JPH05247547A - 粗細混合粉粒状物の造粒方法及び焼結鉱製造方法 - Google Patents

粗細混合粉粒状物の造粒方法及び焼結鉱製造方法

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JPH05247547A
JPH05247547A JP8313392A JP8313392A JPH05247547A JP H05247547 A JPH05247547 A JP H05247547A JP 8313392 A JP8313392 A JP 8313392A JP 8313392 A JP8313392 A JP 8313392A JP H05247547 A JPH05247547 A JP H05247547A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉コークスや無煙炭等の粗細混合粉粒状物を
効率よく造粒する。 【構成】 直立固定円筒1内の底部円盤2を回転させ装
入した粉粒状物に回転力と遠心力を与えて造粒する際
に、所定量の水分を添加した粗細混合粉粒状物3を連続
的に装入しながら50〜500rpmで回転させ、上記
直立固定円筒1と底部円盤2の角部に形成される粗細混
合粉粒状物層の頂部近傍の上記直立固定円筒1に設けた
造粒物排出口6から造粒物5を連続的に排出する。上記
粉粒状物として粒径5.0mm以下が80wt%以上の
粉コークスを使用し、該粉コークスの含有水分が5〜2
5wt%になるように水分調整しながら造粒する。上記
粉コークスに、粒径5.0mm以下が80wt%以上の
無煙炭を5〜60wt%配合して造粒する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉コークスや無煙炭等の
粗細混合粉粒状物を効率よく造粒する方法、及び該粉コ
ークス、粉コークスと無煙炭等の混合物の造粒物を焼結
原料に混合して焼結する焼結鉱製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から焼結鉱の製造では、粉コークス
や無煙炭と焼結原料、副原料を配合して混合し、そして
その配合原料を造粒機で造粒したのち焼結機に装入し、
焼結層の通気を良好にして操業している。この通気を良
好にするには微粉原料を少なくするのが良く、焼結用配
合原料をそれぞれ事前に篩い分けし、微粉原料である配
合原料を造粒強化する以外に、粉コークスの0.5mm
以下を少なくする整粒強化が図られたり、粉コークスそ
のものの微粉部分の造粒もこれまで試みられてきた。し
かし今日まで実用化された例は少ない。
【0003】例えば、特公昭63−62558号公報に
は、粒径が0.3mm以下の微細粉を15重量%以上含
む粉コークスに水とセメントを配合した配合原料を転動
造粒するに際して、粒径が1mm以上の粗粒粉コークス
を微細粉量の30重量%以上前記配合材料中に含有させ
る方法が記載されている。しかし、この造粒法は従来法
と同様のドラム型或いはディスク型転動造粒機を用いる
ので造粒物の強度が弱く、造粒コークスと焼結原料を混
合、造粒する過程で造粒コークスが崩壊し、その造粒効
果を十分に発揮できない欠点を有している。
【0004】また、特公昭63−13475号公報に
は、粒径7mm未満100重量%の粉コークスにセメン
トと水を加えて混合してこの混合物を積付けし、セメン
トの水和反応により形成された水和物でコークス粒子間
が結合されるまで養生し、この積付け養生物を粒径0.
