JPH05232562A - カメラの流し撮り装置 - Google Patents

カメラの流し撮り装置

Info

Publication number
JPH05232562A
JPH05232562A JP7212092A JP7212092A JPH05232562A JP H05232562 A JPH05232562 A JP H05232562A JP 7212092 A JP7212092 A JP 7212092A JP 7212092 A JP7212092 A JP 7212092A JP H05232562 A JPH05232562 A JP H05232562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
shutter speed
screen
follow shot
panning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7212092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3265615B2 (ja
Inventor
Etsuo Tanaka
悦男 田中
Akira Katayama
彰 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7212092A priority Critical patent/JP3265615B2/ja
Priority to DE69324620T priority patent/DE69324620T2/de
Priority to EP93101813A priority patent/EP0556666B1/en
Publication of JPH05232562A publication Critical patent/JPH05232562A/ja
Priority to US08/917,751 priority patent/US5761545A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3265615B2 publication Critical patent/JP3265615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 未熟練者であっても十分に流し撮りの効果を
出せるようにする。 【構成】 センサ5、5’によって検出した軸回りの角
速度と、撮影レンズの焦点距離信号段と、撮影レンズの
焦点距離より画面上の背景流れ速度を計算し、その値か
ら、背景流れ速度を求めて流し撮り用シャッタ速度設定
手段28によってシャッタ速度を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未熟練者が流し撮りを
行っても適正なシャッタ速度が得られるカメラの流し撮
り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防振カメラを使用して流し撮りを
行う場合、動いている被写体をカメラで追いかけて流し
撮りを行うことになるがが、この場合カメラはこれをカ
メラブレと判断して、カメラブレ補正光学系を作動させ
るので背景が静止し、主要被写体がブレている写真とな
ってしまうことがあった。
【0003】これに対して特開平2ー154214号公
報に、流し撮りモードにしたとき、予め主要被写体の速
度と測距データをカメラに入力しておき、カメラを固定
したまま待機し、主要被写体が画面内に現れるとカメラ
は静止したままカメラブレ補正光学系が動いて、予め入
力された速度と距離に従って主要被写体を追いかけて流
し撮りができるようになっているものが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流し撮り時のシャッタ
速度は主要被写体の躍動感を出すため、一般撮影の場合
より遅くするのが一般的であり、その度合いは主要被写
体の運動速度により様々である。しかしながら従来の装
置で流し撮り時の主要被写体の速度とシャッタ速度の関
係については撮影者の長年の勘に頼って決めており、未
熟練者においては思い通りの効果が出すことが難しいと
いう課題を有していた。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、未熟練者であっても十分に流し撮りの効果を出
せるカメラを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために第1の発明は、画面と平行な軸回りのカメラ角
速度を検出するセンサと、センサより発生する角速度信
