JPH05253232A - 多色の外科用ブレード - Google Patents

多色の外科用ブレード

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JPH05253232A
JPH05253232A JP5025998A JP2599893A JPH05253232A JP H05253232 A JPH05253232 A JP H05253232A JP 5025998 A JP5025998 A JP 5025998A JP 2599893 A JP2599893 A JP 2599893A JP H05253232 A JPH05253232 A JP H05253232A
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thread
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JP5025998A
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Edward J Mccusker
エドワード・ジエイ・マツカスカー
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American Cyanamid Co
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C1/00Braid or lace, e.g. pillow-lace; Processes for the manufacture thereof
    • D04C1/06Braid or lace serving particular purposes
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 螺旋状又は格子ブレードに組まれ、異なる多
色パターンにより識別がしやすく、表面の滑らかさ、可
撓性、均一性、可視性の改良された縫合糸を提供する。 【構成】 螺旋状又は格子ブレードに組まれた複数の適
合性フィラメントを含んで成る縫合糸であって、縫合糸
中の少なくとも1つのフィラメントは縫合糸中の他のフ
ィラメントとは異なる色の繊維を有することを特徴とす
る外科用縫合糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外科用縫合糸、更に詳
しくは、中心繊維コアの必要がなくそして少なくとも2
色の繊維から成っていてその可視性を増加させる組まれ
た(braided)外科用縫合糸に関する。
【0002】
【従来の技術】細いゲージの複数の組まれたフィラメン
トから成るマルチフィラメント縫合糸は当業界では周知
されている。これらの組まれた縫合糸は、モノフィラメ
ント外科用縫合糸にまさる増加した可撓性のような利点
を与える。しかしながら、組まれた縫合糸は、しばし
ば、実質的な引張強度に欠けているので、組まれたフィ
ラメントは、従来は、長手方向に延びた糸(threads)の
コアのまわりの管状のさや(sheathe)として組まれる。
【0003】それにもかかわらず、中心コア糸を有する
組まれた縫合糸は、或る種の欠点を有していることが見
いだされた。1つの欠点は、縫合糸の引張強度が組まれ
たさやと中心コア糸との間に一様に分布されないという
ことである。結果として、さやとコアは、縫合糸が引き
伸ばされるときにかかる引張力に対して異なって応答す
るであろう。組まれたさやは、中心コア糸とは独立に力
に対して応答し、取り囲んでいるさやに対して長手方向
に中心コア糸を移動させるであろう。コア糸は、縫合糸
の所望の丸い断面形状を維持する代わりに、さや内でそ
れ自体平坦になったり、再分布したりする傾向もある。
縫合糸全体にわたって引張力をより均一に分布させ、そ
の結果縫合糸の繊維のすべてが縫合糸の正常な形状を変
形させることなく引張力に対していっせいに応答するの
が好ましいであろう。
【0004】従来の組まれた縫合糸は、隙間(interstic
es)も形成し、その隙間において組まれた繊維は互いに
重なり合いそして交差する。これらの隙間は、水分を閉
じ込め(trap)しそして保持することがある。これは、或
る種の材料から作られた縫合糸を劣化させそして組まれ
た縫合糸内での感染をもたらすことがある。従って、使
