JPH05249941A

JPH05249941A - 電子機器におけるカーソル操作方式

Info

Publication number: JPH05249941A
Application number: JP4082971A
Authority: JP
Inventors: Mitsumasa Saito; 光正斉藤; Shigeyuki Sano; 重幸佐野
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1992-03-06
Filing date: 1992-03-06
Publication date: 1993-09-28

Abstract

(57)【要約】【目的】モニター画面上に引き出されたメニュー図形
内の操作項目を選択するカーソル移動操作を容易にす
る。【構成】メニュー図形としてコントロールメニューパ
ネル（ＣＭＰ）を画面上の一部に写し出し、カーソル
（２２）をコントロールメニューパネル（ＣＭＰ）の領
域内に移動すると、領域内に入ったカーソル（２２Ａ）
の操作移動感度が低下するようにコントロールされ、各
操作表示キー（２４、２４、２４‥‥‥）の選択が容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子機器を操作する際
に表示されるカーソルの操作方式に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、多くの電子機器は、各種の操作ま
たは設定を行う時に、これらの操作及び設定を文字図形
上で表示するカーソルによって行う機器が増加してい
る。そして、このような機器は操作内容がディスプレー
画面に写し出されるため、入力方法が簡易化されるとい
う利点がある。以下、カーソルと文字図形情報で操作内
容を表示する例として、モニター画面を使用した高機能
のテレビ受像機について述べる。

【０００３】図４は、テレビ画面上に写し出される操作
設定用の表画面２０を示したもので、この画面の上部に
は、複数のメニュー２１Ａ〜２１Ｆがカーソル２２を画
面上の上側に移した時に表示されるようになされてい
る。カーソル２２は、後で述べるようにテレビジョン受
像機をコントロールするリモートコントローラ（リモコ
ン）に付設されているシャトルボールを回転することに
より画面上を移動するように構成されており、このカー
ソル２２で各メニューが選択された時に、各メニューに
対応するプルダウンメニュー２３、２５、２６、２７、
２８、２９がオープンする。例えばメニュー２１Ａがカ
ーソル２２によって選択されると、テレビジョン受像機
の外部入力端子に接続されているビデオ機器を操作する
ためのコントロールメニューパネルがプルダウンメニュ
ー２３として写し出される。そして、このコントロール
パネル内にカーソル２２を移動し、各種の操作キー２４
を選択すると、外部入力されているＶＴＲの再生、早送
り、停止等のコマンドデータがＡＶシステムのデータバ
スを介して出力され、外部接続機器の操作が行われる。

【０００４】また、メニュー２１Ｆがカーソル２２によ
って選択されると、テレビ画面を分割するためのプルダ
ウンメニュー２９が表示され、このプルダウンメニュー
２９の分割画面の態様をカーソル２２で選択することに
よって、同時に複数の映像、例えばＶＨＦ放送、ＢＳ放
送、レーザディスク再生画面を写し出すマルチ画面構成
や、親子画面構成等が選択できるようになされている。
また、プルダウンメニュー２９を呼び出した状態で、例
えば図５に示すようにマルチ画面の設定を行い、親画面
３０に対してレーザディスクの再生画面３１、ＶＴＲの
再生画面３２、８ミリテープの再生画面３３を設定す
る。この状態で、更に前記したコントロールメニューパ
ネル２３を呼出し、このコントロールメニューパネル２
３をリモコンによって、例えば前記したレーザディスク
の再生画面３１内に誘導させると、この時にコントロー
ルメニューパネル２３内の各操作表示キー２４はレーザ
ディスクの操作キーボタンとして動作するようにでき
る。すなわち、再生画面３１内に入ったコントロールメ
ニューパネル２３の各操作表示キー２４をカーソル２２
で選択すると、レーザディスクの再生、早送り、停止等
のコントロールを行うことができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記したように、画面
上に表示されている文字図形をカーソルで選択し、機器
の各種操作を行わせることができるカーソル操作システ
ムは、操作入力がマウスやシャトルボールを回動させる
ことによってカーソルを画面上で移動しながら行うこと
ができるので、入力装置及び入力操作が簡易化されると
いう利点があるが、特にカーソルで選択するメニュー図
形が小さくなると、シャトルボールやトラックボールの
僅かな回転でカーソルが所望の選択位置からずれてしま
い、所定の位置にカーソルを移動されることが究めて困
難になる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点を
解決するために、画面上に表示される操作メニュー図形
と、カーソル図形とを形成するキャラクタゼネレータ
と、上記カーソルの移動コントロールを行うカーソル制
御部を備えている電子機器において、上記カーソルが選
択された操作メニュー図形内に移動した時は、カーソル
移動手段の操作感度が低下するように速度変換を行うカ
ーソル移動制御部を備えているものである。

【０００７】

【作用】ユーザーが電子機器に対して所望の操作又は設
定を行うために、カーソルの移動機構、例えばシャトル
ボールを回動すると、その回動を検出した信号によって
カーソルが画面上を通常の速度で移動するが、このカー
ソルが操作メニュー図形内に入り停止又は速度変換を生
じると、当該メニュー内ではカーソル移動感度が低下
し、操作メニュー図形内での選択を容易にする。

【０００８】

【実施例】図１は本発明のカーソル表示装置の一実施例
を説明するためのブロック図であって、１はＣＲＴ３で
写し出されるビデオ信号Ｓｖが入力される映像信号の信
号処理を行っている映像信号処理部である。入力される
ビデオ信号Ｓｖは図示しないチューナで選択された放送
番組であり、また、親子画面を形成する映像信号や外部
から入力される再生ビデオ信号である。また、設定モー
ドとされた時は、上記したように図示しないメモリから
出力されるメニュー画面の映像信号を示す。

