JPH05236467A - ディジタルテレビジョン画像を伝送するテレビジョンシステム - Google Patents

ディジタルテレビジョン画像を伝送するテレビジョンシステム

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JPH05236467A
JPH05236467A JP4291487A JP29148792A JPH05236467A JP H05236467 A JPH05236467 A JP H05236467A JP 4291487 A JP4291487 A JP 4291487A JP 29148792 A JP29148792 A JP 29148792A JP H05236467 A JPH05236467 A JP H05236467A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルテレビジョン画像の伝送すべきビ
ットの量を動き検出器を用いて制限することを目的とす
る。 【構成】 この目的に使用する動き検出器は、各画像を
画素ブロックに分割し、最低水平周波数と最高垂直周波
数を有する基本画像に対応する第1係数を決定するため
に、補正されたフレーム内変換に各画素ブロックを従わ
せ、かつ最低水平周波数であるが第1係数のものよりも
低い垂直周波数を有する基本画像に対応する別の複数の
係数を決定するよう適応されている。動き検出器は、も
し第1係数が大きい絶対値を有するが、しかし同時に別
のどの係数も十分大きな絶対値を有していないなら、画
素ブロック内の動きの存在を信号送出する。もし第1係
数が十分大きい絶対値を有し、かつ同時に別の係数の1
つが十分大きい絶対値を有するなら、動きの不存在が信
号送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は一般に送信機から受信機にディジ
タル形式でテレビジョン画像を伝送するテレビジョンシ
ステムに関連している。伝送すべきビットの量を制限す
るために、各画像は種々の変換で変換符号化を受け、実
行すべき変換はフレームの2つの連続フィールド間の動
き効果(motion effects)の存在により決定される。本
発明はまたこれらの動き効果を決定する動き検出器にも
関連している。
【0002】そのようなテレビジョンシステムはテレビ
ジョン放送システムであってもよいことに注意すべきで
ある。そのような場合、TVチャネルはディジタル化さ
れたテレビジョン画像の伝送に使用される。代案とし
て、そのようなテレビジョンシステムはビデオレコーダ
であってもよく、そのような場合、ビデオテープがディ
ジタル化されたテレビジョン信号の伝送に使用される。
【0003】
【背景技術】一般に知られているように、テレビジョン
画像は3個の画像信号PS(1) ,PS(2) ,PS(3) により完
全に規定されている。これらの信号は3個の基本カラー
信号R,G,Bであってもよいが、代案として輝度信号
Yと2個の色差信号CHR(1)とCHR(2)であってもよく、そ
れらはしばしばUとVにより示され、またしばしばIと
Qにより示され、一方、他の多くの記号化も通常行われ
ている。
【0004】ディジタル形式でテレビジョン画像を伝送
するため、テレビジョン画像はその各々がN個の画素
(列)を有するM個の行(ライン)の2次元マトリクス
であると考えられ、そして3個の画像信号のこれらM×
N画素に関連した値のみが受信機に伝送される。
【0005】625 ラインTVフレームにおいて、フレー
ムの可視部分はその各々が720 個の画素を有する576 ラ
イン(行)を具えている。もし各画素の関連輝度値が、
例えば8ビット符号語により表されているなら、すべて
の輝度値の表現のみに約3×106 ビットが既に必要とさ
れ、すなわち、毎秒25フレームの場合に約75×106 ビッ
ト/秒のビット速度が必要とされる。これは許容するこ
とのできないほど高いビット速度である。研究者により
認識された対象は約20メガビット/秒のビット速度を実
現することであり、特に磁気テープあるいは他の蓄積媒
体上にディジタル化されたビデオ信号を記録する際にそ
うである。
【0006】この目的を達成するために、テレビジョン
画像のシリーズは変換操作を受ける(例えば参考文献1
および2を見よ)。符号化すべきテレビジョン画像は各
々E×E画素の多数の画素ブロックに区分される。Eの
通常値は8であり、従って6480個の画素ブロックの全数
がこの区分により得られる。各画素ブロックは引き続い
てその各々がE×E画素のブロックにより形成され、か
つその各々が自己の加重因数y( i,k) を有するE2
個の相互直交基本画像B (i,k) ;i,k=1,----
--,Eの和であると考えられる。これらの加重因数は通
常、係数として規定されている。インデクスiとkは基
本画像の空間垂直周波数と空間水平周波数を表している
(参考文献3の第10章を見よ)。その意味は以下の記述
から明らかであろう。
【0007】例えば離散余弦変換の場合、画素ブロック
の各画素は2つの極限値の間の値を取ろう。もしこれら
の極限値がそれぞれ白と黒であるなら、各画素はグレー
値を有するであろう。垂直(あるいは水平)方向のお互
