JP2937606B2 - グラウト注入工法 - Google Patents

グラウト注入工法

Info

Publication number
JP2937606B2
JP2937606B2 JP5084492A JP5084492A JP2937606B2 JP 2937606 B2 JP2937606 B2 JP 2937606B2 JP 5084492 A JP5084492 A JP 5084492A JP 5084492 A JP5084492 A JP 5084492A JP 2937606 B2 JP2937606 B2 JP 2937606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grout
injection
injected
zone
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5084492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05247926A (ja
Inventor
昌平 千田
直機 山本
康雄 宮崎
康典 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KASHAMA KOGYO KK
NITSUTOKU KENSETSU KK
OOSAKA BOSUI KENSETSUSHA KK
Original Assignee
KASHAMA KOGYO KK
NITSUTOKU KENSETSU KK
OOSAKA BOSUI KENSETSUSHA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KASHAMA KOGYO KK, NITSUTOKU KENSETSU KK, OOSAKA BOSUI KENSETSUSHA KK filed Critical KASHAMA KOGYO KK
Priority to JP5084492A priority Critical patent/JP2937606B2/ja
Publication of JPH05247926A publication Critical patent/JPH05247926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2937606B2 publication Critical patent/JP2937606B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瞬結性グラウトおよび
緩結性グラウトを用い、あるいはこれらのほか強化用グ
ラウトをも用いて、注入管を段階的にステップアップ
せつつ各ステップで、瞬結性グラウトの注入と緩結性グ
ラウトの注入とを同時的に行うグラウト注入工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】固結時間が長い浸透性または緩結性グラ
ウトの注入のほか、昭和50年代になって、固結時間が
60秒以下のいわゆる瞬結性グラウトを注入することが
行われるようになり、その有効性も確認されている。こ
の場合、瞬結性グラウトは、通常は、水ガラスに対して
反応剤を合流混合させて得ており、これを注入すること
により、注入管の周りの間隙をパックしてグラウトの地
上への流出を防止し、かつ地盤中の主に荒い間隙に注入
してその間隙を荒詰めすることを目的としている。この
際における注入態様は、通常は、脈状に注入される。
【0003】一方、同時期的に、溶液型の瞬結性グラウ
トと溶液型の浸透性グラウトとを併用することにより、
瞬結性グラウトにより脈状に注入するとともに、この瞬
結性グラウトでは注入できない細かい間隙に対して浸透
性グラウトを注入する、いわゆる複合注入工法が提案さ
れ、その後実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この複合注入工法は、
第1工程として、予め瞬結性グラウトを先端または基端
側の注入口から周辺地盤に注入した後、その位置で同一
の注入口またはそれより先端側の注入口から緩結性グラ
ウトを注入する。
【0005】次いで、第2工程として、先の緩結性グラ
ウトの注入口が、先の瞬結性グラウトによる改良ゾーン
より上方に位置するようにステップアップした後、改め
て瞬結性グラウトを注入し、続いて緩結性グラウトを注
入することを、繰り返す方法を採っている。
【0006】したがって、この複合注入工法では、注入
管をステップアップするまでの時間内において、瞬結性
グラウトの注入と緩結性グラウトの注入とが行われ、第
1工程での改良ゾーンとステップアップした後の第2工
程での改良ゾーンとに注入作業が跨がることはないもの
である。
【0007】しかし、これでは第1工程において、緩結
性グラウトの注入が完了した後、ステップアップした上
で、先に形成した瞬結性グラウトによる改良ゾーンの上
方において、改めて第2工程として、瞬結性グラウトを
