JPH05250253A - メモリアクセス制御システム - Google Patents

メモリアクセス制御システム

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JPH05250253A
JPH05250253A JP3226154A JP22615491A JPH05250253A JP H05250253 A JPH05250253 A JP H05250253A JP 3226154 A JP3226154 A JP 3226154A JP 22615491 A JP22615491 A JP 22615491A JP H05250253 A JPH05250253 A JP H05250253A
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ヴァン アーケン ジェリー
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テブット ネール
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エフ ノヴァク マーク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリへの競合するアクセス要求間で良好な
兼ね合いを可能にしたメモリアクセス制御システムを提
供する。 【構成】 このメモリアクセス制御システムはメモリへ
のアクセスを優先順に許可するメモリ優先順位制御器
(1400)を含む。メモリ優先順位制御器はメモリ、
表示更新制御器及びローカル処理ユニットに接続され、
アクセス優先順位を可変にでき、ペンディングのメモリ
アクセス要求がある場合には表示更新制御器の表示更新
アクセス要求(1401)を許可し、ペンディングのメ
モリアクセス要求がない場合にはローカル処理ユニット
のローカルプロセッサアクセス要求(1405)を許可
する。ローカルプロセッサアクセス要求が表示内容変更
要求を含む場合に、表示内容を変更する速度を表示リフ
レッシュ、メモリリフレッシュ及びホストプロセッサア
クセスが頻繁でない時に増大することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータグラフィ
ックの分野に係る。より詳細には、本発明は、コンピュ
ータメモリが、ディスプレイの各個々の画素又はピクセ
ルに対するデータを、ディスプレイにおけるそのピクセ
ルの位置に対応するメモリの位置に記憶するようなビッ
トマップ式のコンピュータグラフィックの分野に係る。
ビットマップ式のコンピュータグラフィックはダイナミ
ックランダムアクセスメモリ(DRAM)のビット当た
りのコストが低いことにより顕著な利点がある。メモリ
のビット当たりのコストが低いことから、より大きく且
つより複雑な表示をビットマップモードで形成すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】メモリのビット当たりのコストが減少さ
れ、ひいては、ビットマップ式のコンピュータグラフィ
ックの容量が増加されることにより、ビットマップ式メ
モリをコンピュータグラフィックの分野に効果的に利用
することのできる処理装置が必要とされている。特に、
コンピュータのメインプロセッサの制御のもとで線や円
のような簡単な図形を描くことのできる或る形式の装置
が形成されている。更に、この形式の幾つかの装置は、
ビットブロック転送(BIT−BLT又はラスタ動作と
して知られている)のための或る限定された機能を備え
ており、これは、メモリの或る位置から別の位置へ像デ
ータを転送すると共に、そのデータをメモリ内の指定位
置のデータと論理的又は演算的に組合せることを含む。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】線を描くと共に他の
基本的なグラフィック動作を実行する固定布線機能を有
したこれらのビットマップ制御器は、ビットマップディ
スプレイの性能要求に合致する1つの解決策を代表する
ものである。しばしば使用されている大部分のグラフィ
ック動作の幾つかを実行する内蔵アルゴリズムは、全シ
ステム性能を改善する1つの方法を提供する。然し乍
ら、有用なグラフィックシステムは、このような固定布
線式の制御器で実行される幾つかの機能に加えて、多数
の機能をしばしば必要とする。これらの付加的に要求さ
れる機能は、コンピュータの主プロセッサによりソフト
ウェアで実施させねばならない。典型的に、これらの固
定布線式のビットマップ制御器では、プロセッサがビッ
トマップメモリに対して限定されたアクセスを行なうこ
としかできず、従って、固定布線式制御器の固定された
1組の機能的な容量をソフトウェアによって増大するこ
とのできる程度が制限される。そこで、より強力なグラ
フィック制御器を提供するか或いはシステムプロセッサ
によってこのメモリへ良好なアクセスを行なえるように
するか又はその両方によって、ビットマップ式メモリの
内容を制御するという問題に対して融通性の高い解決策
を提供できれば非常に有用である。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明の特徴は、可変
の優先順位に基づいて作動するメモリ(アクセス)優先
順位制御器にある。ビットマップグラフィックシステム
においては、ビットマップメモリへのアクセスに対して
多数の装置がしばしば競合する。主として、ビットマッ
プから表示すべきデータを呼び出すためには、メモリを
周期的に読み取らねばならない。ビットマップメモリが
ダイナミックランダムアクセスメモリで形成されている
場合には、このメモリを周期的に更新しなければならな
い。更に、ビットマップメモリは、ディスプレイを制御
するためにビットマップ内のデータを操作するグラフィ
ックデータプロセッサによってアクセスされねばならな
い。更に、システムの主たるデータ処理機能を発揮する
ホストプロセッサもビットマップメモリへアクセスする
ことができる。
【0005】ビットマップメモリへアクセスする優先順
位についての判断は、比較的簡単である。第1の優先順
位は、ディスプレイを更新しなければならず、さもなく
ば、ディスプレイは不安定となる。次の優先順位は、一
般に、メモリをリフレッシュさせる。というのは、この
機能は、ビットマップ内のデータが失われないようにす
るからである。大部分のシステムにおいて、ホストプロ
セッサは、グラフィックデータプロセッサより高い優先
順位を有している。というのは、ホストプロセッサは、
グラフィックデータプロセッサに勝る監視能力を有して
いるからである。このような優先順位ハイアラーキの実
施は、困難なものではない。
【0006】上記のハイアラーキは、或る問題を生じ
る。このハイアラーキによれば、グラフィックデータプ
ロセッサが最も低い優先順位となる。これは、ビットマ
ップの内容を制御する装置であり、従って、ディスプレ
イの内容は、最も低い優先順位となる。これにより、デ
ィスプレイを変更する機能が比較的速度の遅いものとな
る。本発明の実施例によれば、ディスプレイの変更速度
は、可変の優先順位を用いることによって増加される。
ビットマップメモリへのアクセス要求がペンディングに
なる場合には、優先順位のハイアラーキは上記したもの
となる。然し乍ら、ペンディングのアクセス要求が他に
ない場合には、グラフィックデータプロセッサが第1の
優先順位となる。従って、ディスプレイの変更速度は、
ディスプレイのリフレッシュ、メモリのリフレッシュ及
びホストプロセッサのアクセスが比較的頻繁でない場合
に増加される。
【0007】本発明の効果的な実施例においては、グラ
フィックデータプロセッサの1つのメモリアクセスに多
数のメモリサイクルが要求される。このような場合、グ
ラフィックデータプロセッサのその後のアクセス要求
は、グラフィックデータプロセッサの最初のメモリアク
セス要求よりも高い優先順位となる。これは、2つ以上
の多数のメモリサイクルのメモリグラフィックアクセス
の重畳を効果的に防止する。これらのその後のメモリア
クセスサイクルは、ディスプレイのリフレッシュ、メモ
リのリフレッシュ及びホストプロセッサのアクセスより
も低い優先順位となる。従って、グラフィックデータプ
ロセッサの多数のサイクルのメモリアクセスは、メモリ
サイクル間に配置された1つ以上の優先順位の高いメモ
リアクセスとなる。このシステムは、ビットマップメモ
リへの競合するアクセス要求間で良好な兼ね合いをとる
ように働く。
【0008】
【実施例】本発明のこれら及び他の目的は、添付図面を
参照した以下の詳細な説明より容易に理解されよう。図
1は、本発明の原理に基づいて構成したグラフィックコ
ンピュータシステム100のブロック図である。このグ
ラフィックコンピュータシステム100には、ホスト処
理システム110、グラフィックプロセッサ120、メ
モリ130、シフトレジスタ140、ビデオパレット1
50、デジタル−ビデオコンバータ160及びビデオデ
ィスプレイ170が含まれている。
【0009】ホスト処理システム110は、グラフィッ
クコンピュータシステム100用に大きな計算容量を備
えている。ホスト処理システム110は、少なくとも1
個のマイクロコンピュータ、リードオンリメモリ、ラン
ダムアクセスメモリ及び周辺機器を備えて完全なコンピ
ュータシステムを構成することが望ましい。ホスト処理
システム110は、更に、キーボード或いはマウス等の
ある形式の入力装置とディスクドライブ等のある形式の
長期間記憶装置も備えていることが望ましい。ホスト処
理システム110の構造は、一般的な公知のものである
から、ここでは、され以上詳くは述べない。ホスト処理
システム110の本質的な特徴は、本発明に関する限
り、このホスト処理システム110がユーザーに示す可
視表示の内容を決定することである。
【0010】グラフィックプロセッサ120は、特定の
ビデオ表示をユーザに与えるために、本発明により優れ
たデータ操作性を備えている。グラフィックプロセッサ
120は、ホストバス115を通じて、ホスト処理シス
テム110に両方向接続されている。本発明によれば、
グラフィックプロセッサ120は、ホスト処理システム
110からの独立データプロセッサとして作動する。然
し乍ら、グラフィックプロセッサ120は、ホストバス
115を通じたホスト処理システム110からの要求に
も応答することが予想される。グラフィックプロセッサ
120は、更に、メモリ130と通信すると共に、ビデ
オメモリバス122を通じてビデオパレット150とも
通信する。グラフィックプロセッサ120は、ビデオメ
モリバス122を通じて、ビデオRAM132内に記憶
されているデータを制御する。グラフィックプロセッサ
120は、更に、ビデオRAM132内或いはリードオ
ンリメモリ134内のいずれかに記憶されているプログ
ラムによって制御される。リードオンリメモリ134
は、1つ以上のフォント型の英文字数字キャラクタ及び
頻繁に使用される像等の各種グラフィックイメージデー
タを更に含んでいてもよい。グラフィックプロセッサ1
20は、更に、ビデオパレット150内に記憶されてい
るデータも制御する。この特徴については、以下に詳述
する。グラフィックプロセッサ120は、更に、ビデオ
制御バス124を通じて、デジタル−ビデオコンバータ
160も制御する。グラフィックプロセッサ120は、
ビデオ制御バス124を通じてデジタル−ビデオコンバ
ータ160の制御によって、ユーザに提示されるビデオ
像のフレーム当たりの走査線の本数と走査線の長さとを
制御することができる。
【0011】ビデオメモリ130は、ビデオバス122
を通じてグラフィックプロセッサ120に両方向接続さ
れているビデオRAM132を含んでいると共に、リー
ドオンリメモリ134も含んでいる。ビデオRAM13
2は、前述したように、ビットマップされたグラフィッ
クデータを含んでおり、このグラフィックデータが、ユ
ーザに与えられるビデオ像を制御する。このビデオデー
タは、ビデオバス122を通じて、グラフィックプロセ
ッサ120によって操作される。更に、現在の表示スク
リーンに対応するビデオデータは、ビデオ出力バス13
6を通じてビデオRAM132からの出力である。ビデ
オ出力バス136からのデータは、ユーザに示される画
素に対応する。ビデオRAM132は、好ましい実施例
においては、本発明の譲受者であるテキサス・インスト
ゥルメンツ・コーポレーション(Texas Instruments Co
rporation)社製の複数のTMS4161 64K動的ラ
ンダムアクセス集積回路によって形成される。このTM
S4161 64K集積回路は、デュアルポートを含ん
でおり、このデュアルポートによって、表示の再生と表
示の更新とを干渉なしに行うことができる。
【0012】シフトレジスタ140は、ビデオRAM1
30からビデオデータを受け取り、そのデータを表示ビ
ット流に構成する。このメモリは、ビデオランダムアク
セスメモリ132の典型的な構成に基づいて多数の別々
のランダムアクセスメモリ集積回路によって構成され
る。これらの集積回路の各々の出力は、典型的には、わ
ずか1ビット幅である。従って、ユーザに提示する像を
指定するための充分に高いデータ出力率を得るために
は、複数の回路からのデータを集めることが必要であ
る。シフトレジスタ140は、ビデオ出力バス136か
ら並列にロードされる。このデータは、ライン140と
直列の出力である。このようにして、シフトレジスタ1
40は、表示ビット流を構成し、この表示ビット流が、
ラスタ走査ビデオ表示内の各ドットを指定するのに充分
な高い率でビデオデータを供給する。
【0013】ビデオパレット150は、バス145を通
じて、シフトレジスタ140からの高速ビデオデータを
受け取る。ビデオパレット150は、メモリバス122
を通じて、グラフィックプロセッサ120からのデータ
も受け取る。ビデオパレット150は、バス145に受
け取ったデータをバス155のビデオレベル出力に変換
する。この変換は、ルック・アップテーブルによって行
われる。このルック・アップテーブルは、ビデオメモリ
バス122を通じて、グラフィックプロセッサ120に
よって指定される。ビデオパレット150の出力は、各
画素について色相と彩度とを含んでいてもよいし、各ピ
クセルについて赤、緑及び青の三原色レベルを含んでい
てもよい。ビデオメモリ132内に記憶されているコー
ドからの変換テーブルと、バス155を通じたデジタル
レベル出力とは、ビデオメモリバス122を通じて、グ
ラフィックプロセッサ120によって制御される。
【0014】デジタル−ビデオコンバータ160は、バ
ス155を通じてビデオパレット150からデジタルビ
デオ情報を受け取る。デジタル−ビデオコンバータ16
0は、ビデオ制御バス124を通じてグラフィックプロ
