JPH05257442A - 表示制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーソナルコンピュータ等からの映像信号と
外部信号とを重ねて表示する。 【構成】 制御レジスタに予め設定され所定の色を示す
信号１６とその所定の色の領域を含む信号８とを比較回
路１４で比較する。この比較結果の一致に応答し、表示
切換回路４によりその領域においてその領域の部分の信
号を、外部からの信号７のその領域に対応する部分の領
域の信号と置換して送出する。この切換回路４からの信
号１１をＤ／Ａコンバータ５でＤ／Ａ変換した後、表示
装置６に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本発明は表示制御回路に関し、特に２つの
映像信号を切換えて表示する表示制御回路に関する。

【０００２】

【従来技術】従来の表示制御回路は、図３に示されてい
るように、パーソナルコンピュータ等の本体内部にある
本体表示制御回路２から出力される本体ＲＧＢ信号８と
外部表示制御回路１から出力される外部ＲＧＢ信号７と
を入力とし、外部からの切換信号９によって切換える表
示切換回路４と、この表示切換回路４からのディジタル
ＲＧＢ信号１１を表示装置６で表示するためのアナログ
ＲＧＢ信号１２に変換するＤ／Ａコンバータとを有して
いる。

【０００３】しかし、この従来の表示制御回路では、外
部からの切換信号のみで、外部ＲＧＢ信号と本体ＲＧＢ
信号とを切換えているため、本体表示と外部表示とを重
ね合わせた表示を行うことができないという欠点があっ
た。

【０００４】

【発明の目的】本発明は上述した従来の欠点を解決する
ためになされたものであり、その目的はパーソナルコン
ピュータ等の本体内部の表示信号と外部回路によって作
られた表示信号とを重ね合わせて表示する表示制御回路
を提供することである。

【０００５】

【発明の構成】本発明による表示制御回路は、予め設定
され所定の色を示す信号と前記所定の色の領域を含む第
１の映像信号とを比較する比較回路と、この比較結果の
一致に応答し、前記領域においてその領域の部分の信号
を他の信号と置換して送出する切換回路とを有し、この
切換回路の出力信号を表示するようにしたことを特徴と
する。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００７】図１（ａ）は本発明による表示制御回路の
一実施例の構成を示すブロック図であり、図３と同等部
分は同一符号により示されている。

【０００８】図において、本発明の一実施例による表示
制御回路は、パーソナルコンピュータ等の本体内部に設
けられ、映像信号である本体ＲＧＢ信号８を送出する本
体表示制御回路２と、その本体外部に設けられ、他の映
像信号である外部ＲＧＢ信号７を送出する外部表示制御
回路１と、外部からの切換信号９及び本体ＲＧＢ信号８
に応じた値の切換信号１０を出力する表示切換制御回路
３とを含んで構成されている。

【０００９】また、本実施例による表示制御回路は、切
換信号１０の値に応じて外部ＲＧＢ信号７と本体ＲＧＢ
信号とを択一的にディジタルＲＧＢ信号１１として送出
する表示切換回路４と、ディジタルＲＧＢ信号１１をア
ナログＲＧＢ信号１２に変換するＤ／Ａコンバータ５
と、アナログＲＧＢ信号１２を表示するＣＲＴ等の表示
装置６とを含んで構成されている。

【００１０】かかる構成において、パーソナルコンピュ
ータ等の本対外部にある外部表示制御回路１は、外部Ｒ
ＧＢ信号７を出力し、パーソナルコンピュータ等の本体
内部にある本体表示制御回路２は、本体ＲＧＢ信号８を
出力する。表示切換回路４は、表示切換制御回路３から
出力される切換信号１０によって、外部ＲＧＢ信号７と
本体ＲＧＢ信号８とを切換えて送出する。この送出され
たデジタルＲＧＢ信号１１はＤ／Ａコンバータ５でアナ
ログＲＧＢ信号１２に変換され、表示装置６によって表
示させる。

【００１１】図１（ｂ）は、同図（ａ）中の表示切換制
御回路３のブロック図である。

【００１２】図において、表示切換制御回路３は、デー
タを保持する制御レジスタ１３と、このレジスタ１３か
らのデータ信号１６と本体ＲＧＢ信号８とをビット毎に
比較する比較回路１４と、オアゲート１５とを含んで構
成されている。

【００１３】制御レジスタ１３は、本体ＲＧＢ信号８の
信号ビット数と同じビット数のデータを保持しており、
その各ビットの値は、“０”，“１”，“Ｘ”（不定）
のいずれかとなっている。例えば本体ＲＧＢ信号８のビ
ット数を６ビットとすると、ＲＧＢの各色について２ビ
ットとなる。

