JPH05251005A - マグネトロンのゲッター構造 - Google Patents

マグネトロンのゲッター構造

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JPH05251005A
JPH05251005A JP4337065A JP33706592A JPH05251005A JP H05251005 A JPH05251005 A JP H05251005A JP 4337065 A JP4337065 A JP 4337065A JP 33706592 A JP33706592 A JP 33706592A JP H05251005 A JPH05251005 A JP H05251005A
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Yong G Yoon
ヨン ギュ ユーン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D5/00Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D5/38Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting with means operable by the moving work to initiate the cutting action

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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はマグネトロンのゲッター構造に関
し、上部エンドシールドから発生される2次電子による
作用空間内の電界攪乱を防止し、且つ生産費用を節減可
能としたマグネトロンのゲッター構造を実現することを
目的とする。 【構成】 マイクロウエーブを発生するためのマグネト
ロンにおいて、フィラメントを支持する上部エンドシー
ルドは、フィラメントの外径より大きい平坦部を有する
フランジ形であり、作用空間内の発生ガスを吸着するゲ
ッターは前記上部エンドシールドの平坦部に対応する平
坦部と該平坦部の末端から下向きに延長した傾斜部を有
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグネトロンのゲッター
構造に関する。詳しくは、フィラメントの上端を支持す
る上部エンドシールド及び該シールドの上面に設けるゲ
ッターの形状を改良して発振効率を向上したマグネトロ
ンのゲッター構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に高周波を発生させるマグネトロ
ンは、図3に示すように、中心に軸方向に陰極部である
直列形カソード(以下フィラメントと呼ぶ)4が設けら
れ、その周りには放射状の陽極部であるアノード1が設
けられた一種の2極真空管である。一方、フィラメント
4とアノード1の間の作用空間5に磁束をつくるための
上ヨーク6aや下ヨーク6bが設けられ、各々のヨーク
6a,6bの上,下面にはそれぞれ磁石7と磁極8とが
順次設置されて磁気回路を構成している。またアノード
1に伝達された高周波エネルギーを外部(キャビティ)
に吐き出させるためのアンテナ9、アンテナシール1
0、アンテナセラミック11、アンテナキャップ12等
が設けられている。
【0003】また、アノードベイン1aから熱電子の衝
突により生成された熱を外部へ放出するために放熱板3
が設けられ、作用空間5から生じた不要高周波成分が電
源の方へ逆流するのを防止するためのチョークコイル1
3と高圧キャパシティ14などがフィルタ箱15で保護
されるように設けられている。
【0004】従って、上記マグネトロンはフィラメント
4から放出した熱電子がアノードベイン1aとフィラメ
ント4との間にかかった電界と磁気回路上の磁極8によ
る作用空間5に与えられた磁界により、カソード1から
生じた熱電子がサイクロイド運動をすることになり、そ
れによって加速された熱電子が高周波エネルギーを発生
するのでアノードベイン1aでこのエネルギーを受ける
ことになる。
【0005】実開昭52−109439号公報に開示さ
れたマグネトロンは図4及び図5に示すように、熱電子
を放出するコイル形状のフィラメント4と、該フィラメ
ント4の上端を支持するための上部エンドシールド16
と、該フィラメント4の下端を支持する下部エンドシー
ルド17と、下部エンドシールド17を支持しながらフ
ィラメント4に通電するためのサイドリード19と、上
部エンドシールド16を支持しながらフィラメント4に
通電するためのセンターリード18と、上部エンドシー
ルド16の上面に溶接固定されたゲッター24とで構成
されている。
【0006】前記フィラメント4は常にトリウムタング
ステンにて形成され、ゲッター24はジルコニウムで形
