JPH0525716A - 紡機のスピンドル駆動装置 - Google Patents

紡機のスピンドル駆動装置

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JPH0525716A
JPH0525716A JP3170238A JP17023891A JPH0525716A JP H0525716 A JPH0525716 A JP H0525716A JP 3170238 A JP3170238 A JP 3170238A JP 17023891 A JP17023891 A JP 17023891A JP H0525716 A JPH0525716 A JP H0525716A
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inverter
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JP3170238A
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Masayoshi Tsuboi
将嘉 坪井
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各錘毎に駆動モータを備えた紡機において、
各錘間でのスピンドル回転数のばらつきをなくす。 【構成】 各スピンドル1毎に設けられたスピンドル駆
動用モータ2は共通のインバータ11から供給される電
力により変速駆動される。インバータ11は速度設定部
12により指令された周波数及び電圧を出力し、回転数
調節部5の可変抵抗器6を介してスピンドル駆動用モー
タ2に入力される。各回転数検出部3から回転数検出信
号が回転数調節部5へ出力される。回転数指令部7は共
通の目標回転数データを各回転数設定器8に出力する。
回転数調節部5は前記回転数検出信号と目標回転数デー
タに対応する信号とを比較部9で比較し、当該錘のスピ
ンドル回転数が目標回転数となるように前記可変抵抗器
6の抵抗値を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精紡機、撚糸機等の紡機
のスピンドル駆動装置に係り、詳しくは各スピンドルが
それぞれ単独のモータで駆動される紡機のスピンドル駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紡機のスピンドル駆動方法として
は一般に複数錘あるいは全錘共通の駆動ベルトをスピン
ドルに圧接してスピンドルを回転駆動するベルト駆動方
式が使用されている。ところが、ベルト駆動方式ではベ
ルトと駆動プーリ、ガイドプーリあるいはスピンドル間
の伝達効率が悪く、1錘当たりの消費電力が大きくなる
ばかりでなく、ベルトの摩擦音による騒音が大きく作業
環境が悪くなるという問題がある。又、スピンドルを支
承するベアリングに大きなラジアル荷重が作用するため
ベアリングが早期に摩耗するという問題がある。そし
て、スピンドルを高速駆動する場合にはこれらの問題が
より顕著となる。
【0003】前記の問題点を解決するため、各スピンド
ル毎に駆動モータを設け、駆動モータを1個のインバー
タ(可変周波数電源)により変速駆動するようにしたも
のが提案されている(例えば、特開昭55−40852
号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】紡機の各錘の機械抵
抗、糸張力等が等しく、各スピンドル毎に設けられた駆
動モータの特性が同一であれば、1個のインバータから
の同一速度(電圧、周波数)の指令により各モータの駆
動制御を行うと各錘のスピンドル回転数は等しくなる。
ところが、各錘の機械抵抗、糸張力等及び駆動モータの
特性にはばらつきがあり、1個のインバータからの同一
速度指令で各モータを駆動制御しても、各錘のスピンド
ル回転数にばらつきが生じる。その結果、製品である糸
の撚にばらつきが生じ、同一機台で紡出された糸の間で
糸品質の斑が生じて糸品質を低下させるという問題が生
じる。
【0005】この問題を解決する方法として、駆動モー
タのトルクを大きくして負荷の違いによる回転数のばら
つきを小さくする方法があるが、駆動モータの消費電力
が増加するため実用的ではない。又、各駆動モータ毎に
インバータを設けるとともに各スピンドルの回転数を検
出し、各スピンドルの回転数が所定の回転数となるよう
に駆動制御する方法が考えられる。しかし、各駆動モー
タ毎にインバータを設けるのはコストが高くなるととも
に、小さなインバータを多数設けた場合はインバータの
効率が悪くなるという問題がある。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は各錘毎に駆動モータを備えた紡
機において、各錘間でのスピンドル回転数のばらつきを