注入する必要があるので、結果として、ステップアップ
ごとの複合注入となり、能率性が高くない。
【0008】他方、いわゆる「サイマルジョン工法」
は、長さ方向に複数の注入口を有する3重注入管を用
い、上方の注入口から瞬結性グラウトを、下方の注入口
から緩結性グラウトを注入する、いわば同時複合注入工
法を提案しており、それなりに有効性を確認されてい
る。
【0009】しかし、瞬結性グラウトによるパッカー効
果が未だ十分に発揮していない状態で、緩結性グラウト
の注入が行われるので、緩結性グラウトが未発達パッカ
ーを容易に破ってまたはそれによるバリアー抵抗無しに
地上または荒い間隙を通って遠くに逸走してしまう。そ
の結果、大量のグラウトが必要になったり、目的の改良
効果が得られないことがしばしばある。
【0010】したがって、本発明の主たる課題は、複合
注入工法または後述する新規に提案する3相複合注入工
法において作業能率を高めることにある。
【0011】第2の課題は、同時複合注入工法との対比
の下では、瞬結性グラウトの注入によるパッカー効果を
十分発揮させて、良好な地盤改良を行うことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、少なくとも
長さ方向に異なる2つの位置において、基端側注入口お
よび先端側注入口を有する注入管を地盤中に挿入し、第
1工程として、基端側注入口から固結時間が60秒以下
の瞬結性グラウトを注入し、その後、第2工程として、
注入管をステップアップして、先の第1工程で注入し固
結させた瞬結性グラウトが存する第1パッカーゾーンよ
りも上方位置に臨む注入管の基端側注入口から瞬結性グ
ラウトを注入するとともに、同時にまたはその後に注入
管をステップアップさせることなく、前記第1パッカー
ゾーンよりも下方位置に臨ませた先端側注入口から、固
結時間が前記瞬結性グラウトより長い緩結性グラウトを
注入することによって当該第2工程の次の工程で利用
する第2パッカーゾーンを形成するように、前記第1パ
ッカーゾーンの上方に瞬結性グラウトを注入するととも
に、当該第2工程に先だって形成されている前記第1パ
ッカーゾーンを利用してそのパッカーゾ ーンの下方に緩
結性グラウトを注入し、 以降、この第2工程と同様の工
程を繰り返し行う、ことで解決できる。
【0013】また、後に詳述する3相複合注入工法の場
合には、少なくとも長さ方向に異なる3つの位置におい
て、基端側注入口、先端側注入口およびこれらの間の中
間注入口を有する注入管を地盤中に挿入し、第1工程と
して、基端側注入口から固結時間が60秒以下の瞬結性
グラウトを注入するとともに、同時にまたはその後にお
いて注入管をステップアップさせることなく、この瞬結
性グラウトを注入したゾーンそれより下方の位置に臨む
中間注入口から、前記瞬結性グラウトより固結時間が長
くかつホモゲル強度が大きい懸濁型の強化用グラウトを
注入し、その後、第2工程として、注入管をステップア
ップして、先の第1工程で注入し固結させた瞬結性グラ
ウトが存する第1パッカーゾーンよりも上方位置に臨む
注入管の基端側注入口から瞬結性グラウトを注入すると
ともに、同時にまたはその後において注入管をステップ
アップさせることなく、当該第2工程で注入し固結させ
た瞬結性グラウトが存する第2パッカーゾーンよりも下
方であって且つ前記第1パッカーゾーンよりも上方位置
に臨む中間注入口から強化グラウトを注入し、同時にま
たはその後において注入管をステップアップさせること
なく、先の第1工程で注入し固結させた強化グラウトが
存する第1強化ゾーンを含む、前記第1パッカーゾーン
よりも下方の位置に臨む注入管の先端側注入口から緩
結性グラウトを注入することによって当該第2工程の
次の工程で利用する第2パッカーゾーンを形成するよう
に、前記第1パッカーゾーンの上方に瞬結性グラウトを
注入し、かつその第2パッカーゾーンと前記第1パッカ
ーゾーンとの間の位置に当該第2工程よりも後の工程で
利用する第2強化ゾーンを形成するように強化グラウト
を注入するとともに、当該第2工程に先だって形成され
ている前記第1パッカーゾーンを利用してそのパッカー
ゾーンの下方に緩結性グラウトを注入し、 以降、この第
2工程と同様の工程を繰り返し行う、ことで解決でき
る。
【0014】
【作用】本発明では、下方の目的改良ゾーンに対する緩
結性グラウトの注入と同時的に、それよりも一段以上ス
テップアップしたときに緩結性グラウトを注入する予定
上方の(次の)目的改良ゾーンにおけるパッカ予定ゾ
ーンに対して瞬結性グラウトを注入するので、注入管を
上方にステップアップしたとき、直ちにまたは速やかに
上方の改良ゾーンに対する緩結性グラウトの注入を行う
ことができる。したがって、注入作業時間としてきわめ
て能率性の高い注入を行うことができる。
【0015】この点を改めて考えてみるに、複合注入工
法においては、瞬結性グラウトの液と緩結性グラウトの
液の切り換えにかなりの時間を要する。また、瞬結とは
いっても瞬結性グラウトのパッカー効果が発現するまで
