JPH05241110A - レーザ表示装置 - Google Patents
レーザ表示装置Info
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- JPH05241110A JPH05241110A JP4039656A JP3965692A JPH05241110A JP H05241110 A JPH05241110 A JP H05241110A JP 4039656 A JP4039656 A JP 4039656A JP 3965692 A JP3965692 A JP 3965692A JP H05241110 A JPH05241110 A JP H05241110A
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- JP
- Japan
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- screen
- display device
- lenticular lens
- diffusion plate
- lens
- Prior art date
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ表示装置のスクリーン部を大画面化
し、且つ構成部材を薄くしても、これら部材間の距離を
一定に保ちスペックルノイズを低減出来るものを得る。 【構成】 体積拡散板6とフレネルレンズ4並に前後枠
11,12で構成させた密封枠9内のレンチキュラーレ
ンズ5がフレネルレンズ4と体積拡散板6間で一定な距
離に成る様に密封枠9を減圧して、大画面のスクリーン
部のあらゆる面で外圧が加わる様に一体化する。
し、且つ構成部材を薄くしても、これら部材間の距離を
一定に保ちスペックルノイズを低減出来るものを得る。 【構成】 体積拡散板6とフレネルレンズ4並に前後枠
11,12で構成させた密封枠9内のレンチキュラーレ
ンズ5がフレネルレンズ4と体積拡散板6間で一定な距
離に成る様に密封枠9を減圧して、大画面のスクリーン
部のあらゆる面で外圧が加わる様に一体化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペックルノイズの除去
方法に係わり、特に画面を大型化してもスペックルパタ
ーンが発生しない様にしたレーザ表示装置に関する。
方法に係わり、特に画面を大型化してもスペックルパタ
ーンが発生しない様にしたレーザ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からレーザ光の様にコヒーレントな
光を光学的拡散物体に透過或は反射させた時に、この光
学的拡散物体は波長程度の微視的スケールで不規則な構
造を有するために空間内に広範囲に拡がる拡散光とな
り、スペックルパターン(speckle patte
rn)を発生する。例えばレーザを用いた表示装置では
レーザ源からのコヒーレントなレーザ光が拡散物質等に
よってランダムに散乱し、各点からの散乱光がスクリー
ン画面上で重ね合わさってランダムに干渉し、斑点模様
を発生させる。
光を光学的拡散物体に透過或は反射させた時に、この光
学的拡散物体は波長程度の微視的スケールで不規則な構
造を有するために空間内に広範囲に拡がる拡散光とな
り、スペックルパターン(speckle patte
rn)を発生する。例えばレーザを用いた表示装置では
レーザ源からのコヒーレントなレーザ光が拡散物質等に
よってランダムに散乱し、各点からの散乱光がスクリー
ン画面上で重ね合わさってランダムに干渉し、斑点模様
を発生させる。
【0003】この様なスペックルパターン(以下単にス
ペックルと記す)を除去するためにスクリーン部を揺動
させることで除去させる方法が実開昭55−65940
号公報に、更に光源とスクリーン間に石英セルを介在さ
せて超音波によって振動させる様にしたものも特公昭5
6−24922号公報に示されている。
ペックルと記す)を除去するためにスクリーン部を揺動
させることで除去させる方法が実開昭55−65940
号公報に、更に光源とスクリーン間に石英セルを介在さ
せて超音波によって振動させる様にしたものも特公昭5
6−24922号公報に示されている。
【0004】この様なスクリーン部を振動させるもので
はスクリーンが大型化すると駆動部が大型化したり、レ
ーザ光の解像度が低下する欠点があった。
はスクリーンが大型化すると駆動部が大型化したり、レ
ーザ光の解像度が低下する欠点があった。
【0005】この様な欠点を解消するために本出願人は
先にスクリーン部を構成するレンチキュラーレンズを体
