JPH05258122A - Icメモリカード - Google Patents

Icメモリカード

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JPH05258122A
JPH05258122A JP4054992A JP5499292A JPH05258122A JP H05258122 A JPH05258122 A JP H05258122A JP 4054992 A JP4054992 A JP 4054992A JP 5499292 A JP5499292 A JP 5499292A JP H05258122 A JPH05258122 A JP H05258122A
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JP
Japan
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bus
memory
mode
memory card
bus system
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JP4054992A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sakamoto
広幸 坂本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】目的に応じてパラレルバス方式(メモリバス方
式,I/Oバス方式)とシリアルバス方式を選択して使
用可能とする。 【構成】一つのICメモリカードに、マイクロプロセッ
サのメモリバス接続されてダイレクトアドレッシング可
能なメモリバスと、マイクロプロセッサのI/Oバスに
接続され間接的にアドレッシング可能なI/Oバスと、
データ転送をシリアルに行なうシリアルバスが設けら
れ、バスモード選択信号(MODE0,MODE1)2
12,213に応じて任意にバスモード(メモリバスモ
ード、I/Oバスモード、シリアルバスモード)が選択
される。これにより、状況に応じた最適なバス方式を用
いることができ、各方式における問題点を回避すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリをカード
サイズに実装したICメモリカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、厚さが2〜5mmのクレジットカー
ドサイズ(縦約85.6mm,横約54.0mm)のカード
に、主に半導体メモリを内蔵したICメモリカードは、
半導体メモリの技術革新とあいまって、その優れた特徴
から記憶媒体として急速に普及し始めている。
【0003】フロッピーディスクやハードディスク等の
磁気メディアと比較すると、消費電力が小さい、アクセ
スタイムが高速、駆動機構を必要としないため装置を小
型化できる、機構部が少ないため信頼性が高い等の特徴
がある。
【0004】この種、ICメモリカードの応用範囲が大
きく広がっている。フロッピーディスクやハードディス
クのような磁気メディアと同様に用いる補助記憶媒体、
ICメモリカード内にプログラムを格納し販売するプロ
グラム供給媒体、装置本体のメモリ拡張に使用する拡張
メモリ等様々である。
【0005】これらは、(社)日本電子工業新興協会
(電子協)により、「ICメモリカードガイドライン」
として標準仕様が策定され、ICメモリカードを情報交
換媒体として使用することが可能になっている。
【0006】ICメモリカードと装置との接続方式(イ
ンターフェイス)には、大きく分けてパラレルバス方式
とシリアルバス方式の2つがあり、さらにパラレルバス
方式にはメモリバス方式とI/Oバス方式がある。各接
続方式は、次のような特徴がある。
【0007】・メモリバス方式…マイクロプロセッサの
メモリバスに接続する方式。アドレス、データ、制御信
号などが接続される。インターフェイス信号線が多くな
るが、ICメモリカードの構成は簡素になる。ICメモ
リカード内のメモリをマイクロプロセッサから直接アド
レッシングできるため、高速にアクセスできる。
【0008】・I/Oバス方式…マイクロプロセッサの
I/Oバスに接続する方式。アドレス、データ、制御信
号などが接続されるが、アドレス信号が数本と少ないた
め、メモリバス方式に比べ、少ないインターフェイス信
号で接続することができる。マイクロプロセッサからI
/O命令により、間接的にアドレッシングするため、I
Cメモリカード内にアドレスレジスタを持つ必要があ
り、多少複雑になる。アクセスタイムは、メモリバス方
式に比べると多少遅くなる。
【0009】・シリアルバス方式…ICメモリカードと
外部装置のデータ転送を一本のデータ信号線上でシリア
