JPH05258146A - 紙葉類の斜行データ補正装置 - Google Patents
紙葉類の斜行データ補正装置Info
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- JPH05258146A JPH05258146A JP4089393A JP8939392A JPH05258146A JP H05258146 A JPH05258146 A JP H05258146A JP 4089393 A JP4089393 A JP 4089393A JP 8939392 A JP8939392 A JP 8939392A JP H05258146 A JPH05258146 A JP H05258146A
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- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 11
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 abstract description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 4
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙葉類の四隅に欠け折れ等があっても、確実
に斜行データを補正する。 【構成】 イメージデータ収集装置１で搬送路１２上を
搬送される紙幣１１のイメージデータが収集され、イメ
ージデータ格納装置２に格納される。次に、エッジ強調
処理が行なわれ、２値化が行なわれた後エッジ抽出が行
なわれる。得られたエッジデータはエッジデータ格納装
置３に格納される。所定のテンプレートが直線パターン
格納装置４に格納されており、エッジデータを代表する
直線式を求めるためにパターン重ね合わせ処理部５によ
りエッジデータとテンプレートが重ね合わせられ、いわ
ゆるエッジへの投票という処理が行なわれる。投票によ
り求められた２直線について交点計算部６により交点が
求められる。最後に、イメージデータ回転・平行移動処
理部７により求められた交点を回転中心にして回転補正
が行なわれ、更に平行移動することによって所定位置に
配置される。
に斜行データを補正する。 【構成】 イメージデータ収集装置１で搬送路１２上を
搬送される紙幣１１のイメージデータが収集され、イメ
ージデータ格納装置２に格納される。次に、エッジ強調
処理が行なわれ、２値化が行なわれた後エッジ抽出が行
なわれる。得られたエッジデータはエッジデータ格納装
置３に格納される。所定のテンプレートが直線パターン
格納装置４に格納されており、エッジデータを代表する
直線式を求めるためにパターン重ね合わせ処理部５によ
りエッジデータとテンプレートが重ね合わせられ、いわ
ゆるエッジへの投票という処理が行なわれる。投票によ
り求められた２直線について交点計算部６により交点が
求められる。最後に、イメージデータ回転・平行移動処
理部７により求められた交点を回転中心にして回転補正
が行なわれ、更に平行移動することによって所定位置に
配置される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣などの紙葉類を識
別する際、紙葉類が斜めになっていた場合でもそれを得
られたデータのみで補正する紙葉類の斜行データ補正装
置に関するものである。
別する際、紙葉類が斜めになっていた場合でもそれを得
られたデータのみで補正する紙葉類の斜行データ補正装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】紙幣などの紙葉類の識別には一般にその
紙葉類の搬送を伴うものであるが、紙葉類の状態及び搬
送機構等により紙葉類が斜めに搬送される（これを斜行
という）ことがあった。従来はこのように斜行が生じた
場合、２個のセンサを遮るタイミングのずれによりその
斜行量を検知し、斜行量に応じて予め設けられた基準と
なる識別パターンを読み出して比較していた。しかし、
斜行量に応じて識別パターンを持つことはメモリを多量
に必要とし、好ましくなかった。
紙葉類の搬送を伴うものであるが、紙葉類の状態及び搬
送機構等により紙葉類が斜めに搬送される（これを斜行
という）ことがあった。従来はこのように斜行が生じた
場合、２個のセンサを遮るタイミングのずれによりその
斜行量を検知し、斜行量に応じて予め設けられた基準と
