JPH05241525A - カラー表示装置 - Google Patents
カラー表示装置Info
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- JPH05241525A JPH05241525A JP8041092A JP8041092A JPH05241525A JP H05241525 A JPH05241525 A JP H05241525A JP 8041092 A JP8041092 A JP 8041092A JP 8041092 A JP8041092 A JP 8041092A JP H05241525 A JPH05241525 A JP H05241525A
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- frame
- crt
- video signal
- scanning line
- plural
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 モノクロＣＲＴ１０は、３つの電子ビームで
隣接する３本の走査ラインを同時に描き、順次１フレー
ムを形成する。フレーム・メモリ２６は、Ｒ、Ｇ及びＢ
の映像フレーム情報を記憶し、各映像フレーム情報毎
に、隣接する３つの走査ライン情報が繰り返し同時に読
み出され、３つの電子ビームを輝度変調する。液晶シャ
ッタ・システム１２は、Ｒ、Ｇ及びＢの映像フレームが
ＣＲＴに表示されるときに、夫々赤色光、緑色光及び青
色光を通過させ、カラー表示を与える。 【効果】 単一ビームを使用する場合に比較して、３倍
の速さで画面を形成することができので、シャドウ・マ
スク方式のＣＲＴと同一の水平周波数を使用し、同一の
カラー・フレーム周波数の表示を行うことができる。
隣接する３本の走査ラインを同時に描き、順次１フレー
ムを形成する。フレーム・メモリ２６は、Ｒ、Ｇ及びＢ
の映像フレーム情報を記憶し、各映像フレーム情報毎
に、隣接する３つの走査ライン情報が繰り返し同時に読
み出され、３つの電子ビームを輝度変調する。液晶シャ
ッタ・システム１２は、Ｒ、Ｇ及びＢの映像フレームが
ＣＲＴに表示されるときに、夫々赤色光、緑色光及び青
色光を通過させ、カラー表示を与える。 【効果】 単一ビームを使用する場合に比較して、３倍
の速さで画面を形成することができので、シャドウ・マ
スク方式のＣＲＴと同一の水平周波数を使用し、同一の
カラー・フレーム周波数の表示を行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー表示装置、特
に、モノクロ陰極線管及び液晶シャッタを使用したカラ
ー表示装置に関する。
に、モノクロ陰極線管及び液晶シャッタを使用したカラ
ー表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、通常のカラー陰極線管（以下ＣＲ
Ｔという）は、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）及び青色（Ｂ）
表示用の３個の電子銃を有し、これらの電子銃から発生
する電子ビームを偏向手段により制御して、シャドウマ
スクの開口、アパーチャ・グリルのスリット等（以下、
総称して、シャドウマスクという。）を介して、ＣＲＴ
の管面の内面に塗布した対応するＲ、Ｇ及びＢの蛍光体
に衝突させることにより、カラー表示を行っている。
Ｔという）は、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）及び青色（Ｂ）
表示用の３個の電子銃を有し、これらの電子銃から発生
する電子ビームを偏向手段により制御して、シャドウマ
スクの開口、アパーチャ・グリルのスリット等（以下、
総称して、シャドウマスクという。）を介して、ＣＲＴ
の管面の内面に塗布した対応するＲ、Ｇ及びＢの蛍光体
に衝突させることにより、カラー表示を行っている。
【０００３】カラーＣＲＴの解像度を決める主な要因
は、シャドウマスクの開口ピッチである。したがって、
ＨＤＴＶ（ハイ・デフィニション・テレビジョン）の様
な高解像度テレビジョン用のカラーＣＲＴでは、高解像
度を得るために、シャドウマスクの開口ピッチを小さく
している。しかし、シャドウマスクの加工精度、使用時
の電子ビームの加熱によるシャドウマスクの膨張等の種
々の問題があり、開口ピッチを小さくすることで解像度
を上げることには限界がある。そこで、ＣＲＴ自体を大
きくして、シャドウマスクの表面積を広げ、そのシャド
ウマスクで表示可能なドット数を増加させることによ
り、見かけ上解像度を上げている。しかし、ＨＤＴＶ対
応のテレビ・カメラ用ファインダの様な１〜５インチの
大きさの小型高精細分野のＣＲＴでは、上述の加工精度
等の問題により、画像の焦点合わせを良好に行うために