にもある程度の時間を要する。しかるに、本発明によれ
、下方の目的改良ゾーンに対する瞬結性グラウトの注
入段階から緩結性グラウトの移行段階のまでの間におい
て、上方の目的改良ゾーンに対する瞬結性グラウトの注
入プラント側での液の切り換え準備を済ませておくこと
ができる。この段取りが済んだ状態で、下方の緩結性グ
ラウトの注入と同時的に、上方の目的改良ゾーンにおけ
るパッカ予定ゾーンに対して瞬結性グラウトを注入する
のであるから、注入作業時間が大幅に短縮できる。
【0016】しかも、下方の緩結性グラウトの注入が完
了し、上方の緩結性グラウトの注入を行うべくステップ
アップした状態では、上方の瞬結性グラウトの注入によ
るパッカー効果が十分に発現していることになるので、
注入管のステップアップ後、速やかに上方の目的改良ゾ
ーンに対する緩結性グラウトの注入に移行できる。この
面でも、注入作業時間が大幅に短縮する。
【0017】一方、主に前述の同時複合注入工法との対
比の下では、本発明では上述の構成から当然に、ステッ
プアップした後における緩結性グラウトの注入時点が、
ステップアップする前の瞬結性グラウトの注入時点より
となるので、瞬結性グラウトの注入によるパッカー効
果が先に十分に発現した状態で、緩結性グラウトを注入
することになり、その緩結性グラウトの逸走を防止でき
る。もって、十分な改良を達成できる。
【0018】他方で、瞬結性グラウトおよび緩結性グラ
ウトのみを用いる従来の代表的な複合グラウトは、一見
地盤の改良の理想的な態様と映るが、特に砂礫層を含む
透水
【0019】性の高い地盤あるいはきわめて複雑な地盤
に対しては、必ずしも有効ではない。すなわち、砂礫層
を含む透水性の高い地盤に対して、水ガラス系の溶液型
瞬結性グラウトを注入したとしても、その砂礫層の間隙
を十分に目詰めすることができず、かつ強度の向上が低
い。さらに、改良ゾーンが小さい問題もある。
【0020】また、この状態で、浸透性グラウトを注入
したとしても、未だ十分に地盤の荒い間隙が充填されて
いないので、その浸透性グラウトが逸走することが多
く、効率的な改良を望めない。
【0021】したがって、砂礫層を含む透水性の高い地
盤などにあっても改良効果が高く、特に改良後の強度が
高く、かつ改良径を大きくするためには、地盤中に挿入
した注入管を通してその先端部から固結時間が60秒以
下の溶液型または懸濁型の瞬結性グラウトを注入した
後、その注入位置またはそれより先端側から前記瞬結性
グラウトより固結時間が長くかつホモゲル強度が大きい
懸濁型の強化用グラウトを注入し、次いでこの強化用グ
ラウトの注入位置またはそれより先端側から前記瞬結性
グラウトより固結時間が長い溶液型の浸透性グラウトを
注入することが好適である。以下の説明では、3種類の
グラウトを用いる点で3相グラウト注入工法ともいう。
【0022】かかる3相グラウト注入工法に対しても、
本発明のジャンプステップ注入方式を採用できる。
【0023】
【実施例】以下本発明を図面を参照しながら具体的に
詳説する。 (複合グラウト注入工法に関する例) 図1〜図4は本発明法の瞬結性グラウトおよび緩結性グ
ラウトのみを用いる、第1の例、すなわち2相(複合)
グラウト注入工法の代表的概念図であり、まず、図1に
示すように、削孔ロッドを兼用した注入管1により地盤
中を削孔しながら、あるいは図示しないボーリングロッ
ドまたはケーシングロッドにより削孔した孔中に注入管
を挿入することにより、所定の深度に注入管1を挿入す
る。この注入管1の基端側には第1注入口2Aが、それ
より先端側には第2注入口2Cが形成されている。下端
には下方に開口した削孔水吐出口2Dが形成されてい
る。
【0024】次いで、図2に示すように、第1注入口2
Aより瞬結性グラウトSを地盤中に注入する。この瞬結
性グラウトとしては、固結時間が60秒以下の水ガラス
系に代表される溶液型、あるいはセメント系もしくはセ
メントベントナイト系の懸濁型のものが用いられる。こ
の瞬結性グラウトの注入により、注入管1の周囲の削孔
壁との間隙を充填し、かつ地盤の荒い間隙に対して脈状
の注入を行い、続くグラウトの地上側への流出を防止す
るためのパッカー効果と、大きい間隙に対しての荒詰め
による強度の向上とを図る。
【0025】その後、図3に示すように、注入管1を所
定長さXステップアップし、基端側の第1注入口2Aか
ら瞬結性グラウトSを注入するとともに、注入管1を移
動させることなく、先に注入し固結した瞬結性グラウト
が存する第1パッカーゾーンの前方(下方)の位置に
臨ませた先端側の第2注入口2Cから、前記瞬結性グラ
ウトより固結時間が長い溶液型の浸透性に優れた緩結性
グラウトLを注入する。
【0026】この溶液型の緩結性グラウトとしては、代
表的に水ガラス系のものを用いることができる。この緩
結性グラウトLは、材料が溶液型であること、固結時間
が長いことによって、地盤中の細かい間隙中に浸透注入
される。次いで、図4に示すように、注入管1を再度所
定長さXステップアップし、基端側の第1注入口2Aか
ら瞬結性グラウトSを注入するとともに、注入管1を移