セッサ120によって制御される。デジタル−ビデオコ
ンバータ160は、ビデオパレット150のデジタル出
力をビデオ出力165を通じてビデオディスプレイ17
0に供給するための希望のアナログレベルに変換するよ
うに働く。デジタル−ビデオコンバータ160は、水平
走査線当たりのピクセル数とフレーム当たりの走査線の
数とを指定するために、例えば、ビデオ制御バス124
を通じてグラフィックプロセッサ120によって制御さ
れる。グラフィックプロセッサ120内のデータは、同
期信号と帰線消去信号と帰線信号の発生を、デジタル−
ビデオコンバータ160を通じて制御する。ビデオ信号
のこれらの部分は、ビデオメモリ132内に記憶された
データによっては指定されず、希望のビデオ出力を指定
するために必要な制御信号を形成する。
【0015】更に、ビデオディスプレイ170は、ビデ
オ出力ライン165を通じてデジタル−ビデオコンバー
タ160からのビデオ出力を受け取る。ビデオディスプ
レイ170は、グラフィックコンピュータシステムのオ
ペレータが見る指定のビデオ像を発生する。ビデオパレ
ット150、デジタル−ビデオコンバータ160及びビ
デオディスプレイ170は、2つの主要なビデオ技術に
基づいて操作されるということに注意されたい。第1の
技術では、ビデオデータが色相と彩度に関して各ピクセ
ルについて指定される。他方の技術では、赤、緑及び青
の三原色レベルが各ピクセルについて指定される。これ
らの主要な技術のどちを選択するかは、選択が可能であ
る。ビデオパレット150、デジタル−ビデオコンバー
タ160及びビデオディスプレイ170は、この技術と
両立するように構成しなければならない。然し乍ら、本
発明の原理は、グラフィックプロセッサ120の操作に
関しては、ビデオ技術のどちらを選択しても、変わりは
ない。
【0016】図2は、グラフィックプロセッサ120を
更に詳細に示すものである。グラフィックプロセッサ1
20は、中央処理ユニット200、特別グラフィックハ
ードウェア210、命令キャッシュ230、ホストイン
ターフェイス240、メモリインターフェイス250、
入力/出力レジスタ260及びビデオ表示制御器270
を含んでいる。
【0017】グラフィックプロセッサ120の心臓部
は、中央処理ユニット200である。中央処理ユニット
200は、汎用中央処理ユニットに通常含まれる多数の
算術処理及び論理処理を含む一般データ処理を行うため
の容量を備えている。更に、中央処理ユニット200
は、単独で、或いは特別グラフィックハードウェア20
0と共に、多数の特別なグラフィック命令を制御する。
【0018】グラフィックプロセッサ120は、主バス
205を含んでおり、この主バス205は、中央処理ユ
ニット200を含むグラフィックプロセッサ120の大
部分に接続されている。中央処理ユニット200は、多
数のデータレジスタを含む1組のレジスタファイルに、
両方向レジスタバス202を通じて、両方向に接続され
ている。レジスタファイル220は、中央処理ユニット
200によって使用される時に利用可能なデータの保管
場所として作用する。以後に更に詳しく述べるように、
レジスタファイル220は、中央処理ユニット200に
よって使用される汎用レジスタを含んでいる上に、グラ
フィック命令用の暗黙のオペランドを記憶するために使
用される多数のデータレジスタを含んでいる。
【0019】中央処理ユニット200は、命令キャッシ
ュバス204を通じて命令キャッシュ230に接続され
ている。命令キャッシュ230は、更に、汎用バス20
5に接続されており、ビデオメモリバス122とメモリ
インターフェイス250とを通じてビデオメモリ130
からの命令ワードをロードすることもできる。命令キャ
ッシュ230の目的は、中央処理ユニット200のある
機能の実行をスピードアップすることである。反復機能
或いは中央処理ユニット200によって実行されるプロ
グラムの特定の部分内で頻繁に使用される機能は、命令
キャッシュ230内に記憶することもできる。命令キャ
ッシュバス204を通じた命令キャッシュ230へのア
クセスは、ビデオメモリ130へのアクセスよりも更に
速いものである。従って、中央処理ユニット200によ
って実行されるプログラムは、反復命令或いは頻繁に使
用される一連の命令を命令キャッシュ230内に予備的
にロードすることによってスピードアップすることがで
きる。これを行うと、これらの命令は、速く取り出すこ
とができるために、速く実行することができる。命令キ
ャッシュ230は、同一の組の命令を常に含んでいる必
要はないが、中央処理ユニット200によって実行され
るプログラムの特定の部分内で頻繁に使用される特定の
組の命令をロードすることができる。
【0020】ホストインターフェイス240は、ホスト
インターフェイスバス206を通じて中央処理ユニット
200に接続されている。ホストインターフェイス24
0は、更にホストシステムバス115を通じてホスト処
理システム110にも接続されている。ホストインター
フェイス240は、ホスト処理システム110とホスト
システムバス115との間の通信を制御刷るように作用
する。ホストインターフェイス240は、ホスト処理シ
ステム110とグラフィックプロセッサ120との間の
データ転送のタイミングを制御する。この点について
は、ホストインターフェイス240は、ホスト処理シス
テム110がグラフィックプロセッサ120に割り込む
ことを可能にするか、或いは、逆に、グラフィックプロ
セッサ120がホスト処理システム110に割り込むこ
とを可能にする。ホストインターフェイス240は、更
に、主バス205に接続されており、これによって、ホ
スト処理システム110がメモリ130内に記憶されて
いるデータを直接制御することを可能にする。典型的に
は、ホストインターフェイス240は、ホスト処理シス
テム110からグラフィックプロセッサ120へのグラ
フィック要求を通信して、ホストシステムがビデオディ
スプレイ170によって発すべき表示の種類を指定する
ことを可能にし、グラフィックプロセッサ120に希望
のグラフィック機能を実行させる。
【0021】中央処理ユニット200は、グラフィック
ハードウェアバス208を通じて特別なグラフィックハ
ードウェア210に接続されている。特別なグラフィッ
クハードウェア210は、更に、主バス205にも接続
されている。特別なグラフィックハードウェア210
は、中央処理ユニット200と共同して、特別のグラフ
ィック処理動作を実行する。中央処理ユニット200
は、その汎用データ処理機能を備えている他に、特別グ
ラフィックハードウェア210の使用を制御して、各種
の特別なグラフィック命令を実行する。これらの特別な
グラフィック命令は、ビデオRAM132のビットマッ
プされたデータの操作に係るものである。特別なグラフ
ィックハードウェア210は、中央処理ユニット200
の制御のもとで作動し、ビデオRAM132内のデータ
に関する特に有利なデータ操作を可能にする。
【0022】メモリインターフェイス250は、主バス
205に接続されており、更に、ビデオメモリバス12
2にも接続されている。メモリインターフェイス250
は、グラフィックプロセッサ120とメモリ130との
間のデータと命令の通信を制御するように作用する。メ
モリ130は、ビデオディスプレイ170を通じて表示
すべきビットマップされたデータを含むと共に、グラフ
ィックプロセッサ120の動作の制御に必要な命令とデ
ータとを含んでいる。これらの機能には、メモリアクセ
スのタイミングの制御と、データ及びメモリのマルチプ
レクサ動作制御とが含まれている。好ましい実施例にお
いては、ビデオメモリバス122は、マルチプレクサさ
れたアドレス及びデータの情報が含まれている。メモリ
インターフェイス250は、グラフィックプロセッサ1
20がメモリ130をアクセスするのに適当な時間でビ
デオメモリ122バスに適当な出力を供給できるように
する。
【0023】グラフィックプロセッサ120は、最後
に、入力/出力レジスタ260と、ビデオ出力制御器2
70とを含んでいる。入力/出力レジスタ260は、こ
れらのレジスタ内で読み取りと書き込みとができるよう
にするために、主バス205に両方向接続されている。
入力/出力レジスタ260は、中央処理ユニット200
の通常のメモリスペース内にあることが望ましい。入力
/出力レジスタ260は、ビデオ出力制御器270の制
御パラメータを指定するデータを含んでいる。ビデオ出
力制御器270は、入力/出力レジスタ260内に記憶
されているデータに従ってデジタル−ビデオコンバータ
160を希望通りに制御できるようにビデオ制御バス1
24に信号を発する。入力/出力レジスタ260内のデ
ータには、水平走査線当たりのピクセル数と、フレーム
当たりの水平走査線数と垂直同期帰線消去信号とを指定
するためのデータが含まれている。入力/出力レジスタ
260は、フレーム飛越しの種類を指定すると共に他の
種類のビデオ制御機能を指定するためのデータを含むこ
ともできる。最後に入力/出力レジスタ260は、他の
特定の種類の入力パラメータと出力パラメータのための
保存場所である。この入力パラメータと出力パラメータ
については、後に詳しく述べる。
【0024】グラフィックプロセッサ120は、2つの
異なるアドレスモードでアドレスメモリ130に作用す
る。これら2つのアドレスモードとは、XYアドレスモ
ードとリニアアドレスモードである。グラフィックプロ
セッサ120がビットマップされたグラフィックデータ
と通常のデータ及び命令の両方で動作するため、アドレ
スメモリ130の異なる部分を、最も好都合には異なる
アドレスモードによってアドレスすることができる。選
択された特定のアドレスモードとは無関係に、メモリイ
ンターフェイス250は、アクセスすべき適当なデータ
のための適当な物理アドレスを発生する。リニアアドレ
スモードにおいては、フィールドの開始アドレスは単一
のマルチビットリニアアドレスで形成される。フィール
ドのサイズは、中央処理ユニット200の状態レジスタ
内のデータによって定められる。XYアドレスモードに
おいては、開始アドレスは一対のX及びYの座標値であ
る。フィールドのサイズは、ピクセルのサイズ、即ち特
定のピクセルの特定のデータを指定するのに必要なビッ
トの数と等しい。
【0025】図3は、XYアドレスモードによるピクセ
ルデータの構成を示すものである。同様に、図4には、
リニアアドレスモードによる類似のデータの構成を示す
ものである。図3は、ピクセルのXYマトリクスの基準
点として作用する原点310を示す。原点310は、X
Y開始アドレスとして指定されるが、メモリ内の最初の
アドレス位置である必要はない。ピクセルのアレイに対
応するデータの位置、例えば、特定に定められた像エレ
メントは、原点アドレス310と関連して指定れる。こ
れには、X開始アドレス340とY開始アドレス330
とが含まれる。X開始アドレス340とY開始アドレス
330とが、原点と共に、希望する特定の像の最初のピ
クセルデータ371の開始アドレスを示す。ピクセルの
像の幅は、量デルタX350によって示される。ピクセ
ルの像の高さは、量デルタY360によって示される。
図3に示す例では、像は、参照番号371ないし379
で示す9つのピクセルを含んでいる。これらの各ピクセ
ルの物理アドレスを指定するために必要な最後のパラメ
ータは、多数のビットのメモリの幅を示すスクリーンピ
ッチ320である。これらのパラメータ、特に、X開始
アドレス340、Y開始アドレス330、量デルタX3
50、量デルタY360及びスクリーンピッチ320の
指定により、メモリインターフェイス250が指定され
たXYアドレス技術に基づいて指定された物理アドレス
を備えることが可能になる。
【0026】図4は、同様に、リニアな形式のメモリ構
成を示すものである。1組のフィールド441ないし4
46が図4に示されている。この1組のフィールド44
1ないし446は、図3に示すピクセル371ないし3
76と同一であってもよい。以下のパラメータは、リニ
アなアドレス技術に従って特定の素子を指定するのに必
要である。第1のパラメータは、希望のアレイの最初の
フィールド441の最初のリニア開始アドレスである開
始アドレス410である。第2のパラメータは、多数の
ビットのフィールドの特定のセグメントの長さを示す量
デルタX420である。第3のパラメータは、特定のア
レイの特定のセグメントの数を示す量デルタY(図4に
は示さず)である。最後のパラメータは、近隣のアレイ
セグメント間のリニア開始アドレスの相違を示すリニア
ピッチ430である。XYアドレスモードの場合と同様
に、これらのリニアアドレスパラメータの指定により、
メモリインターフェイス250が指定される適当な特定
の物理アドレスを発生できるようにする。
【0027】2つのアドレスモードは、異なった目的に
有効である。XYアドレスモードは、スクリーンメモリ
と称される、ビデオRAM132のビットマップデータ
を含む部分に最も有用である。このスクリーンメモリ
は、表示を制御するメモリの一部分である。リニアアド
レスモードは、命令や現在表示されていない像データ等
のオフ・スクリーンメモリに最も有用である。この後者
の種類には、英文字数字型フォント及び像等のコンピュ
ータシステムによって使用される種々の標準記号が含ま
れている。時には、XYアドレスをリニアアドレスに変
換することができることが望ましいことである。この変
換は、次の式に従って行う。
【0028】 LA=OFF+(Y×SP)+(X×PS) ここで、LAはリニアアドレスであり、OFFは、XY
座標系の原点のリニアアドレスであるスクリーンオフセ
ットであり、SPはビット単位のスクリーンピッチであ
り、XはXアドレスであり、PSはビット単位のピクセ
ルサイズである。どちらのアドレスモードを使用するか
に拘りなく、メモリ250は、メモリ130へのアクセ
スに適した物理アドレスを発する。
【0029】図5は、メモリ130のデータワード内へ
のピクセル保存方法を示すものである。本発明の好まし
い実施例によれば、メモリ130は、16ビット毎のデ
ータワードによって構成されている。これらの16ビッ
トは、図5に、16個のディジットOないしFで概略的
に示されている。本発明の好ましい実施例によれば、メ
モリ130内のピクセル当たりのビット数は、2の累乗
の数であるが、16ビットは越えない。このように限定
されるので、メモリ130内の各16ビットワードは、
整数の、そのようなピクセルを含むことができる。図5
は、1ビット、2ビット、4ビット、8ビット及び16
ビットのピクセル長にそれぞれ対応する5つの利用可能
なピクセルを示すものである。データワード510は、
16個の1ビットピクセル511ないし526を示すも
のであり、これによって、16個の1ビットピクセルを
各々の16ビットデータワード内に配置することができ