いに先行する画素の関連グレー値は、位置の関数として
余弦形状であり、かつ(2E−1)/iの周期で周期的
な曲線上に位置している。この周期の逆数は空間周波数
として規定される。例えばアダマール変換の場合に、画
素は2つの極限値の1つの値あるいは他の値のいずれか
を有している。換言すれば、それは白か黒のいずれかで
ある。この場合、iは垂直方向でお互いに先行する画素
により形成されたシリーズで、1つの極限値から他の極
限値に跳躍する回数(あるいはその逆の回数)の測度で
ある。
【0008】可能な最低ビット速度で係数を伝送するた
めに、係数は適応量子化操作に適応される。dc係数y
( 1,1) のように有意と思われる小さいステップサイ
ズが使用され、かつステップサイズは係数の有意性が減
少するにつれて増大する。このように異なる係数は異な
る数のビットで表される。余り有意でない係数の多くは
上記の量子化操作により零となり(もちろんそれらの値
に依存するが)、かつ全く伝送されないか、あるいは個
別に伝送されない。
【0009】このようなやり方で、全く関心のあるビッ
ト速度低減は画像品質の僅かな損失のみで実現される。
参考文献1と5で十分説明されたように、画像品質の損
失は変換すべき画像が静止画像である場合にのみ実際に
小さいと見いだされている。このことを影像化するため
に、その対象が垂直延在ラインにより囲まれている画像
中の対象を想像することができる。もし対象(従ってラ
イン)が水平に動くなら、偶数フィールドのラインの一
部分は奇数フィールドのラインの一部分に対してオフセ
ットされよう。各フレームがインターレースされた形式
でこれら2つのフィールドを具えているから、元来真っ
すぐなラインは蛇行するであろう。このフレームを変換
操作に従わせることにより、この蛇行したラインの満足
すべき表現のためにより高い垂直周波数の係数をさらに
伝送する必要があろう。このことは符号化効率に有害な
影響を有している。
【0010】これを改善するために、E/2×E画素の
偶数フィールドブロックと奇数フィールドブロック各々
に各画素ブロックを区分することが参考文献1に提案さ
れている。偶数フィールドブロックはテレビジョン画像
の偶数フィールドのE/2ラインを具え、かつ奇数フィ
ールドブロックはテレビジョン画像の奇数フィールドの
E/2ラインを具えている。画素ブロックを変換操作に
従わせる前に、まず動き効果が検査される。もしこれら
が存在しないなら、全画素ブロックはフレーム内変換
(intrframe transform )として規定される変換操作を
受ける。もし画素ブロックに動き効果が存在するなら、
偶数および奇数のフィールドブロックは各々かつ個別的
に変換操作を受ける。これはフィールド間変換(intrfi
eld transform )として規定されよう。
【0011】そのような動き効果がフィールドの中で顕
著でないから、フィールド内変換がそのような場合に使
用されるかどうかは示されないであろう。その場合、も
しフレーム内変換を受けた静止画像が存在するなら、必
要以上の高い垂直周波数の係数をさらに考慮する必要が
ない。
【0012】受信機に伝送すべき係数が画素ブロックの
フレーム内変換から得られるものか、あるいは画素ブロ
ックのフィールド内変換から得られるもののいずれかで
あるかの判定は動き検出器により行われる。そのような
検出器の具体例は参考文献1と5に示されている。この
実施例において、画素ブロックはフレーム内変換を受け
ている。さらに特定すると、これは変形2次元アダマー
ル変換であるが、しかし代案としてそれは、例えば離散
余弦変換(DCT :Discrete Cosine Transform)のよう
な他の変形変換であろう。蛇行したラインは最高垂直水
平周波数と最低水平周波数を有する基本画像、すなわち
8×8画素を具える基本画像の場合にはB (8,1) に
より表すことができる。もしこの基本画像B (8,1)
に関連し、かつ変形2次元アダマール変換により得られ
た第1係数y (8,0) が例えば所定の基準値より大き
い有意な値を有するなら、この既知の動き検出器は今や
「動き」の表示を発生する。
【0013】しかし、実際には、この既知の動き検出器
はそれが「動き」を示し、同時にどんな動きも全く存在
しないという意味で、誤りある判定を行うように見え
る。
【0014】
【発明の開示】本発明の目的は誤りのある判定の危険性
を著しく低減するために上記の動き検出器の補正を与え
ることである。
【0015】本発明によると、動き検出器は、符号化ス
テーションが上記の補正された別のフレーム内変換を使
用しながら上記の動き検出の複数の別の係数を決定する
ようさらに適応され、該係数は最低水平空間周波数と、
上記の第1係数に関連する基本画像よりも低い垂直空間
周波数を有する基本画像と関連し、かつ第1係数の有意
な値の生起と同時に、上記のどの別の係数も少なくとも
所定の有意性の値を有していない場合にのみ「動き」の
表示を発生している。
【0016】この点に関して、係数はもし所定の基準値
を越えるなら有意であると考えられよう。
【0017】上に規定された条件は、もし第1係数が少
なくとも所定の量だけ別の各係数を越えるなら特に満足
される。