動させることなく、瞬結性グラウトSの第2パッカー
ーンより下方の位置に臨ませた先端側の第2注入口2C
から、前記瞬結性グラウトより固結時間が長い溶液型の
緩結性グラウトLを注入する。この溶液型の緩結性グラ
ウトとしては、代表的に水ガラス系のものを用いること
ができる。この緩結性グラウトLは、材料が溶液型であ
ること、固結時間が長いことによって、地盤中の細かい
間隙中に浸透注入される。以後、これらの注入を繰り返
す。
【0027】この場合、ステップアップするまでの同一
深さ範囲内では、たとえば図4に示す状態において、緩
結性グラウトLの注入時点と、瞬結性グラウトSの注入
時点とは、同時であっても、一方が早くてもよい。しか
し、図3の状態から図4の状態にステップアップした後
における緩結性グラウトLの注入時点は、ステップアッ
プする前の瞬結性グラウトSの注入時点より後であるこ
とは必須である。
【0028】なお、最終の緩結性グラウトLの注入時に
おいて、その上方の瞬結性グラウトSの注入は必要では
ない。また、図2の最深部の状態において、第2注入口
2Cから緩結性グラウトLを注入してもよい。この場合
は、その後、図3のように、再度緩結性グラウトLを注
入してもよいし、この再度注入を省略して、図3の上方
に対してのみ瞬結性グラウトSを注入した後、図4に示
す状態に移行してもよい。
【0029】(3相グラウト工法に関する例) 一方、図5〜図8は3相グラウト工法の例を示したもの
で、注入管として、第1注入口2Aと第2注入口2Cと
の中間に第3注入口2Bを形成した注入管10を用意
し、この注入管10を前述のように地盤中に所定深度ま
で挿入した後、まず、図5に示すように、第1注入口2
Aから瞬結性グラウトSを注入する。
【0030】次いで、この深度で図6に示すように、第
3注入口2Bから前記瞬結性グラウトSより固結時間が
長くかつホモゲル強度が大きい懸濁型の強化用グラウト
Rを注入する。この懸濁型のグラウトとしては、セメン
ト系またはセメントベントナイト系のものを用いる。こ
の強化用グラウトRの注入により、地盤中の大きな間隙
が荒詰めされ、強度の増大が図られる。このとき、既に
瞬結性グラウトSにより、注入口2Bの上方において、
注入管10と削孔壁との間隙が充填され、かつ脈状注入
が行われパッカーが形成されているために、この強化用
グラウトRは地上側に逃げることなく、主に瞬結性グラ
ウトSによる改良ゾーンの下方に注入される。また、一
部は先の瞬結性グラウトSの脈状注入部分に入り込み、
これを地盤間隙中に押し込み、あるいは注入不十分部分
にも入り込み、地盤の強化を図る機能がある。強化用グ
ラウトRは懸濁型であるために、材料コストの低減を図
ることができる利点もある。
【0031】しかも、強化用グラウトRは懸濁型のもの
が用いられるために、単に溶液型の瞬結性グラウトを注
入した場合に比較して強度の向上効果が大きい。また、
瞬結性グラウトとして、懸濁型のものを用いることもで
きる。この場合において、瞬結性グラウトであるが故
に、これは主に注入管10の近傍にのみ留まって固結さ
れるために、ある程度遠くまで浸透することはない。し
かるに、強化用グラウトRとして、固結時間が少なくと
も瞬結性グラウトより長いものが用いると、この強化用
グラウトRがより遠くまで浸透することとなり、改良径
が大きくなる利点もある。
【0032】続いて、図7に示すように、注入管10を
所定長さYステップアップして、第2注入口2Cから緩
結性グラウトLを注入する。この緩結性グラウトLは、
材料が溶液型であること、固結時間が長いことによっ
て、地盤中の細かい間隙中に浸透注入される。また、先
に形成された強化用グラウトRによる荒詰め強化ゾーン
中にも浸透し、あるいはその強化ゾーンを通ってもしく
は破ってさらに遠くにまで達して固結する。このように
して、瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよび緩結
性グラウトLの固有の機能が相互に関連して、全体とし
て、きわめて理想的な地盤の強化を図ることができる。
【0033】図7に示されているように、緩結性グラウ
トLの注入と同時的に、先の瞬結性グラウトSによる改
良ゾーンの上方に、瞬結性グラウトSも第1注入口2A
から注入する。続いて、図示していないが、第3注入口
2Bから強化用グラウトRも注入する。
【0034】その後、図8のように、再び注入管10を
Y長さ分ステップアップして、第1段階の瞬結改良ゾー
ンと第2段階の瞬結改良ゾーンとの間に、第2注入口2
Cを位置させて、その第2注入口2Cから緩結性グラウ
トLを注入する。この緩結性グラウトLの注入と同時的
に第3段階の瞬結性グラウトSの注入も行う。以後これ
らの作業が繰り返される。
【0035】瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよ
び緩結性グラウトLの注入に際しての注入量比として
は、たとえばQ=(S+R+L)としたとき、S=Q×
(5〜20%) 、S=Q×(15〜30%) とすること
