JPH05231Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、パチンコ機の施錠装置に係り、特
に、前枠施錠爪の本体方向への取付位置の調整及
び上下方向の長さの調整に関するものである。

［従来の技術］ 従来の技術によるパチンコ機の施錠装置は、前
枠裏面の上下方向へ亘つて固定される固定プレー
トと、固定プレートにスライド自在に並設される
とともに本体方向（前後方向）へ突出して、パチ
ンコ機本体の固定爪に係脱する前枠施錠部と、前
記固定プレートに固定された錠の操作によつて移
動する操作片とが備えられ、該操作片の移動によ
つて前枠施錠部が本体の固定爪に係脱して、前枠
を施、解錠するように構成されている。

［考案が解決しようとする問題点］ しかしながら、施錠装置を前枠裏面に取付ける
際の取付誤差等により、前枠施錠爪がパチンコ機
本体の固定爪に良好に係合しない場合がある。こ
のような現象は、前枠が湿気等によつて撓んだ
り、或いは、パチンコ玉の重量によつて撓む場合
にも発生する。上述の如く、前枠施錠爪が固定爪
に良好に係合しない場合には、前枠が良好に施錠
また、パチンコ機の施錠装置は、上下方向の長さ
及び前枠施錠爪のパチンコ機本体方向の長さが機
種毎に異なつており、機種ごとに製造しなければ
ならないという問題もあつた。

従つて、本考案は上記実情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、施錠装置の取付誤差、湿気、
玉の重量等に影響されることなく、前枠を良好に
施錠することができるとともに上下方向の長さ及
び前枠施錠爪のパチンコ機本体方向の長さが異な
る機種にも適用できるようにしたパチンコ機の施
錠装置を提供するにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するための本考案に係るパチン
コ機の施錠装置の特徴は、前枠施錠部は、固定プ
レートに上下方向へスライド自在に設けられるス
ライド杆と、このスライド杆の上下端に取付けさ
れて先端側にフツク部を有する前枠施錠爪とに分
割され、前記フツク部のパチンコ機の本体方向へ
の突出量を調整可能な前後調整部が設けられ、前
記固定プレートは上下方向に離間して固定される
三個の単位プレート片に分割され、上位及び下位
の前記単位プレート片はそれぞれ前記前枠施錠爪
を固定爪に係脱自在に支持し、中位の前記単位プ
レート片に錠が固設され、前記スライド杆は取付
杆とこの取付杆の両端にそれぞれ連結される調整
杆とこれらの調整杆及び取付杆を上下方向に長さ
調整を可能に連結する長さ調整部とを備えている
ことにある。

［作用］ 錠を操作すると操作片が移動して、前枠施錠部
のフツク部が、パチンコ機本体の固定爪に係脱す
る。

而して、フツク部が本体方向へ突出し過ぎてい
る場合には、前後調整部を調整することにより、
該フツク部を後退させる。又、フツク部が後退し
過ぎている場合には、前後調整部を調整すること
により該フツク部を本体方向へ突出させる。

また、パチンコ機の機種毎に、上位の前枠施錠
爪の位置から固定プレートに固設された錠の位置
までの距離、及び、この錠の位置から下位の前枠
施錠爪の位置までの距離が異なる。そこで、上位
の前枠施錠爪の位置から錠の位置までの距離に合
わせて、上位と中位の単位プレート片を固定し、
錠の位置から下位の前枠施錠爪の位置までの距離
に合わせて、下位の単位プレート片を固定する。
そして、上位と中位の単位プレート片の位置に合
わせて上位の調整杆と取付杆との長さを調整し、
中位と下位の単位プレート片の位置に合わせて上
位の調整杆と取付杆との長さを調整する。さら
に、前枠施錠爪のパチンコ機本体方向の長さは、
パチンコ機の機種毎に異なつているので、前述し
たようにして調整する。

