JPH05230162A - イソシアヌレート型ポリイソシアネートプレポリマー、ブロックイソシアネート及びその製造方法 - Google Patents
イソシアヌレート型ポリイソシアネートプレポリマー、ブロックイソシアネート及びその製造方法Info
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Abstract
イソシアネートより誘導された狭い分子量分布を有する
イソシアヌレート環含有ポリイソシアネートプレポリマ
ー及びそれをブロック剤でブロックして得られるブロッ
クイソシアネート並びにその製造方法。 【効果】本発明は、狭い分子量分布を有するイソシアヌ
レート環含有ポリイソシアネートプレポリマー及びそれ
をブロック剤でブロックして得られる、主剤のポリオー
ルとの相溶性に優れ、かつ低温硬化性に優れ、種々の素
材とりわけ耐熱性に乏しい素材に優れた塗布性を有する
ブロックイソシアネート並びにその製造方法を提供す
る。
Description
の工業分野に於いてウレタン樹脂の硬化剤として有用な
イソシアネートプレポリマーとりわけ低温硬化可能なブ
ロックイソシアネート用プレポリマー及びそれをブロッ
ク剤でブロックして得られるブロックイソシアネートに
関し、さらに詳細には、反応性の異なる2つのイソシア
ネート成分のイソシアネート基をイソシアヌレート化触
媒の存在下に反応せしめた狭い分子量分布を有するイソ
シアヌレート環含有イソシアネートプレポリマー及びこ
れをブロック剤でブロックして得られるブロックイソシ
アネートに関する。
自動車、家具、家電製品、器具、建物(吹き付けタイ
ル、床材など)、船舶、機械部品(工作機械、産業機
械)、接着剤(ラミネート型接着剤、天然または合成ゴ
ムをベースにした接着剤の添加剤など)、フィルム、木
工、皮革、繊維加工剤などに有用であり、低温硬化性を
有することから耐熱性に乏しい材料に塗布することが出
来る。
れた耐摩擦性、耐薬品性、耐汚染性を有している、特に
脂肪族イソシアネートから誘導されたポリイソシアネー
トを用いたポリウレタン塗料はさらに耐候性に優れる。
なイソシアネート基を有するため二液の塗料とした場合
ポットライフが短い等の欠点を有していた。このような
欠点を改善するために、活性なイソシアネート基のすべ
てを活性水素化合物(以下、ブロック剤と記す)で封鎖
したブロックイソシアネートが検討されている。
フェノール類、アルコール類、ラクタム類、アミド化合
物等が知られている。これらのブロック剤を用いて得ら
れるブロックイソシアネートは、比較的高温でブロック
剤を解離し活性なイソシアネート基が再生され、主剤と
して用いたポリオールと架橋反応が生じるものである。
は、ブロック剤の解離温度が高温であるため、耐熱性に
乏しい樹脂に塗布した場合、樹脂を熱変性させてしまう
恐れがあった。従って、これまで数多くの低温解離性を
有するブロックイソシアネートの検討がなされてきた。
ソシアネートとしては、芳香族イソシアネートを用いた
ブロックイソシアネートの研究が多く行われており、特
に芳香族イソシアネートを用いたイソシアヌレート型ポ
リイソシアネートに関する報告例としては、特公昭40
−16797号、特公昭52−69497、特開昭64
−5027号などがある。
ンジイソシアネートをイソシアヌレート化させた場合
は、イソシアヌレート環の多核化が進行し、高分子量化
し、数平均分子量が800以上のイソシアネートプレポ
リマーが生成する。
シアネートプレポリマー、即ち、核体数nの統計的平均
値が、2.0以上である高分子量化したイソシアネート
プレポリマーは、ウレタン樹脂の硬化剤としては良好で
あるが、更にこのイソシアネートプレポリマーをブロッ
ク剤でブロックして、ブロックイソシアネートとした場
