JPH0523419Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はハイルーフ車のルーフの両側にサーフ
ボードまたはスキー板を取り付けるキヤリアに関
するものである。

「従来の技術」 従来、ハイルーフ車にサーフボードまたはスキ
ー板を積み込む場合、車内に入れるか、ルーフに
載せていた。

「考案が解決しようとする問題点」 上記のように従来のサーフボード、スキー板を
積み込むのに、車内に入れた場合は邪魔になり、
ルーフに載せる場合、ハイルーフ車は車高が高い
ので、取り付けるのにルーフによじ登らねばなら
ないので面倒である、等の問題点があつた。

また、スキー板とサーフボード兼用で固定する
ものはなかつた。

「問題点を解決するための手段」 本考案は上記従来の問題点を解決したもので、
ハイルーフ車のルーフの両側に、キヤリア本体
と、キヤリア本体に折りたたみ可能に軸支したキ
ヤリア蓋とからなるキヤリアを取り付け、折りた
たみ時、スキー板を上記キヤリア本体と上記キヤ
リア蓋との間に狭持し、ゴムベルトにて添設させ
るようにしたものにおいて、上記軸支部近傍の上
記キヤリア本体と上記キヤリア蓋とに互いに当接
可能な当て面部を形成し、キヤリア蓋を折りたた
み状態から上方へほぼ180°開いたとき、上記両当
て面部が互いに当接すると共に、サーフボードを
上記キヤリア本体と上記キヤリア蓋との間に張装
した上記ゴムベルトを介して、上記キヤリア本体
と上記キヤリア蓋とに添設し得るように構成した
サーフボード・スキー板兼用キヤリアである。

「実施例」 本考案の一実施例を第１図ないし第５図に示
す。

１はルーフ、２はドリツプフランジ、３は支え
部、４はメタルバンド、５はメタルバンド４を締
め付けるターンバツクル、６はキヤリア本体、６
ａはキヤリア本体６のあて面、７はキヤリア蓋、
７ａはキヤリア蓋７のあて面、８はキヤリア本体
６にキヤリア蓋７を回動可能させる軸、９，１０
はメタルバンド４にキヤリア本体６を取り付ける
ボルト、１１はゴムベルトで、両端および中央に
金具１２，１３，１４が取り付けられている。１
５，１６はキヤリア本体６の上下に取り付けた引
掛金具、１７はキヤリア蓋７に取り付けた引掛金
具、１８は２箇のキヤリア本体６を連結するフレ
ーム、１９，２０はキヤリア本体６、キヤリア蓋
７に貼つたクツシヨン、２１はサーフボード、２
２はスキー板である。

先ずキヤリアをルーフ１に取り付けるには、メ
タルバンド４にキヤリア本体６をボルト９，１０
にて取り付ける。このメタルバンド４の下端をド
リツプのフランジ２に引掛けルーフ１の両側の支
え部３を介してルーフ１に取り付け、メタルバン
ド４をターンバツクル５にて締め付け、キヤリア
にサーフボード２１またはスキー板２２を取り付
ける。サーフボード２１を取り付けるには、第１
図に示すように、キヤリア蓋７を閉じた状態から
上方へ略180°開き、キヤリア本体６のあて面６ａ
とキヤリア蓋７のあて面７ａが互いに当設するよ
うにし、サーフボード２１をキヤリア本体６に載
せ、ゴムベルト１１の金具１２を引掛金具１７に
引掛け、ゴムベルト１１を引掛金具１５を折り返
してサーフボード２１を抑えるように金具１３を
引掛金具１６に引掛けてサーフボード２１を装着
する。

第１図のサーフボード２１は実際はゴムベルト
１１にて抑えられるが、構造をわかり易く説明す
るため離して示している。

スキー板２２を取り付けるには、第２図に示す
ように、キヤリア本体６とキヤリア蓋７とでスキ
ー板２２を挟み、ゴムベルト１１を２つ折りに
し、金具１４を引掛金具１５に引掛け、ゴムベル
ト１１を引掛金具１６を折り返して金具１２，１
３を引掛金具１５に引掛け、キヤリア蓋７をゴム
ベルト１１で抑えてスキー板２２を装着する。

「考案の効果」 本考案は上記構成であり、サーフボードやスキ
ー板を車内に入れないので、邪魔にならず、また
ルーフの両側へ取り付けるので車高の高いハイル
ーフ車のルーフへ登る必要がなく、取り付け、取
り外しが容易である。

また、スキー板とサーフボードを別々に専用固
定具を必要とせず、兼用にした。

特に、サーフボードのその絵柄も見えて大変フ
アツシヨナブルである。

等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本考案の一実施例で、第
１図および第２図はそれぞれサーフボードおよび
スキー板を取り付けた断面図、第３図および第４
図はそれぞれキヤリア蓋を折りたたんだ状態およ
び伸ばした状態の斜視図、第５図はルーフ両側に
サーフボードおよびスキー板を取り付けた斜視図
である。 １……ルーフ、２……ドリツプのフランジ、３
……支え部、４……メタルバンド、５……ターン
バツクル、６……キヤリア本体、６ａ……キヤリ
ア蓋６のあて面、７……キヤリア蓋、７ａ……キ
ヤリア蓋７のあて面、８……軸、９，１０……ボ
ルト、１１……ゴムベルト、１２，１３，１４…
…金具、１５，１６，１７……引掛金具、１８…
…フレーム、１９，２０……クツシヨン、２１…
…サーフボード、２２……スキー板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハイルーフ車のルーフの両側に、キヤリア本体
   と、該キヤリア本体に折りたたみ可能に軸支した
   キヤリア蓋とからなるキヤリアを取り付け、折り
   たたみ時、スキー板を上記キヤリア本体と上記キ
   ヤリア蓋との間に狭持し、ゴムベルトにて添設さ
   せるようにしたものにおいて、上記軸支部近傍の
   上記キヤリア本体と上記キヤリア蓋とに互いに当
   接可能な当て面部を形成し、キヤリア蓋を折りた
   たみ状態から上方へほぼ180°開いたとき、上記両
   当て面部が互いに当接すると共に、サーフボード
   を上記キヤリア本体と上記キヤリア蓋との間に張
   装した上記ゴムベルトを介して、上記キヤリア本
   体と上記キヤリア蓋とに添設し得るように構成し
   たことを特徴とするサーフボード・スキー板兼用
   キヤリア。