用する前に水分を閉じ込めたり保持したりすることがあ
る隙間又は通路を持たない組まれた縫合糸が好ましい。
【0005】組まれた縫合糸は通常単一の色から作られ
る。縫合糸のために使用される材料、縫合糸の直径又は
非円筒形形状及び縫合糸のブレード(braid)の種類など
のような外科用縫合糸間の異なる特性にもかかわらず、
単一の色を有するこのような異なる特性の縫合糸は、厳
密な視覚による検査がなされない限り、お互いに殆ど識
別することはできない。少なくとも2色の繊維から成る
外科用ブレード(surgical braid)を与えて、手術中に
各縫合糸をより高度に視覚に感じるようにしそして他の
外科用縫合糸から識別できるようにすることは好ましい
であろう。
【0006】フィラメント又は糸が中心繊維コアなしに
螺旋パターンで又は格子パターンに組まれている、組ま
れた縫合糸(braided sutures)が先行技術に示されてい
る。しかしながら、フィラメント又は糸は単一色から成
り、かくしてお互いに容易に識別することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、公知の外科用縫合糸に改良を加えそして価値を高め
ることである。
【0008】本発明の目的は、組まれた外科用縫合糸を
提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、少なくとも2色の繊
維から形成される組まれた外科用縫合糸を提供すること
である。
【0010】本発明の他の目的は、異なる多色パターン
により識別することができるブレードのタイプが異なる
組まれた外科用縫合糸を提供するすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点に従
えば、組まれた外科用縫合糸は、フィラメント分配器を
閉じたループのまわりを異なる位置に移動させることに
より螺旋状ブレード(spiral braid)で織られた複数の外
科的に適合性のフィラメントを含んで成り、個々の分配
器及びループをそれらの現在の位置から次の位置に移動
させ、次の位置は現在の位置から離れた少なくとも2つ
の位置であり、少なくとも1つのフィラメント分配器は
他のフィラメント分配器以外の異なる色の繊維を有する
ことを特徴とする。
【0012】本発明の他の観点に従えば、組まれた外科
用縫合糸は、フィラメント分配器を3つの閉じたループ
路において移動させることにより格子ブレード(lattice
braid)で織られた複数の外科的に適合性のフィラメン
トを含んで成り、第1の路及び第2の路は略長方形であ
りそして中心交差点で互いに交錯しており、第3の路は
中心交差点の外側で第1の路及び第2の路の端部を横断
しており、少なくとも1つの路のフィラメントは他の路
のフィラメントとは異なる色であることを特徴とする。
【0013】
【実施例】本発明の、これらの目的及び他の目的、観
点、特徴及び利点は、添付図を参照して行う好ましい態
様の下記の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0014】図1は、組まれた糸12の交差パターンを
示す従来の縫合糸10の組まれたさやの外側を例示す
る。各糸は、各糸上の線により示された多数の個々の繊
維から成る。各糸がさやの外側に現れるところでは、該
各糸は、該各糸が交錯する糸、該各糸が下から現れるよ
うになっている糸及び該各糸が次に下で交差するところ
の糸に対して直角に向いていることがわかる。例えば、
糸14は、糸14が糸16に交錯するところで糸14の
両側の糸16に対しても直角に向けられている。糸14
は、糸18a及び糸18bに対しても直角に向けられて
いる。糸14は糸18aの下から現れそして糸18bに
は糸14が次に下になって交差する。
【0015】組まれた糸のこの直角の交差関係は、小さ
な隙間又は空隙20を生じさせ、そこでは、図1及び図
2に示されたように、糸が互いに交差する。これらの空
隙20は、水分を閉じ込め、これは縫合糸の早すぎる劣
化をもたらすことがありそしてバクテリアや他の感染源
も閉じ込め、これが傷の治癒を複雑にすることがある。
【0016】図3及び図4は、本発明の第1の態様に従
う螺旋状に組まれた縫合糸30の2つのバリエーション
を示す。図3及び図4に示された多色縫合糸は、構造は
同一であり、多色パターンが縫合糸に取り込まれる方法