ができる。瞬結性グラウトSの固結時間は好ましくは20
秒以下である。強化用グラウトRの固結時間は好ましく
は30秒〜5分である。緩結性グラウトLの固結時間は3
分以上であることが望ましい。
【0036】(注入管の先端装置) 瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよび緩結性グラ
ウトLの注入口の位置としては、少なくとも2種類のグ
ラウトの注入に際して同一の深さ方向位置とすることが
できるが、望ましくは基部側から先端側にかけて、瞬結
性グラウトS、強化用グラウトRおよび緩結性グラウト
Lの注入口が順に形成されているのがよい。
【0037】瞬結性グラウトS、強化用グラウトRおよ
び緩結性グラウトLの注入に際しては、注入管1(1
0)に入る前にもしくはその口元に設けたY字管で、主
材と反応材とを合流混合させることの態様のほか、好ま
しくは注入管1(10)内の流路内での固結に伴う流路
の詰まりを防止するために、注入管1(10)内、特に
その先端部の管内で合流混合させる。
【0038】この管内合流混合用の先端装置の構造とし
ては、従来公知の、いわゆるLAG工法、DDS工法、
MT工法などの瞬結注入工法用の先端装置を転用できる
とともに、バイモード工法などの複合注入工法用の先端
装置も用いることができる。しかしながら、前述のよう
に、注入口の位置が深さ方向に異なっているもの、そし
て基本的に管内流路中の材料の付着および固結防止のた
めに流路が異なっているものが好適である。特に、瞬結
性グラウトSの注入に際しては、合流混合部まで主材と
反応材との流路が独立していることが望ましい。
【0039】この注入管の3相グラウト工法に適用でき
る第1の例を、図9〜図13に、第2の例を図14〜図
17に示した。まず、第1の例の構造と注入態様を説明
すると、注入管の外管11内に案内体12を内装させて
4つの流路13、14、15、16を形成したものであ
る。第1流路13は案内体12の中心部を貫通してお
り、他の第2流路14、第3流路15、第4流路16は
案内体12の凹部と外管11との間に形成されたもので
ある。また、外管11の先端部の外壁部分には、前述の
注入口2A、2B、2Cが形成され、先端は削孔水Wの
吐出口2Dとなっている。さらに、外管1の先端には削
孔ビット17が一体化されており、注入管を削孔ロッド
として利用するようになっている。
【0040】さらに、第1流路13の下部には、段部1
2aをもって外径が拡大したスプール弁室が形成され、
このスプール弁室に中間が細径部19aを有する第1ス
プール弁19が内装されている。この第1スプール弁1
9の下部に対応して第1連通孔12bが案内体12に形
成されており、第2流路14とスプール弁室とを連通し
ている。さらに、第1スプール弁19の上部胴部と下部
胴部に対応する位置に連通し、注入口2Aに連通する向
流合流混合室12cが形成されている。
【0041】スプール弁室18内において第1スプール
弁19の下方には、第2スプール弁20、第3スプール
弁21および第4スプール22が順に内装されている。
【0042】円管状の第2スプール弁20には、その側
壁に第2連通孔20aが形成されており、その非作動時
において第3流路15と連通している。第3スプール弁
21は逆有底筒状となっており、その側壁に第3連通孔
21aが形成されており、その非作動時において第3流
路16と連通しているとともに、上部が注入口2Bと連
通する注出孔12dを塞いでいる。第4スプール弁22
は円管状となっており、その上部が注入口2Cと連通す
る注出孔12eを塞いでいる。さらに、外管11の下端
部内に上方に突出して逆止弁23が一体化され、第4ス
プール弁22が下降したとき、その下端開口を閉塞する
ようになっている。
【0043】このように構成された注入管10を用い
て、まず前述の図1に示す削孔、挿入時には、4ポート
スイベルのあるポートから、削孔水Wを第4流路16内
に供給しながら(図9参照)、注入管10を公知の注入
管設置機により周方向に回転させつつ削孔を行う。この
とき、削孔水Wは、第4流路16から第3連通孔21a
を通って第3スプール弁21内に入り込み、第4スプー
ル弁22内を抜けて、吐出口2Dから吐出し、削孔を助
ける。
【0044】次いで、瞬結性グラウトSを注入する場合
には、図10に示すように、第1流路13に瞬結性グラ
ウトSの反応材Bを、第2流路14に主材Aを、第1流
路13に前述のスイベルを介して供給する。このとき、
反応材Bの供給圧力により、第1スプール弁19が下降
し、細径部19aが第1連通孔12bに一致する。この
とき、第2スプール弁20、第3スプール弁21、およ
び第4スプール弁22も下降する。かかる第1スプール
弁19の下降に伴って、反応材Bが向流合流混合室12
c(図9参照)内に流入するとともに、主材Aが第1連
通孔12bを通って細径部19a(図9参照)の周囲を
抜けて同様に向流合流混合室12c内に流入する。これ
らの流入により、主材Aおよび反応材Bは合流混合室1
2c内において向流的に合流混合しながら第1注入口2
