JPH05239784A - 一段消化苛性化法 - Google Patents

一段消化苛性化法

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JPH05239784A
JPH05239784A JP4223547A JP22354792A JPH05239784A JP H05239784 A JPH05239784 A JP H05239784A JP 4223547 A JP4223547 A JP 4223547A JP 22354792 A JP22354792 A JP 22354792A JP H05239784 A JPH05239784 A JP H05239784A
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JP
Japan
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green liquor
liquor
clarified
digestion
lime
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JP4223547A
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English (en)
Inventor
J Lennart Westerberg
ウェスターバーグ ジェイ.レナート
Alex K Bonsu
ケー.ボンス アレックス
Fred J Perrett
ジェイ.ペレット フレッド
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Original Assignee
International Paper Co
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C11/00Regeneration of pulp liquors or effluent waste waters
    • D21C11/0064Aspects concerning the production and the treatment of green and white liquors, e.g. causticizing green liquor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S423/00Chemistry of inorganic compounds
    • Y10S423/03Papermaking liquor

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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 別個の装置の数を著しく低減でき、しかも白
液から粗粒を初めとする混入固形分を完全に除去するこ
とができる、効率的でかつ費用効率の高い白液の製造を
本質的に一工程の消化・苛性化操作で可能とする一段消
化/苛性化システムの提供。 【構成】 未消化石灰と清澄化緑液からなるスラリー供
給物を、十分な温度および圧力に十分な時間保持して、
一工程で、上記未消化石灰を消化し、かつ生成した消石
灰を上記清澄化緑液と反応させてスラリー生成物を含有
する白液に転化する工程を包含する、未消化石灰および
清澄化緑液から白液を製造するための一工程消化/苛性
化法であって、上記消化/苛性化反応領域から、粗粒と
スラリー生成物含有の白液の一部とを取り出し、清澄化
緑液と混合し、さらに該混合物を未清澄化緑液と配合し
て、粒状物質から分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化(slakin
g)と苛性化(causticizing)とを組み合
わせた操作によって白液を製造する優れた方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セルロース系材料をアルカリ法パルプ化
するにあたって、従来の方法では、石灰の消化と、それ
に引き続いて行なう緑液の苛性化とを、それぞれ単一の
処理工程を行なうべく特別に設計した別々のユニットで
実施する。こうした方法では、強緑液を石灰消化−分級
ユニットに供給し、このユニットで強緑液を所定流量の
石灰と混合しかつ石灰の消化を行ない、得られた石灰配
合物を分級装置セクションに流下させて、ここで粗い粗
粒と未反応材料とを、分級槽の傾斜した底部を上向きに
移動するコンベヤあるいは熊手状の装置で除去する。粗
粒を除去したスラリーを、消化−分級装置から溢流とし
て一連の槽に流入させ、これらの槽中で撹拌を行なっ
て、すでに消化装置で開始していた苛性化反応を完了さ
せる。次に、苛性化したスラリーを清澄化装置へと送
り、ここで沈降した石灰泥を分離除去し、この石灰泥
は、通常ポンプで濃縮装置へと送って回収する。清澄化
装置から回収した強白液はそのままで蒸解に使用するこ
とができる。
【0003】こうした従来の消化−苛性化システムの一
