JPH05235626A - 金属製ドアにアンテナを取り付ける方法 - Google Patents

金属製ドアにアンテナを取り付ける方法

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JPH05235626A
JPH05235626A JP7316092A JP7316092A JPH05235626A JP H05235626 A JPH05235626 A JP H05235626A JP 7316092 A JP7316092 A JP 7316092A JP 7316092 A JP7316092 A JP 7316092A JP H05235626 A JPH05235626 A JP H05235626A
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JP
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antenna
metal door
door
electromagnetic field
insulator
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JP7316092A
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Katsumi Sakai
克己 酒井
Hisafumi Takahashi
寿文 高橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 IDカードによる移動局と、適宜場所に設置
したアンテナを備えた固定局からなる移動体通信であっ
て、アンテナを固定局側の金属製ドアに備える方法を提
供する。 【構成】 金属製ドア15に嵌め込んだガラス等からな
る絶縁体23にアンテナ11を埋め込んで、金属製ドア
15に生じるループ状同電位を遮断する。または、絶縁
体の表面にアンテナを取り付けるか、金属製ドアに非金
属体を埋め込んでその中にアンテナを取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁誘導を利用した移
動体通信に使用されるアンテナを金属製ドアに取り付け
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁誘導を利用した移動体通信
は、図16、図17及び図18に示すように 固定され
た場所に設置されていて一定距離の電磁界を形成するア
ンテナを備えた固定局40と、移動自在であって特有の
識別コードが登録されているIDカードからなる移動局
41とから構成され、電磁界の変化を利用してIDカー
ドの識別コードを検出する。
【0003】固定局40は、図16に示すように、高周
波を発生させるための発振器50と、高周波を電圧増幅
する増幅器52と、電流増幅するブースター回路53
と、共振回路54と、包らく線検波回路55と、データ
信号のみを通過させるアクテイブフイルター回路56と、
データ信号を二値に変換するコンパレータ回路57と、
LC共振回路54aと、空間に高周波電磁界を形成する
ためのアンテナ11と、マイコン59とから構成されて
いる。
【0004】移動局41は、図17に示すように固定局
40によって空間に形成された高周波電磁界に共振する
共振回路60と、共振にて得たエネルギーを直流電力に
変換する整流回路63と、共振周波数に同期したクロッ
クを抽出するクロック抽出回路62と、抽出したクロッ
クを分周する分周回路64と、インバーター回路65
と、データーメモリーであるシリアルROM66と、シ
リアルROM66から読み出したデータにより変調を行
なう変調回路61とから構成されている。
【0005】以上のような構成における固定局40と移
動局41との相互関係を前述した図16及び図17を参
考にして図18の波形図に基づき説明する。
【0006】(1)固定局40に電源を投入すると、発
振器50、増幅器52、電流増幅器53、及び共振回路
54によってアンテナ11を介して空間に一定値の高周
波電磁界73aを形成する。
【0007】(2)この形成された電磁界73a空間に
移動局41側のIDカードが存在すれば、S75に示す
ようにIDカードのLC共振回路60が共振し、整流回
路63、及びクロック抽出回路62からの出力クロック
により、分周器64を駆動させ、シリアルROM66の
データを読み出して変調回路61で変調された変調信号
75aを出力する。
【0008】(3)変調信号75aは、S77に示すよ
うに固定局40内のアンテナ11を介してLC共振回路
54aから発生している電磁界73aに影響を与えて変
化した電磁界73bを形成する。
【0009】この電磁界の変化分(73a、73b)
は、S79に示すように包らく線検波回路55で検波し
て包らく線検波波形79aを出力する。
【0010】この包らく線検波波形79aは、S81に