る。データワード530は、16ビットデータワード内
に配置される8個の2ビットピクセル531ないし53
8を示すものである。データワード540は、16ビッ
トデータワード内に配置される4個の4ビットピクセル
541ないし544を示すものである。データワード5
50は、16ビットデータワード内に配置される2個の
8ビットピクセル551ないし552を示すものであ
る。最後に、データワード560は、16ビットデータ
内に配置される1個の16ビットピクセル561を示す
ものである。各ピクセル、特に、2の累乗の整数のビッ
ト数で物理ワード境界に配列された各ピクセルをこのよ
うな形式で供給することにより、グラフィックプロセッ
サ120を通じてのピクセル操作性が高められる。これ
は、物理ワードを処理することで整数のピクセルを操作
することになるからである。ビデオ表示を指定するビデ
オRAM132内の部分で各ピクセルの水平走査線が図
5に示されるような一連の連続的なワードによって割り
当てられるということが理解されよう。
【0030】図6は、種々のグラフィック命令用の暗黙
のオペランドを記憶するレジスタファイル220のある
部分の内容を示すものである。図6に示すレジスタ60
1ないし611の各々は、グラフィックプロセッサ12
0の中央処理ユニット200のレジスタアドレススペー
スにある。図6に示すこれらのレジスタファイルは、可
能なレジスタを全てレジスタファイル220内に含むた
めのものではないということに注意されたい。対照的
に、典型的なシステムは、中央処理ユニット200によ
って各種のプログラム指定機能用に採用することのでき
る多数の汎用未指定レジスタを含んでいる。
【0031】レジスタ601は、ソースアドレスを記憶
する。このアドレスは、ソースアレイの左下角のアドレ
スである。このソースアドレスは、XYアドレスモード
におけるXYアドレス340とYアドレス330との組
合せであるか、或いは、リニアアドレスモードにおける
リニア開始アドレス410である。レジスタ602は、
ソースピッチ、即ち、ソースアレイの隣接する列の間の
リニア開始アドレスの差を記憶する。このソースピッチ
は、XYアドレス形式とリニアアドレス形式のどちらを
採用するかによって、図3に示すソースピッチ340と
なるか、或いは、図4に示すリニアピッチ430とな
る。
【0032】レジスタ603及びレジスタ604は、こ
れらのレジスタが先行開始アドレスと先行ピッチとを含
んでいることを除いては、レジスタ601及びレジスタ
602にそれぞれ類似している。レジスタ603に記憶
されている行先開始アドレスは、XYアドレスモード又
はリニアアドレスモードの行先アレイの左下角のアドレ
スである。同様に、レジスタ604に記憶されている行
先ピッチは、隣接する列の間のリニア開始アドレスの差
である。換言すれば、行先ピッチは、選択するアドレス
モードによってスクリーンピッチ320或いはリニアピ
ッチ340のいずれかとなる。
【0033】レジスタ605は、オフセットを記憶す
る。オフセットは、XYアドレス座標系の原点に対応す
るリニアビットアドレスである。前述したように、XY
アドレス機構の原点310は、メモリの物理開始アドレ
スである必要はない。レジスタ605に記憶されたオフ
セットは、このXY座標系の原点310のリニア開始ア
ドレスである。このオフセットは、リニアアドレスとX
Yアドレスとの間の変換に用いられる。
【0034】レジスタ606及びレジスタ607は、ス
クリーンメモリ内のウィンドウに対応するアドレスを記
憶する。レジスタ606に記憶されているウィンドウ開
始アドレスは、ディスプレイウィンドウの左下角のアド
レスである。同様に、レジスタ607は、このディスプ
レイウィンドウの右上角のXYアドレスであるウィンド
ウエンドを記憶する。これら2つのレジスタ内の各アド
レスは、指定されたディスプレイウィンドウの境界を定
めるために用いられる。グラフィックディスプレイ内の
ウィンドウ内の像は、公知のグラフィック技術に従っ
て、背景の像と異なるものとすることができる。これら
のレジスタ内に含まれるウィンドウ開始アドレスとウィ
ンドウ終了アドレスは、特定のXYアドレスがウィンド
ウの内側にあるか外側にあるかをグラフィックプロセッ
サ120が定めることができるようにウィンドウの範囲
を指定するのに用いられる。
【0035】レジスタ608は、デルタY/デルタXデ
ータを記憶する。このレジスタ608は、2つの独立し
た半部分に分けられ、上半分(高位ビット)はソースア
レイ(デルタY)の高さを指定し、下半分(低位ビッ
ト)はソースアレイ(デルタX)の幅を指定する。レジ
スタ608に記憶されているデルタY/デルタXデータ
は、ソースアレイが指定された方法によってXYアドレ
ス形成或いはリニアアドレス形成のいずれかで供給する
ことができる。2つの量デルタX及びデルタYの意味に
ついては、図3及び図4に共に、前に述べられている。
【0036】レジスタ609及びレジスタ610は、各
々がピクセルデータを含んでいる。レジスタ609に記
憶されている色0データは、第1色指定色0に対応する
レジスタ全体にわたって複写されるピクセル値を含んで
いる。同様に、レジスタ610に記憶されている色1デ
ータは、第2色値指定色1に対応するレジスタ全体にわ
たって複写されるピクセル値を含んでいる。グラフィッ
クプロセッサ120のあるグラフィック命令は、そのデ
ータ操作に、上記の色値のいずれか或いは両方を用いて
いる。これらのレジスタの使用については、後に詳しく
述べる。
【0037】更に、レジスタファイル220は、スタッ
クポインタアドレスを記憶するレジスタ611を含んで
いる。レジスタ611に記憶されているスタックポイン
タアドレスは、データスタックの最上部であるビデオR
AM132内のビデオアドレスを指定する。この値は、
データがデータスタックに押し込まれるように或いはデ
ータスタックから飛び出るように調整される。このよう
にして、このスタックボインタアドレスは、データスタ
ックに最後に入力されたデータのアドレスを示すように
作用する。
【0038】図7は、アレイがオフスクリーンメモリか
らスクリーンメモリに移動するプロセスを概略的な形式
で示したものである。図7は、スクリーンメモリ705
とオフスクリーンメモリ715とを含むビデオRAM1
32を示すものである。図7は、ピクセル780のある
アレイ(より正確には、ピクセルのあるアレイに対応す
るデータ)が、オフスクリーンメモリ715からスクリ
ーンメモリ705に転送されてピクセル790のあるア
レイとなる。
【0039】アレイ移動動作を行う前に、あるデータ
を、レジスタファイル220の指定されたレジスタに記
憶しなけれはならない。レジスタ601には、ピクセル
のソースアレイの開始アドレス710をロードしなけれ
ばならない。図7に示す例では、このロードは、リニア
アドレスモードで指定される。ソースピッチ720は、
レジスタ602に記憶される。レジスタ603には、行
先アドレスがロードされる。図7に示す例では、このロ
ードは、Xアドレス730とYアドレス770とを含む
XYアドレスモードで指定される。レジスタ604は行
先ピッチ645を備えており、行先ピッチ645は、レ
ジスタ604の内部に記憶されている。XY座標系の原
点のリニアアドレスとオフセットアドレス770とは、
レジスタ605に記憶される。最後に、デルタY750
とデルタX760は、レジスタ608の別々の半分に記
憶される。
【0040】図7に概略的に示されるアレイ移動動作
は、レジスタファイル220の各レジスタに記憶されて
いるデータに関連して実行される。好ましい実施例によ
れば、ピクセル当たりのビット数は、整数のピクセルが
単一の物理データワードに記憶されるように選択され
る。この選択により、グラフィックプロセッサは、主と
して全でのデータワードを転送することによって、ピク
セル780のアレイをピクセル790のアレイに転送す
ることもできる。このように物理データワードのビット
数に関連してピクセル当たりのビット数を選択した場合
でも、ある場合には、アレイ境界の部分ワードを扱うこ
とが必要である。然し乍ら、この設計上の選択は、部分
データワードのアクセスと転送を行う必要が最小になる
ように作用する。
【0041】本発明の好ましい実施例によれば、図7に
概略的に示されているデータの転送は、多数の異なるデ
ータが変形される特殊な場合である。ソース像と行先像
の対応する各アクセス位置からのピクセルデータは、命
令によって指定される方法で結合される。データの結合
は、論理演算(例えばAND又はOR)であっても、算
術演算(例えば加算又は減算)であってもよい。このよ
うにしてピクセル790のアレイに記憶された新しいデ
ータは、ピクセル780のアレイのデータとピクセル7
90の現在のデータの両方の関数である。図7に示すデ
ータの転送は、より一般的な変形の特殊な場合であり、
この場合は、行先アレイに最終的に記憶されるデータは
と、前にそこに記憶されたデータには依存しない。
【0042】このプロセスは、図8に、フローチャート
で示されている。好ましい実施例によれば、転送は、物
理データによって順次行われる。プロセスが一度始まる
と(開始ブロック801)、レジスタ601に記憶され
ているデータが、ソースアドレスを得るために読み取ら
れる(処理ブロック802)。次に、グラフィックプロ
セッサ120が、表示ソースアドレスに対応した表示デ
ータワードをメモリ130から引き出す(処理ブロック
803)。ソースアドレスがXY形式で指定される場合
は、このデータの呼び戻しには、XYアドレスを対応す
る物理アドレスに変換するステップが含まれている。レ
ジスタ603から行先アドレスを呼び戻して(処理ブロ
ック804)、次に表示物理データワードを引き出す
(処理ブロック805)類似のプロセスが、行先位置に
含まれているデータのために行われる。
【0043】この結合されたデータは、次いで、その前
に定められた行先位置に復帰する(処理ブロック80
6)。ソース及び行先のピクセルデータは、次いで、実
行される結合モードに従って結合される。この結合は、
物理データワードが2つ以上のピクセルに対応するデー
タを含んでいる場合でもピクセルを基本としてピクセル
で行われる。この結合されたデータは、次いで、指定の
行先位置に書き込まれる(処理ブロック807)。
【0044】グラフィックプロセッサ120は、レジス
タ608に記憶されているデルタY/デルタX情報に関
して、最後のデータが転送されたかどうかを検出するこ
とによって、データ全体の転送が行われたかどうかを判
断する(判断ブロック808)。データ全体の転送が実
行されていない場合は、ソースアドレスが更新される。
レジスタ601に記憶されているソースアドレスは、レ
ジスタ601に前に記憶されたソースアドレスとレジス
タ602に記憶されているソースピッチデータとに関連
して、転送すべき次のデータワードを参照するために更
新される(処理ブロック809)。同様に、レジスタ6
03に記憶されている行先アドレスは、レジスタ604
に記憶されている行先ピッチデータに関連して、行先の
次のデータワードを参照するために更新される(処理ブ
ロック810)。このプロセスは、レジスタ601に記
憶されている新しいソースとレジスタ603に記憶され
ている新しい行先データとを用いて繰り返される。
【0045】上記したように、レジスタ608に記憶さ
れているデルタY/デルタXデータは、転送すべき像の
限界を定めるために用いられる。像全体が上記したよう
にレジスタ608に記憶されているデルタY/デルタX
データを参照しながら転送されている(判定ブロック8
08)ときは、命令の実行が完了して(終了ブロック8
11)、グラフィックプロセッサ120は、そのプログ
ラムの命令を実行することで動作し続ける。上記したよ
うに、好ましい実施例においては、この図8に示すプロ
セスは、命令マイクロコードで実施される。データ変形
プロセス全体は、アレイ移動と称されるが、グラフィッ
クプロセッサ120への単一命令に応答して実行され
る。
【0046】図9は、本発明に関する入力/出力レジス
タ260の幾つかを示すものである。入力/出力レジス
タ260は、入力/出力制御に関する情報の保管専用の
レジスタであるレジスタ901ないし910を含んであ
る。レジスタ901は、表示開始アドレスを記憶する。
レジスタ902は、表示リフレッシュアドレスを記憶す
る。レジスタ903は、表示アドレス増分を記憶する。
これら3つのレジスタが共同して、ビデオRAM132
のビデオ表示を指定する部分を制御する。レジスタ90
1に記憶されている表示開始アドレスは、ビデオRAM
132内の開始アドレスであり、メモリは、このビデオ
RAM132で、ビデオ表示の開始を指定する。ディス
プレイのフレームが新しくなる度に、その開始時に、レ
ジスタ901内のデータが、表示リフレッシュアドレス
を定めるためにレジスタ902にロードされる。表示リ
フレッシュアドレスは、ビデオ表示を定めるために必要
な、ビデオRAM132の次に読み取るべき部分を記憶
する。このアドレスは、一般的に、ビデオ走査の走査線
の開始アドレスである。各水平帰線期間中は、レジスタ
903に記憶されている表示アドレスの増分に対応する
データは、レジスタ902内に記憶されているデータに
加えられ、それによって、表示リフレッシュアドレスを
形成する。このプロセスは、レジスタ902がレジスタ
901からの表示開始アドレスを再びロードされるこの
特定のビデオフレームが終了するまで続けられる。水平
リセット信号と垂直リセット信号とを発するためのハー
ドウェアが図15に示されている。
【0047】入力/出力レジスタ260のレジスタ90
4は、ビデオRAMリフレッシュアドレスを記憶する。
図1に示すシステムのような典型的なシステムにおいて
は、ビデオRAM132は、ダイナミックランダムアク
セスメモリによって構成される。このメモリは、大部
分、記憶された情報を保持するために周期的にリフレッ
シュされる。レジスタ904に記憶されているビデオR
AMリフレッシュアドレスは、次にリフレッシュすべき
列アドレスである。この列アドレスは、公知の原理に基
づいて、リフレッシュ信号と共にビデオRAM132に
加えられ、これによって、選択された全ての行をリフレ
ッシュする。この作業が一度行われると、レジスタ90
4内のデータは、次いで、次の列に増分される。このよ
うにして、ビデオRAMリフレッシュアドレスは、次に
リフレッシュすべきアドレスに対応する。ダイナミック
ランダムアクセスメモリリフレッシュ要求を発するため
のハードウェアが図16に示されている。
【0048】レジスタ905、906、907、908
及び909は、ホスト処理システム110がメモリ13
0に直接アクセスすることを可能にする。これは、レジ
スタ905にホストデータを設け、レジスタ906にホ
ストの最下位データを設け、レジスタ907にホストの