5mm未満が40重量%以下となるように解砕する鉄鉱
石焼結用粉コークスの製造方法が記載されている。しか
し、この方法では水和物でコークス粒子間が結合される
までの養生期間が必要であり、また積付け養生物の解砕
時に粒径0.5mm未満の微粉がかなり発生する欠点が
ある。
【0005】また、特開昭62−220590号公報に
は、粒径0.25mm以下の部分を50重量%以上含む
微粉コークス100部に対して粒径5mm以下の部分を
70%以上含む石炭を10〜70部の割合で配合し、得
られた混合物にセメント、高炉水砕微粉末等の水硬性結
合剤を3%以下添加し、造粒、養生して目的の粒状燃料
を得る方法が記載されている。この方法の造粒対象は、
粒径0.25mm以下の部分を50%以上含む微粉コー
クスのみで、通常コークスの造粒には適用できず、また
セメント、高炉水砕微粉末等の水硬性結合剤で微粉コー
クスと無煙炭の粒子間が結合されるまでの養生期間が必
要になる欠点を有している。
【0006】一方、粉粒状物の造粒手段として、直立固
定円筒内で攪拌羽根を高速回転させ装入した粉粒状物に
回転力と遠心力を与えて造粒することが例えば特開昭5
7−209633号公報に開示されている。しかし、こ
れはバッチ処理を前提としたものであり、大量の粉粒状
物を造粒する場合には複数台の造粒装置を準備する必要
があり、原料装入・造粒操作、造粒物の排出操作と作業
が煩雑になる等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粗細混合粉
粒状物を造粒する際に、予め粗細混合粉粒状物を篩い分
け処理し、細粒物のみあるいは細粒物に核粒子となる粗
粒子を所定量添加して造粒するという処理工程を簡略化
すること、即ち、篩い分け工程を軽減すること、及び粗
細混合粉粒状物である粉コークス及び粉無煙炭にセメン
ト等の結合剤を添加造粒することなく粒度分布幅の狭い
造粒物を効率よく入手すること、及び粉コークス、粉コ
ークスと無煙炭混合物等の造粒物を配合して焼結プロセ
スの生産性、歩留り、焼結鉱品質を向上させ、NOxも
低減させる焼結鉱の製造方法を提供することを課題とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下の通
りである。
【0009】 直立固定円筒内の底部円盤を回転させ
装入した粉粒状物に回転力と遠心力を与えて造粒する際
に、所定量の水分を添加した粗細混合粉粒状物を連続的
に装入しながら50〜500rpmで回転させ、上記直
立固定円筒と底部円盤の角部に形成される粗細混合粉粒
状物層の頂部近傍の上記直立固定円筒に設けた造粒物排
出口から造粒物を連続的に排出することを特徴とする粗
細混合粉粒状物の造粒方法。
【0010】 上記粗細混合粉粒状物として粒径5.
0mm以下が80wt%以上の粉コークスを使用し、該
粉コークスの含有水分が5〜25wt%になるように水
分調整しながら造粒することを特徴とする前記の粗細
混合粉粒状物の造粒方法。
【0011】 上記粉コークスに、粒径5.0mm以
下が80wt%以上の無煙炭を5〜60wt%配合して
造粒することを特徴とする前記の粗細混合粉粒状物の
造粒方法。
【0012】 上記粉コークスに、生石灰を1〜30
wt%添加して造粒することを特徴とする前記の粗細
混合粉粒状物の造粒方法。
【0013】 上記粉コークスに、T.Feを30w
t%以上含有する焼結原料を10〜50wt%配合して
造粒することを特徴とする前記〜のいずれかの粗細
混合粉粒状物の造粒方法。
【0014】 前記〜のいずれかの粗細混合粉粒
状物の造粒方法により造粒した粉コークス造粒物を焼結
配合原料に0.5〜5.0wt%混合し、該焼結配合原
料を造粒したのち焼結することを特徴とする焼結鉱製造
方法。
【0015】
【作用】本発明は、図1、図2に示すように、直立固定
円筒1内の底部円盤2を回転させ装入した粉粒状物に回
転力と遠心力を与えて造粒する際に、所定量の水分を添
加した粗細混合粉粒状物3を連続的に装入しながら50
〜500rpmで回転させると、粗細混合粉粒状物3の
各粒子に回転力と遠心力が付与され、直立固定円筒1と
底部円盤2の角部に粗細混合粉粒状物3が螺旋状の旋回
流層4を形成する。
【0016】この旋回流層4内では、各粒子は添加され
た水分によってその表面が適当な湿潤状態となっている
ので頻繁に相互に接触して擬似粒子を形成する。また、
擬似粒子生成過程において各粒子表面に付着している水
分の過剰分は回転力によって擬似粒子の表面に押し出さ
