JPH05246242A - アルミニウム合金製自動車用補強部材 - Google Patents

アルミニウム合金製自動車用補強部材

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JPH05246242A
JPH05246242A JP4050045A JP5004592A JPH05246242A JP H05246242 A JPH05246242 A JP H05246242A JP 4050045 A JP4050045 A JP 4050045A JP 5004592 A JP5004592 A JP 5004592A JP H05246242 A JPH05246242 A JP H05246242A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐荷重(最大荷重)が従来と同等であって、
破断変位を従来よりも著しく増大させることができるア
ルミニウム合金製自動車用補強部材を提供する。 【構成】 荷重を受けたときに圧縮力が作用する側の圧
縮側フランジ及び引張力が作用する側の引張側フランジ
の厚さを夫々T(圧)及びT(引)とし、前記圧縮側フ
ランジ及び引張側フランジの幅を夫々B(圧)及びB
(引)とした場合に、下記数式を満足するようにその断
面形状を設定する。 B(圧)/B(引)≧−1.6・T(圧)/T(引)+2.0 B(圧)/B(引)≦−1.3・T(圧)/T(引)+2.1 1.5≧T(圧)/T(引)≧0.5 19.6≧B(W)/T(W) 13.7≧L/T(圧) 2.3≧T(圧)/T(W)≧1

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は側面衝突に対して乗員を
保護するために設けられる自動車ドア用補強部材等とし
て使用されるアルミニウム合金材製自動車用補強部材に
関し、特に、エネルギ吸収量を高めたアルミニウム合金
製自動車用補強部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車ドアには、その側面衝突に
対して乗員を保護するために、補強部材(インパクトビ
ーム)が内設されるようになってきた。そして、自動車
の軽量化の要求に応じて、この補強部材にもアルミニウ
ム合金が使用されている。
【0003】図14は従来の自動車ドア用補強部材の縦
断面図である。この補強部材は、自動車ドアの内部に設
けられ、水平に延びその面が垂直の外側側面用のフラン
ジ1と、このフランジ1と平行で同一幅の内側側面用の
フランジ2と、フランジ1及びフランジ2を連結する1
対のウェッブ3とにより構成されている。
【0004】このように構成される補強部材には、自動
車が衝突した際の曲げ強度が高いこと、及び衝突を吸収
するエネルギが高いことが要求される。一方、この補強
部材の形状としては、自動車ドアの内部に設置されるも
のであるため、ドアの幅に制約を受けて補強部材の幅W
は例えば32mmと規格化されている。また、自動車の軽量
化のためには、補強部材の全重量は一定値以下に規定さ
れており、従って、その断面積も一定値以下に規制され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、この補強
部材の両端部を支持した状態で、フランジ1側から衝撃
力が印加された場合に、補強部材が図15に示すように
湾曲し、フランジ1と、ウェッブにおける中立軸よりも
フランジ1側の部分には圧縮力が作用し、フランジ2
と、ウェッブ3における中立軸よりもフランジ2側の部
分には引張力が作用する。そして、この衝撃力が大きい
場合は、引張応力が材料の破断限界値を超えてしまい、
図16に示すように、引張部側に破断が生じてしまう。
【0006】従来の、補強部材においては、例えば、10
50kgf以上の耐荷重(破断するときの最大荷重)を得よ
うとすると、補強部材は150乃至170mm程度の変位で破断
が生じてしまう。断面積及び重量に制約がある補強部材
において、この破断変位を高めようとすると、材料自体
の強度を低下させる必要がある。そうすると、所定の耐
荷重(最大荷重)を得ることができなくなる。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、耐荷重が所要値以上であると共に、破断変
位を従来よりも著しく増大することができるアルミニウ
ム合金製自動車用補強部材を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミニウ
ム合金製自動車用補強部材は、荷重を受けたときに圧縮
力が作用する側の圧縮側フランジ及び引張力が作用する