【０００９】映像信号処理部２で形成されたカラー信号
（Ｒ、Ｇ、Ｂ）は合成回路２を経てＣＲＴ３に供給され
る。一方、映像信号処理部２より同期分離回路４で抽出
された同期信号（水平Ｈ、垂直Ｖ）はビーム位置検出回
路５に供給され、ＣＲＴ３を走査中のビーム位置データ
をカーソル移動のための制御部（ＣＰＵ）６に入力す
る。７は、上記ビーム位置検出回路５の位置検出データ
と制御部６の出力データから画面上のどの位置にカーソ
ルを表示すべきかを決定するカーソル表示コントロール
回路であり、このカーソル表示コントロール回路７のデ
ータをキャラクタゼネレータ８に供給して、カーソル図
形を形成し、上記合成回路２に供給する。また、制御部
６から出力されるコマンドデータによって所定のメニュ
ー図形が選択された時に、プルダウンメニューがキャラ
クタゼネレータより出力されるようにしている。９は、
上記カーソル表示コントロール回路７から出力されるカ
ーソル移動位置と、コントロールメニューパネルの位置
を検知して、その相対位置を制御部６に入力するメニュ
ー位置コントロール回路を示す。制御部６にはリモート
コントロール（リモコン）１０からの光を受光部１１で
受信し、この受信信号を解折するリモコン信号処理回路
１２を経て、操作データが入力されている。リモコン１
０には電源のオン、オフ、チューナ選局操作キー、音量
レベル操作キー等の外に、指で回動するシャトルボール
１０Ａを設けることが好ましい。そして、このシャトル
ボール１０ＡをＸ−Ｙ方向に回動することによって、い
わゆる、ジョグ操作を行い、前記したカーソルの移動デ
ータが制御部６に伝送されるようになされている。

【００１０】本発明のカーソル表示装置はかかる装置を
備えることによって、次のような操作を行うことができ
る。リモコン１０の操作によってメニュー画面が写し出
され、前述した図４に示されているように、コントロー
ルメニューパネル２３を引出す。そして、このコントロ
ールメニューパネル２３の中に表示されている各種操作
キー２４、２４、２４‥‥‥をカーソル２２で選択する
場合に、制御部６は図２のフロチャートで示されている
ように、まず、カーソルの位置がコントロールメニュー
パネル（ＣＭＰ）の中に存在しているか否かを検出する
（Ｆ０１）そして、図３に示すようにコントロールメニ
ューパネルの中にカーソル２２Ａが存在している時は、
このカーソル２２Ａに速度変化があったか否かを検出し
（Ｆ０２）、速度が０又は僅かに動いていると判断され
た時は、カーソルの移動速度が低下するように制御部６
の演算値を設定する（Ｆ０３）。すなわち、コントロー
ルメニューパネル内でカーソルを移動させる時は、リモ
コン１０のシャトルボールの応答感度が悪くなるように
している。従って、小さいコントロールメニューパネル
領域内ではカーソルの動きが減速されて、各操作キー２
４、２４、２４‥‥‥の位置を検出し易いようにコント
ロールする。しかし、カーソルが図３で示されているよ
うにコントロールメニューパネルの外に移動し、カーソ
ル２２Ｂとなる位置にきた時は（Ｆ０４）、カーソルの
移動速度を通常のスピードに戻す（Ｆ０５）。

【００１１】本発明は上記したように、カーソル２２が
コントロールメニューパネルの外部からコントロールメ
ニューパネル内の領域に移動すると、リモコンのシャト
ルボールによる操作感度を低下し、カーソル移動スピー
ドがダウンするようにコントロールされるので、コント
ロールメニューパネル内で小さな表示とされている操作
キー２４、２４、２４‥‥‥を選択する際に、カーソル
が行き過ぎたり戻り過ぎたりすることがなくなり、カー
ソル選択を容易にすることができる。以上のカーソル操
作方式は、ＴＶ受像機のモニター画面で各種操作を行う
場合について述べたが、一般にプルダウンメニューまた
はアップダウンメニュー等の領域内で、カーソル操作に
よって操作項目を選択する場合の各種電子機器に対して
適用することも可能である。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子機器
におけるカーソル表示方式は、メニュー図形の選択項目
をカーソルによって選択する際に、このメニュー図形外
のカーソル移動速度に対してメニュー図形内のカーソル
移動速度が低下するようにコントロールされるので、狭
い範囲にある操作項目を選択する際にシャトルボールま
たはトラックボールの操作が容易になるという利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のカーソル表示装置の一実施例を示すブ
ロック図である。

【図２】カーソル表示を行う制御部のフローチャート図
である。

【図３】コントロールメニューパネルとカーソルの位置
を示す説明図である。

【図４】カーソルでテレビジョン受像機の各種操作およ
び設定を行う場合の一例を示す表示画面の説明図であ
る。

【図５】コントロールメニューパネルの動作例を示す説
明図である。

【符合の説明】

１０リモートコントローラ２０設定画面２１Ａ〜２１Ｆ２２カーソル２３コントロールメニューパネル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｎ 5/445 Ｚ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子機器を操作するメニュー図形と、画
面上に表示されるカーソル図形とを形成するキャラクタ
ゼネレータと、上記カーソルの移動コントロールを行う
カーソル制御部を備えている電子機器において、上記カーソルがカーソル移動手段によって電子機器の操
作を行うための所定のメニュー図形内に入り、かつ、そ
の後移動速度が変化した後は、カーソル移動操作手段に
対する応答速度が低下するように、上記カーソル制御部
がコントロールされることを特徴とする電子機器におけ
るカーソル操作方式。