JPH05247925A - グラウト3相注入工法 - Google Patents

グラウト3相注入工法

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JPH05247925A
JPH05247925A JP5084392A JP5084392A JPH05247925A JP H05247925 A JPH05247925 A JP H05247925A JP 5084392 A JP5084392 A JP 5084392A JP 5084392 A JP5084392 A JP 5084392A JP H05247925 A JPH05247925 A JP H05247925A
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昌平 千田
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康雄 宮崎
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康典 佐藤
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】砂礫層を含む透水性の高い地盤などにあっても
改良効果が高く、特に改良後の強度が高く、かつ改良径
を大きくすること。 【構成】地盤中に挿入した注入管1を通してその先端部
から固結時間が60秒以下の溶液型または懸濁型の瞬結
性グラウトSを注入した後、その注入位置またはそれよ
り先端側から瞬結性グラウトSより固結時間が長くかつ
ホモゲル強度が大きい懸濁型の強化用グラウトRを注入
し、次いでこの強化用グラウトRの注入位置またはそれ
より先端側から瞬結性グラウトSより固結時間が長い溶
液型の浸透性グラウトLを注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瞬結性グラウトおよび
緩結性グラウト(浸透性グラウト)のほか、強化用グラ
ウトを用いる3相注入工法に関する。
【0002】
【従来の技術】固結時間が長い浸透性グラウトの注入の
ほか、昭和50年代になって、固結時間が60秒以下の
いわゆる瞬結性グラウトを注入することが行われるよう
になり、その有効性も確認されている。この場合、瞬結
性グラウトは、通常は、水ガラスに対して反応剤を合流
混合させて得ており、これを注入することにより、注入
管の周りの間隙をパックしてグラウトの地上への流出を
防止し、かつ地盤中の主に荒い間隙に注入してその間隙
を荒詰めすることを目的としている。この際における注
入態様は、通常は、脈状に注入される。
【0003】一方、同時期的に、溶液型の瞬結性グラウ
トと溶液型の浸透性グラウトとを併用することにより、
瞬結性グラウトにより脈状に注入するとともに、この瞬
結性グラウトでは注入できない細かい間隙に対して浸透
性グラウトを注入する、いわゆる複合注入工法が提案さ
れ、その後実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この複合注入工法は、
地盤の改良の理想的な態様であるが、特に砂礫層を含む
透水性の高い地盤に対しては、必ずしも有効ではない。
すなわち、砂礫層を含む透水性の高い地盤に対して、水
ガラス系の溶液型瞬結性グラウトを注入したとしても、
その砂礫層の間隙を十分に目詰めすることができず、か
つ強度の向上が低い。さらに、改良ゾーンが小さい問題
もある。
【0005】また、この状態で、浸透性グラウトを注入
したとしても、未だ十分に地盤の荒い間隙が充填されて
いないので、その浸透性グラウトが逸走することが多
く、効率的な改良を望めない。
【0006】したがって、本発明の主たる課題は、砂礫
層を含む透水性の高い地盤などにあっても改良効果が高
く、特に改良後の強度が高く、かつ改良径を大きくする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、地盤中に挿
入した注入管を通してその先端部から固結時間が60秒
以下の溶液型または懸濁型の瞬結性グラウトを注入した
後、その注入位置またはそれより先端側から前記瞬結性
グラウトより固結時間が長くかつホモゲル強度が大きい
懸濁型の強化用グラウトを注入し、次いでこの強化用グ
ラウトの注入位置またはそれより先端側から前記瞬結性
グラウトより固結時間が長い溶液型の浸透性グラウトを
注入することで解決できる。
【0008】
【作用】本発明に従って、3相(3種類のグラウトを用
いる点でいう)をもってグラウトを注入すると、後述の
実施例でも示すように、特に砂礫層を含む透水性の高い
地盤に対して、改良後の強度が高く、かつ改良径が大き
くなるなどの作用する有する。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面を参照しながら具体的に詳
説する。図1〜図5は本発明法の代表的概念図であり、
まず、図1に示すように、削孔ロッドを兼用した注入管
1により地盤中を削孔しながら、あるいは図示しないボ
ーリングロッドまたはケーシングロッドにより削孔した
孔中に注入管を挿入することにより、所定の深度に注入
管1を挿入する。
【0010】次いで、図2に示すように、注入管1の先
端部、たとえば注入管1先端より若干基部側に形成した
注入口2Aより瞬結性グラウトSを地盤中に注入する。
この瞬結性グラウトとしては、固結時間が60秒以下の
水ガラス系に代表される溶液型またはセメント系もしく
はセメントベントナイト系の懸濁型のものが用いられ
る。この瞬結性グラウトの注入により、注入管1の周囲
の削孔壁との間隙を充填し、かつ地盤の荒い間隙に対し
て脈状の注入を行い、続くグラウトの地上側への流出を
防止するためのパッカー効果の発現と、大きい間隙に対
しての荒詰めによる強度の向上とを図る。
【0011】その後、図3に示すように、前記注入口2
Aから、あるいはこれより先端側からの注入口2Bから
前記瞬結性グラウトSより固結時間が長くかつホモゲル
強度が大きい懸濁型の強化用グラウトRを注入する。こ
の懸濁型のグラウトとしては、セメント系またはセメン
トベントナイト系のものを用いる。この強化用グラウト
Rの注入により、地盤中の大きな間隙が荒詰めされ、強
度の増大が図られる。
【0012】このとき、既に瞬結性グラウトSにより、
注入口2Bの上方において、注入管1と削孔壁との間隙
が充填され、かつ脈状注入が行われパッカーが形成され
ているために、この強化用グラウトRは地上側に逃げる
ことなく、主に瞬結グラウトSによる改良ゾーンの下方
に注入される。また、一部は先の瞬結性グラウトSの脈
状注入部分に入り込み、これを地盤間隙中に押し込み、
あるいは注入不十分部分にも入り込み、地盤の強化を図
る機能がある。強化用グラウトRは懸濁型であるため
に、材料コストの低減を図ることができる利点もある。
【0013】しかも、強化用グラウトRとして懸濁型の
ものが用いられるために、単に溶液型の瞬結性グラウト
を注入した場合に比較して強度の向上効果が大きい。ま
た、瞬結性グラウトとして、懸濁型のものを用いること
を本発明においては排除しないが、この場合において、
瞬結性グラウトであるが故に、これは主に注入管1の近
傍にのみ留まって固結されるために、ある程度遠くまで
浸透することはない。
【0014】しかるに、本発明に従って、強化用グラウ
トRとしては、固結時間が少なくとも瞬結性グラウトよ
り長いものが用いられるために、この強化用グラウトR
がより遠くまで浸透することとなり、改良径が大きくな
る利点もある。
【0015】続いて、図4に示すように、この強化用グ
ラウトRの注入位置またはそれより先端側の注入口2C
から前記瞬結性グラウトより固結時間が長い溶液型の浸
透性グラウトLを注入する。この溶液型のグラウトとし
ては、代表的に水ガラス系のものを用いることができ
る。この浸透性グラウトLは、材料が溶液型であるこ
と、固結時間が長いことによって、地盤中の細かい間隙
中に浸透注入される。また、先に形成された強化用グラ
ウトRによる荒詰め強化ゾーン中にも浸透し、あるいは
その強化ゾーンを通ってもしくは破ってさらに遠くにま
で達して固結する。
【0016】このようにして、瞬結性グラウトS、強化
用グラウトRおよび浸透性グラウトLの固有の機能が相
互に関連して、全体として、きわめて理想的な地盤の強
化を図ることができる。
【0017】その後は、注入管1を前進または好ましく
は図5に示すように所定長さステップアップして、その