側の引張側フランジを1対のウェッブにより連結した断
面形状を有するアルミニウム合金製自動車用補強部材に
おいて、前記圧縮側フランジ及び引張側フランジの厚さ
を夫々T(圧)及びT(引)とし、前記圧縮側フランジ
及び引張側フランジの幅を夫々B(圧)及びB(引)と
し、ウェッブの厚さ及び幅を夫々T(W)及びB(W)
とし、ウェッブの間隔をLとした場合に、下記数式1乃
至6を満足するようにその断面形状を設定したことを特
徴とする。
【0009】
【数1】 B(圧)/B(引)≧−1.6・T(圧)/T(引)+2.0
【0010】
【数2】 B(圧)/B(引)≦−1.3・T(圧)/T(引)+2.1
【0011】
【数3】1.5≧T(圧)/T(引)≧0.5
【0012】
【数4】19.6≧B(W)/T(W)
【0013】
【数5】13.7≧L/T(圧)
【0014】
【数6】2.3≧T(圧)/T(W)≧1
【0015】
【作用】本願発明者等は、断面積及び重量に規制がある
自動車用補強部材において、十分に高い耐荷重(最大荷
重)を確保しつつ、破断変位を増大させて、破断に至る
までに吸収できるエネルギ量を増大させるべく種々実験
研究を行った。その結果、補強部材の断面において引張
力と圧縮力とが釣り合う位置が連続して構成される中立
軸を断面中央よりも引張側に移すことにより破断変位を
増大でき、このように中立軸を断面中央よりも引張部側
に移すためには、補強部材断面図形における重心点(以
下、図心という)を断面中央よりも引張部側に移せばよ
いことを見いだした。この図心の中央からの変位によ
り、断面積及び重量に規制がある自動車用補強部材にお
いて、その強度に対するウェッブ及びフランジの寄与の
程度を極めて有効に高めることができる。
【0016】図1は補強部材の最大荷重及び破断変位を
求めるための曲げ試験方法を示す模式図である。間隔が
例えば950mmの1対の支点5上に、補強部材10を、そ
の荷重を受ける圧縮側のフランジ11を上方にし、引張
側のフランジ12を下方にし、これらのフランジ11,
12を連結するウェッブ13の面を垂直にして載置す
る。そして、1対の支点5間の中央にて、曲率(図面半
径)が例えば150mmのポンチ6を介して補強部材10に
対して下方に荷重を印加し、補強部材10の荷重印加点
の変位δと荷重Pとの関係を測定した。
【0017】この荷重−変位曲線を図2に示す。図2に
おいて、曲線Aは中立軸を引張部側のフランジ12寄り
(下方)に移した場合の荷重−変位曲線、曲線Bは従来
と同様に(図14参照)、中立軸がフランジ11とフラ
ンジ12との中央にある場合の荷重−変位曲線である。
この図2に示すように、最大荷重は略々同等であるが、
中立軸を引張部側に変位させた場合の破断変位は中立軸
が中央にある場合の破断変位よりも極めて長い。
【0018】このように、中立軸及び図心を引張応力を
受ける側に移動させる手段としては、圧縮応力を受ける
側のフランジ11(図1参照)と引張応力を受ける側の
フランジ12の長さ及び/又は厚さを相違させ、引張応
力を受ける側の重量を大きくすればよい。
【0019】そこで、以下、図14に示すように、自動
車ドア外面側の荷重を受ける側、即ち、圧縮応力を受け
る側のフランジの厚さをT(圧)、反対側の自動車ドア
内面側のフランジ、即ち引張応力を受ける側のフランジ
の厚さをT(引)とし、圧縮応力を受ける側のフランジ
の幅をB(圧)、引張応力を受ける側のフランジの幅を
B(引)として、これらの寸法の範囲を基にして、補強
部材の断面形状を規定する。なお、押出法により補強部
材を成形しようとすると、フランジとウェッブとの間の
交差部(コーナー部)が丸みをもつ。このコーナー部の
丸みの半径Rを変えることによっても、中立軸及び図心
を変位させることができるが、これは、コーナー部の半
径Rの変化により結果的にフランジ部の厚さを変えるこ
とになる。従って、フランジ部の厚さ及び幅を因子にし
て補強部材の断面形状を規定することとする。
【0020】但し、補強部材の断面積は、従来のよう
に、1対のフランジ部の厚さ及び幅が夫々相互に同一で
中立軸を中心として対称である場合と同一とする。ま
た、補強部材の幅D(図14参照)は、従来と同様に32
mmとする。
【0021】この場合、最大荷重Wmaxは中立軸が中央
にある従来の場合の0.90倍以上を確保する。また、破断
変位Sは、同じく中立軸が中央にある場合の1.3倍以上
の大きな変位を得るものとする。
【0022】図3乃至図8は、横軸にB(圧)/B
(引)をとり、縦軸に最大荷重Wmax及び破断変位Sを
とって、B(圧)/B(引)と最大荷重Wmax及び破断
変位Sとの関係を示すグラフ図である。但し、図5乃至
