個の第1及び第2のアンテナ50,51 を接続して多バンド受信を行 う場合、例えば第1のアンテナ50で VHFの144MHz帯の無線通信を受信し、第2の アンテナ51で UHFの430MHz帯の無線通信を受信し、無線機30の受信モード設定ス イッチ39を VHF(144MHz)帯と UHF(430MHz)帯の多バンド受信モードに設定するこ とにより、制御回路38は第1の同調回路35を144MHz帯の同調回路に設定して144M Hz帯の受信を可能にし、更に、第2の同調回路36は430MHz帯同調回路に制御され て430MHz帯信号を受信することができる。
【0005】 また、無線機30の受信モード設定スイッチ39を VHF(144MHz)帯同一バンド・デ ュアル受信モードに設定すると、制御回路38は第1及び第2の同調回路35,36 を 144MHz帯同調回路に設定して144MHz帯同一バンドの2波を同時に受信することが できる。
【0006】 この様に、2本の第1及び第2のアンテナ50,51 と第1及び第2の同調回路35 ,36 によって多バンド受信又は同一バンド・デュアル受信が可能であった。
【0007】
しかし、上記した従来の無線機30は2本の第1及び第2のアンテナ50,51 を設 置しなければならないという欠点があり、無線機30から2本のアンテナを接続す ることはスペース上も困難であり、アンテナ取り付け作業も困難であった。
【0008】 このため、図4に示す第1及び第2のフイルタ回路2,11で構成した周波数分配 器60(又はデュプレクサ60)を用い、このデュプレクサ60の第1及び第2の出力 端子19,21 を無線機30の第1及び第2のアンテナ端子31,32 に接続し、デュプレ クサ60のアンテナ端子10a から1本のアンテナ10を取り付けて多バンド受信及び 同一バンド・デュアル受信の無線機30を構成しても、例えばデュプレクサ60の第 1のフイルタ回路2が VHF(144MHz)帯を取り出す144MHzローパスフィルタ回路で あり、第2のフイルタ回路11が UHF(430MHz)帯の受信信号を取り出す430MHzハイ パスフイルタ回路で構成すると、多バンド受信においては144MHz帯及び430MHz帯 の受信信号を受信することができるが、144MHz帯又は430MHz帯のみの同一バンド ・デュアル受信ができないという欠点があった。
【0009】 また、周波数分配器を無線機のアンテナ回路に接続することによて受信信号レ ベルのロス分を補償したり、弱い電界強度の受信をカバーするため、上記周波数 分配器にリニアアンプを設ける場合(以下、図示せず)、デュプレクサによって 分割された受信信号をリニアアンプで増幅し、このリニアアンプ出力信号を混合 器(但し、無線機が送信モードになった場合は第2のデュプレクサ機能動作をす る)を介して無線機のアンテナ端子に供給するため、周波数分配器にデュプレク サと混合器(デュプレクサ機能のもの)を備える必要があり、回路構成が複雑に なるという欠点があった。
【0010】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、1本のアンテナで高周波増幅回路(リニアアンプ)を内 蔵して多バンド受信及び同一バンド・デュアル受信が可能な周波数分配器を提供 するところにある。
【0011】
この考案の周波数分配器は無線通信の多バンド受信が可能であり、更に同一バ ンド・デュアル受信ができる無線機の周波数分配器において、多バンド受信用フ イルタ回路と、無線機の受信モード設定によって受信信号を切り換える信号切換 回路と、この信号切換回路を介して接続される高周波増幅回路と、この高周波増 幅回路の出力信号を分割するディバイダとを備えてチャンネル周波数分配器を構 成し、このチャンネル周波数分配器を複数チャンネル設けて構成し、上記無線機 の受信モード設定のコントロール信号によって上記信号切換回路を制御して多バ ンド受信又は同一バンド・デュアル受信ができるよう構成したものである。
【0012】
この考案によれば、1本のアンテナを接続した周波数分配器のアンテナ端子か ら多バンド受信を可能にする複数のフイルタ回路で受信信号は選択され、信号切 換回路を介して無線機に供給されて多バンド受信を行うことができる。この信号 切換回路は無線機の受信モード設定によって制御され、無線機が多バンド受信モ ードに設定されることによって信号切換回路は上記のようにフイルタ回路からの 出力受信信号が直接無線機に供給されるよう切り換えられる。
【0013】 また、無線機の受信モード設定が同一バンド・デュアル受信モードに設定され ると、上記1本のアンテナからの受信信号は周波数分配器の複数のフイルタ回路 の中の1個の受信周波数のフイルタ回路で選択される。