合には、炭化水素系溶剤への溶解性が悪く、かつ主剤の
ポリオールとの相溶性が悪いという欠点を有していた。
熱によりブロック剤が解離してイソシアネート基が再生
され、かつ炭化水素系溶剤への溶解性やポリオール主剤
との相溶性に優れるブロックイソシアネートを開発する
べく、芳香族系イソシアヌレート型ポリイソシアネート
プレポリマーを鋭意、研究した。
題に照準を合わせて、鋭意、研究した結果、狭い分子量
分布を有し、それ故、炭化水素系溶剤への溶解性やポリ
オール主剤との相溶性に優れ、かつ低温硬化性を有する
TDI/HMDI共イソシアヌレート型ポリイソシアネ
ートプレポリマーを得るに及んで、本発明を完成するに
到った。
エンジイソシアネートからイソシアネート基を除去した
基であり、nはイソシアネートプレポリマーの核体数を
表わし、n=1の1核体を少なくとも60%有し、nの
統計的平均値が1.0〜2.0の範囲にある。]で表わ
される数平均分子量が500〜800のイソシアヌレー
ト型ポリイソシアネートプレポリマー、更に詳しくは、
一般式(1)のRの5〜40%がヘキサメチレン基であ
り、95〜60%がトルエンジイソシアネートからイソ
シアネート基を除去した基であるイソシアヌレート型ポ
リイソシアネートプレポリマーに関する。
ソシアネートと(B)トルエンジイソシアネートの2種
のジイソシアネートの混合物をイソシアヌレート化触媒
の存在下で反応せしめ、最初に存在したイソシアネート
基の5〜25%の転化率で反応を停止し、未反応の過剰
イソシアネートを除去することを特徴とする、上記イソ
シアヌレート環含有ポリイソシアネートの製造方法に関
し、更に詳しくは、(A)および(B)の2種のジイソ
シアネートの混合比を、1対0.7から1対1.3の範
囲とすることを特徴とする上記のイソシアヌレート環含
有ポリイソシアネートの製造方法。
記一般式(2)で示される化合物を使用することを特徴
とする上記のイソシアヌレート環含有ポリイソシアネー
トの製造方法。
炭化水素あるいは窒素、酸素あるいは硫黄等の複素原子
を含む炭素数1〜20の炭化水素基であり、R1,R2お
よびR 3はたがいに連結していてもよく、R4は水素原
子、炭素数1〜20の炭化水素基あるいは水酸基を含む
炭素数1〜20の炭化水素基であり、Xは水酸基を含む
炭素数1〜20の炭化水素基を有するカルボキシレート
あるいはフェノレートである。)
ー一般式(1)と、活性水素を有する熱解離性ブロック
剤とを反応せしめる事によって得られる一般式(3)
エンジイソシアネートからイソシアネート基を除去した
基であり、nはイソシアネートプレポリマーの核体数を
表わし、n=1の1核体を少なくとも60%以上含有
し、nの統計的平均値が1.0〜2.0の範囲にある。
Aは活性水素を有する熱解離性ブロック剤より水素原子
を除去する事により得られる基を表す。]で表される平
均分子量が600〜2000のブロックイソシアネート
に関するものである。
シアヌレート化反応において、(A)ヘキサメチレンジ
イソシアネートと(B)トルエンジイソシアネートの2
種のジイソシアネート成分の混合比は、1対0.7から
1対1.3、好ましくは、1対0.8から1対1.2、
更に好ましくは、1対0.9から1対1.1の範囲内と
することが望ましい。
通常用いられるイソシアヌレート化触媒、例えば、N−
ヒドロキシプロピル−トリメチルアンモニウム−t−ブ
チルベンゾエート、N−ヒドロキシブチル−トリメチル
アンモニウム−ネオペンタン酸、N−ヒドロキシブチル
−トリメチルアンモニウム−ピバリン酸、N−ヒドロキ
シプロピル−トリブチルアンモニウム−ネオペンタン
酸、N−ヒドロキシプロピル−トリブチルアンモニウム
−オクトエート等を用いることが出来るが、下記一般式
(2)で示される化合物をイソシアヌレート化触媒とし
て使用することが特に好ましい。
