JPH0524542U - 絞り出し器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ゾル状のものを収容する可撓性のあるラミネ
ート容器の中身を満遍なく絞り出す絞り器を提供する。 【構成】 ２本のローラ２を保持する軸部３から成る絞
り部４と把持部５との支点と成る交差部６とより構成さ
れ前記２本のローラ２相互を接する方向に弾発力を附与
した弾性体８が配置されて成る絞り器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、マヨネーズ、ケチャップ、歯みがき粉、化粧品等のゾル状のものを 収容する可撓性のあるラミネート容器において上記中身を満遍無く絞り出すこと ができる絞り器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

可撓性のあるラミネート容器内のゾル状の中身を出す手段としては、容器を手 で押し潰す方法とか、容器を巻き上げる方法等が行われており、また他の器具類 を利用する方法として丸みのある箸等を使用して押し出していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、可撓性のあるラミネート容器内の中身の全てを簡 単な専門の器具を使用して絞り出すことである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ラミネート容器内のゾル状の中身を満遍無く絞り出すことを目的と するために、二本のローラとそのローラを保持する軸部とより成る絞り部と、該 絞り部を可動させる把持部及び該絞り部と把持部との支点と成る交差部とより構 成され、上記軸部を中心としてローラが回動自在に形成され、把持部の内側には 該二本のローラ相互を接する方向に弾発力を附与した弾性体が配設された絞り出 し器を実現したものである。

【０００５】

【実施例】

１は本考案の絞り出し器の一実施例で、上記絞り出し器１は、２本のローラ２ とそのローラ２を保持する軸部３とより成る絞り部４と、該絞り部４を可動させ る把持部５及び該絞り部４と把持部５との支点と成る交差部６とより構成されて いる。上記絞り部４は、中央部に金属製の軸部３が形成され、その軸部３を中心 としてローラ２が回動自在に形成されている。ローラ２は木製あるいは合成樹脂 製のものが使用される。軸部３の先端部及び根元部にはローラ２が軸部３から外 れるのを防止するための膨出部７が形成されている。他方、把持部５は、手で持 ちやすいようにビニール等で被覆され、その外形を円形としている。また把持部 ５相互の内側には線バネ、板バネ等の弾性体８を配設し、交差部６に形成された ピン９を支点として絞り部４の相互のローラ２が接する方向に弾発力が附与され ている。

【０００６】

【作用】

使用者は、把持部５を持ち弾性体８に抗して把持部５相互を握って力を入れる ことによりピン９を支点として絞り部４の相互のローラ２相互は開くことになる 。ローラ２相互が開いたその間隙に可撓性のあるラミネート容器を配設する。そ の後把持部５相互の握りを緩めることにより弾性体８によりローラ２相互は接す ることになる。その状態で軸部３を中心として回動自在に形成されているローラ ２を回転させることによって容器内のゾル状の中身は容器の出口部へと絞り出さ れることになる。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の絞り出し器は、簡単な器具で且つ可撓性のあるラ ミネート容器の中身の全てを容易に絞り出すことが可能となった。特に、本考案 の絞り出し器は、ローラ相互間のラミネート容器の中身を絞り出す位置に配設し たとき、把持部側に構成された弾性体が該ラミネート容器を締め付ける方向に作 用しているので、使用者はその際容器を締め付ける力を常時作用させる必要がな く、単にローラを回転させるだけで容器内の中身を外部へ絞り出すことが可能で ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の絞り出し器の平面図である。

【図２】本考案の絞り出し器の側面図である。

【符号の説明】

１ 絞り出し器 ２ ローラ ３ 軸部 ４ 絞り部 ５ 把持部 ６ 交差部 ７ 膨出部 ８ 弾性体 ９ ピン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】二本のローラ２とそのローラ２を保持する
   軸部３とより成る絞り部４と、該絞り部４を可動させる
   把持部５及び該絞り部４と把持部５との支点と成る交差
   部６とより構成され、上記軸部３を中心としてローラ２
   が回動自在に形成され、把持部５の内側には該二本のロ
   ーラ２相互を接する方向に弾発力を附与した弾性体８が
   配設されて成ることを特徴とする絞り出し器。