なる識別パターンを読み出して比較していた。しかし、
斜行量に応じて識別パターンを持つことはメモリを多量
に必要とし、好ましくなかった。
【０００３】この欠点を改善するために、搬送される紙
葉類のイメージを取り込み、このイメージのエッジの情
報から斜行量を求めて、イメージを回転移動させるもの
がある（例えば、特開平１−２３３５９３号公報）。こ
の方法は、エッジの情報から直線の傾きを求め、隣合う
直線の交差角度が９０°となるものを見つけて原点に移
動させるものである。
葉類のイメージを取り込み、このイメージのエッジの情
報から斜行量を求めて、イメージを回転移動させるもの
がある（例えば、特開平１−２３３５９３号公報）。こ
の方法は、エッジの情報から直線の傾きを求め、隣合う
直線の交差角度が９０°となるものを見つけて原点に移
動させるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報の
技術では、紙葉類の四隅が欠けたり折れたりしている場
合はエッジから検出した隣合う線分の交差角度が９０°
とならないためエッジ点が定められずデータを補正する
ことはできないという問題点があった。
技術では、紙葉類の四隅が欠けたり折れたりしている場
合はエッジから検出した隣合う線分の交差角度が９０°
とならないためエッジ点が定められずデータを補正する
ことはできないという問題点があった。
【０００５】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、紙葉類の四隅に欠け折れ等
があっても、確実に斜行データを補正することができる
紙葉類の斜行データ補正装置を提供することにある。
のであり、本発明の目的は、紙葉類の四隅に欠け折れ等
があっても、確実に斜行データを補正することができる
紙葉類の斜行データ補正装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙幣などの紙
葉類を識別する際、紙葉類が斜めになっていた場合でも
それを得られたデータのみで補正する紙葉類の斜行デー
タ補正装置に関するものであり、本発明の上記目的は、
紙葉類のイメージ情報を取り込むイメージ情報取込手段
と、この取り込まれたイメージ情報から前記紙葉類のエ
ッジを抽出するエッジ抽出手段と、基準線に対して９０
°の近傍で予め所定角度毎に用意された第１の複数の直
線テンプレートと、前記基準線に対して０°の近傍で予
め所定角度毎に用意された第２の複数の直線テンプレー
トと、前記エッジ抽出手段により抽出されたエッジに対
して前記第１の複数の直線テンプレート及び前記第２の
複数の直線テンプレートを一本ずつ重ね合わせて重なり
度合いを検出する重なり度合検出手段と、この重なり度
合検出手段により最も重なっていると判断された前記第
１の複数の直線テンプレート及び前記第２の複数の直線
テンプレートのうちのそれぞれの一本ずつの直線テンプ
レートの角度から前記紙葉類の斜行角度を算出する斜行
角度算出手段と、前記一本ずつの直線テンプレートから
それぞれ直線を形成してその交点を算出する交点算出手
段と、この交点算出手段により算出された交点と前記斜
行角度算出手段により算出された斜行角度とに基づいて
前記取り込まれたイメージ情報に回転移動及び平行移動
を施して所定位置に移動させる移動手段とを備えること
によって達成される。
葉類を識別する際、紙葉類が斜めになっていた場合でも
それを得られたデータのみで補正する紙葉類の斜行デー
タ補正装置に関するものであり、本発明の上記目的は、
紙葉類のイメージ情報を取り込むイメージ情報取込手段
と、この取り込まれたイメージ情報から前記紙葉類のエ
ッジを抽出するエッジ抽出手段と、基準線に対して９０
°の近傍で予め所定角度毎に用意された第１の複数の直
線テンプレートと、前記基準線に対して０°の近傍で予
め所定角度毎に用意された第２の複数の直線テンプレー
トと、前記エッジ抽出手段により抽出されたエッジに対
して前記第１の複数の直線テンプレート及び前記第２の
複数の直線テンプレートを一本ずつ重ね合わせて重なり
度合いを検出する重なり度合検出手段と、この重なり度
合検出手段により最も重なっていると判断された前記第
１の複数の直線テンプレート及び前記第２の複数の直線
テンプレートのうちのそれぞれの一本ずつの直線テンプ
レートの角度から前記紙葉類の斜行角度を算出する斜行
角度算出手段と、前記一本ずつの直線テンプレートから
それぞれ直線を形成してその交点を算出する交点算出手
段と、この交点算出手段により算出された交点と前記斜