炭化水素あるいは窒素、酸素あるいは硫黄等の複素原子
を含む炭素数1〜20の炭化水素基であり、R1,R2お
よびR 3はたがいに連結していてもよく、R4は水素原
子、炭素数1〜20の炭化水素基あるいは水酸基を含む
炭素数1〜20の炭化水素基であり、Xは水酸基を含む
炭素数1〜20の炭化水素基を有するカルボキシレート
あるいはフェノレートである。)
ソシアネート化合物の合計仕込量に対して、通常0.0
01〜0.1重量%、好ましくは0.002〜0.05
重量%の範囲で用い、該触媒は通常、触媒を溶解する有
機溶媒に希釈して使用することができる。この目的に適
した溶媒としては、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、ブチルセロソルブアセテートなどがあり、
また少量であればエチルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、2−エチルヘキサノール、ブチルセロソルブ、ベ
ンジルアルコ−ル、3−メチル−3−メトキシ−ブタノ
ール(MMB)等のアルコール類を用いてもよい。
常、30〜120℃の温度範囲、好ましくは40〜80
℃の温度範囲で実施される。120℃を越える温度範囲
での反応は、触媒の活性が損なわれたり、あるいは、得
られるポリイソシアネートが着色して、製品価値を損ね
ることになるので好ましくない。
のイソシアヌレート型ポリイソシアネートの生成が、最
初に存在したイソシアネート基の15〜25重量%、好
ましくは8〜17%の範囲内に入るように設定された転
化率で反応を終了させるもので、例えば25重量%を越
える転化率になると、生成ポリイソシアネートの分子量
が高くなり過ぎて、分子量分布がブロードとなり、十分
な性能を発揮することが難しくなる。更に転化率を高め
ると、生成ポリイソシアネートがゲル化するようになる
ので、好ましくない。
モノクロロ酢酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、モノフ
ルオロ酢酸もしくはリン酸のごとき各種酸類、または塩
化ベンゾイルのごとき各種有機酸のハロゲン化物などの
失効剤(失活剤)により、容易に失活される。
アネートは、触媒失活後の反応混合物から、通常の蒸留
または抽出等の方法により、容易に未反応のジイソシア
ネート化合物を除去せしめて、精製し得る。
環含有ポリイソシアネートはそのままウレタン硬化剤
や、更にブロックしてブロックイソシアネートとして用
いても良いが、このポリイソシアネートをさらにアルキ
レンジオールと反応せしめて変性しても良い。
レート環含有ポリイソシアネートを製造する方法として
は、HMDIとTDIの混合物をイソシアヌレート化触
媒の存在下でイソシアヌレート化した後、未反応の過剰
イソシアネートモノマーを除去し、さらにアルキレンジ
オールと反応せしめても良いし、また、HMDI、TD
Iおよびアルキレンジオールの混合物をイソシアヌレー
ト化触媒の存在下で反応せしめた後、未反応の過剰イソ
シアネートモノマーを除去しても良い。
分子量100以上1000以下のアルキル基を持つ事が
望ましく、分子量が100以下となるとかえって主剤と
の相溶性が低下したり、分子量が1000以上になると
イソシアネート基含有率を下げる結果となるため好まし
くない。
基をもつアルキレンジオールの代表例として、1,10
−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,
18−オクタデカンジオール、12−ヒドロキシステア
リルアルコール、水添オレイルアルコールダイマー等が
あげられる。
アネートモノマーとしてはHMDIとTDIのみに限ら
ず、他のイソシアネートモノマーを併用しても良く代表