なくして紡出糸の品質のばらつきをなくすことができ、
しかもコストが安い紡機のスピンドル駆動装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明においては、各スピンドル毎に設けられたスピ
ンドル駆動用モータと、前記スピンドル駆動用モータを
変速駆動するインバータと、前記インバータに速度指令
を与える速度設定部と、各スピンドル毎に設けられた回
転数検出部と、各スピンドル毎に設けられスピンドル駆
動用モータへの出力電圧を変更する変圧部と、前記回転
数検出部からの信号と目標回転数に対応する信号とを比
較する比較部とを有し、スピンドル回転数が目標回転数
となるように前記変圧部の出力電圧を調節する回転数調
節部と、前記回転数調節部に目標回転数データを出力す
る回転数指令部とを設けた。
【0008】
【作用】本発明の装置においては各錘のスピンドルがそ
れぞれ単独のスピンドル駆動用モータで駆動され、各ス
ピンドル駆動用モータは共通のインバータから供給され
る電力により、各錘毎に設けられた回転数調節部を介し
て変速駆動される。インバータは速度設定部で指令され
た周波数及びそれに対応する電圧を出力し、回転数調節
部を介してスピンドル駆動用モータに入力される。各ス
ピンドルの回転数は各スピンドル毎に設けられた回転数
検出部により検出される。回転数指令部は各回転数調節
部に共通の目標回転数データを出力する。回転数調節部
は前記回転数検出部からの信号と目標回転数データに対
応する信号とを比較部で比較し、当該錘のスピンドル回
転数が目標回転数となるように前記変圧部の出力電圧を
調節する。
【0009】
【実施例】以下本発明を具体化した一実施例を図1に従
って説明する。紡機の各スピンドル1にはそれぞれスピ
ンドル駆動用モータ2が設けられ、各モータ2にはスピ
ンドル1の回転数を検出するための回転数検出部3が設
けられている。スピンドル駆動用モータ2としては誘導
モータが使用され、回転数検出部3はタコジェネレータ
で構成されている。各スピンドル駆動用モータ2にはモ
ータ電源線4を介して回転数調節部5がそれぞれ接続さ
れている。回転数調節部5は変圧部としての可変抵抗器
6と、後記する回転数指令部7から出力された目標回転
数データに対応する電圧信号を出力する回転数設定器8
と、該回転数設定器8の出力信号と前記回転数検出部3
の出力信号とを比較するとともにその偏差に基づいて前
記可変抵抗器5の抵抗値を調節する比較部9とから構成
されている。各可変抵抗器6は電源供給線10を介して
それぞれ共通のインバータ11に接続され、インバータ
11は速度設定部12に接続されている。速度設定部1
2は入力装置13により紡機の運転条件に対応したスピ
ンドル回転数の変速データが入力され、その変速データ
に対応する回転数で前記スピンドル駆動用モータ2を駆
動する周波数の電流をインバータ11が出力するよう
に、インバータを制御するようになっている。
【0010】回転数指令部7は前記各回転数検出部3か
らの出力信号を入力して各スピンドルの回転数をそれぞ
れ演算するとともに、各錘のスピンドル回転数を比較し
て最低回転数を求め、その回転数データを前記回転数調
節部5の回転数設定器8と速度設定部12とへ出力する
ようになっている。
【0011】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台の駆動に先立って紡出条件に対応したス
ピンドル回転数の変速データが入力装置13により速度
設定部12に入力される。機台が駆動されるとインバー
タ11は速度設定部12の速度指令信号に基づいた周波
数及びこれに対応する電圧を可変抵抗器6を介してスピ
ンドル駆動用モータ2へ出力し、スピンドル駆動用モー
タ2が駆動されてスピンドル1が回転される。スピンド
ル駆動用モータ2は誘導モータで構成されているため、
各スピンドル駆動用モータ2に同一周波数及び電圧が供
給されても、各錘の機械抵抗や糸張力等の負荷抵抗の差
によって各スピンドル駆動用モータ2間で回転数に差が
生じ、スピンドル1の回転数が各錘によりある範囲でば
らつく。
【0012】各錘毎に設けられた回転数検出部3からは
スピンドル1の回転数に相当する電圧が当該スピンドル
1に設けられた回転数調節部5の比較部9と、全錘共通
の回転数指令部7に出力される。回転数指令部7は各回
転数検出部3の出力信号SGを入力して各スピンドル1
の回転数をそれぞれ演算するとともに、各錘のスピンド
ル回転数を比較して最低回転数を求める。そして、その
回転数が目標回転数データとして前記回転数設定器8と
速度設定部12とへ出力される。各錘の回転数調節部5
は前記回転数設定器8から目標回転数データと対応する
電圧信号を比較部9へ出力し、比較部9は回転数設定器
8及び回転数検出部3からの出力信号を比較し、両者の
差が無くなるまで可変抵抗器6の抵抗値を調節してスピ