行角度算出手段により算出された斜行角度とに基づいて
前記取り込まれたイメージ情報に回転移動及び平行移動
を施して所定位置に移動させる移動手段とを備えること
によって達成される。
【０００７】
【作用】本発明にあっては、紙葉類の二辺に対応する複
数の直線テンプレートを用意し、取り込んだ紙葉類のエ
ッジ情報に対してその直線テンプレートを１つずつ画素
ごとに当てていき、最も合っているとみなされる直線テ
ンプレートの角度とその画素の座標とから２直線を形成
し、その交点と角度とに基づいて取り込んだ紙葉類のイ
メージ情報を回転・平行移動させているので、紙葉類の
いかなる位置や形状の欠け・折れに対しても的確にその
斜行角度及び頂点の位置を推定できる。
数の直線テンプレートを用意し、取り込んだ紙葉類のエ
ッジ情報に対してその直線テンプレートを１つずつ画素
ごとに当てていき、最も合っているとみなされる直線テ
ンプレートの角度とその画素の座標とから２直線を形成
し、その交点と角度とに基づいて取り込んだ紙葉類のイ
メージ情報を回転・平行移動させているので、紙葉類の
いかなる位置や形状の欠け・折れに対しても的確にその
斜行角度及び頂点の位置を推定できる。
【０００８】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図１は、本発明の紙葉類の斜行デー
タ補正装置における一実施例の構成ブロック図である。
また、図２は、本発明の紙葉類の斜行データ補正装置の
動作手順を示すフローチャートである。図１及び図２に
基づいて実施例を説明する。
て詳細に説明する。図１は、本発明の紙葉類の斜行デー
タ補正装置における一実施例の構成ブロック図である。
また、図２は、本発明の紙葉類の斜行データ補正装置の
動作手順を示すフローチャートである。図１及び図２に
基づいて実施例を説明する。
【０００９】先ず、イメージスキャナ，ＣＣＤカメラ等
のイメージデータ収集装置１で搬送路１２上を搬送され
る紙幣１１のイメージデータを収集し（ステップＳ
１）、イメージデータ格納装置２に格納する（ステップ
Ｓ２）。次に、エッジ強調処理を行なう（ステップＳ
３）。すなわち、得られたイメージデータに対してｓｏ
ｂｅｌ計算を行なう。そこで、イメージデータをカラー
情報で収集したならば、それをモノクロ情報に変換す
る。モノクロイメージデータに対して次に示すｓｏｂｅ
ｌフィルタをかける。
のイメージデータ収集装置１で搬送路１２上を搬送され
る紙幣１１のイメージデータを収集し（ステップＳ
１）、イメージデータ格納装置２に格納する（ステップ
Ｓ２）。次に、エッジ強調処理を行なう（ステップＳ
３）。すなわち、得られたイメージデータに対してｓｏ
ｂｅｌ計算を行なう。そこで、イメージデータをカラー
情報で収集したならば、それをモノクロ情報に変換す
る。モノクロイメージデータに対して次に示すｓｏｂｅ
ｌフィルタをかける。
【００１０】
【外１】 そこで、左のフィルタから求めた値をｄｘ、右のフィル
タから求めた値をｄｙとし、このｄｘ，ｄｙを用いて数
１及び数２により各画素についての“大きさｍａｇ”と
“方向ｄｉｒ”を求める。
タから求めた値をｄｙとし、このｄｘ，ｄｙを用いて数
１及び数２により各画素についての“大きさｍａｇ”と
“方向ｄｉｒ”を求める。
【００１１】
【数１】
【００１２】
【数２】 次に、２値化を行なった後エッジ抽出を行なう（ステッ
プＳ４）。すなわち、大きさｍａｇに対する所定のしき
い値を与え、しきい値以上になる画素を残してしきい値
より小さい画素を“０”にする。しきい値以上の画素は
“１”の振幅と先に求められたｄｉｒなる位相を持つ。
以上の２値化の後のエッジ抽出では、振幅が“１”の画
素を探して“１”のつながりを求め紙幣１１の縁に対応
する“１”の連なりのみを切り出して振幅を“１”と
し、その他の振幅を“０”にする。このようにして得ら
れたエッジデータをエッジデータ格納装置３に格納す
る。
プＳ４）。すなわち、大きさｍａｇに対する所定のしき
い値を与え、しきい値以上になる画素を残してしきい値
より小さい画素を“０”にする。しきい値以上の画素は
“１”の振幅と先に求められたｄｉｒなる位相を持つ。
以上の２値化の後のエッジ抽出では、振幅が“１”の画
素を探して“１”のつながりを求め紙幣１１の縁に対応
する“１”の連なりのみを切り出して振幅を“１”と
し、その他の振幅を“０”にする。このようにして得ら
れたエッジデータをエッジデータ格納装置３に格納す
る。
【００１３】このようにしてエッジデータが確保された
ら、次に、そのエッジデータを代表する直線式を求める
