JPH052560Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052560Y2
JPH052560Y2 JP1987057210U JP5721087U JPH052560Y2 JP H052560 Y2 JPH052560 Y2 JP H052560Y2 JP 1987057210 U JP1987057210 U JP 1987057210U JP 5721087 U JP5721087 U JP 5721087U JP H052560 Y2 JPH052560 Y2 JP H052560Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
boom
bar
storage holder
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987057210U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63162799U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987057210U priority Critical patent/JPH052560Y2/ja
Publication of JPS63162799U publication Critical patent/JPS63162799U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052560Y2 publication Critical patent/JPH052560Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、梯子式のブームを備えたリフト車に
関する。すなわち、例えば引越しに際し、荷物を
梯子式のブームに沿つて台車により、地上と高所
の目標との間で運搬する高所荷役作業用のリフト
車、又火災に際し、消防士、機材、避難する人等
を同様に運搬する高所消火作業用のリフト車、更
に建築現場等において、同様に運搬された作業
員、機材等により、高所の目標に対し作業をする
高所建築作業用のリフト車、等に関するものであ
る。
「従来の技術」 このようなリフト車において、台車の安全対策
は従来次のごとくなつていた。
すなわち、台車をブームに沿つて昇降させる昇
降機構のワイヤ切断時の安全対策として、台車に
は圧接具が備えられ、この圧接具は、常時は台車
に格納されてなるとともに、ワイヤ切断時にはブ
ームの両側枠に圧接すべく変位し、もつて台車を
ブームに固定してその落下を防止していた。
そして係る圧接具としては、例えば円筒状で外
表面にローレツト加工が施されかつ縦方向の回動
軸により回転中心を偏心させたカムが用いられ、
このようなカムが台車の左右両側に各々変位可能
に付設されていた。このカムは、常時はワイヤに
連結された係合部材等により台車に格納されてな
るとともに、ワイヤ切断時には係合部材による係
合が解かれ、スプリング等によりブームの両側枠
に向つて内側から付勢されるようになつていた。
そしてワイヤ切断時においては付勢された各カム
は、台車の側方に変位突出し、ブームの両側枠に
それぞれ食い込んだ状態で圧接されるので、ワイ
ヤ切断時において、台車は制動されてブームに固
定されることになる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、このような従来のリフト車にあつて
は、次の問題点が指摘されていた。
すなわち、上述のごとくワイヤ切断時にカム等
の圧接具が、ブームの両側枠に圧接されることに
より、台車が制動されてブームに固定される方式
のため、台車のブームへの固定が不確実となるこ
とがあり、特にブームにグリース等が塗布されて
いた場合には、固定が確実ではなく、もつて台車
がブームから落下する事故も発生していた。
又圧接具およびその付属機構の構成が複雑であ
り、更に何らかの原因によりワイヤの張力が一時
的に低下し、いわゆる瞬間的にたるみ状態が発生
した場合、すなわちワイヤ切断ではない場合に
も、圧接具により台車がブームに圧接固定される
ことが多々ある等、その作動の不正確さも指摘さ
れていた。
更に、常時およびワイヤが切断された場合に、
左右の圧接具は、左右均一に力が加わらないこと
が多々ありバランスが悪く、又、台車、ブーム等
に対し斜めにずれてしまうことも多い等、力の不
均一および位置ずれに起因して、作動が不正確に
なるという指摘があつた。つまり、このような面