号とレンズの焦点距離に基づいてシャッタ速度を設定す
る流し撮り用シャッタ速度設定手段を備えたものであ
る。
【0007】第2の発明は、画面と平行な軸回りの角速
度を検出するセンサと、撮影レンズの焦点距離をカメラ
ボディに伝える焦点距離信号伝達手段と、センサの角速
度信号と撮影レンズの焦点距離より画面上の背景流れ速
度を計算する背景流れ速度演算手段と、背景流れ速度か
らシャッタ速度を設定する流し撮り用シャッタ速度設定
手段と、背景の流れ速度からカメラが流し撮り状態であ
るか否かを判別する流し撮り判別手段を備えたものであ
る。
【0008】第3の発明は第1の発明または第2の発明
において、センサは画面に平行な第1軸と同じく画面と
平行で第1軸と直角を成す第2軸とを有するようにした
ものである。
【0009】第4の発明は第2の発明において、流し撮
りと判別されたときは流し撮り用シャッタ速度設定手段
で設定されたシャッタ速度でシャッタを作動させるシャ
ッタ速度選択手段を備えたものである。
【0010】
【作用】第1の発明は、画面と平行な軸回りのカメラ角
速度を検出するセンサより発生する角速度信号とレンズ
の焦点距離に基づいて流し撮り時にも最適なシャッタ速
度を設定する流し撮り用シャッタ速度設定手段を備えて
いるので、その設定手段によって決められたシャッタ秒
時によって最適な流し撮りが行える。この装置は例えば
単一焦点距離のレンズを装着したカメラに適している。
【0011】第2の発明は、画面と平行な軸回りの角速
度を検出するセンサより発生する角速度信号と、焦点距
離信号伝達手段によってカメラボディに伝えられた撮影
レンズの焦点距離とから、背景流れ速度演算手段によっ
て画面上の背景流れ速度を計算して、その背景流れ速度
から流し撮り用シャッタ速度設定手段によってシャッタ
速度を設定する。
【0012】第3の発明は、角速度を検出するセンサを
直交させて設けたので、X方向角速度およびY方向角速
度が別個に検出される。
【0013】第4の発明は、流し撮りと判別されたとき
は流し撮り用シャッタ速度設定手段で設定されたシャッ
タ速度でシャッタを作動させるので、流し撮りに適した
シャッタ速度で撮影が行われる。
【0014】
【実施例】本装置は画面と概略平行な第1軸と、同じく
画面と概略平行であって第1軸と概略直角な第2軸回り
の回転角速度をそれぞれ検出するセンサと、撮影レンズ
の焦点距離からカメラの画面上の背景の流れ速度を検出
するようになっている。また、流れ速度がある一定のレ
ベルよりも速い場合は、カメラの流し撮り判別手段が流
し撮りであることを判別するようになっている。
【0015】そして、流し撮りであることが判別される
と、画面上の背景の流れ速度から画面上の背景の流れ量
が一定の値になるように、シャッタ速度を設定する流し
撮り用シャッタ速度設定手段を動作させるようになって
いる。このように、流し撮りをすると背景の流れ速度か
らカメラが自動的に流し撮り効果がでるようにそのとき
のシャッタ速度を設定するようになっている。
【0016】図1はこの機能を実現するための基本構成
を示す図であり、1はレンズ鏡筒、3は画面、5はカメ
ラの画面の短辺に平行なY軸回りの回転を測定して画面
のX方向のブレを検出するセンサである。5’はカメラ
の画面の長手方向に平行なX軸回りの回転を測定して画
面のY方向のブレを検出するセンサである。
【0017】以後、符号にダッシュを付していないもの
はX方向のブレ検出補正および、X方向とY方向に共通
したブロックである。また特に説明の無い場合はX方向
のブレに関するもののみを説明し、同一機能のY方向の
ブレに関するものは説明を省略する。
【0018】X方向およびY方向のブレを検出するセン
サ5,5’は本実施例では角速度センサを使用してい
る。7はカメラブレ処理回路および流し撮り検出手段で
ある。流し撮り速度計算手段26は、カメラブレ処理回
路および流し撮り検出回路7で処理された値を受けてカ
メラのX方向とY方向の合成された流し撮りの追尾速度
を計算する。
【0019】流し撮り速度計算手段26で計算された流
し撮りの追尾速度データは、流し撮り用シャッタ速度設
定手段28に供給され、撮影条件に最適なシャッタ速度
を設定できるようになっており、そのシャッタ速度でシ
ャッタ10を駆動し、画面への露光が行われるようにな
っている。
【0020】以上の説明は流し撮り時におけるシャッタ
速度の設定に関する部分であるが、本実施例では静止物
体の撮影を行う時のカメラブレ防止とシャッタ速度につ
いても考慮する必要があるので、構成は更に複雑にな
る。
【0021】カメラブレ検出回路および流し撮り検出手
段7によって検出されたカメラの回転は補正値演算回路