成され、前記エンドシールド16,17はモリブデンな
どのような高融点金属で形成されている。一方、両リー
ド18,19のまん中には振動を防ぐためスペーサ20
が設けられ、両リードの端は絶縁性セラミック21で支
持されてフィラメント端子22と接続している。
【0007】そして、これらを真空管にするためシール
23が接合されている。なお上部エンドシールド16上
のゲッター24は真空管内の発生ガスを吸着するための
ものである。従って、フィラメント端子22に電源が供
給されると、上記エンドシールド16,17を介してフ
ィラメント4の両端に電圧が与えられ、フィラメント4
は高温加熱され、図5に示すようにフィラメント4の表
面から多数の熱電子25が放出され、+電位を持つアノ
ードベイン1aの方へ矢印のように引張られて行き、磁
界との相互作用によって発振を起こすようになる。一
方、軸方向への熱電子の離脱を防ぐため上部エンドシー
ルド16は、その平坦部16aの両端から下向きに延長
した折曲部16bを形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマグネトロ
ンでは、フィラメント4の上端部、即ち上部エンドシー
ルド16の近接部から放出される熱電子は陽極部に全て
が引張られるのではなく、上部エンドシールド16に形
成された折曲部16bの内面に突き当たってから反射さ
れるため、衝突エネルギーによる2次電子(a)(b)
が発生する。このため電界パターンの攪乱によって熱電
子の移動が乱れ、フィラメント4から放出された熱電子
の100%が陽極部へ流れて行くことができず、それに
従って発振に寄与する熱電子が少なくなりマグネトロン
の発振効率が低下する。
【0009】また、上部エンドシールドの材質は成形性
が良くないモリブデンであるため、複雑な形状につくる
ためには多くの時間と費用を要するという問題もあっ
た。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、マグネ
トロンの上部エンドシールドから発生される2次電子に
よる作用空間内の電界攪乱を防止でき、且つ生産費用を
節減可能としたマグネトロンのゲッター構造を実現しよ
うとする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネトロンの
ゲッター構造に於いては、熱電子を発生するための直列
形フィラメントにて構成された陰極部と、前記熱電子を
加速させるための前記陰極部の周りに放射状に形成され
た陽極部と、該陽極部と陰極部により形成された電界と
直交する磁界を形成するための磁気回路部と、前記陰極
部を支持するための上・下部エンドシールドと、作用空
間内の発生ガスを吸着するためのゲッターとを具備して
なるマグネトロンにおいて、上記上部エンドシールドは
フィラメントの外径より大きい平坦部を有するフランジ
形であり、上記ゲッターは前記上部エンドシールドの平
坦部に対応する平坦部と該平坦部の末端から下向きに延
長した傾斜部を有することを特徴とする。
【0012】また、それに加えて、前記ゲッターは仕事
関数が大きい材質にてなることを特徴とし、さらに前記
ゲッターはジルコニウムにてなることを特徴とする。こ
の構成を採ることにより、マグネトロンの上部エンドシ
ールドから発生される2次電子による作用空間内の電界
攪乱を防止でき、且つ生産費用を節減可能としたマグネ
トロンのゲーター構造が得られる。
【0013】
【作用】図2に示すように、フィラメント4を支持する
ための上部エンドシールド26を“T”形状のフランジ
型に形成し、該上部エンドシールドの上部に固定するゲ
ッター27を傾斜部27bを有する傘型形状に形成し、
その材質を仕事関数が大きいジルコニウムとすることに
より、フィラメント4から陽極部へ熱電子を放出する時
の2次電子の発生を最大に抑えることができる。
【0014】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例を示す図で、
図1はマグネトロンのゲッター構造を示す正面図、図2
は図1のB部を拡大した断面図である。両図において、
4は熱電子を放出するフィラメントであり、該フィラメ
ントはトリウムタングステンにてコイル状に形成されて
いる。また、該フィラメントの上端及び下端には該フィ
ラメントを支持するためにモリブデン製の上部エンドシ
ールド26と下部エンドシールド17が設けられてい
る。上部エンドシールド26は“T”形状、即ちフラン
ジ型をしており、その上面はフィラメント4の外径より
大きい径の平坦部26aとなっている。
【0015】一方、上記上部エンドシールド26と下部
エンドシールド17にはそれぞれフィラメント4に電源
を与えるためにセンターリード18とサイドリード19
が機械的・電気的に接続している。そして両リード1
8,19のまん中に振動を防ぐためのスペーサ20が設
けられ、さらに両リード18,19は絶縁セラミック2
