JPH05243878A - マイクロ波電力制御回路 - Google Patents
マイクロ波電力制御回路Info
- Publication number
- JPH05243878A JPH05243878A JP3996992A JP3996992A JPH05243878A JP H05243878 A JPH05243878 A JP H05243878A JP 3996992 A JP3996992 A JP 3996992A JP 3996992 A JP3996992 A JP 3996992A JP H05243878 A JPH05243878 A JP H05243878A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave
- power
- voltage
- control circuit
- klystron
- Prior art date
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】マイクロ波入力電力を制御するダイオード減衰
器１と、ダイオード減衰器の出力電力を入力して電力増
幅するクライストロン２とこのクライストロンへのビー
ム電圧を可変とするクライストロン高圧電源６と、外部
からのマイクロ波電力制御信号を受けてクライストロン
高圧電源６のビーム電圧を制御するビーム電圧制御回路
８と、外部からのマイクロ波電力制御信号を受けて基準
電圧を発生し、クライストロン出力電力の電力監視信号
１０３と基準電圧１０６とを比較して基準電圧に収れん
するようにダイオード減衰器１の減衰器を加減制御する
比較回路９とを有する。 【効果】従来例に比して装置の消費電力も下がり効率の
低下が大幅に改善される。さらに自動レベル制御ループ
が形成されるので、マイクロ波出力電力の安定化を行な
うことができる。
器１と、ダイオード減衰器の出力電力を入力して電力増
幅するクライストロン２とこのクライストロンへのビー
ム電圧を可変とするクライストロン高圧電源６と、外部
からのマイクロ波電力制御信号を受けてクライストロン
高圧電源６のビーム電圧を制御するビーム電圧制御回路
８と、外部からのマイクロ波電力制御信号を受けて基準
電圧を発生し、クライストロン出力電力の電力監視信号
１０３と基準電圧１０６とを比較して基準電圧に収れん
するようにダイオード減衰器１の減衰器を加減制御する
比較回路９とを有する。 【効果】従来例に比して装置の消費電力も下がり効率の
低下が大幅に改善される。さらに自動レベル制御ループ
が形成されるので、マイクロ波出力電力の安定化を行な
うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波電力制御回
路に関し、特に衛星通信地球局等に使用されるマイクロ
波電力増幅装置のマイクロ波電力制御回路に関する。
路に関し、特に衛星通信地球局等に使用されるマイクロ
波電力増幅装置のマイクロ波電力制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のマイクロ波電力制御回路
は、図３に示す様に、入力電力調整用のダイオード減衰
器１、電力増幅装置であるクライストロン２、ダイオー
ド減衰器１制御用のマイクロ波電力制御回路１１、クラ
イストロン高圧電源１２から構成される。マイクロ波出
力電力を制御する場合に、マイクロ波電力制御回路１１
によりダイオード減衰器１のダイオードへのバイアス信
号１０１を変えることにより、ダイオード減衰器１の減
衰量を変えて、クライストロン２に対するマイクロ波入
力電力を制御し、マイクロ波出力電力を制御する。一
方、クライストロン高圧電源１２より供給されるクライ
ストロン２のビーム電圧１０２は一定であった。
は、図３に示す様に、入力電力調整用のダイオード減衰
器１、電力増幅装置であるクライストロン２、ダイオー
ド減衰器１制御用のマイクロ波電力制御回路１１、クラ
イストロン高圧電源１２から構成される。マイクロ波出
力電力を制御する場合に、マイクロ波電力制御回路１１
によりダイオード減衰器１のダイオードへのバイアス信
号１０１を変えることにより、ダイオード減衰器１の減
衰量を変えて、クライストロン２に対するマイクロ波入
力電力を制御し、マイクロ波出力電力を制御する。一
方、クライストロン高圧電源１２より供給されるクライ
ストロン２のビーム電圧１０２は一定であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来のマイクロ波
電力制御回路は、ビーム電圧を固定電圧とし、かつクラ
イストロンがＡ級増幅器であるので、マイクロ波出力電
力を変えても消費電力は一定である。したがってマイク
ロ波出力電力を下げた場合には、マイクロ波出力電力／
クライストロン消費電力で表される効率が低下するとい
う欠点があった。
電力制御回路は、ビーム電圧を固定電圧とし、かつクラ
イストロンがＡ級増幅器であるので、マイクロ波出力電
力を変えても消費電力は一定である。したがってマイク
ロ波出力電力を下げた場合には、マイクロ波出力電力／
クライストロン消費電力で表される効率が低下するとい
う欠点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波電力
制御回路は、マイクロ波入力電力を制御するダイオード
減衰器と、前記ダイオード減衰器の出力電力を入力して
電力増幅するクライストロンと、このクライストロンへ
のビーム電圧を可変とするクライストロン高圧電源と、
外部からのマイクロ波電力制御信号を受けて前記クライ