つの重大な欠点は、反応性スラリーの一部が、特定の反
応領域内に意図した全時間滞留しないうちに、その段階
から次の段階へと溢流してしまいがちなことである。こ
のような相対的に未反応の化学物質の短絡あるいはバイ
パス通過が生じると、効率が相対的に低下し、せっかく
の有効な化学物質の利点が十分に生かされない。
【0004】これまでも種々の加圧型の消化/苛性化合
体システムが提案されてきたが、そのいずれも従来の二
段式システムのかわりに用いるだけの十分な費用効率な
らびに効率を実現したものではなかった。
【0005】この種の合体システムの一種では、空気ロ
ックを備えた消化装置を用いて粗粒を除去している。し
かしこのシステムは、粗粒除去の問題を十分に解決した
ものとはいえなかった。
【0006】また別のシステムでは、反応器は加圧する
が、消化装置と苛性化装置は加圧しないシステムを用い
ている。これらのユニットは作業効率が極めて低く、当
業界で広範に受け入れられるには至っていない。
【0007】米国特許第2,539,732号には、石
灰の消化と苛性化とを単一ユニット中で行なう方法が開
示されている。苛性化装置ユニットに、石灰(CaO)
を緑液と同時に導入すると、石灰が消化され、次に一連
の反応トレイで緑液と穏やかに混合されて、苛性化が完
了する。このユニットは、石灰(固体)が、該ユニット
への導入以前に液体(緑液)に懸濁している場合に使用
することができる。このユニットは、複数のトレイと、
あるトレイから次の下側のトレイに固形材料を移動させ
るためのスクレーパ/撹拌手段を備えている。しかし、
この特許のシステムでは、種々の製品および中間薬液か
ら粗粒および他の固形物を効率的に除去することができ
ない。
【0008】米国特許第3,194,638号も、消化
/苛性化合体装置に関するものである。この装置でも、
効率の良い粗粒除去という問題に適切な取組がなされて
いない。
【0009】米国特許第4,627,888号には、高
圧での消化の後に大気圧での苛性化を行なう方法が開示
され、米国特許第4,762,590号には、消化と苛
性化の双方を加圧下で行なう方法が開示されている。し
かし、後者の特許が開示しているのは、石灰の、緑液で
はなく白液による消化である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のシス
テムで必要とされていた別個の装置の数を著しく低減で
き、しかも白液から粗粒を初めとする混入固形分を完全
に除去することができる、効率的でかつ費用効率の高い
白液の製造を本質的に一工程の消化・苛性化操作で可能
とする一段消化/苛性化システムを提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、未消化石灰お
よび清澄化緑液から白液を製造するにあたり、未消化石
灰と清澄化緑液からなるスラリー供給物を加圧した消化
/苛性化反応領域に導入し、そして上記領域内で上記の
未消化石灰と清澄化緑液からなる混合物を十分な温度お
よび圧力に十分な時間保持することによって、一工程
で、上記未消化石灰を消化し、かつ生成した消石灰を上
記清澄化緑液との反応によってスラリー生成物を含有す
る白液に転化する工程を包含する、優れた一工程消化/
苛性化法を提供するものである。
【0012】すなわち、本発明の一段消化苛性化法は、
未消化石灰と清澄化緑液からなるスラリー供給物を、加
圧した消化/苛性化反応領域に導入し、そして上記領域
内で、上記の未消化石灰と清澄化緑液からなる混合物を
十分な温度および圧力に十分な時間保持して、一工程
で、上記未消化石灰を消化し、かつ生成した消石灰を上
記清澄化緑液と反応させることによってスラリー生成物
を含有する白液に転化する工程を包含する、未消化石灰
および清澄化緑液から白液を製造するための一工程消化
/苛性化法であって、上記消化/苛性化反応領域から、
粗粒とスラリー生成物を含有する白液の一部とを取り出
し、この消化/苛性化反応領域から取り出した粗粒とス
ラリー生成物を含有する白液の一部とを清澄化緑液と混
合し、さらに該混合物を緑液清澄化領域で未清澄化緑液
と配合して、該緑液清澄化領域で清澄化緑液を清澄化緑
液中に含まれる実質的にドレグ、泥および粗粒からなる
粒状物質から分離することを特徴とする前記方法であ
る。
【0013】本発明の方法によると、当業界で常に問題
となってきた粗粒の除去の問題が解決されると同時に、
運転費用が大幅に削減され、かつ効率ならびに費用効率
が増大する。
【0014】粗粒の除去は閉鎖系中で実施し、このこと
により効率的なドレグならびに泥の除去も可能となる。
【0015】消化ならびに苛性化は加圧した閉鎖系中で
実施するので、大気への放出が実質的に防止される。加
圧系を用いることによって滞留時間が短縮され、同時に
必要とされる機器の数および寸法も削減できる。加圧下
で消化と苛性化を組み合わせて行なうことにより、大気
への熱の損失が防止され、白液の苛性化率が、大気圧下
で行なった場合の最適値より4%増大する。
【0016】消化ならびに苛性化を最小限の撹拌を行な
うことによって実施するので、粒子の崩壊が最小限に抑