ためにいわゆるエッジへの投票という処理を行なう（ス
テップＳ５）。図３及び図４は、エッジへの投票処理を
説明するための図である。そこで、図３（Ａ）は折れ，
欠け等がなく、しかも斜行のない紙幣１１のエッジに相
当する矩形であり、この発明では同図における辺，辺
に対応するテンプレートをＲＯＭ等の直線パターン格
納装置４に格納しておく。すなわち、同図（Ｂ），
（Ｃ）にそれぞれ示すように、辺，辺に対応するテ
ンプレートとしてそれぞれ辺，辺に対して−５°〜
＋５°の１１個の直線テンプレートを用意する。このと
き、各テンプレートには辺，辺に対応するものであ
ることを示す位相を特定しておく（図において矢印で表
現）。また、イメージデータ領域と同じ大きさの投票用
の領域を確保しておく。
ら、次に、そのエッジデータを代表する直線式を求める
ためにいわゆるエッジへの投票という処理を行なう（ス
テップＳ５）。図３及び図４は、エッジへの投票処理を
説明するための図である。そこで、図３（Ａ）は折れ，
欠け等がなく、しかも斜行のない紙幣１１のエッジに相
当する矩形であり、この発明では同図における辺，辺
に対応するテンプレートをＲＯＭ等の直線パターン格
納装置４に格納しておく。すなわち、同図（Ｂ），
（Ｃ）にそれぞれ示すように、辺，辺に対応するテ
ンプレートとしてそれぞれ辺，辺に対して−５°〜
＋５°の１１個の直線テンプレートを用意する。このと
き、各テンプレートには辺，辺に対応するものであ
ることを示す位相を特定しておく（図において矢印で表
現）。また、イメージデータ領域と同じ大きさの投票用
の領域を確保しておく。
【００１４】図５は、投票処理の詳細を示すフローチャ
ートである。図４（Ａ）に、実際に読み込んだ紙幣の情
報から得られた振幅“１”のエッジ情報の具体例を示
す。先ず、あるテンプレートを選択する（ステップＳ５
０１）。そこで、パターン重ね合わせ処理部５により、
図４（Ｂ）に示すようにそのテンプレートの左端（右端
でも真ん中でもよい）を振幅“１”のある１つの画素に
重ね合わせる（ステップＳ５０２）。そのときテンプレ
ートの長さ分の各画素において、その位相がテンプレー
トの位相と一致している場合は、その重ね合わせた画素
に対応する投票領域に１を投票する（ステップＳ５０
３）。
ートである。図４（Ａ）に、実際に読み込んだ紙幣の情
報から得られた振幅“１”のエッジ情報の具体例を示
す。先ず、あるテンプレートを選択する（ステップＳ５
０１）。そこで、パターン重ね合わせ処理部５により、
図４（Ｂ）に示すようにそのテンプレートの左端（右端
でも真ん中でもよい）を振幅“１”のある１つの画素に
重ね合わせる（ステップＳ５０２）。そのときテンプレ
ートの長さ分の各画素において、その位相がテンプレー
トの位相と一致している場合は、その重ね合わせた画素
に対応する投票領域に１を投票する（ステップＳ５０
３）。
【００１５】振幅“１”の画素はすべて終りであるか否
かを判断する（ステップＳ５０４）。終りでないと判断
されたら、次の振幅“１”の画素をポイントしてステッ
プＳ５０２に戻り、同様に投票数を求める。振幅“１”
のすべての画素について投票数が求まったら、すべての
テンプレートについて終了したか否かを判断する（ステ
ップＳ５０５）。投票処理の終わっていないテンプレー
トがある場合にはステップＳ５０１に戻り、次のテンプ
レートについて同様の投票処理を行なう。各テンプレー
トに対応して投票領域が確保されて振幅“１”の画素の
位置に投票数が格納されるわけである。図４（Ｃ）は、
あるテンプレートによる投票数の具体例を示す図であ
る。また、すべて直線であるならば、直線部分の最も長
い辺においてある画素において最大の投票数となる。
かを判断する（ステップＳ５０４）。終りでないと判断
されたら、次の振幅“１”の画素をポイントしてステッ
プＳ５０２に戻り、同様に投票数を求める。振幅“１”
のすべての画素について投票数が求まったら、すべての
テンプレートについて終了したか否かを判断する（ステ
ップＳ５０５）。投票処理の終わっていないテンプレー
トがある場合にはステップＳ５０１に戻り、次のテンプ
レートについて同様の投票処理を行なう。各テンプレー
トに対応して投票領域が確保されて振幅“１”の画素の
位置に投票数が格納されるわけである。図４（Ｃ）は、
あるテンプレートによる投票数の具体例を示す図であ
る。また、すべて直線であるならば、直線部分の最も長
い辺においてある画素において最大の投票数となる。
【００１６】このようにしてすべてのテンプレートにつ
いての投票処理が終了したら、次に、先ず辺について