必要な高解像度を達成することができない。
は、シャドウマスクの開口ピッチである。したがって、
ＨＤＴＶ（ハイ・デフィニション・テレビジョン）の様
な高解像度テレビジョン用のカラーＣＲＴでは、高解像
度を得るために、シャドウマスクの開口ピッチを小さく
している。しかし、シャドウマスクの加工精度、使用時
の電子ビームの加熱によるシャドウマスクの膨張等の種
々の問題があり、開口ピッチを小さくすることで解像度
を上げることには限界がある。そこで、ＣＲＴ自体を大
きくして、シャドウマスクの表面積を広げ、そのシャド
ウマスクで表示可能なドット数を増加させることによ
り、見かけ上解像度を上げている。しかし、ＨＤＴＶ対
応のテレビ・カメラ用ファインダの様な１〜５インチの
大きさの小型高精細分野のＣＲＴでは、上述の加工精度
等の問題により、画像の焦点合わせを良好に行うために
必要な高解像度を達成することができない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】カラー表示を実現する
他の従来例としては、特開昭６０−９５５１５号に示す
様な、モノクロＣＲＴ及び液晶シャッタ・システムを組
み合わせたカラー表示装置がある。この装置では、モノ
クロＣＲＴは、フレーム同期回路の出力信号に応じて３
つのモノクロ映像フレーム（画面）を１セットとして順
次表示し、液晶シャッタ・システムは、フレーム同期回
路の出力信号が供給される制御回路により制御されて、
各映像の適当な色成分を通過させて、観察者の網膜の残
光性によりフルカラー映像表示を与える。このカラー表
示装置では、時分割で同じドットにＲ、Ｇ及びＢの３色
が光るので、色ずれがなく、モノクロＣＲＴの電子ビー
ム・スポットの大きさで決まる解像度で表示できるとい
う利点がある。しかし、一方、順次表示される３つのモ
ノクロ映像フレームで１つのカラー映像フレームを形成
するので、通常のカラ・フレーム周波数で表示するため
には、水平周波数及び垂直周波数を３倍にする必要があ
る。これにより、特に、ＨＤＴＶ方式では、水平周波数
が１００ｋＨｚ近くになり、水平偏向ヨークに発熱の問
題が生じる。また、水平周波数の増加に伴い、ＣＲＴに
映像信号を供給する映像増幅器の帯域も３倍にする必要
があり、周辺回路にも良好な広帯域特性が要求される。
他の従来例としては、特開昭６０−９５５１５号に示す
様な、モノクロＣＲＴ及び液晶シャッタ・システムを組
み合わせたカラー表示装置がある。この装置では、モノ
クロＣＲＴは、フレーム同期回路の出力信号に応じて３
つのモノクロ映像フレーム（画面）を１セットとして順
次表示し、液晶シャッタ・システムは、フレーム同期回
路の出力信号が供給される制御回路により制御されて、
各映像の適当な色成分を通過させて、観察者の網膜の残
光性によりフルカラー映像表示を与える。このカラー表
示装置では、時分割で同じドットにＲ、Ｇ及びＢの３色
が光るので、色ずれがなく、モノクロＣＲＴの電子ビー
ム・スポットの大きさで決まる解像度で表示できるとい
う利点がある。しかし、一方、順次表示される３つのモ
ノクロ映像フレームで１つのカラー映像フレームを形成
するので、通常のカラ・フレーム周波数で表示するため
には、水平周波数及び垂直周波数を３倍にする必要があ
る。これにより、特に、ＨＤＴＶ方式では、水平周波数
が１００ｋＨｚ近くになり、水平偏向ヨークに発熱の問
題が生じる。また、水平周波数の増加に伴い、ＣＲＴに
映像信号を供給する映像増幅器の帯域も３倍にする必要
があり、周辺回路にも良好な広帯域特性が要求される。
【０００５】したがって、本発明の目的は、映像信号用
に広帯域増幅器を必要としないモノクロＣＲＴ及び液晶
シャッタ・システムを使用するカラー表示装置の提供に
ある。本発明の他の目的は、水平偏向ヨークに発熱の問
題が生じないモノクロＣＲＴ及び液晶シャッタ・システ
ムを使用するカラー表示装置の提供にある。
に広帯域増幅器を必要としないモノクロＣＲＴ及び液晶
シャッタ・システムを使用するカラー表示装置の提供に
ある。本発明の他の目的は、水平偏向ヨークに発熱の問
題が生じないモノクロＣＲＴ及び液晶シャッタ・システ
ムを使用するカラー表示装置の提供にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー表示装置
に使用するモノクロＣＲＴ１０は、垂直方向に一線状に
配列された、例えば３つの電子銃を有する。これらの電
子銃から同時に発生される３つの電子ビームは、水平及
び垂直偏向手段１６、１８により、隣接する走査ライン
を形成する。フレーム・メモリ２６は、Ｒ、Ｇ及びＢの
映像フレーム情報を記憶し、各映像フレーム情報に関し
て、隣接する３つの走査ライン情報が繰り返し同時に読
み出され、１映像フレーム分の全走査ライン情報が読み
出される。この動作は、Ｒ、Ｇ及びＢの映像フレーム情
