JPH05236582A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JPH05236582A JPH05236582A JP3178097A JP17809791A JPH05236582A JP H05236582 A JPH05236582 A JP H05236582A JP 3178097 A JP3178097 A JP 3178097A JP 17809791 A JP17809791 A JP 17809791A JP H05236582 A JPH05236582 A JP H05236582A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 共通の構造を有するキャビネットによって、
バスレフ方式、ケルトン方式及びダブルバスレフ方式の
3つの方式を実現出来るスピーカ装置を提供する。 【構成】 キャビネット(2)は、夫々両端が開口した主
キャビネット部(21)、副キャビネット部(22)及びポート
部(23)を順次連接して、全体が筒状に形成され、主キャ
ビネット部(21)の両開口部には夫々、スピーカ(1)を主
キャビネット部(21)の外側へ向けて取り付けるためのス
ピーカ取付け部(3)(4)を設けた。
バスレフ方式、ケルトン方式及びダブルバスレフ方式の
3つの方式を実現出来るスピーカ装置を提供する。 【構成】 キャビネット(2)は、夫々両端が開口した主
キャビネット部(21)、副キャビネット部(22)及びポート
部(23)を順次連接して、全体が筒状に形成され、主キャ
ビネット部(21)の両開口部には夫々、スピーカ(1)を主
キャビネット部(21)の外側へ向けて取り付けるためのス
ピーカ取付け部(3)(4)を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に低音の再生に優れ
たスピーカ装置に関するものである。
たスピーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に低音用のスピーカ装置は、バッフ
ルとしての機能を果す箱状のキャビネットの内部にスピ
ーカを配置して構成され、特に重低音再生用として、図
13に示すバスレフ方式、図14に示すケルトン方式、
及び図15に示すダブルバスレフ方式のスピーカ装置が
知られている。
ルとしての機能を果す箱状のキャビネットの内部にスピ
ーカを配置して構成され、特に重低音再生用として、図
13に示すバスレフ方式、図14に示すケルトン方式、
及び図15に示すダブルバスレフ方式のスピーカ装置が
知られている。
【0003】バスレフ方式のスピーカ装置は、図13に
示す如くキャビネット(91)に設けた第1の放音口(90)に
スピーカ(9)を取り付けると共に、第2の放音口(98)に
は筒状のポート部(92)を接続して構成される。該装置に
おいては、スピーカ(9)からの音波を放音口(90)を経て
キャビネット(91)の前方へ直接に放射せしめると共に、
スピーカ(9)の背部からキャビネット(91)内へ向って発
生する音波をポート部(92)にて共振させて、放音口(98)
から間接的に放射せしめて、両放音口(90)(98)からの音
を合成することによって、低域の拡大を図るものであ
る。
示す如くキャビネット(91)に設けた第1の放音口(90)に
スピーカ(9)を取り付けると共に、第2の放音口(98)に
は筒状のポート部(92)を接続して構成される。該装置に
おいては、スピーカ(9)からの音波を放音口(90)を経て
キャビネット(91)の前方へ直接に放射せしめると共に、
スピーカ(9)の背部からキャビネット(91)内へ向って発
生する音波をポート部(92)にて共振させて、放音口(98)
から間接的に放射せしめて、両放音口(90)(98)からの音
を合成することによって、低域の拡大を図るものであ
る。
【0004】ケルトン方式のスピーカ装置は、図14に
示す如くキャビネット(91)の内部を隔壁(93)によって第
1室(94)と第2室(95)に分離し、隔壁(93)に設けた開口
部にスピーカ(9)を第2室(95)へ向けて取り付け、該第
2室(95)にポート部(92)を配置したものである。該装置
においては、共振周波数でのスピーカ(9)の振幅を抑制
出来るので、大入力型として好適であるが、スピーカ
(9)からの直接音波とポート部(92)にて共振した音波と
が混在して、ポート部(92)から放射されるため、歪が大
きくなる欠点がある。
示す如くキャビネット(91)の内部を隔壁(93)によって第
1室(94)と第2室(95)に分離し、隔壁(93)に設けた開口
部にスピーカ(9)を第2室(95)へ向けて取り付け、該第