的なイソシアネートモノマーとして以下のようなものが
上げられる。:水添トリレンジイソシアネート、水添ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,3−もしくは
1,4−ジイソシアネートシクロヘキサン、ジシクロヘ
キシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、m−もし
くはp−テトラメチルキシレンジイソシアネート、1,
4−テトラメチレンジイソシアネート、1,12−ドデ
カメチレンジイソシアネート、2,2,4−もしくは
2,4,4−トリメチルシクロヘキサンジイソシアネー
トの如きイソシアネートモノマー類などである。
ロックするブロックイソシアネートの製造に際しては、
ブロック剤としては、オキシム(メチルエチルケトオキ
シム、ブタノンオキシム)モノフェノ−ル(フェノー
ル、クレゾール)、第3アルコール(t−ブタノール、
ジメチルフェニルカルボナール)、芳香族第2アミン
(Nーメチルアニリン、Nーフェニルキシリレン)、イ
ミド(サクシンイミド)、ラクタム(εーカプロラクタ
ム、σーバレロラクタム)、メルカプタン(メチルメル
カプタン、エチルメルカプタン)、トリアゾール等が上
げられ、通常、反応温度は20〜200℃、好ましくは
40℃以上の温度で反応を行う。
レンアミン、トリエチレンジアミン等のアミン触媒やジ
ブチルチンジラウレート、ジブチルチンジアセテート等
の錫触媒を添加し、反応を行っても良い。
イソシアネートは、例えば塗料として用いた場合、主剤
として用いるポリオール、例えば、アルキッド樹脂、ポ
リエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アク
リルポリオール等との相溶性に優れる。
き付け硬化させるのに160〜190℃の高温を要する
が、本発明のブロックイソシアネートは、通常110〜
150℃で硬化し、低温硬化性に優れるため、耐熱性に
乏しい樹脂に塗布する場合、特に有効である。
付用架橋剤として用いた使用方法は極めて多岐にわたる
が、例えば、自動車、家具、家電製品、器具、建物(吹
き付けタイル、床材など)、船舶、機械部品(工作機
械、産業機械)、接着剤(ラミネート型接着剤、天然ま
たは合成ゴムをベースにした接着剤の添加剤など)、フ
ィルム、木工、皮革、繊維加工剤などに有用であり、低
温硬化性を有することから耐熱性に乏しい材料に塗布す
ることが出来る。る。これらの硬化システムにはメラミ
ン樹脂等の他の硬化剤を併用しても良い。
具体的に説明するが、もとより本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
い限り、すべて重量基準であるものとする。 (実施例1)ポリイソシアネートプレポリマーの合成 攪拌器、窒素ガス導入器、冷却器および温度計を備えた
反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、トルエンジイソシアネート(TDI)をそれぞれ
1500部仕込む。反応器を油浴にて60℃に保ち、攪
拌下にイソシアヌレート化触媒としてN−ヒドロキシプ
ロピル−トリメチルアンモニウム−t−ブチルベンゾエ
ート(AMC)の20%ブチルセロソルブ溶液を分割添
加した。
するとともに発熱が認められ、反応器内の温度は63℃
まで上昇した。発熱がおさまった後、反応器内の温度を
60±3℃に保持するように発熱に注意しながら触媒を
添加する。合計約0.88部を添加した時点で、6%モ
ノクロル酢酸のキシロール溶液1.23部を添加して反
応を停止した。
シアヌレート構造を持つポリイソシアネート257.0
部(イソシアネート基含有率18.0%)を得た。GP
C測定を行った結果、Mn=548、Mw/Mn=1.
