JPH05237702A - 旋 盤 - Google Patents
旋 盤Info
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- JPH05237702A JPH05237702A JP4258520A JP25852092A JPH05237702A JP H05237702 A JPH05237702 A JP H05237702A JP 4258520 A JP4258520 A JP 4258520A JP 25852092 A JP25852092 A JP 25852092A JP H05237702 A JPH05237702 A JP H05237702A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blank
- cutting tool
- lathe
- along
- axis
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/182—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by the machine tool function, e.g. thread cutting, cam making, tool direction control
- G05B19/184—Generation of cam-like surfaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/0009—Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/0009—Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts
- B23Q1/0045—Control panels or boxes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B13/00—Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor
- B24B13/0031—Machines having several working posts; Feeding and manipulating devices
- B24B13/0037—Machines having several working posts; Feeding and manipulating devices the lenses being worked by different tools, e.g. for rough-grinding, fine-grinding, polishing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B13/00—Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor
- B24B13/04—Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor grinding of lenses involving grinding wheels controlled by gearing
- B24B13/046—Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor grinding of lenses involving grinding wheels controlled by gearing using a pointed tool or scraper-like tool
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B13/00—Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor
- B24B13/06—Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor grinding of lenses, the tool or work being controlled by information-carrying means, e.g. patterns, punched tapes, magnetic tapes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、コンタクトレンズや眼鏡用
レンズ用の光学レンズやラップ子を創成する旋盤型の機
械を提供することにある。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明による
旋盤は、所定の回転軸の回りにブランクを回転させるた
めの回転手段と、回転するブランクの表面に所望の面形
状を形成するための切削工具と、前記ブランクの回転軸
と平行な第１の方向に沿う、前記切削工具とブランクと
の間の相対的な動作を行う第１の送り手段と、前記第１
の方向に対して垂直な方向に沿う、前記切削工具とブラ
ンクとの間の相対的な動作を行う第２の送り手段と、前
記回転手段と前記第１の送り手段と第２の送り手段とに
連結され、ブランクを含む参照面に対するブランクの角
度変位を制御するための制御信号を発信し、前記切削工
具の第１の方向と第２の方向の動作を制御するためのデ
ジタル式の電子手段とを具備する構成とした。
レンズ用の光学レンズやラップ子を創成する旋盤型の機
械を提供することにある。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明による
旋盤は、所定の回転軸の回りにブランクを回転させるた
めの回転手段と、回転するブランクの表面に所望の面形
状を形成するための切削工具と、前記ブランクの回転軸
と平行な第１の方向に沿う、前記切削工具とブランクと
の間の相対的な動作を行う第１の送り手段と、前記第１
の方向に対して垂直な方向に沿う、前記切削工具とブラ
ンクとの間の相対的な動作を行う第２の送り手段と、前
記回転手段と前記第１の送り手段と第２の送り手段とに
連結され、ブランクを含む参照面に対するブランクの角
度変位を制御するための制御信号を発信し、前記切削工
具の第１の方向と第２の方向の動作を制御するためのデ
ジタル式の電子手段とを具備する構成とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、目に関する産業分野に
