JPH05248020A - 耐力床の施工法 - Google Patents

耐力床の施工法

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JPH05248020A
JPH05248020A JP2725193A JP2725193A JPH05248020A JP H05248020 A JPH05248020 A JP H05248020A JP 2725193 A JP2725193 A JP 2725193A JP 2725193 A JP2725193 A JP 2725193A JP H05248020 A JPH05248020 A JP H05248020A
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piping
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steel
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pipe
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Tomoyasu Kato
友康 加藤
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工の合理化とコストダウンを図り、信頼す
べき構造体が得られ、しかも配管作業を容易にすること
ができることにある。 【構成】 型枠を兼ねる鋼板5とコンクリート4とを複
合材とする鋼板コンクリート構造体で耐力床を施工する
に際し、耐力床を構成する構造部材としてスラブ面に配
される鋼板5に、垂直に立上がるように補強リブ11を縦
又は横に溶接で設け、この補強リブ11の上端に沿って配
管用の鋼管12を溶接で一体的に取り付け、この配管用の
鋼管12の途中にこれと直交する短尺な配管用の鋼管12で
ある配管取出口13を立上げ、このような配管用鋼管12や
配管取出口13を予め取付けた鋼板ブロック3を工場等で
製作し、これを現場へ搬入して設置し、さらにその上に
鉄筋7を配筋した後にコンクリート4を打設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所建屋やサ
イロ等の特殊構造物に適する鋼板コンクリート耐力床の
施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板コンクリート耐力床は、図4に示す
ように、スラブ床面にコンクリート型枠を兼ねる鋼板5
を配し、該鋼板5から垂直に立上がるようにスタッドジ
ベル等のシヤコネクタ6を突出して鋼板ブロック3を形
成し、該鋼板5上に鉄筋7を配筋した後、適宜の厚さで
コンクリート4を打設するものである。
【0003】そして、このような床は鋼とコンクリート
の複合効果から構造安全が向上し、また構造システムの
構成から施工の合理化への寄与が大きく、したがって原
子力発電所やサイロ等の大型構造物の築造に適してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電所の建屋を
例にとると、従来これはRC(鉄筋コンクリート)構造
で施工されることがほとんどであり、例えばRC造の耐
力床に関しては配管貫通箇所は型枠を組んだ後に配管用
スリーブを型枠内に取付け、その周囲に開口補強筋など
を配筋するものである。
【0005】型枠の組立や配筋作業は通常の場合でも面
倒なものであるが、このように配管用スリーブをセット
すると狭いスペースでの細かな作業が増し、一層作業が
煩雑となり労力と手間を要する。
【0006】また、従来、鋼板コンクリート構造体を耐
力床として利用するものに、実開昭53-34811号公報に示
される技術がある。これは、縦壁(補強リブ)と底壁と
からなる略L字断面を有し、かつ前記縦壁の上端部に中
空筒(配管用の鋼管)を一体的に設けた芯材を適宜並べ
て床を構成し、その上に鉄筋カゴ等を配した後にコンク
リートを打設するものである。
【0007】しかし、かかる実開昭53-34811号公報のも
のでは、底壁が複数にわたるため、床面の設置が煩雑と
なり結局は労力と手間を要する。さらに、この底板には
縦壁を介して中空筒が設けてあるので、中空筒の設置数
が多くなり、コンクリートの強度が弱くなるという欠点
があった。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、施工の合理化とコストダウンを図り、信頼すべき構
造体が得られ、しかも配管作業を容易にすることができ
る耐力床の施工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、型枠を兼ねる鋼板とコンクリートとを複合材
とする鋼板コンクリート構造体で耐力床を施工するに際
し、耐力床を構成する構造部材としてスラブ面に配され
る鋼板に、垂直に立上がるように補強リブを縦又は横に
溶接で設け、この補強リブの上端に沿って配管用の鋼管
を溶接で一体的に取り付け、この配管用の鋼管の途中に
これと直交する短尺な配管用の鋼管である配管取出口を
立上げ、このような配管用鋼管や配管取出口を予め取付
けた鋼板ブロックを工場等で製作し、これを現場へ搬入
して設置し、さらにその上に鉄筋を配筋した後にコンク
リートを打設することを要旨とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、配管用の鋼管は工場加工等で
鋼板に先付けされるので、施工現場における配筋作業が
省力化され工程が短縮されるとともに補強が確実であ
り、補強による品質が保証される。
【0011】また、鋼板ブロックは板状のものなので、
補強リブを介して配管用の鋼管を予め複数本を取り付け
ておくことができ、長尺な配管用の鋼管の設置作業が不
要で設置が容易となり、また、該鋼管は補強リブの本数
に係わりなく適宜数におさえることもでき、コンクリー
トを高強度に維持できる。
【0012】しかも、配管用の鋼管の途中にこれと直交
する短尺な配管用の鋼管である配管取出口を立上げてあ
るので、配管が取出しやすいく、配管作業が容易とな
る。
【0013】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の耐力床の施工法の実施例を示
す斜視図、図2は同上要部の縦断側面図であり、図中5
は鋼板を示す。
【0014】該鋼板5は耐力床を構成する構造部材とし