制されて石灰泥の濾過性が改善される。
【0017】さらに、好適な一実施態様では、緑液を、
消化/苛性化合体装置の別々の位置に異なった割合で供
給することにより、粒径の構成ならびに苛性化率を最適
化する。
【0018】別の好適な実施態様では、本発明の方法
は、消化/苛性化領域からスラリー生成物を含有する白
液を取り出し、該生成物を清澄化して清澄化白液を生成
する工程を含む。
【0019】さらに別の好適な実施態様では、本発明の
方法は、消化/苛性化反応領域から粗粒とスラリー生成
物を含有する白液の一部とを取り出し、取り出した粗粒
とスラリー生成物を含有する白液の一部とを、清澄化緑
液と混合し、この混合物を緑液清澄化領域で未清澄化緑
液と配合して、この領域で、清澄化緑液を、清澄化緑液
中に含まれる、実質的にドレグ、泥および粗粒からなる
粒状物質から分離する工程を含む。
【0020】本発明の方法のさらに別の好適な実施態様
では、清澄化緑液の少なくとも一部を再循環させて、消
化/苛性化領域に導入する。
【0021】本発明のまた別の好適な実施態様は、消化
/苛性化装置に、スラリー供給物中に含有されていた清
澄化緑液以外にも、清澄化緑液を導入する工程を含む。
【0022】当業者であれば、本発明の方法を連続的に
実施できること、即ち、未消化石灰と清澄化緑液からな
るスラリー供給物を、加圧した消化/苛性化反応領域に
連続的に導入し、そしてこの領域内で、上記の未消化石
灰と清澄化緑液からなる混合物を十分な温度および圧力
に十分な時間保持して、一工程で、上記未消化石灰を消
化し、かつ生成した消石灰を上記清澄化緑液と反応させ
ることによってスラリー生成物を含有する白液に転化す
ることによって実施することができることを理解できる
はずである。同時に、上記の領域から、スラリー生成物
を含有する白液の一部を連続的に取り出す。こうする
と、上記の領域から、粗粒とスラリー生成物を含有する
白液の一部とを連続的に取り出すことが可能となる。ま
た同時に、取り出した粗粒とスラリー生成物を含有する
白液の一部とを、清澄化緑液と連続的に混合する。この
混合物を、緑液清澄化領域で未清澄化緑液と連続的に配
合する。ドレグおよび粗粒をこの緑液清澄化領域から取
り出し、ドレグフィルターで濾過する。
【0023】本発明を図面を参照しつつさらに説明す
る。
【0024】本発明の方法を、図1の流れ図に例示して
示す。再燃焼した石灰(CaO)を石灰ホッパー10か
らミキサー12に供給し、このミキサー12で石灰を、
管路16を通して次の工程から再循環させた、あるいは
この過程とは独立に供給した清澄化緑液と混合する。こ
の緑液は、石灰と最適に混合するように、ミキサーに複
数の地点から、例えば管路18および20を通して供給
するのが好ましい。完全に混合した後、この混合物をポ
ンプ21をへて管路24から消化/苛性化合体装置22
に供給する。ミキサー12、ポンプ21および管路24
中の滞留時間は1分未満として、混合物が反応装置22
に到達するまで石灰と緑液とが実質的に反応しないよう
にするのが好ましい。以下では消化/苛性化装置22を
白液生成装置(WLG)と称する。
【0025】白液生成装置(WLG)22には、緑液
(Na2 CO3 +Na2 S)と石灰(CaO+CaCO
3 )とのスラリー、ならびに管路14および15を通し
て清澄化緑液を供給する。反応での活性化学物質は、緑
液中の(H2 O+Na2 CO3)ならびに石灰中の(C
aO)である。消化/苛性化操作では、反応は2段階で
進行する。先ず、酸化カルシウム(CaO)が緑液中の
水と反応すると、反応:
【0026】
【化1】 にしたがって消化が進行して水酸化カルシウム(Ca
(OH)2 )が生成し、熱が生じる。第二の反応は、C
a(OH)2 が緑液中の炭酸ナトリウム(Na2 CO
3 )と反応して水酸化ナトリウム(NaOH)および炭
酸カルシウム(CaCO3 )沈澱物が生じる際に、すな
わち苛性化反応:
【0027】
【化2】 が生じる際に起こる。
【0028】ここでは二段階で記載したものの、これら
の反応は実際には重複して生じ、実質的には一段階で進
行して、苛性化の一部が消化とほぼ同時に進行する。ミ
キサーに流入する緑液の温度ならびに石灰の温度は、通
常、緑液が195°F〜200°F、そして石灰が石灰
炉の形状に応じて500°F〜1,400°Fである。
供給緑液の温度が195°F、石灰の温度が500°F
である場合には、白液生成装置(WLG)の温度を23
5°F、圧力を8psiとする。供給緑液の温度が19
5°F、石灰の温度が1,400°Fである場合には、
白液生成装置の温度を257°F、圧力を17psiと
する。
【0029】白液生成装置(WLG)22での反応が完
了したら、スラリーを管路26を通して濾過器28、例
えば加圧ディスクフィルターまで搬送し、この濾過器で
CaCO3 (泥)を清澄化白液生成物から分離する。こ
の白液生成物は、これ以上処理をしなくてもセルロース
パルプ化工程での使用に適したものとなっている。
【0030】従来のシステムを大気圧で運転した場合に
は約3時間を要するのに対し、本発明にかかる白液生成
装置(WLG)22での滞留時間は約1時間ですむ。