れた形となって新たに粒子を付着させ、擬似粒子は成長
し強固な造粒物5となる。旋回流層4中の粗粒子及び造
粒物5は順次表層に浮き出される分級作用と遠心力によ
り上方に移動し、旋回流層4の頂部近傍の直立固定円筒
1に設けた造粒物排出口6から連続的に排出される。
【0017】粗細混合粉粒状物3に添加する水分量は造
粒する粒子群の粒度分布及び粒子表面特性によって変動
するものであるが、泥状にならない範囲の5〜25wt
%とすることが好ましい。
【0018】連続供給される粗細混合粉粒状物3にセメ
ント等の結合材を添加することなく、単に水のみを用い
て擬似粒子からなる造粒物を形成するためには、各粒子
に付加される回転力と遠心力が重要な要因となり、底部
円盤2は50〜500rpmで回転させることが必要と
なる。回転数が50rpm未満になると遠心力が十分に
発現せず、特に粉粒状物3の表面特性として濡れ性が悪
い粒子であると擬似粒子とならない。一方、500rp
mを越える回転数にすると形成された擬似粒子が崩壊を
繰り返し、造粒物を所望とする粒径に維持することがで
きない。
【0019】当然ながら回転半径が大きくなるほど遠心
力は増加する。回転半径を300mmから2000mm
まで変化させて造粒効果を確認する試験を実施したが、
2000mmの回転半径でも50rpm未満では遠心力
の働きは十分でなく、強固な造粒物を得るには50rp
m以上が必要であった。また、500rpm以上の回転
で造粒性が低下してくる傾向がいずれの回転半径でも見
られた。
【0020】直立固定円筒1に設ける造粒物排出口6の
高さ位置は旋回流層4の層厚、即ち粗細混合粉粒状物3
の滞留量を規制しており、単位時間当りの粗細混合粉粒
状物3の供給量との関係から連続して排出される造粒物
5の粒径を規制するので、造粒物排出口6の高さ位置を
可変式、例えば上下可動板(図示せず)を設けると排出
する造粒物の粒径の制御ができる。また、粗細混合粉粒
状物3の連続供給量が一定の条件下では、底部円盤2の
回転数を高めることにより造粒物5の粒径を小さくする
ことができる。造粒物排出口6の形状は、粗細混合粉粒
状物3の供給量に対応する量の造粒物5が排出できる断
面積が確保されておればよい。造粒物排出口6は一ヶ所
設ける以外に複数ヶ所とすることもできる。
【0021】また本発明において、粗細混合粉粒状物と
して粒径5.0mm以下が80wt%以上の粉コークス
を使用する場合、該粉コークスは濡れ性が悪いので、粉
コークスの粒度分布に対応させて含有水分を5〜25w
t%になるように水分調整して造粒する。含有水分が5
wt%未満では所望する粒径の強固な造粒物にならず、
一方、含有水分が25wt%を越えると造粒対象粒子が
造粒機壁面に付着堆積し、造粒を阻害する。
【0022】また本発明において、上記粉コークスに、
粒径5.0mm以下が80wt%以上の無煙炭を5〜6
0wt%配合して造粒すると、無煙炭の粘着性によるバ
インダー効果が発現する。しかし、無煙炭の配合量が6
0%を越えると、造粒コークスを例えば鉄鉱石粒子の焼
結時の燃料として使用する際に、コークスより燃焼性の
劣る無煙炭の悪影響が顕著になる。
【0023】また本発明において、上記粉コークスに、
生石灰を1〜30wt%添加して造粒すると、粉コーク
スの擬似粒子表層に出てきた水分を生石灰が吸収するの
で、水分の浸透性が増して擬似粒子内の水分が多く表層
部に出てくるようになるので、強固な造粒物をより生成
し易くなる。但し、生石灰が全体の30wt%を超える
と擬似粒子表面に付着した生石灰の廻りに粉コークスや
無煙炭が付着したり、生石灰反応熱による粉コークスや
無煙炭の水分の蒸発量が多くなるため、造粒物の強度が
低下する悪影響が顕著になる。
【0024】上記生石灰添加造粒に際しては、生石灰反
応熱により粉コークスや無煙炭の水分の一部が蒸発した
り生石灰の結晶水として吸収されたりするので、造粒過
程でこれらの水分量の70%以上の水を補給することが
好ましい。
【0025】また本発明において、上記粉コークスに、
T.Feを30wt%以上含有する焼結原料を10〜5
0wt%配合して造粒すると、擬似粒子の比重が増加す
るので付加される遠心力が増し、水分の浸透性の増加に
より強固な造粒物が形成される。この場合は50wt%
以上の添加になると効果は横這いになる。
【0026】このT.Feが30wt%以上で、かつF
eOを8wt%以上含有するスケールや磁鉄鉱系鉄鉱石
を10wt%以上添加したコークス造粒物を鉄鉱石粒子