おいてブランクから製品を創成するために使用される旋
盤に関し、特に眼鏡用レンズ、コンタクトレンズ、そし
て目に関する産業で使用されるラップ子（lap tool）を
製作するための旋盤に関する。
おいてブランクから製品を創成するために使用される旋
盤に関し、特に眼鏡用レンズ、コンタクトレンズ、そし
て目に関する産業で使用されるラップ子（lap tool）を
製作するための旋盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】米国特許公報出し４９８９３１６号は、
トーリック面を有する眼鏡用レンズやラップを創成する
ための機械を開示する。この場合ワークを回転するミリ
ングツール（milling tool）を使用する。ワークに対す
るミリングカッターの相対的な並進位置と角度位置はコ
ンピュータにより制御され、そして、ミリングカッター
の並進位置は、参照面に対するワークの角度位置と、該
カッターの回転軸からの偏差に基づいて制御される。上
記機械の欠点は、以下の２点である。 （１）レンズ上に仕上げられた面が粗い。従って、更な
る仕上げ加工、ポリッシングが必要となる。眼鏡用レン
ズ等の光学レンズを仕上げるために、ラップ子（lap to
ol）が使用されることが周知となっており、該ラップ子
は仕上げ面を短いストロークで動作する。如何にレンズ
面をラップ子の面に良好にあてがっても、粗く仕上げら
れた面は、より精密に仕上げられた面よりも良好な面と
はならない。 （２）ワークの角度の位置決めをするために、ミリング
カッターに対するワークの直線的な位置決め駆動手段を
使用する場合、機械を制御するために時間を要すると共
に、追従する誤差を生じる傾向がある。その理由の１つ
は、ワークの回転速度と、ワークの回転軸からの工具の
位置決めが独立して制御されるので、第３の軸が上記２
つの軸の変数に対して大きく依存するためにである。そ
の結果、上述の機械は反応が速く、そして順向的ではな
い。従って、独立する２つの軸が不正確の場合、第３の
軸はそれに大きく影響されて動作することとなる。
トーリック面を有する眼鏡用レンズやラップを創成する
ための機械を開示する。この場合ワークを回転するミリ
ングツール（milling tool）を使用する。ワークに対す
るミリングカッターの相対的な並進位置と角度位置はコ
ンピュータにより制御され、そして、ミリングカッター
の並進位置は、参照面に対するワークの角度位置と、該
カッターの回転軸からの偏差に基づいて制御される。上
記機械の欠点は、以下の２点である。 （１）レンズ上に仕上げられた面が粗い。従って、更な
る仕上げ加工、ポリッシングが必要となる。眼鏡用レン
ズ等の光学レンズを仕上げるために、ラップ子（lap to
ol）が使用されることが周知となっており、該ラップ子
は仕上げ面を短いストロークで動作する。如何にレンズ
面をラップ子の面に良好にあてがっても、粗く仕上げら
れた面は、より精密に仕上げられた面よりも良好な面と
はならない。 （２）ワークの角度の位置決めをするために、ミリング
カッターに対するワークの直線的な位置決め駆動手段を
使用する場合、機械を制御するために時間を要すると共
に、追従する誤差を生じる傾向がある。その理由の１つ
は、ワークの回転速度と、ワークの回転軸からの工具の
位置決めが独立して制御されるので、第３の軸が上記２
つの軸の変数に対して大きく依存するためにである。そ
の結果、上述の機械は反応が速く、そして順向的ではな
い。従って、独立する２つの軸が不正確の場合、第３の
軸はそれに大きく影響されて動作することとなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を克服するコンタクトレンズや眼鏡用レンズ用の光
学レンズやラップ子を創成する旋盤型の機械を提供する
ことにある。
問題を克服するコンタクトレンズや眼鏡用レンズ用の光
学レンズやラップ子を創成する旋盤型の機械を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではブランクから目のための製品を創成する
旋盤であって、所定の回転軸の回りにブランクを回転さ
せるための回転手段と、回転するブランクの表面に所望
の面形状を形成するための切削工具と、前記ブランクの
回転軸と平行な第１の方向に沿う、前記切削工具とブラ
ンクとの間の相対的な動作を行う第１の送り手段と、前
記第１の方向に対して垂直な方向に沿う、前記切削工具
とブランクとの間の相対的な動作を行う第２の送り手段
と、前記回転手段と前記第１の送り手段と第２の送り手
段とに連結され、ブランクを含む参照面に対するブラン
クの角度変位を制御するための制御信号を発信し、前記
切削工具の第１の方向と第２の方向の動作を制御するた
めのデジタル式の電子手段とを具備して構成され、前記
切削工具の第１と第２の方向に沿う動作とブランクの回
転軸回りの角度変位が、全て一定時間毎に発信される制
御信号により独立して制御される旋盤が提供される。本
発明による旋盤は、通常、ブランクの回転軸に対して横
断方向（略垂直な方向）に広がる複雑な面を創成するた
めに使用されるが、これに制限されない。
に、本発明ではブランクから目のための製品を創成する
旋盤であって、所定の回転軸の回りにブランクを回転さ
せるための回転手段と、回転するブランクの表面に所望
の面形状を形成するための切削工具と、前記ブランクの
回転軸と平行な第１の方向に沿う、前記切削工具とブラ
ンクとの間の相対的な動作を行う第１の送り手段と、前
記第１の方向に対して垂直な方向に沿う、前記切削工具
とブランクとの間の相対的な動作を行う第２の送り手段
と、前記回転手段と前記第１の送り手段と第２の送り手
段とに連結され、ブランクを含む参照面に対するブラン
クの角度変位を制御するための制御信号を発信し、前記
切削工具の第１の方向と第２の方向の動作を制御するた
めのデジタル式の電子手段とを具備して構成され、前記
切削工具の第１と第２の方向に沿う動作とブランクの回
転軸回りの角度変位が、全て一定時間毎に発信される制
御信号により独立して制御される旋盤が提供される。本
発明による旋盤は、通常、ブランクの回転軸に対して横
断方向（略垂直な方向）に広がる複雑な面を創成するた
めに使用されるが、これに制限されない。
【０００５】仕上げ面の質が非常に重要な面を創成する
ために、旋盤を使用することにはフライスを使用するこ
とよりも利点がある。旋盤では、創成された面を更に処
理する必要がない。このことは、光学レンズを創成する
場合に特に有利である。と言うのは、レンズをポリッシ