積拡散板とフレネルレンズ間に介在させたレーザ表示装
置を提案した。
先にスクリーン部を構成するレンチキュラーレンズを体
積拡散板とフレネルレンズ間に介在させたレーザ表示装
置を提案した。
【0006】上述の従来構成の大要を図4乃至図7によ
って説明する。
って説明する。
【0007】図4は従来の背面投射型スクリーン部の全
体的構成を示すものでレーザ源1から出射したレーザ光
は変調、偏向器部2に入射する。光変調器としてポッケ
ルス効果を利用した電気光学変調器或は超音波による光
の回折を利用した音響光学変調器等が用いられ映像信号
に応じて光変調された後に変調光は水平及び垂直偏向部
を構成する光学的偏向器に入射する。
体的構成を示すものでレーザ源1から出射したレーザ光
は変調、偏向器部2に入射する。光変調器としてポッケ
ルス効果を利用した電気光学変調器或は超音波による光
の回折を利用した音響光学変調器等が用いられ映像信号
に応じて光変調された後に変調光は水平及び垂直偏向部
を構成する光学的偏向器に入射する。
【0008】即ち、スクリーン部3に対し、水平方向に
偏向させるために変調光は例えば、25面の平面鏡で構
成されたポリゴンミラーに入射する。このポリゴンミラ
ーは駆動モータによって駆動されて高速回転される。ポ
リゴンミラーの平面鏡に入射して、反射された変調光は
左右に振られ、リレーレンズを介してガルバノミラーに
入射し、このガルバノミラーではスクリーンの垂直方向
の偏向が行なわれる。ガルバノミラーも駆動モータによ
って所定回転角度変調光を上下に振る様に成され、この
ガルバノミラーで反射した変調光はスクリーン背面に設
けた反射鏡等を介して透過型のスクリーン部3に映像を
投射する。
偏向させるために変調光は例えば、25面の平面鏡で構
成されたポリゴンミラーに入射する。このポリゴンミラ
ーは駆動モータによって駆動されて高速回転される。ポ
リゴンミラーの平面鏡に入射して、反射された変調光は
左右に振られ、リレーレンズを介してガルバノミラーに
入射し、このガルバノミラーではスクリーンの垂直方向
の偏向が行なわれる。ガルバノミラーも駆動モータによ
って所定回転角度変調光を上下に振る様に成され、この
ガルバノミラーで反射した変調光はスクリーン背面に設
けた反射鏡等を介して透過型のスクリーン部3に映像を
投射する。
【0009】スクリーン部3はフレネルレンズ4とレン
チキュラーレンズ5並に体積拡散板6で構成されてい
る。このフレネルレンズ4は上述の反射鏡から投影され
る変調光のホットスポットを防ぐためのもので、フレネ
ルレンズ4の次に配設されたレンチキュラーレンズ5は
水平方向の指向性を拡げるために、レーザの変調光の水
平走査方向Hに対し縦方向にシリンドリカルレンズ5
a,5a‥‥が図5に示す様に配設される。このシリン
ドリカルレンズ5a間のピッチPはスペックルの影響か
ら必要な水平方向空間周波数の2倍の周波数ピッチと成
し、レーザ光の径rとこのピッチpの比r/pを大きく
とらない様に選択される。
チキュラーレンズ5並に体積拡散板6で構成されてい
る。このフレネルレンズ4は上述の反射鏡から投影され
る変調光のホットスポットを防ぐためのもので、フレネ
ルレンズ4の次に配設されたレンチキュラーレンズ5は
水平方向の指向性を拡げるために、レーザの変調光の水
平走査方向Hに対し縦方向にシリンドリカルレンズ5
a,5a‥‥が図5に示す様に配設される。このシリン
ドリカルレンズ5a間のピッチPはスペックルの影響か
ら必要な水平方向空間周波数の2倍の周波数ピッチと成
し、レーザ光の径rとこのピッチpの比r/pを大きく
とらない様に選択される。
【0010】体積拡散板6は、屈折率異方性のある結晶
材で作る(例えば、オパールガラス)ことができ、また
屈折率異方性のある結晶材を合成樹脂に混入して作るこ
ともできる。図5の例は、アクリル等のプラスチックや
ガラスを母材とし、屈折率異方性ある結晶材すなわち拡
散体を分散させたものである。
材で作る(例えば、オパールガラス)ことができ、また
屈折率異方性のある結晶材を合成樹脂に混入して作るこ
ともできる。図5の例は、アクリル等のプラスチックや
ガラスを母材とし、屈折率異方性ある結晶材すなわち拡
散体を分散させたものである。
【0011】図6A,Bは、図5のスクリーン部3のレ
ンチキュラーレンズ5及び体積拡散板6内の光路の時間
変化を示す水平方向断面図である。以下、スクリーン部
3の作用、即ちスペックルノイズ低減について説明す
る。図7Aの様にレーザ光によりH方向への走査が行わ
れると、レーザ光は、レンチキュラーレンズ5の各シリ
ンドリカルレンズ5aで屈折し、焦点Fに集まる。レー
ザ光による水平方向Hの走査が進むにしたがって図7B
