JPH05236726A - 磁気回路 - Google Patents

磁気回路

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Publication number
JPH05236726A
JPH05236726A JP7352992A JP7352992A JPH05236726A JP H05236726 A JPH05236726 A JP H05236726A JP 7352992 A JP7352992 A JP 7352992A JP 7352992 A JP7352992 A JP 7352992A JP H05236726 A JPH05236726 A JP H05236726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
field magnet
magnetic circuit
field
armature coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP7352992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kuriyama
義彦 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP7352992A priority Critical patent/JPH05236726A/ja
Publication of JPH05236726A publication Critical patent/JPH05236726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の移動中に進行方向と逆向きの推力が発
生しないようにして、全体としての推力発生効率の低下
を防止する。 【構成】 界磁用磁石3の磁界の立ち上り時間が電気子
コイルに流れる電流の立ち上がり時間よりも速い速度領
域において生じる、移動方向とは逆向きの推力の発生を
防止する逆方向推力発生防止手段8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気回路に関し、特
に、台車方式のリニアモータカーの車上界磁などに使用
される磁気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアモータで推進力を得て走行
するリニアモータカーとしては、種々の方式のものが検
討されているが、その一つとして、界磁用の磁石を車上
に配置し、地上に電気子コイルを配置したリニア同期モ
ータを用いたものが知られている。この方式は、主電力
を供給する側を地上に置くので、車上の機器が軽量化さ
れるため、高速化に適している。この種の技術として、
例えば、「JREA 1991年 VOL.34 N
o.1」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、車
両に設けられた界磁用の磁石(磁気回路側)が高速で移
動する場合、それに同期させて、地上側の電気子コイル
の電流の流れる向きを逆に切り替えなければならない
(例えば特開平2−307355号参照)。しかしなが
ら、電気子コイルの電流の立ち上がりに要する時間より
界磁の磁場の立ち上がり時間(磁場分布と移動速度によ
り求まる)が速まるような速度領域においては、推力は
短時間であるが、車両の進行方向とは逆向きの推力を発
生し、全体として推力発生効率を低下させる原因となる
という問題がある。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、車
両の移動中に進行方向と逆向きの推力が発生しないよう
にして、全体としての推力発生効率の低下を防止する磁
気回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、車両に設けられた界磁用の磁石と、地
上に設けられた電気子コイルとからなり、この界磁用磁
石の磁界と電気子コイルに流れる電流により、界磁用磁
石が推力を得て一定方向に移動するリニアモータにおい
て、上記界磁用磁石の磁界の立ち上り時間が上記電気子
コイルに流れる電流の立ち上がり時間よりも速い速度領
域において生じる、上記移動方向とは逆向きの推力の発
生を防止する逆方向推力発生防止手段を設けた。また、
前記逆方向推力発生防止手段は、前記界磁用磁石の磁極
面の角部に面取り部を設けることにより構成される。ま
た、前記逆方向推力発生防止手段は、前記界磁用磁石の
磁極長を前記電気子コイルに流れる電流の立ち上がり時
間に応じた長さに設定することにより構成される。ま
た、前記逆方向推力発生防止手段は、前記界磁用磁石の
外周近辺の磁化の方向が略磁極中央になるように、界磁
用磁石にコイルを巻くことにより構成される。また、前
記逆方向推力発生防止手段は、前記界磁用磁石の磁極側
面を覆う磁性体である。
【0006】
【作用】本発明によれば、界磁用磁石の磁界の立ち上り
時間が電気子コイルに流れる電流の立ち上がり時間より
も速い速度領域において生じる、移動方向とは逆向きの
推力の発生を防止する逆方向推力発生防止手段を設けた
ので、移動中に進行方向と逆向きの推力が発生すること
はない。この結果、全体としての推力発生効率の低下を
防止することが可能になる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図5
は、本発明が適用される磁気回路の断面を示す図であ
る。リニアモータカー、電気自動車等の車両の床面1の
下には、断面が下側開口のコ字形で、かつ車両の前後方
向に長いヨーク2が配置されている。ヨーク2は、鉄、
鋼等で形成されている。ヨーク2の、車両の前後方向に
沿った長手方向の内側に界磁用磁石3が、異極性の磁極
が対向するように固着され、駆動源の界磁として用いら
れる。
【0008】両磁極間には、所定の間隙を有する磁気間
隙4が形成されている。この磁気間隙4に、地上の電気
子コイルを有する電磁レール5が配置されている。この
界磁用磁石3の固着されたヨーク2と電磁レール5とで
リニアモータが構成され、車両は、このリニアモータに
よって得られた推進力により電磁レール5を走行する。
【0009】次に、本発明を採用した場合の磁場波形と
電流波形との関係を、従来の磁場波形と電流波形との関
係と対比させて説明する。最初に、従来の磁場波形と電
流波形との関係を図6に示す。図中、6は界磁用磁石3
