JPH0522994U - 配管用防振偏位継手 - Google Patents

配管用防振偏位継手

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JPH0522994U
JPH0522994U JP7268791U JP7268791U JPH0522994U JP H0522994 U JPH0522994 U JP H0522994U JP 7268791 U JP7268791 U JP 7268791U JP 7268791 U JP7268791 U JP 7268791U JP H0522994 U JPH0522994 U JP H0522994U
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JP
Japan
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metal fitting
hollow body
elastic hollow
cylindrical
flange
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JP7268791U
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English (en)
Inventor
志津雄 横堀
信吉 石坂
健一 大橋
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面が楔形固定部を生起する連結手段によっ
て、構造を簡易化し、高度の気密性と短い寸法で大きな
防振性と偏位性が得られ、広範囲な用途に使用されうる
低コストの継手を目指すものである。 【構成】 直円筒状の弾性中空体の端部に、鍔付き円筒
金具と、傾斜部を有する固定フランジ金具を配置し、円
筒金具を傾斜状に拡大する変形手段によって楔形固定部
を形成して滑らかな山形状の弾性中空体に改変したこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、構造が極めて簡易で且つ迅速に確実な設定が得られ、適切な偏位並 びに防振の目的が達成される配管用防振偏位継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、配管用防振偏位継手系統は、防振、偏位を行う弾性部材と相手方配管材 との接続を行うジョイント部材を両端に保持する主として3点の部材から構成さ れ、弾性部材は補強繊維又は補強線材を内蔵するゴム系・プラスチック系等から なり、その端部のジョイント部材のフランジが嵌合形態(図6、図7参照)、あ るいは接合形態(図8参照)に構成されることによって各部材が離反しないよう に設定されている。
【0003】 その代表的な構造例は、図6、7、8に開示されている。この各図は、円形の 中空状の弾性部材の補強形態を各層別に展示した部分断面展開図である。図6の 11は嵌合形フランジ、12はビード、13は中空状の弾性部材EC側の弾性側 嵌合部、14は内面ゴム(合成ゴム系)で、弾性側嵌合部13の外側に折り曲げ られパッキング材を兼ねるように形成され、15、16は、合成繊維コードの繊 維補強層、17は外被ゴムで、これ等の構成からなり、弾性側嵌合部13は、ビ ード12を合成繊維コードの補強層15、16の2層の端部で旋回折り返しによ って固定して形成され、嵌合形フランジの内側は、この弾性側嵌合部13に嵌合 するように嵌合部11aが形成されている。なお、中空状の弾性部材ECは湾曲 状に成形されて構成されるものである。
【0004】 図7は、図6と同様の、嵌合形フランジ11および弾性側嵌合部13、並びに 内面ゴム14、繊維補強層15、16および外被ゴム17の構成からなり、図6 と異なる点は、繊維補強層15、16上に中間ゴムシート19を設け、中空状の 弾性部材ECの中央部に鋼線からなる剛性中央保持部材18を埋設して外被ゴム 17を被覆したベローズ形構成であり、嵌合形フランジ11の嵌合形態は全く同 様の構成である。
【0005】 図8はフランジが接合形態の例を示したもので、20は接合形フランジで、そ の内側は、接合形部20aが形成され、この接合形部20aに接合する弾性側接 合部22は、金属リング21をスチールコード又は繊維コード23、24の2層 の端部で旋回折り返し固定して形成され、接合形フランジの接合形部20aに接 合される。本例の中空状の弾性部材ECの内側ゴム14は、弾性側接合部22及 びフランジの接合形部20aの外側に折り返してパッキング材として形成されて いる。
【0006】 この内側ゴム14上に順次補強材が積層され、スチールコード又は繊維コード 23、24の2層を形成し、中間ゴムシート19を設け、スチールワイヤ25を 螺旋状に埋設し、特に、フランジ付近のピッチを密に強化し、繊維補強層26に て被覆固定し、外被ゴム17にて被覆して構成される。従って、フランジの接合 形部20aは、弾性側接合部22に接合され且つ中間ゴムシート19に埋設され たスチールワイヤ部と繊維補強層26とにて強化固定され、外被ゴム17にて被 覆されて一体的に接合されている。なお、本例は、構造上、中空状の弾性部材E Cは直線状に形成されており、また防振性、偏位性に劣る構成である。