ル転送するもの。信号線の数をパラレルバス方式(メモ
リバス方式、またはI/Oバス方式)に比べると格段に
少なくすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】メモリバス方式、I/
Oバス方式とも、データを8ビットまたは16ビット単
位にリード/ライトするパラレルバス方式であるため、
接続する信号線の本数が多い。メモリバス方式では、3
4ピン(8ビットデータ幅)と68ピン(16ビットデ
ータ幅)、I/Oバス方式では20ピン(8ビットデー
タ幅)と40ピン(16ビットとデータ幅)が電子協
「ICメモリカードガイドライン」で規定されている。
このように、信号線が多くなると、接続に要するコネク
タのピン数が多くなり、挿抜に大きな力が必要となる。
また、バッファなどのインターフェイス回路量も多くな
るという問題があった。
【0011】また、シリアルバス方式では、メモリバス
方式やI/Oバス方式に比べ接続信号線の本数を格段に
少なくでき、インターフェイス回路が比較簡単に構成で
きるが、データ転送スピードが遅いという問題があっ
た。
【0012】ICメモリカードを使用する状況によって
は、他の方式を用いることができれば問題点を回避でき
るが、従来のICメモリカードは、1つの接続方式(イ
ンターフェイス)のみを有しているため、その方式にお
ける問題点が必ず存在していた。
【0013】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、外部装置とのインターフェイスに用いられる各
方式における問題点を回避することが可能なICメモリ
カードを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部装置との
データ転送を複数ビット同時に行なうことが可能なパラ
レル転送手段と、1ビットずつ行なうシリアル転送手段
とを具備して構成するものである。
【0015】
【作用】このような構成によれば、ICメモリカードを
使用する状況に応じて、パラレルバス方式(メモリバス
方式,I/Oバス方式)とシリアルバス方式を選択して
使用することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は同実施例に係わるICメモリカードの内
部構成を示すブロック図である。図1において、201
は外部装置に端子接続されるインターフェイスコネクタ
であり、パーソナルコンピュータ等の外部装置との接続
部である。202はメモリチップ203へのリード/ラ
イト、ICメモリカード内のI/Oポートへのリード/
ライトを制御する制御回路である。203はデータ等を
記憶するためのメモリチップである。
【0017】204((L),(H))はメモリチップ
203をインダイレクトアクセスする際に、アクセスす
べきメモリアドレスを一旦蓄えるアドレスレジスタであ
り、同実施例ではアドレスレジスタを16ビットで構成
し、データバス信号227を介して外部装置より与えら
れたアドレスをセットするものである。なお、アドレス
レジスタ204(L)は7−0ビット、アドレスレジス
タ204(H)は15−8ビットを蓄える。
【0018】205はメモリチップ203に与えるアド
レスを選択するためのアドレスセレクタであり、選択さ
れたバス方式により、ダイレクトアドレス信号215
(A15−0)とインダイレクトアドレス信号225
(RA15−0)を切り換えるものである。
【0019】206はチップセレクト回路であり、メモ
リアドレス信号228(MA15−0)の上位3ビット
をデコードし、8本のチップセレクタ信号CS7−0を
メモリチップ203の各メモリチップに出力するもので
ある。同実施例では、8Kバイトのメモリを8個搭載し
ているものとする。各チップセレクト信号は、それぞれ
のメモリチップに接続する。
【0020】207はメモリリード信号(−MEMR)
であり、メモリバス方式においてメモリチップ203を
ダイレクトアクセスで読み出すアクティブローの信号で
ある。208はメモリライト信号(−MEMW)であ
り、メモリバス方式においてメモリチップ203にダイ
レクトアクセスで書き込むアクティブローの信号であ
る。
【0021】209はI/Oリード信号(−IOR)で
あり、I/Oバス方式においてメモリチップ203をイ
ンダイレクトアクセスで読み出す時、またはICメモリ
カード内のI/Oポートを読み出すアクティブローの信
号である。210はI/Oライト信号(−IOW)であ
り、I/Oバス方式においてメモリチップ203にイン
ダイレクトアクセスで読み込む時、またはICメモリカ
ード内のI/Oポートに書き込むアクティブローの信号
である。
【0022】211はレディ信号(RDY)であり、I