報に対し順番に行われる。フレーム・メモリから同時に
読み出された３つの走査ライン情報（信号）は、デジタ
ル・アナログ変換器２８、３０、３２及び映像増幅器３
４、３６、３８を介してＣＲＴ１０に供給され、上述の
３つの電子ビームを輝度変調する。光シャッタ手段即ち
液晶シャッタ・システム１２は、フレーム・メモリから
読み出されるＲ、Ｇ及びＢの映像フレーム情報の切換タ
イミングに関係して制御され、Ｒ、Ｇ及びＢの映像フレ
ームがＣＲＴに表示されるときに、夫々赤色光、緑色光
及び青色光を通過させ、カラー表示を与える。
に使用するモノクロＣＲＴ１０は、垂直方向に一線状に
配列された、例えば３つの電子銃を有する。これらの電
子銃から同時に発生される３つの電子ビームは、水平及
び垂直偏向手段１６、１８により、隣接する走査ライン
を形成する。フレーム・メモリ２６は、Ｒ、Ｇ及びＢの
映像フレーム情報を記憶し、各映像フレーム情報に関し
て、隣接する３つの走査ライン情報が繰り返し同時に読
み出され、１映像フレーム分の全走査ライン情報が読み
出される。この動作は、Ｒ、Ｇ及びＢの映像フレーム情
報に対し順番に行われる。フレーム・メモリから同時に
読み出された３つの走査ライン情報（信号）は、デジタ
ル・アナログ変換器２８、３０、３２及び映像増幅器３
４、３６、３８を介してＣＲＴ１０に供給され、上述の
３つの電子ビームを輝度変調する。光シャッタ手段即ち
液晶シャッタ・システム１２は、フレーム・メモリから
読み出されるＲ、Ｇ及びＢの映像フレーム情報の切換タ
イミングに関係して制御され、Ｒ、Ｇ及びＢの映像フレ
ームがＣＲＴに表示されるときに、夫々赤色光、緑色光
及び青色光を通過させ、カラー表示を与える。
【０００７】この様に、本発明のカラー表示装置は、複
数の走査ライン信号を繰り返し同時に発生して、１フレ
ーム分の走査ライン信号を発生する動作を、複数の所定
色に対して順番に行う映像信号発生手段２６と、映像信
号発生手段からの複数の走査ライン信号に夫々応じた複
数の電子ビームを発生し、隣接する水平走査ラインを形
成するモノクロＣＲＴ１０と、映像信号発生手段の１フ
レーム分の走査ライン信号を発生する動作に関係するタ
イミングで状態が制御され、複数の所定色の光を選択的
に通過させる光シャッタ手段１２とを具える。
数の走査ライン信号を繰り返し同時に発生して、１フレ
ーム分の走査ライン信号を発生する動作を、複数の所定
色に対して順番に行う映像信号発生手段２６と、映像信
号発生手段からの複数の走査ライン信号に夫々応じた複
数の電子ビームを発生し、隣接する水平走査ラインを形
成するモノクロＣＲＴ１０と、映像信号発生手段の１フ
レーム分の走査ライン信号を発生する動作に関係するタ
イミングで状態が制御され、複数の所定色の光を選択的
に通過させる光シャッタ手段１２とを具える。
【０００８】
【作用】３つの電子ビームを使用して、隣接する３本の
走査ラインを同時に順次形成するので、単一ビームを使
用する場合に比較して、３倍の速さで画面を形成するこ
とができる。したがって、シャドウ・マスク方式のＣＲ
Ｔと同一の水平周波数を使用し、垂直周波数を３倍にす
るだけで、同一のカラー・フレーム周波数の表示を行う
ことができる。
走査ラインを同時に順次形成するので、単一ビームを使
用する場合に比較して、３倍の速さで画面を形成するこ
とができる。したがって、シャドウ・マスク方式のＣＲ
Ｔと同一の水平周波数を使用し、垂直周波数を３倍にす
るだけで、同一のカラー・フレーム周波数の表示を行う
ことができる。
【０００９】
【実施例】図１は、本発明のカラー表示装置の構成を示
すブロック図である。この装置のカラー表示は、モノク
ロＣＲＴ１０及び液晶シャッタ・システム１２により行
われる。ＣＲＴ１０は、ネック部、ファネル部、及び電
子ビームの衝突により白色光を発光する蛍光体が内面に
塗布された管面を有する管球１４と、水平偏向ヨーク１
６と、垂直偏向ヨーク１８とを含む。説明を簡単にする
ために、ＣＲＴ１０は、ノンインタレース方式で映像表
示を行うものとする。ＣＲＴ１０のネック部内には、Ｃ
ＲＴのＺ軸入力端子に供給される異なる３つの映像信号
に夫々応じた３つの電子ビームを発生するインライン・
ガン方式の電子銃構体（図示せず）が収納されている。
このインライン・ガン方式の電子銃構体は、３つの電子
銃が、垂直方向に一線状に並ぶように配置される。
すブロック図である。この装置のカラー表示は、モノク
ロＣＲＴ１０及び液晶シャッタ・システム１２により行
われる。ＣＲＴ１０は、ネック部、ファネル部、及び電
子ビームの衝突により白色光を発光する蛍光体が内面に
塗布された管面を有する管球１４と、水平偏向ヨーク１
６と、垂直偏向ヨーク１８とを含む。説明を簡単にする
ために、ＣＲＴ１０は、ノンインタレース方式で映像表
示を行うものとする。ＣＲＴ１０のネック部内には、Ｃ
ＲＴのＺ軸入力端子に供給される異なる３つの映像信号