最上位データを設けることによって達せられる。これら
3つのレジスタは、ホスト処理システム110がメモリ
インターフェイス250を通じてメモリ130への書き
込み又はメモリ130からの読み取りを行えるように作
用する。これは、ホスト処理システム110からの制御
信号とレジスタ908及び909に記憶されているデー
タとによって達せられる。これらのレジスタ908及び
909は、ホストの最下位制御ビットとホストの最上位
制御ビットをそれぞれ記憶する。好ましい実施例におい
ては、これら2つのレジスタは、8ビット幅であり、一
方、他のレジスタ260は16ビット幅である。これら
2つの8ビット幅レジスタを備えることにより、8ビッ
ト外部バスとして作動するホスト処理システム110が
単一のメモリサイクルでこれらのレジスタの各々に直接
読み取り又は書き込みを行うことが可能となる。一方、
グラフィックプロセッサ120が16ビット幅の外部バ
スを備えているため、これら2つのレジスタは、単一の
メモリサイクルで読み取り又は書き込みを行なわれるこ
とができる。
【0049】図10は、ホストの最上位制御ビット90
9とホストの最下位制御ビット908との結合に対応す
るホスト制御レジスタ1000の内容を示すものであ
る。ホスト制御レジスタ1000は、ホスト処理システ
ム110とグラフィックプロセッサ120との間の通信
を可能にする多数のサブ部分を含んでいる。メッセージ
入力部分1001は、ホスト処理システム110がグラ
フィックプロセッサ120へメッセージを送ることを可
能にする。このメッセージ入力部分1001は、割込み
入力ビット1002と共に用いられる。この割込み入力
ビット1002は、ホスト処理システム110がホスト
処理システム110のある要求に応答してグラフィック
プロセッサ120の動作に割り込むことを可能にする。
同様に、メッセージ出力部分1003は、グラフィック
プロセッサ120がホスト処理システム110へメッセ
ージを送ることを可能にする。このメッセージ出力部分
1003と結合されるのは、割込み出力ビット1004
である。この割込み出力ビット1004は、グラフィッ
クプロセッサ120がある優先動作の要求に応答してホ
スト処理システム110の動作に割り込むことを可能に
する。部分1005及び1006は、ホスト処理システ
ム110がメモリ130に関して読み取り動作と書き込
み動作を行っている間に使用される。増分書き込みビッ
ト1005が設定されている場合は、ホストの最下位制
御ワードアドレス906とホストの最上位ワードアドレ
ス907とによって形成されるアドレスが、ホスト処理
システム110によって読み取り動作が行われる度に増
加される。増分書き込みビット1005が設定されてい
ない場合は、これらのアドレスレジスタは、書き込み動
作時に増加されない。同様に、増分書き込みビット10
06が設定されている場合は、ホストの最下位制御ワー
ドアドレス906とホストの最上位ワードアドレス90
7とによって形成されるアドレスが、ホスト処理システ
ム110によって読み取り動作が行われる度に増加され
る。もし、逆に、増分書き込みビット1006が設定さ
れていない場合は、上記のような増加は、読み取り動作
時には行われない。そのような自動増分読み取り及び書
き込み動作を行う能力により、ホスト処理システム11
0は、メモリ130内のメモリブロックからの読み取り
又はメモリブロックへの書き込みを、次のアドレスを連
続的に供給する必要なしに行うことができる。
【0050】キャッシュフラッシュビット1007と停
止ビット1008とにより、ホスト処理システム100
を通じてグラフィックプロセッサ120を追加制御する
ことが可能になる。キャッシュフラッシュビット100
7が設定されている場合、グラフィックプロセッサ12
0は、命令キャッシュ230に記憶されている全てのデ
ータを、即時に消去する。この機能は、ホスト処理シス
テム110がメモリ130にグラフィックプロセッサ1
20のための命令ブロックをロードしているときに最も
有用である。このようにして命令キャッシュのフラッシ
ュを行うことにより、グラフィックプロセッサ120が
命令キャッシュ230に前に記憶されていた古い命令を
行わず、メモリ130からの更新された命令を読み取る
ことが確実となる。停止ビット1008が設定されてい
る場合、グラフィックプロセッサ120は、このビット
がリセットされるまで停止される。この動作は、ホスト
処理システム110がグラフィックプロセッサ120の
ための一組の新たな動作を定義している間にグラフィッ
クプロセッサ120の動作を全て停止させるのに有用で
ある。従って、例えば、ホスト処理システム110がグ
ラフィックプロセッサ120によって使用される命令及
びデータを再定義でき、この動作の期間中、スプリアス
レスポンスを避けるために、グラフィックプロセッサ1
20が停止される。本発明の好ましい実施例によれば、
上記したビデオの更新動作とメモリのリフレッシュ動作
は、グラフィックプロセッサ120が停止されていると
きも継続される。これにより、停止間隔中の現在の表示
とメモリデータとが保存される。
【0051】図9に示される最後のレジスタは、制御レ
ジスタ910である。制御レジスタ910は、グラフィ
ックプロセッサ120の内部動作の制御に用いられるデ
ータを記憶する。本発明に最も関連するのは、リフレッ
シュ速度部911である。リフレッシュ速度部911
は、2ビットであり、この2ビットがビデオRAM13
2を形成するダイナミックランダムアクセスメモリのリ
フレッシュ速度を定める。表1は、このリフレッシュ速
度部911の好ましい実施例を示したものである。ダイ
ナミックランダムアクセスメモリは、グラフィックプロ
セッサ120の32命令サイクル毎或いは64命令サイ
クル毎に更新することができるか、或いはこのビットの
状態によってリフレッシュを延期することができるとい
うことに注意されたい。特定のリフレッシュ速度が、グ
ラフィックプロセッサ120を応用する用途に応じて選
択される。然し乍ら、メモリ130内に記憶されている
データの保全性を確保するために、リフレッシュ速度
は、ある短い時間以上に設定してはならない。
【0052】 表 1 RRビット リフレッシュレート 0 0 32クロックサイクル 0 1 64クロックサイクル 1 0 未使用 1 1 DRAMリフレッシュなし 図11は、状態レジスタ1100の種々のフィールドを
示している。状態レジスタ1100は、グラフィックプ
ロセッサ120の動作に関する種々の指示を記憶する。
ビット1101、1102、1103及び1104は、
中央処理ユニット200による動作の結果に基づいてセ
ット又はリセットされる。中央処理ユニット200の動
作の出力が否定であった場合には、否定ビット1101
がセットされ、さもなくば、このビットはリセットされ
る。中央処理ユニット200の動作が桁上げ出力を発生
する場合には、桁上げビット1102だセットされ、さ
もなくば、このビットがリセットされる。同様に、ゼロ
出力の指示がゼロビット1103を経て形成され、オー
バーフロー出力の指示がオーバーフロービット1104
によって形成される。状態レジスタ1100のこれらの
ビットは、中央処理ユニット200の動作に基づいて自
動的にセットされる。
【0053】図11に示された状態レジスタ1100の
他の部分は、本発明の動作により関連したものである。
これらの部分は、中央処理ユニット200によってセッ
トすることができ、2組の別々のフィールドサイズ及び
フィールド拡張オプションを定める。フィールドサイズ
0部分1105は、中央処理ユニット200によって作
用を受けるフィールドの長さを指示する5ビットであ
る。本発明の好ましい環境によれば、中央処理ユニット
200は、32個のビットに対して同時に作用する。グ
ラフィックプロセッサ120は、フィールドサイズ0部
分1105内にセットされたフィールドサイズに基づい
て1ないし32ビットのフィールドサイズに対して作用
を与えることができる。5ビットの同様のフィールドサ
イズ1部分1107は、第2のフィールドサイズを指示
する。可変のフィールドサイズで作動することのできる
中央処理ユニット200の命令は、選択されたフィール
ドサイズの長さを指示するように状態レジスタ1100
のフィールドサイズ0部分1105又はフィールドサイ
ズ1部分1107を指示する1つのビットを含む。フィ
ールド拡張0ビット1106及びフィールド拡張1ビッ
ト1108は、各々のフィールドサイズに対する符号拡
張オプションを指示する。中央処理ユニット200によ
って作用を受けるフィールドサイズが32ビットより小
さい場合には、残りのビットを或るやり方で満たさなけ
ればならない。各々のフィールド拡張0ビット1106
又はフィールド拡張1ビット1108が「0」である時
には、中央処理ユニット200の32ビットワードのこ
れらの残り部分に0が満たされる。一方、このビットが
「1」である場合には、中央処理ユニット200によっ
て作用を受ける数の符号が拡張される。この点について
は、その数が正である場合には、これらの付加的なフィ
ールド拡張ビットが「0」にセットされる。もしこの数
が負である場合には、これらの付加的なフィールド拡張
ビットが「1」にセットされる。これは、負の数を表わ
すための2の補数演算の使用に対応する。選択されたフ
ィールドサイズ及びフィールドが拡張の動作は、添付図
面を参照して以下で詳細に説明する。
【0054】図12は、アドレスレジスタ1200を示
している。好ましい実施例では、アドレスレジスタ12
00は32ビット長さであり、これは、中央処理ユニッ
ト200によって使用されるデータワードの長さと同じ
である。好ましい実施例では、可変フィールドサイズの
選択について、アドレスレジスタ1200は、より一般
的なワードの指定ではなくて、メモリ130内の特定ビ
ットを指定する。従って、アドレスレジスタ1200
は、4ビットのビットアドレス部分1201と、28ビ
ットのワードアドレス部分1202とを含んでいる。ワ
ードアドレス部分1202は、好ましい実施例では、メ
モリ130内の個々の16ビットワードを指定する。ビ
ットアドレス1201は、その選択されたワード内の特
定のビットを指定する。グラフィックプロセッサ120
からメモリ130に送られるアドレスは、ワードアドレ
ス1202のみを含んでいる。ビットアドレス1201
は、所望のビットを選択するようにグラフィックプロセ
ッサ120内で使用される。
【0055】図13は、メモリ130内の特定のワード
境界と選択されたフィールドサイズとの関係の種々の場
合を示している。本発明の好ましい実施例によれば、グ
ラフィックプロセッサ120は、1ビットから32ビッ
トまでの選択された巾のフィールドサイズをメモリ13
0に書き込んだりここから読み取ったりすることができ
る。更に、本発明の好ましい実施例では、メモリ130
は、16ビットワードに編成される。図13は、メモリ
130の16ビットワードと選択されたフィールドサイ
ズ及びそのフィールドのスタートとの関係の各々の考え
られる場合を示している。
【0056】図13Aないし図13Dは、1つのワード
アクセスが全指定フィールドをアクセスできるに充分で
あるような場合を示している。図13Aは、最も簡単な
場合である。図13Aにおいて、メモリ130の16ビ
ットワードNに厳密に一致する16ビットフィールドが
指定される。図13Aに示された場合には、読み取りフ
ィールドの動作に単一のデータワードNの読み取りが必
要とされる。書き込みフィールドの動作も同様に単一の
メモリワードNの書き込みを伴う。
【0057】図13Bないし図13Dに示された場合と
なるのは、指定のフィールドがメモリ130の単一のデ
ータワードN内に完全に存在するが、このデータワード
Nに完全に一致しない時である。図13Bは、指定のフ
ィールドの最下位ビットがデータワードNの開始と一致
しないが、指定フィールドの最上位ビットがデータワー
ドNの最上位ビットと一致するような場合を示してい
る。同様に、図13Cは、データフィールドの最下位ビ
ットがメモリワードNの最下位ビットに整列されるが、
最上位ビットは整列されないようにな場合を示してい
る。更に、図13Dは、フィールドが最下位ビットにも
最上位ビットにも整列せずにデータワードN内に完全に
含まれる場合を示している。
【0058】図13Bないし図13D図の各々の場合に
おいて、指定のフィールドを読み取る場合には、メモリ
130から単一のデータワードNのみを読み取りそして
この指定のフィールド内に含まれないビットをマスクす
ることが必要とされる。一方、図13Bないし図13D
に示されたようなフィールドを書き込むためには、コン
パウンド動作が必要とされる。先ず第1に、データワー
ドNをメモリ130から呼び出し、次いで、指定のフィ
ールドに対応するビットを、データワードNの他のビッ
トを変更せずに変更しなければならない。最後に、この
変更されたデータワードは、メモリ130内のデータワ
ードNと同じ位置に書き込まれる。動作のこの組合せ
は、読み取り/変更/書き込み動作と称する。
【0059】図13Eないし図13Hは、指定のフィー
ルドをアクセスする時にメモリ130内の2つの連続す
るデータワードをアクセスしなければならない例を示し
ている。図13Eは、これら場合の最も簡単な例を示し
ている。図13Eにおいて、メモリ130内の一対の連
続するデータワード(データワードN及びデータワード
N+1)に厳密に対応する32ビットのフィールドが指
定される。図13Eに示されたようなフィールドを読み
取る時には、2つの連続的な読み取り動作が必要とされ
る。同様に、図13Eに示されたようなフィールドを書
き込む時には、2つの連続的な全ワード書き込み動作が
必要とされる。
【0060】図13Fないし図13Hは、指定のフィー
ルドが1つのデータワード境界と交差する場合を示して
いる。図13Fにおいて、指定のフィールドは、データ
ワードN内の或る位置で開始し、データワードN+1の
終りで終了する。このようなデータフィールドを読み取
る時には、指定フィールド内に含まれていないビットを
除去するために第1の読み取り動作に対して対応的なマ
スクを施して2つの連続する読み取り動作を行なわねば
ならない。このようなフィールドを書き込む時には、デ
ータワードNに対して読み取り/変更/書き込み動作を
行ないそしてデータワードN+1に対して簡単な書き込
み動作を行なわねばならない。図13Gは、指定のフィ
ールドがデータワードNの最下位ビットで開始し、次の
データワードN+1内の或る場所で終了する場合を示し
ている。このようなデータフィールドを読み取る時に
は、対応するマスキングを行なって2つの連続する読み
取り動作を行なうことが必要である。このようなデータ
フィールドを書き込む時には、データワードNに対して
1つの書き込み動作を行ないそしてデータワードN+1