の様に焦点Fへの入射角が変化するが、入射角の変化に
よって人間の眼に映るスペックルも変化する。この様に
時間的に変化するスペックルが、体積拡散板6中で空間
的に同一位置で積分されるため、スペックル固有のきつ
いコントラストが低減され、スペックルノイズが低減さ
れる様に成される。
ンチキュラーレンズ5及び体積拡散板6内の光路の時間
変化を示す水平方向断面図である。以下、スクリーン部
3の作用、即ちスペックルノイズ低減について説明す
る。図7Aの様にレーザ光によりH方向への走査が行わ
れると、レーザ光は、レンチキュラーレンズ5の各シリ
ンドリカルレンズ5aで屈折し、焦点Fに集まる。レー
ザ光による水平方向Hの走査が進むにしたがって図7B
の様に焦点Fへの入射角が変化するが、入射角の変化に
よって人間の眼に映るスペックルも変化する。この様に
時間的に変化するスペックルが、体積拡散板6中で空間
的に同一位置で積分されるため、スペックル固有のきつ
いコントラストが低減され、スペックルノイズが低減さ
れる様に成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に体積拡散板
6中に屈折率異方性の結晶材を混入することで空間的に
人の眼の積分効果により同一位置で積分して、スペック
ルノイズを低減する場合に、3枚の体積拡散板6、レン
チキュラーレンズ5並にフレネルレンズ4で組み立てス
クリーン部3を構成するときには、これら3板の部材の
投影される映像に関係のない上下左右の周辺部に両面テ
ープ等を貼着させて一体化が行なわれる。
6中に屈折率異方性の結晶材を混入することで空間的に
人の眼の積分効果により同一位置で積分して、スペック
ルノイズを低減する場合に、3枚の体積拡散板6、レン
チキュラーレンズ5並にフレネルレンズ4で組み立てス
クリーン部3を構成するときには、これら3板の部材の
投影される映像に関係のない上下左右の周辺部に両面テ
ープ等を貼着させて一体化が行なわれる。
【0013】特にスクリーン部3が100〜200イン
チと大型化して来ると体積拡散板6やレンチキュラーレ
ンズ5等の厚みが1mm乃至3mm程と極めて薄いため
にスクリーン部3の周辺部ではレンチキュラーレンズ5
のシリンドリカルレンズ5a,5a‥‥が体積拡散板6
の裏面に対接しているが、スクリーン部3の中央部等で
は図7に示す様に体積拡散板6のレンチキュラーレンズ
5との対向面7とレンチキュラーレンズ5のシリンドリ
カルレンズ5aの弯曲頂部8とが離間するために、レン
チキュラーレンズ5の焦点F1 が体積拡散板6内部に集
束しないため、体積拡散板6によるスペックル減少効果
が少なくなり、解像度が劣化する問題が発生した。
チと大型化して来ると体積拡散板6やレンチキュラーレ
ンズ5等の厚みが1mm乃至3mm程と極めて薄いため
にスクリーン部3の周辺部ではレンチキュラーレンズ5
のシリンドリカルレンズ5a,5a‥‥が体積拡散板6
の裏面に対接しているが、スクリーン部3の中央部等で
は図7に示す様に体積拡散板6のレンチキュラーレンズ
5との対向面7とレンチキュラーレンズ5のシリンドリ
カルレンズ5aの弯曲頂部8とが離間するために、レン
チキュラーレンズ5の焦点F1 が体積拡散板6内部に集
束しないため、体積拡散板6によるスペックル減少効果
が少なくなり、解像度が劣化する問題が発生した。
【0014】又、レンチキュラーレンズ5と体積拡散板
6の全面に亘って、接着剤を塗布して固定することも考
えられるが、この場合は、レンチキュラーレンズ5のレ
ンズ部分がうめられレンズ効果が無くなって使用不能と
なる。
6の全面に亘って、接着剤を塗布して固定することも考
えられるが、この場合は、レンチキュラーレンズ5のレ
ンズ部分がうめられレンズ効果が無くなって使用不能と
なる。
【0015】本発明は叙上の問題点を解消したレーザ表
示装置を提供しようとするものでその目的とするところ
は、スクリーン部3を極めて薄い3つの部材で構成して
も、これら部材間の相対距離を一定に保ってスペックル
ノイズが低減出来て高解像度の画像投影を行なえるもの
が得られる。
示装置を提供しようとするものでその目的とするところ
は、スクリーン部3を極めて薄い3つの部材で構成して
も、これら部材間の相対距離を一定に保ってスペックル
ノイズが低減出来て高解像度の画像投影を行なえるもの
が得られる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ表示装置
はその例が図1に示されている様にレーザ光を用いて画
面表示を行なうレーザ表示装置に於いて、レーザ表示装
置のスクリーン部3を構成する体積拡散板6とフレネル
レーザ4間に配設したレンチキュラーレンズ5を密封枠