の磁場波形であり、7は電磁レール5の有する電気子コ
イルを流れる電流波形である。可動子である界磁用磁石
3が高速で移動する場合、それに同期させて、地上側の
電磁レール5の有する電気子コイルの電流の流れる向き
を逆に切り替える。
【0010】この際、電気子コイルの電流の立ち上がり
に要する時間より可動子界磁の磁場の立ち上がり時間
(磁場分布と移動速度により求まる)が速まるような速
度領域においては、図6の斜線部で示す面積に対応した
負方向の推力が発生してしまう。この結果、推力は短時
間であるが、進行方向と逆向きになり、全体として推力
発生効率が低下する。
【0011】次に、本発明を採用した場合の磁場波形と
電流波形との関係を図7に示す。本発明では、界磁用磁
石3の磁場波形6の立ち上がり時間を遅くすることによ
り、上記従来技術(図6)のように、磁場波形6と電流
波形7との間に斜線部8が生じるのを防ぐ。これによ
り、負方向の推力の発生が防止される。これは、磁場波
形6の立ち上がりを緩やかにすることにより達成でき
る。
【0012】次に、磁場波形6の立ち上がりを緩やかに
するための実施例について具体的に説明する。まず、第
1の実施例では、図1に示すように、界磁用磁石3の磁
極面の角部(特に、進行方向に対して垂直な場所)に面
取り部8を設ける。図中の矢印は、界磁用磁石3の進行
方向を示す。
【0013】第2の実施例では、図2に示すように、界
磁用磁石3の磁極長(L)を電気子コイルに流れる電流
波形7の立ち上がり時間に応じた長さに設定する。図2
においては、磁極長(L)は、従来の磁極長(M)より
も短くなっている。第3の実施例では、図3に示すよう
に、ある界磁用磁石3aの外周近辺の磁化の方向が、図
中の矢印で示すように、略磁極中央になるようにする。
これは、界磁用磁石3のコイルの巻き方を変えることに
より行う。第4の実施例では、図4に示すように、界磁
用磁石3の磁極側面を磁性体9で覆う。この磁性体9と
しては、鉄板等が適当である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、移動中に進行方向と逆
向きの推力が発生することがなくなり、全体としての推
力発生効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図5】本発明が適用される磁気回路の断面を示す図で
ある。
【図6】従来の磁場波形と電流波形との関係を示す図で
ある。
【図7】本発明の磁場波形と電流波形との関係を示す図
である。
【符号の説明】
2 ヨーク 3 界磁用磁石 5 電磁レール 6 磁場波形 7 電流波形 8 面取り部 9 磁性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた界磁用の磁石と、地上
    に設けられた電気子コイルとからなり、この界磁用磁石
    の磁界と電気子コイルに流れる電流により、車両が推力
    を得て一定方向に移動するリニアモータにおいて、上記
    界磁用磁石の磁界の立ち上り時間が上記電気子コイルに
    流れる電流の立ち上がり時間よりも速い速度領域におい
    て生じる、上記移動方向とは逆向きの推力の発生を防止
    する逆方向推力発生防止手段を設けたことを特徴とする
    磁気回路。
  2. 【請求項2】 前記逆方向推力発生防止手段は、前記界
    磁用磁石の磁極面の角部に面取り部を設けることにより
    構成されることを特徴とする請求項1の磁気回路。
  3. 【請求項3】 前記逆方向推力発生防止手段は、前記界
    磁用磁石の磁極長を前記電気子コイルに流れる電流の立
    ち上がり時間に応じた長さに設定することにより構成さ
    れることを特徴とする請求項1の磁気回路。
  4. 【請求項4】 前記逆方向推力発生防止手段は、前記界
    磁用磁石の外周近辺の磁化の方向が略磁極中央になるよ
    うに、界磁用磁石にコイルを巻くことにより構成される
    ことを特徴とする請求項1の磁気回路。
  5. 【請求項5】 前記逆方向推力発生防止手段は、前記界
    磁用磁石の磁極側面を覆う磁性体であることを特徴とす
    る請求項1の磁気回路。
JP7352992A 1992-02-25 1992-02-25 磁気回路 Pending JPH05236726A (ja)

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JP7352992A JPH05236726A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 磁気回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP7352992A JPH05236726A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 磁気回路

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Publication Number Publication Date
JPH05236726A true JPH05236726A (ja) 1993-09-10

Family

ID=13520858

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JP7352992A Pending JPH05236726A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 磁気回路

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JP (1) JPH05236726A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089189A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社安川電機 リニアモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015089189A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社安川電機 リニアモータ

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