【0007】 以上、代表的構成例に示すとおり、従来例の構成の欠陥は、この継手のフラ ンジを使用箇所に連結する場合、フランジはパッキング材のゴム状体を相手方に 押し付ける力を荷なうものであるが、例示の嵌合形フランジ11構造では、ボル トにある締付力にて適正な均等な締付圧力を得ることができず、過小のとき流体 洩れ、過大なときゴム状体の破損を生起する。同様にフランジの内側の嵌合部 の板厚が薄くなり、大きな締付力を必要とするとき(たとえば、内流体が高圧の とき)フランジ強度が不足する。
【0008】 また、例示の接合形フランジ構造では、接合形フランジ20の接合形部20 aは、接合される本体の弾性部材ECとは、その剛性の大きな違いと、載置埋め 込みによる接合形態のため物性の異なる弾性部材部とフランジ部が離反しない様 に、フランジの内側を埋設固定するため、接合部のゴムにスチールワイヤの様な 剛性体を埋入したり、その剛性体を固定するため織布等の補強を必要とする等、 その他フランジの径を大きな径に拡大したりする必要を生ずる等、すべての構成 が複雑となり多数の構成部材を必要とし、複雑な工程や多くの設備を必要とする こととなり、高価な製品とならざるを得ないものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
配管用防振偏位継手は、短い寸法にて大きな防振性と偏位性が要求される。従 って、従来のフランジ構造では、少なくとも面長が口径の2〜3倍の長さを必要 とするため、狭いポンプ回りには取付け不能となるものである。因って、従来例 の構成の欠点を解決し且つ面長を口径と同程度以下の短いものから口径以上の長 いものまで自由に選択することができる構成とし、短い寸法で大きな防振性と偏 位性を達成しうる、しかも簡易な構成で、迅速に組立てられ且つ高度の密封性が 確実に保持され、低コストで得られる継手の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、一般のゴムホース、又はプラスチックホースと同様 な、ゴム状弾性体を補強材にて補強した直円筒状の弾性中空体の長尺ホース状の 形体を用い、それを使用箇所の条件に対応して、適宜必要長さに切断して使用で きることとし各種の用途に即応しうる構成とするものである。もち論所要の寸法 ごとに生産される直円筒状の弾性中空体も同様に使用可能である。すなわち、従 来例のような複雑な構成を必要とする嵌合フランジ又は接合形フランジ等の形態 とは全く異なる直円筒状の弾性中空体の切断端部をそのまま変形して断面の楔形 固定形態が得られる新規な構想の採用によって従来例における問題点の解決を目 指したものである。
【0011】 その具体的構成は、上記のゴム状弾性体を補強材にて補強した所要長の直円筒 状の弾性中空体の端部の内側には鍔付き円筒金具を配置し、端部の外側面には、 固定フランジ金具の内径部を外方に拡大傾斜した固定フランジ金具を小径側から 挿入配置し、鍔付き円筒金具の円筒金具部を傾斜状に湾曲拡大変形して、固定フ ランジ金具と円筒金具部との間に、弾性中空体の端部の断面形状を楔状に変形し た楔形固定部を構成した配管用防振偏位継手を構成するものである。なお、円筒 金具部の長さは、固定フランジ金具の厚さに対してやや大なる長さ程度のものか ら、直円筒状を山形状に変形する度合いに応じて適宜の長さに形成される。
【0012】 上記のとおり、鍔付き円筒金具の円筒金具部を拡大し外方に変形させることに よって、直円筒状の弾性中空体の端部は、固定フランジ金具と楔形固定部を形成 して強固に固定される。このとき直円筒状の弾性中空体は、内側からその両端が 圧縮拡大され、直円筒状が滑らかな山形状に改形される。なお、配管用防振偏位 継手としての特性を発揮する山形状とするには、その面長が口径と同程度〜2倍 の範囲内で設定することが望ましい。より大なる面長を必要の場合は、直円筒状 の弾性中空体の外側に均等間隔に外側保持リングを配置し、固定フランジ金具間 に滑らかな山形のベローズ的形状を構成して配管用防振偏位継手を構成する。な お、本考案は、極めて簡易な構成のため、小型の場合、必要に応じて面長を口径 の1/2のような極端な構成も可能である。
【0013】
【実施例】
図1は、実施の一例を示すゴム状弾性体を各種の補強材にて補強した円筒状の 弾性中空体の1/2側縦断面図で、1は直円筒状の弾性中空体、2は使用条件に 対応して選択構成される各種の補強部材からなる補強構成体、3は外側ゴム状弾 性体、4は内側ゴム状弾性体であり、本例は長尺の直円筒状の弾性中空体をカッ トしたもので面長120mm、内径100mm、外径118mmである。
【0014】 図2は、固定フランジ金具の1/2側縦断面図で、5は固定フランジ金具、5 aは内径部を外方に拡大傾斜した傾斜部、5bはボルト穴である。この固定フラ ンジ金具5は、スチールフランジでJIS10 kgf/cm2 100Aの板フランジ で、内側テーパー部の小径は119mmφ、大径は123mmφ、板厚は18mmであ り、直円筒状の弾性中空体1の端部の外側面に傾斜部5aの小径側から挿入され る。
