JPH05253573A - 創水装置 - Google Patents
創水装置Info
- Publication number
- JPH05253573A JPH05253573A JP5393992A JP5393992A JPH05253573A JP H05253573 A JPH05253573 A JP H05253573A JP 5393992 A JP5393992 A JP 5393992A JP 5393992 A JP5393992 A JP 5393992A JP H05253573 A JPH05253573 A JP H05253573A
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- JP
- Japan
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- water
- casing
- magnetic
- acidic
- permanent magnet
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- Pending
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
水の流路の近傍に磁極を配設して、水の流線と上記磁
極からの磁力線とが交差すべく構成して、ローレンツ力
により通常の水からアルカリ水と酸性水とを生成する。 【効果】 電気分解を行わないので漏電対策のための機
器及び直流電源を要せず、更に、通水速度とローレンツ
力とがリニアに対応しているので、磁場の強さを一定に
しておけば、通水速度制御及びpH制御用の機器なしで
も生成水のpHが自律的に安定するから、構造を簡単か
つコンパクト化することができる。
極からの磁力線とが交差すべく構成して、ローレンツ力
により通常の水からアルカリ水と酸性水とを生成する。 【効果】 電気分解を行わないので漏電対策のための機
器及び直流電源を要せず、更に、通水速度とローレンツ
力とがリニアに対応しているので、磁場の強さを一定に
しておけば、通水速度制御及びpH制御用の機器なしで
も生成水のpHが自律的に安定するから、構造を簡単か
つコンパクト化することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は創水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通常の水からアルカリ水と酸性水
とを生成する創水装置は、隔膜式の電解槽でイオン分離
を行い、上記アルカリ水と酸性水とを生成していた。
とを生成する創水装置は、隔膜式の電解槽でイオン分離
を行い、上記アルカリ水と酸性水とを生成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記創水装
置には直流電源を要し、また、生成されたアルカリ水又
は酸性水を直接人体に接触する機器、例えば、浴槽や蛇
口等に導いた場合、電解槽の電極から漏電した電流によ
って感電する恐れがあるため、厳重な漏電対策を施す必
要があり、更に、pHをコントロールするには処理水量
と電解電流とのバランスが必要であり、このための水量
センサや制御装置等を要して、多くの周辺機器を付設す
る必要があり、構成が煩雜になるという問題があった。
置には直流電源を要し、また、生成されたアルカリ水又
は酸性水を直接人体に接触する機器、例えば、浴槽や蛇
口等に導いた場合、電解槽の電極から漏電した電流によ
って感電する恐れがあるため、厳重な漏電対策を施す必
要があり、更に、pHをコントロールするには処理水量
と電解電流とのバランスが必要であり、このための水量
センサや制御装置等を要して、多くの周辺機器を付設す
る必要があり、構成が煩雜になるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、水の流路の
近傍に磁極を配設して、水の流線と上記磁極からの磁力
線とが交差すべく構成したことを特徴とする通常の水か
らアルカリ水と酸性水とを生成する創水装置を提供せん
とするものである。
近傍に磁極を配設して、水の流線と上記磁極からの磁力
線とが交差すべく構成したことを特徴とする通常の水か
らアルカリ水と酸性水とを生成する創水装置を提供せん
とするものである。
【0005】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0006】図1〜図3は、本発明に係る創水装置Aの
構成を示しており、同装置Aは略筒状のケーシング1
と、永久磁石Mとで構成されており、ケーシング1は始
端部を水道水供給管2及びバルブ3を介して水道管に接
続して、ケーシング1の内部に水道水の流路Tを形成
し、終端部を隔壁4で上下に分割して、上部を酸性水生
成室5、同下部をアルカリ水生成室6とし、酸性水生成
室5には酸性水導出管7、アルカリ水生成室6にはアル
カリ水導出管8をそれぞれ接続しているまた、ケーシン
グ1の始端部から中央部にかけて内面左右側には永久磁
石Mの磁極N、Sを配設して、これらの磁極N、Sが発