からも作動が不正確で、ワイヤ切断時に台車の固
定が不確実となることがあるという問題があつ
た。
本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例
の問題点を解決すべくなされたものであつて、所
定の係止具、格納保持具等を備えてなることによ
り、ワイヤ切断時には、直ちに係止具がブームの
横桁に係止されることにより、台車がブームに確
実に固定されるとともに、その構成も簡単でかつ
その作動も正確である、リフト車を提案すること
を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次
のとおりである。
このリフト車は、車輌本体上に起伏可能に搭載
されたブームと、このブームに沿つて昇降機構に
より昇降される台車とを、有している。
このブームは、台車が走行する両側枠と、両側
枠間に架設された横桁とを備えた梯子式よりなつ
ている。
そして台車には、台車の走行方向に沿つた格納
姿勢と、台車から下方に突出しブームの横桁に係
止される作動姿勢間を、回動可能な係止具が左右
に2個枢着されている。
この係止具は、作動姿勢方向に付勢する付勢手
段に連結されてなるとともに、格納保持具を介し
昇降機構のワイヤに接続されている。
格納保持具は、一端に前記ワイヤが止着され、
常時はワイヤの張力により係止具に当接し、係止
具を付勢手段の付勢力に抗し格納姿勢に保つ、格
納位置に位置決めされるようになつている。
さて、このようなリフト車において、該格納保
持具は、次のようになつている。
すなわち該格納保持具は、立設され前記ワイヤ
が止着されたピンと、該ピンに中央が固着され左
右に水平に配されたバーと、該バーの両端側に付
設された左右のコロと、該バーと該台車間に配さ
れたスプリングと、を有してなる。又、該格納保
持具は、その該ピンが、該台車の中央部に前記格
納姿勢の該係止具に平行に穿設されたガイド穴中
を遊貫され、ガイドされて台車の走行方向に沿い
前後に移動可能となつている。
そして、常時は該ピンが、該スプリングに抗し
前記ワイヤの張力により該ガイド穴の端に停止、
位置決めされ、もつて該バーを介し左右の該コロ
が、それぞれ左右の該係止具に当接し、係止具を
前記付勢手段の付勢力に抗し前記格納姿勢に保つ
その格納位置に位置決めされている。又、該格納
保持具は前記ワイヤが切断された際には、ワイヤ
の張力から開放され、該スプリングにより該バー
を介し、該ピンが該ガイド穴にガイドされつつそ
の端から移動すると共に、左右の該コロがそれぞ
れ前記格納位置から左右の該係止具との当接を解
除すべく移動するようになつており、係止具を前
記付勢手段の付勢力にて回動させ該ブームの横桁
に係止される作動姿勢とする。
「作用」 本考案に係るリフト車は、このような手段より
なるので、次のごとく作用する。
車輌本体上のブームを起立等して、高所の目標
にブームの先端部を対向位置させ、係るブームの
両側枠上を、昇降機構により台車が走行され、荷
物、人等が積載されて地上と高所との間で運搬さ
れる。
このような常時においては、台車の自重により
昇降機構のワイヤに張力がかかり、もつて格納保
持具は、そのピンがガイド穴の端に停止、位置決
めされ、バーを介し左右のコロが、それぞれ左右
の係止具に当接する格納位置に位置決めされてい
る。従つて係止具は上方に付勢されて、台車に沿
つた格納姿勢に保たれている。
さてここにおいて、何らかの原因によりもし昇
降機構のワイヤが切断された場合には、格納保持
具は、ワイヤの張力から開放され、代わつてスプ
リングによりバーを介し、ピンがガイド穴にガイ
ドされつつその端から移動すると共に、左右のコ
ロが格納位置から移動し、係止具とは当接しなく
なる。そこで係止具は、付勢手段の付勢力により
その作動姿勢方向に、自動的に回動される。そし
て係止具は、台車から下方に突出し、ブームの横
桁に係止される作動姿勢を直ちにとることにな
る。従つて台車は、このような係止具の横桁への
係止により、ブームに確実に固定されるに至る。
又、何らかの原因によりワイヤの張力が一時的
に低下し、いわゆる瞬間的なたるみ状態が発生し
た場合、すなわちワイヤ切断ではない場合には、
係止具は格納保持具を介し、一旦台車から下方に
突出しかかるが、ワイヤの張力の復元により、作
動姿勢に至る前に直ちにその格納姿勢に自動復帰
することになる。そこで台車が不用意にブームに
固定されることもほとんどなく、その作動も正確
である。
そして更に、左右の係止具および格納保持具の
バー、左右のコロ等の中央に位置するピンに対