【0015】 図3は鍔付き円筒金具の1/2側縦断面図で、6は鍔付き円筒金具、6aは鍔 部、6bは円筒金具部で、内径93mmφ、外径99mmφ、長さ30mmとしたもの であり、直円筒状の弾性中空体1の端部の内側に、円筒金具部6bを挿入、先端 方向に傾斜状に拡大して、固定フランジ金具5の傾斜部5aとの間に、楔形固定 部を形成して固定されるものである。なお、円筒金具部は拡大と強度を勘案して 、色々な厚みの変形形体が考慮される。
【0016】 図4は、直円筒状の弾性中空体1の端部に、鍔付き円筒金具6と固定フランジ 金具5との連結固定手段にて、楔形固定部7の形成により気密に固定され且つ、 直円筒状の弾性中空体1が円筒金具部6bの傾斜状拡大手段にて両端部からの加 締力によって直円筒状を滑らかな山形状の弾性中空体MSに改変された配管用防 振偏位継手の1/2側縦断面図である。
【0017】 図5は、大なる面長を必要とする場合の例を示したもので、直円筒所状の弾性 中空体1の外側に均等間隔に外側保持リング8を配置し、図4と同様に直円筒状 の弾性中空体1の端部に鍔付き円筒金具6及び固定フランジ金具5の設定により 、円筒金具部6bの拡大手段による加締力によって楔形固定部7が形成されると 共に、外側保持リング8の配置により、固定フランジ金具5間に滑らかな山形状 の2個からなるベローズ状弾性中空体BLに改変された配管用防振偏位継手の1 /2側縦断面図である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案の配管用防振偏位継手は、新規な楔形固定形態の 構想により構成されたもので、ホースのような直円筒状の弾性中空体の所要の長 さの切断端部に、そのまま固定フランジ金具と鍔付き円筒金具とを取付けるだけ で、極めて簡易に断面の楔形固定部が形成され、気密に固定され、且つ湾曲の山 形状弾性中空体が形成されるため、従来のような嵌合形フランジ形態や接合形フ ランジ形態の場合のような複雑な多数の構成部材を必要とする複雑な工程や多く の設備を必要とせず、従って、短い簡易な構造となり、迅速に設定することがで き且つ高度の気密性が確保され、短い寸法にて大きな防振性と偏位性継手が得ら れ、さらに、極めて低コストで得られる高度の実用性と広範囲な用途に使用され うる等多くの特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム状弾性体を使用条件に対応して各種の補強
部材からなる構成体にて補強される直円筒状の弾性中空
体を示した説明図である。
【図2】固定フランジ金具の形体を示す説明図。
【図3】鍔付き円筒金具の形体を示す説明図。
【図4】本考案の配管用防振偏位継手の構成を示す説明
図。
【図5】本考案の2個の山形状のベローズ状弾性中空体
を形成した配管用防振偏位継手の構成を示す説明図であ
る。
【図6】従来例の山形状に成形された嵌合形フランジ形
態の構成を示す説明図。
【図7】図6と同様の嵌合形フランジ形態で、中央部に
剛性中央保持部材を埋設して、2個の山形状のベローズ
状に成形した嵌合形フランジ形態の構成を示す説明図。
【図8】従来例の接合形フランジ形態の例を示したもの
で、フランジの内側を埋設固定する形態のため、直線状
に中空状の弾性部材が形成された構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…直円筒状の弾性中空体 2…補強構成体 3、
4…ゴム状弾性体 5…固定フランジ金具 5a…傾斜部 6…鍔付き円筒金具 6a…鍔部 6b
…円筒金具部 7…楔形固定部 8…外側保持リング MS…滑らかな山形状の弾性中空体 BL…ベルローズ状の弾性中空体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大橋 健一 兵庫県加古郡稲美町六分一字蕩ケ谷1183番 地 東洋ゴム工業株式会社兵庫事業所明石 工業内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性体を補強材にて補強した、直
    円筒状の弾性中空体を、使用箇所の用途に対応した所要
    の長さとし、その端部の内側には鍔付き円筒金具を配置
    し、端部の外側面には、固定フランジ金具の内径部を外
    方に拡大傾斜した固定フランジ金具を配置し、弾性中空
    体の内側の鍔付き円筒金具の円筒金具部を傾斜状に拡大
    変形する手段によって、固定フランジ金具と円筒金具部
    との間に、直円筒状の弾性中空体の端部の断面を楔形固
    定部に形成して、直円筒状を滑らかな山形状の弾性中空
    体に改変した配管用防振偏位継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配管用防振偏位継手にお
    いて、固定フランジ金具間の弾性中空体の外側に、およ
    そ均等間隔に、1個の外側保持リングを配置し、固定フ
    ランジ金具と外側保持リングとの間に滑らかな山形のベ
    ローズ状の弾性中空体を構成した配管用防振偏位継手。
JP7268791U 1991-09-10 1991-09-10 配管用防振偏位継手 Withdrawn JPH0522994U (ja)

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