が異なる。従って、下記の検討は、注のある場合を除い
ては、図3及び図4の両者に示された縫合糸に等しく当
てはまる。螺旋状に組まれた縫合糸(spiral braided su
ture)の外側の糸32は、外側の糸が縫合糸の外側表面
のまわりを歳差運動する(precess)につれて、図4にお
いて左下から右上に上って行く螺旋状パターンで整列さ
れていることがわかる。パターンが螺旋状に進むにつれ
て、外側表面の個々の糸は、糸が螺旋状パターンで連続
的に再び現れるにつれて、お互いに対して及び縫合糸の
長手方向長さに対して平行な方位にある。
【0017】すべての糸が図3及び図4に示された平行
な偏った螺旋状パターン(offset spiral pattern)で整
列された状態で、縫合糸の外側表面には空隙又は隙間が
形成されないことがわかる。これは、図1及び図2の直
角方向の交差パターンとは反対に、糸の平行な方位によ
るものである。外側に現れる糸の平行な方位は、縫合糸
に滑らかな感触も与える。何故ならば、手は、それを縫
合糸に沿って進行させるとき、平行な糸の連続的、長手
方向方位を意味するからである。更に、糸32のインタ
ーロッキングは、糸を隣接した構造としていっせいに移
動させ、それにより、縫合糸30が引っ張られるか又は
応力を受けるとき、引張力を均一に分配する。
【0018】本発明の螺旋状に組まれた縫合糸は、少な
くとも1つの糸は他の3つとは異なる色である、4本又
はそれより多くの相互に織られた(interwoven)糸から形
成される。好ましくは、少なくとも9本の糸が3つの群
において組まれる。4つの群に配列された12本の糸の
螺旋状に組まれた縫合糸のためのブレーディングパター
ン(braiding pattern)が図5に示される。例示されたパ
ターンにおいては、キャリアは、キャリアの円形ループ
のまわりを同じ方向に順次に移動する。それらが移動す
るにつれて、各キャリアは、その現在の位置から次の位
置に移動する。該次の位置は前記現在の位置から離れた
少なくとも2つの位置である。図5においては、各キャ
リアは、ループのまわりを第3の引き続く位置に移動す
る。12のキャリアは、各々4つのキャリアから成る3
つの群に分けられる。第1の群においては、キャリア
は、位置42a、42b、42c及び42d間でいっせ
いに移動する。位置42aのキャリアは、位置42bに
移動し、それがそのようにするにつれて位置44a及び
40bを通り過ぎる。それが移動するにつれて、位置4
2bのキャリアは、位置44b及び40cをバイパスし
ながら、位置42cに移動しつつある。同時に、位置4
2cのキャリアは、位置42dに移動しつつありそして
位置42dのキャリアは位置42aに移動しつつある。
【0019】これらの4つのキャリアがいっせいにそれ
らの新しい位置に移動した後、位置44a、44b、4
4c及び44dのキャリアは、それらの次の位置に移動
する。次いで、位置40b、40c、40d及び40a
のキャリアはそれらの次の位置に移動する。次いでシー
ケンスは同じようにして繰り返す。
【0020】図3に示された多色の組まれた縫合糸は、
糸の総数の半分を糸の他の半分とは異なる色にすること
により達成される。例として図5に示されたブレーディ
ングパターンにより織られた螺旋状に組まれた縫合糸を
使用して、キャリア上に含まれる12本の糸の内6本は
1つの色であり、そしてキャリア上に含まれた他の6本
の糸は他の色である。図3に示された螺旋状に組まれた
パターンは、20本の糸から形成され、第1の色の10
本の糸34及び第2の色の10本の糸36は一緒に織ら
れて、別々の螺旋状化パターンで2色の実質的に等しい
量を持った縫合糸30をつくりだす。
【0021】他方、図4に示された多色縫合糸は、1本
の糸を他の糸とは異なる色にすることにより達成され
る。図4に示された螺旋状に組まれたパターンもまた、
20本の糸から形成され、第1の色の19本の糸34及
び第2の色の1本の糸36は一緒に織られて、縫合糸全
体にわたり螺旋状化している異なる色の1本の糸を持っ
た縫合糸30をつくりだす。
【0022】図3及び図4に示された多色縫合糸は、1
つのタイプの縫合糸を他のタイプの縫合糸から容易に識
別することができるようにする独特のブレード(braid)
をつくりだす。
【0023】図5に示された螺旋状組みパターンを実行
するための装置は、先行技術に開示されている。