9で一体化し、スクリーン部3内を排気して減圧状態と
して成るものである。
はその例が図1に示されている様にレーザ光を用いて画
面表示を行なうレーザ表示装置に於いて、レーザ表示装
置のスクリーン部3を構成する体積拡散板6とフレネル
レーザ4間に配設したレンチキュラーレンズ5を密封枠
9で一体化し、スクリーン部3内を排気して減圧状態と
して成るものである。
【0017】
【作用】本発明のレーザ表示装置によれば密封枠9を介
し体積拡散板6とフレネルレンズ4間に封止された大気
に比べて減圧状態と成された、レンチキュラーレンズ5
のシリンドリカルレンズ5a,5a‥‥の弯曲頂部8は
大画面を構成するスクリーン部3のすべての面で体積拡
散板6の対向面7並にフレネルレンズ4の対向面10と
密着するため体積拡散板6内に各シリンドリカルレンズ
5aの焦点Fを結ばせることが出来てスペックルノイズ
の低減を行うことが出来る。
し体積拡散板6とフレネルレンズ4間に封止された大気
に比べて減圧状態と成された、レンチキュラーレンズ5
のシリンドリカルレンズ5a,5a‥‥の弯曲頂部8は
大画面を構成するスクリーン部3のすべての面で体積拡
散板6の対向面7並にフレネルレンズ4の対向面10と
密着するため体積拡散板6内に各シリンドリカルレンズ
5aの焦点Fを結ばせることが出来てスペックルノイズ
の低減を行うことが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明のレーザ表示装置のスクリーン
部3の組立状態及びその構成を図1乃至図3によって詳
記する。
部3の組立状態及びその構成を図1乃至図3によって詳
記する。
【0019】図1は本例のスクリーン部3の原理的構成
図を示す水平方向断面図であるが、図2によって、スク
リーン部3の組立状態を説明する。
図を示す水平方向断面図であるが、図2によって、スク
リーン部3の組立状態を説明する。
【0020】図2で前枠11及び後枠12で図1に示す
密封枠9が構成される。前枠11は前面に窓13を有す
る前縁部14から後方に延設された上下左右枠11U,
11D,11L,11Rから構成され、左右枠11L,
11Rに左右脚部15L,15Rを固定し、例えば右枠
11R上に排気孔16が設けられている。
密封枠9が構成される。前枠11は前面に窓13を有す
る前縁部14から後方に延設された上下左右枠11U,
11D,11L,11Rから構成され、左右枠11L,
11Rに左右脚部15L,15Rを固定し、例えば右枠
11R上に排気孔16が設けられている。
【0021】前枠11の上下左右枠11U,11D,1
1L,11Rで構成された後部開口部よりやや小さい矩
形の外形寸法を有するゴムシート17を開口窓18を有
する枠19と成し、この枠19の枠幅D2 は前枠11の
前縁部14の幅D1 よりやや小さめに選択する。
1L,11Rで構成された後部開口部よりやや小さい矩
形の外形寸法を有するゴムシート17を開口窓18を有
する枠19と成し、この枠19の枠幅D2 は前枠11の
前縁部14の幅D1 よりやや小さめに選択する。
【0022】このゴムシート17を前枠11の後部開口
部より挿入し、前縁部14の裏面に圧接させる。
部より挿入し、前縁部14の裏面に圧接させる。
【0023】次に例えば厚さ1〜3mm程度、200イ
ンチ用の体積拡散板6をゴムシート17の後部より圧接
する。この体積拡散板6は屈折率異方性のある結晶材を
含むもの或は複数の拡散シートを積層した構成であって
よい。
ンチ用の体積拡散板6をゴムシート17の後部より圧接
する。この体積拡散板6は屈折率異方性のある結晶材を
含むもの或は複数の拡散シートを積層した構成であって
よい。
【0024】体積拡散板6の後方には例えば、厚みが1
〜3mm程度の200インチ用で水平走査方向Hと直交
する縦方向に複数のシリンドリカルレンズ5a,5a‥
‥が構成されたレンチキュラーレンズ5を有し、このレ
ンチキュラーレンズを体積拡散板6の後方から押圧す
る。
〜3mm程度の200インチ用で水平走査方向Hと直交
する縦方向に複数のシリンドリカルレンズ5a,5a‥
‥が構成されたレンチキュラーレンズ5を有し、このレ
ンチキュラーレンズを体積拡散板6の後方から押圧す
る。
【0025】レンチキュラーレンズ5の背面には同じく
200インチ用のフレネルレンズ4が対向配置されて、
フレネルレンズ4の凹凸面とレンチキュラーレンズ5の
凹凸面が対向する様に圧接される。
200インチ用のフレネルレンズ4が対向配置されて、
フレネルレンズ4の凹凸面とレンチキュラーレンズ5の
凹凸面が対向する様に圧接される。
【0026】フレネルレンズ4の背面周囲にはゴムシー
ト17と同様に枠21と開口窓22を有するゴムシート