【0014】 一方、無線機の受信モード設定が同一バンド・デュアル受信モードに設定され ると、上記周波数分配器の信号切換回路が同一バンド・デュアル受信の状態に切 換制御されて、上記フイルタ回路で選択された同一バンド受信信号は上記信号切 換回路を介して高周波増幅回路に供給され、この高周波増幅回路で増幅された出 力信号はディバイダで分割されてデュアル受信を行うよう無線機の2チャンネル 受信回路に信号切換回路を介して供給され、同一バンド・デュアル受信を行うこ とができる。
【0015】 この様に、この考案の周波数分配器は1本のアンテナで受信し、無線機の受信 モード設定のコントロール信号によって信号切換回路を制御して多バンド受信又 は同一バンド・デュアル受信を行うことができる。
【0016】
この考案に係る周波数分配器の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。な お、従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。図1はこの考 案の周波数分配器の実施例を示したブロック図であり、図2は無線機の要部のブ ロック図である。
【0017】 図において、1は周波数分配器(デュプレクサ)であり、このデュプレクサ1 は例えば、2バンド受信又は同一バンド・デュアル受信を可能にした2チャンネ ル周波数分配器として構成したものである。2,11は上記デュプレクサ1に内蔵し た第1及び第2のフイルタ回路であり、例えば第1のフイルタ回路2が VHF(144 MHz)帯のローパスフィルタを構成し、第2のフイルタ回路11が UHF(430MHz)帯の ハイパスフィルタを構成し、1本のアンテナ10に受信した受信信号はデュプレク サ1のアンテナ端子10a から上記第1のフイルタ回路2によって144MHz帯の受信 信号が選択され、また第2のフイルタ回路11で430MHzの受信信号が選択されて第 1及び第3の信号切換回路3,12に供給される。
【0018】 また、上記デュプレクサ1の出力は第2及び第4の信号切換回路9,18を介して 第1及び第2の出力端子19,21 より出力され、図2に示した無線機30(基本的に は従来例で示した無線機と同一の機能と構成のもの)の第1及び第2のアンテナ 端子31,32 に供給され、2バンド受信又は同一バンド・デュアル受信を行うこと ができる。
【0019】 無線機30の受信モード設定スイッチ39を操作して上記 VHF帯と UHF帯の2バン ド受信、又は VHF(144MHz)帯又は UHF(430MHz)帯の同一バンド・デュアル受信を 行うかを設定し、この設定モードによって制御回路38からの切換コントロール信 号がコントロール信号出力端子33よりデュプレクサ1の入力信号端子20に供給さ れ、第1、第2、第3及び第4の信号切換回路3,9,12,18 の切り換えを制御する ことができる。
【0020】 今、無線機30が VHF(144MHz)帯と UHF(430MHz)帯の2バンド受信を同時に行う ため、受信モード設定スイッチ39を多バンド受信モードに設定すると、デュプレ クサ1の第1のフイルタ回路2の144MHz帯出力信号は第1の信号切換回路3で出 力線路4を介して第2の信号切換回路9に供給され、144MHz帯受信信号は第1の 出力端子19から無線機30に供給される。一方、430MHz帯受信信号は第2のフイル タ回路11で選択され、第3の信号切換回路12で出力線路13を介して第4の信号切 換回路18に供給され、第2の出力端子21より無線機30に供給され、無線機30は V HFの144MHz帯及び UHFの430MHz帯の2バンド受信を行うことができる。
【0021】 また、無線機30の受信モード設定スイッチ39が、例えば VHF(144MHz)帯の同一 バンド・デュアル受信モードに設定されると、受信した144MHz帯信号は第1のフ イルタ回路2で選択され、この144MHz帯出力信号は第1の信号切換回路3で第1 の高周波増幅回路5に供給されるよう切換設定され、第1のディバイダ6で出力 線路7,8 を介して第2及び第4の信号切換回路9,18に分割されて供給される。こ の第2及び第4の信号切換回路9,18に供給された144MHz帯出力信号は各々第1及 び第2の出力端子19,21 に出力されて無線機30に供給され、144MHz帯同一バンド ・デュアル受信ができる。
【0022】 また、 UHF(430MHz)帯の同一バンド・デュアル受信を行う場合、アンテナ10の 受信信号は第2のフイルタ回路11で選択され、第3の信号切換回路12から第2の 高周波増幅回路14で増幅されて第2のディバイダ15で上記同様に分割され、第2 及び第4の信号切換回路9,18を介して第1及び第2の出力端子19,21 から無線機 30に供給され、430MHz帯の同一バンド・デュアル受信を行うことができる。