【0024】図6乃至図13は、多色の格子に組まれた
縫合糸(multicolored lattice braided suture)50に
関する本発明の第2の態様の3つのバリエーションを示
す。図6乃至図13に示された多色縫合糸は、構造が同
一であり、そして多色パターンが縫合糸中にとりこまれ
ている方法が異なる。従って、下記の検討は、注が記載
される場合を除いて、図6乃至図13に示された縫合糸
の構造に等しく当てはまる。
【0025】本発明の格子に組まれた縫合糸50の断面
図は、図6、8及び11に示されている。3本又はそれ
より多くの糸が、格子パターンに組まれている。1本の
糸又は1群の糸が、図の右上から左下に伸びているルー
プ、路52においてトラバースする。路52上の糸を分
配するキャリア(単数又は複数)が路52のまわりを移
動するにつれて、それらは、それらが遭遇する他の糸の
路の交互に上及び下で交差し、交差パターンはそれぞれ
のキャリアの移動の時間及び位置により決定される。同
様に、糸を分配する第2キャリア(単数又は複数)は、
パターンの右下から左上への路54をトラバースする。
第1の路と同様に、路54を移動するキャリアから分配
された糸は、それが遭遇する他の路の交互に上及び下で
交差する。第3の路56は、第1の路及び第2の路の交
差点のまわりを移動する。始めの2つの路と同様に、路
56をトラバースするキャリア(単数又は複数の)から
分配された糸は、それが遭遇する他の路の糸に交互に上
及び下で交差する。本発明においては、3つの路の糸の
少なくとも1つは、他とは異なる色である。
【0026】格子ブレード(lattice braid)は、断面に
おいて丸みのあるコーナーを持った略四角形を有するこ
とがわかる。格子に組まれた縫合糸は螺旋状に組まれた
縫合糸より小さい引張強度を与えることが見いだされて
いるが、格子に組まれた縫合糸は、インターロッキング
格子を通って長手方向に走る個々のコア糸を含むことに
より強化することができる。多数のコア糸が、格子内の
60で示された位置、62で示された位置又はそれらの
両位置に位置することができる。格子のループ内の個々
の糸の確実な捕獲(capture)をもたらす格子全体にわた
るコア糸のこの均一な分布は、縫合糸全体にわたり引張
強度の均一な分布を与えることが見いだされた。
【0027】格子に組まれた縫合糸50の外側は、図
7、9、10、12及び13に示されている。格子の外
側糸は、角度的に相殺した(angularly offset)、略平行
な配置に分配されることがわかる。図は、縫合糸の外側
の糸52、54及び56の略平行な整列を示し、これ
は、四角形状の各辺に実質的に滑らかな、長手方向に延
びている外側糸表面を形成する。図の各辺に示された丸
くなった角も縫合糸の長さに沿って滑らかに伸びている
ことがわかる。
【0028】図6及び図7に示された二色の格子縫合糸
は、路56に沿って移動する糸を長方形路52及び54
に沿って移動する糸とは異なる色にすることにより達成
される。これは、図7の全方向性側面図に示されたよう
に、中間部72が側部70、74とは異なる色を有する
格子縫合糸をつくりだす。
【0029】図8乃至図10に示された二色格子縫合糸
は、路52を移動する糸を路54及び56を移動する糸
とは異なる色にすることにより達成される。これは、対
角線方向に対向した角が(diagonally opposed corners)
が格子縫合糸の他の部分とは異なる色を有する格子縫合
糸をつくりだす。図9及び10は、前方及び後方側面図
を示す、これらは、それぞれ、中間部72及び側部74
とは異なる色の側部70を例示する。
【0030】図11乃至図13に示された3色格子構造
は、路52を移動する糸を1つの色にし、路54を移動
する糸を第2の色にしそして路56を移動する糸を第3
の色にすることにより達成される。これは、各中間部7
2及び側部70、74が図12及び図13の側面図に示
されたようなお互いに異なる色を持った格子構造をつく
りだす。
【0031】図6、8及び11に示されたような格子ブ
レーディングパターンを実行する装置は、先行技術に開
示されている。
【0032】本発明の螺旋状に組まれた多色縫合糸は、
従来の組まれた縫合糸に対して滑らかさの20%の改
良、可撓性の20%の改良、円筒形均一性の50%の改
良及び手術視野における可視性の700%の改良を与え