のすべてのテンプレートに渡って最大の投票数を獲得し
た画素を抽出し（ステップＳ５０６）、その画素を有す
る投票領域に対応するテンプレートの傾きとその画素の
投票領域上での位置（Ｘ方向，Ｙ方向）の情報を確保す
る（ステップＳ５０７）。そして、その傾きをｍ１、位
置の座標を（ｘ１，ｙ１）としたとき、数３に示す直線
を求め、その求められた直線を実際に読み込んだ情報に
ついての辺に対応したエッジであるとみなす（ステッ
プＳ５０８）。
いての投票処理が終了したら、次に、先ず辺について
のすべてのテンプレートに渡って最大の投票数を獲得し
た画素を抽出し（ステップＳ５０６）、その画素を有す
る投票領域に対応するテンプレートの傾きとその画素の
投票領域上での位置（Ｘ方向，Ｙ方向）の情報を確保す
る（ステップＳ５０７）。そして、その傾きをｍ１、位
置の座標を（ｘ１，ｙ１）としたとき、数３に示す直線
を求め、その求められた直線を実際に読み込んだ情報に
ついての辺に対応したエッジであるとみなす（ステッ
プＳ５０８）。
【００１７】
【数３】ｙ＝ｍ１（ｘ−ｘ１）＋ｙ１ 更に、同様に、辺についてのすべてのテンプレートに
渡って最大の投票数を獲得した画素を抽出し（ステップ
Ｓ５０９）、その画素を有する投票領域に対応するテン
プレートの傾きとその画素の投票領域上での位置（Ｘ方
向，Ｙ方向）の情報を確保する（ステップＳ５１０）。
そして、その傾きをｍ２、位置の座標を（ｘ２，ｙ２）
としたとき、数４に示す直線を求め、その求められた直
線を実際に読み込んだ情報についての辺に対応したエ
ッジであるとみなす（ステップＳ５１１）。
渡って最大の投票数を獲得した画素を抽出し（ステップ
Ｓ５０９）、その画素を有する投票領域に対応するテン
プレートの傾きとその画素の投票領域上での位置（Ｘ方
向，Ｙ方向）の情報を確保する（ステップＳ５１０）。
そして、その傾きをｍ２、位置の座標を（ｘ２，ｙ２）
としたとき、数４に示す直線を求め、その求められた直
線を実際に読み込んだ情報についての辺に対応したエ
ッジであるとみなす（ステップＳ５１１）。
【００１８】
【数４】ｙ＝ｍ２（ｘ−ｘ２）＋ｙ２ 以上のような投票処理により実際に読み込んだ情報につ
いて辺，辺に対応したエッジが直線として求められ
たら、次に交点計算部６により数３に示された直線と数
４に示された直線の交点を求める（ステップＳ６）。こ
の求められた交点が読み込んだ紙幣の左下隅に該当して
いることになる。したがって、最後に、イメージデータ
回転・平行移動処理部７により求められた交点を回転中
心にして回転補正を行ない（ステップＳ７）、更に平行
移動することによって所定位置に配置することができる
（ステップＳ８）。したがって、斜行データが補正でき
たことになる。
いて辺，辺に対応したエッジが直線として求められ
たら、次に交点計算部６により数３に示された直線と数
４に示された直線の交点を求める（ステップＳ６）。こ
の求められた交点が読み込んだ紙幣の左下隅に該当して
いることになる。したがって、最後に、イメージデータ
回転・平行移動処理部７により求められた交点を回転中
心にして回転補正を行ない（ステップＳ７）、更に平行
移動することによって所定位置に配置することができる
（ステップＳ８）。したがって、斜行データが補正でき
たことになる。
【００１９】図６は、紙幣１１を読み取った際の斜行デ
ータの補正の具体例を示す図であり、同図（Ａ）が補正
前の斜行データ、同図（Ｂ）がその斜行データから得ら
れたエッジデータ、同図（Ｃ）が補正後のデータをそれ
ぞれ示している。
ータの補正の具体例を示す図であり、同図（Ａ）が補正
前の斜行データ、同図（Ｂ）がその斜行データから得ら
れたエッジデータ、同図（Ｃ）が補正後のデータをそれ
ぞれ示している。
【００２０】尚、上述した実施例においては、辺，辺
に対応するテンプレートを用意したが、他の２辺に対
応するテンプレートでもよく、その場合は２直線により
求められる交点は紙幣の右上隅に該当していることにな
る。また、用意する数も−５°〜＋５°の間で１°刻み
である必要はなく、微細にして更に多くを用意してもよ
い。また、上記実施例では搬送途上での紙葉類の斜行を
補正したが、これに限らず、例えば複写機で斜めに置か
れた原稿を補正する場合のように、静止した紙葉類の斜
行を補正する場合も本発明は含んでいる。
に対応するテンプレートを用意したが、他の２辺に対
応するテンプレートでもよく、その場合は２直線により
求められる交点は紙幣の右上隅に該当していることにな
る。また、用意する数も−５°〜＋５°の間で１°刻み