に対して読み取り/変更/書き込み動作を行なうことが
必要である。図13Hは、データフィールドがデータワ
ードN内で開始し、ワードの境界と交差し、データワー
ドN+1で終了するような場合を示している。このよう
なデータフィールドを読み取るためには、対応するマス
キングを行なって2つの連続する読み取り動作を行なう
ことが必要とされる。このようなデータフィールドを書
き込む場合には、データワードN及びデータワードN+
1に対して2つの連続する読み取り/修正/書き込み動
作を行なうことを必要とする。
【0061】図13Iは、本発明の好ましい実施例によ
るワード境界に関連したフィールドの最も簡単な場合を
示している。図13Iにおいて、指定のフィールドは、
NデータワードNで開始し、2つの連続するデータワー
ド境界に交差し、データワードN+2内の或る場所で終
了する。このようなデータフィールドを読み取る時に
は、指定のデータフィールド内に存在しないデータワー
ドN及びデータワードN+2のビットを除去するために
対応的なマスキングを行なって3つの連続するメモリ読
み取り動作を行なうことが必要である。このようなデー
タフィールドを書き込む時には、データワードNに対し
て読み取り/変更/書き込み動作を行ない、データワー
ドN+1への書き込みを行ないそしてデータワードN+
2に基づいて読み取り/変更/書き込み動作を行なうこ
とが必要である。
【0062】図14は、メモリインターフェイス250
内のハードウェアと、1組の優先順位に基づいてメモリ
130にアクセスできるようにすると共に指定のフィー
ルドサイズで中央処理ユニット200を経てメモリ13
0にアクセスできるようにするグラフィックプロセッサ
120の別の部分とを示している。図14は、入力/出
力レジスタ260の一部分である複数のレジスタ90
2、904、906/907及び905を示している。
更に、図13は、中央処理ユニットのアドレスレジスタ
1200を示している。これらレジスタの各々は、バス
122へ接続するためにメモリインターフェイス250
に接続される。又、メモリインターフェイス250には
データラッチも接続されており、これは、中央処理ユニ
ットの最上位ビットデータラッチ1440と、中央処理
ユニットの最下位ビットデータラッチ1445とを含ん
でいる。
【0063】メモリインターフェイス250の動作の制
御は、シーケンサ1400によって行なわれる。シーケ
ンサ1400は、種々の入力制御及びデータ信号を受け
取る。制御信号は、入力1401に現われる表示リフレ
ッシュ要求と、ライン1402に現われるDRAMリフ
レッシュ要求と、ライン1403に現われるホストアク
セス要求と、ライン1404に現われるホスト読み取り
/書き込み制御と、ライン1405に現われる中央処理
ユニットのアクセス要求と、ライン1406に現われる
中央処理ユニットの読み取り/書き込み制御とを含む。
【0064】シーケンサ1400は、多数のソースから
データ信号を受け取る。先ず、中央処理ユニットのアド
レスレジスタ1200からのビットアドレス1201は
ゼロ検出器1420に供給される。ビットアドレス12
01のビットは、ライン1407を経てシーケンサ14
00に供給される。ゼロ検出器1420からのゼロ検出
信号は、ライン1408を経てシーケンサ1400に供
給される。ビットアドレスレジスタ1201からのビッ
トアドレスは、加算器1418にも送られる。加算器1
418は、バス1417からフィールドサイズを受け取
る。前記したように、フィールドサイズは状態レジスタ
1100から送られる。フィールドサイズ1105又は
フィールドサイズ1107のいずれかが、中央処理ユニ
ット200により実行される特定の命令によって選択さ
れる。この選択により、5ビットのフィールドサイズが
バス1417を経て加算器1418に送られる。加算器
1418の出力は、ラッチ1419内に記憶される6ビ
ット量である。最下位の4ビット(ビット0ないし3と
示された)は、ゼロ検出器1421へ送られる。これら
4つの最下位ビットは、バス1411を経てシーケンサ
1400に送られる。ゼロ指示信号は、ライン1412
を経てシーケンサ1400に送られる。ラッチ1419
の最上位2ビット(ビット5及び4と示された)は、各
々、ライン1409及び1410を経てシーケンサに送
られる。シーケンサ1400は、出力1413、141
4、1415及び1416を発生する。これら出力の制
御構成については、以下で説明する。
【0065】マルチプレクサ1430は、メモリバス1
22に送られる特定のデータを制御する。マルチプレク
サ1430は、バス1431を経て表示リフレッシュア
ドレスを受け取るようにレジスタ904に接続される。
同様に、マルチプレクサ1430は、レジスタ906及
び907からバス1433を経て合成ホストアドレスを
受け取る。ホストデータを含むレジスタ905は、バス
1434を経てマルチプレクサ1430に両方向接続さ
れる。中央処理ユニットのアドレスレジスタ1200の
ワードアドレス部分1202は、バス1435を経てマ
ルチプレクサ1430に送られる。バス1436は、マ
ルチプレクサ1430を、右マスク1437、左マスク
1438、入力/出力ラッチ1439に両方向接続し、
そしてバス205を経て中央処理ユニット200に接続
する。右マスク1437は、シーケンサ1400からラ
イン1413を経て制御される。同様に、左マスク14
38は、シーケンサ1400によりライン1414を経
て制御される。右マスク1437は、マルチプレクサ1
430からバス1436を経て入力/出力ラッチ143
9に送られるデータの最下位ビット部分をマスクするよ
うに働く。同様に、左マスク1438は、このデータ転
送の最上位ビットをマスクするように働く。
【0066】中央処理ユニットは、中央処理ユニットの
最上位ビットデータラッチ1440及び中央処理ユニッ
トの最下位ビットデータラッチ1445を備えており、
これらは、バス205を経て入力/出力ラッチ1439
に両方向接続される。シーケンサ1400からのライン
1415は、データ転送が最上位ビット1440から生
じるか又は最下位ビット1445から生じるかを決定す
る。中央処理ユニット200は、更に、中央処理ユニッ
トのデータラッチ1440及び1445の2つの部分に
両方向接続されたバレルシフタ1450を備えている。
バレルシフタ1450は、中央処理ユニットの最上位ビ
ットデータラッチ1440及び中央処理ユニットの最下
位ビットデータラッチ1445の組合せ体から受け取っ
たデータを中央処理ユニット200によって指定された
ようにシフトする。バレルシフタ1450は、フィール
ド符号/ゼロ拡張制御器1451によって制御される。
図11について述べたように、フィールド拡張0ビット
1106又はフィールド拡張1ビット1108は、フィ
ールドが拡張された符号であるか拡張されたゼロである
かを指定する。状態レジスタ1100のこれら2つのビ
ットの1つが拡張された特定の命令によって選択され
る。この制御は、バレルシフタ1450に送られ、以下
で述べるように用いられる。バレルシフタ1450は、
バス1455を経て中央処理ユニット200の他の部分
に接続される。
【0067】メモリ制御器250の一般的な動作を、図
14について以下に説明する。シーケンサ1400によ
って受信された特定の制御及びデータ信号に基づいて、
シーケンサ1400は、バス122を経てメモリ130
へ供給するためにマルチプレクサ1430に送られる1
つのソースを選択する。従って、例えば、シーケンサ1
400は、マルチプレクサ1430が、レジスタ902
に記憶された表示リフレッシュアドレスを、ライン14
01の表示リフレッシュ要求に応答してメモリに接続で
きるようにする。同様に、ライン1402上のDRAM
リフレッシュ要求は、シーケンサ1400がマルチプレ
クサ1430を制御して、レジスタ904に記憶された
ビデオRAMリフレッシュアドレスをメモリ132に供
給するようにする。ライン1403に現われるホストア
クセス要求及びライン1404に現われるホスト読み取
り/書き込み制御信号により、シーケンサ1400は、
マルチプレクサ1430を制御して、両レジスタ906
及び907に記憶されたホストアドレスをバス122を
経てメモリ130に供給できるようにすると共に、選択
された動作に基づいてメモリとレジスタ905との間で
データを交換できるようにする。更に、ライン1405
に現われる中央処理ユニットのアクセス要求と、ライン
1406に現われる中央処理ユニットの読み取り/書き
込み制御信号とにより、シーケンサ1400は、中央処
理ユニットのアドレスレジスタ1200のサブ部分12
02に記憶された中央処理ユニットのワードアドレスを
マルチプレクサ1430を経てメモリ130へ接続でき
るようにする。次いで、入力1406に現われる中央処
理ユニットの読み取り/書き込み制御信号によって選択
された読み取り又は書き込み動作に基づいて、メモリ1
30と中央処理ユニットとの間でバス1436を経てデ
ータの交換が行なわれる。この場合、このデータは、シ
ーケンサ1400から制御ライン1413及び1414
を各々経て送られた制御信号に基づいて右マスク143
7及び左マスク1438によってマスクされる。このデ
ータは、次いで、以下で詳細に述べるように、中央処理
ユニットの最下位ビットデータラッチ1445及び中央
処理ユニットの最上位ビットデータラッチ1440から
のデータと交換される。
【0068】図15は、表示要求信号をライン1401
に発生できるようにする水平及び垂直のリセット信号を
発生する構造体を示している。図15に示された構造体
は、ビデオディスプレイ170によるビデオ表示の形成
を制御するビデオ表示制御器270の一部分である。ド
ットレート、即ち、ビデオディスプレイ170における
ピクセル表示レートのビデオクロックが入力1501に
受け取られる。このビデオクロックは、カウンタ151
0のカウント入力に送られる。比較器1520は、カウ
ンタ1510のカウントを受け取り、これを、水平ライ
ンにおけるピクセル又はピクセル等化物の全数に対応す
るレジスタ1530に記憶されたカウントと比較する。
これら2つのカウントが等しい場合には、比較器152
0が水平リセット信号に対応する出力をライン1502
に発生する。この出力は、カウンタ1510のリセット
入力に送られてこのカウンタをリセットし、次のライン
についてのカウントを開始させる。水平リセット信号1
502は、ディスプレイリフレッシュ要求1401をシ
ーケンサ1400に供給できるようにする信号である。
【0069】比較器1520によって発生された水平リ
セット1502は、第2のカウンタ1540に供給され
る。カウンタ1540は、水平リセット信号をカウント
し、このカウントを比較器1550に供給する。又、比
較器1550は、垂直フレーム当たりのライン又はライ
ン等化物の全数を記憶するレジスタ1506からのカウ
ントも受け取る。比較器1550は、これら2つのカウ
ントが等しい時の垂直リセットに対応する出力信号をラ
イン1503に発生する。この垂直リセット信号は、カ
ウンタ1540のリセット入力に送られ、このカウンタ
をリセットする。垂直リセット信号1503の発生によ
り、レジスタ901に記憶された表示アドレスの開始点
がレジスタ902に記憶され、表示リフレッシュアドレ
スを新たなビデオフレームの開始点にリセットする。
【0070】図16は、シーケンサ1400の入力14
02に送られるDRAMリフレッシュ要求信号を発生す
る構造体を示している。中央処理ユニットのクロック信
号は、入力1601に受け取られる。この中央処理ユニ
ットのクロック信号は、中央処理ユニット200を作動
してその作動速度を制御するクロック信号である。この
信号は、プログラム可能な除算器1610に送られる。
プログラム可能な除算器1610には、ライン1602
を経て制御信号も供給される。この制御信号は、高速/
低速デコーダ1620から受け取られる。高速/低速デ
コーダ1620は、制御ビットレジスタ910の一部分
でありリフレッシュレートビット911に作用する。前
記したように、好ましい実施例によれば、このビット
は、ダイナミックランダムアクセスメモリが32個の中
央処理ユニットサイクルごとに1度リフレッシュされる
か64個のサイクルごとに一度リフレッシュされるかを
指示するか、或いは、ダイナミックランダムアクセスメ
モリのリフレッシュ信号が発生されないかどうかを指示
する。制御レジスタ910のリフレッシュレートビット
911によれば、高速/低速デコーダ1620は、プロ
グラム可能な除算器1610に信号を発生する。プログ
ラム可能な除算器1610は、この制御信号を受け取
り、ダイナミックランダムアクセスメモリリフレッシュ
要求信号を選択されたレートで出力1603に発生す
る。これは、ダイナミックランダムアクセスメモリのリ
フレッシュ要求を発するためにシーケンサ1400の入
力1402に供給される。
【0071】図17は、シーケンサ1400の詳細なブ
ロック図である。シーケンサ1400は、1組のラッチ
1700、プログラム可能な入力アドレスの論理アレイ
1710、アドレスレジスタ1720、制御リードオン
リメモリ1730及びマイクロシーケンサ1740を備
えている。種々の要求信号は、1組のラッチ1700内
の個々のラッチに送られる。これらラッチの信号は、プ
ログラム可能な入力アドレス論理アレイ1710に送ら
れ、これは、制御リードオンリメモリ1730へ供給す
るための入力アドレスを発生する。この導出された入力
アドレスは、アドレスレジスタ1720に記憶される。
この入力アドレスがいったん発生されると、制御リード
オンリメモリ1730は、シーケンサ1400の種々の
出力信号を発生するようにマイクロシーケンサ1740
の動作を制御する。
【0072】ラッチ1700は、シーケンサ1400に
供給される種々の要求及び制御信号を記憶するための1
組のラッチを備えている。ラッチ1700は、表示リフ
レッシュ信号を受信する表示要求ラッチ1701を備え
ている。DRAMリフレッシュ要求ラッチ1702は、
ライン1400のDRAMリフレッシュ要求信号を受け
取る。ホスト要求ラッチ1703は、ライン1403の
ホスト要求信号を受け取る。ホスト読み取り/書き込み
制御ラッチ1704は、ライン1404のホスト読み取
り/書き込み制御信号を受け取る。中央処理ユニットの
第3の要求ラッチ1705は、以下で詳細に述べるよう
に、マイクロシーケンサ1740により、制御ライン1
743を経てセットされる。同様に、中央処理ユニット
の第2の要求ラッチ1706は、マイクロシーケンサ1
740によってセットされる。中央処理ユニットの第1
の要求ラッチ1707は、ライン1405に現われる中
央処理ユニットの要求信号を受け取る。更に、中央処理
ユニットの読み取り/書き込みラッチ1708は、ライ