ることが予想されうる。滑らかさの改良は、螺旋状に組
れた縫合糸の外側の縫合糸の糸の平行な整列によるもの
である。可撓性の改良は、螺旋状に組まれた糸の交差に
よるものであり、これは、繊維移動性を高めそして螺旋
状に組まれた縫合糸の個々の糸を縫合糸が曲げられるに
つれてお互いに対して相対的により容易に移動すること
を可能とする。そして不整列になったり、形が悪くなっ
たりするべきコアがないので、円筒形均一性は改良され
る。螺旋状に組まれた縫合糸の破断強度の改良も予想さ
れうる。可視性の改良は、異なる色の繊維の使用による
ものである。この縫合糸ブレードの独特の可視性の特性
は、外科医が任意の1つの縫合糸を他の縫合糸と識別す
ることを可能とする。異なる多色縫合糸パターンは、外
科処置の異なる部分についてその複雑性に依存して外科
医により選択されることができる。
【0033】格子に組まれた縫合糸は、ブレード(brai
d)のための1つのタイプの材料及びコア糸のための他の
タイプの材料の異なる特性を利用する高品質複合縫合糸
を製造することを可能とする。格子に組まれた縫合糸
は、従来の組まれた縫合糸よりもコアポップ(core po
p)の問題に対して実質的により影響を受けない。何故
ならば、コア糸はブレードの構造全体にわたり分布して
おりそして単一の中心位置に位置していないからであ
る。螺旋状及び格子に組まれた縫合糸の両者共、周囲の
条件にさらされる表面が少ないこと、従って従来の組ま
れた縫合糸より水分に対する暴露が少ないことを示すこ
とが見いだされた。
【0034】本発明の特定の態様を詳細に述べて来た
が、この説明は、単に説明の目的であるものと理解され
るであろう。上記した態様の外に好ましい態様の種々の
修正及び開示された観点に相当する均等な構造が、特許
請求の範囲に定義されている本発明の精神から逸脱する
ことなく当業者によりなされうる。特許請求の範囲は、
このような修正及び均等の構造物を包含するように最も
広い解釈に従うべきである。
【0035】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0036】1.螺旋状又は格子ブレードに組まれた複
数の適合性フィラメントを含んで成る外科用縫合糸であ
って、該縫合糸中の少なくとも1つのフィラメントは該
縫合糸中の他のフィラメントとは異なる色の繊維を有す
ることを特徴とする外科用縫合糸。
【0037】2.閉じたループのまわりを異なる位置に
フィラメント分配器を移動させることにより螺旋状ブレ
ードに組まれており、該ループの個々の分配器をその現
在の位置から、該現在の位置から離れた少なくとも2つ
の位置である次の位置に移動させ、該縫合糸中の少なく
とも1つのフィラメントは、縫合糸中の他のフィラメン
トとは異なる色の繊維を有しているか、又は、3つの閉
じたループ路においてフィラメント分配器を移動させる
ことにより格子ブレードに組まれており、該路の第1及
び第2の路は、略長方形でありそして中心交差点で互い
に交差しており、該路の第3の路は、該中心交差点の外
側の該第1及び第2の路の末端を通過しており、少なく
とも1つの路のフィラメントは他の路のフィラメントと
は異なる色を有している、上記1の外科用縫合糸。
【0038】3.前記組まれた縫合糸の外側に視ること
ができる前記フィラメントの部分を、互いに実質的に平
行に配向させそして該縫合糸の外側のまわりを螺旋形に
進むパターンで分配しそして場合により、前記外科的に
適合性のフィラメントは中心の長手方向に伸びているコ
アフィラメントなしである、螺旋状ブレードに組まれた
上記2の外科用縫合糸。
【0039】4.フィラメントの数が20であり、1本
乃至10本のフィラメントが第1の色であり、そして残
りのフィラメントが該第1の色とは異なる第2の色であ
る。螺旋状ブレードに組まれた上記2又は3の外科用縫
合糸。
【0040】5.前記縫合糸は断面が略長方形の形状を
示し、該第1及び第2の路の該端部をトラバースするフ
ィラメントは該長方形の形状の角に位置している、格子
ブレードに組まれた上記2の外科用縫合糸。
【0041】6.各移動しているフィラメント分配器
は、それが交差する路に分配されたフィラメントの上
で、次いで下で交互に交差する、格子ブレードに組まれ
た上記2の外科用縫合糸。
【0042】7.該路の各々をトラバースする少なくと
も3つのフィラメント分配器がある、格子ブレードに組