である必要はなく、微細にして更に多くを用意してもよ
い。また、上記実施例では搬送途上での紙葉類の斜行を
補正したが、これに限らず、例えば複写機で斜めに置か
れた原稿を補正する場合のように、静止した紙葉類の斜
行を補正する場合も本発明は含んでいる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明の紙葉類の斜行デー
タ補正装置によれば、紙葉類のいかなる位置にいかなる
形状の欠け・折れがあっても、特にテンプレートを採用
して画素単位で処理を行なうことで正確にその斜行角度
及び頂点の位置を推定しているので、取り込んだ紙葉類
の斜行データを正確に補正できる。
タ補正装置によれば、紙葉類のいかなる位置にいかなる
形状の欠け・折れがあっても、特にテンプレートを採用
して画素単位で処理を行なうことで正確にその斜行角度
及び頂点の位置を推定しているので、取り込んだ紙葉類
の斜行データを正確に補正できる。
【図１】本発明の紙葉類の斜行データ補正装置における
一実施例の構成ブロック図である。
一実施例の構成ブロック図である。
【図２】本発明の紙葉類の斜行データ補正装置の動作手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図３】エッジへの投票処理を説明するための図であ
る。
る。
【図４】エッジへの投票処理を説明するための図であ
る。
る。
【図５】投票処理の詳細を示すフローチャートである。
【図６】紙幣１１を読み取った際の斜行データの補正の
具体例を示す図である。
具体例を示す図である。
１ イメージデータ収集装置 ２ イメージデータ格納装置 ３ エッジデータ格納装置 ４ 直線パターン格納装置 ５ パターン重ね合わせ処理部 ６ 交点計算部 ７ イメージデータ回転・平行移動処理部 １１ 紙幣 １２ 搬送路
Claims (1)
- 【請求項１】 紙葉類のイメージ情報を取り込むイメー
ジ情報取込手段と、この取り込まれたイメージ情報から
前記紙葉類のエッジを抽出するエッジ抽出手段と、基準
線に対して９０°の近傍で予め所定角度毎に用意された
第１の複数の直線テンプレートと、前記基準線に対して
０°の近傍で予め所定角度毎に用意された第２の複数の
直線テンプレートと、前記エッジ抽出手段により抽出さ
れたエッジに対して前記第１の複数の直線テンプレート
及び前記第２の複数の直線テンプレートを一本ずつ重ね
合わせて重なり度合いを検出する重なり度合検出手段
と、この重なり度合検出手段により最も重なっていると
判断された前記第１の複数の直線テンプレート及び前記
第２の複数の直線テンプレートのうちのそれぞれの一本
ずつの直線テンプレートの角度から前記紙葉類の斜行角
度を算出する斜行角度算出手段と、前記一本ずつの直線
テンプレートからそれぞれ直線を形成してその交点を算
出する交点算出手段と、この交点算出手段により算出さ
れた交点と前記斜行角度算出手段により算出された斜行
角度とに基づいて前記取り込まれたイメージ情報に回転
移動及び平行移動を施して所定位置に移動させる移動手
段とを備えるようにしたことを特徴とする紙葉類の斜行
データ補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4089393A JPH05258146A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 紙葉類の斜行データ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4089393A JPH05258146A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 紙葉類の斜行データ補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05258146A true JPH05258146A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13969412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4089393A Pending JPH05258146A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 紙葉類の斜行データ補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05258146A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000508460A (ja) * | 1997-01-08 | 2000-07-04 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | 注目関連画像セクションの幾何学的データを求める方法 |