ンドル駆動用モータ2への出力電圧を低下させる。これ
によりスピンドル駆動用モータ2の回転数が低下してス
ピンドル1の回転数が目標回転数データと同じに調節さ
れ、全スピンドル1の回転数が同じになる。
【0013】回転数調節部5によるスピンドル回転数の
調節を行わない状態におけるスピンドル回転数のばらつ
きはそれほど大きなものではないため、回転数調節部5
によるスピンドル回転数の調節は短時間で完了する。速
度設定部12は前記スピンドル回転数の調節完了後に、
回転数指令部7から出力された目標回転数データと、予
め設定したスピンドル回転数とを比較してその差を求
め、その差の分スピンドル駆動用モータ2の回転数を上
昇させるためインバータ11への指令周波数及び電圧を
変更する。これにより全スピンドルの回転数が入力装置
13により設定された所定の回転数に調節される。すな
わち、各錘の負荷抵抗の違いにより同一周波数及び電圧
では全スピンドル駆動用モータ2を同一回転数で駆動で
きない場合、目標回転数と差のある錘においてのみスピ
ンドル駆動用モータ2への入力電圧が変更されて全錘で
同一回転数となった後に、インバータ11により周波数
及び電圧が同一条件で変更されるので全スピンドル駆動
用モータ2を簡単に所定回転数で駆動できる。従って、
各錘間での糸の撚のばらつきがなくなる。
【0014】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、回転数調節部5の変圧部として可
変抵抗器6に代えて、複数の2次側タップを有するトラ
ンスを使用して、接続タップを変えることで希望する電
圧を得るようにしてもよい。この場合は前記実施例と異
なり、回転数指令部7は各錘のスピンドル回転数を演
算、比較した後、回転数設定器8と速度設定部12へ目
標回転数データを出力する場合、その値として各スピン
ドル回転数のうち最低回転数を選択する代わりに、最高
回転数あるいは両者の間の任意の回転数を選択できる。
又、回転数検出部としてタコジェネレータに代えて他の
回転センサを使用したり、錘数が多い場合にインバータ
11を複数台設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
錘毎に独立した駆動モータで回転駆動されるスピンドル
の回転数を全錘で同じにすることができ、製品である糸
の重要な品質である撚を全錘で均一に保つことができ、
製品の品質が向上する。又、各錘毎にインバータを設け
る場合よりコストが安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…スピンドル、2…スピンドル駆動用モータ、3…回
転数検出部、5…回転数調節部、6…変圧部としての可
変抵抗器、7…回転数指令部、8…回転数設定器、9…
比較部、11…インバータ、12…速度設定部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 各スピンドル毎に設けられたスピンドル
    駆動用モータと、 前記スピンドル駆動用モータを変速駆動するインバータ
    と、 前記インバータに速度指令を与える速度設定部と、 各スピンドル毎に設けられた回転数検出部と、 各スピンドル毎に設けられ前記スピンドル駆動用モータ
    への出力電圧を変更する変圧部と、前記回転数検出部か
    らの信号と目標回転数に対応する信号とを比較する比較
    部とを有し、スピンドル回転数が目標回転数となるよう
    に前記変圧部の出力電圧を調節する回転数調節部と、 前記回転数調節部に目標回転数データを出力する回転数
    指令部とを設けた紡機のスピンドル駆動装置。
JP17023891A 1991-07-10 1991-07-10 紡機のスピンドル駆動装置 Expired - Fee Related JP2949919B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07328843A (ja) * 1994-06-01 1995-12-19 Toa Kikai Seisakusho:Kk タップ作業方法
US6806932B2 (en) * 1995-10-16 2004-10-19 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07328843A (ja) * 1994-06-01 1995-12-19 Toa Kikai Seisakusho:Kk タップ作業方法
US6806932B2 (en) * 1995-10-16 2004-10-19 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device

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