する磁力線mが、ケーシング1中を流れる水の流線tと
直交するようにしている。
構成を示しており、同装置Aは略筒状のケーシング1
と、永久磁石Mとで構成されており、ケーシング1は始
端部を水道水供給管2及びバルブ3を介して水道管に接
続して、ケーシング1の内部に水道水の流路Tを形成
し、終端部を隔壁4で上下に分割して、上部を酸性水生
成室5、同下部をアルカリ水生成室6とし、酸性水生成
室5には酸性水導出管7、アルカリ水生成室6にはアル
カリ水導出管8をそれぞれ接続しているまた、ケーシン
グ1の始端部から中央部にかけて内面左右側には永久磁
石Mの磁極N、Sを配設して、これらの磁極N、Sが発
する磁力線mが、ケーシング1中を流れる水の流線tと
直交するようにしている。
【0007】本発明の創水装置Aは上記のように構成さ
れており、バルブ2を開くと、ケーシング1に水道水が
通水され、同水道水が磁極N、Sが発する磁力線mを直
角に横切って流動することになる。
れており、バルブ2を開くと、ケーシング1に水道水が
通水され、同水道水が磁極N、Sが発する磁力線mを直
角に横切って流動することになる。
【0008】一般に水道水には電解質が含まれており、
この電解質はそれぞれ+と−の電荷を有する陽イオンと
陰イオンとに電離している。
この電解質はそれぞれ+と−の電荷を有する陽イオンと
陰イオンとに電離している。
【0009】かかる電荷を有するイオンが磁場内で運動
する場合、図4で示すように、上記イオンに、磁場の方
向とイオンの運動方向の両方に直角な方向のローレンツ
力が作用することが知られており、その大きさは次式で
あらわされる。
する場合、図4で示すように、上記イオンに、磁場の方
向とイオンの運動方向の両方に直角な方向のローレンツ
力が作用することが知られており、その大きさは次式で
あらわされる。
【0010】 F=q×υ×B×sinθ 但し F:ローレンツ力 q:電荷 υ:イオンの運動速度 B:磁場の強さ θ:磁力線mと流線tとの交差角度 そして、イオン運動速度の初期条件はケーシング1内部
における通水速度と一致しているので、陰イオンは上方
に移動しながら終端部に向かって流れて酸性水生成室5
に流入し、酸性水導出管7を介して装置外に流出する。
また、陽イオンは下方に移動しながら終端部に向かって
流れてアルカリ水生成室6に流入し、アルカリ水導出管
8を介して装置外に流出する。
における通水速度と一致しているので、陰イオンは上方
に移動しながら終端部に向かって流れて酸性水生成室5
に流入し、酸性水導出管7を介して装置外に流出する。
また、陽イオンは下方に移動しながら終端部に向かって
流れてアルカリ水生成室6に流入し、アルカリ水導出管
8を介して装置外に流出する。
【0011】したがって、各導出管7、8に他の機器、
例えば、給水用蛇口、浴槽、給湯機等を接続して、それ
ぞれの機器での使用目的に適した酸性水又はアルカリ水
を供給することができる。
例えば、給水用蛇口、浴槽、給湯機等を接続して、それ
ぞれの機器での使用目的に適した酸性水又はアルカリ水
を供給することができる。
【0012】特に、本発明では、漏電の原因たる電気分
解を行わないので本質的に安全であり、上記のように創
水装置Aを直接各機器に接続しても、感電の恐れが全く
ない。したがって、漏電対策のための機器の付設を要し
ない。
解を行わないので本質的に安全であり、上記のように創
水装置Aを直接各機器に接続しても、感電の恐れが全く
ない。したがって、漏電対策のための機器の付設を要し
ない。
【0013】また、磁場発生に永久磁石を用いているの
で直流電源を要しない。
で直流電源を要しない。
【0014】更に、上式から明らかなように、通水速度
とローレンツ力とがリニアに対応しており、かつ、永久
磁石で磁場を発生させているので強さが一定であるか
ら、生成水のpHが自律的に安定する。したがって、水
流センサ又は水流スイッチ等、通水速度制御及び電流制
御のための機器の付設を要せず、構造が簡単かつコンパ
クトになる。
とローレンツ力とがリニアに対応しており、かつ、永久
磁石で磁場を発生させているので強さが一定であるか
ら、生成水のpHが自律的に安定する。したがって、水
流センサ又は水流スイッチ等、通水速度制御及び電流制
御のための機器の付設を要せず、構造が簡単かつコンパ
クトになる。
【0015】なお、通水中の水を電気分解によってイオ
ン分離するようにしたものでは、通水速度に合わせて電
解電流を制御しなければ、処理水のpHが安定しないと
いう問題があり、特に通水を停止したとき電解電流を流
したままにすると、電離が進み過ぎて、生成された酸性
水及びアルカリ水のpHが低く及び高くなり過ぎるとい
う欠点がある。
ン分離するようにしたものでは、通水速度に合わせて電
解電流を制御しなければ、処理水のpHが安定しないと
いう問題があり、特に通水を停止したとき電解電流を流
したままにすると、電離が進み過ぎて、生成された酸性
水及びアルカリ水のpHが低く及び高くなり過ぎるとい
う欠点がある。
【0016】なお、本実施例では、磁力線を発生させる
のに永久磁石を用いているが、より効果的にイオン分離
を行わせるために、より強力な磁石、例えば、超伝導磁