し、ワイヤが止着されているので、左右でバラン
スのとれた均一の力が、常時およびワイヤ切断時
において同時に加わるようになる。又、格納保持
具のこのピンは、格納姿勢の係止具に平行に穿設
されたガイド穴にガイドされてスライドするの
で、バーを介し左右のコロも係止具に所期のごと
く対向し、正確に格納位置をとるとともに、格納
位置から正確に移動する。
このように、格納保持具を介し両係止具に加わ
る力が左右均一であるとともに、格納保持具そし
て係止具の台車、ブームに対する位置ずれもな
く、この面からも作動が正確であり、ワイヤ切断
時の台車の固定が確実に行われる。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づい
て、詳細に説明する。
まずリフト車について概説する。
第4図および第5図は一般的なリフト車の1例
を示し、第4図はその正面図、第5図はその作動
説明図である。
リフト車は、図示の自走式のほか走行動力をも
たぬ牽引式、可般式のものもあり、ともに車輌本
体1上に起伏可能、図示例では更に伸縮可能かつ
旋回可能に搭載されたブーム2を備え、このブー
ム2に沿つて台車3が昇降され、この台車3上に
枢支され荷物、人等を収納してなるバケツト4
が、台車3により地上と高所の目標、例えば高層
建造物のベランダとの間で、運搬される。
ブーム2について詳述すると、車輌本体1上に
は、油圧式で正逆回転可能な旋回用モータM1等
の駆動装置により、旋回可能なターンテーブル5
が搭載され、このターンテーブル5にブーム2
が、油圧式の起伏用シリンダC等の駆動装置とピ
ン6とにより、起伏可能に枢支されている。この
ブーム2は、伸縮可能な梯子状の多段式よりな
り、伸縮装置(図示せず)を介して、その2段目
以降の張り出しと収納とが行われている。又ブー
ム2としては、直伸式のもの、屈折式のもの等が
ある。
台車3について詳述すると、係るブーム2に沿
つて台車3は昇降機構7により昇降される。すな
わち、台車3は車輪8を備え、その昇降機構7は
ウインチ装置M2と、一端がこのウインチ装置M
2に止着され、他端が台車3との連結金具(後
述)に止着されたワイヤWとを備えてなつてい
る。そして油圧式で正逆回転可能な昇降用のウイ
ンチ装置M2により、その前後に張設されたワイ
ヤWの繰り出しと巻き取りを行うことにより、台
車3はブーム2上をその基端部21と先端部22
で走行される。この台車3上には、ピン9により
バケツト4が枢支され、上面が開放された箱状の
バケツト4には、荷物、人等が積載される。
そして台車3とバケツト4間には、例えばチル
ト機構10等の水平維持機構が介装され、ブーム
2の起伏角度に応じ、バケツト4を台車3上で常
に水平姿勢に保持している。
なお図中Tは、リフト車の車輌本体1に設けら
れた車輪であり、Oは、リフト車を地面A等に安
定的に保持するジヤツキたるアウトリガーであ
る。
リフト車は、概略このように構成されている。
以下、ワイヤW切断時の安全対策としての係止
具等について、第1図、第2図に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係るリフト車の実施例の要部
を示す平面図であり、第2図は同正面図であり、
第3図は第1図の矢視図である。
ブーム2は、車輪8が転動して台車3が走行す
る両側枠11と、この両側枠11間に架設された
複数の横桁12とを備えた、梯子式のものからな
つている。
そして台車3は、例えば長枠31と短枠32とか
らなる長方形の枠体よりなり、左右2個の係止具
13が枢着されている。この係止具13は、図示
のように台車3の走行方向に沿つた格納姿勢(第
2図等実線表示)と、台車3から下方に突出し、
ブーム2の横桁12に係止される作動姿勢(第2
図1点鎖線表示)間を、走行方向に沿つて回動可
能となつている。
すなわち、図示の係止具13は、爪形をなした
ものが2個用いられてなり、台車3の長枠31
下側に、固設された支持フレーム14の両端部か
らそれぞれ突設された対をなすアーム15間に、
水平の回動軸16によりその基端部を枢着されて
いる。
又係止具13は、前記作動姿勢方向に付勢する
付勢手段17に連結されてなるとともに、格納保
持具18を介し、昇降機構7のワイヤWに接続さ
れている。図示の付勢手段17としては、アーム
15と回動軸16間に介装されたねじりスプリン
グが用いられている。なお付勢手段17として
は、その他各種のものの採用が考えられる。
次に格納保持具18は、一端に昇降機構7の上
昇用のワイヤWが止着され、常時はワイヤWの張
力により係止具13に当接し、係止具13を付勢