【0031】白液生成装置(WLG)22の底部から、
粗粒(粗い未反応粒子)をスラリー生成物の一部(例え
ば0.5% 〜2.0%)とともに取り出し、ミキサー
30中で、流量制御装置35によって制御される弁32
を通して管路33から供給される清澄化緑液(白液生成
装置(WLG)22に供給する緑液の全量の5〜15
%)と混合する。管路33および34のそれぞれの流量
を、流量測定用検知器(図示せず)によって測定する。
この情報を流量制御装置(FCD)35に供給し、この
装置によって弁32およびポンプ36を制御して、管路
33および34のそれぞれの所望の流量を維持する。破
線は、管路33および34の検知器と、弁32と、ポン
プ36と、流量制御装置35との間の電気信号の通路を
示すものである。この種の制御機器ならびに配置は当業
界で周知のものである。前記混合物は管路34を通って
可変速度ポンプ36に供給され、さらにポンプ36から
管路37を通って管路40に送られ、ここで緑液清澄化
装置38へと送られる未清澄化緑液と配合される。粗粒
およびドレグは清澄化装置38で沈降し、管路44を通
ってポンプでドレグプレコートフィルター42ヘと送ら
れて、濃縮ならびに洗浄される。石灰泥および粗粒を未
清澄化緑液と混合することにより、清澄化装置中でのド
レグの沈降ならびに、プレコートフィルターでの洗浄が
促進される。必要に応じて、粗粒を別個の装置、例えば
消化装置で前記スラリーから除去することもできる。
【0032】白液生成装置(WLG)22を図2に詳細
に示す。白液生成装置(WLG)は、4〜8個の縦方向
に配置された区画104を有する多段塔102である。
各区画104は、櫂(paddles)とスクレーパ
(一番下のスクレーパ112も含む)の形の撹拌機10
6によって十分に撹拌される。白液生成装置22の頂部
には、撹拌機用の変速モータがブラケット(図示せず)
によって装着されており、このモータが縦方向に配置さ
れた軸103に連結され、この軸を回転させる。軸10
3には、撹拌機およびスクレーパ106ならびにスクレ
ーパ112が取り付けられている。各区画104の底部
を掻きとる撹拌機によって、未反応の石灰は一区画おき
の底部ではその外周へとそして他の底部ではその中央へ
と移動され、未反応ならびに反応済の石灰が、開口部を
通って前記液とともに下向きに流れる(矢印108で示
す)。各区画の底部は、水平方向の板107によって画
定されている。図示した上から数えて2枚目ならびに4
枚目の板107は、それぞれの外縁から装置22の内壁
まで延在するブラケット(図示せず)によって支持され
ている。各板の中央には開口部が設けてあり、軸103
がその中を貫通して延在している。
【0033】複数の入口管109(図1も参照のこと)
が装置22の壁を貫通してヘッダー110で終端してい
る。このような構成とすることにより、緑液を種々の区
画104に分けて供給することが可能となる。各ヘッダ
ーは、全流量の30〜50%となるように設計してあ
る。スラリー供給物は、管路24を通って白液生成装置
(WLG)に供給される。各円形ヘッダー110は36
0。にわたって延在しており、それぞれに複数の開口が
設けられ、緑液が、真直ぐな矢印で示したように下向き
に排出される。
【0034】白液生成装置(WLG)の底部では、撹拌
機112が該装置の側面を掻きとって、泥粒子を懸濁状
態に保持するが、粗粒は(2本の矢印で示すように)沈
降して、出口装置30中で緑液と混合する。この出口装
置は、緑液清澄化装置の入口につながる出口管34に内
容物を供給する円形のノズルとして設計されている。緑
液を管路114を通して導入することもできる。
【0035】苛性化された液ならびに泥は、一番下に位
置する板107に取り付けた円錐体118と、管路26
に連なる内側の管とを経て、白液生成装置(WLG)か
ら出る。この内側の管は、管が邪魔板として作用して撹
拌が促進されるような位置に配置する。円錐体および管
の内側には、テフロンコーティングを施して、堆積の付
着を防止する。
【0036】通常の制御装置ならびに手段(図示せ
ず)、例えば変速ポンプおよび可変速度撹拌機を設け
て、ミキサー12への緑液の流量、ミキサー12中の液
面、緑液のアンダーフローの示差的流量制御、白液生成
装置(WLG)への緑液の流量制御、白液生成装置中の
液面、および撹拌機の速度の制御を行なう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一段消化/苛性化法の流れ図であ
る。
【図2】 図1に示す消化/苛性化装置の、軸線方向の
断面図である。
【符号の説明】
10:石灰ホッパー、12:ミキサー、14,15,1
6,18,20,24,26,33,34,37,4
0,44,114:管路、22:消化/苛性化合体装置
(白液生成装置)、28:濾過器、30:ミキサー、3
2:弁、35:流量制御装置、36:ポンプ、38:緑
液清澄化装置、42:ドレグプレコートフィルター、1
02:多段塔、103:軸、104:区画、106:攪
拌機(櫂、スクレーパ)、107:板、108:石灰お
よび液の流れ、109:入口管、110:ヘッダー、1