2室(95)にポート部(92)を配置したものである。該装置
においては、共振周波数でのスピーカ(9)の振幅を抑制
出来るので、大入力型として好適であるが、スピーカ
(9)からの直接音波とポート部(92)にて共振した音波と
が混在して、ポート部(92)から放射されるため、歪が大
きくなる欠点がある。
【0005】ダブルバスレフ方式のスピーカ装置は、図
15に示す如くキャビネット(91)の内部を隔壁(97)によ
って第1室(94)と第2室(95)に分離し、第1室(94)には
スピーカ(9)を外向けに配置すると共に、第1のポート
部(96)を隔壁(97)に接続して配置し、第2室(95)には第
2のポート部(92)を配置している。該装置によれば、第
2ポート部(92)から発生する高域成分がカットされるの
で、中高音用スピーカとの関係を改善出来る等の利点が
ある。
15に示す如くキャビネット(91)の内部を隔壁(97)によ
って第1室(94)と第2室(95)に分離し、第1室(94)には
スピーカ(9)を外向けに配置すると共に、第1のポート
部(96)を隔壁(97)に接続して配置し、第2室(95)には第
2のポート部(92)を配置している。該装置によれば、第
2ポート部(92)から発生する高域成分がカットされるの
で、中高音用スピーカとの関係を改善出来る等の利点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、低音用ス
ピーカの3つの方式には夫々一長一短があり、例えばテ
レビジョン受像機に装備する場合、併設されるべき中高
音用スピーカの特性との兼ね合いによって、最適な方式
が選択されていた。ところが、図13乃至図15に示す
如く各方式に用いられるキャビネットの構造が互いに異
なるので、キャビネットの製造のために、方式毎の専用
の金型が必要となり、製造工程が複雑化する問題があっ
た。
ピーカの3つの方式には夫々一長一短があり、例えばテ
レビジョン受像機に装備する場合、併設されるべき中高
音用スピーカの特性との兼ね合いによって、最適な方式
が選択されていた。ところが、図13乃至図15に示す
如く各方式に用いられるキャビネットの構造が互いに異
なるので、キャビネットの製造のために、方式毎の専用
の金型が必要となり、製造工程が複雑化する問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、共通の構造を有するキャ
ビネットによって、バスレフ方式、ケルトン方式及びダ
ブルバスレフ方式の3つの方式を実現出来るスピーカ装
置を提供することである。
ビネットによって、バスレフ方式、ケルトン方式及びダ
ブルバスレフ方式の3つの方式を実現出来るスピーカ装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るスピーカ装置
において、キャビネット(2)は図1に示す如く、夫々両
端が開口した主キャビネット部(21)、副キャビネット部
(22)及びポート部(23)を順次連接して、全体が筒状に形
成され、主キャビネット部(21)の両開口部には夫々、ス
ピーカ(1)を主キャビネット部(21)の外側へ向けて取り
付けるためのスピーカ取付け部(3)(4)を設けている。
において、キャビネット(2)は図1に示す如く、夫々両
端が開口した主キャビネット部(21)、副キャビネット部
(22)及びポート部(23)を順次連接して、全体が筒状に形
成され、主キャビネット部(21)の両開口部には夫々、ス
ピーカ(1)を主キャビネット部(21)の外側へ向けて取り
付けるためのスピーカ取付け部(3)(4)を設けている。
【0009】
【作用】図1に示す如く、キャビネット(2)の主キャビ
ネット部(21)の副キャビネット部(22)とは反対側の開口
部に、スピーカ(1)を外向きに取り付けることにより、
主キャビネット部(21)及び副キャビネット部(22)が図1
3のキャビネット(91)に対応し、ポート部(23)が図13
のポート部(92)に対応して、バスレフ方式のスピーカ装
置が構成される。
ネット部(21)の副キャビネット部(22)とは反対側の開口
部に、スピーカ(1)を外向きに取り付けることにより、
主キャビネット部(21)及び副キャビネット部(22)が図1
3のキャビネット(91)に対応し、ポート部(23)が図13
のポート部(92)に対応して、バスレフ方式のスピーカ装
置が構成される。
【0010】又、図2に示す如く、キャビネット(2)の
主キャビネット部(21)の副キャビネット部(22)側の開口
部に、スピーカ(1)を副キャビネット部(22)へ向けて取
り付けて、主キャビネット部(21)の他方の開口部を塞ぐ
ことによって、主キャビネット部(21)が図14の第1室