ュする必要がないために、それによる誤差を除去し、ラ
ッピング機械によりレンズをポリッシュするために必要
なコストを削減できるからである。創成されたレンズの
仕上げ面の質は、ブランク面に送る切削工具の送り速度
に明らかに影響される。然しなら、使用可能な良好な面
を創成することの見返りに、切削工具を低速で送る場合
には旋盤により面を創成するために、より長い時間が掛
かることを考慮しなければならない。従って、後工程を
最小にしながら、面の創成時間を相対的に短く、そして
仕上げ面の質を良好に維持するようにバランスを取らな
ければならない。
ために、旋盤を使用することにはフライスを使用するこ
とよりも利点がある。旋盤では、創成された面を更に処
理する必要がない。このことは、光学レンズを創成する
場合に特に有利である。と言うのは、レンズをポリッシ
ュする必要がないために、それによる誤差を除去し、ラ
ッピング機械によりレンズをポリッシュするために必要
なコストを削減できるからである。創成されたレンズの
仕上げ面の質は、ブランク面に送る切削工具の送り速度
に明らかに影響される。然しなら、使用可能な良好な面
を創成することの見返りに、切削工具を低速で送る場合
には旋盤により面を創成するために、より長い時間が掛
かることを考慮しなければならない。従って、後工程を
最小にしながら、面の創成時間を相対的に短く、そして
仕上げ面の質を良好に維持するようにバランスを取らな
ければならない。
【０００６】光学レンズと比較して、ラップ子を創成す
る場合には精密な仕上げは必要ないことが周知となって
いる。従って、ラップ子を創成するためには、より短い
時間を要する。また、製作時間は創成される面を通過す
る工具の回数にも依存している。本発明の好ましい実施
例において、切削工具を第１の軸線に沿って位置決めす
る手段と、第２の軸線に沿って位置決めする手段とは、
相互に垂直に構成されている。本発明による旋盤を多く
の複雑な面、例えば、対称非球面、非対称非球面、トー
リック面創を成するために使用可能であると共に、例え
ば球面等の単純な面を創成するために、更には回転軸に
対して様々な角度に配置された面（プリズム）を創成す
るためにも使用可能である。
る場合には精密な仕上げは必要ないことが周知となって
いる。従って、ラップ子を創成するためには、より短い
時間を要する。また、製作時間は創成される面を通過す
る工具の回数にも依存している。本発明の好ましい実施
例において、切削工具を第１の軸線に沿って位置決めす
る手段と、第２の軸線に沿って位置決めする手段とは、
相互に垂直に構成されている。本発明による旋盤を多く
の複雑な面、例えば、対称非球面、非対称非球面、トー
リック面創を成するために使用可能であると共に、例え
ば球面等の単純な面を創成するために、更には回転軸に
対して様々な角度に配置された面（プリズム）を創成す
るためにも使用可能である。
【０００７】本発明による旋盤の１つの特定な使用態様
は、第２の軸線に沿って切削工具を一定速度で送り、そ
して、所望の面を創成するために、第１の軸線に沿って
送りを様々に変化させる。これは、単にブランクに面を
創成するための１つの操作態様であることは言うまでも
ない。更に複雑な操作態様では、第２の軸線に沿って一
定方向に送りながら送り速度を変化させ、そして第１の
軸線に沿って切削工具を揺動的に動作させる。
は、第２の軸線に沿って切削工具を一定速度で送り、そ
して、所望の面を創成するために、第１の軸線に沿って
送りを様々に変化させる。これは、単にブランクに面を
創成するための１つの操作態様であることは言うまでも
ない。更に複雑な操作態様では、第２の軸線に沿って一
定方向に送りながら送り速度を変化させ、そして第１の
軸線に沿って切削工具を揺動的に動作させる。
【０００８】熱可塑性のプラスチックや金属等、熱可塑
性の挙動を有する特定の材料に対しては、ブランクに良
好な切削面を創成するために、ブランクの切削工具との
相対的回転速度を時的に変化させて常に所定の敷居値よ
りも高くする。然しながら、溶融しないＣＲ３９（登録
商標）や高融点のアモルファス材料であるガラス等の熱
的に安定な材料に対しては、面速度の敷居値はあまり問
題とはならない。また、ブランクが一定の角速度で回転
している場合、切削工具がブランクの回転軸に接近する
と、ブランクの切削工具に対する相対速度の時的変化は
漸次的に減少する。実際上、ブランクの角速度が一定に
維持される場合、ブランクの切削工具に対する相対的な
面速度は、切削工具の回転軸からの距離に比例する。
性の挙動を有する特定の材料に対しては、ブランクに良
好な切削面を創成するために、ブランクの切削工具との
相対的回転速度を時的に変化させて常に所定の敷居値よ
りも高くする。然しながら、溶融しないＣＲ３９（登録
商標）や高融点のアモルファス材料であるガラス等の熱
的に安定な材料に対しては、面速度の敷居値はあまり問
題とはならない。また、ブランクが一定の角速度で回転
している場合、切削工具がブランクの回転軸に接近する
と、ブランクの切削工具に対する相対速度の時的変化は
漸次的に減少する。実際上、ブランクの角速度が一定に
維持される場合、ブランクの切削工具に対する相対的な
面速度は、切削工具の回転軸からの距離に比例する。
【０００９】熱可塑性材料に関する上記２つの要因は、
切削工具がブランクのある面の位置に達するとき、ブラ
ンクの相対速度は速度の敷居値を下回る。それによる問
題を除去するために、以下の方法が適用される。 （１）ブランクを非常に高速で回転させる。この方法
は、非常に高価で重いモータが必要とする。更に、より
高速の操作は創成される面に生じる誤差を除去するため
に、より高速で制御し易い旋盤の他の操作を必要とす
る。 （２）フライスのように回転する切削工具を利用する。
この方法は、更に１つのモータが必要となり、そして直
接使用不可能な面が創成され、一定の後処理を必要とな
る。 （３）切削工具の回転軸からの距離の関数として、ブラ
ンクの回転速度を変化させる。本発明の好ましい実施例
では、ブランクの角速度を切削工具の回転軸からの距離
に比例するように変化させる。上記方法を適用する本発
明の実施例は、以下の利点を有している。すなわち、 （１）創成動作の精度が維持される。 （２）熱可塑性の挙動を示す材料の切削面の仕上げは、
直接使用可能な程度に精密である。 （３）製作時間が低減される。
切削工具がブランクのある面の位置に達するとき、ブラ
ンクの相対速度は速度の敷居値を下回る。それによる問
題を除去するために、以下の方法が適用される。 （１）ブランクを非常に高速で回転させる。この方法