［考案の実施例］ 以下に本考案の第一実施例を第１図乃至第７図
に基づき説明する。

施錠装置は、固定プレート１にスライド自在に
並設されるとともに本体方向へ突出して本体の固
定爪２に係脱する前枠施錠部３と、固定プレート
１に固接された錠４の操作によつて移動する操作
片５とを備え、該操作片５の移動によつて前枠施
錠部３と固定爪２との係合が解除されるように構
成されている。

上記前枠施錠部３は、上記固定プレート１に上
下方向へスライド自在に設けられるスライド杆６
と、該スライド杆６の上下端に取付されて、先端
側にフツク部７を有する前枠施錠爪８とに分割さ
れている。又、上記フツク部７の本体方向（矢示
Ａ，Ｂ方向）への突出量を調整する前後調整部９
が設けられている。

詳述すると、前記スライド杆６は、例えば、長
尺のスライド杆本体１０と該スライド杆の両端に
取付けられた補助杆１１とから構成され、スライ
ド支持部１２により固定プレート１に上下方向
（矢示Ｃ，Ｄ方向）へスライド自在に取付けされ
ている。

前記前枠施錠爪８は、例えば、第２図に示す如
く、一側にフツク部７を有し、他側にねじ孔１
３，１３を有する板状に構成できる。

上記フツク部７は、例えば、上記前枠施錠爪８
の先端側に設けられ、略Ｖ字状に切欠された爪部
７ａを有している。上記爪部７ａはパチンコ機本
体の固定爪２に係脱するものである。

前記前後調整部９は、例えば、本体方向（矢示
Ａ，Ｂ方向）の長孔１４，１４と、これら長孔１
４，１４にスライド自在に係合するねじ１５，１
５とから構成することができる。この場合、例え
ば上記長孔１４，１４は前記スライド杆６に形成
され、上記ねじ１５，１５は上記前記前枠施錠爪
８，８のねじ孔１３，１３に螺着されるように構
成することができる。

前記スライド杆本体１０は、コ字状を成す取付
杆１７及び調整杆１８，１８とから構成される。
上記取付杆１７と、調整杆１８，１８との間には
長さ調整部１９，１９が設けられ、上記スライド
杆本体１０の上下方向（矢示Ｃ，Ｄ方向）の長さ
を調整できるようになつている。上記長さ調整部
１９は、上記調整杆１８の端部を所定長さ切断し
て上記取付杆１７内に挿入された後、ねじ２０に
よりねじ止めされることにより構成される。

前記補助杆１１は、第２図に示す如く、本体２
１と、該本体２１の基端から略直角に立設された
立設部２２と、該本体２１の先端から側方へ略直
角に延設された延設部２３とから構成され、前記
長孔１４，１４は該立設部２２に形成することが
できる。上記補助杆１１は、延設部２３が前記調
整杆１８の端部にねじ２５によりねじ止めされる
ことにより結合される。

前記スライド支持部１２は、前記取付杆１７に
形成された大径円孔部２６及びこれに連通する長
孔部２７から成る時計穴２８と、前記固定プレー
ト１裏面に設けられた突設部２９と、該突設部２
９に取付けられたつば付きピン３０とから構成さ
れる。上記つば付きピン３０は、上記大径円孔部
２６から係入されて上記長孔部２７内を案内され
るものである。

又、前記固定プレート１は、互いに離間された
単位プレート片３１，３２，３３から構成されて
いる。

上記単位プレート片３１は、第２図に示す如
く、平板部３４と、立設部３５ａ，３５ｂ，３５
ｃとから断面略Ｌ字状を成している、上記平板部
３４には挿通孔３６，…と、錠取付孔（図示せ
ず）とが設けられている。上記単位プレート片３
１は、上記挿通孔３６，…を挿通するねじ３７，
…により第３図に示す如く、前記前枠Ｗ裏面に固
定されるものである。