手段17の付勢力に抗して前記格納姿勢に保つ、
格納位置に位置決めされている。
そして図示の格納保持具18は、次のようにな
つている。
すなわち支持フレーム14の中央部からは箱体
状のガイド部19がアーム15、係止具13等と
平行に突設され、このガイド部19の上下板には
対をなすガイド穴20が同じく平行に穿設されて
いる。そしてワイヤWはガイド部19の側板に穿
設された開口(図示せず)を介し、ガイド部19
内で連結金具21の一端部に止着されている。連
結金具21の他端部にはピン22が上下に立設さ
れ、このピン22はガイド穴20中を遊貫され、
上端部に設けられた鍔部(図示せず)がガイド部
19上に摺接されており、ピン22はガイド穴2
0にガイドされる。ピン22の頂端には、図示の
ように、左右に水平に配されたバー23がその中
央で固着され、その左右両端にそれぞれコロ24
が付設されている。そこでピン22は、格納姿勢
の両係止具13に平行にガイド穴20にてガイド
され、台車3の走行方向に沿い前後に移動可能と
なつているとともに、このピン22は常時は、次
に述べる引張スプリング27の引張力に抗し、ワ
イヤWの張力によりガイド穴20の基端に停止、
位置決めされており、バー23を介し左右のコロ
24が、それぞれ左右の係止具13の基端部上に
当接する格納位置に位置決めされている。
なおバー23とガイド部材19の先端間には、
各々取付部材25,26を介し引張スプリング2
7が介装されている。この引張スプリング27
は、ワイヤWが切断された際、バー23すなわち
コロ24を引張り、これを上記格納位置から移動
させ、係止具13との当接を解除すべく機能にす
る。
なおその際、バー23に固着されたピン22
が、ガイド穴20にガイドされつつガイド穴20
の基端から移動する。
図示の格納保持具18は、このようになつてい
る。
次に作動等について説明する。
目的地において、起伏用シリンダC、伸縮装置
(図示せず)、旋回用モータM1の駆動により、車
輌本体1上のブーム2を、起立、伸長、旋回し
て、高所の目標にブーム2の先端部を対向位置さ
せる。
そして係るブーム2の両側枠11を、昇降機構
7により台車3が走行され、台車3上のバケツト
4に荷物、人等が積載され、地上と高所との間で
運搬される。
このような常時において、台車3の自重により
昇降機構7のワイヤWに張力がかかつており、格
納保持具18においては連結金具21を介しピン
22が、ガイド穴20の基端に停止、位置決めさ
れている。そこで格納保持具18のバー23、各
コロ24は、係止具13の基端部上に当接する格
納位置に位置決めされている。
もつて係止具13は上方に付勢されて、台車3
に沿つた格納姿勢(第2図等実線表示)に保たれ
ている。なお係止具13は、付勢手段17たるね
じりスプリングにより図示時計方向に付勢されて
いるが、係る付勢力に抗しワイヤWの張力によ
り、係止具13は、反時計方向に付勢されて、格
納姿勢に保たれている。
さてここにおいて、何らかの原因によりもし昇
降機構7のワイヤWが切断された場合には、格納
保持具18はワイヤWの張力から解放されるとと
もに、代わつて引張スプリング27の引張り力に
より、コロ24等は前記格納位置からガイド穴2
0にガイドされつつ後方に移動し、係止具13と
の当接は解除される。
そこで係止具13は代わつて付勢手段17たる
ねじりスプリングの付勢力により、その作動姿勢
(第2図一点鎖線表示)方向たる時計方向に、自
動的に回動される。
そして係止具13は、台車3から下方に突出
し、その先端部がブーム2の横桁12に係止さ
れ、もつて直ちに作動姿勢をとる事になる。
従つて台車3は、このような係止具13の横桁
12への係止により、ブーム2に確実に固定され
るに至る。
又このように作動する係止具13等の構成は、
簡単である。
更に何らかの原因によりワイヤWの張力が一時
的に低下し、いわゆる瞬間的なたるみ状態が発生
した場合、すなわちワイヤW切断ではない場合に
は次のようになる。係止具13は格納保持具18
のコロ24が移動し付勢手段17の付勢力により
一旦台車3から下方に突出しかかるが、ワイヤW
の張力の復元によるコロ24は再び元の格納位置
に復帰し、もつて係止具13も作動姿勢に至る前
に直ちに格納姿勢に、自動復帰することになる。
そこで台車3が不用意にブーム2に固定される
ことは回避され、その作動も正確である。
そして更に、左右の係止具13および格納保持
具18のバー23、左右のコロ24等の中央に位
置するピン22に対し、ワイヤWが止着されてい
るので、これらに対してはワイヤWの張力に基づ