【0023】 この様に、無線機30の第1及び第2のアンテナ端子31,32 にデュプレクサ1を 接続するだけで、無線機30の受信モード設定スイッチ39によってデュプレクサ1 の第1〜第4の信号切換回路3,9,12,18 が切り換え制御され、受信信号は受信モ ードに合致した多バンド受信又は同一バンド・デュアル受信ができる。
【0024】 また、上記デュプレクサ1は内蔵可能の無線機30であれば、無線機30内部に内 蔵して構成することができ、また、デュプレクサ1が内蔵できない無線機30であ れば、無線機30の第1及び第2のアンテナ端子31,32 に接続して外部にセットす ることもできる。
【0025】
この考案に係る周波数分配器(デュプレクサ)は前述のように、1本のアンテ ナで多バンド受信及び同一バンド・デュアル受信を可能にすることができるとい う効果がある。
【0026】 また、上記デュプレクサ内部に高周波増幅回路(リニアアンプ)を設けること ができるので、無線機の受信対応が幅広く容易にできるという効果があり、更に 、このデュプレクサは無線機の本来の送受信通信機能を損なうこと無く構成でき るという効果もある。
【0027】 しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成することができるため実施も 容易であるなどの優れた特長を有している。
【図1】この考案に係る無線機の周波数分配器の実施例
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図2】無線機の要部のブロック図である。
【図3】従来例を示した無線機のブロック図である。
【図4】従来の周波数分配器を無線機に接続した時のブ
ロック図である。
ロック図である。
1 周波数分配器(デュプレクサ) 2,11 第1及び第2のフイルタ回路 3,9,12,18 第1、第2、第3及び第4の信号切換回路 4,13 多バンド受信の出力線路 5,14 第1及び第2の高周波増幅回路 6,15 第1及び第2のディバイダ 7,8,16,17 第1及び第2のディバイダの出力線路 19,21 第1及び第2の出力端子 20 コントロール信号入力端子 30 無線機 31,32 第1及び第2のアンテナ端子 33 コントロール信号出力端子 34 送受信切換回路 35,36 第1及び第2の同調回路 37 多チャンネル受信回路 38 コントロール信号の制御回路 39 受信モード設定スイッチ 40 送信回路
Claims (1)
- 【請求項1】 無線通信の多バンド受信が可能であり、
更に同一バンド・デュアル受信ができる無線機の周波数
分配器において、 多バンド受信用フイルタ回路と、無線機の受信モード設
定によって受信信号を切り換える信号切換回路と、この
信号切換回路を介して接続される高周波増幅回路と、こ
の高周波増幅回路の出力信号を分割するディバイダとを
備えてチャンネル周波数分配器を構成し、このチャンネ
ル周波数分配器を複数チャンネル設けて構成し、上記無
線機の受信モード設定のコントロール信号によって上記
信号切換回路を制御して多バンド受信又は同一バンド・
デュアル受信ができるよう構成したことを特徴とする周
波数分配器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP082385U JPH0525847U (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 周波数分配器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP082385U JPH0525847U (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 周波数分配器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525847U true JPH0525847U (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=13773119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP082385U Pending JPH0525847U (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 周波数分配器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525847U (ja) |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP082385U patent/JPH0525847U/ja active Pending
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