又、上記錠取付孔には前記錠４が取付けられて
いる。上記錠４は、操作片５，３９を有してお
り、一方の操作片５は前記スライド杆６の係合爪
４０に係合し、他方の操作片３９は後述するガラ
ス枠施錠杆４１の係合爪４２に係合するようにな
つている。

前記単位プレート３２，３３は、第２図に示す
如く、平板部４３と、該平板部４３から直角に立
設された立設部４４と、該立設部４４から直角に
延設された延設部４５とから構成される。上記平
板部４３には、挿通孔４６，…が形成され、これ
ら挿通孔４６，…に挿通されるねじ４７，…によ
り、上記単位プレート３２，３３は第４図に示す
如く、前記前枠Ｗ裏面に固定される。

ここで、上記単位プレート片３２，３３の各立
設部４４が、前記前枠施錠爪８と前記補助杆１１
との間で挟持されることにより、前記スライド杆
６は矢示Ｃ，Ｄ方向へスライドできる。

前記スライド杆６の上位には上記ガラス枠施錠
杆４１が設けられている。上記ガラス枠施錠杆４
１は、断面コ字状を成し、大径円孔部４８及びこ
れに連通する長孔部４９からなる時計穴５０が形
成され、又、中央の側壁５１ａは若干切欠かれて
上記係合爪４２が延設され、前記錠３８の操作片
３９に係合するようになつている。而して、前記
つば付きピン３０が上記大径円孔部４８から係入
されて上記長孔部４９内を案内されることによ
り、上記ガラス枠施錠杆４１は矢示Ｃ，Ｄ方向へ
スライド自在となる。

又、上記ガラス枠施錠杆４１には、ガラス枠施
錠爪５２がねじ５３により着脱自在に取付けられ
ている。上記ガラス枠施錠爪を５２は、第１図に
示す如く、ガラス枠爪受部Ｒに係脱して、ガラス
枠を施解錠するものである。

又、図中、５４は引張ばねを示す。上記引張ば
ね５４の一側はねじ（Ｎ）により上記単位プレー
ト３２に取付けられ、他側は上記補助杆１１に取
付けられている。従つて、上記スライド杆６は常
時矢示Ｃ方向へ付勢されている。又、５５は引張
ばねを示す。上記引張ばね５５の一側は、前記ガ
ラス枠施錠杆４１のガラス枠施錠爪５２に取付け
られ、他側は前記単位プレート片３１に設けられ
た固定片Ｋに取付けられ、該ガラス枠施錠杆４１
に対して矢示Ｃ方向のばね力を付勢している。図
中、５６は保護片で、上記引張りばね５４のばね
力に基づく大きな力がねじ１５に加わるのを防止
している。

次に動作について説明する。

施錠時においては、第１図、第４図に示す如
く、前枠施錠爪８はパチンコ機本体の固定爪２に
係合し、従つて、前枠Ｗは閉状態にある。又、ガ
ラス枠施錠爪５２は、ガラス枠を施錠するための
ガラス枠爪受部Ｒに係合し、従つて、ガラス枠は
閉状態にある。

次に、錠４を操作し、操作片５を第１図中、矢
示Ｅ方向へ回動したとする。すると、操作片５は
スライド杆６の係合爪４０に係合し、該スライド
杆６を引張ばね５４のばね力に抗して、第４図に
示す如く、矢示Ｄ方向へ幅だけスライドさせ
る。これにより、前記前枠施錠爪８，８は、固定
爪２，２との係合が解かれ、前枠Ｗが開放する。

又、上記錠４を操作し、操作片３９を第１図中
矢示Ｆ方向へ回動したとする。すると、上記操作
片３９がガラス枠施錠杆４１の係合爪４２に係合
し、ガラス枠施錠杆４１を引張ばね力に抗して、
第６図に示す如く、矢示Ｄ方向へ幅Ｐだけスライ
ドさせる。これにより、前記ガラス枠施錠爪５２
は、ガラス枠爪受部Ｒを操作し、ガラス枠が開放
する。