ン1406に現われる中央処理ユニットの読み取り/書
き込み制御信号を受け取る。
【0073】プログラム可能な入力アドレス論理アレイ
1710は、ラッチ1700の各々からの信号を受け取
る。更に、プログラム可能な入力アドレス論理アレイ1
710は、マイクロシーケンサ1740から制御信号1
742を受け取る。この制御信号は、主として、マイク
ロシーケンサ1740が現在のメモリアクセス要求の対
応に拘っているかどうかを指示する。プログラム可能な
入力アドレス論理アレイ1710に送られる信号に基づ
いて、制御リードオンリメモリ1730内の入力点を指
定するアドレスが発生される。このアドレスは、アドレ
スレジスタ1720に送られ、ここに記憶される。
【0074】アドレスレジスタ1720、制御リードオ
ンリメモリ1730及びマイクロシーケンサ1740
は、プログラム可能な制御器を構成する。プログラム可
能な入力点論理アレイ1710により制御リードオンリ
メモリ1730内で選択された入力点は、対応するメモ
リアクセス要求に応じるためのサブルーチンの開始点で
ある。制御リードオンリメモリ1730に記憶されたこ
れらサブルーチンの命令は、マイクロシーケンサ174
0に順次に供給され、該マイクロシーケンサは、ライン
1413、1414、1415及び1416に現われる
これらの命令に基づいて種々の出力動作を実行する。こ
の点について、次の命令を呼び出せるようにするために
通常の命令が実行されるたびにマイクロシーケンサ17
40からライン1741を経てアドレスレジスタ172
0へ増加信号が供給される。上記の出力に加えて、マイ
クロシーケンサ1740は、ライン1743を経てラッ
チ1700へ制御出力を発生する。この制御出力は、ラ
ッチ1700内の種々のラッチのセット及びリセットに
関連している。更に、マイクロシーケンサ1740は、
ライン1404を経てホスト読み取り/書き込み制御信
号を受け取ると共に、ライン1406を経て中央処理ユ
ニットの読み取り/書き込み制御信号を受け取る。制御
リードオンリメモリ1730内の特定の制御サブルーチ
ンの一般的な概要を、図18、図19、図20及び図2
1について以下に詳細に説明する。
【0075】図18は、プログラム可能な入力アドレス
論理アレイ1710の動作を詳細に示すプログラム18
00の図である。特に、プログラム1800は、プログ
ラム可能な入力アドレス論理アレイ1710により入力
点アドレスを決定する際の動作の優先順位を示してい
る。好ましい実施例では、図18に示す機能を実行する
ためにプログラム可能な入力アドレス論理アレイ171
0に特殊なハードウェア論理を使用しているが、この同
じ機能を実行するためのプログラムを制御リードオンリ
メモリ1730内に設けることもできる。
【0076】プログラム18は、メモリアクセス要求が
優先順に処理されるような連続的なループを構成する。
マイクロシーケンサ1740がその手前のサイクル中ア
イドリング状態でない場合には、プログラム1800
は、受け取った要求が表示リフレッシュ要求であるかど
うかを判断する(判断ブロック1801)。このような
場合には、表示リフレッシュ要求が処理される(処理ブ
ロック1802)。これは、ディスプレイをリフレッシ
ュするためのサブルーチンを含む制御リードオンリメモ
リ1730内の開始アドレスを発生することにより達成
される。前記したように、その表示リフレッシュには、
次に表示すべきデータをビデオRAM132から呼び出
し、レジスタ903に記憶された表示アドレス増分によ
りレジスタ902に記憶された表示リフレッシュアドレ
スを更新することを含む。新たなフレームが開始した場
合には、レジスタ901に記憶された表示アドレスの開
始点をレジスタ902にロードして、表示リフレッシュ
アドレスをリセットすることを含む。このプロセスは一
般的なもので良く知られているから、ここではこれ以上
説明しない。
【0077】ペンディングになっている要求が表示リフ
レッシュ要求でない場合には、プロセス1800は、ペ
ンディングになっている要求がDRAMリフレッシュ要
求であるかどうかを判断するテストを行なう(判断ブロ
ック1803)。ペンディングになっている要求がこの
ようなDRAMリフレッシュ要求である場合には、この
DRAMリフレッシュ要求が処理される(処理ブロック
1804)。このDRAMリフレッシュ要求は、表示リ
フレッシュ要求について上記したように処理される。プ
ログラム可能な入力アドレス論理アレイ1710は、D
RAMリフレッシュ要求を実行するようにマイクロシー
ケンサ1740を制御するプログラムを含んだ制御リー
ドオンリメモリ1730内のサブルーチンの開始アドレ
スを発生する。このプロセスは、一般的なものであり、
これ以上は説明しない。このリフレッシュ要求が処理さ
れた後に、プログラム1800は、処理ブロック180
1において表示リフレッシュ要求が最高の優先順位の動
作であるかどうか判断するテストに復帰する。
【0078】ペンディングになっている要求がDRAM
リフレッシュ要求でない場合には、プログラム1800
は、そのペンディングの要求がホストメモリアクセス要
求であるかどうか判断するようにチェックを行なう(判
断ブロック1805)。このペンディングの要求がホス
トメモリアクセス要求である場合には、この要求が処理
される(処理ブロック1806)。このホストメモリア
クセス要求は、制御リードオンリメモリ1730内のサ
ブルーチンの入力により上記したように処理される。こ
のホストメモリアクセス要求が処理されると、プログラ
ム1800は、判断ブロック1801において表示リフ
レッシュが最も優先順位の高いアクセスであるかどうか
判断するテストに復帰する。
【0079】プログラム1800は、ペンディングにな
っている要求が中央処理ユニットの第3のアクセス要求
であるかどうか判断するテストを行なう(判断ブロック
1807)。図13Iに示すように、中央処理ユニット
200からのフィールドアクセス要求は、3つの連続す
るメモリワードアクセスの実行を要求することができ
る。中央処理ユニットの第2のアクセス要求が処理され
そして中央処理ユニットの第3のアクセス要求が必要と
される場合には、マイクロシーケンサ1740がライン
1743に制御信号を発生し、中央処理ユニットの第3
要求ラッチ1705をセットする。このような場合に
は、中央処理ユニットの第3アクセス要求が処理される
(処理ブロック1808)。このプロセスは、図21に
示されたプログラム2100に関連して以下で詳細に説
明する。
【0080】ペンディングになっている要求が中央処理
ユニットの第3のアクセス要求でない場合には、プログ
ラム1800は、これが中央処理ユニットの第2のアク
セス要求であるかどうか判断するようにテストする(判
断ブロック1809)。再び、図13を参照すれば、図
13Eないし図13Iから明らかなように、中央処理ユ
ニット200によるフィールドアクセスが2つ(又はそ
れ以上)の連続するメモリワードアクセスを必要とする
ような多数の場合がある。中央処理ユニットの第1のア
クセス要求が処理されそして中央処理ユニットの第2の
アクセス要求が必要とされることが決定された場合に
は、マイクロシーケンサ1740がライン1743に制
御信号を発生し、中央処理ユニットの第2の要求ラッチ
1706をセットする。この場合には、中央処理ユニッ
トのこの第2のアクセス要求が処理される(処理ブロッ
ク1810)。このプロセスは、図20に示したプログ
ラム2000について以下で詳細に説明する。前記した
場合と同様に、このアクセス要求が処理されると、プロ
グラム1800は判断ブロック1801に復帰し、表示
リフレッシュ要求が発せられたかどうか判断される。
【0081】他のメモリアクセス要求がペンディングに
なっていない場合に、中央処理ユニットのアクセス要求
に第1の優先順位を与えるために、プログラム1800
は、中央処理ユニットの第1のアクセス要求以外にペン
ディングのアクセス要求があるかどうかを決定するテス
トを行なう(判断ブロック1811)。他のアクセス要
求がペンディングになっている場合には、プログラムの
流れが判断ブロック1801に復帰し、それより高い優
先順位のメモリアクセス要求があるかどうかテストす
る。然し乍ら、ペンディングになっているアクセス要求
が他にない場合には、プログラム1800はこれが中央
処理ユニットの第1のアクセス要求であるかどうかを判
断するようにテストする(判断ブロック1812)。中
央処理ユニット200がメモリ130にアクセスしよう
とする時には、該ユニットがライン1405を経てシー
ケンサ1400にこの要求を発する。このような要求の
発信が中央処理ユニットの第1のアクセス要求である。
このような中央処理ユニットのアクセス要求が発せられ
ない場合には、プログラム1800は、それより優先順
位の高い他のアクセス要求がペンディングになっている
かどうかのテストに復帰する(判断ブロック181
1)。このシーケンスは、このループに保持されるが、
それより優先順位の高い要求が発せられた場合には、判
断ブロック1811においてプログラムの流れが判断ブ
ロック1801に向けられ、その要求がテストされて処
理されるか、或いは、中央処理ユニットの第1のアクセ
ス要求が発せられた場合には、これが処理される(処理
ブロック1813)。
【0082】この優先順位技術は、2つ以上のメモリア
クセス要求が同時にペンディングになった場合にメモリ
アクセスの順序を制御するように働く。2つ以上のメモ
リアクセス要求が同時にペンディングになった場合に
は、それらが優先順位に実行される。この場合、表示リ
フレッシュ要求が最も優先順位が高く、次いで、DRA
Mリフレッシュ要求、ホストアクセス要求、中央処理ユ
ニットの第3のアクセス要求、中央処理ユニットの第2
のアクセス要求、そして最後に、中央処理ユニットの第
1のアクセス要求と続く。中央処理ユニットの次々のア
クセス要求に対して次第に高い別々の優先順位を与える
ことにより、2つの結果が得られる。先ず第1に、中央
処理ユニットのマルチワードアクセス要求が部分的に完
了され、次いで、それより優先順位の高い要求によって
割り込まれる。更に、このような中央処理ユニットのマ
ルチワードアクセス要求では次々のワードアクセスに次
第に高い優先順位が与えられるので、中央処理ユニット
は、別の個別の中央処理ユニットアクセスを処理できる
までこのようなマルチワードアクセスの完了を待機しな
ければならない。これは、中央処理ユニットの2つのア
クセス要求が干渉するのを防止する。判断ブロック18
11及び1812を含むループは、他のアクセス要求が
ペンディングでない場合には中央処理ユニットの第1の
アクセス要求が最も高い優先順位を有するようにする
が、他のメモリアクセス要求がペンディングになってい
る場合には最も低い優先順位を有するようにする。
【0083】前記したように、図18に示したプロセス
は、プロセッサによって実行されるプログラムによるの
ではなくて、プログラム可能な入力アドレス論理アレイ
1710を用いて実行されるのが好ましい。プログラム
可能な入力アドレス論理アレイ1710は、表示要求ラ
ッチ1701がセットされた時に表示リフレッシュ要求
を処理するために、制御リードオンリメモリ1730内
のプログラムシーケンスの開始アドレスを発生する。表
示リフレッシュ要求がない時にDRAMリフレッシュ要
求ラッチ1702がセットされた場合には、プログラム
可能な入力アドレス論理アレイ1710は、ERAMリ
フレッシュ要求に応じるために制御リードオンリメモリ
1730内の開始アドレスを発生する。同様に、プログ
ラム可能な入力アドレス論理アレイ1710は、要求ラ
ッチ1700のいずれかがセットされた時に図18につ
いて前記した優先順位に基づいて動作を実行するため
に、制御リードオンリメモリ1730内の開始アドレス
を発生する。
【0084】図19は、中央処理ユニットの第1アクセ
ス要求を処理するプログラム1900を示している。こ
のプログラム1900は、図18に示した処理ブロック
1813に対応するもので、制御リードオンリメモリ1
730に記憶されたサブルーチンを処理する1組のメモ
リアクセスの1つである。このプログラムに入ると(ス
タートブロック1901)、プログラムは、最初に、ア
クセス要求が読み取りアクセスであるかどうか判断する
テストを行なう(判断ブロック1902)。この判断
は、ライン1406を経てシーケンサ1400に送られ
る中央処理ユニットの読み取り/書き込み信号の状態に
基づいて行なわれる。メモリアクセス要求がメモリの読
み取りを要求する場合には、メモリが読み取られる(処
理ブロック1903)。これは、中央処理ユニットのア
ドレスレジスタ1202に記憶されたアドレスをメモリ
読み取り信号と共にマルチプレクサ1430を経てメモ
リ130に送ることによって実行される。このメモリ位
置に記憶されたデータワードは、次いで、入力/出力ラ
ッチ1439にロードされる。右マスク1437及び左
マスク1438は、このデータ転送に対して何の影響も
与えない。このデータは、次いで、中央処理ユニットの
最下位ビットデータラッチ1445にロードされる(処
理ブロック1904)。所望のデータフィールド内に存
在しないメモリのデータは、以下で述べるように、バレ
ルシフタ1450において除去される。次いで、プログ
ラムは、判断ブロック1914へと進み、中央処理ユニ
ットの第2のアクセス要求が必要であるかどうかテスト
される。
【0085】中央処理ユニットのアクセス要求が書き込
み要求であり、読み取り要求ではない場合には、プログ
ラム1900は、ビットアドレスがゼロであるかどうか
判断するテストを行なう(判断ブロック1905)。こ
のテストは、ゼロ検出回路1420によって簡単に行な
われる。この回路は、ビットアドレスを受け取り、ビッ
トアドレスがゼロであるかどうかを指示する信号をライ
ン1408に発生する。ビットアドレスがゼロの場合に
は、所望のデータフィールドがメモリワードの境界で開
始する。これは、図13A、図13C、図13E図及び
図13Gに示された場合に対応する。ビットアドレスが
ゼロの場合には、プログラム1900は、ビットアドレ
ス及びフィールドサイズの和が16に等しいか又はそれ
より大きいかどうかを判断するテストを行なう(判断ブ
ロック1906)。加算器1418により形成されたビ
ットアドレス及びフィールドサイズの和は、ライン14
09及び1410とバス1411とを経てシーケンサ1
400に送られる。更に、ゼロ検出回路1421は、こ
の和の最下位4ビット(ビット0−3)がゼロであるか
どうかの指示を与える。この和は、ライン1409のビ
ット5が「1」であるか又はライン1410のビット4
が「1」であり且つビット0−3が非ゼロであることが
ライン1412によって指示された場合に、16より大