Cメモリカードからの読出し、ICメモリカードへの書
き込みの準備ができていることを示す信号である。21
2,213はメモリバス、I/Oバス、またはシリアル
バスの何れかを選択するバスモード選択信号(MODE
0,MODE1)である。2ビットのバスモード選択信
号により、外部装置から任意のバスモードを選択するこ
とができる。214はICメモリカードをアクセスする
際に、外部装置から出力されるアクティブローのカード
イネーブル信号(−CE)である。
【0023】215は16ビットのアドレスバスであ
り、メモリバスモードにおいてメモリチップ203をダ
イレクトアクセスする際にアドレス信号(A15−0)
として使用される。また、I/OバスモードにおいてI
/Oポートアドレスを指定するためにアドレスバスの一
部が使われる。216は外部装置とのデータのやり取り
するための8ビットの双方向のデータバス(D7−0)
である。217は外部装置へのデータバス216とIC
メモリカード内部のデータバス227の間に位置するバ
ッファである。
【0024】219は双方向のシリアルバスモードで使
用され、シリアルデータ転送の制御を行なうシリアルイ
ンターフェイス制御回路である。220はシリアルデー
タ転送を行なう際、外部装置から供給する同期用クロッ
ク信号(SCLK)である。221はシリアルデータ信
号(SD)である。
【0025】222は動作用電源であり、通常は5Vで
ある。223はメモリチップ203にデータを書き込み
する際に使われるプログラム電源であり、通常は12V
前後である。224は接地用信号である。
【0026】225はアドレスレジスタ204から出力
されるアドレス信号(RA15−0)である。226は
アドレスレジスタ204を外部装置が読み出す際に使用
するバッファである。このバッファ226を介して、ア
ドレスレジスタ204の内容がデータバス227に出力
される。227はICメモリカード内部のデータ信号
(MD7−0)である。228はICメモリカード内部
のアドレス信号(MA15−0)である。
【0027】図2はICメモリカードの外観を示す図で
ある。図2に示すように、ICメモリカードの基体部1
は、クレジットカードサイズ(縦約85.6mm,横約5
4.0mm)で厚さ2〜5mmのものが一般的である。この
基体部1内に、図1に示すブロック図に示す構成が実装
されている。ICメモリカードのコネクタ2は、複数の
メスのピンが配置されている。
【0028】次に、図3を用いてバスモード選択の方法
について説明する。同実施例のICメモリカードでは、
2ビットのバスモード選択信号212,213(MOD
E0,MODE1)により、外部装置からメモリバスモ
ード、I/Oバスモード、シリアルバスモードの何れか
選択することができる。
【0029】ここでは、図3に示すように、MODE
“00”はメモリバスモード、MODE“01”はI/
Oバスモード、MODE“10”は将来に対する予約、
MODE“11”はシリアルバスモードを示すものであ
る。
【0030】次に、図4を用いてI/Oバスモードにお
ける機能について説明する。同実施例のICメモリカー
ドでは、図4に示すように、16ビットのアドレスバス
の内の2ビット(A1,A0)が、I/Oポートを指定
するために用いられる。図中R/Wは、I/Oリード信
号209(−IOR)かI/Oライト信号210(−I
OW)の何れが出力されているかを示す。
【0031】ここでは、図4に示すように、アドレス
“00”はアドレスレジスタ204(L)(ビット7〜
0)のリードまたはライト、アドレス“01”はアドレ
スレジスタ204(H)(ビット15〜8)のリードま
たはライト、アドレス“10”は将来に対する予約、ア
ドレス“11”はメモリチップ203との間でデータの
リードまたはライトを示している。
【0032】次に、図5を用いてシリアルバスモードに
おけるコマンドについて説明する。図5には、コードコ
ード(h=16進)に対応する機能を示している。コマ
ンドコード“00h”はメモリチップ203からデータ
をリードする。
【0033】コマンドコード“01h”はアドレスレジ
スタの下位(ビット7〜0)をリードする。コマンドコ
ード“02h”はアドレスレジスタの上位(ビット15
〜8)をリードする。コマンドコード“03〜6Fh”
は将来に対する予約である。
【0034】コマンドコード“70h”は現在のバスモ
ードをリードする。リードしたデータの内容とバスモー
ドの関連は、00h=シリアルバスモード、01h=I
/Oバスモード、02h=メモリバスモードのようにな
っている。
【0035】コマンドコード“71〜7Fh”は将来に
対する予約である。コマンドコード“80h”はメモリ
チップ203へデータをライトする。コマンドコード
“81h”はアドレスレジスタ204の下位(ビット7
