JPH05243120A - レーザ光学装置 - Google Patents

レーザ光学装置

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JPH05243120A
JPH05243120A JP4078601A JP7860192A JPH05243120A JP H05243120 A JPH05243120 A JP H05243120A JP 4078601 A JP4078601 A JP 4078601A JP 7860192 A JP7860192 A JP 7860192A JP H05243120 A JPH05243120 A JP H05243120A
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laser
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lens barrel
optical
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Masato Hamaya
正人 浜谷
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    • GPHYSICS
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    • G03F7/70883Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of optical system

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、レーザ光学装置において、簡易な構
成で酸素の吸収帯とほぼ重なつたスペクトル特性を持つ
レーザ光を使用し得るものを実現する。 【構成】光学手段のレンズ鏡筒内及び又はレンズ鏡筒間
でなる密閉空間の酸素を、脱酸素手段で吸収するように
したことにより、光学手段に酸素の吸収帯とほぼ重なつ
たスペクトル特性を持つ例えばフツ化アルゴンを用いた
エキシマレーザによるレーザ光を通過させる際にも、酸
素の吸収によるレーザエネルギーの損失や有害ガスの発
生及び透過率の変化による揺らぎ等の弊害を未然に防止
し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3) 作用(図1〜図3) 実施例(図1〜図3) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光学装置に関し、
例えば半導体集積回路を製造する際に用いるレーザ露光
装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】近年、半導体集積回路等の半導体デバイ
スは微細化の一途を辿り、回路パターンの最小線幅は、
サブミクロンの領域からクオータミクロンの領域に達し
ようとしている。このため縮小投影型の露光装置におい
ては、開口数の大きな投影レンズが開発されてきたが、
半導体デバイスの微細化をより一層進めるためには、露
光光の波長をさらに短波長化する必要がある。
【0004】このため現在の露光装置に広く用られてい
る水銀ランプのg線(波長 435〔nm〕でなる)やi線
(波長 365〔nm〕でなる)の照明光に代えて、さらに短
波長の光が得られるエキシマレーザ光源を用いる露光装
置が有望視されている。
【0005】このエキシマレーザ光源は、発振媒体のガ
スを変えることにより異なる波長のレーザ光を発振する
ことができるが、この中でも発振媒体のガスとして安定
した高い出力が得られかつ波長の短い、フツ化クリプト
ン(KrF(波長 248〔nm〕でなる))及びフツ化アル
ゴン(ArF(波長 193〔nm〕でなる))が有利であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでより微細なパ
ターンを形成するためには、できるだけ短波長のエキシ
マレーザを使うことが有利であり、波長が 248〔nm〕の
KrFエキシマレーザよりも、波長が 193〔nm〕のAr
Fエキシマレーザを光源として使つたエキシマレーザ露