(94)を形成すると共に、副キャビネット部(22)が図14
の第2室(95)を形成し、ポート部(23)が図14のポート
部(92)に対応して、ケルトン方式のスピーカ装置が構成
される。
主キャビネット部(21)の副キャビネット部(22)側の開口
部に、スピーカ(1)を副キャビネット部(22)へ向けて取
り付けて、主キャビネット部(21)の他方の開口部を塞ぐ
ことによって、主キャビネット部(21)が図14の第1室
(94)を形成すると共に、副キャビネット部(22)が図14
の第2室(95)を形成し、ポート部(23)が図14のポート
部(92)に対応して、ケルトン方式のスピーカ装置が構成
される。
【0011】更に、図3の如く、キャビネット(2)の主
キャビネット部(21)の副キャビネット部(22)とは反対側
の開口部に、スピーカ(1)を外向けに取り付け、主キャ
ビネット部(21)の他方の開口部にはドロンコーン(6)を
取り付けることによって、該ドロンコーン(6)が図15
のポート部(96)と音響学的に等価な作用を為し、主キャ
ビネット部(21)が図15の第1室(94)を形成すると共
に、副キャビネット部(22)が図15の第2室(95)を形成
し、ポート部(23)が図15のポート部(92)に対応して、
ダブルバスレフ方式のスピーカ装置が構成される。
キャビネット部(21)の副キャビネット部(22)とは反対側
の開口部に、スピーカ(1)を外向けに取り付け、主キャ
ビネット部(21)の他方の開口部にはドロンコーン(6)を
取り付けることによって、該ドロンコーン(6)が図15
のポート部(96)と音響学的に等価な作用を為し、主キャ
ビネット部(21)が図15の第1室(94)を形成すると共
に、副キャビネット部(22)が図15の第2室(95)を形成
し、ポート部(23)が図15のポート部(92)に対応して、
ダブルバスレフ方式のスピーカ装置が構成される。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るスピーカ装置によれば、バ
スレフ方式、ケルトン方式及びダブルバスレフ方式の3
種類のスピーカ装置を製造する際、各方式に用いられる
キャビネットの構造が共通であるから、キャビネットの
製造のために、方式毎の専用の金型は不要であり、これ
によって製造工程を単純化することが出来る。
スレフ方式、ケルトン方式及びダブルバスレフ方式の3
種類のスピーカ装置を製造する際、各方式に用いられる
キャビネットの構造が共通であるから、キャビネットの
製造のために、方式毎の専用の金型は不要であり、これ
によって製造工程を単純化することが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を重低音用のスピーカ装置に実
施した一例につき、図面に沿って説明する。スピーカ
(1)は、図4に示す如く駆動回路内蔵部(14)及びコーン
収容部(15)からなり、コーン収容部(15)の外周には、複
数のフランジ(11)が外向きに突設され、各フランジ(11)
には固定用のビス孔(12)が開設されている。又、コーン
収容部(15)前面の外周部には環状パッキン(13)が取り付
けられている。
施した一例につき、図面に沿って説明する。スピーカ
(1)は、図4に示す如く駆動回路内蔵部(14)及びコーン
収容部(15)からなり、コーン収容部(15)の外周には、複
数のフランジ(11)が外向きに突設され、各フランジ(11)
には固定用のビス孔(12)が開設されている。又、コーン
収容部(15)前面の外周部には環状パッキン(13)が取り付
けられている。
【0014】キャビネット(2)は合成樹脂製であって、
図5に示す如く、主キャビネット部(21)、副キャビネッ
ト部(22)及びポート部(23)を順次連接して筒状に形成
し、主キャビネット部(21)の副キャビネット部(22)とは
反対側の後方端部には第1の放音口(26)、ポート部(23)
の前方端部には第2の放音口(27)を形成している。
図5に示す如く、主キャビネット部(21)、副キャビネッ
ト部(22)及びポート部(23)を順次連接して筒状に形成
し、主キャビネット部(21)の副キャビネット部(22)とは
反対側の後方端部には第1の放音口(26)、ポート部(23)
の前方端部には第2の放音口(27)を形成している。
【0015】主キャビネット部(21)は、互いに別体の後
方キャビネット半体(24)と前方キャビネット半体(25)と
を互いに接合一体化して構成され、該前方キャビネット
半体(25)、副キャビネット部(22)及びポート部(23)は一
体成型されている。
方キャビネット半体(24)と前方キャビネット半体(25)と
を互いに接合一体化して構成され、該前方キャビネット