ステージにおいて、前述の図2〜図4に示す工程を繰り
返して、ある深さ範囲全体の強化を図る。
【0018】瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよ
び浸透性グラウトLの注入に際しての注入量比として
は、たとえばQ=(S+R+L)としたとき、S=Q×
(5〜20%) 、S=Q×(15〜30%) とすることができ
る。瞬結性グラウトSの固結時間は好ましくは20秒以下
である。強化用グラウトRの固結時間は好ましくは30秒
〜5分である。浸透性グラウトLの固結時間は3分以上
であることが望ましい。
【0019】瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよ
び浸透性グラウトLの注入口の位置としては、少なくと
も2種類のグラウトの注入に際して同一の注入位置とす
ることができるが、望ましくは基部側から先端側にかけ
て、結性グラウトS、強化用グラウトRおよび浸透性グ
ラウトLの注入口が順に形成されているのがよい。
【0020】瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよ
び浸透性グラウトLの注入に際しては、注入管1に入る
前にもしくはその口元に設けたY字管で、主材と反応材
とを合流混合させることの態様のほか、好ましくは注入
管1内の流路内での固結に伴う流路の詰まりを防止する
ために、注入管1内、特にその先端部の管内で合流混合
させる。
【0021】この管内合流混合用の先端装置の構造とし
ては、従来公知の、いわゆるLAG工法、DDS工法、
MT工法などの瞬結注入工法用の先端装置を転用できる
とともに、バイモード工法などの複合注入工法用の先端
装置も用いることができる。
【0022】しかしながら、前述のように、注入口の位
置が深さ方向に異なっているもの、そして基本的に管内
流路中の材料の付着および固結防止のために流路が異な
っているものが好適である。特に、瞬結性グラウトSの
注入に際しては、合流混合部まで主材と反応材との流路
が独立していることが望ましい。
【0023】この注入管の第1の例を、図6〜図10
に、第2の例を図11〜図14に示した。まず、第1の
例の構造と注入態様を説明すると、注入管10の外管1
1内に案内体12を内装させて4つの流路13、14、
15、16を形成したものである。第1流路13は案内
体12の中心部を貫通しており、他の第2流路14、第
3流路15、第4流路16は案内体12の凹部と外管1
1との間に形成されたものである。また、外管11の先
端部の外壁部分には、前述の注入口2A、2B、2Cが
形成され、先端は削孔水Wの吐出口2Dとなっている。
さらに、外管1の先端には削孔ビット17が一体化され
ており、注入管10を削孔ロッドとして利用するように
なっている。
【0024】さらに、第1流路13の下部には、段部1
2aをもって外径が拡大したスプール弁室18が形成さ
れ、このスプール弁室18に中間が細径部19aを有す
る第1スプール弁19が内装されている。この第1スプ
ール弁19の下部に対応して第1連通孔12bが案内体
12に形成されており、第2流路14とスプール弁室1
8とを連通している。さらに、第1スプール弁19の上
部胴部と下部胴部に対応する位置に連通し、注入口2A
に連通する向流合流混合室12cが形成されている。
【0025】スプール弁室18内において第1スプール
弁19の下方には、第2スプール弁20、第3スプール
弁21および第4スプール22が順に内装されている。
【0026】円管状の第2スプール弁20には、その側
壁に第2連通孔20aが形成されており、その非作動時
において第3流路15と連通している。第3スプール弁
21は逆有底筒状となっており、その側壁に第3連通孔
21aが形成されており、その非作動時において第3流
路16と連通しているとともに、上部が注入口2Bと連
通する注出孔12dを塞いでいる。第4スプール弁22
は円管状となっており、その上部が注入口2Cと連通す
る注出孔12eを塞いでいる。さらに、外管1の下端部
内に上方に突出して逆止弁23が一体化され、第4スプ
ール弁22が下降したとき、その下端開口を閉塞するよ
うになっている。
【0027】このように構成された注入管10を用い