光装置が現在最も期待されている。
【0007】従来のKrFエキシマレーザ露光装置で
は、レーザビームが空気中を伝わる際、空気中の酸素に
よるレーザエネルギーの吸収が無視できる程小さいた
め、光路を窒素ガスなどの高透率媒体で満たす必要はな
かつた。
【0008】ところがArFエキシマレーザを露光光源
として使おうとする場合は、酸素による吸収がKrFと
比べると著しく大きく、光路内に空気(酸素)があると
レーザエネルギーが損失することに加えて、酸素の光分
解によつて有害なオゾンガスが発生したり、レーザビー
ム光路中の透過率が経時変化して揺らぐ等の問題があつ
た。
【0009】これを避けるためにはレーザビーム光路を
大気より遮断し、その中を真空にするか、ヘリウムHe
や窒素N2 などで置換することが考えられるが、このよ
うにすると露光装置自体が複雑化すると共に、大規模化
してしまう欠点があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で酸素の吸収帯と重なつたスペクトル特
性を持つレーザ光を使用し得るレーザ光学装置を提案し
ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、酸素の吸収帯とほぼ重なつた
スペクトル特性を持つレーザ光L1を出力するレーザ光
源手段2と、複数群複数枚のレンズ21〜29が配置さ
れたレンズ鏡筒20を複数組み合わせてなり、レーザ光
L1が通過する光学手段5と、その光学手段5のレンズ
鏡筒20内及び又はレンズ鏡筒20間に配置され、密閉
空間30(30A〜30D)中の酸素を吸収する脱酸素
手段32(32A〜32D)とを設けるようにした。
【0012】また第2の発明においては、密閉空間30
に外部空間に通じるバルブ手段31(31A〜31D)
を配設し、そのバルブ手段31を通じて密閉空間30中
に脱酸素手段32で吸収した酸素に代えて、他の気体を
充填するようにした。
【0013】さらに第3の発明においては、レーザ光源
2として、フツ化アルゴンを用いたエキシマレーザを用
い、酸素の吸収帯とほぼ重なつたスペクトル特性を持つ
レーザ光L1を出力するようにした。
【0014】さらにまた第4の発明においては、酸素雰
囲気中において光学系に曇り等を発生するレーザ光を出
力するレーザ光源手段と、複数枚のレンズ21〜29が
配置されたレンズ鏡筒20を複数組み合わせてなり、レ
ーザ光が通過する光学手段5と、その光学手段5のレン
ズ鏡筒20内及び又はレンズ鏡筒20間に配置され、密
閉空間30中の酸素を吸収する脱酸素手段32とを設け
るようにした。
【0015】
【作用】光学手段5のレンズ鏡筒20内及び又はレンズ
鏡筒20間でなる密閉空間30の酸素を、脱酸素手段3
2で吸収するようにしたことにより、光学手段5に酸素
の吸収帯とほぼ重なつたスペクトル特性を持つ例えばフ
ツ化アルゴンを用いたエキシマレーザ2によるレーザ光
L1を通過させる際にも、酸素の吸収によるレーザエネ
ルギーの損失や有害ガスの発生及び透過率の変化による
揺らぎ等の弊害を未然に防止し得る。
【0016】また光学手段5のレンズ鏡筒20内及び又
はレンズ鏡筒20間でなる密閉空間30に設けたバルブ
手段31を通じて、密閉空間30中に脱酸素手段32で
吸収した酸素に代えて、他の気体を充填するようにした
ことにより、密閉空間32と外部空間の気圧の差による
屈折率の変化等の悪影響を有効に回避し得る。
【0017】さらにまた光学手段5のレンズ鏡筒20内
及び又はレンズ鏡筒20間でなる密閉空間30の酸素
を、脱酸素手段32で吸収するようにしたことにより、
光学手段3、5に酸素雰囲気中において光学系に曇り等
を発生するレーザ光を通過させる際にも、酸素吸収効果
によつて光学系の曇りを未然に防止し得る。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0019】図1において1は全体として本発明による
レーザ露光装置を示し、エキシマレーザ光源2から発振
されたレーザ光L1は、照明光学系5を介してレチクル
6に入射する。レーザ光L1は酸素の吸収帯(酸素によ
るエネルギー吸収の起こる帯域)とほぼ重なつたスペク
トル特性を持つ波長を有している。