【0018】本発明は既知の動き検出器の徹底的探索研
究の結果である。誤りのある判定は画素ブロックの幅を
通してあるいはほぼそれを通して延在する1つ以上の強
い輝度遷移を画素ブロックが有している状態で顕著に生
起するように見える。これらの状態において、第1係数
y (8,1) は任意の動きが実際に存在しないで「動
き」の表示となる非常に有意な値を有するように見え
る。
【0019】画素ブロックが動き効果を示す状態からそ
のような状態を区別できるために、研究者はそのような
遷移が実際にステップ関数であり、かつ低周波成分が他
の状態よりもそのようなステップ関数で大きな値を有す
ることをフーリエ解析から分かることを実現した。その
ような場合、高周波成分が遷移の尖鋭度を規定するのみ
で、かつこれらのたいていの成分は通常低周波成分より
もかなり小さい値を有している。この知識は2つの状態
の間の区別を可能にする手段を研究者に与えた。事実、
もしy (8,1) が大きな値を有し、同時に低い垂直周
波数の係数が小さい値を有するなら、画素ブロックが動
き効果を示し、その場合に「動き」の表示が発生される
ことは非常にあり得ることである。他方、もしy (8,
1) が大きな値を有し、一方、低い垂直周波数の係数も
また大きな値を有するなら、関連画素ブロックは何らの
動き効果を示さないが、しかし輝度の強い遷移を示し、
その場合に「動かないこと(no motion)」の表示が発生
されることは非常にあり得ることである。
【0020】参考文献 (1)変換符号化を受けたディジタル化された画像信号
が符号化ステーションから復号ステーションに送信され
るテレビジョンシステムについて、 エス・エム・シー
・ボージャーズ(S. M. C. Borgers)、アール・ピー・
デ・ブルーイン(R. P. de Bruijine)、ピー・エッチ・
エヌ・デ・ウィス(P. H. N. de With)の欧州特許出願
第0,282,135 号。 (2)40mmドラム、単一アクチュエータおよびDCT ベー
スのビット速度低減について、エス・エム・シー・ボー
ジャーズ(S. M. C. Borgers)、ダブリュウ・エイ・エ
ル・ハイネマンス(W. A. L. Heijnemans)、イー・デ・
ニート(E. de Niet)、ピー・エッチ・エヌ・デ・ウィ
ス(P. H. N. de With)の消費者エレクトロニクスのア
イイーイーイー議事録(IEEE TRansactions on Consumer
Electronics)、第34巻、第3号、1988年8月、頁697
−705 。 (3)ディジタル影像処理について、ダブリュー・ケー
・プラットの「ウィレイ学際科学出版(Weley-intersci
ence publication)」、ジョン・ウィレイ・アンド・サ
ンズ(J. Weley and Sons)、1978年、(ISBN 0-471-018
88-0)、第10章。 (4)「ビット速度低減方法と回路配置(Verfahren un
d Schaltungsanordnungzur Bitratenreduktion )」、
ピー・フォーゲル(P. Vogel)。 (5)ビデオ信号の動き適応フレーム内変換符号化(Mo
tion-adaptive intraframe transform coding of video
signals)、ピー・エッチ・エヌ・デ・ウィス(P. H.
N. de With)、フィリップス研究雑誌(Philips Journa
l of Research)、第44巻、第3/4号、1989年。
【0021】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細
に説明する。
【0022】
【実施例】テレビジョンシステムの一般構造 図1はテレビジョンシステム、特にビデオレコーダを線
図的に示している。それは送信機Aと受信機Bを具えて
いる。送信機は符号化ステーション1を具え、かつ受信
機は復号ステーション2を具えている。符号化ステーシ
ョンは画像信号ソース3からアナログ画像信号x(t) を
受信し、かつパルス列s(j) を供給する。パルス列は変
調回路4で適当に変調され、かつ書き込みヘッド5を介
して磁気テープ6に記録される。受信機Bにおいて、情
報は読み取りヘッド7によりテープ6から読み取られ、
かつ復調回路8で復調された後で再びパルス列s(j) を
生じる電気信号に変換される。このパルス列s( j) は
元の画像信号x(t) の局部形x′(t) を供給する復号ス
テーション2に印加される。この局部画像信号x′(t)
は表示のためにモニター9に印加される。
【0023】符号化ステーション1において、アナログ
画像信号x(t) は約13.5MHzの適当に選ばれたサンプリ
ング周波数fS でA/Dコンバータ10においてまずサン
プルされる。前述の画素に対応するこれらのサンプルは
例えば8ビットのPCM 語x(n) に引き続いて符号化さ
れ、かつ変換回路11に印加され、参考文献1の詳細な記
述によってその動作は説明されよう。完全化のために、
E×Eの係数z(i, k)の同等に大きいブロックおよび表
示ビットMDに画像のE×E画素x(i, k)のブロックが毎
回変換されることに注意すべきである。さらに特定する