Aから吐出される。
【0045】その後、図11に示すように、第3流路1
5(図9参照)に強化用グラウトRを供給すると、その
供給圧力により第1スプール弁19が上昇されるととも
に、第3スプール弁21が下降され、その結果注出孔1
2dが開口され、強化用グラウトRがその注出孔12d
から注入口2Bを通って周辺地盤中に注入される。
【0046】続いて、緩結性グラウトLの注入に際して
は、図12に示すように、第4流路16(図9参照)に
緩結性グラウトLを供給する。この供給圧力により、第
3スプール弁21が上昇し、注出孔12eが開口され、
緩結性グラウトLがその注出孔12eから注入口2Cを
通って周辺地盤中に注入される。
【0047】他方、図10〜図12に示すように、各グ
ラウトの注入時には、第4スプール弁22が逆止弁23
と相対的に嵌合状態にあるので、グラウトの注入管10
内への流入が防止される。
【0048】図14〜図17は第2の注入管30の先端
装置の例で、外管31内に平行の3本の第1導管32、
第2導管33、第3導管34が基部側から延在し、外管
30の第1案内体35に連結されている。第1導管3
2、第2導管33、第3導管34の各内部およびこれら
と外管31との間隙は、それぞれ流路となり、合計4つ
の流路が形成されている。この第1案内体35の下方に
は、間隔を置いて第2案内体36が設けられ、両者間に
は第4導管37が連結されている。第2案内体36の下
方には間隔を置いて第3案内体38が内装されている。
【0049】第1導管32は第1案内体35に形成され
た第1流路35Aに連通しており、この第1流路35A
は最終的にリング状の流出口35aに連なっている。第
2導管33は第1案内体35に形成された第2流路35
Bに連通しており、この第2流路35Bは最終的にリン
グ状の流出口35bに連なっている。一方、これら流出
口35aおよび流出口35bの形成部分において、外管
31は途切れて第1案内体35により連結されていると
ともに、上部外管31の下端および下部外管31の上端
と第1案内体35の外周との間に、ゴムなどの可撓性材
料で形成されたスカート状逆止弁41、42が基部を固
定した状態で設けられており、それぞれ流出口35aお
よび流出口35bを覆っている。さらに、図示のよう
に、上部外管31の下端および下部外管31の上端の内
面は、傾斜して面取りされており、この面取り部31
a、31aにより図15に示すように、逆止弁41、4
2の変形を許容している。
【0050】かくして、たとえば瞬結性グラウトSの主
材Aを第1導管32内に供給し、反応材Bを第2導管3
3に供給したとき、それぞれが流出口35aおよび流出
口35bから流出するとき、その供給圧力により図15
に示すように、逆止弁41、42を撓ませる。同時に、
逆止弁41、42内で囲まれた小空間内において主材A
と反応材Bとが合流混合し、瞬結性グラウトSとして、
外管31、31間の環状注入口2Aから周辺地盤中に注
入される。
【0051】第3導管34内にはたとえば前述の強化用
グラウトRが供給される。この強化用グラウトRは、第
1案内体35の第3流路35Cから第4導管37内に抜
け、
【0052】第2案内体36に形成された第5流路36
Aおよび流出口36aから流出する。このとき、前記構
造例と同様に、スカート状逆止弁43を撓ませながら第
2注入口2Bから注入される。
【0053】緩結性グラウトLは、第1導管32、第2
導管33、第3導管34と外管31との間隙に供給さ
れ、第1案内体35に形成された第6流路35Dを通り
ながら第2案内体36の第7流路36Bを通り、第3案
内体38の第8流路38Aに到り、流出口38aから流
出する。このとき、前記構造例と同様に、スカート状逆
止弁44を撓ませながら第3注入口2Cから地盤中に注
入される。
【0054】なお、かかる注入管30を削孔用ロッドと
しても用いる場合、第2案内体36と第3案内体38を
連結する外管31を、図17に示すように、削孔ビット
40を下端に有する外管31’に代えることができる。
この場合、削孔水Wまたは緩結性グラウトLは外管3
1’の下端の開口31’aから注出する。
【0055】ところで、図1〜図4に示す複合グラウト
工法の場合には、グラウトの供給系統が2系統でグラウ
トの注入口が2つであるから、前記の先端装置におい
て、グラウトの供給系統および注入口を一つ減らして先
端装置を構成できることが明らかである。したがって、
改めて図示しない。
【0056】本発明にいう溶液型グラウトとしては、水
ガラス−反応材(硬化材)系、ウレタン系、アクリル
系、尿素系などのものを、懸濁型グラウトとしては、セ
メントベントナイトなどのセメント−粘土系、粘土系、
モルタル−セメントミルク系などの本来の懸濁型のもの
のほか、半懸濁型と分類できる水ガラス−セメント系、
水ガラス−セメント−粘土系、水ガラス−粘土−反応材
系などを含んでいう。水ガラスの反応材としては、塩化
カルシウム、炭酸ナトリウム、硫酸バンド、アルミン酸
ナトリウム、消石灰、硫酸銅、硫酸、重炭酸ナトリウ
ム、ケイ弗化ナトリウム、グリオキザールなどの各種ア