【0020】この照明光学系5はリレーレンズ系3、反
射鏡4、インプツト光学系(ビームエキスパンダ)1
0、フライアイレンズ等のオプチカルインテグレータ1
1、コンデンサレンズ12(図2)で構成される。
【0021】照明光学系5から出射されたレーザ光L2
はレチクル6を一様な照度分布で照射し、この結果レチ
クル6上の回路パターンが投影レンズ7を介して、ステ
ージ8上に載置されたウエハ9上に縮小投影され、この
ようにしてレチクル6上の回路パターンをウエハ9に形
成するようになされている。
【0022】ここで反射鏡4からレチクル6までの間の
照明光学系5(以下これを第1照明光学系5aと呼ぶ)
は図2に示すような光学構成でなり、反射鏡4によつて
折り曲げられたレーザ光L1が、ビームエキスパンダ1
0A、10Bを通つてフライアイ11に入射する。これ
によりフライアイ11の射出側には、フライアイ11の
エレメント数に応じた2次光源群L11が形成される。
【0023】この2次光源群L11がコンデンサレンズ
12によつて集光され、この結果レチクル6上で重ね合
わせた際、照度が均一化されてなるレーザ光L2が発生
されレチクル6上を照射する。
【0024】ここでこの実施例の場合、第1照明光学系
5aのうち例えばビームエキスパンダ10A、10B
は、光学系の収差を追い込むために図3に示すように、
レンズ鏡筒20の内径より小さい径を有する第1〜第5
のレンズ21〜25と、レンズ鏡筒20の内径と等しい
外径を有する第6〜第9のレンズ26〜29との9枚の
レンズを組み合わせて構成されている。
【0025】このうち第1〜第5のレンズ21〜25は
第1〜第5のレンズ枠21A〜25Aを用いてレンズ鏡
筒20内に固着され、第6〜第9のレンズ26〜29は
そのままレンズ鏡筒20内にOリング等を使用して固着
されている。
【0026】第2〜第5のレンズ枠22A〜25Aに
は、それぞれ透孔22B〜25Bが設けられており、こ
れにより第1のレンズ枠21Aを含む第1のレンズ21
及び第6のレンズ26間、第6及び第7のレンズ26及
び27間、第7及び第8のレンズ27及び28間、第8
及び第9のレンズ28及び29間にそれぞれ密閉空間3
0A、30B、30C、30Dが形成される。
【0027】この密閉空間30A、30B、30C、3
0Dにおいては、レンズ鏡筒20に設けられたバルブ3
1A、31B、31C、31Dを必要に応じて開けるこ
とにより、当該バルブ31A、31B、31C、31D
を通じて窒素N2 やヘリウムHe 等の気体を充填し得る
ようになされている。
【0028】またレンズ鏡筒20内部には、各密閉空間
30A、30B、30C、30D毎に窪み部が設けら
れ、この窪み部に脱酸素剤32A、32B、32C、3
2Dが設置されている。
【0029】この脱酸素剤32A、32B、32C、3
2Dは、レンズ組み立て後密閉空間30A、30B、3
0C、30D内の酸素を吸収するようになされ、これに
よりビームエキスパンダ10を空気中で組み立てた際
に、酸素濃度が21%あつても実際の使用時には酸素濃度
を0.01%以下に保つことができる。
【0030】また密閉空間30A、30B、30C、3
0Dに対してすき間より、極わずかずつ酸素が透過した
としても、脱酸素剤32A、32B、32C、32Dが
常時酸素を吸収するため、常に密閉空間30A、30
B、30C、30Dの酸素濃度は0.01%以下に保たれ
る。
【0031】これによりエキシマレーザ2から発振され
たレーザ光L1が、ビームエキスパンダ10を通過する
際、密閉空間30A、30B、30C、30D中に酸素
がほとんど存在しないことにより、酸素の吸収によるレ
ーザエネルギーの損失や、オゾン等の有害ガスの発生を
未然に防止し得る。
【0032】なお実際上ビームエキスパンダ10を空気
中で組み立てると、空気中の酸素が脱酸素剤32A、3
2B、32C、32Dで吸収され、外部空間に対して密
閉空間30A、30B、30C、30Dの気圧が低くな
り、この気圧差によつて屈折率が変化するおそれがあ
る。
【0033】この実施例のビームエキスパンダ10の場
合、密閉空間30A、30B、30C、30Dの酸素が
吸収された状態で、バルブ31A、31B、31C、3
1Dを開け、酸素が減つた分窒素N2 やヘリウムHe