示すようにアクテイブフイルター56にて必要な周波数成
分のみを取り出したアクテイブフイルター波形81aを出
力する。
【0011】そして、アクテイブフイルター波形81a
は、S83に示すようにコンパレーター回路57に入力
される。そして、入力されたアクテイブフイルター波形8
1aは、二値に変換されてコンパレーター波形83aを
出力する。このコンパレーター波形83aはマイコン5
9に入力され、このコンパレーター波形83aから形成
されたデータに基づいてIDカードの識別コード(デー
タ)を検出判定する。
【0012】そのため、電磁界内にIDカードが入った
時に電磁界の変動を検出するには、アンテナの取り付け
位置をIDカードを利用する利用者の背丈近傍位置に設
置させている。
【0013】このような、移動体通信を用いてドアの開
閉を行なう場合には、取り付けられたドアが木製、又は
プラスチック等の非金属体材料で形成されているドアで
あれば、そのドアに目立たないように直接取り付けるこ
とができるが、アルミニウム等の金属製ドアの場合に
は、金属が電磁界の発生に大きな影響を及ぼすので、そ
の取り付けに問題がある。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】特に、金属製ドアに移
動体通信の固定局を設ける場合に別途アンテナを金属製
ドアの近傍に設置すると、体裁が悪いばかりでなく、設
置場所の設定に制約を受ける。
【0015】このような制約を受ける中で、金属製ドア
に体裁良く且つ目立たないように固定局側のアンテナを
取り付けるには、ドアの中央に嵌め込んだガラスに埋め
込んで取り付けることが最もベターである。
【0016】ところが、金属製ドアの中央に嵌め込んで
あるガラスにアンテナを埋め込んで取り付けると、その
周囲を囲っているドア自体の金属体がループ状同電位を
形成して電磁界の発生が困難となりアンテナとしての機
能を発揮できない。従って、アルミニウム等からなる金
属製ドアに固定局側のアンテナを取り付けるに際して電
磁界の発生並びにその取り付けに解決しなければならな
い課題を有している。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、電磁界を形成するアンテナを備えた固定局
と、電磁界の発生を誘導させる識別コードを備えた移動
局とからなる移動体通信を用いて金属製ドアの開閉を行
なうものであって、前記金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体
に前記アンテナを埋め込んで取り付け、金属製ドアに生
じるループ状の同電位を遮断する構成にすることを特徴
とする金属製ドアにアンテナを取り付ける方法、並びに
電磁界を形成するアンテナを備えた固定局と、電磁界の
発生を誘導させる識別コードを備えた移動局とからなる
移動体通信を用いて金属製ドアの開閉を行なうものであ
って、前記金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体の表面にアン
テナを取り付け、その上に樹脂コーテイングすることを
特徴とする金属製ドアにアンテナを取り付ける方法、並
びに電磁界を形成するアンテナを備えた固定局と、電磁
界の発生を誘導させる識別コードを備えた移動局とから
なる移動体通信を用いて金属製ドアの開閉を行なうもの
であって、前記金属製ドアに設けた非金属体からなるボ
ックスの中にアンテナを取り付けることを特徴とする金
属製ドアにアンテナを取り付ける方法であり、金属製ド
アに嵌め込んだ絶縁体が、ガラス、樹脂、又は木である
金属製ドアにアンテナを取り付ける方法であり、金属製
ドアの枠の部分に絶縁物を設け、その上にアンテナを取
り付ける金属製ドアにアンテナを取り付ける方法であ
り、絶縁体にアンテナを埋め込むようにすることを特徴
とする金属製ドアにアンテナを取り付ける方法である。
【0018】
【作用】一端部を切断した金属製ドアに嵌め込んだ絶縁
体にアンテナを埋め込んで取り付け、金属製ドアに生じ
るループ状の同電位を遮断する構成にすることにより、
金属製ドアの内側にアンテナを備えても,アンテナ側で
あって金属製ドアから遠ざかる方向及び金属製ドア内を
通過した外側の適宜位置でも電磁界による通信を可能に
する。特に、金属製ドアと面一より奥側に組み込まれた
ガラス等の絶縁体であっても確実に金属製ドアの外側、
内側での通信を可能にする。
【0019】金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体の表面にア
ンテナを取り付け、その上に樹脂コーテイングすること
により、アンテナ側であって金属製ドアから遠ざかる方
向の電磁界による通信を可能にする。
【0020】金属製ドアに設けた非金属体からなるボッ
クスの中にアンテナを取り付けることにより、金属だけ
で形成されたドアであっても電磁界による通信を可能に
する。
【0021】金属製ドアの枠の部分に絶縁物を設け、そ
の上にアンテナを取り付けることにより、組み込まれた