半体(25)、副キャビネット部(22)及びポート部(23)は一
体成型されている。
【0016】後方キャビネット半体(24)と前方キャビネ
ット半体(25)は夫々、前記スピーカ(1)を収容出来る内
部空間を有する角筒状或いは円筒状に形成される。副キ
ャビネット部(22)は、前記スピーカ(1)のコーン収容部
(15)の外径と略同一径の円筒状に形成される。又、ポー
ト部(23)は、副キャビネット部(22)よりも小径の円筒状
又は角筒状に形成される。
ット半体(25)は夫々、前記スピーカ(1)を収容出来る内
部空間を有する角筒状或いは円筒状に形成される。副キ
ャビネット部(22)は、前記スピーカ(1)のコーン収容部
(15)の外径と略同一径の円筒状に形成される。又、ポー
ト部(23)は、副キャビネット部(22)よりも小径の円筒状
又は角筒状に形成される。
【0017】図6は、後方キャビネット半体(24)と前方
キャビネット半体(25)とを一体化するための構造の一例
であって、後方キャビネット半体(24)に突設した小径の
環状周壁部(24a)と前方キャビネット半体(25)に突設し
た大径の環状周壁部(25b)とを互いに気密に嵌合せしめ
たものである。この様な嵌合構造に限らず、接着、ビス
止め等の締結手段も採用可能であるのは言うまでもな
い。
キャビネット半体(25)とを一体化するための構造の一例
であって、後方キャビネット半体(24)に突設した小径の
環状周壁部(24a)と前方キャビネット半体(25)に突設し
た大径の環状周壁部(25b)とを互いに気密に嵌合せしめ
たものである。この様な嵌合構造に限らず、接着、ビス
止め等の締結手段も採用可能であるのは言うまでもな
い。
【0018】図5に示す如く、主キャビネット部(21)の
両端部には夫々、前記スピーカ(1)のコーン収容部(15)
の外径と略同一径の円筒部(31)(41)が突設され、これら
の円筒部にスピーカ取付け部(3)(4)が形成される。図
7は、主キャビネット部(21)に形成したスピーカ取付け
部(3)の構成を示している。主キャビネット部(21)に
は、前記スピーカ(1)のフランジ(11)のビス孔(12)に対
応して、複数のボス(31)が円筒部(31)を包囲して一体成
型され、ビス(32)によって、スピーカ(1)のフランジ(1
1)を主キャビネット部(21)のボス(31)に固定するのであ
る。尚、前方キャビネット半体(25)のスピーカ取付け部
(4)については、後方キャビネット半体(24)のスピーカ
取付け部(3)と同一構成であるので、説明を省略する。
両端部には夫々、前記スピーカ(1)のコーン収容部(15)
の外径と略同一径の円筒部(31)(41)が突設され、これら
の円筒部にスピーカ取付け部(3)(4)が形成される。図
7は、主キャビネット部(21)に形成したスピーカ取付け
部(3)の構成を示している。主キャビネット部(21)に
は、前記スピーカ(1)のフランジ(11)のビス孔(12)に対
応して、複数のボス(31)が円筒部(31)を包囲して一体成
型され、ビス(32)によって、スピーカ(1)のフランジ(1
1)を主キャビネット部(21)のボス(31)に固定するのであ
る。尚、前方キャビネット半体(25)のスピーカ取付け部
(4)については、後方キャビネット半体(24)のスピーカ
取付け部(3)と同一構成であるので、説明を省略する。
【0019】図1に示す如く、主キャビネット部(21)の
スピーカ取付け部(3)にスピーカ(1)を外向きに取り付
ければ、主キャビネット部(21)及び副キャビネット部(2
2)の総容積が図13のキャビネット(91)の容積に対応し
て、バスレフ方式のスピーカ装置が構成される。該スピ
ーカ装置によれば、ポート部(23)の音圧レベルは、図8
に示す如く共振周波数を中心として略左右対称の分布と
なる。
スピーカ取付け部(3)にスピーカ(1)を外向きに取り付
ければ、主キャビネット部(21)及び副キャビネット部(2
2)の総容積が図13のキャビネット(91)の容積に対応し
て、バスレフ方式のスピーカ装置が構成される。該スピ
ーカ装置によれば、ポート部(23)の音圧レベルは、図8
に示す如く共振周波数を中心として略左右対称の分布と
なる。
【0020】又、図2に示す如く、主キャビネット部(2
1)のスピーカ取付け部(4)にスピーカ(1)を副キャビネ
ット部(22)へ向けて取り付け、主キャビネット部(21)の
放音口(26)を蓋(5)によって塞ぐことにより、主キャビ
ネット部(21)の容積及び副キャビネット部(22)の容積
が、図14の第1室(94)の容積及び第2室(95)の容積に
夫々対応して、ケルトン方式のスピーカ装置が構成され
る。該スピーカ装置によれば、ポート部(23)の音圧レベ
ルは、図9に示す如く共振周波数から高域側へ広がった