20が圧接される。
ト17と同様に枠21と開口窓22を有するゴムシート
20が圧接される。
【0027】更に後枠12が前枠11内に挿入される。
即ち後枠12の矩形状の外形寸法は図1に示す様に前枠
11の上下左右枠11U,11D,11L,11Rで構
成された後部開口部内に挿入可能に成され、上下左右枠
11U,11D,11L,11R内でゴムシート20の
枠21の後部を押圧する。後枠12は窓23と枠部24
から構成され、後枠12の外周は前枠11の上下左右枠
10U,10D,10L,10Rの内周部に固定されて
密封枠9を構成する。
即ち後枠12の矩形状の外形寸法は図1に示す様に前枠
11の上下左右枠11U,11D,11L,11Rで構
成された後部開口部内に挿入可能に成され、上下左右枠
11U,11D,11L,11R内でゴムシート20の
枠21の後部を押圧する。後枠12は窓23と枠部24
から構成され、後枠12の外周は前枠11の上下左右枠
10U,10D,10L,10Rの内周部に固定されて
密封枠9を構成する。
【0028】この様に構成したスクリーン部3の排気方
法を図3に示す。図3では後枠12は前枠12‥‥に内
挿されていない例を示す。前枠11内にゴムシート17
を介して体積拡散板6が挿入され、レンチキュラーレン
ズ5はフレネルレンズ4とゴムシート20を介して後枠
20で押圧され、且つ上下左右の周辺は前枠11の上下
左右枠11U,11D,11L,11Rで覆われている
ので完全に密封状態となる。この状態で右枠11Rに穿
った排気孔16に真空ポンプ25の排気管26を接続し
て弁27を開いて排気を行なった後に密封枠9内を減圧
或は真空状態にした後に排気孔16を封止する様にす
る。
法を図3に示す。図3では後枠12は前枠12‥‥に内
挿されていない例を示す。前枠11内にゴムシート17
を介して体積拡散板6が挿入され、レンチキュラーレン
ズ5はフレネルレンズ4とゴムシート20を介して後枠
20で押圧され、且つ上下左右の周辺は前枠11の上下
左右枠11U,11D,11L,11Rで覆われている
ので完全に密封状態となる。この状態で右枠11Rに穿
った排気孔16に真空ポンプ25の排気管26を接続し
て弁27を開いて排気を行なった後に密封枠9内を減圧
或は真空状態にした後に排気孔16を封止する様にす
る。
【0029】上述の構成では排気孔16を右枠11R上
に設けたが、体積散乱板6とフレネルレンズ4間に配設
したレンチキュラーレンズ5はシリンドリカルレンズ5
aが水平方向に連なっているので空気流通等を考えた時
には上下枠11U,11Dのいずれかに排気孔16を設
けるを可とする。
に設けたが、体積散乱板6とフレネルレンズ4間に配設
したレンチキュラーレンズ5はシリンドリカルレンズ5
aが水平方向に連なっているので空気流通等を考えた時
には上下枠11U,11Dのいずれかに排気孔16を設
けるを可とする。
【0030】この様に減圧し、体積拡散板6とレンチキ
ュラーレンズ5間並にレンチキュラーレンズ5とフレネ
ルレンズ4間の距離を最適値に固定する。
ュラーレンズ5間並にレンチキュラーレンズ5とフレネ
ルレンズ4間の距離を最適値に固定する。
【0031】図1はこの様に排気及び封止を行なったス
クリーン部3の水平方向断面図を示す。この場合は体積
拡散板6のレンチキュラーレンズ5との対向面7並にフ
レネルレンズ14のレンチキュラーレンズ5との対向面
10は矢印A,Aで示す外気圧で均一に押圧されるため
に図8で説明した様に各シリンドリカルレンズ5a,5
a‥‥の弯曲頂部8が対向面7から離間することがない
ものが得られる。
クリーン部3の水平方向断面図を示す。この場合は体積
拡散板6のレンチキュラーレンズ5との対向面7並にフ
レネルレンズ14のレンチキュラーレンズ5との対向面
10は矢印A,Aで示す外気圧で均一に押圧されるため
に図8で説明した様に各シリンドリカルレンズ5a,5
a‥‥の弯曲頂部8が対向面7から離間することがない
ものが得られる。
【0032】依って、シリンドリカルレンズ5a,5a
‥‥の弯曲頂部8は体積拡散板6の内部で焦点Fを結び
体積拡散板6によってスペックルノイズを分散させる効
果を確実にすることが出来るものが得られ、レーザ表示
装置としての解像度を高め得る。更にスクリーン部を構
成する体積拡散板6、レンチキュラーレンズ5、フレネ
ルレンズ4を極めて薄くした大画面のものを用いても、
これらの間の距離を常にあらゆる面で均一に一定に保て
るものが得られる効果を有する。
‥‥の弯曲頂部8は体積拡散板6の内部で焦点Fを結び
体積拡散板6によってスペックルノイズを分散させる効
果を確実にすることが出来るものが得られ、レーザ表示
装置としての解像度を高め得る。更にスクリーン部を構