てスラブ床に配され、該鋼板5から垂直に立上がるよう
に補強リブ11を縦又は横に溶接で一体に突設して、鋼板
ブロック3を形成している。
【0015】なお、この鋼板ブロック3は工場等で製作
され、現場に運びこまれて後述のごとく、相互に組合わ
され、その上部にコンクリート4を充填して耐力床を構
成するものである。
【0016】前記補強リブ11は鋼板ブロック3において
補強する役割を有するものであるが、本発明ではかかる
鋼板ブロック3の補強リブ11の先端のうち、適宜のもの
に配管用の鋼管12を配設した。該鋼管12は補強リブ11を
介して鋼板5に沿って予め設けられることになる。
【0017】さらに、この配管用の鋼管12の途中にこれ
と直交する短尺な配管用の鋼管を立上げて配管取出口13
を形成した。この配管取出口13を構成する短尺な配管用
の鋼管は前記配管用の鋼管12と連通している。
【0018】このようにして、配管用鋼管12や配管取出
口13を予め取付けた鋼板ブロック3を工場等で製作し、
これを現場へ搬入する。現場では鋼板ブロック3をクレ
ーン等で吊り上げて設置し、さらにその上に鉄筋7を配
筋した後に、鋼板ブロック3の上部にコンクリートを打
設すれば、鋼板コンクリート耐力床が得られる。この場
合、コンクリートは配管取出口13の上端開口面より下の
位置までの打設となる。
【0019】なお、以上述べた第1実施例では配管用の
鋼管5を円筒で示したが、図3に示すように角筒の管を
用いてもよい。円筒の管でもリブ11と一体となってシヤ
コネクタ的な役割を発揮し、コンクリート4と鋼板5と
の一体性を向上させるのに役立つが、これが角筒の場合
にはその効果が一層大きいものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の耐力床の施
工法は、鋼板とコンクリートとの複合効果による高強度
の構造体が得られるとともに、配管用の段取りは工場加
工ですべて行うことができるので現場施工が改善され
る。
【0021】また、煩雑な型枠組作業が無くなり、工程
が短縮されコストダウンを実現できるものである。
【0022】さらに、補強による強度上の効果が確実と
なり、品質の工場も図れ、しかも、配管作業を容易にす
ることができる使い勝手のよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐力床の施工法の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】同上要部の縦断側面図である。
【図3】本発明の耐力床の施工法の第2実施例を示す斜
視図である。
【図4】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
3…鋼板ブロック 4…コンクリート 5…鋼板 6…シヤコネクタ 7…鉄筋 11…補強リブ 12…配管用の鋼管 13…配管取出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠を兼ねる鋼板とコンクリートとを複
    合材とする鋼板コンクリート構造体で耐力床を施工する
    に際し、耐力床を構成する構造部材としてスラブ面に配
    される鋼板に、垂直に立上がるように補強リブを縦又は
    横に溶接で設け、この補強リブの上端に沿って配管用の
    鋼管を溶接で一体的に取り付け、この配管用の鋼管の途
    中にこれと直交する短尺な配管用の鋼管である配管取出
    口を立上げ、このような配管用鋼管や配管取出口を予め
    取付けた鋼板ブロックを工場等で製作し、これを現場へ
    搬入して設置し、さらにその上に鉄筋を配筋した後にコ
    ンクリートを打設することを特徴とした耐力床の施工
    法。
JP2725193A 1993-01-22 1993-01-22 耐力床の施工法 Expired - Lifetime JPH0674615B2 (ja)

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JP2725193A JPH0674615B2 (ja) 1993-01-22 1993-01-22 耐力床の施工法

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JP2725193A JPH0674615B2 (ja) 1993-01-22 1993-01-22 耐力床の施工法

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12216885A Division JPS61282530A (ja) 1985-06-05 1985-06-05 鋼板コンクリ−ト構造体の施工法

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Publication Number Publication Date
JPH05248020A true JPH05248020A (ja) 1993-09-24
JPH0674615B2 JPH0674615B2 (ja) 1994-09-21

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JP (1) JPH0674615B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104499625A (zh) * 2014-12-04 2015-04-08 森特士兴集团股份有限公司 一种压型钢板及组合楼板
JP2018199968A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 清水建設株式会社 合成床版

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104499625A (zh) * 2014-12-04 2015-04-08 森特士兴集团股份有限公司 一种压型钢板及组合楼板
JP2018199968A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 清水建設株式会社 合成床版

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JPH0674615B2 (ja) 1994-09-21

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