は、非常に高価で重いモータが必要とする。更に、より
高速の操作は創成される面に生じる誤差を除去するため
に、より高速で制御し易い旋盤の他の操作を必要とす
る。 （２）フライスのように回転する切削工具を利用する。
この方法は、更に１つのモータが必要となり、そして直
接使用不可能な面が創成され、一定の後処理を必要とな
る。 （３）切削工具の回転軸からの距離の関数として、ブラ
ンクの回転速度を変化させる。本発明の好ましい実施例
では、ブランクの角速度を切削工具の回転軸からの距離
に比例するように変化させる。上記方法を適用する本発
明の実施例は、以下の利点を有している。すなわち、 （１）創成動作の精度が維持される。 （２）熱可塑性の挙動を示す材料の切削面の仕上げは、
直接使用可能な程度に精密である。 （３）製作時間が低減される。
【００１０】本発明の好ましい実施例において、切削工
具を第１の軸線と第２の軸線に沿って移動させる送り手
段は、第１の部材上に平行配置された２本のレールと、
第２の部材上に平行配置された２つの案内手段と、を各
々具備して構成され、該レールと案内手段は協働して１
つの方向にのみ動作を制限し、そしてその方向は相互に
垂直と成っており、更に、前記第１と第２の送り手段
は、モータにより駆動され、前記第２の部材のために移
動および位置決め力を作用させる、前記第１の部材に取
着された駆動軸と、前記駆動軸からの駆動力を前記第２
の部材に伝達するための、前記第２の部材に取着された
駆動力伝達手段と、を具備している。好ましくは、前記
駆動軸はネジ部を有している。流体シリンダ、リニアモ
ータ、ボイスコイルモータ等の直動アクチュエータ手段
を代替的に利用可能である。
具を第１の軸線と第２の軸線に沿って移動させる送り手
段は、第１の部材上に平行配置された２本のレールと、
第２の部材上に平行配置された２つの案内手段と、を各
々具備して構成され、該レールと案内手段は協働して１
つの方向にのみ動作を制限し、そしてその方向は相互に
垂直と成っており、更に、前記第１と第２の送り手段
は、モータにより駆動され、前記第２の部材のために移
動および位置決め力を作用させる、前記第１の部材に取
着された駆動軸と、前記駆動軸からの駆動力を前記第２
の部材に伝達するための、前記第２の部材に取着された
駆動力伝達手段と、を具備している。好ましくは、前記
駆動軸はネジ部を有している。流体シリンダ、リニアモ
ータ、ボイスコイルモータ等の直動アクチュエータ手段
を代替的に利用可能である。
【００１１】通常本発明による旋盤は、殆どの構成要素
が搭載されたメイン支持体を具備している。本発明の１
つのアレンジによれば、ブランクの回転軸に平行な第１
の軸線に沿って切削工具を移動させる送り手段は、前記
支持体上に取着される。前記支持体は第１の部材として
作用し、第２の部材は、レールと案内手段との相互作用
により前記第１の部材上に配置されたブロック部材は第
２の部材と、切削工具を前記第１の軸線に対して垂直な
第２の軸線に沿って移動させる送り手段とを具備してお
り、前記ブロック部材は、切削工具を有する第２の部材
を移動させる第１の部材として作用する。切削工具は、
好ましくは送り手段により移動する適当な保持部材上に
取着される。好ましくは、前記切削工具はブランクに対
して点接触する。最も好ましくは、ダイヤモンド切削工
具である。操作者により入力される情報に基づいて、創
成されるブランク面を演算するためにデジタル式の電子
装置が具備される。該デジタル式の電子装置により演算
される情報は、好ましい実施例において時間に基づくポ
イントデータである。
が搭載されたメイン支持体を具備している。本発明の１
つのアレンジによれば、ブランクの回転軸に平行な第１
の軸線に沿って切削工具を移動させる送り手段は、前記
支持体上に取着される。前記支持体は第１の部材として
作用し、第２の部材は、レールと案内手段との相互作用
により前記第１の部材上に配置されたブロック部材は第
２の部材と、切削工具を前記第１の軸線に対して垂直な
第２の軸線に沿って移動させる送り手段とを具備してお
り、前記ブロック部材は、切削工具を有する第２の部材
を移動させる第１の部材として作用する。切削工具は、
好ましくは送り手段により移動する適当な保持部材上に
取着される。好ましくは、前記切削工具はブランクに対
して点接触する。最も好ましくは、ダイヤモンド切削工
具である。操作者により入力される情報に基づいて、創
成されるブランク面を演算するためにデジタル式の電子
装置が具備される。該デジタル式の電子装置により演算
される情報は、好ましい実施例において時間に基づくポ
イントデータである。
【００１２】
【実施例】本発明による旋盤を略示する図１、２を参照
すると、前記旋盤は、ブランクやワークの回転軸に対し
て横断方向の平面内で回転する平面を、非球面またはト
ーリック（toric ）面等の複雑な形状に成形するように
構成されている。然しながら、本発明による旋盤はこれ
に限定されないことは言うまでもない。定盤（ベース）
１に固定された旋盤は、 ａ）第１の駆動装置２と、 ｂ）前記第１の駆動装置２の動作方向（または軸線）に
対して横断方向に動作可能な、第２の駆動装置３と、 ｃ）ブランクまたはワーク保持装置４と、 ｄ）切削工具保持手段５と、 ｅ）デジタル電子装置６とを具備して構成され、前記第
１の送り手段２は、 ｉ）略平坦な上面８を有する、前記定盤１に固定された
支持部材７と、 ｉｉ）前記支持部材７の上面８に固定され、所定方向の
みの動作を許容する２本の平行配置されたレール９と、 ｉｉｉ）前記２本のレールの間に、該レールに対して平
行に配置されたネジ部を有する駆動軸１０と、 ｉｖ）前記上面８の下側に配置され、伝達装置１１Ａを
介して前記駆動軸１０を駆動するモータ１１と、 ｖ）前記レール９と係合する一対の平行な案内溝１２Ａ
（図３参照）と、前記駆動軸１０が螺合する雌ネジ部材
１２Ｂとを有するブロック部材１２とを具備しており、
前記駆動軸１０が回転することにより、前記ブロック部
材１２は矢印Ｄの方向に、つまり前記ブランクまたはワ
ーク保持装置４に対して接近、離隔する方向に動作する
ように構成されている。前記駆動軸１０は最密なピッチ
を有しており、前記第１の駆動装置２により高精度に位
置決め可能と成っている。
すると、前記旋盤は、ブランクやワークの回転軸に対し
て横断方向の平面内で回転する平面を、非球面またはト
ーリック（toric ）面等の複雑な形状に成形するように
構成されている。然しながら、本発明による旋盤はこれ
に限定されないことは言うまでもない。定盤（ベース）
１に固定された旋盤は、 ａ）第１の駆動装置２と、 ｂ）前記第１の駆動装置２の動作方向（または軸線）に
対して横断方向に動作可能な、第２の駆動装置３と、 ｃ）ブランクまたはワーク保持装置４と、 ｄ）切削工具保持手段５と、 ｅ）デジタル電子装置６とを具備して構成され、前記第
１の送り手段２は、 ｉ）略平坦な上面８を有する、前記定盤１に固定された
支持部材７と、 ｉｉ）前記支持部材７の上面８に固定され、所定方向の
みの動作を許容する２本の平行配置されたレール９と、 ｉｉｉ）前記２本のレールの間に、該レールに対して平
行に配置されたネジ部を有する駆動軸１０と、 ｉｖ）前記上面８の下側に配置され、伝達装置１１Ａを
介して前記駆動軸１０を駆動するモータ１１と、 ｖ）前記レール９と係合する一対の平行な案内溝１２Ａ
（図３参照）と、前記駆動軸１０が螺合する雌ネジ部材
１２Ｂとを有するブロック部材１２とを具備しており、
前記駆動軸１０が回転することにより、前記ブロック部
材１２は矢印Ｄの方向に、つまり前記ブランクまたはワ
ーク保持装置４に対して接近、離隔する方向に動作する
ように構成されている。前記駆動軸１０は最密なピッチ
を有しており、前記第１の駆動装置２により高精度に位
置決め可能と成っている。
【００１３】前記第２の送り手段３は、 ｉ）ブロック部材１２と、 ｉｉ）位置決め部材１９と、 ｉｉｉ）前記位置決め部材１９の下面に固定され、前記
ブロック部材１２の頂面に固定された２本の平行なレー
ルと係合するように配置された２本の平行な案内手段１
５（図２参照）と、 ｉｖ）前記位置決め部材１９の下面に備えられたネジ部
を有する係合、駆動手段１７であって、前記レール１４
と平行に前記ブロック部材１２に備えられたネジ部を有
する駆動軸１３と係合する係合、駆動手段１７と、 ｖ）前記第２の駆動軸１３を駆動するためのモータ１６
とを具備している。 駆動軸１３とレール１４と案内手段１５は、前記駆動軸
１０およびレール９に対して垂直に配置されており、位
置決め部材１９は、モータ１６により矢印Ｄの方向に対
して垂直な矢印Ｄ′の方向に動作する。
ブロック部材１２の頂面に固定された２本の平行なレー
ルと係合するように配置された２本の平行な案内手段１
５（図２参照）と、 ｉｖ）前記位置決め部材１９の下面に備えられたネジ部
を有する係合、駆動手段１７であって、前記レール１４
と平行に前記ブロック部材１２に備えられたネジ部を有
する駆動軸１３と係合する係合、駆動手段１７と、 ｖ）前記第２の駆動軸１３を駆動するためのモータ１６
とを具備している。 駆動軸１３とレール１４と案内手段１５は、前記駆動軸
１０およびレール９に対して垂直に配置されており、位
置決め部材１９は、モータ１６により矢印Ｄの方向に対
して垂直な矢印Ｄ′の方向に動作する。
【００１４】切削工具保持手段５は、位置決め部材１９
の上面に配置された工具ブロック１８を具備しており、
該ブロック１８は旋盤の切削工具２０を保持する。切削
工具２０は、通常の方法により旋盤に対して較正され
る。ブランクまたはワーク保持装置４はブランクまたは
ワークを把持する通常のチャック２３を具備しており、
該チャック２３は大多数の旋盤に備えられるチャックと
略同一である。駆動モータ２１は、チャックを有するス
ピンドル２２を回転駆動し、該スピンドル２２は、旋盤
加工中に、デジタル電子装置６により、ブランクまたは
ワークが切削工具２０と係合するように、適切な高さに
配置されている。旋盤の全体の制御はデジタル電子装置
６によりなされる。デジタル電子装置６は駆動モータ１
１、１６、２１と連結されており、駆動軸１０、１３の
動作を制御することにより、レール９上のブロック部材
１２の位置および該ブロック部材１２に固定されたレー
ル１４上の位置決め部材１９の位置を制御する。デジタ
ル電子装置６は、また、スピンドル２２の回転を規定し
て、該旋盤により加工を受けるブランクまたはワークに
より規定される平面に対して参照することにより、該ブ
ランクまたはワークの角度位置を制御する。
の上面に配置された工具ブロック１８を具備しており、
該ブロック１８は旋盤の切削工具２０を保持する。切削
工具２０は、通常の方法により旋盤に対して較正され
る。ブランクまたはワーク保持装置４はブランクまたは
ワークを把持する通常のチャック２３を具備しており、
該チャック２３は大多数の旋盤に備えられるチャックと
略同一である。駆動モータ２１は、チャックを有するス
ピンドル２２を回転駆動し、該スピンドル２２は、旋盤
加工中に、デジタル電子装置６により、ブランクまたは
ワークが切削工具２０と係合するように、適切な高さに
配置されている。旋盤の全体の制御はデジタル電子装置
６によりなされる。デジタル電子装置６は駆動モータ１
１、１６、２１と連結されており、駆動軸１０、１３の
動作を制御することにより、レール９上のブロック部材
１２の位置および該ブロック部材１２に固定されたレー
ル１４上の位置決め部材１９の位置を制御する。デジタ
ル電子装置６は、また、スピンドル２２の回転を規定し
て、該旋盤により加工を受けるブランクまたはワークに
より規定される平面に対して参照することにより、該ブ
ランクまたはワークの角度位置を制御する。
【００１５】平行配置されたレールと案内手段を有する
２つの送り手段２、３を相互に垂直に交差するように配
置することにより、切削工具２０を旋盤の領域内であら
ゆる位置に移動可能であることが理解されよう。通常、
ブランクまたはワークは、外周から中心、つまりブラン
クまたはワークの回転軸に向かって加工される。仮に、
ブランクまたはワークの回転の角速度が一定であると仮
定すると、ブランクまたはワークの切削工具２０と係合
する部分の相対的な面速度が漸次的に減少する。このこ
とは、熱硬化性の材料を加工する場合には問題とはなら
ない。然しながら、ポリ炭酸エステル（polycarbonate
）やアルミニウム等の熱可塑性材料を切削する場合、
切削肌を精密に仕上げるために、切削工具２０に対する
ブランクまたはワークの相対速度を一定の敷居値以上に
維持する必要がある。そして、これが問題となる。面速
度を充分に高く維持し、加工サイクルを短縮し、そして
加工面の仕上げを改善するために、切削加工中に角速度
を加速しなければならない。実際上、切削工具２０が回
転軸に接近するに従って、スピンドル２２の回転速度は
増加される。
２つの送り手段２、３を相互に垂直に交差するように配
置することにより、切削工具２０を旋盤の領域内であら
ゆる位置に移動可能であることが理解されよう。通常、
ブランクまたはワークは、外周から中心、つまりブラン
クまたはワークの回転軸に向かって加工される。仮に、
ブランクまたはワークの回転の角速度が一定であると仮
定すると、ブランクまたはワークの切削工具２０と係合
する部分の相対的な面速度が漸次的に減少する。このこ
とは、熱硬化性の材料を加工する場合には問題とはなら
ない。然しながら、ポリ炭酸エステル（polycarbonate
）やアルミニウム等の熱可塑性材料を切削する場合、
切削肌を精密に仕上げるために、切削工具２０に対する
ブランクまたはワークの相対速度を一定の敷居値以上に
維持する必要がある。そして、これが問題となる。面速
度を充分に高く維持し、加工サイクルを短縮し、そして
加工面の仕上げを改善するために、切削加工中に角速度
を加速しなければならない。実際上、切削工具２０が回
転軸に接近するに従って、スピンドル２２の回転速度は
増加される。
【００１６】旋盤の実際の操作は、作業員により所望の
標準がデジタル電子装置に入力される。入力されるデー
タは、加工される材料の種類と、所望の曲面の種類（凹
面または凸面）と、創成されるべき曲面に関する処方情
報である。デジタル電子装置は、この情報に基づいて、
切削加工に要求されるデータを持ち、或いはアルゴリズ
ムを利用して同データを創作する。実際の切削加工にお
いて、デジタル電子装置は、駆動モータ１１、１６、２
１に対して２／１０００秒から４／１０００秒の一定間
隔で適切な駆動指令を発進して、切削工具２０に対して
ブランクまたはワークを空間的、角度的に制御し、所望
の面形状を創成する。熱可塑性材料から成るワークを切
削加工する場合に、通常、以下に記述する標準が切削工
具２０の動作と、ブランクまたはワークの回転動作のた
めに適用される。すなわち、 １）切削工具がブランクまたはワークの回転軸に接近す
るに従って、ブランクまたはワークの回転速度を一定の
割合で増加すること。 ２）第２の送り手段３による切削工具２０の動作は一定
に送られること。 ３）面形状が揺動的に変化するトーリック曲面を創成す
る場合、ブランクまたはワークの回転軸に平行な方向に
前進、後退するように切削工具を動作させること。であ
る。
標準がデジタル電子装置に入力される。入力されるデー
タは、加工される材料の種類と、所望の曲面の種類（凹
面または凸面）と、創成されるべき曲面に関する処方情
報である。デジタル電子装置は、この情報に基づいて、
切削加工に要求されるデータを持ち、或いはアルゴリズ
ムを利用して同データを創作する。実際の切削加工にお
いて、デジタル電子装置は、駆動モータ１１、１６、２
１に対して２／１０００秒から４／１０００秒の一定間
隔で適切な駆動指令を発進して、切削工具２０に対して
ブランクまたはワークを空間的、角度的に制御し、所望
の面形状を創成する。熱可塑性材料から成るワークを切
削加工する場合に、通常、以下に記述する標準が切削工
具２０の動作と、ブランクまたはワークの回転動作のた
めに適用される。すなわち、 １）切削工具がブランクまたはワークの回転軸に接近す
るに従って、ブランクまたはワークの回転速度を一定の
割合で増加すること。 ２）第２の送り手段３による切削工具２０の動作は一定
に送られること。 ３）面形状が揺動的に変化するトーリック曲面を創成す
る場合、ブランクまたはワークの回転軸に平行な方向に
前進、後退するように切削工具を動作させること。であ
る。
【００１７】次に、図４、５を参照して、本発明による
旋盤の第２の実施例について説明する。図３、５におい
て、図１から図３に示した第１の実施例と同様の構成要
素は、同じ参照番号で指示されている。図４、５に図示
する旋盤は図１、２に図示する旋盤と、ブランクまたは
ワークを保持する保持装置の位置決め、送り手段の構成
において異なっている。特に、第２の送り手段３Ａが図
１、２に示した第２の送り手段と異なっており、前記第
２の送り手段３Ａは、第１の送り手段の移動方向に対し
て垂直な方向、つまり、ブランクまたはワークの回転軸
に対して垂直な方向を許容する。本発明の第２の実施例
において、旋盤は、第２の送り手段３Ａを有しており、
該送り手段３Ａは、定盤１に固定された２本のレール１
４Ａと、ブロック部材１０Ａに取着された２つの案内手
段１５Ａとを具備している。ブランクまたはワーク保持
手段４はブロック部材１９Ａに取着されている。従っ
て、操作においてブロック部材１２Ａと切削後具は、定
盤１上においてブランクまたはワークの回転軸に対して
平行な矢印Ｄの方向にのみ動作し、そしてブランクまた
はワークは、定盤１上においてブランクまたはワークの
回転軸に対して横断方向（この場合垂直な方向）に動作
する。この２つの送り手段の組み合わせにより、切削工
具はブランクまたはワークに対して２つの方向に移動す
る。つまり、ブランクまたはワークの回転軸に平行な方
向と、垂直な方向である。
旋盤の第２の実施例について説明する。図３、５におい
て、図１から図３に示した第１の実施例と同様の構成要
素は、同じ参照番号で指示されている。図４、５に図示
する旋盤は図１、２に図示する旋盤と、ブランクまたは
ワークを保持する保持装置の位置決め、送り手段の構成
において異なっている。特に、第２の送り手段３Ａが図
１、２に示した第２の送り手段と異なっており、前記第
２の送り手段３Ａは、第１の送り手段の移動方向に対し
て垂直な方向、つまり、ブランクまたはワークの回転軸
に対して垂直な方向を許容する。本発明の第２の実施例
において、旋盤は、第２の送り手段３Ａを有しており、
該送り手段３Ａは、定盤１に固定された２本のレール１
４Ａと、ブロック部材１０Ａに取着された２つの案内手
段１５Ａとを具備している。ブランクまたはワーク保持
手段４はブロック部材１９Ａに取着されている。従っ
て、操作においてブロック部材１２Ａと切削後具は、定
盤１上においてブランクまたはワークの回転軸に対して
平行な矢印Ｄの方向にのみ動作し、そしてブランクまた
はワークは、定盤１上においてブランクまたはワークの
回転軸に対して横断方向（この場合垂直な方向）に動作
する。この２つの送り手段の組み合わせにより、切削工
具はブランクまたはワークに対して２つの方向に移動す
る。つまり、ブランクまたはワークの回転軸に平行な方
向と、垂直な方向である。
【００１８】第１の実施例および第２の実施例に示した
本発明による旋盤は、多数の操作上の標準を有してい
る。例えば、該旋盤は、 １）工学レンズのみを切削し、 ２）プラスチックをラップするラップ子のみを切削し、 ３）アルミニウムをラップするラップ子のみを切削し、 ４）プラスチックまたはアルミニウムをラップするラッ
プ子を切削し、 ５）工学レンズおよびラップ子（プラスチックまたはア
ルミニウム）を切削するようにデザインされる。実際上
の旋盤に入力される操作標準は、旋盤のデザインに対し
て大した影響を与えないが、旋盤の性能やそこで使用さ
れる補器に対しては大きく影響する。
本発明による旋盤は、多数の操作上の標準を有してい
る。例えば、該旋盤は、 １）工学レンズのみを切削し、 ２）プラスチックをラップするラップ子のみを切削し、 ３）アルミニウムをラップするラップ子のみを切削し、 ４）プラスチックまたはアルミニウムをラップするラッ
プ子を切削し、 ５）工学レンズおよびラップ子（プラスチックまたはア
ルミニウム）を切削するようにデザインされる。実際上
の旋盤に入力される操作標準は、旋盤のデザインに対し
て大した影響を与えないが、旋盤の性能やそこで使用さ
れる補器に対しては大きく影響する。
【００１９】例１）アルミニウムラップを含むラップ子
を創成するために上述の旋盤を適用する場合には、旋盤
のデザインや形状は、ブランクまたはワークを７５ｒｐ
ｍから１００ｒｐｍで回転させるモータ２１を具備して
いる。更に、この適用において、切削面の実際の仕上げ
は絶対臨界（absolute criticality）の仕上げ面ではな
く、そしてブランクまたはワークの回転数は、第２の軸
に沿う切削工具２０の動作のために一定に維持される。 例２）ＣＲ３９（登録商標）や、ポリ炭酸エステル（po
lycarbonate ）または高屈折率のプラスチックから成る
プラスチックレンズを創成するために、上述の旋盤を適
用する場合には、旋盤のデザインや形状は、ブランクま
たはワークの回転軸に対する切削工具２０の位置によ
り、ブランクまたはワークを５０ｒｐｍから２７５０ｒ
ｐｍで回転させるモータ２１を具備している。
を創成するために上述の旋盤を適用する場合には、旋盤
のデザインや形状は、ブランクまたはワークを７５ｒｐ
ｍから１００ｒｐｍで回転させるモータ２１を具備して
いる。更に、この適用において、切削面の実際の仕上げ
は絶対臨界（absolute criticality）の仕上げ面ではな
く、そしてブランクまたはワークの回転数は、第２の軸
に沿う切削工具２０の動作のために一定に維持される。 例２）ＣＲ３９（登録商標）や、ポリ炭酸エステル（po
lycarbonate ）または高屈折率のプラスチックから成る
プラスチックレンズを創成するために、上述の旋盤を適
用する場合には、旋盤のデザインや形状は、ブランクま
たはワークの回転軸に対する切削工具２０の位置によ
り、ブランクまたはワークを５０ｒｐｍから２７５０ｒ
ｐｍで回転させるモータ２１を具備している。
【００２０】こうして、良好な切削を得ながらサイクル
時間を短縮するための回転速度の変化は、 ａ）シリンダ出力と、 ｂ）プリズムと、 ｃ）中心からの偏心量 ｄ）その他、創成されるべき表面の回転非対称性を強め
る面性質の関数と成っている。切削工具２０が第２の軸
に沿ってブランクまたはワークの回転軸に接近する場合
の、ブランクまたはワークの回転数の変化の程度は、切
削される面の種類に依存している。例えば、 ａ）トーリック面の切削する場合には、外周で５０ｒｐ
ｍから中心で８００ｒｐｍであり、 ｂ）非回転対称非球面レンズ（non-rotational symmeto
ric aspheric lense）を切削する場合には、外周で５０
ｒｐｍから中心で８００ｒｐｍであり、 ｃ）球面または回転対称非球面レールを切削する場合に
は２７５０ｒｐｍで一定速度である。
時間を短縮するための回転速度の変化は、 ａ）シリンダ出力と、 ｂ）プリズムと、 ｃ）中心からの偏心量 ｄ）その他、創成されるべき表面の回転非対称性を強め
る面性質の関数と成っている。切削工具２０が第２の軸
に沿ってブランクまたはワークの回転軸に接近する場合
の、ブランクまたはワークの回転数の変化の程度は、切
削される面の種類に依存している。例えば、 ａ）トーリック面の切削する場合には、外周で５０ｒｐ
ｍから中心で８００ｒｐｍであり、 ｂ）非回転対称非球面レンズ（non-rotational symmeto
ric aspheric lense）を切削する場合には、外周で５０
ｒｐｍから中心で８００ｒｐｍであり、 ｃ）球面または回転対称非球面レールを切削する場合に
は２７５０ｒｐｍで一定速度である。
【００２１】好ましい実施例に基づいて本発明を説明し
てきたが、多数の追加や変更、変形を本発明の精神およ
びその範囲から逸脱するとおなく実施可能であることは
当業者の当然とするところである。
てきたが、多数の追加や変更、変形を本発明の精神およ
びその範囲から逸脱するとおなく実施可能であることは
当業者の当然とするところである。
【図１】本発明による旋盤の第１の実施例の略示平面図
である。
である。
【図２】本発明による旋盤の第１の実施例の略示立面図
である。
である。
【図３】図２の矢視線２Ａ−２Ａに沿う断面図である。
【図４】本発明による旋盤の第２の実施例の略示平面図
である。
である。
【図５】本発明による旋盤の第２の実施例の略示立面図
である。
である。
１…定盤 ２…第１の送り手段 ３…第２の送り手段 ４…ブランクまたはワーク保持手段 ５…工具保持手段 ６…デジタル電子装置 ７…指示部材 ９…レール １０…駆動軸 １１…駆動モータ １２…ブロック部材 １２Ａ…案内溝 １３…第２の駆動軸 １４…第２のレール １５…案内手段 １６…駆動モータ １９…位置決め部材 ２０…切削工具 ２１…モータ ２２…スピンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン クラン アメリカ合衆国，インディアナ 46322, ハイランド，ガーフィールド ストリート 2910 (72)発明者 ロナルド ティー．ヒスロップ アメリカ合衆国，オクラホマ 74137，ト ゥルサ，サウス エリー アベニュ 11302 (72)発明者 ジョニー エリス アメリカ合衆国，オクラホマ 74014，ブ ロッケン アロー，サウス トゥーハンド レッドサーティーセカンド イースト ア ベニュ 9612 (72)発明者 レイ グレゴリー アメリカ合衆国，オクラホマ 74403，マ スコギー，ベルモント 520 (72)発明者 ラリー ペンナー アメリカ合衆国，オクラホマ 74467，ワ ゴナー，サウス イースト セブンス ス トリート 1202 (72)発明者 ジェイムズ ケー．ヘイズ アメリカ合衆国，オクラホマ 74146，ト ゥルサ，サウス ナンバー 1409，イース ト フォーティーサード ストリート 11079
Claims (12)
- 【請求項１】 ブランクから目のための製品を創成する
旋盤において、 所定の回転軸の回りにブランクを回転させるための回転
手段と、 回転するブランクの表面に所望の面形状を形成するため