き、左右でバランスのとれた均一の力が、常時お
よびワイヤW切断時において同時に加わるように
なる。又、格納保持具18のピン22は、格納姿
勢の係止具13に平行に穿設されたガイド穴20
にガイドされてスライドするので、バー23を介
し左右のコロ24も係止具13に所期のごとく対
向し、正確に格納位置をとるとともに、格納位置
から正確に移動する。
このように、格納保持具18を介し両係止具1
3に加わる力が左右均一であるとともに、格納保
持具18そして係止具13の台車3、ブーム2の
横桁12に対する位置ずれもなく、この面からも
作動が正確であり、ワイヤW切断時の台車3の固
定が確実に行われる。
「考案の効果」 本考案に係るリフト車は、以上説明したごと
く、所定の係止具、格納保持具等を備えてなるこ
とにより昇降機構のワイヤ切断時には、直ちに係
止具がブームの横桁に係止されることにより、台
車がブームに確実に固定されるとともに、その構
成も簡単であり、更にその作動も正確に行われる
ことになる。すなわち、ブームにグリース等が塗
布されていた場合でも、従来例のごとく圧接によ
らず係止により台車を制動、固定するので、台車
のブーム上からの落下事故は確実に防止され、安
全性が著しく向上し、又構成が簡単で、コスト
面、保守面等にも優れ、更に瞬間的なワイヤのた
るみにより不用意に台車がブームに固定されるこ
ともなく、その作動も正確である。特に、格納保
持具を介し両係止具に加わる力が左右均一である
とともに、格納保持具そして係止具の位置ずれも
なく、この面からも作動が正確であり、ワイヤ切
断時の台車の固定が確実に行われる。このよう
に、従来例のこの種のリフト車に存した問題点が
一掃される等、その発揮する効果は顕著にして大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るリフト車の実施例の要
部を示す平面図であり、第2図は、同正面図であ
る。第3図は第1図の−線に沿つた矢視図で
ある。第4図および第5図は、一般的なリフト車
の1例を示し、第4図はその正面図、第5図はそ
の作動説明図である。 1……車輌本体、2……ブーム、3……台車、
7……昇降機構、11……側枠、12……横桁、
13……係止具、17……付勢手段、18……格
納保持具、20……ガイド穴、22……ピン、2
3……バー、24……コロ、27……引張スプリ
ング(スプリング)、W……ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車輌本体上に起伏可能に搭載されたブームと、
    該ブームに沿つて昇降機構により昇降される台車
    とを有してなるリフト車において、 該ブームは、該台車が走行する両側枠と、該両
    側枠間に架設された横桁とを備えた梯子式よりな
    り、 該台車には、台車の走行方向に沿つた格納姿勢
    と、台車から下方に突出し該ブームの横桁に係止
    される作動姿勢間を、回動可能な係止具が左右に
    2個枢着され、 該係止具は、前記作動姿勢方向に付勢する付勢
    手段に連結されてなるとともに、格納保持具を介
    し前記昇降機構のワイヤに接続されてなり、 該格納保持具は、一端に前記ワイヤが止着さ
    れ、常時はワイヤの張力により該係止具に当接
    し、係止具を前記付勢手段の付勢力に抗し、前記
    格納姿勢に保つ格納位置に位置決めされるように
    なつている、リフト車であつて、 該格納保持具は、立設され前記ワイヤが止着さ
    れたピンと、該ピンに中央が固着され左右に水平
    に配されたバーと、該バーの両端側に付設された
    左右のコロと、該バーと該台車間に配されたスプ
    リングと、を有してなり、 該格納保持具は、その該ピンが、該台車の中央
    部に前記格納姿勢の該係止具に平行に穿設された
    ガイド穴中を遊貫され、ガイドされて台車の走行
    方向に沿い前後に移動可能であり、 常時は該ピンが、該スプリングに抗し前記ワイ
    ヤの張力により該ガイド穴の端に停止、位置決め
    され、もつて該バーを介し左右の該コロが、それ
    ぞれ左右の該係止具に当接し、係止具を前記付勢
    手段の付勢力に抗し前記格納姿勢に保つその格納
    位置に位置決めされており、 又、該格納保持具は前記ワイヤが切断された際
    は、ワイヤの張力から開放され、該スプリングに
    より該バーを介し、該ピンが該ガイド穴にガイド
    されつつその端から移動すると共に、左右の該コ
    ロがそれぞれ前記格納位置から左右の該係止具と