〜0)へライトする。
【0036】コマンドコード“82h”はアドレスレジ
スタ204の上位(ビット15〜8)へライトする。コ
マンドコード“83〜EFh”は将来に対する予約であ
る。
【0037】コマンドコード“F0h”はバスモードを
シリアルバスモードに設定する。コマンドコード“F1
h”はバスモードをメモリバスモードに設定する。コマ
ンドコード“F2h”はバスモードをメモリバスモード
に設定する。コマンドコード“F3〜FFh”は将来に
対する予約である。
【0038】次に、同実施例の動作について、主にタイ
ミングチャートを用いて説明する。はじめに、バスモー
ドの選択は、外部装置からモード選択信号212(MO
DE0)とモード選択信号213(MODE1)が出力
されることにより選択される。
【0039】まず、図6,図7に示すタイミングチャー
トを用いて、メモリバスモードの動作を説明する。図6
はメモリバスモードにおけるリードタイミングを示して
いる。外部装置からカードイネーブル信号(−CE)2
14、アドレス信号(A15〜0)215、及びメモリ
リード信号(−MEMR)207を出力することによ
り、メモリチップ203から読み出されたデータがデー
タバス(D7〜0)216を介してリードすることがで
きる。
【0040】図7はメモリバスモードにおけるライトタ
イミングを示している。外部装置からカードイネーブル
信号(−CE)214、アドレス信号(A15〜0)2
15、メモリライト信号(−MEMW)208、及びデ
ータ信号(D7〜0)216を出力することにより、メ
モリチップ203へ書き込みが行なわれる。
【0041】メモリバスモードの特徴は、外部装置がア
クセスすべきアドレスを直接出力してダイレクトアクセ
スすることである。ダイレクトアクセスは、他のバス方
式に比べ、高速にアクセスすることができる。従って、
ICメモリカード上でプログラムの実行も可能となる。
バスモード選択信号(MODE1,0)212,213
により、メモリバスモードが選択されたときは、アドレ
スセレクタ205は外部装置からのアドレス信号(A1
5〜0)215を選択する。
【0042】次に、図8,図9に示すタイミングチャー
トを用いて、I/Oバスモードの動作を説明する。図8
は、I/Oバスモードにおけるリードタイミングを示し
ている。
【0043】I/Oバスリードの動作ステップを(1)
から(4)の4つのステップで説明する。(1)はアド
レスレジスタ204(L)にメモリアドレスの下位(R
A7〜0)をセットするステップである。(2)はアド
レスレジスタ204(H)にメモリアドレスの上位(R
A15〜8)をセットするステップである。(3)はメ
モリチップ203からデータをリードするステップであ
る。(4)はRA15〜0にセットしたアドレス(n)
に連続したアドレス(n+1)をリードするステップで
ある。
【0044】図9はI/Oバスモードにおけるライトタ
イミングを示している。I/Oバスライト動作ステップ
を(1)から(4)の4つのステップで説明する。
【0045】(1)及び(2)はメモリアドレスをセッ
トするステップであり、図8に示すタイミングと同様の
動作である。(3)はメモリチップ203にデータをラ
イトするステップである。(4)は連続するアドレスに
ライトするステップである。
【0046】アドレスレジスタ204は、I/Oリード
信号(−IOR)209、またはI/Oライト信号(−
IOW)210の後縁(立ち上がり)でアドレスをイン
クリメントするカウンタ機能を内蔵しているため、連続
アドレスをアクセスするときにアドレスを設定し直す必
要がないため、高速にアクセスすることができる。
【0047】ただし、ランダムなアドレスをアクセスす
る場合は、メモリバス方式に比べ、アクセスタイムは劣
る。I/Oバス方式は、メモリバス方式のようにメモリ
アドレス空間を占有しない。これらの特徴から、I/O
バス方式は、ICメモリカード上で直接プログラムを実
行することができず、半導体ディスクのような補助記憶
媒体の応用に適している。
【0048】次に、図10乃至図13に示すタイミング
チャートを用いて、シリアルバスモードの動作を説明す
る。図10はメモリアドレスの下位(A7〜0)をアド
レスレジスタ204(L)にセットする動作を示してい
る。図11はメモリアドレスの上位(A15〜8)をア
ドレスレジスタ204(H)にセットする動作を示して
いる。図12はメモリチップ203からデータをリード
するタイミングを示している。図13はメモリチップ2
03へデータをライトするタイミングを示している。
【0049】シリアルバス方式の場合にも、カードイネ
ーブル信号(−CE)214をアクティブにする必要が
ある。同実施例では、シリアルデータ転送をシリアルク
ロック信号(SCLK)220と同期させてシリアルデ
ータ信号(SD)221を転送している。シリアルデー
タ転送には、いくつかの方法があるが、クロック信号を
使わない調歩同期方式も可能である。
【0050】データ転送は、まず最初に図5に示すコマ
ンド(8ビット)をICメモリカードに送出する。次に
アドレスをセットするコマンドでは、アドレスを送出す
る。ICメモリカードに転送されたアドレス情報は、ア
ドレスレジスタ204にセットされる。アドレスレジス
タ204は、I/Oバス方式の説明で述べたように、リ
ードまたはライト動作後、自動的にアドレスをインクリ
メントするカウンタ機能を持っても良い。
【0051】この場合、連続したメモリアドレスをアク
セスするときは、図10及び図11に示すアドレスをセ
ットする処理が不要になる。リードコマンドでは、IC
メモリカードからリードデータが送出される。
【0052】ライトコマンドでは、コマンド送出後、ラ
イトデータをICメモリカードに送出する。シリアルデ
ータ転送では、データ転送のタイミング制御が重要であ
る。同実施例では、データ転送のタイミング制御のため
に、レディ信号(RDY)211が用意されている。
【0053】レディ信号(RDY)211は、ICメモ
リカードから外部装置に対してデータ転送が可能がどう
かを知らせるものである。例えば、図12の例では、リ
ードコマンド送出後、ICメモリカード内で予め設定さ
れているメモリアドレスからデータを読出し、シリアル
インターフェイス制御回路219にリードデータが送ら
れ、外部装置にデータ転送が可能となった時点でレディ
信号(RDY)211がアクティブになる。外部装置で
は、このレディ信号(RDY)211を割り込み信号と
して用いて、データ転送の制御に使うことができる。
【0054】次に、バスの切り換え方法について説明す
る。前記においては、バスモードを切り換えるインター
フェイス信号(MODE1,0)によって、ハードウェ
ア的に切り換えているが、ここではシリアルバスモード
コマンドを用いてソフトウェア的に切り換える方法につ
いて説明する。
【0055】シリアルバスモードコマンドは、図5に示
すように、バスを切り換えるコマンドを備えている。バ
スを切り換えるためには下記のコマンドを送出する。 F0h…SET SERIAL BUS MODE
【0056】 F1h…SET I/O BUS MODE F2h…SET MEMORY BUS MODE シリアルバスモード以外のときも、これらのコマンドを
受け付けられるようにしておく必要がある。また、現在
選択されているバスモードを下記のコマンドで読み出す
ことができる。
【0057】70h…READ BUS MODE これらのコマンドを用いて外部装置から任意のバスモー
ドを選択することができる。これらのコマンドのみで、
バスモードを切り換える場合は、バスモード切り換え信
号(MODE1,0)212,213を外部装置に接続
しなくても、バスモードの切り換えが可能となる。
【0058】図14には、シリアルバスモードを用いる
場合の外部装置側のICメモリカードコネクタ402を
示している。ICメモリカードコネクタ402は、外部
装置に実装され、シリアルバスモードに必要な信号ピン
のみが設けられていることを示している。
【0059】同実施例では、シリアルバスモードにおい
て下記の信号が接続される。 モード選択信号(MODE1,0) カードイネーブル信号(−CE)
【0060】シリアルクロック(SCLK) シリアルデータ(SD) 動作電源(VCC)
【0061】書き込み用電源(VPP) 接地信号(GND) シリアルバスモードでは、上記以外の信号を接続する必
要がないため、インターフェイス回路が簡素になり、外
部装置を小型化でき、挿抜に要する力をメモリバス方式
やI/Oバス方式に比べて大幅に減らすことができる。
【0062】なお、シリアルバス方式のICメモリカー
ドには、通常の電気的な接点(ピン)を用いるものの他
に、信頼性を向上するために、光インターフェイスを用
いたものや、コイルを用いて磁気的にインターフェイス
をするなどの非接触方式を用いることもできる。
【0063】同実施例では、メモリバス方式、I/Oバ
ス方式、及びシリアルバス方式の3種のインターフェイ
スを具備し、その中の何れかを選択するICメモリカー
ドを説明したが下記の組み合わせも容易に実現すること
ができる。 (1)メモリバス方式とシリアルバス方式を選択できる
ICメモリカード。 (2)I/Oバス方式とシリアルバス方式を選択できる
ICメモリカード。
【0064】本発明によるICメモリカードは、例えば
電子スチルカメラ用として使用することができる。電子
スチルカメラは、移した画像をデジタル化し、ICメモ
リカードに記録する。また、パーソナルコンピュータ等
の情報機器において、ICメモリカードに記録された画