| JP2000508461A (ja) * | 1997-01-08 | 2000-07-04 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | スキャン原画の幾何学的データの決定方法 |
| JP2007073035A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-03-22 | Toshiba Corp | 紙葉類識別装置および紙葉類識別方法 |
| US7984906B2 (en) | 2008-07-23 | 2011-07-26 | Seiko Epson Corporation | Medium detection method and a medium processing device |
| US8442322B2 (en) | 2010-11-12 | 2013-05-14 | Fujitsu Limited | Image processing apparatus and non-transitory storage medium storing image processing program |
| KR101397905B1 (ko) * | 2007-12-12 | 2014-05-20 | 주식회사 엘지씨엔에스 | 매체이미지 검출장치 및 방법, 그리고 그를 이용한매체취급시스템 |
| CN106898083A (zh) * | 2017-03-01 | 2017-06-27 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 一种用于纸币的图像处理方法及装置 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP4089393A patent/JPH05258146A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000508460A (ja) * | 1997-01-08 | 2000-07-04 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | 注目関連画像セクションの幾何学的データを求める方法 |
| JP2000508461A (ja) * | 1997-01-08 | 2000-07-04 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | スキャン原画の幾何学的データの決定方法 |
| JP2007073035A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-03-22 | Toshiba Corp | 紙葉類識別装置および紙葉類識別方法 |
| KR101397905B1 (ko) * | 2007-12-12 | 2014-05-20 | 주식회사 엘지씨엔에스 | 매체이미지 검출장치 및 방법, 그리고 그를 이용한매체취급시스템 |
| US7984906B2 (en) | 2008-07-23 | 2011-07-26 | Seiko Epson Corporation | Medium detection method and a medium processing device |
| US8442322B2 (en) | 2010-11-12 | 2013-05-14 | Fujitsu Limited | Image processing apparatus and non-transitory storage medium storing image processing program |
| CN106898083A (zh) * | 2017-03-01 | 2017-06-27 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 一种用于纸币的图像处理方法及装置 |
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