8に供給され、ここで後述するブレ補正を行うための補
正信号を発生する。この補正信号は合流点9において後
述する検出器からのフィードバック制御信号と合流さ
れ、駆動回路11、11’を介してアクチュエータ1
3、13’に供給される。これによってブレ補正光学系
17はX方向およびY方向に偏心される。その結果は検
出器15から取り出され、フィードバック信号として合
流点9にフィードバックされる。
【0022】ここで、補正値演算回路8、X方向偏心用
の駆動回路11、アクチュエータ13、検出器15、ブ
レ補正光学系17を総称してX方向補正光学系駆動手段
33と称する。
【0023】同様にY方向についても、補正値演算回路
8’、駆動回路11’、アクチュエータ13’、検出器
15’、ブレ補正光学系17を総称してY方向補正光学
系駆動手段33’と称する。
【0024】図2はこの装置の概略動作を示すフローチ
ャート、図3及び図4は詳細動作を示すフローチャート
である。図3及び図4は電子出願による図面の大きさの
制約から便宜上2枚に分けてあるが、本来は1枚として
扱う図面である。
【0025】図2のステップ50において角速度検出が
行われて角速度信号S0が得られるが、角速度センサ5
はオフセットがかけられているので、ステップ51に示
すオフセット補正処理を行ってゼロを中心とした振動波
形信号S1に変換する。ここで正のオフセットがかかっ
ている場合、オフセット補正処理51は減算処理を行
い、負のオフセットがかかっているときは加算処理を行
うことになる。
【0026】普通、手ブレの振動は10Hz程度から1
Hz程度までの波形が重なり合って複雑な形状になって
いる。しかし、ここでは説明を簡単にするために手ブレ
の振動を正弦波として説明を進める。ここまでの部分は
X方向の処理も、Y方向の処理も全く同様である。
【0027】図5(a)はステップ51におけるオフセ
ット補正処理後の振動波形信号S1を示している。ここ
で、信号S1はステップ52に示すフィルタ処理が行わ
れるが、この処理は図3に示すようにX方向ローパスフ
ィルタ処理52a、X方向ハイパスフィルタ処理52b
の2つの処理によって行われる。
【0028】Y方向についても同様であり、図4に示す
ようになる。すなわち、オフセット補正処理51’の出
力は図4(a)のように信号S1’となり、この信号S
1’はY方向ローパスフィルタ処理52a’、Y方向ハ
イパスフィルタ処理52b’の2つの処理によって行わ
れる。
【0029】ここで、撮影者が急斜面を登る自動車を流
し撮りしている場合について説明する。このような場
合、カメラを水平に構えたとすると、撮影者は水平方向
であるX方向にも、垂直方向であるY方向にもカメラを
振って流し撮りしなければいけなくなる。そこで、図5
(a)に示す手ブレの角速度の波形はX方向、Y方向共
にA点で自動車を捕らえ、B点で自動車を追って流し撮
りに入る。
【0030】カメラは自動車を追っているのでB点以後
はX方向にもY方向にもゼロ軸から立ち上がってほぼ一
定の角速度で動いている。そしてC点でシャッタが閉じ
て流し撮りを終わっている。ここでX方向ローパスフィ
ルタ処理の行われた信号S4は高周波成分をカットされ
て図5(b)に示す様な立ち上がり波形となり、この信
号はY軸回りの角速度であり、その記号を便宜上Hxと
する。
【0031】図5(b)はシャッタボタンを半押してカ
メラを撮影の準備段階にした時点、自動車を捕らえた時
点A、追いかけ始めた時点B、レリーズして画面への露
光が終わった時点Cのみが示されており、高周波の振動
成分はカットされている。
【0032】Y方向についても同様で、Y方向ローパス
フィルタ処理52a’の行われた信号S4’は高周波成
分がカットされて図5(b)に示す様なX方向の場合と
同様な信号となり、この信号はX軸回りの角速度であ
り、この記号を便宜上をHyとする。
【0033】ここで図5(b)の立ち上がり高さHxお
よびHyがカメラを振った角速度に対応している。X方
向の立ち上がりHxとY方向の立ち上がりHyは、自動
車が登る坂道の角度によって大きく異なってくるが、信
号の形状としては同じなので図5(b)のように1つの
図に示している。
【0034】図2に示すように、ステップ52において
フィルタ処理が終了するとステップ53に示す流し撮り
角速度計算処理が行われる。これは図3のステップ52
aにおける、X方向ローパスフィルタ処理後の信号S4
(Hx)と、図4のステップ52a’における、Y方向
ローパスフィルタ処理後の信号S4’(Hy)にもとづ
き、次の(1)式の演算によって角速度が求められる。 H=(HX 2+HY 21/2 ・・・・・(1) ここでHX、HYはrad/sec単位で有り、Hは流