ルカリ、酸、アルコール、金属塩などを適宜選択でき
る。固結時間の調整には、反応材の量や、pH、材料の選
択などによって行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、複合注入
工法または3相グラウト注入工法において作業能率を高
めることができる。また、同時複合注入工法との対比の
下では、瞬結性グラウトの注入によるパッカー効果を十
分発揮させて、良好な地盤改良を行うことができるなど
の利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合注入工法の代表例の概念的説明の
ための第1工程図である。
【図2】第2工程図である。
【図3】第3工程図である。
【図4】第4工程図である。
【図5】本発明の3相グラウト注入工法の場合の代表例
の概念的説明のための第1工程図である。
【図6】その第2工程図である。
【図7】第3工程図である。
【図8】第4工程図である。
【図9】用いる注入管の先端装置の第1例の第1段階作
動状態縦断面図である。
【図10】第2段階作動状態縦断面図である。
【図11】第3段階作動状態縦断面図である。
【図12】第4段階作動状態縦断面図である。
【図13】13−13線矢視図である。
【図14】用いる注入管の先端装置の第2例の縦断面図
である。
【図15】瞬結性グラウトの注入状態要部縦断面図であ
る。
【図16】16−16矢視図である。
【図17】先端外管の代替例の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1…注入管、2A、2B、2C…注入口、10、30…
注入管、S…瞬結性グラウト、R…強化用グラウト、L
…緩結性グラウト。
フロントページの続き (72)発明者 山本 直機 東京都江東区南砂2ー2ー11 (72)発明者 宮崎 康雄 大阪府大阪市東成区大今里南2ー16ー6 (72)発明者 佐藤 康典 大阪府大阪市天王寺区悲田院町8ー11 (56)参考文献 特開 平4−14514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 3/12 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも長さ方向に異なる2つの位置に
    おいて、基端側注入口および先端側注入口を有する注入
    管を地盤中に挿入し、第1工程として、基端側注入口か
    ら固結時間が60秒以下の瞬結性グラウトを注入し、 その後、第2工程として、注入管をステップアップし
    て、先の第1工程で注入し固結させた瞬結性グラウトが
    存する第1パッカーゾーンよりも上方位置に臨む注入管
    基端側注入口から瞬結性グラウトを注入するととも
    に、同時にまたはその後に注入管をステップアップさせ
    ることなく、前記第1パッカーゾーンよりも下方位置に
    臨ませた先端側注入口から、固結時間が前記瞬結性グラ
    ウトより長い緩結性グラウトを注入することによって当該第2工程の次の工程で利用する第2パッカーゾーン
    を形成するように、前記第1パッカーゾーンの上方に瞬
    結性グラウトを注入するとともに、当該第2工程に先だ
    って形成されている前記第1パッカーゾーンを利用して
    そのパッカーゾーンの下方に緩結性グラウトを注入し、 以降、この第2工程と同様の工程を繰り返し行う、こと
    を特徴とするグラウト注入工法。
  2. 【請求項2】少なくとも長さ方向に異なる3つの位置に
    おいて、基端側注入口、先端側注入口およびこれらの間
    の中間注入口を有する注入管を地盤中に挿入し、 第1工程として、基端側注入口から固結時間が60秒以
    下の瞬結性グラウトを注入するとともに、同時にまたは
    その後において注入管をステップアップさせることな
    く、この瞬結性グラウトを注入したゾーンそれより下方
    の位置に臨む中間注入口から、前記瞬結性グラウトより
    固結時間が長くかつホモゲル強度が大きい懸濁型の強化
    用グラウトを注入し、 その後、第2工程として、注入管をステップアップし
    て、先の第1工程で注入し固結させた瞬結性グラウトが
    存する第1パッカーゾーンよりも上方位置に臨む注入管
    基端側注入口から瞬結性グラウトを注入するととも
    に、同時にまたはその後において注入管をステップアッ
    させることなく、当該第2工程で注入し固結させた瞬
    結性グラウトが存する第2パッカーゾーンよりも下方で
    あって且つ前記第1パッカーゾーンよりも上方位置に臨
    中間注入口から強化グラウトを注入し、同時にまたは
    その後において注入管をステップアップさせることな
    く、先の第1工程で注入し固結させた強化グラウトが存
    する第1強化ゾーンを含む、前記第1パッカーゾーンよ
    りも下方の位置に臨む注入管の先端側注入口から緩結
    性グラウトを注入することによって当該第2工程の次の工程で利用する第2パッカーゾーン