きくなる。もしこうであって、図13A、図13E及び
図13Gの場合に対応すれば、中央処理ユニットの第1
のアクセス要求は、簡単な書き込み動作となる。入力/
出力ラッチは、中央処理ユニットの最下位ビットデータ
ラッチ1445からロードされる(処理ブロック190
7)。次いで、プログラムは、入力/出力ラッチのデー
タを、レジスタ1202に記憶された中央処理ユニット
のワードアドレスで指示されたメモリに書き込む(処理
ブロック1913)。前記したように、プログラム19
00は、中央処理ユニットの第2のアクセスが要求され
るかどうか判断するテストを行なう(判断ブロック19
14)。
【0086】ビットアドレスがゼロでない場合には、プ
ログラム1900は、ビットアドレスに対応する右マス
ク1427をセットする。ビットアドレスは、バス14
07を経てシーケンサ1400に送られる。ビットアド
レスが非ゼロであるか、或いは、ビットアドレスがゼロ
であって且つビットアドレスとフィールドサイズとの和
が16又は32のいずれかである場合には、プログラム
1900は、ビットアドレスとフィールドサイズとの和
が16より大きいかどうか判断するテストを行なう(判
断ブロック1909)。この和が16より小さい場合に
は、ビットアドレスがゼロであるか非ゼロであるかに拘
りなく、この和に基づいて左マスクがセットされる(処
理ブロック1910)。もしそうでなければ、フィール
ドがメモリワードの境界まで又はこれを越えて延びるた
めに、左マスクは不要となる。いずれにせよ、入力/出
力ラッチ1439は、中央処理ユニットの最下位ビット
データラッチ1445からロードされる(処理ブロック
1911)。レジスタ1202に記憶された中央処理ユ
ニットのワードアドレスによって指示されたメモリワー
ドが読み取られ、これが右マスク1437及び左マスク
1438と共に使用されて、入力/出力ラッチ1439
内のデータを変更する(処理ブロック1912)。この
プロセスは、選択されたデータフィールド内に存在しな
いメモリワードの部分が変えられないようにし、一方、
選択されたデータフィールド内のメモリワードの部分が
中央処理ユニットのデータラッチからそれまでにロード
されたデータと取り替えられるようにする。このように
して変更されたデータが同じメモリ位置に書き込まれる
(処理ブロック1913)。
【0087】プログラム1900は、中央処理ユニット
の第2のアクセスが必要とされるかどうかをテストする
ことによって終了する。これは、ビットアドレスとフィ
ールドサイズとの和が16より大きいかどうかをチェッ
クすることによって決定される。(判断ブロック191
4)。この和が16より大きい場合には、第2のアクセ
スが必要とされる。これは、中央処理ユニットの第2の
アクセス要求ラッチ1706をセットすることによって
指示される(処理ブロック1915)。これは、マイク
ロシーケンサ1740からライン1743を経て要求ラ
ッチ1700へ信号される。いずれにせよ、中央処理ユ
ニットの第1の要求のラッチがリセットされ(処理ブロ
ック1916)、要求が処理されたことを指示する。次
いで、プログラム1900が終了となる(終了ブロック
1917)。前記したように、プログラム1900は、
図18に示す処理ブロック1813と同等である。
【0088】図20は、中央処理ユニットの第2のアク
セス要求を処理するプログラム2000を示している。
このプログラム2000は、図18に示した処理ブロッ
ク1810に対応し、これは、制御リードオンリメモリ
1730に記憶されたサブルーチンを処理する1組のメ
モリアクセスの1つである。このプログラムの開始は、
図19に示したプログラム1900と同様である。レジ
スタ1202に記憶された中央処理ユニットのワードア
ドレスは、中央処理ユニットの第2アクセスにおける正
しいメモリデータワードを参照するために増加しなけれ
ばならないことに注意されたい。中央処理ユニットのア
ドレスレジスタ1200に記憶されたアドレスは、ビッ
トアドレス1201を含んでいるので、次のメモリワー
ドを参照するためには、アドレスレジスタ1200に数
字16を追加しなければならない。
【0089】このプログラムに入る時に(スタートブロ
ック2001)、最初に、アクセス要求が読み取りアク
セスであるかどうか判断するテストか行なわれる(判断
ブロック2002)。この判断は、ライン1406を経
てシーケンサ1400に供給される中央処理ユニットの
読み取り/書き込み信号の状態に基づいて行なわれる。
メモリアクセス要求がメモリの読み取りを必要とする場
合には、処理ブロック1903について上記したのと同
様に、メモリが読み取られる(処理ブロック200
3)。このようにしてメモリ130から呼び出されたデ
ータは、中央処理ユニットの最上位ビットデータラッチ
1440にロードされる(処理ブロック2004)。所
望のデータフィールド内に存在しないメモリのデータ
は、以下で詳細に述べるように、バレルシフタ1450
において除去される。次いで、プログラムは、判断ブロ
ック2011へと進み、中央処理ユニットの第3のアク
セス要求ガ必要であるかどうかのテストが行なわれる。
【0090】中央処理ユニットの第2のアクセス要求が
書き込み要求であって読み取り要求ではない場合には、
プログラム2000は、ビットアドレスとフィールドサ
イズとの和が32以上であるかどうかを判断するテスト
を行なう(判断ブロック2005)。ライン1409の
和のビット5が「1」である場合には、和が32以上で
ある。この和が32以上である場合には、書き込み動作
が第2ワードの境界を越えて延びる。このような場合に
は、中央処理ユニットの第2のアクセスが簡単な書き込
み動作である。従って、入力/出力ラッチは、中央処理
ユニットの最上位ビットデータラッチ1440からロー
ドされ(処理ブロック2006)、入力/出力ラッチの
データがメモリに書き込まれる(処理ブロック201
0)。読み取り動作の場合と同様に、プログラムは、次
いで、判断ブロック2011へ進み、中央処理ユニット
の第3のアクセス要求が必要であるかどうかのテストが
行なわれる。
【0091】ビットアドレスとフィールドサイズとの和
が32より小さい場合には、左マスクが必要とされる。
この左マスクは、ビットアドレスとフィールドサイズと
の和に基づいてセットされる(処理ブロック200
7)。入力/出力ラッチには、中央処理ユニットの最上
位ビットデータラッチ1440からデータがロードされ
る(処理ブロック2008)。中央処理ユニットのワー
ドアドレスにより指示されたメモリワードは、メモリ1
30から呼び出され、左マスク1438によってマスク
されながら入力/出力ラッチにロードされる(処理ブロ
ック2009)。このプロセスは、図19に示された処
理ブロック1912に関連して上記したものと同じであ
る。中央処理ユニットの第2のアクセスは当然メモリワ
ードの最下位ビットを含むことになるから、右マスクは
不要であることに注意されたい(図13E、図13F、
図13G、図13H及び図13I参照)。これで、入力
/出力ラッチは、メモリ130から呼び出して、選択さ
れたフィールド内のビットに対するフィールド書き込み
動作によって必要とされるように変更されたデータを含
むことになる。
【0092】プログラム2000は、中央処理ユニット
の第3のアクセスが必要とされるかどうかをテストする
ことによって終了となる。これは、ビットアドレスとフ
ィールドサイズとの和が32より大きいかどうかをチェ
ックすることにより決定される(判断ブロック201
1)。この和が32より大きい場合には、第3のアクセ
スが必要とされる。これは、中央処理ユニットの第3ア
クセス要求ラッチ1705をセットすることによって信
号される(処理ブロック2012)。これは、マイクロ
シーケンサ1740からライン1743を経て要求ラッ
チ1700へ信号される。いずれにせよ、中央処理ユニ
ットの第1要求ラッチがリセットされ(処理ブロック2
013)、要求が処理されたことを指示する。これで、
プログラム2000が終了となる(終了ブロック201
4)。前記したように、プログラム2000は、図18
に示す処理ブロック1810と同等である。
【0093】図21は、中央処理ユニットの第3のアク
セス要求を処理するプログラム2100を示している。
このプログラム2100は、図22のワード整列図に関
連して最も良く理解できよう。最初に、中央処理ユニッ
トのアドレスレジスタ1200は、第2のアクセス後の
次のメモリワードを参照するために16だけ増加しなけ
ればならない。この点について、プログラムは、上記し
た中央処理ユニットの第2のアクセス要求の処理に類似
している。図21に示したプログラム2100は、図1
8に示した処理ブロック1808のプロセスに対応して
いる。
【0094】プログラム2100が始まると(スタート
ブロック2101)。アクセス要求が読み取りアクセス
要求であるかどうか判断するテストが行なわれる(判断
ブロック2102)。その要求が読み取り要求である場
合には、ビットアドレスによって右マスク1437がセ
ットされる(処理ブロック2103)。このプロセス
は、図22を参照して最も良く理解できよう。フィール
ド2200は、少なくともその一部分としてメモリワー
ド2201、2202及び2203を含んでいる。これ
は、図13Iに示す場合であり、即ち、第3の処理アク
セス要求が必要な唯一の場合である。フィード2200
は、3つのサブフィールド、即ち、メモリワード220
1内に完全に含まれたサブフィールド2211と、メモ
リワード2202に一致するサブフィールド2212
と、メモリワード2203内に完全に含まれた最後のサ
ブフィールド2213とに分割することができる。
【0095】中央処理ユニットの第1アクセスは、サブ
フィールド2211を、中央処理ユニットの最下位ビッ
トデータラッチ1445の上位ビットに記憶するように
作用する。中央処理ユニットの第2のアクセスは、メモ
リワード2202に対応するサブフィールド2212
を、中央処理ユニットの最上位ビットデータラッチ14
40に記憶する。中央処理ユニットの第3のアクセス
は、前記した読み取り/変更/書き込み動作と同様の読
み取り、マスク及び変更動作でなければならない。予め
呼び出されたサブフィールド2211を含む中央処理ユ
ニットの最下位ビットデータラッチ1445からのデー
タは、入力/出力ラッチにロードされる(処理ブロック
2104)。メモリワード2203はメモリ130から
呼び出され、サブフィールド2212を含む右マスク1
437によって決定された部分は、入力/出力ラッチ1
439にロードされる(処理ブロック2105)。それ
により得られる入力/出力ラッチのデータは、中央処理
ユニットの最下位ビットデータラッチ1445に記憶さ
れる(処理ブロック2106)。これにより得られるデ
ータは、第1のサブフィールド2211と、第3のサブ
フィールド2213とを備えている。前記の読み取りア
クセスの場合と同様に、バレルシフタ1450は、中央
処理ユニット200によって適切に使用されるようにデ
ータを整列させる。これは、図23に関連して以下に詳
細に説明する。
【0096】中央処理ユニットの第3のアクセスが書き
込みアクセスである場合には、読み取り/変更/書き込
みサイクルが必要とされる。左マスク1438は、ビッ
トアドレス1201とフィールドサイズとの和に対応す
るようにセットされる(処理ブロック2107)。中央
処理ユニットの最下位ビットデータラッチ1445に記
憶されたデータは、入力/出力ラッチにロードされる
(処理ブロック2108)。メモリワード2203は、
メモリ130から読み取られ、左マスク1438を用い
て入力/出力ラッチ1439にロードされる(処理ブロ
ック2109)。この時、入力/出力ラッチ1439
は、サブフィールド2213に対応する最下位ビット
と、メモリワード2203の最上位ビットに対応する最
上位ビットを備えている。入力/出力ラッチ1439の
このデータは、次いで、メモリワード2203と同じ位
置でメモリ130に書き込まれ(処理ブロック211
0)、読み取り/変更/書き込み動作を完了する。いず
れにせよ、中央処理ユニットの第3のアクセスは、中央
処理ユニットの第3要求ラッチをリセットすることによ
って完了され(処理ブロック2111)、プログラム2
100が完了する(終了ブロック2112)。
【0097】第1のサブフィールド2211及び第3の
サブフィールド2213を中央処理ユニットの最下位ビ
ットデータラッチ1445に入力する技術は、中央処理
ユニットの3ワードデータラッチの必要性を排除する。
好ましい実施例では、フィールドの長さが32ビットを
越えないことに注意されたい。然し乍ら、ビットアドレ
ス及びフィールドサイズの幾つかの組合せでは、選択さ
れたフィールドが3つの連続するメモリワードの部分を
占有することが必要である。2つのサブフィールドは、
図示された2つの16ビット半部分を含む単一の32ビ
ットラッチ内に受け入れられる。従って、第3の16ビ
ットデータラッチを設けることは、回路の領域を浪費す
ることになる。データラッチの1つの半部分に2つのサ
ブフィールドを記憶することにより、追加回路が不要と
なる。上記のマスキングにより、これらのサブフィール
ドを適切に分離することができる。中央処理ユニットの
最上位ビットデータラッチ1440及び中央処理ユニッ
トの最下位ビットデータラッチ1445内でデータを円
形にシフトすることによりサブフィールドをビット順に
適切に整列することができる。
【0098】好ましい実施例によれば、中央処理ユニッ
ト200内の全てのフィールド動作は、デーを右に調整
しながら実行される。フィールド書き込み動作を実行す
る時には、バレルシフタ1450は、中央処理ユニット
のデータラッチ1440及び1445にロードする前に
ビットアドレスに等しい量だけデータを左に円形シフト
する。これは、フィールド書き込み動作のためにデータ
を適切に整列するように働く。この左への円形シフトに
より、図22に示すように、中央処理ユニットの最下位
ビットデータラッチ1445内に第1のサブフィールド
2211及び第3のサブフィールド2213が自動的に
形成される。
【0099】上記したように、メモリ130から読み取
られたデータは、中央処理ユニット200で使用するた
めにバレルシフタ1450によって整列される。このプ
ロセスが図23に示されている。中央処理ユニットのデ
ータラッチ1440及び1445からのデータは、最上
位ビット2301及び最下位ビット2302を含んでい
る。選択されたフィールド2310は、最上位ビット2
301と最下位ビット2302との間のワード境界に交
差するものとして示されている。この整列は解説のため
のみに与えられるものである。というのは、この技術が
他の全てのフィールド整列にも等しく適用されるからで
ある。最初に、フィールドは、ビットアドレスによって
指示されたビット量だけ右に円形シフトすることにより
右に調整される。このプロセスが2311で概略的に示
されている。フィールドが図22に2211、2212
及び2213で示されたような3つのサブフィールドに
分割される場合でも、このシフトにより、全フィールド
2310が適切な順序で右に調整される。選択されたフ
ィールド2310内に含まれないデータワードの他の部
分は、次のプロセスで失われるので、重要ではない。
【0100】次いで、フィールドは、フィールドサイズ
より32ビット小さい量だけ左へ論理的にシフトするこ
とにより左に調整される。2312で概略的に示された
このプロセスは、選択されたフィールドの最上位ビット
よりも高い順位のビットを排除するように作用する。フ
ィールド2310の最下位ビットより桁の小さいビット
は、次の段階で除去すべきであり、従って、重要ではな
い。フィールド2310は、再び、フィールドサイズよ
り32ビット小さい量だけ最後に右に論理的にシフトさ
れる。これにより、フィールド2310の最下位ビット
より桁の小さいビットが除去される。それより上位のビ
ットは、状態レビスタ1100からの作用フィールド拡
張ビット1106又は1108の状態に基づいて発生さ
れる。中央処理ユニット200によって実行される特定
の命令は、フィールドサイズ01105及びフィールド
拡張0 1106が作用するか或いはフィールドサイズ
1107及びフィールド拡張1108が作用するかを指
定する。状態レジスタ1100の選択されたフィールド
拡張ビットがゼロの拡張を示す場合には、全て「0」で
ある上位のビット2320が発生される。一方、フィー
ルド拡張オプションが符号の拡張を指示する場合には、
全てフィールド2310の最上位ビットに等しい上位ビ
ット2330が発生される。
【0101】以上、本発明の好ましい実施例を詳細に説
明した。この好ましい実施例では、幾つかの設計上の選
択を行なったが、これらは本発明を実施する上で必要な
ものではない。例えば、中央処理ユニットは32ビット
長さのデータを用いるものとして説明し、一方、メモリ
は16ビット長さのワードを用いるものとして説明し
た。当業者であれば、これらが単に設計上の便宜的な選
択に過ぎず、本発明の要旨ではないことが明らかであろ
う。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって規定され
るものとする。
【0102】以上の記載に関連して、以下の各項を開示
する。 (1) 上記表示更新制御器は、次に呼び出すべき表示
データが記憶された上記メモリ内のアドレス位置の1つ
を規定するための表示更新アドレスレジスタと、上記表
示更新要求信号を周期的に発生する表示更新タイマと、
各表示更新メモリアクセスが許可された際に、次に呼び
出すべき表示データを参照するために上記表示更新アド
レスレジスタに記憶された上記アドレスを増加するため
の表示更新アドレスレジスタ増加手段とを備えている特
許請求の範囲1項に記載のメモリアクセス制御システ
ム。 (2) 上記メモリは、データを保持するために周期的
なリフレッシュを必要とするダイナミックメモリであ
り、上記メモリアクセス制御システムは、更に、リフレ
ッシュメモリアクセス信号を周期的に発生するメモリリ
フレッシュ制御器を含み、上記メモリアクセス制御器
は、次にリフレッシュすべきアドレスが記憶されたリフ
レッシュアドレスレジスタを有し、そして上記メモリ優
先順位制御器は、更に、上記リフレッシュメモリアクセ
ス信号を受信すると共に、上記メモリ優先順位制御器が
ペンディングのメモリアクセス要求をそれまで有してい
た場合には上記表示更新アクセス要求より低く且つ上記
ローカルプロセッサアクセス要求より高い優先順位にあ
る上記リフレッシュメモリアクセス信号を許可しそして
上記メモリ優先順位制御器がペンディングのメモリアク
セス要求をそれまで有していない場合には上記ローカル
プロセッサアクセス要求及び上記表示更新アクセス要求
よりも低い優先順位にある上記リフレッシュメモリアク
セス要求を許可するようにし、上記メモリリフレッシュ
制御器に接続されている前記第1項に記載のメモリアク
セス制御システム。 (3) 上記表示更新制御器は、次に呼び出すべき表示
データが記憶されたメモリ内の上記アドレス位置の1つ
を指定する表示更新アドレスレジスタと、上記表示更新
要求信号を周期的に発生する表示更新タイマと、各々の
表示更新メモリアクセスが許可された時に次に呼び出す
べき表示データを参照するために上記表示更新アドレス
レジスタに記憶された上記アドレスを増加する表示更新
アドレスレジスタ増加手段とを備えている前記第2項に
記載のメモリアクセス制御システム。 (4) 上記メモリインターフェイスに接続され、リフ
レッシュメモリアクセス信号を周期的に発生するメモリ
リフレッシュ制御器を備え、上記メモリアクセス制御器
は、次にリフレッシュすべきアドレスが記憶されたリフ
レッシュアドレスレジスタを有し、上記メモリ優先順位
制御器は、更に、上記メモリリフレッシュ制御器に接続
されていて、上記リフレッシュメモリアクセス信号を受
け取ると共に、上記メモリ優先順位制御器がペンディン
グのメモリアクセス要求をそれまで有していた場合には
上記表示更新アクセス要求より低く且つ上記ローカルプ
ロセッサアクセス要求より高い優先順位の上記リフレッ
シュメモリアクセス信号を許可しそして上記メモリ優先
順位制御器がペンディングのメモリアクセス要求をそれ
まで有していない場合には上記ローカルプロセッサのア
クセス要求及び上記表示更新アクセス要求より低い優先
順位の上記リフレッシュメモリアクセス要求を許可する
特許請求の範囲第2項に記載のメモリアクセス制御シス
テム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に基づいて構成されたグラフィッ
ク機能を有するコンピュータのブロック図、
【図2】本発明のグラフィック処理回路の好ましい実施
例を示すブロック図、
【図3】XYアドレス技術によりビットマップメモリ内
の個々のピクセルアドレスをいかに指定するかを示す
図、
【図4】リニアなアドレス技術によりフィールドアドレ
スをいかに指定するかを示す図、
【図5】本発明の好ましい実施例により1つのデータワ
ード内に色々な長さのピクセルデータを記憶する好まし
い実施例を示す図、
【図6】本発明の好ましい実施例によりレジスタメモリ
内に記憶されたオペランドの内容の構成を示す図、
【図7】本発明のビットマップメモリ内でのアレイ移動
動作の特性を示す図、
【図8】本発明によるビットブロック転送即ちアレイ移
動動作のフローチャート、
【図9】本発明の好ましい実施例に用いられる入力/出
力レジスタの幾つかを示す図、
【図10】図9に示されたホスト制御レジスタを詳細に
示す図、
【図11】本発明の好ましい実施例による状態レジスタ
を詳細に示す図、
【図12】本発明の好ましい実施例によるアドレスレジ
スタを詳細に示す図、
【図13】本発明の好ましい実施例による選択されたフ
ィールドとメモリワードとの関係についての種々の場合
を示す図、
【図14】本発明の好ましい実施例によるメモリアクセ
ス制御器の構造を示す図、
【図15】本発明の好ましい実施例により水平及び垂直
リセット信号を発生する構造体を示す図、
【図16】本発明の好ましい実施例によりDRAMリフ
レッシュ信号を発生する構造体を示す図、
【図17】図14に示したシーケンサを詳細に示す図、
【図18】本発明の好ましい実施例により図17に示し
たプログラム可能な入力アドレス論理アレイの動作を説
明するフローチャート、
【図19】本発明の好ましい実施例により中央処理ユニ
ットの第1メモリアクセスを実行する時のシーケンサの
動作を説明するフローチャート、
【図20】本発明の好ましい実施例により中央処理ユニ
ットの第2メモリアクセスを実行する時のシーケンサの
動作を説明するフローチャート、
【図21】本発明の好ましい実施例により中央処理ユニ
ットの第3メモリアクセスを実行する時のシーケンサの
動作を説明するフローチャート、
【図22】本発明により2つのメモリワード境界に交差
するフィールドをいかに記憶し操作するかを示す図、そ
して
【図23】図14に示したバレルシフタの動作を示す図
である。
【符号の説明】
100 グラフィックコンピュータシステム 110 ホスト処理システム 115 ホストバス 120 グラフィックプロセッサ 122 ビデオメモリバス 130 メモリ 132 ビデオRAM 134 リードオンリメモリ 140 シフトレジスタ 150 ビデオパレット 160 デジタル−ビデオコンバータ 170 ビデオディスプレイ 200 中央処理ユニット 210 グラフィックハードウェア 220 レジスタファイル 230 命令キャッシュ 240 ホストインターフェイス 250 メモリインターフェイス 260 入力/出力レジスタ 270 ビデオ表示制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール エム グッタグ アメリカ合衆国 テキサス州 77099 ヒ ューストン エンスブルック レーン 11602 (72)発明者 ジェリー ヴァン アーケン アメリカ合衆国 テキサス州 77478 シ ュガーランド ファーンヒル 13563 (72)発明者 ネール テブット フランス国 6620 ゴルフ ジュアン シ ュマン ド ミノザ マス レ プーネ (番地なし) (72)発明者 マーク エフ ノヴァク アメリカ合衆国 ミシガン州 48197 イ プシランティ スピンネイカー ウェイ シー 2 −8845 (72)発明者 トーマス エム プレストン 英国 ベッドフォードシャー サーリー クロセンド レーン ユー ツリー ハウ ス (番地なし)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶したり呼び出したりするた
    めの複数のアドレス位置を有するメモリと、 上記メモリの次々のアドレス位置から可視表示に対応す
    る表示データを呼び出すために周期的な表示更新アクセ
    ス要求を発生する表示更新制御器と、 上記メモリからデータを読み取るためのローカルメモリ
    読み取り動作と上記メモリにデータを書き込むためのロ
    ーカルメモリ書き込み動作とを含むデータに基づく動作
    を実行するローカル処理ユニットとを具備し、このロー
    カル処理ユニットは、メモリ読み取り動作又はメモリ書
    き込み動作が要求された時にローカルプロセッサメモリ
    アクセス信号を発生すると共に、読み取り又は書き込み
    のいずれが要求されたかを指示する読み取り/書き込み
    制御信号を発生し、上記ローカル処理ユニットは、上記
    メモリ内のアドレス位置の1つを指定するローカルアド
    レスレジスタと、メモリ読み取り動作中に上記メモリか
    らのデータを受け取りそしてメモリ書き込み動作中に上
    記メモリへデータを供給するローカルプロセッサデータ
    レジスタとを有しており、そして更に、上記メモリ、上
    記表示更新制御器及び上記ローカル処理ユニットに接続
    され、メモリアクセス要求を受け取り、これらのメモリ
    アクセス要求を許可されるまでペンディング状態に保持
    し、対応するアドレス信号、メモリアクセス要求信号及
    び対応する読み取り/書き込み信号を上記メモリに供給
    することにより上記メモリへのアクセスを優先順に許可
    するメモリ優先順位制御器を具備し、このメモリ優先順
    位制御器は、これがペンディングのメモリアクセス要求
    をそこまで有していた場合には上記ローカルプロセッサ
    のアクセス要求よりも高い優先順位にある上記表示更新
    アクセス要求を許可しそしてこのメモリ優先順位制御器
    がペンディングのメモリアクセス要求をそれまで有して
    いない場合には上記表示更新アクセス要求よりも高い優
    先順位にある上記ローカルプロセッサアクセス要求を許
    可することを特徴とするメモリアクセス制御システム。
  2. 【請求項2】 アドレス、データ及び読み取り/書き込
    み制御信号を送信するためのメモリインターフェイス
    と、 可視表示に対応するメモリ表示データを次々のアドレス
    位置から呼び出すように周期的な表示更新アクセス要求
    を発生する表示更新制御器と、 上記メモリインターフェイスに接続され、上記メモリイ
    ンターフェイスがメモリからデータを読み取るための指
    定のアドレス及び読み取り制御信号を発生するようにさ
    せるローカルメモリ読み取り動作と、上記メモリインタ
    ーフェイスがメモリにデータを書き込むための指定のア
    ドレス及び書き込み制御信号を発生するようにさせるロ
    ーカル書き込みメモリ動作とを含むデータに基づく動作
    を実行するローカル処理ユニットとを具備し、このロー
    カル処理ユニットは、メモリ読み取り動作又は書き込み
    動作のいずれかが要求された時にローカルプロセッサメ
    モリアクセス信号を発生すると共入力読み取り又は書き
    込みのいずれの動作が要求されたかを指示する読み取り
    /書き込み制御信号を発生し、上記ローカル処理ユニッ
    トは、アドレス位置を指定するためのローカルアドレス
    レジスタと、メモリ読み取り動作中に上記メモリインタ
    ーフェイスからデータを受け取りそしてメモリ書き込み
    動作中に上記メモリインターフェイスにデータを供給す
    るローカルプロセッサデータレジスタとを有し、そして 更に、上記メモリインターフェイス、上記表示更新制御
    器及び上記ローカル処理ユニットに接続され、メモリア
    クセス要求を受け取り、これらのメモリアクセス要求を
    許可されるまでペンディング状態に保持し、そして対応
    するアドレス信号、メモリアクセス要求信号及び対応す
    る読み取り/書き込み信号を上記メモリインターフェイ
    スに供給することにより上記メモリへのアクセスを優先
    順に許可するためのメモリ優先順位制御器を具備し、こ
    のメモリ優先順位制御器は、該制御器がペンディングの
    メモリアクセス要求をそれまで有していた場合には上記
    ローカルプロセッサのアクセス要求より高い優先順位の
    上記表示更新アクセス要求を許可しそしこのメモリ優先
    順位制御器がペンディングのメモリアクセス要求をそれ
    まで有していなかった場合には上記表示更新アクセス要
    求より高い優先順位の上記ローカルプロセッサアクセス
    要求を許可することを特徴とするメモリアクセス制御シ
    ステム。
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