て、まず前述の図1に示す削孔、挿入時には、4ポート
スイベルのあるポートから、削孔水Wを第4流路16内
に供給しながら(図6参照)、注入管10を公知の注入
管設置機により周方向に回転させつつ削孔を行う。この
とき、削孔水Wは、第4流路16から第3連通孔21a
から第3スプール弁21内に入り込み、第4スプール弁
22内を抜けて、吐出口2Dから吐出し、削孔を助け
る。
【0028】次いで、図2に示すように瞬結性グラウト
Sを注入する場合には、図7に示すように、第1流路1
3に瞬結性グラウトSの主材Aを第2流路14に、反応
材Bを第1流路13に前述のスイベルを介して供給す
る。このとき、反応材Bの供給圧力により、第1スプー
ル弁19が下降し、細径部19aが第1連通孔12bに
一致する。このとき、第2スプール弁20、第3スプー
ル弁21、および第4スプール弁22も下降する。かか
る第1スプール弁19の下降に伴って、反応材Bが向流
合流混合室12c内に流入するとともに、主剤Aが第1
連通孔12bを通って細径部19aの周囲を抜けて同様
に向流合流混合室12c内に流入する。これらの流入に
より、主材Aおよび反応材Bは合流混合室12c内にお
いて向流的に合流混合しながら第1注入口2Aから吐出
される。
【0029】その後、図8に示すように、第3流路15
に強化用グラウトRを供給すると、その供給圧力により
第1スプール弁19が上昇されるとともに、第3スプー
ル弁21が下降され、その結果注出孔12dが開口さ
れ、強化用グラウトRがその注出孔12dから注入口2
Bを通って周辺地盤中に注入される。
【0030】続いて、浸透性グラウトLの注入に際して
は、図9に示すように、第4流路16に浸透性グラウト
Lを供給する。この供給圧力により、第3スプール弁2
1が上昇し、注出孔12eが開口され、浸透性グラウト
Lがその注出孔12eから注入口2Cを通って周辺地盤
中に注入される。
【0031】他方、図7〜図9に示すように、各グラウ
トの注入時には、第4スプール弁22が逆止弁23と相
対的に嵌合状態にあるので、グラウトの注入管10内へ
の流入が防止される。
【0032】図11〜図13は第2の注入管30の先端
装置の例で、外管31内に平行の3本の第1導管32、
第2導管33、第3導管34が基部側から延在し、外管
30の第1案内体35に連結されている。第1導管3
2、第2導管33、第3導管34の各内部およびこれら
と外管31との間隙は、それぞれ流路となり、合計4つ
の流路が形成されている。この第1案内体35の下方に
は、間隔を置いて第2案内体36が設けられ、両者間に
は第4導管37が連結されている。第2案内体36の下
方には間隔を置いて第3案内体38が内装されている。
【0033】第1導管32は第1案内体35に形成され
た第1流路35Aに連通しており、この第1流路35A
は最終的にリング状の流出口35aに連なっている。第
2導管33は第1案内体35に形成された第2流路35
Bに連通しており、この第2流路35Bは最終的にリン
グ状の流出口35bに連なっている。一方、これら流出
口35aおよび流出口35bの形成部分において、外管
31は途切れて第1案内体35により連結されていると
ともに、上部外管31の下端および下部外管31の上端
と第1案内体35の外周との間に、ゴムなどの可撓性材
料で形成されたスカート状逆止弁41、42が基部を固
定した状態で設けられており、それぞれ流出口35aお
よび流出口35bを覆っている。さらに、図示のよう
に、上部外管31の下端および下部外管31の上端の内
面は、傾斜して面取りされており、この面取り部31
a、31aにより図12に示すように、逆止弁41、4
2の変形を許容している。
【0034】かくして、たとえば瞬結性グラウトSの主
材Aを第1導管32内に供給し、反応材Bを第2導管3
3に供給したとき、それぞれが流出口35aおよび流出
口35bから流出するとき、その供給圧力により図12
に示すように、逆止弁41、42を撓ませる。同時に、
逆止弁41、42内で囲まれた小空間内において主材A
と反応材Bとが合流混合し、瞬結性グラウトSとして、
外管31、31間の環状注入口2Aから周辺地盤中に注
入される。
【0035】第3導管34内にはたとえば前述の強化用
グラウトRが供給される。この強化用グラウトRは、第