1に支持されてフィラメント端子22と接続している。
【0016】上部エンドシールド26の上面には真空管
内の発生ガスを吸着するためのゲッター27が設けられ
ている。該ゲッター27は前記の上部エンドシールド2
6の上面に配置される平坦部27aと該平坦部27aの
両端から下向きに延長した傾斜部27bを具備して傘型
形状に形成されている。
【0017】前記ゲッター27は2次電子の放出係数が
上部エンドシールド26よりも低い、即ち仕事関数が大
きい材料である金属材料のジルコニウムで形成されてい
る。なおゲッター27をジルコニウム製とするのは2次
電子の発生による電界攪乱を予め防ぐためである。
【0018】このように構成された本実施例の作用を図
2により説明する。これは従来の陰極部と同様にフィラ
メント端子22に電源が供給されるとフィラメント4は
高温に加熱されてその表面から多数の熱電子25が放出
され矢印のようにアノードベイン側、即ち、陽極部に引
張られて行き、発振が起こることになる。
【0019】このようにフィラメント4から放出された
熱電子がフィラメント4の周りに放射状に形成された陽
極部に引張られて行く時、上部エンドシールド26から
放出される熱電子はゲッター27に形成された傾斜部2
7bの内面に引かれ衝突し、そこから2次電子c,dを
発生させる。この時、本実施例ではゲッター27が2次
電子放出係数の低い金属材料であるジルコニウムでつく
られているため2次電子の発生を最大に抑えることがで
きる。また、成形性が不良な上部エンドシールド26の
形状を従来に比して単純化しているため、成形作業にお
ける時間短縮ができ、生産費を節減することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明に依れば、フィラメントを支持す
るための上部エンドシールドを“T”形状のフランジ型
とし、その上に固定するゲッターを仕事関数の大きい材
料を用いて傾斜部を有する傘型形状とすることにより、
フィラメントから陽極部へ熱電子を放出する時の2次電
子の発生を最大に抑えることができ、マグネトロンの効
率を向上することができる。また上部エンドシールドの
形状が単純化されているため成形作業が容易となり、生
産費の節減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネトロンのゲッター構造を示す正
面図である。
【図2】図1の“B”部を拡大した断面図である。
【図3】従来の一般的なマグネトロンの構造を示す正断
面図である。
【図4】従来のマグネトロンの陰極構造を示す正面図で
ある。
【図5】図4の“A”部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
4…フィラメント 17…下部エンドシールド 18…センターリード 19…サイドリード 20…スペーサ 21…セラミック 22…フィラメント端子 23…シール 26…上部エンドシールド 27…ゲッター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電子を発生するための直列形フィラメ
    ントにて構成された陰極部と、前記熱電子を加速させる
    ための前記陰極部の周りに放射状に形成された陽極部
    と、該陽極部と陰極部により形成された電界と直交する
    磁界を形成するための磁気回路部と、前記陰極部を支持
    するための上・下部エンドシールドと、作用空間内の発
    生ガスを吸着するためのゲッターとを具備してなるマグ
    ネトロンにおいて、 上記上部エンドシールドはフィラメントの外径より大き
    い平坦部を有するフランジ形であり、上記ゲッターは前
    記上部エンドシールドの平坦部に対応する平坦部と該平
    坦部の末端から下向きに延長した傾斜部を有することを
    特徴とするマグネトロンのゲッター構造。
  2. 【請求項2】 前記ゲッターは仕事関数が大きい材質に
    てなることを特徴とする請求項1のマグネトロンのゲッ
    ター構造。
  3. 【請求項3】 前記ゲッターはジルコニウムにてなるこ
    とを特徴とする請求項1のマグネトロンのゲッター構
    造。
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KR100754949B1 (ko) * 2006-05-18 2007-09-04 주식회사 엑스머신 밴드 블레이드 및 컷팅 블레이드 제조방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4520275Y1 (ja) * 1966-07-25 1970-08-14
JPS61140023A (ja) * 1984-12-12 1986-06-27 Hitachi Ltd マグネトロンの陰極構体

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