の気体を密閉空間30A、30B、30C、30Dに充
填することにより、外部空間及び密閉空間30A、30
B、30C、30Dの気圧差による屈折率の変化を未然
に防止し得るようになされている。
【0034】またこの実施例のレーザ露光装置1の場
合、リレーレンズ系3や第1照明光学系5aの他のレン
ズ(例えばコンデンサーレンズ12)もビームエキスパ
ンダ10と同様に複数枚のレンズ群によつて構成されて
いる。これら複数枚のレンズ群を保持するレンズ鏡筒中
に形成された密閉空間についても、図3のビームエキス
パンダ10と同様に脱酸素剤が配置されている。さらに
これら全体が窒素N2 やヘリウムHe の雰囲気になされ
ている。
【0035】実際上レーザ露光装置1のリレーレンズ系
3や第1照明光学系5aの各レンズエレメントのわずか
なすき間を、窒素N2 やヘリウムHe でパージすること
も可能であるが、このためにはそれぞれのすき間につい
て1度真空引きをするような複雑な機構が必要となる。
【0036】このため上述のように1つのレンズ鏡筒
(例えばレンズ鏡筒20)の中のレンズエレメントで密
閉された空間では脱酸素剤32を使用し、レンズ鏡筒相
互間の広い空間のみを窒素N2 やヘリウムHe でブロー
することにより、全体として小型化を実現し得ると共
に、エキシマレーザ2から発振されたレーザ光L1の酸
素の吸収によるレーザエネルギーの損失や、オゾン等の
有害ガスの発生を防止し得るようになされている。
【0037】以上の構成によれば、リレーレンズ系3や
第1照明光学系5aのレンズ鏡筒20内の密閉空間30
(30A、30B、30C、30D)の酸素を、脱酸素
剤32(32A、32B、32C、32D)で吸収する
ようにしたことにより、これらの光学系5にArFエキ
シマレーザによるレーザ光L1を通過させる際にも、酸
素の吸収によるレーザエネルギーの損失や有害ガスの発
生及び透過率の変化による揺らぎ等の弊害を未然に防止
し得るレーザ露光装置1を実現できる。
【0038】さらに上述の構成によれば、リレーレンズ
系3や第1照明光学系5aのレンズ鏡筒20内の密閉空
間30に設けたバルブ31(31A、31B、31C、
31D)を通じて、密閉空間30中に脱酸素剤32で吸
収した酸素に代えて、窒素N2 やヘリウムHe を充填し
得るようにしたことにより、密閉空間30と外部空間の
気圧差による屈折率の変化等の悪影響を有効に回避し得
るレーザ露光装置1を実現できる。
【0039】なお上述の実施例においては、レンズ鏡筒
20内のみ脱酸素剤32を用いて酸素を吸収し、レンズ
鏡筒20の周辺を窒素N2 やヘリウムHe 等の雰囲気に
したが、これに限らずレンズ鏡筒20の周辺の空間も密
閉すると共に脱酸素剤を用いて酸素を吸収するようにし
ても上述の実施例と同様の効果を実現できる。
【0040】また上述の実施例においては、レンズ鏡筒
20の組み立てを空気中で行う場合について述べたが、
これに代え窒素N2 やヘリウムHe の雰囲気で組み立て
を行い、脱酸素剤32は密閉されたすき間よりごくわず
かずつ透過してくる酸素を吸収するようにしても良い。
【0041】因に、このようにすれば脱酸素剤で吸収さ
れる酸素がわずかな量であるため、レンズ鏡筒中の密閉
空間及び外部空間間の気圧差がほとんど発生しなくな
り、これによりバルブが不要になり、その分構成を簡略
化し得ると共に使い勝手も向上し得る。
【0042】さらに上述の実施例においては、フツ化ア
ルゴンのエキシマレーザを用いた場合について述べた
が、レーザ装置はこれに限らず、要は酸素の吸収帯とほ
ぼ重なつたスペクトル特性を持つレーザ光を出力するも
のであれば、上述の実施例と同様の効果を実現できる。
【0043】また上述の実施例においては、レーザ装置
として酸素の吸収帯とほぼ重なつたスペクトル特性を持
つレーザ光を出力するものに適用したが、これに代え酸
素の吸収帯と重ならないスペクトル特性を持つレーザ光
を出力するものでも、酸素雰囲気中で強いレーザ光によ
り光学系に曇りが発生する場合には、上述の酸素除去効
果により光学系の曇りを有効に回避することができる。
【0044】因に、この光学系の曇りはレンズ表面のコ
ーテイングが酸素雰囲気中でレーザ光によつて化学反応
を起こすことにより発生したり、若しくはレンズ鏡筒表