まれた上記2の外科用縫合糸。
【0043】8.該路の2つの又はそれより多くの路の
交差点に隣接して位置した複数のコアフィラメント通路
が形成されている、格子ブレードに組まれた上記2の外
科用縫合糸。
【0044】9.前記第1及び第2の路の1つのフィラ
メントは第1の色であり、そして該第1及び第2の路の
他方のフィラメント及び該第3の路のフィラメントは、
該第1の色とは異なる第2の色であるか、又は、該第3
の路のフィラメントは第1の色でありそして該第1及び
第2の路のフィラメントは該第1の色とは異なる第2の
色である、格子ブレードに組まれた上記2又は5乃至8
のいずれかに記載の外科用縫合糸。
【0045】10.該第1の路のフィラメントが第1の
色であり、該第2の路のフィラメントが該第1の色とは
異なる第2の色でありそして該第3の路のフィラメント
は該第1及び第2の色とは異なる第3の色である、格子
ブレードに組まれた上記2又は5乃至8のいずれかに記
載の外科用縫合糸。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の組まれた縫合糸の側面図である。
【図2】従来の組まれた縫合糸の斜視図である。
【図3】本発明の第1の態様に従う多色の螺旋状に組ま
れた縫合糸の第1のバリエーシヨンの側面図である。
【図4】本発明の第1の態様に従う多色の螺旋状に組ま
れた縫合糸の第2のバリエーシヨンの側面図である。
【図5】本発明の第1の態様に従う螺旋状に組まれた縫
合糸のブレーディングパターンを示す図である。
【図6】本発明の第2の態様に従う多色の格子に組まれ
た縫合糸のブレーディングパターンの第1のバリエーシ
ヨンを示す図である。
【図7】図6に示されたパターンで組まれた格子縫合糸
の側面図であり、この態様におけるすべての側面の図は
同じである。
【図8】本発明の第2の態様に従う多色の格子に組まれ
た縫合糸のブレーディングパターンの第2のバリエーシ
ヨンを示す図である。
【図9】図8に示されたパターンで組まれた格子縫合糸
の正面図であり、背面図はそれに同じである。
【図10】図8に示されたパターンで組まれた格子縫合
糸の左側面図であり、背面図はそれに同じである。
【図11】本発明の第2の態様に従う多色の格子に組ま
れた縫合糸のブレーディングパターンの第3のバリエー
シヨンである。
【図12】図11に示されたパターンで組まれた格子縫
合糸の正面図であり、背面図はこれに同じである。
【図13】図11に示されたパターンで組まれた格子縫
合糸の左側面図であり、右側面図はこれに同じである。
【符号の説明】
10 縫合糸 12 組まれた糸 14、16、18a、18b 糸 20 隙間 30 縫合糸 32、34,36 糸 50 縫合糸 52、54、56 路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状又は格子ブレードに組まれた複数
    の適合性フィラメントを含んで成る外科用縫合糸であっ
    て、該縫合糸中の少なくとも1つのフィラメントは該縫
    合糸中の他のフィラメントとは異なる色の繊維を有する
    ことを特徴とする外科用縫合糸。
  2. 【請求項2】 閉じたループのまわりを異なる位置にフ
    ィラメント分配器を移動させることにより螺旋状ブレー
    ドに組まれており、該ループの個々の分配器をその現在
    の位置から、該現在の位置から離れた少なくとも2つの
    位置である次の位置に移動させ、該縫合糸中の少なくと
    も1つのフィラメントは、縫合糸中の他のフィラメント
    とは異なる色の繊維を有しているか、又は、3つの閉じ
    たループ路においてフィラメント分配器を移動させるこ
    とにより格子ブレードに組まれており、該路の第1及び
    第2の路は、略長方形でありそして中心交差点で互いに
    交差しており、該路の第3の路は、該中心交差点の外側
    の該第1及び第2の路の末端を通過しており、少なくと
    も1つの路のフィラメントは他の路のフィラメントとは
    異なる色を有している、請求項1の外科用縫合糸。
JP5025998A 1992-01-24 1993-01-22 多色の外科用ブレード Pending JPH05253232A (ja)

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