分布となる。
1)のスピーカ取付け部(4)にスピーカ(1)を副キャビネ
ット部(22)へ向けて取り付け、主キャビネット部(21)の
放音口(26)を蓋(5)によって塞ぐことにより、主キャビ
ネット部(21)の容積及び副キャビネット部(22)の容積
が、図14の第1室(94)の容積及び第2室(95)の容積に
夫々対応して、ケルトン方式のスピーカ装置が構成され
る。該スピーカ装置によれば、ポート部(23)の音圧レベ
ルは、図9に示す如く共振周波数から高域側へ広がった
分布となる。
【0021】更に、図3の如く、主キャビネット部(21)
のスピーカ取付け部(3)にスピーカ(1)を外向けに取り
付け、主キャビネット部(21)のスピーカ取付け部(4)の
開口部にはドロンコーン(6)を取り付けることによっ
て、主キャビネット部(21)の容積及び副キャビネット部
(22)の容積が、図15の第1室(94)の容積及び第2室(9
5)の容積に夫々対応して、ダブルバスレフ方式のスピー
カ装置が構成されることになる。該スピーカ装置によれ
ば、ポート部(23)の音圧レベルは、図10に示す如く共
振周波数よりも高域側が抑制された分布となる。
のスピーカ取付け部(3)にスピーカ(1)を外向けに取り
付け、主キャビネット部(21)のスピーカ取付け部(4)の
開口部にはドロンコーン(6)を取り付けることによっ
て、主キャビネット部(21)の容積及び副キャビネット部
(22)の容積が、図15の第1室(94)の容積及び第2室(9
5)の容積に夫々対応して、ダブルバスレフ方式のスピー
カ装置が構成されることになる。該スピーカ装置によれ
ば、ポート部(23)の音圧レベルは、図10に示す如く共
振周波数よりも高域側が抑制された分布となる。
【0022】図11及び図12は、上記スピーカ装置を
重低音用スピーカ(10)として、高音用スピーカ(7)及び
中音用スピーカ(8)と共に、テレビジョン受像機に内蔵
した例を示している。この場合、図11の如く重低音用
スピーカ(10)のポート部(23)に設けた放音口(27)は、テ
レビキャビネットの前面に開口せしめる。又、図12に
如く低音用スピーカ(10)の主キャビネット部(21)に設け
た放音口(26)は、テレビキャビネットの背面に開口せし
める。
重低音用スピーカ(10)として、高音用スピーカ(7)及び
中音用スピーカ(8)と共に、テレビジョン受像機に内蔵
した例を示している。この場合、図11の如く重低音用
スピーカ(10)のポート部(23)に設けた放音口(27)は、テ
レビキャビネットの前面に開口せしめる。又、図12に
如く低音用スピーカ(10)の主キャビネット部(21)に設け
た放音口(26)は、テレビキャビネットの背面に開口せし
める。
【0023】これによって、重低音用スピーカ(10)はテ
レビキャビネット内にコンパクトに収容され、テレビキ
ャビネット内の空間の有効活用が可能となる。
レビキャビネット内にコンパクトに収容され、テレビキ
ャビネット内の空間の有効活用が可能となる。
【0024】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図1】本発明によってバスレフ方式のスピーカ装置を
構成した例を示す断面図である。
構成した例を示す断面図である。
【図2】本発明によってケルトン方式のスピーカ装置を
構成した例を示す断面図である。
構成した例を示す断面図である。
【図3】本発明によってダブルバスレフ方式のスピーカ
装置を構成した例を示す断面図である。
装置を構成した例を示す断面図である。
【図4】スピーカの斜視図である。
【図5】本発明に係るスピーカ装置のキャビネットの断
面図である。
面図である。
【図6】主キャビネット部を構成する後方キャビネット
半体と前方キャビネット半体の嵌合構造を示す拡大断面
図である。
半体と前方キャビネット半体の嵌合構造を示す拡大断面
図である。
【図7】スピーカ取付け部の構造を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図8】バスレフ方式におけるポート音圧レベルの分布
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図9】ケルトン方式におけるポート音圧レベルの分布
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図10】ダブルバスレフ方式におけるポート音圧レベ
ルの分布を示すグラフである。
ルの分布を示すグラフである。
【図11】本発明に係るスピーカ装置を内蔵したテレビ
ジョン受像機を前面側から見た斜視図である。
ジョン受像機を前面側から見た斜視図である。