の焼結時の燃料として使用すると、NOx低減効果がよ
り顕著に見られた。
【0027】また本発明において、上記方法により造粒
した粉コークス造粒物を焼結配合原料に0.5〜5.0
wt%混合し、該焼結配合原料を造粒したのち焼結する
と良好な燃焼が達成される。しかし、配合量が5.0w
t%以上になると熱過剰になり、むら焼けなどの悪影響
が顕著になった。
【0028】図3は本発明の焼結鉱製造方法の一例を示
す工程図である。粉コークス7、無煙炭8、生石灰9、
質量増加材である焼結原料粉10を単独あるいは組み合
わせて遠心力を利用した造粒機11で造粒した造粒物5
と、鉄鉱石等の主原料12と石灰石、蛇紋岩等の副原料
13からなる焼結配合原料14を1次ミキサー15で混
合したのち2次ミキサー16で造粒し、焼結機17で焼
成する。
【0029】
【実施例1】本発明の造粒方法により、次の条件で粉コ
ークス、粉コークスと無煙炭混合物(粉コークス70%
+無煙炭30%)の造粒効果を調べた。含有水分は1
2.5wt%、生石灰配合は全体の5wt%とした。
【0030】造粒前後の粉コークス、粉コークスと無煙
炭の混合物の粒度分布改善の一例を図4(a)、(b)
に示した。本発明法を実施すると粉コークスや無煙炭の
粒度分布は極めてシャープになり、かつ0.25mm未
満が零に近くなっており、粒度分布の改善は顕著であ
る。
【0031】表1に鍋試験に使用した配合原料の配合割
合、表2に粉コークス、粉コークスと無煙炭混合物の造
粒方法、表3に鍋試験の各水準、表4に鍋試験に使用し
た粉コークスと無煙炭、粉コークスと無煙炭混合物の粒
度分布を示した。粉コークスに生石灰やT.Feを30
wt%以上含む焼結原料を添加する場合は、表1に示す
配合割合を守って、表2に示す条件でその一部を造粒用
に回した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】図5には粉コークス、粉コークスと無煙炭
混合物の造粒鍋試験結果の(1)生産率、(2)成品歩
留、(3)TI(冷間強度、JISM8712により測
定)、(4)RDI(還元粉化性、製銑部会法)、
(5)JIS・RI(還元率、JISM8713)、
(6)粉コークス燃焼効率、及び(7)排ガス中NOx
を示した。図6には焼結過程の粉コークス・無煙炭の混
合物の燃焼状況の一例を示した。その結果、粉コークス
及び粉コークスと無煙炭の混合物の造粒により次の効果
が示された。
【0037】(1)粉コークス、粉コークスと無煙炭造
粒物の粒度分布がシャープになって焼結ベッドの通気性
が改善し、生産率が大幅に向上する。
【0038】(2)焼結ベッドの通気性改善と粉コーク
スと無煙炭造粒物の燃焼速度向上により、特に図6に示
すように焼結過程前半の粉コークスや無煙炭の燃焼速度
が増すため上層部への熱量供給が増え、焼結ベッド上層
部の歩留りが大幅に改善されて成品歩留とTI(冷間強
度)が向上する。
【0039】(3)焼結ベッドの通気性改善と上層から
下層までの均一焼成により、RDI及びJIS・RIが
向上する。RIの向上は高炉燃料比を大幅に低減させ、
高炉安定操業のみならず出銑比向上にも寄与する。
【0040】(4)粉コークスや無煙炭の燃焼性改善に
より、カーボンの燃焼効率が増して排ガス中COが低減
し、コークス原単位を低減できる。また、排ガス中NO
xも大幅に低減される。
【0041】
【実施例2】この鍋試験結果に基づいて、実機焼結機
(182m2 )で粉コークスと無煙炭混合物の造粒の実
機試験を実施した。粉コークスと無煙炭の配合槽から切
出した後に2000Φの直立固定円筒と底部円盤の遠心
力を利用する造粒機を設置し、150rpmで回転させ
て造粒しながら連続排出する本発明の造粒方法を適用し
た。造粒後水分は12〜13%の範囲を推移させること
ができた。
【0042】その結果、表5に示すように7日間ずつの
実機試験操業ではベース操業より生産率11%向上、成
品歩留2.1%向上、TI:2.8%向上、RDI:
2.0%改善、JIS・RI:2.5%向上、NOx発
生量7.5%減の改善効果を確認した。
【0043】
【表5】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、粉コークス、粉コーク
スと無煙炭等の混合物等の粗細混合粉粒状物をセメント
等の結合剤を使用することなく造粒できる。また粉コー
クス、粉コークスと無煙炭等の混合物の主として微粉部
分の造粒により、粉コークスや無煙炭の粒度分布幅が狭
くなり、これら造粒物を鉄鉱石の焼結用燃料に用いると