と、画素ブロックはフィールド内変換あるいはフレーム
内変換を受ける。表示ビットMDは2つのどの変換に画素
ブロックが従うかを表示する。係数および表示ビットMD
は引き続いて符号化回路12に印加され、それはある種の
アルゴリズムに従って係数ブロックを符号化し、すなわ
ちそれはブロックを一連の符号語に変換する。シリーズ
の符号語の数は係数ブロックの係数の数より一般に小さ
く、一方、これらの符号語は一般に可変長を有してい
る。特に適当な符号化アルゴリズムは参考文献4に詳細
に記述されている。
【0024】符号化された係数(符号語のシリーズ)と
表示ビットMDは個別にあるいは時分割多重化形式のいず
れかで磁気テープに書き込まれる。時分割多重化では時
分割多重化回路13が要求され、それは通常のやり方で実
現でき、かつその出力はパルス列s( j) を供給する。
【0025】復号ステーション2において、復号回路8
により供給されたパルス列s(j) は、このパルス列の符
号語のシリーズから表示ビットMDを分離する逆多重化回
路14に印加される。符号語のこのシリーズと関連表示ビ
ットMDは符号語の各シリーズの係数ブロックz′(i, k)
を供給する復号回路15に別々に印加され、該ブロックは
元の係数z(i, k)に対応している。関連表示ビットMDと
共に、この係数ブロックは逆変換回路16に印加され、そ
れは表示ビットに依存して、この係数ブロックを逆フィ
ールド内変換あるいは逆フレーム内変換に従わせる。そ
の結果、それはモニター9に表示できるアナログ画像信
号x′(t) を供給するD/Aコンバータ17に印加される
画素x′(n) を供給する。
【0026】変換回路 前節の「テレビジョンシステムの一般構造」で述べられ
たように、変換回路11は表示ビットMDに依存して、E×
E画素のブロックをフィールド内変換あるいはフレーム
内変換に従わせるよう適応される。そのような変換回路
の実施例は図2に線図的に示されている。
【0027】この実施例はE×E画素の画素ブロックが
2 個の相互に直交な基本画像B(i,k) の和として
考えられ、ここでE×E画素においてi,k=1,2,
3,.... Eであり、かつ各々は係数として通常規定さ
れているそれ自身の加重因数z(i, k)を持っている。今
後画素ブロックはマトリクスXとして考えられ、かつ基
本画像もまたマトリクスであると考えられる。さらに特
定すると、各基本画像は数学的に以下の関係式、
【数1】 B (i,k) =Ai T k ----(1) により規定される。この関係式で、Aは変換マトリクス
を表し、Ai は各列が変換マトリクスAのi番目の列に
等しく、かつAT k は各列がマトリクスAのk番目の行
に等しいマトリクスを表している。
【0028】もし関連係数z( i,k) がまたマトリク
スZに配列されるなら、
【数2】 Z=AT XA ----(2) が保持される。この関係式で、AT はAの転置マトリク
スを表している。
【0029】関係式(2)に従って係数を計算するため
に、元の変換マトリクスAと転置マトリクスAT の双方
が利用可能でなければならない。しかし、関係式(2)
は、
【数3】 ZT = (XA) T A ----(3) に等価である。変換マトリクスAのみがこのマトリクス
乗算に利用可能である。さらに特定すると、積マトリク
スXAがまず計算され、引き続いてこの積マトリクスは
転置され、最後に転置された積マトリクス(XA)T
変換マトリクスAによって再び乗算されよう。
【0030】図2に示された実施例は画素x( n) が印
加される入力11.01 と係数Z( i,k) が生起する出力
11.02 を有している。2個の画像メモリ11.03(1)と11.0
3(2)とが入力11.01 に接続されている。それらはアドレ
ス可能なメモリ位置を有し、かつフレームの2つの連続
フィールドの可視ラインの可視画素が例えばこれらの画
像メモリに書き込まれ、同時に先行フレームの2つのフ
ィールドの画素が他の画像メモリで読み取られるような
やり方で制御される。これら2つの画像メモリの交互使
用は2つのスイッチ11.04 と11.05 により象徴化されて
いる。
【0031】さらに特定すると、画像ラインは最初に奇
数ライン、次に偶数ラインによってライン毎に画像メモ
リに書き込まれる。このようにフレームのすべての画素
が読み取られた後、画像メモリは例えば図3のドットに
より例示された画素を具えている。この図3には画素が
書き込まれている画像メモリの行数LNが垂直方向に示さ
れ、かつ画素が書き込まれている画像メモリの列数PNが
水平方向に示されている。画像メモリの内容が読み取ら
れると、各画像はいわばE×E画素のブロックXのx(
i,k) に区分される。そのような区分はE=8につい
て図3に線図的に示されている。
【0032】そのようなブロックの画素は変換器(tran
sformer )11.06 に行毎に印加される。このブロックX
は8×8離散余弦マトリクス(DCT マトリクス)が好ま
しい固定変換マトリクスAにより乗算される。これは積
マトリクスXAを生じる。
【0033】2つの積マトリクスメモリ11.07(1)と11.0
7(2)は変換器の出力に接続される。画像メモリ11.03(.)