【００１４】すなわち、Ｒ（レッド）について着目する
と、Ｒを２ビットで表現するため、“００”から“１
１”までの４段階の輝度の値をとることになる。Ｇ（グ
リーン）及びＢ（ブルー）についても同様である。

【００１５】この制御レジスタ１３内の保持値は、図示
せぬ信号線を介して本体側から自由に設定されるもので
あり、“Ｘ”以外の値を設定すればその出力データ信号
１６は特定の色を示すことになる。そして、その信号１
６と本体ＲＧＢ信号８とが比較回路１４で比較されるた
め、本体ＲＧＢ信号８中のその色と同一色の部分の信号
については比較結果が一致を示すことになる。よって、
本体ＲＧＢ信号８中に所定の色の領域を含めておき、そ
の色のデータを制御レジスタ１３に設定しておけば、そ
の領域の部分についての比較結果が一致を示し、切換信
号１０の値が変化することになる。よって、表示切換回
路４においては、その領域においてその領域の部分の信
号が、他の信号である外部ＲＧＢ信号７に置換されるこ
とになる。

【００１６】今、制御レジスタ１３の保持値が全て
“Ｘ”であった場合、比較回路１４において、本体ＲＧ
Ｂ信号８と比較しても、全てが一致したものとみなされ
るので、比較信号１７は“０”となり、オアゲート１５
の出力は外部からの切換信号９の値となる。また、制御
レジスタ１３の保持値が“Ｘ０１０１０”となっていた
場合、本体ＲＧＢ信号８が“００１０１０”及び“１０
１０１０”の時だけ比較信号１７が“０”となるので切
換信号１０が外部からの切換信号９となる。ところが、
それ以外の時は、比較信号１７が“１”となるので、オ
アゲート１５の出力は“１”となり本体側の信号による
表示となる。

【００１７】図２は、図１中の各信号の変化を表わした
表である。

【００１８】図において、状態とでは、制御レジス
タの値が全て“Ｘ”となっているので、必ず本体ＲＧＢ
信号８と一致しているとみなされる。このため、切換信
号１０の値は外部からの切換信号の値と同じになり、状
態の時は、外部ＲＧＢ信号７、状態の時は、本体Ｒ
ＧＢ信号８がディジタルＲＧＢ信号１１として出力され
る。

【００１９】次に、状態とでは、制御レジスタ１３
の保持値が“Ｘ１１０００”であり、本体ＲＧＢ信号８
は、“１１１０００”，“０１１０００”で両方とも、
一致しているとみなされる。このため、切換信号１０
は、外部からの切換信号９と同じになり、状態の時
は、外部ＲＧＢ信号７、状態の時は、本体ＲＧＢ信号
８がディジタルＲＧＢ信号１１として出力される。

【００２０】また、状態では、制御レジスタ１３の保
持値が“１１１０００”となっていて、一致していない
ので、外部からの切換信号に関係なく、切換信号１０の
値は、“１”となり、本体ＲＧＢ信号の値がディジタル
ＲＧＢ信号として出力される。

【００２１】つまり、制御レジスタ１３内の保持値に応
じて２つの映像信号の切換えができ、様々な重ね合わせ
映像の表示ができることになる。

【００２２】以上、本発明を実施例に基づいて説明して
きたが、本発明は実施例の説明のために用いた信号のビ
ット数、６ビットに限定されるものではなく、信号のビ
ット数をＮビットとする場合であっても、実現が可能で
ある。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、表示を切
換える信号を、外部からの切換信号のみではなく、制御
レジスタに設定した値と本体ＲＧＢ信号との比較結果に
応じて切換えているため、本体ＲＧＢ信号と外部ＲＧＢ
信号とを重ね合わせて表示することができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例による表示制御回路の構成を示
すブロック図である。

【図２】図１の表示制御回路の動作を示す表である。

【図３】従来の表示制御回路の構成を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

１ 外部表示制御回路 ２ 本体表示制御回路 ３ 表示切換制御回路 ４ 表示切換回路 ５ Ｄ／Ａコンバータ ６ 表示装置 １３ 制御レジスタ １４ 比較回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 予め設定され所定の色を示す信号と前記
   所定の色の領域を含む第１の映像信号とを比較する比較
   回路と、この比較結果の一致に応答し、前記領域におい
   てその領域の部分の信号を他の信号と置換して送出する
   切換回路とを有し、この切換回路の出力信号を表示する
   ようにしたことを特徴とする表示制御回路。
2. 【請求項２】 前記他の信号は、第２の映像信号の前記
   領域に対応する部分の領域の信号であることを特徴とす
   る請求項１記載の表示制御回路。