ガラス等の絶縁体に左右されないで電磁界による通信を
可能にする。
【0022】絶縁体にアンテナを埋め込むようにするこ
とにより、アンテナの設置工程を簡略化することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。金属製ドアにアンテナを取り付けることは通常金属
製ドア全体が同電位であってアンテナの機能を発揮でき
ない。
【0024】しかしながら、以下に示すように種々の実
験によって金属製ドアであってもアンテナを取り付ける
ことができる。先ず、金属製ドアの種々の構造とアンテ
ナの配置関係によってどのような影響をアンテナからの
電磁界に及ぼすかにつき図11〜図15を参照にして説
明する。
【0025】図11に示すように、アンテナ11を一定
場所に配置し、その周囲には、遮蔽物を配置しない場合
の電磁界の形成する範囲は、最大通信距離(○印)で表
わすことができる。
【0026】即ち、細長いアンテナ11の長手方向の略
中央からの垂直方向の通信距離(○印)は一番遠くまで
通信を可能とし、この通信距離(○印)の範囲は、電磁
界を形成する範囲であってアンテナ11を囲む全域に及
んでいる。
【0027】従って、例えばIDカードがX点(アンテ
ナ11と直交する垂直距離約20cm)にあった場合に
は確実に通信することができる。もし通信距離(○印)
が最も短いアンテナ11の長手方向の延長上であって
も、Y点の位置であれば通信することができる。
【0028】図12は、ドアの内側に絶縁体からなる窓
ガラスをはめ込んだドアの一端を一定幅(実験ではr=
1mm)で切断してループ状による同電位を遮断した金
属製ドア15(以下、切断型金属製ドア15と云う)に
一定間隔(実験ではR=5cm)でアンテナと対峙した
構成である。IDカードを検出できる最大通信距離(○
印)は、切断型金属製ドア15の内側と外側において
は、若干異なる(内側での最大通信距離(○印)は約4
5cm、外側での最大通信距離(○印)は約35cm)
が、金属製ドアに生じているループ状の同電位を遮断し
てやれば、金属製ドアの内側に備えたアンテナであって
も、金属製ドアを通過した電磁界が外側に形成される。
従って、金属製ドアの面一より内側にアンテナを備えて
も、金属製ドアの外側からの通信(例えばX点)が可能
となる。
【0029】図13は、ドアの内側に絶縁体であるガラ
スをはめ込んだ金属製ドア(以下、ループ型金属製ドア
13と云う)に一定間隔(実験ではR=5cm)でアン
テナ11を対峙した構成である。この場合には、IDカ
ードを検出する最大通信距離(○印)は、ループ型金属
製ドア13の影響を受け、図11及び図12に比べて外
側の電磁界の範囲はかなり短く(最大通信距離(○印)
は約20cm)、金属製ドア13の外側は、金属製ドア
13の影響をまともに受けて、通信不可能(例えばX
点)な状態である。
【0030】図14は、アンテナ11の両側面にそれぞ
れ一定間隔(実験ではR=5cm)でループ型金属製ド
ア13を対峙した構成である。この場合には、通信距離
(○印)は全く伸びず、わずかにアンテナ11の周辺だ
けであって、ループ型金属製ドア13による影響がきわ
めて強い。
【0031】以上の実験結果からわかるように金属製ド
アであってもループ状を遮断すれば金属製ドアを通過し
た電磁界を得ることができる。
【0032】このことは、図15に示すグラフからも明
かである。即ち、ループ型金属製ドア13の内側にアン
テナ11を組み込んでループ型金属製ドア13の外側で
得られる電磁界は、ループ型金属製ドア13の影響をま
ともに受け(曲線17)、例えアンテナと対峙している
ループ型金属製ドアの一定間隔(Rcm)を長くしても
ループ型金属製ドア13を通過した電磁界を得ることが
出来ない。
【0033】これに対して、切断型金属製ドア15に組
み込んだアンテナ11の場合には、アンテナ11と対峙
する切断型金属製ドア15との関係(A,B,C,D
点)は、アンテナ11と切断型金属製ドア15の一定間
隔距離(R=3,3.5,4,5cm)が長くなるにつ
いて切断型金属製ドア15を通過した電磁界による通信
距離(X=0,12,30,35cm)が急激に伸び、
一定間隔以上(D,E、F点)になると通信距離(X=
35cm)は一定の値を維持する。
【0034】上記説明したように、切断型金属製ドア1
5の内側に組み込まれたガラス等の絶縁体にアンテナ1
1を組み込む構造にしても一定の電磁界をアンテナ11
側から一定距離及びアンテナ11の反対側で切断型金属
製ドア15を通過した一定距離の位置で得ることができ
る。また、ループ型金属製ドア13であってもループ型
金属製ドア13に備えたアンテナ11から発生する電磁
界のうち、アンテナ11側であって、ループ型金属製ド
ア13から離れる方向に発生した電磁界はループ型金属
製ドア13からの影響を防ぐことができ、ループ型金属
製ドア13であってもアンテナを備えることができる。
【0035】第一の実施例は、図1及び図2に示すよう