面で同じく化学反応によつてはがれが生じ、この物質が
レンズ表面に付着することにより発生すると考えられ
る。
【0045】さらにまた上述の実施例においては、本発
明を半導体集積回路を製造する際に用いるレーザ露光装
置に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、レーザ光を用いて微細加工を行うレーザ加工装置
や文字等を描くレーザマーカ装置等種々のレーザ光学装
置に広く適用して好適なものである。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光学手段
のレンズ鏡筒内及び又はレンズ鏡筒間でなる密閉空間の
酸素を、脱酸素手段で吸収するようにしたことにより、
簡易な構成で光学手段に酸素の吸収帯とほぼ重なつたス
ペクトル特性を持つレーザ光を通過させる際にも、酸素
の吸収によるレーザエネルギーの損失や有害ガスの発生
及び透過率の変化による揺らぎ等の弊害を未然に防止し
得るレーザ光学装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ光学装置の一実施例でなる
レーザ露光装置の全体構成を示す略線図である。
【図2】図1のレーザ露光装置における照明光学系の構
成を示す略線図である。
【図3】図2の照明光学系における光学系の一部として
脱酸素剤を組み込んだレンズ鏡筒を示す略線的断面図で
ある。
【符号の説明】
1……レーザ露光装置、2……エキシマレーザ光源、3
……リレーレンズ系、4……反射鏡、5……照明光学
系、5a……第1照明光学系、6……レチクル、7……
投影レンズ、8……ステージ、9……ウエハ、10、1
0A、10B……ビームエキスパンダ、11……フライ
アイ、12……コンデンサレンズ、20……レンズ鏡
筒、21〜29……レンズ、21A〜25A……レンズ
枠、22B〜25B……透孔、30、30A〜30D…
…密閉空間、31、31A〜31D……バルブ、32、
32A〜32D……脱酸素剤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素の吸収帯とほぼ重なつたスペクトル特
    性を持つレーザ光を出力するレーザ光源手段と、 複数枚のレンズが配置されたレンズ鏡筒を複数組み合わ
    せてなり、前記レーザ光が通過する光学手段と、 該光学手段の前記レンズ鏡筒内及び又は前記レンズ鏡筒
    間に配置され、密閉空間中の前記酸素を吸収する脱酸素
    手段とを具えることを特徴とするレーザ光学装置。
  2. 【請求項2】前記密閉空間に外部空間に通じるバルブ手
    段を配設し、 該バルブ手段を通じて前記密閉空間中に前記脱酸素手段
    で吸収した前記酸素に代えて、他の気体を充填するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光学装
    置。
  3. 【請求項3】前記レーザ光源として、フツ化アルゴンを
    用いたエキシマレーザを用い、前記酸素の吸収帯とほぼ
    重なつたスペクトル特性を持つ前記レーザ光を出力する
    ようにしたことを特徴とする請求項1及び又は請求項2
    に記載のレーザ光学装置。
  4. 【請求項4】酸素雰囲気中において光学系に曇り等を発
    生するレーザ光を出力するレーザ光源手段と、 複数枚のレンズが配置されたレンズ鏡筒を複数組み合わ
    せてなり、前記レーザ光が通過する光学手段と、 該光学手段の前記レンズ鏡筒内及び又は前記レンズ鏡筒
    間に配置され、密閉空間中の前記酸素を吸収する脱酸素
    手段とを具えることを特徴とするレーザ光学装置。
JP4078601A 1992-02-28 1992-02-28 レーザ光学装置 Pending JPH05243120A (ja)

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JP4078601A JPH05243120A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 レーザ光学装置
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