【図12】該テレビジョン受像機の要部を背面側から見
た斜視図である。
た斜視図である。
【図13】従来のバスレフ方式のスピーカ装置を示す断
面図である。
面図である。
【図14】従来のケルトン方式のスピーカ装置を示す断
面図である。
面図である。
【図15】従来のダブルバスレフ方式のスピーカ装置を
示す断面図である。
示す断面図である。
(1) スピーカ (2) キャビネット (21) 主キャビネット部 (22) 副キャビネット部 (23) ポート部
Claims (1)
- 【請求項1】 キャビネット(2)内にスピーカ(1)を配
置したスピーカ装置において、キャビネット(2)は、夫
々両端が開口した主キャビネット部(21)、副キャビネッ
ト部(22)及びポート部(23)を順次連接して、全体が筒状
に形成され、主キャビネット部(21)の両開口部には夫
々、スピーカ(1)を主キャビネット部(21)の外側へ向け
て取り付けるためのスピーカ取付け部(3)(4)を設けた
ことを特徴とするスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17809791A JP2623035B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17809791A JP2623035B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | スピーカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236582A true JPH05236582A (ja) | 1993-09-10 |
JP2623035B2 JP2623035B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=16042591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17809791A Expired - Fee Related JP2623035B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623035B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7284637B2 (en) * | 2005-02-15 | 2007-10-23 | Pioneer Corporation | Low-frequency sound reproducing speaker apparatus |
WO2008081604A1 (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Techno Broad Inc. | 音響発生装置、スピーカシステム |
JP2008187464A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Yamaha Livingtec Corp | スピーカシステム |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP17809791A patent/JP2623035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7284637B2 (en) * | 2005-02-15 | 2007-10-23 | Pioneer Corporation | Low-frequency sound reproducing speaker apparatus |
WO2008081604A1 (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Techno Broad Inc. | 音響発生装置、スピーカシステム |
JP2008187464A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Yamaha Livingtec Corp | スピーカシステム |
JP4599368B2 (ja) * | 2007-01-30 | 2010-12-15 | ヤマハリビングテック株式会社 | スピーカシステム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2623035B2 (ja) | 1997-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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