    の当接を解除すべく移動するようになつており、
    係止具を前記付勢手段の付勢力にて回動させ該ブ
    ームの横桁に係止される作動付勢とすること、 を特徴とするリフト車。
JP1987057210U 1987-04-15 1987-04-15 Expired - Lifetime JPH052560Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987057210U JPH052560Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987057210U JPH052560Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63162799U JPS63162799U (ja) 1988-10-24
JPH052560Y2 true JPH052560Y2 (ja) 1993-01-21

Family

ID=30886708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987057210U Expired - Lifetime JPH052560Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052560Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102080407B1 (ko) * 2018-09-14 2020-02-21 문홍찬 차량용 소방리프트장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331099B2 (ja) * 1979-12-27 1988-06-22 Rudorufu Zatsuhyaa

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430239Y2 (ja) * 1986-08-08 1992-07-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331099B2 (ja) * 1979-12-27 1988-06-22 Rudorufu Zatsuhyaa

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63162799U (ja) 1988-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4015686A (en) Portable multi-stage mechanical list
US4091936A (en) Apparatus for extending a boom assembly
CN110562855B (zh) 一种安全制动双梁起重机
US5671823A (en) Collapsible catwalk
JPH052560Y2 (ja)
US1644613A (en) Extension tower
US3638804A (en) Hoisting apparatus
JPH0430240Y2 (ja)
US5513760A (en) Stacker crane with improved brake mechanism
JPH08326002A (ja) レール運搬装置
GB2552222B (en) Mobile suspended platform apparatus
JPH0430239Y2 (ja)
US2941685A (en) Fork lift attachment for a crane
CN209778101U (zh) 升降式起重机
US2955431A (en) Mobile crane and pile driver construction
JPH0544392Y2 (ja)
JPS5849322Y2 (ja) 台車装置付作業ステ−ジ
US3062386A (en) Mobile crane construction
EP0888998B1 (de) Maschine mit einem drehbar gelagerten Auslegerkran
JPH063036Y2 (ja) リフト装置のバケットスライド機構
JPH0544393Y2 (ja)
JPH01314661A (ja) 天井自走車の昇降システム
JP2003020796A (ja) 移動式荷取り構台
JPH0544396Y2 (ja)
JPS6119522B2 (ja)