図8は夫々T(圧)/T(引)が0.7乃至1.2の場合のデ
ータである。これらのデータは図2に示す曲げ試験方法
により求めたものであり、L/B=0.7(但し、Lはウ
エッブの間隔であり、Bはフランジ幅B(引)に等し
い)である。これらの図3乃至図8に図示したように、
最大荷重Wmaxが中立軸が中央の場合の0.9倍以上、破断
変位Sが中立軸が中央の場合の1.3倍以上の条件を満足
するB(圧)/B(引)の範囲は、T(圧)/T(引)
の値により異なる。
【0023】この範囲を図9に斜線にて示す。図9は横
軸にB(圧)/B(引)をとり、縦軸にT(圧)/T
(引)をとって、図3乃至図8に示すB(圧)/B
(引)及びT(圧)/T(引)の最適範囲を斜線にて示
すものである。この斜線範囲を規定するこの直線は、y
=−1.6x+2.0とy=−1.3x+2.1であり、この2つの
直線は最小2乗法で決定したものである。但し、x=B
(圧)/B(引)、y=T(圧)/T(引)とする。
【0024】なお、図9に示すデータは、T(圧)/T
(引)が0.5乃至1.5の範囲で実験的に確かめたものであ
る。従って、このフランジの厚さの比が、この範囲から
外れるものについては、最適範囲が前記数式1及び数式
2により決められる範囲に入るとは限らない。このた
め、本発明においては、図9及び数式3に示すように、
T(圧)/T(引)は0.5乃至1.5に限定する。
【0025】次に、ウェッブの形状については、以下の
ように考えられる。即ち、より高い曲げ強度を得るため
には、塑性断面係数を可及的に高くすることが有効であ
る。このため、断面積が一定の場合には、なるべくフラ
ンジに肉をもってくることが必要である。しかし、ウェ
ッブが薄肉になってきた場合は、局部座屈を考慮にいれ
て評価する必要がある。そこで、薄板要素で構成される
箱型断面の曲げ強度を評価するために一般的に使用され
ている幅厚比パラメータを基にして、本発明の断面形状
の適正範囲を求める。
【0026】この幅厚比パラメータRf(フランジ部
分)及びRw(ウェッブ部分)は夫々下記数式7及び数
式8にて示す。
【0027】
【数7】 Rf=(b/T(圧))√{12(1−ν2)/(4π2)}√(σy/E)
【0028】
【数8】 Rw=(h/T(W))√{12(1−ν2)/(23.9π2)}√(σy/E)
【0029】但し、νはポアソン比(=0.33)、Eは縦
弾性係数(=7300)、σyは耐力(≧43kgf/mm2)であ
る。この評価式に基づいて、局部座屈を考慮して求めた
実験データを図10,11に示す。図10及び図11は
夫々横軸に上記評価式のRf及びRwをとり、縦軸にいず
れもγ(=Pe/Pt)をとって両者の関係を示すグラフ
図である。但し、Peは曲げ強度の実験により求めた実
験値であり、Ptはその形状における曲げ強度の理論値
である。この図10、11に示すγが1以上であること
は、少なくとも最大強度に至るまで局部座屈が生じない
ことを意味する。このため、γを1以上にする範囲を基
に本発明の断面形状を規定する。この範囲は図10,1
1から求められるように、下記数式9,10により表さ
れる。
【0030】
【数9】Rf≦0.55
【0031】
【数10】Rw≦0.32 一方、前記数式7,8に、ポアソン比等の数値を代入す
ると、下記数式11,12が得られる。
【0032】
【数11】Rf=0.0399×(L/T(圧))
【0033】
【数12】Rw=0.0163×(B(W)/T(W)) そこで、この数式11,12を数式9,10に代入する
と、前記数式4,5が得られる。
【0034】
【数4】B(W)/T(W)≦19.6
【0035】
【数5】L/T(圧)≦13.7 このように、数式4,5にて示す範囲に、ウェッブの
幅、厚さ及び間隔を定めることにより、局部座屈が生じ
させないで最大強度を得ることができる。
【0036】但し、幅厚比パラメータRf及びRwはフラ
ンジの厚さ、特に圧縮応力を受ける方のフランジの厚さ
T(圧)とウェッブの厚さT(W)との比によって影響
を受ける。図10,11のデータはこの比が、以下に示
すように、数式6にて示す範囲の場合に得られたデータ
である。
【0037】
【数6】2.3≧T(圧)/T(W)≧1 このため、フランジの厚さT(圧)及びウェッブの厚さ
T(W)をこの数式6にて示す範囲に設定する。
【0038】以上の理由により、本発明においては、補
強部材の断面形状を前記数式1乃至6により規定する。
換言すれば、フランジの厚さ及び幅を数式1乃至6の範
囲にすることにより、最大荷重は従来の0.9倍以上を確
保しつつ、破断変位を従来の1.3倍以上にすることがで
きる。
【0039】なお、この補強部材を押出法により製造す