ストロン高圧電源のビーム電圧を制御するビーム電圧制
御回路と、前記外部からのマイクロ波電力制御信号を受
けて基準電圧を発生し、前記クライストロン出力電力の
電力監視信号と前記基準電圧とを比較して前記基準電圧
に収れんするように前記ダイオード減衰器の減衰量を加
減制御する比較回路とを有する。
制御回路は、マイクロ波入力電力を制御するダイオード
減衰器と、前記ダイオード減衰器の出力電力を入力して
電力増幅するクライストロンと、このクライストロンへ
のビーム電圧を可変とするクライストロン高圧電源と、
外部からのマイクロ波電力制御信号を受けて前記クライ
ストロン高圧電源のビーム電圧を制御するビーム電圧制
御回路と、前記外部からのマイクロ波電力制御信号を受
けて基準電圧を発生し、前記クライストロン出力電力の
電力監視信号と前記基準電圧とを比較して前記基準電圧
に収れんするように前記ダイオード減衰器の減衰量を加
減制御する比較回路とを有する。
【０００５】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図１の実施例はクライストロン２のマイクロ波入力電力
を制御し、マイクロ波出力電力を制御するダイオード減
衰器１、マイクロ波を電力増幅するクライストロン２、
マイクロ波出力電力を監視する方向性結合器３、方向性
結合器３のマイクロ波出力信号を検波して、マイクロ波
出力電力監視信号を得るマイクロ波検波器４、マイクロ
波出力電力制御信号によってダイオード減衰器１のバイ
アス信号およびクライストロン２のビーム電圧を制御す
るマイクロ波電力制御回路５、クライストロン２にビー
ム電圧を供給するクライストロン高圧電源６、外部から
のマイクロ波電力制御信号１０５を受けて比較回路９の
基準電圧１０６を制御する基準電圧制御回路７、マイク
ロ波電力制御信号１０５を受けて、クライストロン２の
ビーム電圧を制御するビーム電圧制御回路８、基準電圧
１０６とマイクロ波電力監視信号１０３を比較し、ダイ
オード減衰器１のバイアス信号１０１を制御する比較回
路９から構成される。
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図１の実施例はクライストロン２のマイクロ波入力電力
を制御し、マイクロ波出力電力を制御するダイオード減
衰器１、マイクロ波を電力増幅するクライストロン２、
マイクロ波出力電力を監視する方向性結合器３、方向性
結合器３のマイクロ波出力信号を検波して、マイクロ波
出力電力監視信号を得るマイクロ波検波器４、マイクロ
波出力電力制御信号によってダイオード減衰器１のバイ
アス信号およびクライストロン２のビーム電圧を制御す
るマイクロ波電力制御回路５、クライストロン２にビー
ム電圧を供給するクライストロン高圧電源６、外部から
のマイクロ波電力制御信号１０５を受けて比較回路９の
基準電圧１０６を制御する基準電圧制御回路７、マイク
ロ波電力制御信号１０５を受けて、クライストロン２の
ビーム電圧を制御するビーム電圧制御回路８、基準電圧
１０６とマイクロ波電力監視信号１０３を比較し、ダイ
オード減衰器１のバイアス信号１０１を制御する比較回
路９から構成される。
【０００６】次に本実施例の動作を説明する。クライス
トロン２出力のマイクロ波出力電力を増減するために、
マイクロ波出力電力制御回路５はマイクロ波電力制御信
号１０５を受けて、ビーム電圧制御回路８と、基準電圧
制御回路７を制御する。ビーム電圧制御回路８は、クラ
イストロン高圧電源６に対して、ビーム電圧制御信号１
０４を送り、クライストロン２のビーム電圧を制御す
る。また、基準電圧制御回路７では、比較回路９の基準
電圧を制御する。比較回路９では、この基準電圧１０６
とマイクロ波電力監視信号１０３とが比較され、その結
果によりダイオード減衰器１のバイアス信号１０１が制
御され、ダイオード減衰器１の減衰量が制御される。マ
イクロ波出力電力に対するクライストロン２のビーム電
圧の制御特性は図２に示すように、クライストロン２の
特性としてビーム電圧を下げると利得および最大出力電
力が下がり、ビーム電圧を上げるとこの逆の特性を示
す。マイクロ波出力電力を下げる場合には、ビーム電圧
制御回路８によりクライストロン高圧電源６に対してビ
ーム電圧１０２を下げる様にビーム電圧制御信号が送ら
れ、クライストロン２の利得および最大出力電力が下が
る。マイクロ波出力電力を上げる場合には、前述の逆の
制御が行なわれる。しかし、以上述べたビーム電圧１０
２の制御だけでは、正確かつ安定したマイクロ波出力電
力の制御は難しいので、マイクロ波出力電力制御信号１
０５によってダイオード減衰器１の減衰量を制御し、マ
イクロ波出力電力を制御することによって、所定の設定
精度及び安定度を得る。さらに、マイクロ波出力電力は
比較回路９によって、マイクロ波出力電力設定値となる
基準電圧と比較され、その結果によりダイオード減衰器
１のバイアス信号が制御され、マイクロ波入力電力が変
動してもマイクロ波出力電力を一定に保つ様に制御され
る。なお、図２に示すマイクロ波出力電力対ビーム電圧
特性をプログラム化して、マイクロ波電力制御回路５に
組み込めば任意の最適な電力制御を自動的に実現出来
る。
トロン２出力のマイクロ波出力電力を増減するために、
マイクロ波出力電力制御回路５はマイクロ波電力制御信
号１０５を受けて、ビーム電圧制御回路８と、基準電圧
制御回路７を制御する。ビーム電圧制御回路８は、クラ
イストロン高圧電源６に対して、ビーム電圧制御信号１
０４を送り、クライストロン２のビーム電圧を制御す