10であった。GPCチャートを図ー1、IRチャート
を図−4に示す。
成 実施例1で得られたポリイソシアネートプレポリマー1
00部を酢酸エチル58.8部中に溶解した後、MEK
O 37.3部を仕込み、残存する活性なイソシアネー
ト基をブロックし、目的のブロックイソシアネート(不
揮発分70.1%)を得た。
マーの合成 実施例1と同様にHMDIを1473.7部、TDIを
1526.3部反応器中に仕込み、60℃の温度でイソ
シアヌレート化せしめ、更に反応混合物を分子蒸留によ
り精製し、イソシアヌレート構造を持つポリイソシアネ
ート260.7部(イソシアネート基含有率16.9
%)が得られた。
Mw/Mn=1.12であった。
成 実施例3で得られたポリイソシアネートプレポリマー1
00部を酢酸エチル57.9部中に溶解した後、MEK
O 35.0部を仕込み、残存する活性なイソシアネー
ト基をブロックし、目的のブロックイソシアネート(不
揮発分69.8%)を得た。
マーの合成 実施例1と同様にHMDIを1610.2部、TDIを
1389.8部、反応器に仕込み、60℃の温度でイソ
シアヌレート化せしめ、さらに反応混合物を分子蒸留に
より精製し、イソシアヌレート構造を持つポリイソシア
ネート271.3部(イソシアネート基含有率18.4
%)を得た。GPC測定を行った結果、Mn=580、
Mw/Mn=1.12であった。
成 実施例5で得られたポリイソシアネートプレポリマー1
00部を酢酸エチル59.2部中に溶解した後、MEK
O 38.1部を仕込み、残存する活性なイソシアネー
ト基をブロックし、目的のブロックイソシアネート(不
揮発分69.8%)を得た。
マーの合成 実施例1と同様に、HMDIを2700部、TDIを3
00部反応器に仕込み、60℃の温度でイソシアヌレー
ト化せしめ、さらに反応混合物を分子蒸留により精製
し、イソシアヌレート構造を持つポリイソシアネート2
84.7部(イソシアネート基含有率16.3%)が得
られた。GPC測定を行った結果、Mn=896、Mw
/Mn=1.72であった。GPCチャートを図ー2に
示す。
成 比較例1で得たポリイソシアネートプレポリマー100
部を酢酸エチル57.3部中に溶解し、活性なイソシア
ネート基をブロックする為、MEKOの滴下を開始した
直後、白濁が起こった。
マーの合成 実施例1と同様に、TDIを反応器中に2000部、酢
酸エチルを1000部仕込み、イソシアヌレート化触媒
ナトリウムメトオキサイドの存在下で、60℃の温度で
イソシアヌレート化した。
ネート2520.0部(イソシアネート基含有率9.5
%)が得られた。(収率84%) GPC測定の結果、Mn=1206、Mw/Mn=1.
51であった。GPCチャートを図ー3に示す。
成 比較例3で得られたポリイソシアネートプレポリマー1
00部を酢酸エチル51.3部中に溶解した後、活性な
イソシアネート基をブロックするためにMEKOの滴下
を開始した直後、白濁が起こった。
(大日本インキ化学工業(株)製:イソシアヌレート型
ポリイソシアネート)200.0部、酢エチ112.9
部、MEKO63.5部を仕込み、イソシアネート基を
ブロックして、ブロックイソシアネートを376.4部
を得た。
5で得られたブロックイソシアネート中のイソシアネー
ト基に対し、プラクセル308(ダイセル化学工業
(株)製:ラクトン系ポリエステルトリオール)中の水
酸基を等モル配合した。
後、120℃で焼き付け硬化を行い、ゲル分率を測定し
た。塗料配合を表1にゲル分率を表2に示す。
水素系溶剤への溶解性および主剤のアルキッド樹脂を含
むポリエステルポリオール、アクリルポリオール等との
相溶性に優れ、かつ低温硬化性に優れる新規なイソシア
ネートプレポリマー、並びに該イソシアネートプレポリ
マーをブロックして得られるブロックイソシアネート並
びにその製造方法を提供する。
造を持つポリイソシアネートのGPCチャートを示す。
プレポリマーのGPCチャートを示す。
プレポリマーのGPCチャートを示す。
造を持つポリイソシアネートのIRチャートを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 [式中、Rはヘキサメチレン基またはトルエンジイソシ
アネートからイソシアネート基を除去した基であり、n
はイソシアネートプレポリマーの核体数を表わし、n=
1の1核体を少なくとも60%有し、nの統計的平均値
が1.0〜2.0の範囲にある。]で表わされる数平均
分子量が500〜800のイソシアヌレート型ポリイソ
シアネートプレポリマー。 - 【請求項2】 一般式(1)のRの5〜40%がヘキサ
メチレン基であり、95〜60%がトルエンジイソシア
ネートからイソシアネート基を除去した基である請求項
1項記載のイソシアヌレート型ポリイソシアネートプレ
ポリマー。 - 【請求項3】 (A)ヘキサメチレンジイソシアネート
と(B)トルエンジイソシアネートの2種のジイソシア
ネートの混合物をイソシアヌレート化触媒の存在下で反
応せしめ、最初に存在したイソシアネート基の5〜25
%の転化率で反応を停止し、未反応の過剰イソシアネー
トを除去して、請求項1または2項記載のイソシアヌレ