ところで、本体方向（矢示Ａ，Ｂ方向）へのフ
ツク部７の突出量を調整するには、先ず、ねじ１
５，１５を緩め、第５図に示す如く、該前枠施錠
爪８を長孔１４の長手方向（矢示Ａ，Ｂ方向）へ
幅ｒだけ移動させることにより適宜な位置を設定
する。その後、上記ねじ１５，１５を締め付ける
ことにより、上記前枠施錠爪８の位置を固定す
る。これにより、フツク部７は固定爪２に良好に
係合する。なお、上記実施例では、長孔１４，１
４をスライド杆６に形成し、ねじ１５，１５を前
枠施錠爪８に設けたが、第７図に示す如く、長孔
５７を前枠施錠爪８に形成し、ねじ１５を前枠施
錠爪８に設け、ねじ１５が螺着されるねじ孔５９
を補助杆１１に設けても良い。

又、第８図乃至第１０図は第２実施例を示す。

本実施例の前枠施錠爪６１は、固定プレート６
２に矢示Ｘ，Ｙ方向へ回動可能に取付されてスラ
イド杆６３の上下方向（矢示Ｃ，Ｄ方向）へのス
ライドによつて回動する回動板６４と、該回動板
６４の先端側に設けられるフツク部６５とに分割
される。又、フツク部６５の本体方向（矢示Ａ，
Ｂ方向）への突出量を調整する前後調整部６６
は、フツク部６５に形成された位置調整用長穴６
７と、該位置調整用長穴６７を挿通して回動板６
４に螺着されるねじ６８とから構成される。

詳述すると、上記回動板６４は例えば、基端側
が固定プレート６２にネジ６９によつて矢示Ｘ，
Ｙ方向へ回動自在に取付けられた構成となつてい
る。この場合、上記固定プレート６２には、上記
ねじ６９が選択的に螺着される複数のねじ孔αが
上下方向（矢示Ｃ，Ｄ方向）へ設けられ、上記回
動板６４の取付位置を調整できるようになつてい
る。

又、上記フツク部６５は、上記回動板６４の先
端側に軸７０によつて矢示Ｘ，Ｙ方向へ回動可能
に取付けられ、上記回動板６４の切欠け７１内に
突出する爪部７２を有している。又、上記位置調
整用長孔６７は上記軸７０を囲むように上記フツ
ク部６５に設けることができる。これにより、上
記フツク部６５を矢示Ｐ，Ｑ方向へ位置調整でき
ると共に該フツク部６５の本体方向（矢示Ａ，Ｂ
方向）への突出量を調整できることになる。

又、上記固定プレート６２は、第９図に示す如
く、前枠裏面の上下方向（矢示Ｃ，Ｄ方向）に亘
つて取付けられる長尺材からなる断面Ｌ字状の固
定プレート本体７３と、錠４が選択的に取付けら
れる２個の錠取付穴７５，７５を有する断面Ｌ字
状の錠取付板７６とから成り、該錠取付板７６は
固定プレート本体７３にねじ７７により着脱自在
に取付けられている。上記錠取付板７６には、つ
ば付きピン７８，７８が設けられている。

又、前記スライド杆６３は、スライド杆本体７
９と、該スライド杆本体７９の両端にねじ８０，
８１によつて取付けられた補助杆８２，８３とか
ら構成される。上記スライド杆６３の両端は上記
前枠施錠爪６１の基端にねじ８４，８４によつて
着脱自在に取付けられる。上記スライド杆本体７
９には、大径穴８７及びこれに連通する長穴８８
からなる時計穴８９，８９が形成され、大径穴８
７から前記錠取付板７６のつば付きピン７８を係
入して上下方向（矢示Ｃ，Ｄ方向）へスライドで
きるように支持されている。上記スライド杆６３
は、上記錠４の操作片５に係合する係合爪９０，
９０を有し、該操作片５に押圧されることによ
り、引張ばね９１に抗して上方向（矢示Ｃ方向）
へスライドするものである。上記スライド杆６３
が上方向（矢示Ｃ方向）へスライドすると、第８
図に示す如く、前記前枠施錠爪６１，６１とパチ
ンコ機本体の固定爪２との係合が解かれて前杆Ｗ
が開放するものである。上記引張ばね９１は、上
記前枠施錠杆６３と固定プレート６２との間に設
けられて、スライド杆６３を下方向（矢示Ｄ方
向）へ付勢することにより、前枠Ｗを閉止状態に
している。上記スライド杆６３の一方の係合爪９
０は上記錠４が他方の錠取付孔７５に取付けられ
た際にこれに対応するためである。