1案内体35の第3流路35Cから第4導管37内に抜
け、第2案内体36に形成された第5流路36Aおよび
流出口36aから流出する。
【0036】このとき、前記構造例と同様に、スカート
状逆止弁43を撓ませながら第2注入口2Bから注入さ
れる。
【0037】浸透性グラウトLは、第1導管32、第2
導管33、第3導管34と外管31との間隙に供給さ
れ、第1案内体35に形成された第6流路35Dを通り
ながら第2案内体36の第7流路36Bを通り、第3案
内体38の第8流路38Aに到り、流出口38aから流
出する。このとき、前記構造例と同様に、スカート状逆
止弁44を撓ませながら第3注入口2Cから地盤中に注
入される。
【0038】なお、かかる注入管30を削孔用ロッドと
しても用いる場合、第2案内体36と第3案内体38を
連結する外管31を、図14に示すように、削孔ビット
40を下端に有する外管31’に代えることができる。
この場合、削孔水Wまたは浸透性グラウトLは外管3
1’の下端の開口31’aから注出する。
【0039】なお、本発明にいう溶液型グラウトとして
は、水ガラス−反応材(硬化材)系、ウレタン系、アク
リル系、尿素系などのものを、懸濁型グラウトとして
は、セメントベントナイトなどのセメント−粘土系、粘
土系、モルタル−セメントミルク系などの本来の懸濁型
のもののほか、半懸濁型と分類できる水ガラス−セメン
ト系、水ガラス−セメント−粘土系、水ガラス−粘土−
反応材系などを含んでいう。水ガラスの反応材として
は、塩化カルシウム、炭酸ナトリウム、硫酸バンド、ア
ルミン酸ナトリウム、消石灰、硫酸銅、硫酸、重炭酸ナ
トリウム、ケイ弗化ナトリウム、グリオキザールなどの
各種アルカリ、酸、アルコール、金属塩などを適宜選択
できる。固結時間の調整には、反応材の量や、pH、材料
の選択などによって行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、砂礫層を
含む透水性の高い地盤や複雑な互層地盤などにあっても
改良効果が高く、特に改良後の強度が高く、かつ改良径
を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表例の概念的説明のための第1工程
図である。
【図2】第2工程図である。
【図3】第3工程図である。
【図4】第4工程図である。
【図5】第5工程図である。
【図6】用いる注入管の先端装置の第1例の第1段階作
動状態縦断面図である。
【図7】第2段階作動状態縦断面図である。
【図8】第3段階作動状態縦断面図である。
【図9】第4段階作動状態縦断面図である。
【図10】10−10線矢視図である。
【図11】用いる注入管の先端装置の第2例の縦断面図
である。
【図12】瞬結性グラウトの注入状態要部縦断面図であ
る。
【図13】13−13矢視図である。
【図14】先端外管の代替例の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1…注入管、2A、2B、2C…注入口、10、30…
注入管、S…瞬結性グラウト、R…強化用グラウト、L
…浸透性グラウト。
フロントページの続き (72)発明者 千田 昌平 茨城県竜ヶ崎市松葉3丁目5ー10 (72)発明者 山本 直機 東京都江東区南砂2ー2ー11 (72)発明者 宮崎 康雄 大阪府大阪市東成区大今里南2ー16ー6 (72)発明者 佐藤 康典 大阪府大阪市天王寺区悲田院町8ー11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤中に挿入した注入管を通してその先端
    部から固結時間が60秒以下の溶液型または懸濁型の瞬
    結性グラウトを注入した後、その注入位置またはそれよ
    り先端側から前記瞬結性グラウトより固結時間が長くか
    つホモゲル強度が大きい懸濁型の強化用グラウトを注入
    し、次いでこの強化用グラウトの注入位置またはそれよ
    り先端側から前記瞬結性グラウトより固結時間が長い溶
    液型の浸透性グラウトを注入することを特徴とするグラ
    ウト3相注入工法。
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