に夫々応じた３つの電子ビームを発生するインライン・
ガン方式の電子銃構体（図示せず）が収納されている。
このインライン・ガン方式の電子銃構体は、３つの電子
銃が、垂直方向に一線状に並ぶように配置される。
【００１０】図２は、ＣＲＴ１０の管面を３つの電子ビ
ームが走査する様子を示す。垂直方向に並んだ３個の電
子ビーム・スポットは、水平偏向ヨーク１６に生じる磁
界により偏向されて、水平方向に平行に移動し水平走査
が行われる。次の水平走査を開始するときには、３個の
電子ビーム・スポットは、垂直偏向ヨーク１８に生じる
磁界により垂直方向にずらされており、前回の走査と重
ならない。このモノクロ映像フレームの走査線の本数を
Ｍ本、各電子ビームの水平走査周期をＴとすると、１フ
レーム全体を走査するのに要する時間は、Ｍが３の倍数
であれば（Ｍ／３）×Ｔとなり、そうでなければ、（Ｍ
／３）×Ｔ＋Ｔとなる。これに対し、単一電子ビームを
使用して、同一の水平走査周期ＴHで１フレーム全体を
走査した場合に要する時間は、Ｍ×Ｔとなり、３つの電
子ビームを使用した場合の３倍となる。したがって、単
一電子ビームの場合と同じ時間で１フレームを走査する
には、（Ｍ／３）×３Ｔ＝Ｍ×Ｔから明かなように、３
倍の水平走査周期即ち１／３倍の水平走査周波数で走査
すればよい。
ームが走査する様子を示す。垂直方向に並んだ３個の電
子ビーム・スポットは、水平偏向ヨーク１６に生じる磁
界により偏向されて、水平方向に平行に移動し水平走査
が行われる。次の水平走査を開始するときには、３個の
電子ビーム・スポットは、垂直偏向ヨーク１８に生じる
磁界により垂直方向にずらされており、前回の走査と重
ならない。このモノクロ映像フレームの走査線の本数を
Ｍ本、各電子ビームの水平走査周期をＴとすると、１フ
レーム全体を走査するのに要する時間は、Ｍが３の倍数
であれば（Ｍ／３）×Ｔとなり、そうでなければ、（Ｍ
／３）×Ｔ＋Ｔとなる。これに対し、単一電子ビームを
使用して、同一の水平走査周期ＴHで１フレーム全体を
走査した場合に要する時間は、Ｍ×Ｔとなり、３つの電
子ビームを使用した場合の３倍となる。したがって、単
一電子ビームの場合と同じ時間で１フレームを走査する
には、（Ｍ／３）×３Ｔ＝Ｍ×Ｔから明かなように、３
倍の水平走査周期即ち１／３倍の水平走査周波数で走査
すればよい。
【００１１】タイミング制御回路２０は、ＣＰＵ（中央
処理ユニット）、基準クロック発振器、カウンタ回路等
を含む。ＣＰＵの制御により、カウンタ回路は基準クロ
ックの計数動作、及びリセット動作を繰り返し、水平パ
ルス及び垂直パルスを水平偏向回路２２及び垂直偏向回
路２４に供給する。水平偏向回路２２は、水平パルスの
供給に応答して水平のこぎり波信号を発生し、ＣＲＴ１
０の水平偏向ヨーク１６に供給する。また、垂直偏向回
路２４は、垂直パルスの供給に応答して垂直のこぎり波
信号を発生し、ＣＲＴ１０の垂直偏向ヨーク１８に供給
する。水平及び垂直偏向ヨーク１６、１８に生じる磁界
により、３個の電子ビームは上述の様に走査される。
処理ユニット）、基準クロック発振器、カウンタ回路等
を含む。ＣＰＵの制御により、カウンタ回路は基準クロ
ックの計数動作、及びリセット動作を繰り返し、水平パ
ルス及び垂直パルスを水平偏向回路２２及び垂直偏向回
路２４に供給する。水平偏向回路２２は、水平パルスの
供給に応答して水平のこぎり波信号を発生し、ＣＲＴ１
０の水平偏向ヨーク１６に供給する。また、垂直偏向回
路２４は、垂直パルスの供給に応答して垂直のこぎり波
信号を発生し、ＣＲＴ１０の垂直偏向ヨーク１８に供給
する。水平及び垂直偏向ヨーク１６、１８に生じる磁界
により、３個の電子ビームは上述の様に走査される。
【００１２】フレーム・メモリ２６は、好適には、ラン
ダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）であり、後述する様
に、ＣＲＴ１０にモノクロ表示され、液晶シャッタ・シ
ステム１２の作用により、赤色、緑色及び青色の表示画
像に変換されるＲ、Ｇ及びＢのデジタル映像信号ＶR、
ＶG、ＶBを記憶する。図３は、フレーム・メモリ２６の
構成の一例を示す。この例では、フレーム・メモリ２６
は、Ｒデジタル映像信号ＶRを記憶する３個のＲＡＭチ
ップＲ１、Ｒ２及びＲ３、Ｇデジタル映像信号ＶGを記
憶する３個のＲＡＭチップＧ１、Ｇ２及びＧ３、Ｂデジ
タル映像信号ＶBを記憶する３個のＲＡＭチップＢ１、
Ｂ２及びＢ３を有し、これらのＲＡＭは、ＣＲＴ１０に
映像を順次更新して表示するために、同時に書き込み及
び読出しが可能であるデュアルポート・メモリであるこ
とが望ましい。フレーム・メモリ２６は、タイミング制
御回路２０から、書き込み及び読出しのタイミング情
報、及びそれに関連するアドレス情報が与えられる。
ダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）であり、後述する様
に、ＣＲＴ１０にモノクロ表示され、液晶シャッタ・シ
ステム１２の作用により、赤色、緑色及び青色の表示画
像に変換されるＲ、Ｇ及びＢのデジタル映像信号ＶR、
ＶG、ＶBを記憶する。図３は、フレーム・メモリ２６の
構成の一例を示す。この例では、フレーム・メモリ２６
は、Ｒデジタル映像信号ＶRを記憶する３個のＲＡＭチ
ップＲ１、Ｒ２及びＲ３、Ｇデジタル映像信号ＶGを記
憶する３個のＲＡＭチップＧ１、Ｇ２及びＧ３、Ｂデジ
タル映像信号ＶBを記憶する３個のＲＡＭチップＢ１、
Ｂ２及びＢ３を有し、これらのＲＡＭは、ＣＲＴ１０に
映像を順次更新して表示するために、同時に書き込み及
び読出しが可能であるデュアルポート・メモリであるこ
とが望ましい。フレーム・メモリ２６は、タイミング制
御回路２０から、書き込み及び読出しのタイミング情
報、及びそれに関連するアドレス情報が与えられる。
【００１３】フレーム・メモリ２６に入力デジタル映像
信号ＶR、ＶG及びＶBを書き込む場合、図４に示す様に
ＲＡＭチップＲ１、Ｇ１及びＢ１は、対応する入力デジ
タル映像信号の１番目の走査ライン情報を記憶し、ＲＡ
ＭチップＲ２、Ｇ２及びＢ２は、２番目の走査ライン情
報を記憶し、ＲＡＭチップＲ３、Ｇ３及びＢ３は、３番
目の走査ライン情報を記憶する。以下同様に、同じ番号
を付したＲＡＭチップから成る３つのグループのＲＡＭ
チップは、夫々１＋３Ｎ番目、２＋３Ｎ番目及び３＋３
Ｎ番目（Ｎ＝０、１、２・・・）の走査ラインを順番に
記憶する。Ｎの値が等しい連続する３本の走査ラインの
ＣＲＴ画面上で垂直方向に並ぶピクセル情報は、各ＲＡ
Ｍチップの同一のアドレス位置に記憶される。
信号ＶR、ＶG及びＶBを書き込む場合、図４に示す様に
ＲＡＭチップＲ１、Ｇ１及びＢ１は、対応する入力デジ
タル映像信号の１番目の走査ライン情報を記憶し、ＲＡ
ＭチップＲ２、Ｇ２及びＢ２は、２番目の走査ライン情
報を記憶し、ＲＡＭチップＲ３、Ｇ３及びＢ３は、３番
目の走査ライン情報を記憶する。以下同様に、同じ番号
を付したＲＡＭチップから成る３つのグループのＲＡＭ
チップは、夫々１＋３Ｎ番目、２＋３Ｎ番目及び３＋３
Ｎ番目（Ｎ＝０、１、２・・・）の走査ラインを順番に
記憶する。Ｎの値が等しい連続する３本の走査ラインの
ＣＲＴ画面上で垂直方向に並ぶピクセル情報は、各ＲＡ
Ｍチップの同一のアドレス位置に記憶される。
【００１４】フレーム・メモリ２６に記憶された情報を
読み出す場合、図５に示す様に、ＲＡＭチップＲ１、Ｒ
２及びＲ３に記憶されたデジタル映像信号ＶRの１＋３
Ｎ番目、２＋３Ｎ番目及び３＋３Ｎ番目の走査ラインの
映像情報が同時に読み出され、映像信号ＶRの１フレー
ム分の映像情報が読み出されるまで続けられる。同様に
して、ＲＡＭチップＧ１、Ｇ２、Ｇ３に記憶されたデジ
タル映像信号ＶG及びＲＡＭチップＢ１、Ｂ２、Ｂ３に
記憶されたデジタル映像信号ＶRの１フレーム分の映像
信号が順次読み出される。したがって、フレーム・メモ
リ２６からは、記憶されたデジタル映像信号ＶR、ＶG及
びＶBを順番に選択し、選択した映像信号の連続する３
本の走査ラインの映像情報を同時に読み出して、１フレ
ーム分の映像信号を出力する。
読み出す場合、図５に示す様に、ＲＡＭチップＲ１、Ｒ
２及びＲ３に記憶されたデジタル映像信号ＶRの１＋３
Ｎ番目、２＋３Ｎ番目及び３＋３Ｎ番目の走査ラインの
映像情報が同時に読み出され、映像信号ＶRの１フレー
ム分の映像情報が読み出されるまで続けられる。同様に
して、ＲＡＭチップＧ１、Ｇ２、Ｇ３に記憶されたデジ
タル映像信号ＶG及びＲＡＭチップＢ１、Ｂ２、Ｂ３に
記憶されたデジタル映像信号ＶRの１フレーム分の映像
信号が順次読み出される。したがって、フレーム・メモ
リ２６からは、記憶されたデジタル映像信号ＶR、ＶG及
びＶBを順番に選択し、選択した映像信号の連続する３
本の走査ラインの映像情報を同時に読み出して、１フレ
ーム分の映像信号を出力する。
【００１５】フレーム・メモリ２６からの連続する３本
の走査ラインのデジタル映像信号は、デジタル・アナロ
グ変換器（ＤＡＣ）２８、３０及び３２に供給されてア
ナログ映像信号に変換される。ＤＡＣからの３つのアナ
ログ映像信号は、夫々映像増幅器３４、３６及び３８で
増幅された後、ＣＲＴ１０の３つのＺ入力端子に供給さ
れる。上述の様に、ＣＲＴ１０のインライン・ガン方式
の電子銃構体は、供給された３つの映像信号に夫々応じ
た３つの電子ビームを発生する。３つの電子ビームは、
水平偏向ヨーク１６及び１８により偏向されて、水平走
査を繰り返しながら垂直方向に移動し、１フレームのモ
ノクロ映像を管面に形成する。ＣＲＴ１０のＺ入力端子
には、Ｒ、Ｇ及びＢの１フレーム分の映像信号が順次供
給されるので、ＣＲＴ１０の管面には、Ｒ、Ｇ及びＢア
ナログ映像信号によるモノクロ映像フレームが順番に繰
り返し形成される。
の走査ラインのデジタル映像信号は、デジタル・アナロ
グ変換器（ＤＡＣ）２８、３０及び３２に供給されてア
ナログ映像信号に変換される。ＤＡＣからの３つのアナ
ログ映像信号は、夫々映像増幅器３４、３６及び３８で
増幅された後、ＣＲＴ１０の３つのＺ入力端子に供給さ
れる。上述の様に、ＣＲＴ１０のインライン・ガン方式
の電子銃構体は、供給された３つの映像信号に夫々応じ
た３つの電子ビームを発生する。３つの電子ビームは、
水平偏向ヨーク１６及び１８により偏向されて、水平走
査を繰り返しながら垂直方向に移動し、１フレームのモ
ノクロ映像を管面に形成する。ＣＲＴ１０のＺ入力端子
には、Ｒ、Ｇ及びＢの１フレーム分の映像信号が順次供
給されるので、ＣＲＴ１０の管面には、Ｒ、Ｇ及びＢア
ナログ映像信号によるモノクロ映像フレームが順番に繰
り返し形成される。
【００１６】液晶シャッタ・システム１２は、液晶シャ
ッタ４０及び液晶シャッタ・ドライブ４２を含む。液晶
シャッタ４０は、特開昭６０−９５５１５号公開公報明
細書に開示された従来の液晶シャッタでよい。液晶シャ
ッタ４０は、例えば、ＣＲＴ１０の管面の前に対向して
配置され、各々が直交する偏光軸を有する第１、第２及
び第３偏光フィルタと、隣合う偏光フィルタ対間に配置
された２個の半波リターダとを含む。液晶シャッタ制御
回路４２から半波リターダの夫々に供給する制御信号の
電圧振幅を選択することにより、液晶シャッタ４０は、
赤色光、緑色光又は青色光を通過させる。液晶シャッタ
制御回路４２は、図５に示す様に、フレーム・メモリ２
６から読み出されるＲ、Ｇ及びＢデジタル映像信号が切
り替わる度に、タイミング制御回路２０からタイミング
信号を受け、液晶シャッタ４０に供給する制御信号を変
化させる。これにより、ＣＲＴ１０がＲ、Ｇ及びＢ映像
フレームを表示しているときに、液晶シャッタ４０は、
夫々赤色光、緑色光及び青色光を通過させてカラー表示
画像を与える。この様なカラー表示装置は、時分割で同
じドットにＲ、Ｇ及びＢの３色が光るので、色ずれがな
く、モノクロＣＲＴの解像度で決まる解像度で表示でき
るので、ビデオ・カメラのビューファインタのような小
型表示装置として好適である。液晶シャッタ・システム
４２の動作の詳細については、上記公開公報明細書を参
照されたい。
ッタ４０及び液晶シャッタ・ドライブ４２を含む。液晶
シャッタ４０は、特開昭６０−９５５１５号公開公報明
細書に開示された従来の液晶シャッタでよい。液晶シャ
ッタ４０は、例えば、ＣＲＴ１０の管面の前に対向して
配置され、各々が直交する偏光軸を有する第１、第２及
び第３偏光フィルタと、隣合う偏光フィルタ対間に配置
された２個の半波リターダとを含む。液晶シャッタ制御
回路４２から半波リターダの夫々に供給する制御信号の
電圧振幅を選択することにより、液晶シャッタ４０は、
赤色光、緑色光又は青色光を通過させる。液晶シャッタ
制御回路４２は、図５に示す様に、フレーム・メモリ２
６から読み出されるＲ、Ｇ及びＢデジタル映像信号が切
り替わる度に、タイミング制御回路２０からタイミング
信号を受け、液晶シャッタ４０に供給する制御信号を変
化させる。これにより、ＣＲＴ１０がＲ、Ｇ及びＢ映像
フレームを表示しているときに、液晶シャッタ４０は、
夫々赤色光、緑色光及び青色光を通過させてカラー表示
画像を与える。この様なカラー表示装置は、時分割で同
じドットにＲ、Ｇ及びＢの３色が光るので、色ずれがな
く、モノクロＣＲＴの解像度で決まる解像度で表示でき
るので、ビデオ・カメラのビューファインタのような小
型表示装置として好適である。液晶シャッタ・システム
４２の動作の詳細については、上記公開公報明細書を参
照されたい。
【００１７】従来のこの種のカラー表示装置で、シャド
ウ・マスク方式のＣＲＴと同一のカラー・フレーム周波
数で表示を行うためには、１カラー映像フレームに対し
て、３つのモノクロ映像フレームを形成する必要がある
ので、水平周波数及び垂直周波数を共に３倍にする必要
があった。しかし、本発明のカラー表示装置は、３つの
電子ビームを使用して、隣接する３本の走査ラインを同
時に順次描くので、単一ビームを使用する場合に比較し
て、３倍の速さで画面を形成することができる。したが
って、シャドウ・マスク方式のＣＲＴと同一の水平周波
数を使用して、同一のカラー・フレーム周波数の表示を
行うことができる。この際、垂直周波数が３倍になるこ
とは、阻止することはできないが、従来の垂直周波数
は、６０Ｈｚ程度の低周波数であるので、これが３倍に
なっても問題にはならない。
ウ・マスク方式のＣＲＴと同一のカラー・フレーム周波
数で表示を行うためには、１カラー映像フレームに対し
て、３つのモノクロ映像フレームを形成する必要がある
ので、水平周波数及び垂直周波数を共に３倍にする必要
があった。しかし、本発明のカラー表示装置は、３つの
電子ビームを使用して、隣接する３本の走査ラインを同
時に順次描くので、単一ビームを使用する場合に比較し
て、３倍の速さで画面を形成することができる。したが
って、シャドウ・マスク方式のＣＲＴと同一の水平周波
数を使用して、同一のカラー・フレーム周波数の表示を
行うことができる。この際、垂直周波数が３倍になるこ
とは、阻止することはできないが、従来の垂直周波数
は、６０Ｈｚ程度の低周波数であるので、これが３倍に
なっても問題にはならない。
【００１８】上述の説明は、本発明の好適な実施例につ
いて行ったが、種々の変更が可能である。例えば、電子
銃構体は、インライン・ガン方式としたが、１電子銃３
電子ビームのトリニトロン方式（ソニー株式会社商標）
であってもよい。あるいは、水平周波数の低減効果は小
さくなるが、２電子ビームであってもより。また、フレ
ーム・メモリ２６は、同一の表示を繰り返し行うのであ
れば、リード・オンリ・メモリであってもよい。また、
ＣＲＴ１０に表示するＲ、Ｇ及びＢ映像フレームの順番
は、Ｒ、Ｇ、Ｂの順番に限定されない。
いて行ったが、種々の変更が可能である。例えば、電子
銃構体は、インライン・ガン方式としたが、１電子銃３
電子ビームのトリニトロン方式（ソニー株式会社商標）
であってもよい。あるいは、水平周波数の低減効果は小
さくなるが、２電子ビームであってもより。また、フレ
ーム・メモリ２６は、同一の表示を繰り返し行うのであ
れば、リード・オンリ・メモリであってもよい。また、
ＣＲＴ１０に表示するＲ、Ｇ及びＢ映像フレームの順番
は、Ｒ、Ｇ、Ｂの順番に限定されない。
【００１９】
【発明の効果】本発明のカラー表示装置によれば、水平
走査周波数を低減することにより、ＣＲＴ１０に映像信
号を供給する後述する映像増幅器に広帯域動作を要求し
なくてもよい。また、高周波数信号を供給することによ
る水平偏向ヨークの問題を解消できる。
走査周波数を低減することにより、ＣＲＴ１０に映像信
号を供給する後述する映像増幅器に広帯域動作を要求し
なくてもよい。また、高周波数信号を供給することによ
る水平偏向ヨークの問題を解消できる。
【図１】本発明のカラー表示装置を示すブロック図。
【図２】図１の装置の電子ビームの走査を説明するため
の図。
の図。
【図３】フレーム・メモリ２６の具体的構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図４】フレーム・メモリ２６の書込み動作を説明する
ためのタイミング図。
ためのタイミング図。
【図５】フレーム・メモリ２６の読出し動作を説明する
ためのタイミング図。
ためのタイミング図。
１０ モノクロ陰極線管 １２ 光シャッタ手段 ２６ 映像信号発生手段
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の走査ライン信号を繰り返し同時に
発生して、１フレーム分の走査ライン信号を発生する動
作を、複数の所定色に対して順番に行う映像信号発生手
段と、 該映像信号発生手段からの上記複数の走査ライン信号に
夫々応じた複数の電子ビームを発生し、隣接する水平走
査ラインを形成するモノクロ陰極線管と、 上記映像信号発生手段の上記１フレーム分の走査ライン
信号を発生する動作に関係するタイミングで状態が制御
され、上記複数の所定色の光を選択的に通過させる光シ
ャッタ手段とを具えることを特徴とするカラー表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8041092A JPH05241525A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | カラー表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8041092A JPH05241525A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | カラー表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05241525A true JPH05241525A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13717528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8041092A Pending JPH05241525A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | カラー表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05241525A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1111575B1 (en) * | 1994-10-25 | 2008-08-20 | Fergason Patent Properties, LLC | Brightness control and halftoning in optical display system |