９２はガラス枠施錠杆を示す。上記ガラス枠施
錠杆９２は、両端側に大径穴９３及びこれに連通
する長穴９４から成る時計穴９５が設けられて、
上記錠取付板７６のつば付きピン７８，７８に該
大径穴９３から係入されて上下方向（矢示Ｃ，Ｄ
方向）へスライド自在に係合されている。上記ガ
ラス枠施錠杆９２が第８図に示す如く、下方向
（矢示Ｄ方向）へスライドしたときに例えば、ガ
ラス枠施錠爪９６とガラス枠爪受部Ｐとの係合が
解かれてガラス枠が開放されるものである。上記
ガラス枠施錠杆９２は、上記錠４の操作片３９に
係合する係合爪９７，９７を有し、該操作片３９
に押圧されることにより、引張ばね９８に抗して
下方向（矢示Ｄ方向）へスライドするものであ
る。上記引張ばね９８は、上記ガラス枠施錠杆９
２と固定プレート６２との間に設けられて、該ガ
ラス枠施錠杆９２を上方向（矢示Ｃ方向）へ付勢
することにより、ガラス枠を閉止状態にしてい
る。上記ガラス枠施錠杆６３の一方の係合爪９７
は上記錠４が一方の錠取付孔７５に取付けられた
際にこれに対応するためである。

次に動作について説明する。

錠４を操作すると、スライド杆６３、ガラス枠
施錠杆９２がそれぞれ矢示Ｄ，Ｃ方向へスライド
する。これにより、前枠施錠爪６１と固定爪２と
の係合が解かれて前枠Ｗが開放し、又、ガラス枠
施錠爪９６とガラス枠爪受Ｐとの係合が解かれて
ガラス枠が開放する。

ところで、フツク部６５を例えば本体方向（矢
示Ａ方向）へ突出させるには、第１１図に示す如
く、ねじ６８，６８を緩めて該フツク部６５を矢
示Ｑ方向へ回転させた後にねじ６８，６８を締め
付ける。これにより、該フツク部６５の爪部７２
が前方向（矢示Ａ方向）へ長さＺだけ突出したこ
とになる。又、上記フツク部６５を、矢示Ｂ方向
へ後退させるには、該フツク部６５を矢示Ｐ方向
へ回転させる。

かくして、湿気又は玉の重量等により前枠が撓
んでも前枠施錠爪はパチンコ機本体の固定爪に良
好に係脱することができる。

又は、第１２図は第３実施例を示す。

本実施例の特徴は、固定プレート６２の両端に
上下方向（矢示Ｃ，Ｄ方向）の長穴１０１が設け
られると共に回動板６４のねじ６９が該長穴１０
１を挿通した後に補助板１０２のねじ孔１０３に
螺着されるようにしたことにある。これにより、
上記回動板６４は上記長穴１０１に沿つて上下方
向（矢示Ｃ，Ｄ方向）の任意の位置が選択され、
又、ねじ６９を上記補助板１０２のねじ孔１０３
に締め付けることにより、該回動板６４と上記補
助板１０２とで上記固定プレート６２を挟むよう
にして当該回動板６４の位置が固定する。