像の処理が行なわれる。情報機器では、様々な処理(編
集等)を高速に行なうことや、遠隔地に通信で送り出す
等の機能が要求される。
【0065】電子スチルカメラ用としてICメモリカー
ドを用いた場合、電子スチルカメラ内ではより少ないイ
ンターフェイス信号線で実現できるシリアルバス方式を
用い、インターフェイス回路量を少なくすることがそれ
程要求されない情報機器では、高速なメモリバス方式や
I/Oバス方式を用いることが可能である。
【0066】このようにして、ICメモリカードの使用
状況に応じて、パラレルバス方式とシリアルバス方式を
選択して使用することができるので、各方式における問
題点を回避することができる。
【0067】すなわち、民生用などの比較的低速に動作
する機器では、シリアルバス方式を用いることにより、
少ないインターフェイス信号線で済むため外部装置を小
型化でき、しかも小さな挿抜力でICメモリカードの抜
き差しが可能となる。
【0068】また、上述のようにシリアルバス方式を用
いて格納した情報をコンピュータ等で読出して処理する
ような場合は、メモリバス方式、またはI/Oバス方式
を用いることによって高速な処理を行なうことが可能と
なる。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、目的に応
じてパラレルバス方式(メモリバス方式,I/Oバス方
式)とシリアルバス方式を任意に選択して使用すること
で、各方式における問題点を回避することが可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるICメモリカードの
内部構成を示すブロック図。
【図2】ICメモリカードの外観を示す図。
【図3】同実施例におけるバスモード選択の方法につい
て説明するための図。
【図4】同実施例におけるI/Oバスモードにおける機
能について説明するための図。
【図5】同実施例におけるシリアスバスモードにおける
コマンドについて説明するための図。
【図6】同実施例におけるメモリバスモードにおけるリ
ードタイミングを示すタイミングチャート。
【図7】同実施例におけるメモリバスモードにおけるラ
イトタイミングを示すタイミングチャート。
【図8】同実施例におけるI/Oバスモードにおけるリ
ードタイミングを示すタイミングチャート。
【図9】同実施例におけるI/Oバスモードにおけるラ
イトタイミングを示すタイミングチャート。
【図10】同実施例におけるシリアルバスモードの動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図11】同実施例におけるシリアルバスモードの動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図12】同実施例におけるシリアルバスモードの動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図13】同実施例におけるシリアルバスモードの動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図14】シリアルバスモードを用いる場合の外部装置
側のICメモリカードコネクタ402を示す図。
【符号の説明】
201…コネクタ、202…制御回路、203…メモリ
チップ、204…アドレスレジスタ、206…チップセ
レクト回路、219…シリアルインターフェイス制御回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置とのデータ転送を、 複数ビット同時に行なうことが可能なパラレル転送手段
    と、 1ビットずつ行なうシリアル転送手段と、 を具備したことを特徴とするICメモリカード。
JP4054992A 1992-03-13 1992-03-13 Icメモリカード Pending JPH05258122A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09504397A (ja) * 1993-10-28 1997-04-28 エロネックス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド マイクロパーソナルデジタル補助装置

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09504397A (ja) * 1993-10-28 1997-04-28 エロネックス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド マイクロパーソナルデジタル補助装置

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