る場合、押出の容易さから、ウェッブの厚さT(W)は
1.5mm以上にすることが好ましい。
【0040】
【実施例】次に、本発明の実施例について、特許請求の
範囲から外れる比較例と比較して説明する。
【0041】図12は断面形状欄に示す寸法を有する補
強部材について、B(圧)/B(引)を種々変更して、
この最大荷重及び破断変位を測定した結果を示す。但
し、T(圧)/T(引)は1で一定であり、断面積も同
一である。また、補強部材の幅hも32mmで一定である。
更に、L/Bは0.7である。
【0042】この図12に示すように、本発明の実施例
は、比較例2(従来)のように中立軸を中心として対称
の断面形状を有する場合に比して、断面形状が0.92倍以
上であると共に、破断変位は1.3倍以上と極めて大きな
値を有している。これに対し、比較例1は最大荷重が比
較例2の0.87倍と小さい。一方、比較例3は中立軸が圧
縮応力側に偏移しているため、最大荷重は大きいもの
の、破断変位が0.8倍と極めて小さい。
【0043】図13は、各断面形状の場合の最大荷重
と、エネルギ吸収量を示す。この図13から明かなよう
に、本実施例の場合は、最大荷重が0.92倍以上であると
共に、エネルギ吸収量が1.7倍以上と極めて大きい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、フランジの厚さ及び幅
を所定の最適範囲に設定するから、最大荷重を従来の0.
9倍以上に確保しつつ、破断変位を従来の1.3倍以上に著
しく長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】補強部材の曲げ試験方法を示す図である。
【図2】最大荷重と変位との関係を示す荷重−変位曲線
である。
【図3】T(圧)/T(引)=0.7の場合の最大荷重及
び破断変位とB(圧)/B(引)との関係を示すグラフ
図である。
【図4】T(圧)/T(引)=0.8の場合の最大荷重及
び破断変位とB(圧)/B(引)との関係を示すグラフ
図である。
【図5】T(圧)/T(引)=0.9の場合の最大荷重及
び破断変位とB(圧)/B(引)との関係を示すグラフ
図である。
【図6】T(圧)/T(引)=1.0の場合の最大荷重及
び破断変位とB(圧)/B(引)との関係を示すグラフ
図である。
【図7】T(圧)/T(引)=1.1の場合の最大荷重及
び破断変位とB(圧)/B(引)との関係を示すグラフ
図である。
【図8】T(圧)/T(引)=1.2の場合の最大荷重及
び破断変位とB(圧)/B(引)との関係を示すグラフ
図である。
【図9】T(圧)/T(引)及びB(圧)/B(引)の
最適範囲を示すグラフ図である。
【図10】幅厚比パラメータRfの最適範囲を示すグラ
フ図である。
【図11】幅厚比パラメータRwの最適範囲を示すグラ
フ図である。
【図12】本発明の実施例の最大荷重及び破断変位を比
較例と比較して示す図である。
【図13】本発明の実施例の最大荷重及び吸収エネルギ
を比較例と比較して示す図である。
【図14】自動車用補強部材の縦断面図である。
【図15】補強部材に衝撃力が印加された状態を示す模
式図である。
【図16】補強部材の破断状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,2,11,12;フランジ 3,13;ウェッブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重を受けたときに圧縮力が作用する側
    の圧縮側フランジ及び引張力が作用する側の引張側フラ
    ンジを1対のウェッブにより連結した断面形状を有する
    アルミニウム合金製自動車用補強部材において、前記圧
    縮側フランジ及び引張側フランジの厚さを夫々T(圧)
    及びT(引)とし、前記圧縮側フランジ及び引張側フラ
    ンジの幅を夫々B(圧)及びB(引)とし、ウェッブの
    厚さ及び幅を夫々T(W)及びB(W)とし、ウェッブ
    の間隔をLとした場合に、下記数式を満足するようにそ
    の断面形状を設定したことを特徴とするアルミニウム合
    金製自動車用補強部材。 B(圧)/B(引)≧−1.6・{T(圧)/T(引)}
    +2.0 B(圧)/B(引)≦−1.3・{T(圧)/T(引)}
    +2.1 1.5≧T(圧)/T(引)≧0.5 19.6≧B(W)/T(W) 13.7≧L/T(圧) 2.3≧T(圧)/T(W)≧1
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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