し撮り角速度の絶対値である。
【0035】このようにして計算された、流し撮り時の
角速度Hに撮影レンズの焦点距離を掛ければ、画面にお
ける背景のおおよその流れ速度を知ることができる。こ
こで流し撮りの角速度Hは、ステップ53に示す流し撮
り速度計算処理後の出力信号S30である。
【0036】次に図2のステップ54に示すように流し
撮り用シャッタ速度設定処理が行われる。ここでは撮影
レンズの焦点距離開放絞り値、フィルム感度、ラチチュ
ード等の諸条件と、流し撮り時の角速度S30によって
もたらされた値によって、現状において良好な流し撮り
効果の出せるシャッタ速度を設定する。
【0037】流し撮り用シャッタ速度設定の基本的な考
え方は次のようになっている。流し撮り時のシャッタ速
度は1/30秒から1/250秒が使用されるのが一般
的である。流し撮りではカメラを振っている角速度と、
撮影レンズの焦点距離の積がフィルム面上の背景の流れ
速度Vとなり、これにシャッタ秒時を掛けると背景の流
れ量となる。
【0038】そこで主要被写体に対していつも一定の流
し撮り効果を出すためには前記のフィルム面上の背景の
流れ速度Vにシャッタ秒時を掛けた値を一定にしておけ
ば良い。換言すれば希望する背景の流れ量Lをフィルム
面上の背景の流れ速度Vで割れば、必要なシャッタ秒時
Tが得られる。すなわちT=L/Vである。
【0039】そこで本発明の流し撮り用シャッタ速度設
定手段54は以下の処理から成り立っている。即ち、撮
影レンズの焦点距離にカメラの角速度を掛けてフィルム
面上の背景の流れ速度Vを計算する背景流れ速度演算処
理手段54aと、適度な背景の流れ量とフィルム面上の
背景の流れ速度Vとから必要なシャッタ秒時Tを計算す
る流し撮りシャッタ速度演算処理54bの少なくとも2
つの構成要素である。
【0040】ここでフィルム面上の背景の流れ速度Vと
シャッタ速度の関係を模式化すると図6のようになる。
図6は速度V0より遅い速度で動く被写体は静止被写体
とみなし、従来公知の通常のシャッタ速度で動作するよ
うにしている。
【0041】フィルム面上の背景の流れ速度Vが速くな
るとシャッタ速度は速くなる。例えばグラフはフィルム
面上の背景の流れ速度Vが2倍になればシャッタ速度は
1段速くなる(秒時は1/2になる)傾向を持ってい
る。即ち主要被写体に対する背景の流れ量を一定にして
いることになる。そしてシャッタ速度がV1より速い背
景の流れ速度であってもシャッタ速度は1/250秒の
ままで、より背景の流れを強調するようになっている。
【0042】図6に示すようなフィルム面上の背景の流
れ速度Vとシャッタ速度の関係では背景の流れ速度がV
0からV1の間は常に決まった流し撮り効果が得られる
ようになっている。また本発明の流し撮り用シャッタ速
度設定手段は演算されたシャッタ速度が絞りの開閉によ
っても達成できないときは、フィルムのラチチュードの
範囲内で前記の演算されたシャッタ速度に最も近いシャ
ッタ速度に設定されるようになっている。但し、以上は
実施例の一例であり、使用するシャッタ速度の選択幅を
変えても差し支えないことは言うまでもないことであ
る。
【0043】ここで本発明の装置においては撮影レンズ
の焦点距離を撮影レンズからカメラボディーに伝える焦
点距離信号伝達手段を有している。また、レンズ交換式
でない固定焦点カメラにおいてはカメラの角速度を検出
するだけで一律に背景の流れ速度が決まるので、この場
合の流し撮り用シャッタ速度設定手段はカメラの角速度
が決まればシャッタ速度が決まるようにプログラムされ
れば良い。
【0044】次に図2のステップ55に示す絶対値変換
処理が行われ、図3に示すステップ55のX方向絶対値
変換処理において、入力された信号S4は信号の内容H
xの正負にかかわらず信号の絶対値だけが信号S5とし
て出力される。
【0045】これは流し撮りの方向が左から右の場合
と、右から左への場合とにかかわらずカメラを振った角
速度の絶対値のみを検出する為である。つまり、ステッ
プ55のX方向絶対値変換手段によって、カメラを振っ
た方向に関係なく図5(b)の様な立ち上がり信号Hx
によって流し撮りの角速度が検出できるようになる。
【0046】次に図2のステップ56に示すように、X
方向流し撮り判別処理を行う。これは図3に示すよう
に、ステップ55のX方向絶対値変換処理の出力信号S
5がステップ56のX方向流し撮り判別処理され、ここ
では図5(b)のカメラの角速度Hxの高さと、撮影レ
ンズの焦点距離の積によって、画面上の背景の流れ速度
を求め、撮影者がX方向に流し撮りを行っているか否か
を判別する。
【0047】例えば毎秒0.05mm程度の背景の流れ
で有ればX方向には流し撮りでないと判断し、毎秒0.
5mm程度の背景の流れで有ればX方向に流し撮りであ
ると判断するようにすれば良い。そしてもしステップ5
6のX方向流し撮り判別処理がX方向に流し撮り中であ
ると判別すると、信号S6を発生し、流し撮り中でない
と判別した場合には信号は発生しない。
【0048】ここでステップ56のX方向流し撮り判別
処理の処理内容によってはステップ55のX方向絶対値
変換処理器が不要になることも有り得る。このようにし
て少なくともステップ52aのX方向ローパスフィルタ
処理と、ステップ56のX方向流し撮り判別処理によっ
てX方向流し撮り判別行われる。X方向流し撮りと判別
されると、X方向のハイパスフィルタを通ってきた信号
S11がX方向オアスイッチ処理されて信号S12とな
るのでX方向補正光学系駆動手段33は流し撮りによる
大きな角速度の補正は行わず、主要被写体を画面内に写
し止める。
【0049】他方、図4に示すY方向についても全く同
様になっている。すなわち、ステップ52a’のY方向
ローパスフィルタの出力信号S4’がステップ55’の
Y方向絶対値変換処理されたものが、信号S4’の内容
の正負にかかわらず、信号の絶対値だけが信号S5’と
して出力される。
【0050】これは流し撮り方向が下から上の場合と、
上から下の場合とにかかわらずカメラを振った角速度の
絶対値のみを検出するためである。つまり、ステップ5
5’のY方向絶対値変換処理を行うことによって、カメ
ラを振った方向に関係なく図5(b)の様な立ち上がり
Hyによって流し撮りの角速度が検出できるようなって
いる。
【0051】ステップ55’のY方向絶対値変換処理の
出力信号S5’はステップ56’のY方向流し撮り判別
処理が行われる。ここでは図5(b)のカメラの角速度
の立ち上がりHyの高さと撮影レンズの焦点距離の積に
よって画面上の流れ速度を求め、撮影者がY方向に流し
撮りを行っているか否かを判別する。
【0052】そしてもし、ステップ56’のY方向流し
撮り判別処理がY方向に流し撮り中であると判別する
と、信号S6’を発生し、流し撮り中でないと判別する
と信号は発生しない。ここで、Y方向流し撮り判別手段
56’の構成によってはステップ55’のY方向絶対値
変換手段が不要になることも有り得る。このようにして
少なくともステップ52a’のY方向ローパスフィルタ
処理と、ステップ56’のY方向流し撮り判別処理によ
ってY方向流し撮り判別が行われる。Y方向が流し撮り
と判別されるとY方向のはいパスフィルタ処理された信
号S11’がY方向スイッチ処理されて信号S12’と
なるので、Y方向補正光学系駆動手段33’は流し撮り
による大きな角速度の補正は行わず、主要被写体を画面
内に写し止める。
【0053】またカメラに装着される撮影レンズがズー
ムレンズである場合には、現在撮影中の焦点距離信号を
X方向流し撮り判別手段および、Y方向流し撮り判別手
段に入力すれば、HxおよびHyによって流し撮り中で
あるか否かが判別できる。これは前述の流し撮り用シャ
ッタ速度設定手段54についても同様である。
【0054】ズームレンズの場合、焦点距離信号は例え
ばズーム環あるいはこれに連動した部材にブラシを設
け、グレーコード上を摺動させることによってレンズ側
のCPUがデジタル的に焦点距離を読み取り、電気的な
信号がカメラボディに伝えられるようになっている。な
お、単焦点レンズの焦点距離はレンズ側のCPUのソフ
トウェアの中にデジタル的に書き込まれており、電気的
な信号によってレンズの焦点距離をカメラ側に伝えるよ
うにしている。焦点距離伝達手段は上記のように構成さ
れている。
【0055】ここでレンズ交換式でない単一焦点距離の
レンズを実装したカメラの場合にはY軸回りあるいはX
軸回りのカメラの角速度のみで画面上の背景の流れ速度
が決まってしまうので、流し撮り判別処理はカメラの角
速度のみで流し撮りの判別を行えば良い。すなわち、毎
秒0.349rad(約20度)程度の角速度であれば
流し撮り中であるというように判断する。これはステッ
プ56のX方向流し撮り判別処理についても、Y方向流
し撮り判別処理56’についても同様である。
【0056】図3でステップ52bに示すX方向ハイパ
スフィルタ処理の行われた信号S11は、ここでブレの
角速度の低周波成分をカットされ、高周波成分だけが出
力される。図5(c)はこれを示しており、流し撮り時
に発生する立ち上がり部分がカットされて高周波成分の
みが残っている。この高周波成分は流し撮り時に発生す
る主要被写体の追尾のムラである。
【0057】このムラは流し撮り時、比較的速いシャッ
タ速度で撮影しているときには写真に現れないが、流し
撮りの効果を十分出すため、遅いシャッタ速度が設定さ
れた場合には主要被写体のX方向のブレとなって現れ
る。このため、図2のステップ57に示すX方向オアス
イッチ処理を行っている。ステップ58に示すX方向オ
アスイッチ処理は通常の手ブレを補正するためのもので
ある。
【0058】ステップ52bのX方向ハイパスフィルタ
処理出力信号S11はステップ152に示すX方向オア
スイッチ処理が行われるが、ステップ152のX方向オ
アスイッチ処理には最大3つの信号が入力される。すな
わち、ステップ51からのオフセット補正処理出力信号
S1、ステップ52bのX方向ハイパスフィルタ処理出
力信号S11、ステップ56のX方向流し撮り判別処理
出力信号S6である。
【0059】ステップ152のX方向オアスイッチ処理
はステップ56のX方向流し撮り判別処理出力信号S6
が発生した流し撮りの時には、ステップ52bのX方向
ハイパスフィルタ処理出力信号S11のみを受け入れ
て、その信号を信号S12として出力する。これは流し
撮り時の主要被写体の追尾ムラを補正するためである。
しかし、ステップ56のX方向流し撮り判別処理出力信
号S6が発生しない通常撮影時、つまり流し撮りを行わ
ないときはステップ51において行われたオフセット補
正後の信号S1がステップ152のX方向オアスイッチ
処理によって信号S12として出力される。これは通常
の手ブレを補正するためである。
【0060】以上はX方向の処理についての説明である
が、Y方向についてもほぼ同様の処理が行われる。即ち
図2のステップ56’においてY方向流し撮り判断が行
われ、その結果によってステップ57’あるいはステッ
プ58’のY方向オアスイッチ処理が行われる。
【0061】そしてステップ58’のY方向オアスイッ
チ処理、すなわちステップ51’のオフセット補正出力
信号S1’を信号S12’として出力する処理が行われ
ているときは、Y方向について静止被写体のてブレ補正
が行われる。ステップ59においてもう一度X方向流し
撮り判断を行う。すなわちステップ56においてX方向
が流し撮りか否かを再度確認する。
【0062】ここでステップ59においてX方向流し撮
りでなければX方向、Y方向とも流し撮りでないので、
図2のステップ60においてシャッタ速度設定を行いシ
ャッタ信号S20を出力する。しかし、ステップ59に
おけるX方向流し撮り判断が行われたときは、X方向は
流し撮りなのでステップ61におけるシャッタ速度選択
処理を行う。
【0063】前述のステップ60に示すシャッタ速度設
定手段は、静止被写体を撮影する時に使用されるもの
で、撮影レンズ絞り値、被写体輝度、フィルム感度、ラ
チチュード等の情報により従来公知の方法でシャッタ速
度が設定される。ステップ60のシャッタ速度設定処理
の出力信号S20は図2にステップ61で示すシャッタ
速度選択処理が行われる。
【0064】以上によりステップ61のシャッタ速度選
択処理は最大で合計4つの信号が入力したことになる。
すなわち、ステップ54の流し撮り用シャッタ速度設定
処理の出力信号S31、ステップ60のシャッタ速度設
定処理の出力信号S20、ステップ56のX方向流し撮
り判別処理の出力信号S6、ステップ56’のY方向流
し撮り判別処理の出力信号S6’の4つである。
【0065】ステップ61に示すシャッタ速度選択処理
はカメラが流し撮り状態にあるか否かによって、ステッ
プ54の流し撮り用シャッタ速度設定処理の出力信号S
31をステップ61のシャッタ速度選択処理の出力信号
S32にしたり、ステップ60のシャッタ速度設定処理
の出力信号S20を出力信号S32にしたりするように
なっている。
【0066】具体的にはステップ56のX方向流し撮り
判別処理の出力信号S6か、ステップ56’のY方向流
し撮り判別処理29’の出力信号S6’の両方、あるい
は少なくとも一方がシャッタ速度選択手段30に入力し
ていれば、カメラが流し撮り状態にあると判断して流し
撮り用シャッタ速度設定処理の出力信号S31をそのま
ま出力信号S32として出力する。
【0067】一方、この段階で図2のステップ62に示
すように補正光学系が駆動開始し、図3のステップ15
2に示すX方向オアスイッチ処理された出力信号S12
でステップ62がX方向補正光学系駆動処理した信号、
図4のステップ152’に示すY方向オアスイッチ処理
された出力信号S12’でステップ62’がY方向補正
光学系駆動処理した信号が補正光学系33、33’に供
給されて、流し撮り時の補正が行われる。そして、図2
のステップ63に示すように露光処理が行われる。
【0068】この露光は、流し撮り時はステップ54に
示す流し撮り用シャッタ速度設定処理の出力信号S31
のシャッタ秒時で画面のシャッタ10の開閉を行う。ま
た、ステップ61のシャッタ速度選択処理に信号S6も
信号S6’も入力していない場合、カメラは流し撮りを
行っていないと判断し、ステップ60に示すシャッタ速
度設定処理の出力信号S20をステップ61のシャッタ
速度選択処理が選択して、その出力S32としてシャッ
タ10に伝達する。そしてシャッタ10は静止被写体を
撮影するときに使用されるステップ60のシャッタ速度
設定処理の出力信号S20のシャッタ秒時で画面の開閉
を行う。
【0069】ここで流し撮りを行っていないときには、
図3のステップ152に信号S6が入力しないので、ス
テップ152はステップ51でオフセット補正された信
号S1を受け入れてそのまま出力信号S12として出力
する。このとき、信号S12はステップ62でX方向補
正光学系駆動処理が行われ、X方向補正光学系駆動手段
33に入力されて通常のX方向手ブレ補正を行う。Y方
向についても動作は全く同じなので説明は省略する。以
上のように、シャッタ速度選択手段は流し撮り中か、そ
うでないかによってそれぞれの最適シャッタ秒時を選択
するようになっている。
【0070】
【発明の効果】本発明では流し撮り時にカメラが自動的
に流し撮り状態になる。このとき、カメラブレ検出信号
の伝達系の中に、ローパスフィルタを挿入することで流
し撮りの角速度を検出し、この値とレンズの焦点距離か
ら自動的に流し撮り時のシャッタ速度を決めている。
【0071】また、流し撮りでない一般撮影の時にも自
動的に流し撮り状態から抜け出し、カメラブレを防振機
能によってブレを防ぎながら、従来公知の方法でシャッ
タ速度を決めるようになっている。従って本発明のカメ
ラではどのような場合でも自動的にシャッタ速度を決め
ることができる。以上説明したように本発明は、フィル
ム面上の背景の流れ速度によって流し撮り用シャッタ速
度設定手段を作動させているので、従来は撮影者の経験
と勘に頼っていた流し撮り時のシャッタ速度を流し撮り
の効果を生かして自動的に決められるという効果を有す
る。
【0072】また、X方向とY方向の両方に流し撮り判
別器を設けたので、画面に対して斜めに移動する被写体
に対しても、撮影者が急に流し撮りをやめたり、あるい
は始めたりする場合にも、何の前操作も入らずにブレの
無い静止画面あるいは主要被写体にブレの無い流し撮り
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す概略構成図
【図2】本発明の一実施例の概略動作を説明するフロー
チャート
【図3】本発明の一実施例のうち、X方向のデータを処
理する動作を説明するフローチャート
【図4】本発明の一実施例のうち、Y方向のデータを処
理する動作を説明するフローチャート
【図5】流し撮り時のブレ波形を示す図
【図6】流し撮り用シャッタ速度設定手段における背景
の流れ速度とシャッタ速度の関係を示す図
【符号の説明】
1 レンズ鏡筒 3 画面 5 X方向のブレを検出するセンサ 5’Y方向のブレを検出するセンサ 7 カメラブレ処理回路および流し撮り検出手段 9 フィードバック制御の合流点 10 シャッタ 11 (X方向偏心用)駆動回路 13 アクチュエータ 15 検出器 17 ブレ補正光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面と平行な軸回りのカメラの角速度を
    検出するセンサと、 前記センサより発生する角速度信号に基づいて流し撮り
    に適するシャッタ速度を設定する流し撮り用シャッタ速
    度設定手段とからなるカメラの流し撮り装置。
  2. 【請求項2】 ズームレンズあるいは所定の焦点距離を
    有するレンズを装着したカメラにおいて、 画面と平行
    な軸回りの角速度を検出するセンサと、 撮影レンズの焦点距離をカメラボディに伝える焦点距離
    信号伝達手段と、 前記センサの角速度信号と撮影レンズの焦点距離より画
    面上の背景流れ速度を計算する背景流れ速度演算手段
    と、 前記背景の流れ速度からカメラが流し撮り状態であるか
    否かを判別する流し撮り判別手段と、 前記背景流れ速度からシャッタ速度を流し撮りに適する
    値に設定する流し撮り用シャッタ速度設定手段とを有す
    ることを特徴とするカメラの流し撮り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    センサは画面に平行な第1軸と同じく画面と平行で第1
    軸と直角を成す第2軸とを有することを特徴とするカメ
    ラの流し撮り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、流し撮りと判別され
    たときは流し撮り用シャッタ速度設定手段で設定された
    シャッタ速度でシャッタを作動させるシャッタ速度選択
    手段を有することを特徴とするカメラの流し撮り装置。
JP7212092A 1992-02-06 1992-02-24 カメラの流し撮り装置 Expired - Lifetime JP3265615B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7212092A JP3265615B2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 カメラの流し撮り装置
DE69324620T DE69324620T2 (de) 1992-02-06 1993-02-05 Photoapparat mit Detektor für panoramische Aufnahme
EP93101813A EP0556666B1 (en) 1992-02-06 1993-02-05 Camera with pan shot detecting device
US08/917,751 US5761545A (en) 1992-02-06 1997-08-27 Pan shot device for a camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7212092A JP3265615B2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 カメラの流し撮り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05232562A true JPH05232562A (ja) 1993-09-10
JP3265615B2 JP3265615B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=13480175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7212092A Expired - Lifetime JP3265615B2 (ja) 1992-02-06 1992-02-24 カメラの流し撮り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3265615B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6385398B1 (en) 1999-07-27 2002-05-07 Olympus Optical Co., Ltd. Camera with blurring detection function
JP2015215553A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 オリンパス株式会社 撮像装置
JP2015219462A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP2015219463A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP2017041736A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6385398B1 (en) 1999-07-27 2002-05-07 Olympus Optical Co., Ltd. Camera with blurring detection function
JP2015215553A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 オリンパス株式会社 撮像装置
JP2015219462A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP2015219463A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP2017041736A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3265615B2 (ja) 2002-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1686792B1 (en) Image pickup apparatus, camera main body thereof and interchangeable lens
US8373761B2 (en) Shake correcting apparatus and method thereof in digital photographing apparatus
JP6700872B2 (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体
EP0556666B1 (en) Camera with pan shot detecting device
US20060062433A1 (en) Image sensing apparatus and control method thereof
JP2005321806A (ja) 画像露出システムおよび方法
US10250808B2 (en) Imaging apparatus and control method therefor
US20070098383A1 (en) Motion blur reduction and compensation
JP2007288726A (ja) 撮像装置
JP2007116309A (ja) 画像情報再生装置
US7791643B2 (en) Sequenced response image stabilization
JP2018146663A (ja) 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置、レンズ装置
JP6932531B2 (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置および撮像装置の制御方法
JP3646124B2 (ja) オートフォーカス装置
EP0757480A2 (en) Image sensing apparatus featured with vibration prevention function
JP6465705B2 (ja) 動きベクトル検出装置、動体角速度算出装置、撮像装置およびレンズ装置
JPH05216104A (ja) 流し撮り装置
US20060170783A1 (en) Adaptive response image stabilization
JP3402770B2 (ja) 像安定化装置及び撮影装置
JP3265615B2 (ja) カメラの流し撮り装置
JP2006332809A (ja) 撮像装置
JPH05142615A (ja) 像振れ防止装置
JP6296824B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JPH1164720A (ja) 信号変換装置
JPH07230107A (ja) 振れ補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080111

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 11