に、ドアの内側に面一より奥側にガラス等の絶縁体11
を組み込んである金属製ドア15に生じるループ状の同
電位を遮断して、絶縁体11にアンテナ11を取り付け
る方法である。
【0036】金属製ドアのループ状を遮断する方法は、
一定の幅dで奥の方向であって、絶縁体23が組み込ま
れる空間まで切断した切断部15aを形成し、この切断
部15aには、金属製ドア15の強度を維持させるため
絶縁性樹脂で固定する。このようにした構造の金属製ド
ア15に設置されたアンテナ11は、前述した図12及
び図15のグラフ曲線19で示したように、アンテナ1
1が金属製ドア15の内側であっても金属製ドア15を
通過した電磁界による通信距離(○印)を得ることがで
きる。
【0037】第二の実施例は、図3及び図4に示すよう
にループ型金属製ドア13を使用した場合のアンテナの
取り付ける方法を示したものである。即ち、ループ型金
属製ドア13の場合には、前述した図13及び図15の
グラフ曲線17に示したようにループ型金属製ドア13
を通過した外側に、電磁界による通信距離(○印)を得
ることはできないが、アンテナ11側(内側)のループ
型金属製ドア13から離れる方向の電磁界を得ることが
出来る。即ち、ループ型金属製ドア13の外側に設けて
ある枠の上に絶縁枠25を取り付け、この絶縁枠25の
上にアンテナ11を固定する。ループ形金属体13とア
ンテナ11の間隔は、ループ型金属製ドア13の遮蔽効
果が及ばない距離を有することによって、アンテナから
発生する電磁界による通信距離を得ることが出来る。
【0038】第三の実施例は、図5に示すようにループ
型金属製ドア13の表面とガラス23の表面が略面一で
ある構造であって、ループ型金属製ドア13に接触しな
いようにガラス23の表面上にアンテナ11を取り付
け、その上を樹脂コーテイング27する方法である。ル
ープ型金属製ドア13の表面と略面一であるガラスの上
にアンテナを配置したことによって、前述した図13と
同様の効果を得ることができる。
【0039】また、この方法は、図6に示すように、ル
ープ型金属製ドア13の両側にガラス23をはめ込んだ
袖29にアンテナ11を取り付けた方法にも応用するこ
とができる。
【0040】第四の実施例は、図7に示すようにドアと
略面一のガラスである絶縁体23を備えたループ型金属
製ドア13に、絶縁体23の内部にアンテナ11を埋め
込む方法である。
【0041】また、図8に示すようにループ型金属製ド
ア13の両側に備えた袖29と略面一のガラスである絶
縁体23の構造である場合に絶縁体23の内部にアンテ
ナを埋め込む方法を示したものである。
【0042】第五の実施例は、図9に示すようにループ
型金属製ドア13の一部分を非金属体からなるアンテナ
ボックス31を埋設し、このアンテナボックス31の中
にアンテナ11を収納する方法である。
【0043】また、図10に示すようにループ型金属製
ドア13の両側に金属製の袖29がある構造の場合に
は、この袖29の内側の一部分を非金属体にしたアンテ
ナボックス31を埋設し、このアンテナボックス31内
にアンテナ11を取り付ける方法である。
【0044】
【考案の効果】上記説明した本発明に係る金属製ドアに
アンテナを取り付ける方法は、一端を切断した金属製ド
アに嵌め込んだ絶縁体にアンテナを埋め込んで取り付
け、金属製ドアに生じるループ状の同電位を遮断する構
成にすることにより、金属製ドアの内側にアンテナを備
えても,アンテナ側から遠ざかる方向及び金属製ドア内
を通過した電磁界による移動体通信をすることができ、
しかも体裁を損なわずにアンテナを設置することができ
る。
【0045】金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体の表面にア
ンテナを取り付け、その上に樹脂コーテイングすること
により、例えば金属製ドアと略面一の絶縁体の場合に
は、アンテナ側の遠ざかる方向の電磁界による移動体通
信をすることができる。
【0046】金属製ドアに設けた非金属体からなるボッ
クスの中にアンテナを取り付けることにより、金属だけ
で形成されたドア等であっても電磁界による移動体通信
をすることができる。
【0047】さらに、金属製ドアの枠の部分に絶縁物を
設け、その上にアンテナを取り付けることにより、組み
込まれたガラス等の絶縁体に左右されないで電磁界を形
成した移動体通信を行なうことが出来る。
【0048】また、絶縁体にアンテナを埋め込むように
することにより、別途アンテナを設置する必要がないた
め、アンテナの設置工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第一の実施例である切断型金属
製ドアに絶縁体を介してアンテナ11を組み込んだアン
テナ付金属体の概略斜視図である。
【図2】図1に示した金属製ドアのG−G断面図であ
る。
【図3】本願発明に係る第二の実施例であるループ型金
属製ドアの枠の部分に枠状の絶縁物を入れ、その外側に
アンテナを取り付けたアンテナ付金属体の概略斜視図で