ート環含有ポリイソシアネートの製造方法。 - 【請求項4】 (A)および(B)の2種のジイソシア
ネートの混合比を1対0.7から1対1.3の範囲とす
ることを特徴とする請求項2または3項に記載のイソシ
アヌレート環含有ポリイソシアネートの製造方法。 - 【請求項5】 イソシアヌレート化触媒として下記一般
式(2)で示される化合物を使用することを特徴とする
請求項3または4項に記載のイソシアヌレート環含有ポ
リイソシアネートの製造方法。 【化2】 (R1,R2およびR3は炭素数1〜20の炭化水素ある
いは窒素、酸素あるいは硫黄等の複素原子を含む炭素数
1〜20の炭化水素基であり、R1,R2およびR 3はた
がいに連結していてもよく、R4は水素原子、炭素数1
〜20の炭化水素基あるいは水酸基を含む炭素数1〜2
0の炭化水素基であり、Xは水酸基を含む炭素数1〜2
0の炭化水素基を有するカルボキシレートあるいはフェ
ノレートである。) - 【請求項6】 請求項1または2項に記載のイソシアネ
ートプレポリマー一般式(1)と、活性水素を有する熱
解離性ブロック剤とを反応せしめる事によって得られる
下記の 【化3】 [式中、Rはヘキサメチレン基またはトルエンジイソシ
アネートからイソシアネート基を除去した基であり、n
はイソシアネートプレポリマーの核体数を表わし、n=
1の1核体を少なくとも60%以上含有し、nの統計的
平均値が1.0〜2.0の範囲にある。Aは活性水素を
有する熱解離性ブロック剤より水素原子を除去する事に
より得られる基を表す。]で表される平均分子量が60
0〜2000のブロックイソシアネート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03196392A JP3298132B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | イソシアヌレート環含有ポリイソシアネート、その製造方法及びイソシアヌレート環含有ブロックポリイソシアネート |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP03196392A JP3298132B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | イソシアヌレート環含有ポリイソシアネート、その製造方法及びイソシアヌレート環含有ブロックポリイソシアネート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230162A true JPH05230162A (ja) | 1993-09-07 |
JP3298132B2 JP3298132B2 (ja) | 2002-07-02 |
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ID=12345611
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JP03196392A Expired - Lifetime JP3298132B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | イソシアヌレート環含有ポリイソシアネート、その製造方法及びイソシアヌレート環含有ブロックポリイソシアネート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3298132B2 (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2016125059A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 日本合成化学工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 |
JP2016125058A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 日本合成化学工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 |
JP2020500232A (ja) * | 2016-10-26 | 2020-01-09 | コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag | イソシアヌレート基を有するtdi系低粘度ポリイソシアネート |
GB2624517A (en) * | 2022-09-22 | 2024-05-22 | Vuba Building Products Ltd | Resin bonded/bound surfacing |
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1992
- 1992-02-19 JP JP03196392A patent/JP3298132B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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