焼結過程の通気性と粉コークスや無煙炭の燃焼性が改善
され、焼結プロセスの生産性、成品歩留、焼結鉱品質が
向上し、さらに排ガス中NOxも低減する。さらにRI
の向上により高炉燃料比を低減させ高炉安定操業に寄与
するので、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用する直立固定円筒と底部円
盤を利用した造粒装置の概要を示す断面説明図である。
【図2】粗細混合粉粒状物から遠心力によって発現する
螺旋状の旋回流層の概要説明図である。
【図3】本発明の焼結鉱製造方法の一例を示す工程図で
ある。
【図4】粉コークス、粉コークスと無煙炭混合の造粒物
の粒度分布を示す図である。
【図5】粉コークス・無煙炭混合物の造粒の鍋試験結果
を示す図である。
【図6】焼結過程の粉コークス・無煙炭混合物の燃焼状
況を示す図である。
【符号の説明】
1 直立固定円筒 2 底部円盤 3 粗細混合粉粒状物 4 旋回流層 5 造粒物 6 造粒物排出口 7 粉コークス 8 無煙炭 9 生石灰 10 焼結原料粉 11 遠心力を利用した造粒機 12 主原料 13 副原料 14 焼結配合原料 15 1次ミキサー 16 2次ミキサー 17 焼結機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立固定円筒内の底部円盤を回転させ装
    入した粉粒状物に回転力と遠心力を与えて造粒する際
    に、所定量の水分を添加した粗細混合粉粒状物を連続的
    に装入しながら50〜500rpmで回転させ、上記直
    立固定円筒と底部円盤の角部に形成される粗細混合粉粒
    状物層の頂部近傍の上記直立固定円筒に設けた造粒物排
    出口から造粒物を連続的に排出することを特徴とする粗
    細混合粉粒状物の造粒方法。
  2. 【請求項2】 上記粗細混合粉粒状物として粒径5.0
    mm以下が80wt%以上の粉コークスを使用し、該粉
    コークスの含有水分が5〜25wt%になるように水分
    調整しながら造粒することを特徴とする請求項1記載の
    粗細混合粉粒状物の造粒方法。
  3. 【請求項3】 上記粉コークスに、粒径5.0mm以下
    が80wt%以上の無煙炭を5〜60wt%配合して造
    粒することを特徴とする請求項2記載の粗細混合粉粒状
    物の造粒方法。
  4. 【請求項4】 上記粉コークスに、生石灰を1〜30w
    t%添加して造粒することを特徴とする請求項2記載の
    粗細混合粉粒状物の造粒方法。
  5. 【請求項5】 上記粉コークスに、T.Feを30wt
    %以上含有する焼結原料を10〜50wt%配合して造
    粒することを特徴とする請求項2〜4のいずれか記載の
    粗細混合粉粒状物の造粒方法。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか記載の粗細混合
    粉粒状物の造粒方法により造粒した粉コークス造粒物を
    焼結配合原料に0.5〜5.0wt%混合し、該焼結配
    合原料を造粒したのち焼結することを特徴とする焼結鉱
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7888859B2 (en) 2005-03-02 2011-02-15 Konica Minolta Holdings Inc. Organic electroluminescence element, display device and lighting device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7888859B2 (en) 2005-03-02 2011-02-15 Konica Minolta Holdings Inc. Organic electroluminescence element, display device and lighting device
US8405301B2 (en) 2005-03-02 2013-03-26 Konica Minolta Holdings Inc. Organic electroluminescence element, display device and lighting device

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