成する体積拡散板6、レンチキュラーレンズ5、フレネ
ルレンズ4を極めて薄くした大画面のものを用いても、
これらの間の距離を常にあらゆる面で均一に一定に保て
るものが得られる効果を有する。
【0033】尚、本発明の密封枠9の構成方法は種々の
組合せが考えられることは勿論である。
組合せが考えられることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】本発明のレーザ表示装置によれば大画面
で薄手のスクリーンを構成させても、レンチキュラーレ
ンズと体積拡散板間の間隔を一定に保ち、スペックルノ
イズの低減を計ることが出来る。
で薄手のスクリーンを構成させても、レンチキュラーレ
ンズと体積拡散板間の間隔を一定に保ち、スペックルノ
イズの低減を計ることが出来る。
【図1】本発明のレーザ表示装置のレーザ走査方向に沿
う断面での原理構成図である。
う断面での原理構成図である。
【図2】本発明のレーザ表示装置の組立斜視図である。
【図3】本発明のレーザ表示装置のレーザ走査方向に沿
う断面での排気説明図である。
う断面での排気説明図である。
【図4】従来のレーザ表示装置の全体的構成図である。
【図5】図4に示すスクリーン部のレーザ水平走査方向
に沿う断面図である。
に沿う断面図である。
【図6】図5のスクリーン部のレンチキュラーレンズ及
び体積拡散板内の光路の時間変化を示す断面図である。
び体積拡散板内の光路の時間変化を示す断面図である。
【図7】従来のスペックル効果説明図である。
1 レーザ源 2 変調偏向部 3 スクリーン部 4 フレネルレンズ 5 レンチキュラーレンズ 6 体積拡散板 9 密封枠 11 前枠 12 後枠 25 真空ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ光を用いて画面表示を行なうレー
ザ表示装置に於いて、上記レーザ表示装置のスクリーン
部を構成する体積拡散板とフレネルレンズ間に配設した
レンチキュラーレンズを密封枠体で一体化し、該スクリ
ーン部内を排気して減圧状態として成ることを特徴とす
るレーザ表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039656A JPH05241110A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | レーザ表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039656A JPH05241110A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | レーザ表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05241110A true JPH05241110A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12559134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4039656A Pending JPH05241110A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | レーザ表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05241110A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0752613A2 (en) * | 1995-07-03 | 1997-01-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Rear projection screen |
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-
1992
- 1992-02-26 JP JP4039656A patent/JPH05241110A/ja active Pending
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US7529028B2 (en) | 2004-11-03 | 2009-05-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image display apparatus |
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