と同様に、それらはアドレス可能なメモリ位置を有し、
かつ積マトリクスXAの積要素がこれら2つの積マトリ
クスメモリの1つに書き込まれ、同時に先行積マトリク
スの積要素が他の積マトリクスメモリで読み取られるよ
うなやり方で制御される。さらに特定すると、積要素は
メモリに行毎に書き込まれ、列毎に読み取られる。これ
ら2つの積マトリクス11.07(.)の交互使用はスイッチ1
1.08 と11.09 により図2に象徴化されている。
【0034】各積マトリクスは引き続いてフレーム内変
換あるいはフィールド内変換のいずれかを受ける。この
ために、そのような積マトリクスは8×8フレーム変換
器11.10 かあるいは4×4フィールド変換器11.11 のい
ずれかに印加される。この選択動作はスイッチ11.12 と
11.13 により図2に象徴化されている。
【0035】もし積マトリクスがフレーム内変換を受け
なければならないなら、積要素は積マトリクスが転置さ
れるようにメモリ11.07(.)から列毎に読み取られる。こ
のようにして得られた転置8×8積マトリクス(XA)
T は変換器11.10 で変換マトリクスAにより再び乗算さ
れる。その結果、転置係数マトリクスZT =(XA) T
A が得られる。変換器11.10 に印加された積要素がフ
レームの2つのフィールドの画素から生成されるという
事実からフレーム内変換の表示が生じることに注意すべ
きである。
【0036】もし積マトリクスがフィールド内変換を受
けねばならないなら、積要素は完全に異なるシーケンス
で関連積マトリクスメモリ11.07(.)から読み取られる。
さらに特定すると、積マトリクスはいわば2つの部分に
分離される。これは図4に例示されている。8×8積要
素の全積マトリクスが図4のIに示され、その要素は変
換器11.06 により供給され、かつ積マトリクスメモリ1
1.07(.)に蓄積される。そのような積要素はp( i,k)
により示されている。この積マトリクスは図4のIIに
示されている奇数ラインの積要素を具える4×8副次積
マトリクス(sub-product matrix)と、図4のIII に示
されている偶数ラインの積要素を具える4×8副次積マ
トリクスとにまず仮想的に区分される。引き続いて、こ
れらの2つの4×8副次積マトリクスは、4×4変換マ
トリクスA′(DCT マトリクス)が関連しているフィー
ルド変換器11.11 に連続的かつ列毎に印加される。32係
数の2つのグループの各々は4×4変換マトリクスA′
により2つの4×8副次積マトリクスの各々を乗算して
得られる。フィールド内変換の表示は、8×8ブロック
の2つのフィールドが今や別々に変換を受けるという事
実から生じている。
【0037】フレーム内変換あるいはフィールド内変換
の選択は動き検出器11.14 により供給される表示ビット
MDの論理値に基づいている。示された実施例において、
この検出器は変換器11.06 の入力に接続されている。画
像中の対象が2つの連続フィールドの間の期間で動いた
かどうか、およびこの何らかの動きが画素ブロック内で
顕著であるかどうかが確認される。もしどんな動きも顕
著でないなら、MDは0となり、かつ画素ブロックはフレ
ーム内変換を受ける。しかし、もし動きが顕著であるな
らMDは1となり、かつ画素ブロックはフィールド内変換
を受ける。
【0038】動き検出器 動き検出器の一般構造は垂直空間周波数の測定に基づい
ている。これが動きの存在の測度である事実は図5に示
されている。もし例えばトリートランク(treetrunk)
のような垂直配向対象に向けられるなら、ビデオカメラ
により供給された画素ブロックが図5のIに示される。
もしカメラが水平方向に著しく動くなら、図5のIIに示
されたライン構造の画素要素ブロックが生成される。こ
のライン構造は、まず画像の奇数ライン、次に画像の偶
数ラインが走査されるという理由で生成される。そのよ
うなライン構造は8×8画素のブロック内で顕著であ
り、かつこの構造の一部分は図5のIII に示され、かつ
8×8アダマール変換マトリクスに関連する基本画像H
( 8,1) に対して大きな類似性を示す。完全化のため
に、この8×8アダマールマトリクスは図6に示されて
いる(関係式(1)の定義も見よ)。フレームの2つの
連続フィールドの間の動き効果が存在するかどうかを確
認するために、係数y( 8,1) を発生するよう8×8
画素のブロックXを変形2次元アダマール変換に従わせ
ることが参考文献5に既に提案されており、そして、も
しこれが所与のしきい値より大きいなら、MD=1とな
る、あるいは反対の場合にMD=0となる動きが存在する
かどうかを決定することが提案されている。
【0039】さらに特定すると、この変形2次元アダマ
ール変換は以下のように規定される。
【数4】 Y=‖HT X‖H ----(4) この関係式で‖HT X‖はその各要素b( i,k) が積
マトリクスHT Xの対応要素p2 (i, k)の補正形である
マトリクスを表している。この補正は種々の形式を取っ
てもよい。例えば、b (i,k) はb (i,k) =|p
(i,k) |が保持されるようにp( i,k) の絶対値
に等しくてもよい。またb(i,k) をp(i,k) の
二乗、すなわちp2 (i, k)に等しくする選択もあろう。
完全な変換を実行することなく、係数y(8,1) は、
例えば関係式、
【数5】 から簡単に計算できる。
【0040】しかし、既に述べられたように、動き(MD
=1)の存在を不正確に示すという意味でこの動き検出
器が規則的に誤りのある判定を取るように見える。研究
によりこのことはブロックの幅の至るところ、あるいは
実質的に至るところに延在する1つ以上の強い輝度遷移
を画素ブロックが有している状態で起こることが証明さ
れている。このことを解明するために、画素ブロックの
各画素の輝度は図7のIおよびIIに示されている。さら
に特定すると、図7のIの画素ブロックは3ラインにわ
たって延在する暗黒(輝度20)から光明(輝度80)への
遷移を有している。さらにこの画素ブロックは動き効果
によって影響されない。もしこの画素ブロックが変形ア
ダマール変換を受けるなら、簡単な態様でy( 8,1)
=200 が推定てきる。図7のIIに示された画素ブロック
は動き効果で最良であり、かつ変形アダマール変換を再
び使用するなら、この画素ブロックに対してy( 8,
1)=1120が計算できる。たとえしきい値として150 が
選ばれても、これは図7のIの画素ブロックがMD=1
(動き)という結果を不正確に有していることを意味し
ている。
【0041】図7のIに示されたような遷移が低周波成
分の大きな値により記述されることがフーリエ解析から
知らていれる。そのような場合、高周波成分のみが遷移
の尖鋭度を規定し、かつ一般に低周波成分よりもかなり
小さい値を有している。換言すれば、画素ブロックに対
して少なくとも1つの低周波係数y(m,1) を計算す
ることにより、この係数の値に依存して、関連画素ブロ
ックが図7のIに示されたタイプのものであるかどうか
(動きはないが、遷移がある)、あるいは図7のIIに示
されたものであるかどうか(動き)を決定できる。例え
ば、y(4,1) は低周波成分として選択できるが、し
かし他の選択も受け入れ可能である。2つ以上の係数の
結合は代案として使用され、少なくとも1つの係数が所
定のしきい値を越えるかどうかをチェックする。そのよ
うな動き検出器の実現は、もし水平零周波数に対応する
低周波係数が選択されるなら、それはかなり簡単化され
る。
【0042】この動き係数の1実施例が図8に示されて
いる。変形2次元アダマール変換により係数y(2,
1) ,y(4,1) およびy(8,1) を計算し、かつ
それらの値に基づい動き/非動きの判定を取るよう適応
されている。
【0043】画素ブロックXの画素x(i,k) が変換
器11.06 (図2を見よ)に行毎に印加された後、それら
は動き検出器11.14 に列毎に印加される。この検出器に
おいて、各画素は原理的に同様に実現されている3個の
チャネル11.15(.)に印加される。そのようなチャネル1
1.15(.)において、画素x(i,k) はまず選択的な極
性反転を受ける。このために、各チャネルは選択的な極
性反転ステージ11.16(.)を具えている。その動作は2つ
のスイッチAとBおよび−1なる乗算因数を有する乗算
器回路Cにより図面に象徴化されている。このインバー
タステージの選択特性はインバータステージに制御パル
スを印加することで実現され、そのパルスはスイッチA
とBの位置を変更できる。
【0044】さらに特定すると、これらの制御パルス
は、極性インバータステージ11.16(1)に対して4Tの期
間で、極性インバータステージ11.16(2)に対して2Tの
期間で、そして極性インバータステージ11.16(3)に対し
てTの期間で生起する。Tの値は画素が動き検出器に印
加される期間である。さらに特定すると、画素ブロック
Xの列kの8個の画素の最初の4個の画素x(1,k)
,x(2,k) ,x(3,k) およびx(4,k) は
選択的な極性インバータステージ11.16(1)で反転されな
いが、しかし4個の引き続く画素x(5,k) ,x
(6,k) ,x(7,k) およびx(8,k) の極性は
反転される。選択的な極性インバータステージ11.16(2)
において、最初の2つの画素x(1,k) とx(2,
k) の極性は反転されず、ひき続く2つの画素x(3,
k) とx(4,k) の極性は反転され、引き続く2つの
画素x(5,k) とx(6,k) の極性は反転されず、
かつ最後に、最終の2つの画素x(7,k) とx(8,
k) の極性は反転される。最後に、列の連続画素の極性
は交互に反転され、かつ選択的な極性インバータステー
ジ11.16(3)では反転されない。
【0045】その極性がこのように反転されるかあるい
は反転されない画素ブロックXの列の8個の画素は、共
に加算される第1アキュムレータ回路11.17(.)に各チャ
ネル11.15(.)で印加される。得られた和は補正回路11.1
8(.)に印加され、それはこの場合にこの和の絶対値を取
り、かつそれを第2アキュムレータ回路11.19(.)に印加
する。引き続いて、第1アキュムレータ回路はリセット
され、かつ画素ブロックXの次の列(k+1)の画素は
動き検出器に印加される。画素ブロックXのすべての8
個の列がこの態様で処理された後、アキュムレータ回路
11.19(1)は係数y(2,1) を具え、アキュムレータ回
路11.19(2)は係数y(4,1) を具え、そしてアキュム
レータ回路11.19(3)は係数y(8,1) を具える。今や
これらの係数は動き表示ビットMDを供給する処理回路1
1.20 に印加される。引き続いて、第1アキュムレータ
回路11.17(.)と11.19(.)の双方は、動き検出器が次の画
素ブロックの画素を処理するために再び用意されるよう
リセットされる。
【0046】この実施例の補正回路11.18(.)は第1アキ
ュムレータ回路11.17(.)の和の絶対値を第2アキュムレ
ータ回路11.19(.)に伝えるよう適応されることに注意す
べきである。既に注意したように、この補正回路11.1
8(.)はこの和を二乗し、かつこの二乗された和を第2ア
キュムレータ回路11.19(.)に印加するよう交互に適応さ
れる。
【0047】処理回路11.20 は別のやり方で実現され
る。2つの実施例が今後詳細に説明されよう。
【0048】最初の実施例が図9に示されている。それ
は各々がそれ自身のしきい値THR(.)を有し、かつ係数y
(2,1) ,y(4,1) およびy(8,1) をそれぞ
れ受信する3個のしきい値回路11.21(.)を具えている。
受信された係数が、比較されたしきい値より大きい時に
はいつでも、補助動き表示ビットMD′(.) =1が供給さ
れる。もし係数が関連しきい値より小さいなら、補助動
き表示ビットMD′(.)=0が供給される。これらの補助
動き表示ビットは、補助動き表示ビットMD′(3) を直接
に、かつオアゲート11.22 の論理出力を禁止入力を介し
て受信するオアゲート11.22 とアンドゲート11.23 を具
える論理回路に図面に示された態様で印加される。
【0049】処理回路の第2の実施例が図10に示されて
いる。それは一方ではy(8,1)とy(4,1) の絶
対値の減算により、他方ではy(8,1) とy(2,
1) の絶対値の減算により、2つの異なる係数を発生す
るため図面に示されたようなやり方で係数を受信する2
個の減算器11.24(.)を具えている。これは次のような差
係数となる。
【数6】 Δy( 4,1) =|y( 8,1) |−|y( 4,1) | Δy( 2,1) =|y( 8,1) |−|y( 3,1) |--(6)
【0050】関連しきい値THR(4)とTHR(5)を持つしきい
値回路11.25(.)のこれらの各差係数の絶対値を比較する
ことにより、補助動き表示ビットMD′(4) とMD′(5) は
表示ビットMDを供給するオアゲート回路11.26 に印加し
てそれぞれ得られる。
【0051】図1のビデオレコーダーの設計において、
設計者はもし自分の意見で係数y(4,1) が図7のI
に示された遷移の存在についての十分な情報を供給する
だけなら、係数y(8,1) とy(4,1) のみを計算
するようなやり方で動き検出器を実現できることは明ら
かであろう。
【0052】これらの実施例から明白であるように、第
1基準値より大きい係数y(8,1) の生起に基づいて
別の係数のいずれも別の基準値(それは各係数に対して
異なっていてよい)より大きい場合に、動き検出器は一
般に「動き」のみを信号送出する。
【0053】この動き検出器は代案として他のシステム
形態と結合して使用できることに注意すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はビデオレコーダーの形をしたテレビジョ
ンシステムを線図的に示している。
【図2】図2は変換回路を線図的に示している。
【図3】図3は図2の変換回路の動作を説明するいくつ
かの線図を示している。
【図4】図4は図2の変換回路の動作を説明するいくつ
かの線図を示している。
【図5】図5は動き検出器の動作原理を説明する別のい
くつかの線図を示している。
【図6】図6はアダマールマトリクスを示している。
【図7】図7は2つの異なる画素ブロックの複合画素の
異なる輝度値を示している。
【図8】図8は図2の変換回路に使用する動き検出器の
1実施例を示している。
【図9】図9は図8の動き検出器に使用する処理回路を
示している。
【図10】図10は図8の処理回路の別の1実施例を示
している。
【符号の説明】
1 符号化ステーション 2 復号ステーション 3 画像信号ソース 4 変調回路 5 書き込みヘッド 6 磁気テープ 7 読み取りヘッド 8 復調回路 9 モニター 10 A/Dコンバータ 11 変換回路 11.01 入力 11.02 出力 11.03(.) メモリ 11.04 スイッチ 11.05 スイッチ 11.06 変換器 11.07(.) 積マトリクスメモリ 11.08 スイッチ 11.09 スイッチ 11.10 8×8フレーム変換器 11.11. 4×4フィールド変換器 11.12 スイッチ 11.13 スイッチ 11.14 動き検出器 11.15(.) チャネル 11.16(.) 選択的極性インバータステージ 11.17(.) 第1アキュムレータ回路 11.18(.) 補正回路 11.19(.) 第2アキュムレータ回路 11.20 処理回路 11.21(.) しきい値回路 11.22 オアゲート 11.23 アンドゲート 11.24(.) 減算器 11.25(.) しきい値回路 11.26 オアゲート回路 12 符号化回路 13 時分割多重化回路 14 逆多重化回路 15 復号回路 16 逆変換回路 17 D/Aコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローランド デン バッカー オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選ばれた適当な伝送媒体を介して送信機
    から受信機にディジタル形式でテレビジョン画像を伝送
    するテレビジョンシステムであって、送信機はE×Eの
    各画素ブロックに各テレビジョン画像を区分し、かつそ
    のような画素ブロックをフレーム係数ブロックとフィー
    ルド係数ブロックにそれぞれ変更するために各画素ブロ
    ックをフレーム内変換およびフィールド内変換にそれぞ
    れ従わせるよう適応される符号化ステーションを具え、 フレーム中の対象が上記のフレームの2つの連続フィー
    ルド間の期間で動いたかどうかを確認する動き検出を実
    行するために、該動きは関連画素ブロック内で顕著であ
    り、 そのような動きが生起しなかった場合にフレーム係数を
    受信機に伝送し、かつそのような動きが生起した場合に
    フィールド係数ブロックを受信機に伝送するために、各
    画素ブロックは最高垂直空間周波数と最低水平空間周波
    数を有する基本画像の係数を決定する別のフレーム内変
    換を補正するよう上記の動き検出に従うテレビジョンシ
    ステムにおいて、 符号化ステーションは上記の補正された別のフレーム内
    変換を使用しながら上記の動き検出の複数の別の係数を
    決定するようさらに適応され、 該係数は最低水平空間
    周波数と、上記の第1係数に関連する基本画像よりも低
    い垂直空間周波数を有する基本画像と関連し、かつ第1
    係数の有意な値の生起と同時に、上記のどの別の係数も
    少なくとも所定の有意性の値を有していない場合にのみ
    「動き」を信号送出すること、 を特徴とするテレビジョンシステム。
  2. 【請求項2】 テレビジョンフレーム中の対象が上記の
    フレームの2つの連続フィールド間の期間で動くかどう
    かを確認する動き検出であって、その目的で、上記の動
    き検出器がE×E画素の画素ブロックに上記のテレビジ
    ョンフレームを区分し、最高垂直空間周波数と最低水平
    空間周波数を有する基本画像に関連した所定の第1係数
    を決定する所定の補正されたフレーム内変換に各画素ブ
    ロックを従わせる動き検出器において、 上記の動き検出器が上記の補正されたフレーム内変換を
    使用しながら複数の別の係数を決定するようさらに適応
    され、該係数は最低水平空間周波数と、上記の第1係数
    に関連する基本画像よりも低い垂直空間周波数を有する
    基本画像と関連し、かつ第1係数の有意な値の生起と同
    時に、上記のどの別の係数も少なくとも所定の有意性の
    値を有していない場合にのみ「動き」を信号送出するこ
    と、 を特徴とする動き検出器。
  3. 【請求項3】 もしその値が所定のしきい値より大きい
    なら、第1係数が有意な値を有することを特徴とする請
    求項2に記載の動き検出器。
  4. 【請求項4】 もしその値が少なくとも所定の量だけ別
    の各係数より大きいなら、第1係数が有意な値を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の動き検出器。
  5. 【請求項5】 もしその値が少なくとも所定のしきい値
    より大きいなら、別の各係数が有意な値を有することを
    特徴とする請求項2に記載の動き検出器。
  6. 【請求項6】 Eが整数である場合に、上記のフレーム
    内変換がE×Eアダマール変換であることを特徴とする
    請求項2に記載の動き検出器。
  7. 【請求項7】 もしその値が所定のしきい値より大きい
    なら、第1係数が有意な値を有することを特徴とする請
    求項1に記載のテレビジョンシステム。
  8. 【請求項8】 もしその値が少なくとも所定の量だけ別
    の各係数より大きいなら、第1係数が有意な値を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョンシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 もしその値が所定のしきい値より少なく
    とも大きいなら、別の各係数が有意な値を有することを
    特徴とする請求項1に記載のテレビジョンシステム。
  10. 【請求項10】 Eが整数である場合に、上記のフレー
    ム内変換がE×Eアダマール変換であることを特徴とす
    る請求項1に記載のテレビジョンシステム。
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