［考案の効果］ 以上説明した如く本考案によれば、前枠施錠爪
の取付位置を本体方向へ微調整することができる
ので、当該微調整により取付誤差を吸収できるだ
けでなく、湿気又は玉の重量等により前枠が撓ん
でも該前枠施錠爪はパチンコ機本体の固定爪に良
好に係脱することができる。従つて、前枠は良好
に開閉することができる。

また、単位プレート片間の離間距離に合わせて
調整杆と取付杆との長さを調整できるとともに、
前枠施錠爪の取付位置をパチンコ機本体方向へ微
調整することができるので、上下方向の長さが異
なり、且つ、前枠施錠爪のパチンコ機本体方向へ
の位置が異なる機種のパチンコ機にも用いること
ができる。このために、各機種専用の施錠装置を
製造する必要がなく、製造及び管理が簡易化す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本考案の第１実施例に係
り、第１図は全体斜視図、第２図は分解斜視図、
第３図は第１図の−線断面図、第４図は施錠
装置を前枠に取付けた状態の側面図、第５図及び
第６図は動作を説明する側面図、第７図は変形例
を示す一部分解斜視図、第８図乃至第１０図は第
２実施例に係り、第８図は全体斜視図、第９図は
分解斜視図、第１０図は第８図のＸ−Ｘ線断面
図、第１１図は動作説明図、第１２図は第３実施
例を示す一部分解斜視図である。 １，６２……固定プレート、２……固定爪、３
……前枠施錠部、４……錠、５，３９……操作
片、６，６３……スライド杆、７，６５……フツ
ク部、８，６１……前枠施錠爪、９，６６……前
後調整部、１４……長孔、１５……ねじ、５７…
…長孔、６４……回動板、６７……位置調整用長
穴、６８……ねじ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パチンコ機の前枠裏面上下へ亘つて固定され
   る固定プレートと、この固定プレートにスライ
   ド自在に並設されるとともに前記パチンコ機の
   本体方向へ突出して前記パチンコ機本体に固定
   爪に係脱する前枠施錠部と、前記固定プレート
   に固設された錠の操作によつて移動する操作片
   とが備えられ、この操作片の移動によつて前枠
   施錠部が上記固定爪に係脱する施錠装置におい
   て、 前記前枠施錠部は、前記固定プレートに上下
   方向へスライド自在に設けられるスライド杆
   と、このスライド杆の上下端に取付けされて先
   端側にフツク部を有する前枠施錠爪とに分割さ
   れ、前記フツク部の前記パチンコ機の本体方向
   への突出量を調整可能な前後調整部が設けら
   れ、前記固定プレートは上下方向に離間して固
   定される三個の単位プレート片に分割され、上
   位及び下位の前記単位プレート片はそれぞれ前
   記前枠施錠爪を前記固定爪に係脱自在に支持
   し、中位の前記単位プレート片には前記錠に固
   設され、前記スライド杆は取付杆とこの取付杆
   の両端にそれぞれ連結される調整杆とこれらの
   調整杆及び取付杆を上下方向の長さ調整を可能
   に連結する長さ調節部とを備えていることを特
   徴とするパチンコ機の施錠装置。 (2) 前記前後調整部は、前記スライド杆に形成さ
   れた長孔と、前記前枠施錠爪に設けられ該長孔
   にスライド自在に係合するねじとから構成した
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項記載のパチンコ機の施錠装置。 (3) 前記前後調整部は、前記前枠施錠爪に形成さ
   れた長孔と、前記スライド杆に設けられ該長孔
   にスライド自在に係合するねじとから構成した
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項記載のパチンコ機の施錠装置。 (4) 前枠施錠爪は、固定プレートに回動可能に取
   付されて上記スライド杆のスライドによつて回
   動する回動板と、該回動板の先端側に設けられ
   るフツク部とに分割されると共に、前後調整部
   はフツク部に形成された位置調整用長穴と、該
   位置調整用長穴と挿通して回動板に螺着される
   ねじとから構成されたことを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のパチンコ機の施
   錠装置。