| US7645525B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-01-12 | Lg Display Co., Ltd. | Organic light emitting devices |
| US7843417B2 (en) | 1994-10-25 | 2010-11-30 | Fergason Patent Properties, Llc | Optical display system and method, active and passive dithering using birefringence, color image superpositioning and display enhancement with phase coordinated polarization switching |
| US9847073B2 (en) | 2003-03-10 | 2017-12-19 | Fergason Licensing Llc | Apparatus and method for preparing, storing, transmitting and displaying images |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6095515A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-05-28 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | カラーフイルタ |
| JPS60233625A (ja) * | 1984-04-04 | 1985-11-20 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | カラー表示装置 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP8041092A patent/JPH05241525A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7843416B2 (en) | 1994-10-25 | 2010-11-30 | Fergason Patent Properties, Llc | Optical display system and method, active and passive dithering using birefringence, color image superpositioning and display enhancement with phase coordinated polarization switching |
| US7843418B2 (en) | 1994-10-25 | 2010-11-30 | Fergason Patent Properties, Llc | Optical display system and method, active and passive dithering using birefringence, color image superpositioning and display enhancement with phase coordinated polarization switching |
| US9847073B2 (en) | 2003-03-10 | 2017-12-19 | Fergason Licensing Llc | Apparatus and method for preparing, storing, transmitting and displaying images |
| US9881588B2 (en) | 2003-03-10 | 2018-01-30 | Fergason Licensing Llc | Apparatus and method for preparing, storing, transmitting and displaying images |
| US7645525B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-01-12 | Lg Display Co., Ltd. | Organic light emitting devices |
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