の切削工具と、 前記ブランクの回転軸と平行な第１の方向に沿う、前記
切削工具とブランクとの間の相対的な動作を行う第１の
送り手段と、 前記第１の方向に対して垂直な方向に沿う、前記切削工
具とブランクとの間の相対的な動作を行う第２の送り手
段と、 前記回転手段と前記第１の送り手段と第２の送り手段と
に連結され、ブランクを含む参照面に対するブランクの
角度変位を制御するための制御信号を発信し、前記切削
工具の第１の方向と第２の方向の動作を制御するための
デジタル式の電子手段とを具備して構成され、 前記切削工具の第１と第２の方向に沿う動作とブランク
の回転軸回りの角度変位が、全て一定時間毎に発信され
る制御信号により独立して制御される旋盤。 - 【請求項２】 前記第１の方向と第２の方向は互いに垂
直である請求項１に記載の旋盤。 - 【請求項３】 前記デジタル式の電子手段は、ブランク
の面を複雑な形状面に加工するために、前記切削工具の
第１の方向に沿う揺動的な動作を誘導するための手段を
具備している請求項１に記載の旋盤。 - 【請求項４】 前記デジタル式の電子手段は、ブランク
の面を特定の形状に加工するために、前記切削工具を前
記第２の方向に沿って一定に移動させ、第１の方向に沿
う移動速度を変化させるための手段を具備している請求
項１に記載の旋盤。 - 【請求項５】 前記デジタル式の電子手段は、前記切削
工具を第２の方向に沿って１つの方向にのみ移動させる
と共にその移動速度を変化させ、第１の方向に沿う揺動
的に動作させるための手段を具備している請求項１に記
載の旋盤。 - 【請求項６】 前記デジタル式の電子手段は、前記切削
工具のブランクの回転軸からの距離に比例して、ブラン
クの角度変位を変化させるための手段を具備している請
求項１に記載の旋盤。 - 【請求項７】 前記第１と第２の送り手段は、 第１の部材上に平行配置された２本のレールと、第２の
部材上に平行配置された２つの案内手段と、を各々具備
して構成され、該レールと案内手段は協働して１つの方
向にのみ動作を制限し、そしてその方向は相互に垂直と
成っており、 更に、前記第１と第２の送り手段は、 モータにより駆動され、前記第２の部材のために移動お
よび位置決め力を作用させる、前記第１の部材に取着さ
れた駆動軸と、 前記駆動軸からの駆動力を前記第２の部材に伝達するた
めの、前記第２の部材に取着された駆動力伝達手段と、
を具備する請求項１に記載の旋盤。 - 【請求項８】 前記駆動軸はネジ部を有している請求項
７に記載の旋盤。 - 【請求項９】 定盤を具備し、 前記第１の送り手段は該定盤上に取着され、そして該定
盤は前記第１の部材を具備しており、 前記第１の送り手段の第２の部材は、前記第１の部材に
取着されたブロック部材を具備しており、 前記第２の送り手段は、前記ブロック部材に取着されて
おり、該ブロック部材は前記第２の送り手段の第１の部
材と、前記切削工具保持手段を具備する第２の部材とを
具備している請求項７に記載の旋盤。 - 【請求項１０】 前記切削工具はブランクと点で接触す
る接触点を具備している請求項１に記載の旋盤。 - 【請求項１１】 前記切削工具はダイアモンドチップを
有する工具である請求項１０に記載の旋盤。 - 【請求項１２】 ブランクから目のための製品を創成す
る旋盤の操作方法において、 ブランクを所定の回転軸回りに回転させることと、 前記切削工具とブランクとの間で、前記回転軸に平行な
第１の方向に沿って相対的に動作させることと、 前記切削工具とブランクとの間で、前記回転軸に垂直な
第２の方向に沿って相対的に動作させることと、 ブランクを含む参照面に対するブランクの角度変位を制
御すると共に、前記切削工具の第１の方向と第２の方向
の動作を制御するための制御信号をデジタル式の電子装
置から発信し、それにより前記切削工具の前記第１の方
向と第２の方向に沿う動作と、ブランクの回転軸回りの
角度変位を、全て、一定時間間隔で発信される制御信号
により制御すること、を含んでなる操作方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US76639491A | 1991-09-27 | 1991-09-27 | |
| US766394 | 1991-09-27 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05237702A true JPH05237702A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=25076310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4258520A Pending JPH05237702A (ja) | 1991-09-27 | 1992-09-28 | 旋 盤 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0534740B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05237702A (ja) |
| AT (1) | ATE152258T1 (ja) |
| AU (1) | AU654045B2 (ja) |
| CA (1) | CA2079148C (ja) |
| DE (1) | DE69219261T2 (ja) |
| MX (1) | MX9205477A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001060553A1 (fr) * | 2000-02-16 | 2001-08-23 | Seiko Epson Corporation | Procede de fabrication de verres de lunettes, et outil de polissage |
| US7070474B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-07-04 | Seiko Epson Corporation | Aspheric-surface processing method and aspheric-surface forming method |
| JP2008530602A (ja) * | 2005-02-14 | 2008-08-07 | エシロール アンテルナシオナル （コンパニー ジェネラレ ドプテイク） | 眼鏡レンズの製造方法 |
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