る。また、基準電圧制御回路７では、比較回路９の基準
電圧を制御する。比較回路９では、この基準電圧１０６
とマイクロ波電力監視信号１０３とが比較され、その結
果によりダイオード減衰器１のバイアス信号１０１が制
御され、ダイオード減衰器１の減衰量が制御される。マ
イクロ波出力電力に対するクライストロン２のビーム電
圧の制御特性は図２に示すように、クライストロン２の
特性としてビーム電圧を下げると利得および最大出力電
力が下がり、ビーム電圧を上げるとこの逆の特性を示
す。マイクロ波出力電力を下げる場合には、ビーム電圧
制御回路８によりクライストロン高圧電源６に対してビ
ーム電圧１０２を下げる様にビーム電圧制御信号が送ら
れ、クライストロン２の利得および最大出力電力が下が
る。マイクロ波出力電力を上げる場合には、前述の逆の
制御が行なわれる。しかし、以上述べたビーム電圧１０
２の制御だけでは、正確かつ安定したマイクロ波出力電
力の制御は難しいので、マイクロ波出力電力制御信号１
０５によってダイオード減衰器１の減衰量を制御し、マ
イクロ波出力電力を制御することによって、所定の設定
精度及び安定度を得る。さらに、マイクロ波出力電力は
比較回路９によって、マイクロ波出力電力設定値となる
基準電圧と比較され、その結果によりダイオード減衰器
１のバイアス信号が制御され、マイクロ波入力電力が変
動してもマイクロ波出力電力を一定に保つ様に制御され
る。なお、図２に示すマイクロ波出力電力対ビーム電圧
特性をプログラム化して、マイクロ波電力制御回路５に
組み込めば任意の最適な電力制御を自動的に実現出来
る。
【０００７】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、外部のマイ
クロ波電力制御信号によって制御されるビーム電圧制御
回路と基準電圧制御回路および比較回路を備えることに
より、従来例に比して装置の消費電力も下がり効率の低
下が大幅に改善されるという効果を有する。さらに自動
レベル制御ループが形成されているので、マイクロ波出
力電力の安定化を行なうことができる。
クロ波電力制御信号によって制御されるビーム電圧制御
回路と基準電圧制御回路および比較回路を備えることに
より、従来例に比して装置の消費電力も下がり効率の低
下が大幅に改善されるという効果を有する。さらに自動
レベル制御ループが形成されているので、マイクロ波出
力電力の安定化を行なうことができる。
【図１】本発明の一実施例のブロック図である。
【図２】一般的なクライストロンの特性を示す説明図で
ある。
ある。
【図３】従来のマイクロ波電力制御回路のブロック図で
ある。
ある。
１ ダイオード減衰器 ２ クライストロン ３ 方向性結合器 ４ マイクロ波検波器 ５ マイクロ波電力制御回路 ６ クライストロン高圧電源 ７ 基準電圧制御回路 ８ ビーム電圧制御回路 ９ 比較回路
Claims (2)
- 【請求項１】 マイクロ波入力電力を制御するダイオー
ド減衰器と、前記ダイオード減衰器の出力電力を入力し
て電力増幅するクライストロンと、このクライストロン
へのビーム電圧を可変とするクライストロン高圧電源
と、外部からのマイクロ波電力制御信号を受けて前記ク
ライストロン高圧電源のビーム電圧を制御するビーム電
圧制御回路と、前記外部からのマイクロ波電力制御信号
を受けて基準電圧を発生し、前記クライストロン出力電
力の電力監視信号と前記基準電圧とを比較して前記基準
電圧に収れんするように前記ダイオード減衰器の減衰量
を加減制御する比較回路とを有することを特徴とするマ
イクロ波電力制御回路。 - 【請求項２】 前記ビーム電圧制御回路が使用されるク
ライストロンのマイクロ波出力電圧対ビーム電圧の変化
特性を記憶し、前記外部からのマイクロ波電力制御信号
に対応したビーム電圧制御信号を出力することを特徴と
する請求項１記載のマイクロ波電力制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3996992A JPH05243878A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | マイクロ波電力制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3996992A JPH05243878A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | マイクロ波電力制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05243878A true JPH05243878A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12567788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3996992A Withdrawn JPH05243878A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | マイクロ波電力制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05243878A (ja) |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP3996992A patent/JPH05243878A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |