JPH0523203A - 靴中底 - Google Patents
靴中底Info
- Publication number
- JPH0523203A JPH0523203A JP3204683A JP20468391A JPH0523203A JP H0523203 A JPH0523203 A JP H0523203A JP 3204683 A JP3204683 A JP 3204683A JP 20468391 A JP20468391 A JP 20468391A JP H0523203 A JPH0523203 A JP H0523203A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insole
- shoe
- cushion material
- insole body
- peeling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】中底本体1とクッション材2の組合せからなる
靴中底。前記の中底本体1の踏付部中央辺には、切込み
線121によって剥離辺12が囲繞形成されている。前
記のクッション材2は剥離辺12の形状に対応して形成
されている。剥離辺12は引き裂き自在な連結辺11
1,111…によって中底本体1から剥離自在とされて
いる。 【効果】胛被吊込み時に中底をラストの底部に正確にフ
ィットさせることができ、乾燥吊込み作業が容易であ
る。またクッション性に優れた靴を提供できる。
靴中底。前記の中底本体1の踏付部中央辺には、切込み
線121によって剥離辺12が囲繞形成されている。前
記のクッション材2は剥離辺12の形状に対応して形成
されている。剥離辺12は引き裂き自在な連結辺11
1,111…によって中底本体1から剥離自在とされて
いる。 【効果】胛被吊込み時に中底をラストの底部に正確にフ
ィットさせることができ、乾燥吊込み作業が容易であ
る。またクッション性に優れた靴を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は靴の中底に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭41−20408号によっ
て、踏付部に透孔を穿設した中底本体と誘透孔に嵌合挿
入するようにしたクッション材とからなる中底が提案さ
れている。
て、踏付部に透孔を穿設した中底本体と誘透孔に嵌合挿
入するようにしたクッション材とからなる中底が提案さ
れている。
【0003】しかしながらこの中底は、靴の組立工程で
この中底を靴型の底面にセットし、その外周下面に靴胛
被の外周縁を吊込み接着するに当って、踏付部に透孔が
穿設されているため、胛被吊込み作業において、中底の
不踏部をラストの底部に正確にフィットさせることがで
きず、しかも透孔によって中底の不踏部外周辺が脆弱と
なっており、胛被吊込み時に中底の不踏部外周辺が破損
されたりして胛被吊込み作業が阻害され、完成された靴
が形崩れを起す欠点があった。
この中底を靴型の底面にセットし、その外周下面に靴胛
被の外周縁を吊込み接着するに当って、踏付部に透孔が
穿設されているため、胛被吊込み作業において、中底の
不踏部をラストの底部に正確にフィットさせることがで
きず、しかも透孔によって中底の不踏部外周辺が脆弱と
なっており、胛被吊込み時に中底の不踏部外周辺が破損
されたりして胛被吊込み作業が阻害され、完成された靴
が形崩れを起す欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、中底に簡
単な工夫を施すことによって、胛被吊込み時に中底をラ
ストの底部に正確にフィットさせ、吊込み作業が容易で
クッション性に優れた靴を提供しようとするものであ
る。
単な工夫を施すことによって、胛被吊込み時に中底をラ
ストの底部に正確にフィットさせ、吊込み作業が容易で
クッション性に優れた靴を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下実施図面によって説
明すれば、この発明は引き裂き自在な連結辺111.1
11…を除いて、踏付部中央辺に切り込み形成された切
込み線121によって囲繞された剥離辺12を備えた中
底本体1と剥離辺12の形状に対応して形成されたクッ
ション材2との組み合わせを特徴とする靴中底を発明の
要旨とするものである。
明すれば、この発明は引き裂き自在な連結辺111.1
11…を除いて、踏付部中央辺に切り込み形成された切
込み線121によって囲繞された剥離辺12を備えた中
底本体1と剥離辺12の形状に対応して形成されたクッ
ション材2との組み合わせを特徴とする靴中底を発明の
要旨とするものである。
【0006】この発明において中底本体1は、皮革、レ
ザ−ボ−ド、ファイバ−ボ−ド等で構成されて、踏付部
中央辺、具体的には第2〜第3中足骨の頭部に対応する
部分を項辺として、第1〜第4中足骨の底部に対応する
部分を底辺とするほぼ半楕円乃至は台形状に切込み線1
21が刻設されており、この切込み線に囲繞されて剥離
辺12が形成されている。実施例において剥離辺の項辺
121’、左右の側辺121'',121''、底辺12
1'''には剥離辺12を中底本体1に連結保持しておく
ための引き裂き自在な連結辺111,111…が設けら
れている。この連結辺111,111…は、切込み線1
21を刻設する際、連結辺111,111…部を残して
切込み線121を刻設切込みすることによって同時に設
けることができるので簡単である。
ザ−ボ−ド、ファイバ−ボ−ド等で構成されて、踏付部
中央辺、具体的には第2〜第3中足骨の頭部に対応する
部分を項辺として、第1〜第4中足骨の底部に対応する
部分を底辺とするほぼ半楕円乃至は台形状に切込み線1
21が刻設されており、この切込み線に囲繞されて剥離
辺12が形成されている。実施例において剥離辺の項辺
121’、左右の側辺121'',121''、底辺12
1'''には剥離辺12を中底本体1に連結保持しておく
ための引き裂き自在な連結辺111,111…が設けら
れている。この連結辺111,111…は、切込み線1
21を刻設する際、連結辺111,111…部を残して
切込み線121を刻設切込みすることによって同時に設
けることができるので簡単である。
【0007】この発明の実施例において、中底本体1の
上面に更に柔軟な皮革、合成樹脂シ−ト、または布から
なる上張り13を施しておけば、着用時における足当り
を一層良好なものとすることができる。
上面に更に柔軟な皮革、合成樹脂シ−ト、または布から
なる上張り13を施しておけば、着用時における足当り
を一層良好なものとすることができる。
【0008】この発明の実施例においてクッション材2
はラテックスフォ−ム、ウレタンフォ−ム、軟質ゴム発
泡体で構成され、剥離辺12の形状に対応して形成され
ている。この発明の実施例において中底本体1としてそ
の上面に柔軟な上張り13を施したものを用いる場合、
完成された靴において別途準備された中敷を靴内に挿入
して用いる必要もないから便利である。この場合、クッ
ション材2を中底本体1よりも厚肉に構成しておけば、
胛被3吊込み後、引き裂き自在な連結辺111,111
…を引き裂いて剥離辺12を剥離して、剥離辺12部に
形成されたくり抜き部11にクッション材2を嵌合し、
靴底4を中底1に接着する際、クッション材2の厚肉部
を靴底の上面で押し上げて、その押し上げ圧によって上
張りを靴内に膨出させ、履用時に膨出部で足裏の踏付部
中央辺に形成された横軸ア−チ部を支持させるようにす
れば、一層履心地を良好なものとすることができる。
はラテックスフォ−ム、ウレタンフォ−ム、軟質ゴム発
泡体で構成され、剥離辺12の形状に対応して形成され
ている。この発明の実施例において中底本体1としてそ
の上面に柔軟な上張り13を施したものを用いる場合、
完成された靴において別途準備された中敷を靴内に挿入
して用いる必要もないから便利である。この場合、クッ
ション材2を中底本体1よりも厚肉に構成しておけば、
胛被3吊込み後、引き裂き自在な連結辺111,111
…を引き裂いて剥離辺12を剥離して、剥離辺12部に
形成されたくり抜き部11にクッション材2を嵌合し、
靴底4を中底1に接着する際、クッション材2の厚肉部
を靴底の上面で押し上げて、その押し上げ圧によって上
張りを靴内に膨出させ、履用時に膨出部で足裏の踏付部
中央辺に形成された横軸ア−チ部を支持させるようにす
れば、一層履心地を良好なものとすることができる。
【0009】
【発明の作用】この発明は以上の実施例で説明したよう
に構成されているので、靴の組立工程で中底本体1を常
法によってラスト5の底面にセットし、中底本体1の外
周下面10に接着剤を塗布乾燥して、胛被3をラスト5
に吊込みその下周上面辺31を中底本体1の外周下面1
0に接着させ、必要により胛被の下周下面辺32をバフ
した後、連結辺111,111…を引き裂き切断して剥
離辺12を中底本体1から剥離して、中底本体の踏付部
中央辺にくり抜き部11を形成し、このくり抜き部11
にクッション材2を嵌合セットするものであるが、セッ
トするに当ってクッション材2の上面に予め両面接着テ
−プ21を貼着しておけば、この両面接着テ−プ21を
介してクッション材2をラストの下面または中底本体1
に上張りされた上張り13の下面に貼着セットでき、ク
ッション材2のセットが簡単である。
に構成されているので、靴の組立工程で中底本体1を常
法によってラスト5の底面にセットし、中底本体1の外
周下面10に接着剤を塗布乾燥して、胛被3をラスト5
に吊込みその下周上面辺31を中底本体1の外周下面1
0に接着させ、必要により胛被の下周下面辺32をバフ
した後、連結辺111,111…を引き裂き切断して剥
離辺12を中底本体1から剥離して、中底本体の踏付部
中央辺にくり抜き部11を形成し、このくり抜き部11
にクッション材2を嵌合セットするものであるが、セッ
トするに当ってクッション材2の上面に予め両面接着テ
−プ21を貼着しておけば、この両面接着テ−プ21を
介してクッション材2をラストの下面または中底本体1
に上張りされた上張り13の下面に貼着セットでき、ク
ッション材2のセットが簡単である。
【0010】このようにして中底本体1にクッション材
2をセットした後、常法によって胛被の下周下面辺32
から中底本体1の下面にかけて靴底4接着のための接着
剤を塗布乾燥した後、靴底4を胛被の下周下面辺32な
らびに中底本体1の下面に接着して、靴を組立完成させ
る。
2をセットした後、常法によって胛被の下周下面辺32
から中底本体1の下面にかけて靴底4接着のための接着
剤を塗布乾燥した後、靴底4を胛被の下周下面辺32な
らびに中底本体1の下面に接着して、靴を組立完成させ
る。
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、胛被3吊込み時において中底本体1は、踏付部が
くり抜かれていない通常の中底と同様にラスト5の底部
に密着保持させることができ、しかも通常の中底と同様
に胛被の下周上面辺を中底外周下面に接着させた後、胛
被の下周下面辺ならびに中底本体1の下面に接着剤を塗
布乾燥して、剥離辺12を剥離して形成されたくり抜き
部11にクッション材2を嵌合セットして靴底を常法に
よって接着するだけで、中底1の踏付部中央辺にクッシ
ョン材2をセットした履心地の良好な靴が得られる。
ので、胛被3吊込み時において中底本体1は、踏付部が
くり抜かれていない通常の中底と同様にラスト5の底部
に密着保持させることができ、しかも通常の中底と同様
に胛被の下周上面辺を中底外周下面に接着させた後、胛
被の下周下面辺ならびに中底本体1の下面に接着剤を塗
布乾燥して、剥離辺12を剥離して形成されたくり抜き
部11にクッション材2を嵌合セットして靴底を常法に
よって接着するだけで、中底1の踏付部中央辺にクッシ
ョン材2をセットした履心地の良好な靴が得られる。
【図1】この発明の中底本体とクッション材の組合せか
らなる靴中底を示す。
らなる靴中底を示す。
【図2】中底本体をラストの底面にセットし、胛被を吊
込んだ状態の要部断面図である。
込んだ状態の要部断面図である。
【図3】クッション材を中底本体にセットした状態の要
部断面図である。
部断面図である。
【図4】胛被並びに中底下面に靴底を接着した状態の要
部断面図である。
部断面図である。
【図5】完成された靴をラストから脱型した状態の要部
断面図である。
断面図である。
1.中底本体 111…連結辺 12…剥離辺 121…切込み線 2.クッション材
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 引き裂き自在な連結辺111.111…
を除いて、踏付部中央辺に切り込み形成された切り込み
線121によって囲繞された剥離辺12を備えた中底本
体1と剥離辺12の形状に対応して形成されたクッショ
ン材2との組み合わせを特徴とする靴中底。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3204683A JPH0659246B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 靴の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3204683A JPH0659246B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 靴の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523203A true JPH0523203A (ja) | 1993-02-02 |
JPH0659246B2 JPH0659246B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=16494580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3204683A Expired - Lifetime JPH0659246B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 靴の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659246B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684906U (ja) * | 1993-05-13 | 1994-12-06 | 敏子 山岸 | 履物のミシン目または点線の切込みを入れた中底材 |
US7526880B2 (en) * | 2004-08-09 | 2009-05-05 | Norma Ellen Polcek | Cushioned insole |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3204683A patent/JPH0659246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684906U (ja) * | 1993-05-13 | 1994-12-06 | 敏子 山岸 | 履物のミシン目または点線の切込みを入れた中底材 |
US7526880B2 (en) * | 2004-08-09 | 2009-05-05 | Norma Ellen Polcek | Cushioned insole |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0659246B2 (ja) | 1994-08-10 |
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