ある。
【図4】図5に係るアンテナ付金属体をH−Hで切断し
た正面図である。
【図5】本願発明に係る第三の実施例である金属体の内
側にガラスがある構造にガラスの表面にアンテナを取り
付け、その表面を樹脂コーテイングしたアンテナ付金属
製ドアの概略斜視図である。
【図6】図5に示した金属製ドアの両側に設けた袖の金
属体の表面にアンテナを取り付けたアンテナ付金属製ド
アの概略斜視図である。
【図7】本願発明に係る第四の実施例である金属体の内
側にガラスがある構造にガラスの内部にアンテナを埋め
込んだアンテナ付金属製ドアの概略斜視図である。
【図8】図7に示した金属製ドアに袖の部分がある金属
体に組み込まれたガラスの内部にアンテナを埋め込んだ
アンテナ付金属製ドアの概略斜視図である。
【図9】本願考案に係る第五の実施例である金属製ドア
の内側の一部分を非金属にして、その中にアンテナを取
り付けたアンテナ付金属体の概略斜視図である。
【図10】図9に示した金属ドアに袖の部分が金属体で
ある場合に、袖の内側の一部分を非金属にしてその中に
アンテナを取り付けたアンテナ付金属体の概略斜視図で
ある。
【図11】アンテナ11の回りに遮蔽物がない場合の電
磁界による通信距離を表わしたものである。
【図12】切断型金属製ドアにアンテナを対峙した場合
に生じる電磁界による通信距離を表わしたものである。
【図13】ループ型金属製ドアにアンテナを対峙した場
合に生じる電磁界による通信距離を表わしたものであ
る。
【図14】ループ型金属製ドアに囲まれたアンテナから
生じる通信距離を表わしたものである。
【図15】図12及び図13で表わしたループ型金属製
ドアと切断型金属製ドアとのアンテナから生じる電磁界
による通信距離と、アンテナと金属製ドアの対峙する間
隔との関係をグラフで表わしたものである。
【図16】固定局(IDカード)のブロック図である。
【図17】移動局のブロック図である。
【図18】図16、図17で示した固定局と移動局との
相互に作用する状態の波形で表わしたものである。
【符号の説明】
11 アンテナ 13 ループ型金属製ドア 15 切断型金属製ドア 17 ループ型金属製ドアの曲線 19 切断型金属製ドアの曲線 21 絶縁樹脂 23 ガラス 25 絶縁枠 27 樹脂コーテイング 29 袖 31 アンテナボックス 40 移動局 41 固定局

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁界を形成するアンテナを備えた固定
    局と、電磁界の発生を誘導させる識別コードを備えた移
    動局とからなる移動体通信を用いて金属製ドアの開閉を
    行なうものであって、 前記金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体に前記アンテナを埋
    め込んで取り付け、金属製ドアに生じるループ状の同電
    位を遮断する構成にすることを特徴とする金属製ドアに
    アンテナを取り付ける方法。
  2. 【請求項2】 電磁界を形成するアンテナを備えた固定
    局と、電磁界の発生を誘導させる識別コードを備えた移
    動局とからなる移動体通信を用いて金属製ドアの開閉を
    行なうものであって、 前記金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体の表面にアンテナを
    取り付け、その上に樹脂コーテイングすることを特徴と
    する金属製ドアにアンテナを取り付ける方法。
  3. 【請求項3】 電磁界を形成するアンテナを備えた固定
    局と、電磁界の発生を誘導させる識別コードを備えた移
    動局とからなる移動体通信を用いて金属製ドアの開閉を
    行なうものであって、 前記金属製ドアに設けた非金属体からなるボックスの中
    にアンテナを取り付けることを特徴とする金属製ドアに
    アンテナを取り付ける方法。
  4. 【請求項4】 金属製ドアに嵌め込んだ絶縁体が、ガラ
    ス、樹脂、又は木である請求項1及び請求項2に記載の
    金属製ドアにアンテナを取り付ける方法。
  5. 【請求項5】 金属製ドアの枠の部分に絶縁物を設け、
    その上にアンテナを取り付ける請求項1、請求項2及び
    請求項3に記載の金属製ドアにアンテナを取り付ける方
    法。
  6. 【請求項6】 絶縁体にアンテナを埋め込むようにする
    ことを特徴とする請求項2に記載の金属製ドアにアンテ
    ナを取り付ける方法。
JP7316092A 1992-02-25 1992-02-25 金属製ドアにアンテナを取り付ける方法 Pending JPH05235626A (ja)

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Cited By (6)

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