12:スクレーパ、118:円錐体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレックス ケー.ボンス アメリカ合衆国、ペンシルバニア州 18425、グリーレー、ランガー ロード エイチシー 782308 (72)発明者 フレッド ジェイ.ペレット アメリカ合衆国、アラバマ州 36732、デ モポリス、デスノウエット ストリート 1101

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未消化石灰と清澄化緑液からなるスラリ
    ー供給物を、加圧した消化/苛性化反応領域に導入し、
    そして上記領域内で、上記の未消化石灰と清澄化緑液か
    らなる混合物を十分な温度および圧力に十分な時間保持
    して、一工程で、上記未消化石灰を消化し、かつ生成し
    た消石灰を上記清澄化緑液と反応させることによってス
    ラリー生成物を含有する白液に転化する工程を包含す
    る、未消化石灰および清澄化緑液から白液を製造するた
    めの一工程消化/苛性化法であって、 上記消化/苛性化反応領域から、粗粒とスラリー生成物
    を含有する白液の一部とを取り出し、この消化/苛性化
    反応領域から取り出した粗粒とスラリー生成物を含有す
    る白液の一部とを清澄化緑液と混合し、さらに該混合物
    を緑液清澄化領域で未清澄化緑液と配合して、該緑液清
    澄化領域で清澄化緑液を清澄化緑液中に含まれる実質的
    にドレグ、泥および粗粒からなる粒状物質から分離す
    る、ことを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 前記消化/苛性化領域からスラリー生成
    物を含有する白液を取り出し、そして該生成物を清澄化
    して清澄化白液を製造することを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記清澄化緑液の少なくとも一部を緑液
    清澄化領域から再循環させて、前記消化/苛性化領域に
    導入することを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記消化/苛性化領域に、スラリー供給
    物中に含まれる清澄化緑液以外の清澄化緑液を導入する
    工程をさらに包含する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 未消化石灰と清澄化緑液からなるスラリ
    ー供給物を、加圧した消化/苛性化反応領域に連続的に
    導入し、そして上記領域内で、上記の未消化石灰と清澄
    化緑液からなる混合物を十分な温度および圧力に十分な
    時間保持して、一工程で、上記未消化石灰を消化し、か
    つ生成した消石灰を上記清澄化緑液との反応によってス
    ラリー生成物を含有する白液に転化し、その際、 上記反応領域からスラリー生成物を含有する白液の少な
    くとも一部を連続的に取り出し、 上記消化/苛性化反応領域から、粗粒とスラリー生成物
    を含有する白液の一部とを連続的に取り出し、 取り出した粗粒とスラリー生成物を含有する白液の一部
    とを、清澄化緑液と連続的に混合し、 該混合物を緑液清澄化領域で未清澄化緑液と連続的に配
    合し、 緑液清澄化領域から清澄化緑液を取り出し、そして上記
    消化/苛性化領域に導入すべく該清澄化緑液を再循環さ
    せることによって連続的に実施することを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記消化/苛性化反応領域から取り出し
    た、上記のスラリー生成物を含有する白液の一部を清澄
    化して、清澄化白液を製造する工程を含む請求項5記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 消化/苛性化反応領域の圧力が、大気圧
    より高いことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 消化/苛性化反応領域の圧力が、大気圧
    より高いことを特徴とする請求項5記載の方法。
JP4223547A 1991-07-31 1992-07-31 一段消化苛性化法 Pending JPH05239784A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/738,651 US5145556A (en) 1991-07-31 1991-07-31 Single-stage slaking and causticizing method
US738,651 1991-07-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05239784A true JPH05239784A (ja) 1993-09-17

Family

ID=24968893

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