石等を用いることができる。
のに永久磁石を用いているが、より効果的にイオン分離
を行わせるために、より強力な磁石、例えば、超伝導磁
石等を用いることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の創水装置では、水道水からpH
が安定した酸性水とアルカリ水とを生成して、これらを
別個に採集することができるので、例えば、皮膚に良い
とされる酸性水は浴用及び洗顔用等に、美味で健康に良
いとされるアルカリ水は飲用及び料理用等に使用するこ
とができる。
が安定した酸性水とアルカリ水とを生成して、これらを
別個に採集することができるので、例えば、皮膚に良い
とされる酸性水は浴用及び洗顔用等に、美味で健康に良
いとされるアルカリ水は飲用及び料理用等に使用するこ
とができる。
【0018】特に、漏電の原因たる電気分解を行わない
ので本質的に安全であり、漏電対策のための機器及び直
流電源の付設を要せず、更に、通水速度とローレンツ力
とがリニアに対応しているので、磁場の強さを一定にし
ておけば、生成水のpHが自律的に安定するので、通水
速度制御及び電流制御のための機器の付設を要せず、構
造を簡単かつコンパクトすることができる。
ので本質的に安全であり、漏電対策のための機器及び直
流電源の付設を要せず、更に、通水速度とローレンツ力
とがリニアに対応しているので、磁場の強さを一定にし
ておけば、生成水のpHが自律的に安定するので、通水
速度制御及び電流制御のための機器の付設を要せず、構
造を簡単かつコンパクトすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る創水装置の断面側面図。
【図2】図1 I−I線断面図。
【図3】図1 II−II線断面図。
【図4】イオン分離の説明図。
A 創水装置 N 磁極 S 磁極 T 流路 m 磁力線 t 流線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 健 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 平野 綾子 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 水の流路の近傍に磁極を配設して、水の
流線と上記磁極からの磁力線とが交差すべく構成したこ
とを特徴とする通常の水からアルカリ水と酸性水とを生
成する創水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5393992A JPH05253573A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 創水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5393992A JPH05253573A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 創水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253573A true JPH05253573A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12956705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5393992A Pending JPH05253573A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 創水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05253573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06198286A (ja) * | 1992-12-29 | 1994-07-19 | Kyodo Kumiai Aqua Tesura | 電磁石によるイオン水溶液の分離装置 |
WO2011132477A1 (ja) * | 2010-04-24 | 2011-10-27 | 株式会社 ぬちまーす | 電解質液の濃縮方法 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP5393992A patent/JPH05253573A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06198286A (ja) * | 1992-12-29 | 1994-07-19 | Kyodo Kumiai Aqua Tesura | 電磁石によるイオン水溶液の分離装置 |
WO2011132477A1 (ja) * | 2010-04-24 | 2011-10-27 | 株式会社 ぬちまーす | 電解質液の濃縮方法 |
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