    を形成するように、前記第1パッカーゾーンの上方に瞬
    結性グラウトを注入し、かつその第2パッカーゾーンと
    前記第1パッカーゾーンとの間の位置に当該第2工程よ
    りも後の工程で利用する第2強化ゾーンを形成するよう
    に強化グラウトを注入するとともに、当該第2工程に先
    だって形成されている前記第1パッカーゾーンを利用し
    てそのパッカーゾーンの下方に緩結性グラウトを注入
    し、 以降、この第2工程と同様の工程を繰り返し行う、こと
    を特徴とするグラウト注入工法。
JP5084492A 1992-03-09 1992-03-09 グラウト注入工法 Expired - Fee Related JP2937606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5084492A JP2937606B2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 グラウト注入工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5084492A JP2937606B2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 グラウト注入工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05247926A JPH05247926A (ja) 1993-09-24
JP2937606B2 true JP2937606B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=12870046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5084492A Expired - Fee Related JP2937606B2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 グラウト注入工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2937606B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004251A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 平成テクノス株式会社 地盤改良工法
JP5755298B2 (ja) * 2013-09-05 2015-07-29 前田建設工業株式会社 薬液注入工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05247926A (ja) 1993-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100510274C (zh) 利用双液注浆法封闭水平旋喷桩孔口的施工方法
CN105927231B (zh) 斜井穿越富水致密流砂层循环诱导帷幕注浆方法
CN101914917A (zh) 软土地区地铁基坑开挖用防渗堵漏施工方法
CN104711987A (zh) 一种深厚覆盖层套阀管法可控灌浆方法
JP2937606B2 (ja) グラウト注入工法
CN106522959A (zh) 一种井壁钢结构防水接茬板及其施工工艺
CN109826635A (zh) 加固暗挖法施作的盾构接收空间周边土体的施工方法
JP6182804B1 (ja) 地盤注入装置および地盤注入工法
JP2878892B2 (ja) グラウト3相注入工法
JPS6117970B2 (ja)
JPS6358972B2 (ja)
KR860001294B1 (ko) 주입공법 및 이에 사용하는 주입관
CN107574792A (zh) 一种坝基输水底涵高水头封堵结构及其施工方法
JP5799400B1 (ja) 地盤注入装置および地盤注入工法
JP2937661B2 (ja) グラウト注入工法
JP3919739B2 (ja) 地盤注入装置および地盤注入工法
CN108301839A (zh) 一种泵吸降压定向注浆设备和方法
JP3919727B2 (ja) 地盤注入装置および地盤注入工法
JP2016156142A (ja) 地盤注入工法および地盤注入装置
JPH089862B2 (ja) 薬液注入工法
CN216108479U (zh) 基坑支护锚索渗漏双液封闭注浆布置结构
JPH0573034U (ja) グラウト注入管構造
JP3729948B2 (ja) 地盤の安定化施工方法及びその方法に使用する削孔の口元閉塞用具
JP2586984B2 (ja) 地盤注入工法および注入管
JPS58222210A (ja) 地盤注入工法およびこの工法に用いる注入管

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees