JPH0523604B2 - - Google Patents

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JPH0523604B2
JPH0523604B2 JP60202659A JP20265985A JPH0523604B2 JP H0523604 B2 JPH0523604 B2 JP H0523604B2 JP 60202659 A JP60202659 A JP 60202659A JP 20265985 A JP20265985 A JP 20265985A JP H0523604 B2 JPH0523604 B2 JP H0523604B2
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JP
Japan
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conduit
sensing coil
coil
sensing
coils
Prior art date
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JP60202659A
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JPS6262221A (ja
Inventor
Osamu Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S Tec Inc
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S Tec Inc
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Publication date
Application filed by S Tec Inc filed Critical S Tec Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、導管中を流れる流体の流量を測定す
るための流量計に関する。
〔従来の技術〕
上記流量計の従来例として例えば、特公昭56−
23094号公報や特開昭57−88320号公報に示される
ものを挙げることができる。
前者は、導管に巻設される2つの感応コイルを
それぞれ発泡部材で被覆して、コイル相互の温度
影響を防止するようにしたものであり、後者は、
導管及びこれに巻設される2つの感応コイル及び
該コイルに接続されるターミナルの全てを、独立
発泡部材よりなる2個の半割状成形品で被覆し
て、温度、湿度等外乱影響を簡単かつ経済的に防
止するようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者においては、感応コイルが
ヒータコイルを兼ねる所謂自己発熱式であるた
め、差温信号のS/N及び段階的変化に対する最
終応答性(ステツプ応答性)に欠けるところがあ
る。又、感応コイルが発泡部材に直接接触し、該
発泡部材によつて強く圧迫されるおそれがあり、
故障が発生しやすい欠点がある。更に、電磁外乱
の影響を受けやすい欠点がある。
後者においても、前者ほどではないにしても同
様の欠点がある。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、上記従来例の欠点
を悉く解消し、外乱影響を受けにくい、優れた測
定性能を有する流量計を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明に係る流量
計は、流体が流れる導管の外側に巻設されるセン
サ部を、前記導管に接して巻設される感応コイル
と、該感応コイルを被覆する第1絶縁膜と、該第
1絶縁膜を介して前記感応コイルを被覆する如く
巻設されるヒータコイルと、該ヒータコイルを被
覆する第2絶縁膜及び前記感応コイル等を被覆す
る伝熱体とから構成すると共に、前記センサ部を
クツシヨン材の内部空間部に収納し、更に、前記
クツシヨン材を金属ケース内に収容した点に特徴
がある。
〔作用〕
上記特徴的構成において、流体が流れる導管の
外側に巻設される感応コイルの外側に第1絶縁膜
を介してヒータコイルを設けているので、前記導
管内に流れる流体に付与する熱密度が略倍加し、
これによつてS/Nが大幅に向上する。又、感応
コイルの外側の温度差を無視することができるの
で、感応コイルが前記流体の温度だけに応答する
こととなり、ステツプ応答性が著しく改善され
る。
そして、ヒータコイルの外側に第2絶縁膜が形
成されているので、感応コイルに対する外部から
の温度影響を防止することができる。又、センサ
部をクツシヨン材の内部空間部に収納し、更に、
このクツシヨン材を金属ケースに収納して、セン
サ部を二重にシールドしているので、振動、熱、
電磁波等外乱に対する特性が著しく向上する。
更に、最外側に伝熱体を設けているので、2つ
のヒータコイル間の温度分布が均一化し、外部温
度影響が無視できるようになり、その結果、S/
Nが向上すると共に、姿勢誤差が低減される。
又、ヒータコイルの抵抗が周囲温度によつて変化
しても、ブリツジ回路へのゼロ点変化は無視し得
るほど小さくなる他、機械的な損傷をカバーでき
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明に係る流量計の要部を示す断面
図、第2図はセンサ部を拡大して示す断面図、第
3図はクツシヨン材の一例を示す斜視図である。
1は略逆U字形に形成されたステンレス等の金
属より成る薄肉の導管(内径約0.5mm)で、その
両端部1a,1bをステンレスより成るベース2
を挿通させた状態で該ベース2に固定され、その
内部を測定対象である流体が矢印方向に流れる。
3,4は前記導管1の外側にこれを囲繞するよ
うに互いに離間して(離間間隔約2mm以内)流体
が流れる方向に沿つて設けられる互いに同一構成
のセンサ部であり、次のように構成されている。
即ち、31,41は感応コイルで、白金、ニツケ
ル、銅等を芯線とするエナメル被覆金属線より成
り、例えば100〜200回ほど導管1の長さ方向に巻
回されている。
32,42は前記感応コイル31,41を被覆
するように設けられた第1絶縁膜で、シリコーン
ワニスやポリイミド樹脂等をトルエン等の溶剤で
希釈し、これをハケ等により薄く(例え0.02〜
0.1mm)均一に塗布した後、乾燥して成膜したも
のである。
33,43は前記感応コイル31,41と電気
的に接続され、前記第1絶縁膜32,42を介し
て前記感応コイル31,41を被覆するように設
けられたヒータコイルで、前記感応コイル31,
41と同一の金属線より構成されている。
34,44は前記ヒータコイル33,43を被
覆するように設けられた第2絶縁膜で、前記第1
絶縁膜32,42と同一の材質より成る。
35,45,36,46は前記感応コイル3
1,41、ヒータコイル33,43に夫々接続さ
れたリード線である。
Aは例えば薄いアルミ箔より成る伝熱体で、前
記感応コイル31,41、第1絶縁膜32,4
2、ヒータコイル33,43、第2絶縁膜34,
44を一体的に被覆するように設けられる。図示
する例にあつては1つの伝熱体Aによつて両セン
サ部3,4が被覆されている。尚、第2図に示す
ように、伝熱体Aを、その両端部が導管1に接す
るようにした場合、両センサ部3,4の互いに遠
い側の端部において導管1との熱伝導が増加し、
その結果、温度平衡が促進され応答速度がより早
くなる。
以上のように構成されたセンサ部3,4は図外
の2つの抵抗素子と共にブリツジ回路を構成す
る。そして、感応コイル31,41の抵抗値は導
管1内を流れる流体によつて変化し、前記回路に
不平衡電圧が発生する。導管1内を流れる流体の
流量はこの不平衡電圧に基づいて測定される。
5は内部空間部5aを有するクツシヨン材で、
例えば、海綿状物質、ハニカム状物質、発泡物
質、石英ウール等のウール状物質より構成され
る。例えば、第3図に示すように、判割状の2個
のクツシヨン材51,52の夫々片面に溝51
a,52aを形成し、この溝51a,52a内に
導管1、センサ部3,4並びにリード線35,4
5,36,46を収容した後、両クツシヨン材5
1,52を接着剤等により互いに接着する。
尚、クツシヨン材5の構成は図示するものに限
られるものではないことは云うまでもない。
6は前記クツシヨン材5を収容する金属ケース
で、例えば、アルミニウムより成り、ベース2に
固定される。尚、7,8はリード端子である。
而して、流体が流れる導管1の外側に巻設され
る感応コイル31,41の外側に第1絶縁膜3
2,42を介してヒータコイル33,43を設け
ているので、前記導管11内に流れる流体に付与
する熱密度が略倍加し、これによつてS/Nが大
幅に向上する。又、感応コイル31,41の外側
の温度差を無視することができるので、感応コイ
ル31,41が流体の温度だけに応答することと
なり、ステツプ応答性が著しく改善される。
そして、ヒータコイル33,43の外側に第2
絶縁膜34,44が形成されているので、感応コ
イル33,41に対する外部からの温度影響を防
止することができる。又、センサ部3,4をクツ
シヨン材5の内部空間部5a内に収納し、更に、
このクツシヨン材5を金属ケース6内に収納し
て、センサ部3,4を二重にシールドしているの
で、振動、熱、電磁波等外乱に対する特性が著し
く向上する。
更に、各センサ部3,4の最外側に伝熱体Aを
設けているので、ヒータコイル33,43間の温
度分布が均一化し、外部温度影響が無視できるよ
うになり、その結果、S/Nが向上すると共に、
姿勢誤差が低減される。又、ヒータコイル33,
43の抵抗が周囲温度によつて変化しても、ブリ
ツジ回路へのゼロ点変化は無視し得るほど小さく
なる他、機械的な損傷をカバーできる。
尚、上記実施例においては、感応コイル31,
41とヒータコイル33,43とは電気的に接続
してあるが、これら両コイルを互いに独立させ、
別々の材質を用い、別々の電源に接続するように
構成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば外乱影響
の受けにくい、優れた測定性能を有する流量計を
安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流量計の要部を示す断面
図、第2図はセンサ部の拡大断面図、第3図はク
ツシヨン材の一例を示す斜視図である。 1……導管、3,4……センサ部、31,41
……感応コイル、32,42……第1絶縁膜、3
3,43……ヒータコイル、34,44……第2
絶縁膜、5……クツシヨン材、6……金属ケー
ス、A……伝熱体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体が流れる導管の外側に密接してこれを囲
    繞するように互いに離間して流体が流れる方向に
    沿つて設けられる2つのセンサ部を備えた流量計
    において、前記各センサ部を、前記導管に接して
    巻設される感応コイルと、該感応コイルを被覆す
    る第1絶縁膜と、該第1絶縁膜を介して前記感応
    コイルを被覆する如く巻設されるヒータコイル
    と、ヒータコイルを被覆する第2絶縁膜及び前記
    感応コイル等を被覆する伝熱体とから構成すると
    共に、前記センサ部をクツシヨン材の内部空間部
    に収納し、更に、前記クツシヨン材を金属ケース
    内に収容したことを特徴とする流量計。
JP60202659A 1985-09-12 1985-09-12 流量計 Granted JPS6262221A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60202659A JPS6262221A (ja) 1985-09-12 1985-09-12 流量計

Applications Claiming Priority (1)

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JP60202659A JPS6262221A (ja) 1985-09-12 1985-09-12 流量計

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Publication Number Publication Date
JPS6262221A JPS6262221A (ja) 1987-03-18
JPH0523604B2 true JPH0523604B2 (ja) 1993-04-05

Family

ID=16461012

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JP60202659A Granted JPS6262221A (ja) 1985-09-12 1985-09-12 流量計

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JP (1) JPS6262221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107146A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Horiba Stec Co Ltd 熱式質量流量センサ及びマスフローコントローラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107146A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Horiba Stec Co Ltd 熱式質量流量センサ及びマスフローコントローラ

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JPS6262221A (ja) 1987-03-18

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